JP5523020B2 - 油分離器 - Google Patents

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Description

本発明は,気体中に含まれる油分の分離及び除去に使用する油分離器に関し,油分を含む気体,例えば油冷式圧縮機のレシーバタンクで冷却油が一次分離された後の圧縮気体を通過させることにより,この気体中に含まれる油分を分離して除去することができる油分離器に関する。
気体中に含まれる油分の分離及び除去が必要となる場合の一例として,油冷式圧縮機の圧縮機本体で発生した圧縮気体中からの油分の分離及び除去を挙げることができる。
すなわち油冷式圧縮機では,作用空間の密封と冷却を目的として圧縮機本体の作用空間内に冷却油を導入することが行われているために,油冷式圧縮機に設けられた圧縮機本体は,冷却油との気液混合流体の状態で圧縮気体を吐出するものとなっている。
そのため,このような油冷式圧縮機では圧縮機本体が吐出した圧縮気体をそのまま空気作業機等に連通された消費側に供給することができず,消費側に供給する前に圧縮気体と冷却油とを分離すると共に除去し,油分が除去された清浄な圧縮気体を消費側に供給することができるように構成されている。
このような冷却油の分離と除去を行うために,一般に油冷式圧縮機70には図6に示すように圧縮機本体72の吐出口と消費側との間にレシーバタンク74と油分離器100とが設けられており,エンジンやモータ等の駆動源73により駆動された圧縮機本体72より気液混合流体の状態で吐出された圧縮気体をレシーバタンク74内に導入して冷却油の一次分離を行うと共に,レシーバタンク74内で冷却油の一次分離が終了した圧縮気体を,更に油分離器100内を通過させて,この油分離器100中において圧縮気体中にミストの状態で混入する冷却油を更に分離すると共に除去することが行われている。
なお,レシーバタンク74で回収された冷却油は,レシーバタンク74内の圧力を利用してオイルクーラ79に導入して冷却した後,圧縮機本体72の給油口72aに導入し,再度作用空間の冷却,密封に使用すると共に,油分離器100で分離,回収された冷却油は,油分離器100内の圧力(圧縮機本体72の吐出側圧力)を利用して例えば分離油回収配管75,油回収口72bを介して圧縮機本体72の作用空間に回収している。
ここで,前述した油冷式圧縮機70に設けられる油分離器100は,一例として図7に示すように構成されている。
この油分離器100は,レシーバタンク74に取り付けられる基台110と,上端を塞がれた筒状のカバー120,上端を上蓋132で塞がれた円筒状の濾材であるフィルタエレメント130,及び管材である導出管140,前記カバー120を基台110に固定するカバー押さえ160を備えており,前記基台110上にカバー120の下端を取り付けることで,カバー120内に冷却油の分離を行うための空間である油分離室121を形成すると共に,このようにして形成した油分離室121内にフィルタエレメント130を収容し,更にこのフィルタエレメント130内において,このフィルタエレメント130の下端側から挿入された導出管140の上端を開口させている。
前述の基台110には,レシーバタンク74内の圧縮気体を前記油分離室121内に導入する導入路112,油分離室121内で油分が分離,除去された後の圧縮気体を消費側に導出する導出路113,及び,油分離室121内で分離された冷却油を油分離器100外に排出するための油排出路114をそれぞれ設けており,このうちの前記導入路112を前記油分離室121の下端側よりカバー120とフィルタエレメント130間の空間に連通すると共に,前記導出路113を前記導出管140の下端に連通し,更に,前記油排出路114を前記フィルタエレメント130の下端側に位置してフィルタエレメント130内で開口させた油排出口116に連通している(特許文献1〜3参照)。
以上のように構成した油分離器100では,レシーバタンク74内の圧縮気体を導入路112を介して油分離室121内のカバー120とフィルタエレメント130間の間隔に導入すると,この圧縮気体はフィルタエレメント130を通過してフィルタエレメント130の内周側に導入され,更に導出管140の上端開口を介して導出管140内に導入され,この導出管140の下端と連通する導出路113を介して消費側に供給される。
