JPH0227285Y2 - - Google Patents

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JPH0227285Y2
JPH0227285Y2 JP1983037485U JP3748583U JPH0227285Y2 JP H0227285 Y2 JPH0227285 Y2 JP H0227285Y2 JP 1983037485 U JP1983037485 U JP 1983037485U JP 3748583 U JP3748583 U JP 3748583U JP H0227285 Y2 JPH0227285 Y2 JP H0227285Y2
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chamber
separation
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moisture
deck plate
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JP1983037485U
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JPS59144308U (ja
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  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、気水混合気体から湿分を分離して再
加熱する横置円筒型の湿分分離再熱器に関するも
のである。
従来の前記横置円筒型の湿分分離再熱器は、第
1図に示すように横置円筒1内に水平仕切板2を
設けて、水平仕切板2上を気水混合気体の流入室
aとし、水平仕切板2の両側に設けた開口2a,
2aの下側に分離室b,bを設けるとともに、横
置円筒1内の上半部に縦設された筒体3内に多数
の蒸気配管4aを配置して熱交換機構4を設け、
該熱交換機構4の下部を熱交換機構への連通室c
に形成し、さらに、前記分離室b,bとそれに隣
接した前記連通室cとの間に湿分分離機構5,5
を配設した構造になつており、気水混合気体は、
流入室aから流れイとなつて分離室b,bに流入
し、直角に曲つて湿分分離機構5,5を流通する
流れロになるとともに、さらに、連通室c内にお
いて上昇流ハになつて熱交換機構4中を流通して
再加熱されるとともに、湿分分離機構5,5によ
つて分離された湿分は、底板6に設けた開口6a
を通してドレーン流ニとなつて横置円筒1の下部
に流入し、前記底板6,6と連通室cの下部に設
けたデツキプレート7の下側に画成されたドレン
溜室dに溜り、また開口7aから連通室c内の分
離水も流入し、ドレン溜室d内の分離水は下部の
ドレン口1a、排出管から排出される構造になつ
ている。
しかし、従来の前記湿分分離再熱器において
は、第2図に示すように、分離室b内の気体の一
部が分離水とともに開口6aからドレン溜室d内
に流入する流れロ′を生じ、該流れロ′はドレン溜
室d内に溜つている分離水の水面に接触してそれ
を混入し、開口7aから連通室c内へ流入する流
れハ′になつて、分離水を再混入するキヤリオー
バー現象を生じ、湿分分離性能低下の一因とな
る。
本案は、従来の湿分分離再熱器における前記の
ような欠点を解消する考案に係り、横置円筒内に
分離室を設け、前記分離室に隣接した熱交換帰構
への連通室を設けて、前記分離室における前記連
通室側に湿分分離機構を配設するとともに、前記
連通室の下側にデツキプレートを介して前記の分
離室と連通室に共通のドレン溜室を設けた湿分分
離再熱器において、前記デツキプレートに中央に
向つた下り傾斜勾配を設けるとともに、前記デツ
キプレートの中央に設けた開口にドレン溜室内の
分離水による圧力損失相当分の水頭が形成される
水封機能を有したドレン管を垂設した点に特徴を
有するものであつて、デツキプレートに設けた下
り傾斜勾配によつて連通室内の分離水の排出性を
高め、かつデツキプレートの開口に垂設したドレ
ン管内に湿分分離機構における圧力損失相当の水
頭を形成することにより分離室からのバイパス流
を防止して、キヤリオーバー現象を防止して湿分
分離性能を高めた湿分分離再熱器を供する点にあ
る。
本案は、前記した構成になつており、デツキプ
レートに中央に向つた下り傾斜勾配を設けている
ので、連通室内における分離水の排出性が高めら
れるとともに、デツキプレートの開口に垂設され
たドレン管内にはドレン溜室内の分離水による水
頭が形成されウオーターシール機構となり、分離
室からドレン溜室を介し連通室へ流れるバイパス
流を阻止でき、キヤリオーバー現象が防止され、
湿分分離性能が著しく向上される。
以下、本案の実施例を図示について説明する。
第3図に本案の第1実施例を示しており、図中
1は横置円筒、1aはドレン口、2は横置円筒1
の中位部分に固設された水平仕切板、2aは水平
仕切板2に設けた開口、bは開口2aを介し水平
仕切板2上の流入室aに連通された分離室、cは
分離室bに隣接した連通室、5は分離室bの連通
室c側に配設された湿分分離機構、6は湿分分離
機構5および分離室bの底板、6aは分離室bと
湿分分離機構5側の分離水排出用の開口、17は
左右の底板6,6に連設された連通室cの下部に
配設されたデツキプレート、dはデツキプレート
17の下側に画成された分離室bと連通室cに共
通のドレン溜室であつて、該実施例においては、
さらに前記デツキプレート17に中央に向つた下
り傾斜勾配を設けるとともに、デツキプレート1
7の中央部に設けた開口17aの下側にドレン管
20を垂設した構成とし、該ドレン管20の下部
はドレン溜室d内に溜つている分離水中に十分に
没し得る長さに形成されている。
第3図に示した実施例は、前記のような構成に
なつているので、連通室c内における分離水は、
デツキプレート17に設けた中央に向つた下り傾
斜勾配によつて案内され開口17aからドレン管
20中に流入し、排水性が高められ気流への混合
が防止されるとともに、分離室b、湿分分離機構
5による分離水は開口6aからドレン溜室d内に
流入し、ドレン溜室d内に図示のような分離水の
溜りが生じるとともに、その分離水は、開口6a
と17aとの圧力差によつてドレン管20中に水
頭hを生じ、その水頭hは湿分分離機構5におけ
る圧力損失に相当したものとなるため、前記水頭
hによるウオーターシール機能により高圧側の分
離室b内の気体が開口6a、ドレン溜室dを介し
連通室c内に流入するバイパス流がなくなり、ド
レン溜室d中の分離水が連通室c内の気体中へ再
混入するキヤリオーバー現象が防止され、湿分分
離性能が著しく向上される。なお、ドレン溜室d
中の分離水は横置円筒1の下部に設けたドレン口
1aから程よく排水され、略所定の水量に確保さ
れるようになつているとともに、また、ドレン口
1aに連設した排水管に流量調節弁(図示省略)
を設けるなどの手段によつて、前記水量を所定値
に確保することができる。
また、第4図に本案の第2実施例を示してお
り、第3図に示した実施例におけるドレン管20
の下端部に深皿30を併設し、深皿30中にドレ
ン管20の下端部を挿入状に配置した構成にして
いる。従つて、第2実施例においては、ドレン溜
室d中の分離水が一時的に大幅に減少しても、深
皿30内に分離水が確保され、ドレン管20の下
部に水頭hができるようになつている。従つて、
第2実施例においても第3図に示した第1実施例
と同様な作用、効果が得られる。
このように本考案によるときは互いに隣接する
分離室と連通室とに共通のドレン溜室を形成すべ
く連通室の下側のデツキプレートには、中央に向
つて下り傾斜勾配を設けたものであるから、連通
室内における分離水の排出性が高められ、而もデ
ツキプレートの中央に設けた