導出管140内に導入される圧縮気体は,フィルタエレメント130を通過する際に圧縮気体中にミストの状態で含まれる冷却油が分離されると共に除去されることから,消費側に対しては油分の除去された清浄な圧縮気体を供給することができるものとなっている。
一方,フィルタエレメント130を通過する際に圧縮気体より分離,除去された冷却油は,フィルタエレメント130の内周と導出管140の外周間の空間に溜まり,この空間内で開口する油排出口116,前記油排出口116に連通した油排出路114を介して油分離器100外に排出され,一例として図6を参照して説明したように圧縮機本体72の油回収口72bを介して作用空間内に回収される。
特開平5−317630号公報 実開平5−047450号公報 特表平7−500167号公報
以上のように構成された従来の油分離器100の構成において,導出管140は,フィルタエレメント130によって分離された冷却油を圧縮気体と共に吸い込むことがないよう,フィルタエレメント130の内周と導出管140の外周間に溜まる冷却油の油面となり得る位置に対して充分に高い位置でその上端を開口させている。
しかし,カバー120とフィルタエレメント130間の間隔に導入されたレシーバタンク74からの圧縮気体は,前述のようにフィルタエレメント130を通過して導出管140の上端より油分離室121外に導出されることから,フィルタエレメント130を通過する圧縮気体の圧力によってフィルタエレメント130に付着している冷却油の一部が吹き飛ばされる等して導出管140の外周表面には油滴が付着する。
一方,前記油分離室121の下端側からカバー120とフィルタエレメント130間に導入された圧縮気体は,油分離室121内を導出管140の上端に向かって図7中に矢印で示すように上向きの流れを生じることから,前述のように導出管140の外周表面に冷却油が付着すると,この冷却油は,この圧縮気体の流れによって押し上げられることで,導出管140の表面を伝って上方に移動する。
そのため,このようにして押し上げられた冷却油が導出管140の上端にまで至ると,導出管140内に流れ込む圧縮気体と共に導出管140内に引き込まれ,その結果,このようにして導出管140内に引き込まれた冷却油が圧縮気体と共に消費側に供給されてしまうという不都合が生じるものとなっている。
しかし,従来の油分離器100にあっては,このように導出管140の外周表面を伝って消費側に供給される冷却油については考慮が払われておらず,このような冷却油の混入を防止する構成を備えていない。
その一方で,消費側に供給される圧縮気体に対する前述のような冷却油の混入を防止することができれば,油分離器100の油分離性能を向上させて,消費側に供給される圧縮気体中に含まれる油分をより一層減少させることが可能である。
そこで本発明は,上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであり,比較的簡単な構成により,導出管の表面に付着した冷却油が消費側に供給される圧縮気体中に混入することを防止することで,油分離器の油分離性能のより一層の向上を図り,油分の混入が少ない清浄な気体を提供できるようにすることを目的とする。
以下に,課題を解決するための手段を,発明を実施するための形態で使用する符号と共に記載する。この符号は,特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態の記載との対応を明らかにするためのものであり,言うまでもなく,本願発明の技術的範囲の解釈に制限的に用いられるものではない。
上記目的を達成するために,本発明の油分離器1は,油分を含む気体を処理対象とし,該気体中から油分を分離し,除去するための油分離器1において,
処理対象とする気体を導入する導入路12と,油分の除去が終了した気体を導出する導出路13,並びに分離された油を排出する油排出路14がそれぞれ形成された基台10を設け,
前記基台10上に,上端が塞がれた筒状のカバー20を取り付けて,該カバー20内部に油分離室21を形成し,該油分離室21内に,環状のフィルタエレメント30と,該フィルタエレメント30内に,上端を開口する導出管40を配置すると共に,
前記カバー20と前記フィルタエレメント30間における前記油分離室21に前記導入路12を連通し,前記導出管40の下端に前記導出路13を連通すると共に,前記フィルタエレメント30の下端側において前記フィルタエレメント30内の空間で開口する排油口16に前記油排出路14を連通し,
更に,前記導出管40の外周であって,前記フィルタエレメント30通過後の前記空間内で,前記排油口16の形成位置の上方,すなわち,排油口16に対して高所に位置する部分に,該導出管40の軸線方向の断面において外周の小径部42及びこの小径部42に比して相対的に大径の大径部43から成り,前記導出管の外周に付着した油分が該導出管の表面を伝って上昇することを阻む段部41(41a,45)を,前記導出管の外周に溝45を形成することにより設け,例えば,該導出管40の周方向に例えば環状乃至はスパイラル状に設けたことを特徴とする(請求項1)。
上記構成の油分離器1において,前記段部41は,前記溝45により,前記導出管40の外周側にオーバーハング状にり出した形状(41a)とすることが好ましい(請求項2)。
なお,前記段部41は,前記導出管40の上端近傍に設けることが好ましい(請求項3)。
更に,前記段部41を,前記導出管40の高さ方向に複数箇所設けるものとしても良い(請求項4)。
以上説明した構成により,本発明の油分離器1にあっては,以下の顕著な効果を得ることができた。
排油口16の形成位置に比較して高所に位置する前記導出管40の外周に前述の段部41を形成したことにより,導出管40の外周に付着した冷却油が,油分離室21内を流れる気体流によって押し上げられて導出管40の表面を伝って上昇した場合であっても,この冷却油の上昇を段部41(41a,41b)によって停止させることができた。
その結果,導出管40の上端開口を介して導出管40内に冷却油が浸入することを好適に防止することができ,導出管40に段部41を形成するという比較的簡単な構成によって油分離器1の油分離性能を向上させることができた。
前記段部41を,導出管40の外周側にオーバーハング状に迫り出した形成の段部41aとした場合には,下方から上方に昇る冷却油はこの段部41aを乗り越えることができず,導出管40の外周を伝った冷却油の上昇をより確実に防止することができた。
前記段部41(41a及び41b)を,導出管40の外周に溝45を形成することにより設けた構成にあっては,例えば既知の油分離器に設けられた導出管に溝を形成するための1工程を追加するだけで,本発明の油分離器1を容易に製造することがでた。
また,このように溝45によって前記段部41(41a,41b)を形成する場合には,溝幅を適当な間隔に調整することで,比較的浅い溝45を形成した場合であっても,溝45内に入り込んだ冷却油を溝45内に留めることができ,溝45越えて更に上方に冷却油が移動することを確実に防止することができた。
さらに,前記段部41(41a,41b)をフランジ46によって形成する場合には,段部41(41a,41b)における段差δ(図2中の拡大図参照)を比較的大きなものとすることができ,段部41に至った冷却油をより上昇し難いものとすることができた。
なお,前述の段部41(41a,41b)を導出管40の比較的低い位置に設けた場合,この段部41(41a,41b)の形成位置に対し上方で導出管40の外周に冷却油の付着が生じた場合には,段部41(41a,41b)はこの位置に付着した冷却油の上昇を規制し得ないものとなるが,前述した段部41(41a,41b)を導出管40の上端近傍に設ける場合や,前記段部41(41a,41b)を導出管40の高さ方向に複数箇所設ける場合には,このような冷却油の浸入についても防止することができ,油分離器の油分離性能を更に高いものとすることができた。
本発明の油分離器の断面図。 図1における導出管部分の拡大図。 本発明の油分離器の変形例を示す断面図。 本発明の油分離器の別の変形例を示す断面図。 段部の形成例を示す斜視図であり,(A),(B)は溝,(C),(D)はフランジ,(E),(F)は外径差によりそれぞれ段部を形成した例を示す。 油冷式圧縮機の全体構成を示す説明図(本願及び従来技術に共通)。 従来の油分離器の断面図。
以下に,添付図面を参照しながら本発明の油分離器1について説明する。なお,以下の説明では本発明の油分離器1を,油冷式圧縮機のレシーバタンク74で冷却油が一次分離された後の圧縮気体を処理対象とする場合を例に挙げて説明するが,本発明の油分離器はこの例に限定されず,気体中より油分の除去が必要となる各種の場面において使用することができる。
図1中の符号1は,本願の油分離器であり,この油分離器1は,基台10と,この基台10に取り付けられるカバー20,フィルタエレメント30,及び導出管40を備えている。
前述の基台10には,処理対象である油分を含んだ気体を導入するための導入路12と,この導入路12を介して後述の油分離室21内に導入されて油分が除去された後の気体を導出するための導出路13と,油分離室21内において分離された冷却油を排出するための油排出路14が設けられており,油冷式圧縮機70のレシーバタンク74で冷却油が一次分離された後の圧縮気体を処理対象とする本実施形態にあっては,レシーバタンク74の上端に設けた放気口74aに前記基台10を取り付けることにより前述の導入路12がレシーバタンク74内の空間と連通するよう構成されていると共に,前述の導出路13を逆止弁兼圧力調整弁50を介して圧縮気体の消費側に連通すると共に,油排出路14を前記油分離室21に対して低圧となる位置,例えば圧縮機本体72の油回収口72b(図6参照)に連通した状態で使用される。
なお,図示の実施形態にあっては,前述の基台10を一例としてレシーバタンク74上に取り付けた構成を示しているが,本発明の油分離器1は必ずしも図示の実施形態に示すように,レシーバタンク74に取り付ける構成に限定されず,レシーバタンク74とは別個にこれを設けるものとしても良い。
また,油冷式圧縮機以外の装置等に対して組み込んで使用する場合には,各用途,設置状態等に応じて,処理対象とする気体の導入方法,基台10の形状等については種々の変更が可能である。
前述の基台10の上部には,上端が閉塞された円筒状のカバー20を取り付けて,該カバー20内に前述した油分離室21を形成する。
図示の実施形態にあっては,後述のフィルタエレメント30をこのカバー20と共に交換可能に構成した,所謂,カバー一体型のフィルタエレメントとした構成であり,基台10に対するカバー20とフィルタエレメント30の着脱を,1回の作業で同時に行えるようにしている。
このようなカバー一体型の構成とするために,図示の実施形態にあっては,円筒状の濾材であるエレメント本体31の上下端をそれぞれ上部端板32と下部端板33によって被蓋して形成されたフィルタエレメント30とし,このフィルタエレメント30の下部端板33を,カバー20の下端を塞ぐ底板22に固定しておき,この底板22でカバー20の下端部を塞ぐことにより,カバー20内にフィルタエレメント30を固定すると共に収容している。
そして,カバー20の底部を覆う底板22の中央に形成した取付孔22a内に,基台10に設けた突出部15を挿入・螺合等させると,カバー20と共にフィルタエレメント30を取り付けを行うことができると共に,取付孔22aの周囲に形成された圧縮気体導入孔22bが基台10に設けた導入路12とカバー20内に形成された油分離室21とを連通し,また,突出部15に取り付けた後述の導出管40が,フィルタエレメント30内に挿入されるように構成されている。
なお,図示の実施形態では,フィルタエレメント30の交換を,カバー20と共に行う,前述のカバー一体型のフィルタエレメントを備えた油分離器1を例として説明したが,本発明の構成が適用される油分離器1は,このようなカバー一体型のフィルタエレメントを備えた油分離器1に限定されず,例えば図3に示すように,カバー20とフィルタエレメント30とをそれぞれ独立して基台10に取り付けるように構成したカバー・フィルタエレメント分離型の油分離器1に対して適用しても良い。
この図3に示す構成では,基台10に固定されているカバー20を外すと,フィルタエレメント30が露出してフィルタエレメント30の交換を行うことができるようになっており,カバー20の底部には,フィルタエレメント30の下部端板33を固定するための底板22が設けられていない一方,基台10の突出部15には,フィルタエレメント30の下端部を取付可能な構造を設けている。
図1に示すように,基台10に設けた前述の突出部15は,中央に開口15aが形成された円筒状に形成されており,この突出部15の中央に形成された開口15a内に,上端を油分離室21の前記フィルタエレメント30内で開口する導出管40の下端が挿入されている。
この基台10の突出部15の中央に形成された開口15a内には,図1中の拡大図に示すように上端から所定の深さ迄が大径に形成された大径部dと,この大径部dの下方であって,前記大径部dに対して小径に形成された小径部sが設けられており,この開口15a内に挿入された導出管40の下端部を前記小径部sに嵌合させると,導出管40の下端が導出路13に連通するようになっている(符号d, sの引出線は,作図の都合上,導出管40の内側に描出している)。
また,導出管40の外周と,前記開口15aの大径部d内周間には,所定間隔の隙間が形成され,この隙間によって,分離された冷却油を排出するための排油口16が形成されていると共に,大径部dの側壁において開口する油排出路14とこの排油口16とが連通して,フィルタエレメント30によって分離された冷却油を油分離室21外に排出することができるように構成されている。
前述のフィルタエレメント30は,前述したように円筒状に形成されたエレメント本体31と,このエレメント本体31の上端部を被蓋する上部端板32と,下端部を被蓋する下部端板33によって構成されている。
このうちのエレメント本体31は濾材であり,圧縮気体を通過させる際に,気体中に含まれる油分を捕集することができるように構成されている。
前述のようにエレメント本体31の上下端部は端板32,33によって塞がれていることから,カバー20とフィルタエレメント30間の間隔を介して油分離室21内に導入された圧縮気体は,エレメント本体31の肉厚内を通過しなければ導出管40の上端開口に到達できないようになっており,このエレメント本体31を通過する際に圧縮気体中に含まれる油分が除去できるようになっている。
前述のエレメント本体31の下部を被蓋する下部端板33は,図1に示すようにその外周縁部分に上方に立ち上がった縁壁33aを備えており,この縁壁33aの内周側に分離された冷却油が溜まる油溜まりが形成され,冷却油が下部端板33の内周側に設けた縁壁33bを越えて溜まると,冷却油は前述の排油口16を介して排出されるようになっている。
前述の排油口16の開口位置(図示の例では,突出部15の上端位置)に対して高所に位置する前記導出管40の外周部分には小径部42及びこれに対して相対的に大径の大径部43から成る段部41を設けている。
図示の実施形態にあっては,導出管40の長さ方向(高さ方向)の略中央位置に対して上側を,前記中央位置に対する小径の下側に対して相対的に大径に形成して,導出管40の外周に段差を持たせた部分47を形成することで,この大径部43と小径部42との境界部分にオーバーハング状に張り出した段部41aを形成すると共に,導出管40の上端近傍に溝45(環状溝でなる小径部42)を形成することで,この溝の幅方向(紙面上下方向)の両端に,オーバーハング状に張り出した段部41aと,テラス状に張り出した段部41bを同時に形成している(図2中の拡大図参照)。
なお,ここでオーバーハング状の段部(大径部)41aとは,導出管40の軸線を垂線とした場合における垂直を越える傾斜によって形成された段部であり,テラス状の段部とは,導出管40の軸線を垂線とした場合における垂直未満の傾斜によって形成された段部である。
この段部41は,各種の形状に形成することができ,前述のように溝45の形成〔図1,図5(A),(B)〕や,導出管40の段差部47を形成〔図1,図5(E),(F)参照〕することにより段部41a,41bを形成する場合に限定されず,例えば図5(C),図5(D)に示すように,導出管40の外周にフランジ46(大径部43)を形成することにより段部41a,41bを形成するものとしても良く,更には,段部41(段部を形成するための溝45やフランジ46,段差部47の形成を含む)を導出管40の高さ方向の複数箇所に設けるものとしても良く,この場合,溝45の形成,フランジ46の形成,及び段差部47を形成する構成を適宜任意に組み合わせるものとしても良い。
なお,本願における段部には,図5(D),(E)のように,オーバーハング状に張り出した段部41aを単独で形成する場合や,図5(A)〜(C)のように,溝45乃至はフランジ46の形成により,オーバーハング状に張り出した段部41aとテラス状に張り出した段部41bを組み合わせて設ける場合の他,図5(F)に示すように,テラス状に張り出した段差部47から成る段部41bのみを形成する場合も含む。
なお,図5(A)〜(C)に示す段部41(41a,41b)の構成は,導出管40の上端部のみならず,高さ方向における中間位置等に設けるものとしても良く,また,図5(E),(F)の構成を,導出管40の上端近傍に設けるものとしても良い。
また,図1に示す実施形態にあっては,一本の導出管40に対し,複数箇所に段部を設けているが,この構成に限定されず,段部は,例えば図4に示すように,導出管40の高さ方向における中間位置に1箇所のみ設けるものとしても良い。
もっとも,導出管40に単一の段部41を設ける場合,この段部41は,導出管40の上端近傍に設けることが好ましい。また,前述したように複数の段部41を設ける場合には,そのうちの少なくとも1つを,導出管40の上端近傍に設けることが好ましい。
例えば,図4に示すように,導出管40の長さ方向における中央位置にのみ段差部47を設けて段部41(41a)を形成した場合,この部分47よりも高い位置において導出管40の外周に冷却油が付着すると,この冷却油は段差部47に生じた段部41aによりその上昇が規制されることなく導出管40の外周を伝って上昇し得ることとなり,導出管40に対する油滴の浸入を完全には防止できない場合が生じる。
しかし,前述のように,導出管40の上端近傍に段部41を形成することにより,導出管40の外周に付着した冷却油の上昇を,この段部によって阻むことができ,導出管40に対する油滴の浸入をより確実に防止することができる。
前述の段部41a,41bを形成するために,導出管40の外周に溝(小径部42)45を形成する場合には,図1,2や図5(A)に示すように1本の環状溝45を形成する場合の他,図5(B)に示すように,環状溝45を所定の間隔で複数本平行に設けるものとしても良く,更には図示は省略するが,溝45を導出管40の外周にスパイラル状に形成するものとしても良い。
なお,スパイラル状の溝を形成する場合には,溝の上端が,導出管の上端縁よりも低い位置で終了するように形成し,螺旋状の溝を伝って冷却油が上昇して導出管40内に浸入することを防止する。
更に,前述したように,段部41a,41bは,図5(C),(D)に示すように,導出管40の外周にフランジ46を形成することにより設けても良い。なお,図示の例では,このフランジ46は円形の外周縁を持つ形状に形成しているが,フランジ46の形状は図示の例に限定されず,例えばフランジの外縁が矩形,その他の多角形,幾何学形状等に形成されていても良い。また,前述した溝と同様に,フランジ46はこれをスパイラル状に形成するものとしても良い。
なお,フランジ46を設けることにより段部41を形成する場合,前述したように,フィルタエレメント30をカバー20と共に交換する,カバー一体型のフィルタエレメント30とした図1に示す実施形態の構成にあっては,フィルタエレメント30の交換時,フランジ46が底板22の取付孔22aと干渉して交換作業の際に邪魔になり得る点を考慮すれば,カバー一体型のフィルタエレメント30の構成を採用する場合には,溝45の形成によって前述の段部41a,41bを形成することが好ましい。
もっとも,図3に示したようなカバー,フィルタ分離型の構成にあっては,導出管40にフランジを設けた場合であっても,上記問題は発生しない。
ここで,導出管40の外周に付着し,導出管40の外周上を上昇して段部41a,41bに至った冷却油は,段部41aがオーバーハング状に張り出したものである場合にはこの段部41aに衝突することにより圧縮気体流を受けても上昇できず,また,段部41bがテラス状に張り出したものである場合には,この段部41b上に乗り上げた冷却油は圧縮気体流を受け難くなる等して更なる上昇を行わなくなる。
そして,順次,段部41a,41bに冷却油が到達して,油分離室21内に生じる圧縮気体流によって押し上げることができない程の大きな油滴に成長すると,段部41(41a,41b)に溜まった冷却油は導出管40の表面を伝って落下して,他の冷却油と共に,油排出口16を介して排出される。
本実施形態では,一例として段部における段差δを1.0mmとした。
なお,冷却油の上昇阻止という観点では,段差δが大きい分には特に制限はなく,段差δが大きくなればなる程,段部がオーバーハング状の段部41aであれば冷却油はこの段部41aを乗り越え難くなり,また,段部がテラス状の段部41bである場合には,この段部41bに乗り上げた冷却油は圧縮気体流の影響を受け難くなり,特に,図5(C),(D)に示すようにフランジ46を設けることによって段部を形成する場合には,段差δを比較的大きなものとすることが可能である。
もっとも,過剰に大きな段差δを形成する場合,導出管40に段部を形成するための加工にコストがかかると共に,例えばフィルタエレメントの交換に際して段部(フランジ部)がフィルタエレメント等と干渉して作業性を悪化させることや,導出管40の上端開口に向かう圧縮気体の流れを阻害するおそれがある。
また,本実施形態にあっては、一例として導出管40の軸線に対して段部41が成す角θ(図2中の拡大図参照)を90°とした。
なお、角部C(図2中の拡大図参照)にアールを形成して丸みを持たせてもよい。なお,溝45を設けることにより段部を形成した本実施形態にあっては、一例として溝幅を3mmとしている。溝幅が大きすぎると,溝45内に捕集された冷却油が,油分離室内を流れる圧縮気体流を受けやすくなる一方,溝幅が小さすぎると,溝内に捕集できる冷却油量が少なく,圧縮気体流に抗して落下させるに充分な大きさに油滴を成長させることができなくなる。また、本実施形態にあっては,一例として溝の上端と導出口の上端までの距離を5mmとした。
なお、段差δ,導出管40の軸線に対して段部41が成す角θ,溝幅,溝の上端と導出口の上端までの距離は、前述の数値に限定されるものではなく、冷却油の粘度や圧縮気体流の速度,導出管40の外周に付着する冷却油の量などにより適宜決定される。
レシーバタンク74からの圧縮気体を処理対象とする本実施形態にあっては,以上のように構成された油分離器1の基台10に設けた導入路12をレシーバタンク74に,導出路13を消費側に連通すると共に,油排出路を例えば圧縮機本体72の給油口72aに連通し,導入路12を介してレシーバタンク74内で冷却油の一次分離が終了した圧縮気体を油分離器1に導入すると,この圧縮気体は導入路12,導入孔22bを介して油分離室21の下端側からカバー20とフィルタエレメント30間に導入される。
油分離室21内に導入された圧縮気体は,フィルタエレメント30の肉厚内を通過して,この通過の際に,フィルタエレメント30に圧縮気体中に含まれる油分が捕集されて除去され,捕集された冷却油は,フィルタエレメント30とを伝って落下して,フィルタエレメント30の下部端板上に溜まる。
導出管40の外周と突出部15内に形成された開口15aの内周間に形成された排油口16は,前述の油排出路14を介して油分離室21内よりも低圧である圧縮機本体72の油回収口72bに連通していることから,冷却油が下部端板33の内周側に形成された縁壁33bを越える位置迄溜まると,冷却油は排油口16,油排出路14を介して圧縮機本体72に導入されて,油分離室21内より排出される。
一方,フィルタエレメント30を通過する際に油分が除去された圧縮気体は,フィルタエレメント30の内で開口された導出管40の上端より導出管40内に導入され,該導出管40の下端に連通した導出路13を介して,消費側に供給される。
このような圧縮気体の流れによって,油分離器1の油分離室21内には,図7を参照して説明した従来の油分離器100の場合と同様,同図中に矢印で示したように導出管40の上端に向かう圧縮気体の流れが生じ,導出管40の外周に冷却油が付着すると,この冷却油は,この圧縮気体の流れによって押し上げられて導出管40の外周を伝って上昇しようとする。
しかし,前述したように,この導出管40の外周には段部41(41a,41b)が設けられていることにより,この段部41(41a,41b)によって冷却油の上昇が阻まれ,導出管40の外周を伝って上昇する冷却油が順次段部41(41a,41b)に捕集されて溜まる。
そして,段部41(41a,41b)に捕集された冷却油が,段部41(41a,41b)に保持し得る量を越えて大きな油滴に成長すると,この冷却油は導出管40の表面を伝って,又は,段部41の外周縁等より直接,油分離室21の底部に落下してフィルタエレメント30の下部端板33上に回収されて,他の冷却油と共に排油口16,油排出路14を介して油分離器1外に排出される。
このように,本発明の油分離器1にあっては,導出管40の外周に段部41(41a,41b)を設けるという比較的簡単な構成によって,導出管40の外周を伝って冷却油が消費側に供給される圧縮気体中に混入することを防止できたことから,油分離器の油分離性能を向上させて,消費側に油分の除去された,より清浄な圧縮気体を供給することができた。
なお,以上で説明した本実施形態にあっては,本発明の油分離器1を,油冷式圧縮機70のレシーバタンク74で冷却油を一次分離した後の圧縮気体を処理対象とする場合について説明したが,本発明の油分離器1の用途はこれに限定されず,油分を含む気体中より油分を分離して除去するための各種の流路系に設けることができる。
1 油分離器
10 基台
12 導入路
13 導出路
14 油排出路
15 突出部
15a 開口
d 大径部(開口15aの)
s 小径部(開口15aの)
16 排油口
20 カバー
21 油分離室
22 底板
22a 取付孔
22b 圧縮気体導入孔
30 フィルタエレメント
31 エレメント本体
32 上部端板
33 下部端板
33a 縁壁(外周側)
33b 縁壁(内周側)
40 導出管
41 段部
41a 段部(導出管40の大径部43:オーバーハング状)
41b 段部(導出管40の小径部42:テラス状)
42 小径部
43 大径部
45 溝(導出管40の小径部42)
46 フランジ(導出管40の大径部43)
47 (導出管40の小径部42及び大径部43から成る)段差部
50 逆止弁兼圧力調整弁
70 油冷式圧縮機
72 圧縮機本体
72a 給油口
72b 油回収口
73 駆動源(モータ)
74 レシーバタンク
74a 放気口
75 分離油回収配管
79 オイルクーラ
δ 段部の段差
C 角部
θ 導出管の軸線と段部が成す角
100 油分離器
110 基台
112 導入路
113 導出路
114 油排出路
116 油排出口
120 カバー
121 油分離室
130 フィルタエレメント
132 上蓋
140 導出管
160 カバー押さえ

Claims (4)

  1. 油分を含む気体を処理対象とし,該気体中から油分を分離し,除去するための油分離器において,
    処理対象とする気体を導入する導入路と,油分の除去が終了した気体を導出する導出路,並びに分離された油を排出する油排出路がそれぞれ形成された基台を設け,
    前記基台上に上端が塞がれた筒状のカバーを取り付けて,該カバー内部に油分離室を形成し,該油分離室内に環状のフィルタエレメントと,前記フィルタエレメント内で上端を開口する導出管を配置すると共に,
    前記カバーと前記フィルタエレメント間における前記油分離室に前記導入路を連通し,前記導出管の下端に前記導出路を連通すると共に,前記フィルタエレメントの下端側において前記フィルタエレメント内の空間で開口する排油口に前記油排出路を連通し,
    更に,前記導出管の外周であって,前記排油口の形成位置の上方に,該導出管の外周に形成した小径部及びこの小径部に比して相対的に大径の大径部から成り,前記導出管の外周に付着した油分が該導出管の表面を伝って上昇することを阻む段部を設け
    前記段部を,前記導出管の外周に溝を形成することにより設けたことを特徴とする油分離器。
  2. 前記段部が,前記溝により,前記導出管の外周側にオーバーハング状にり出した形状であることを特徴とする請求項1記載の油分離器。
  3. 前記段部を,前記導出管の上端近傍に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の油分離器。
  4. 前記段部を,前記導出管の高さ方向に複数箇所設けたことを特徴とする請求項1〜いずれか1項記載の油分離器。
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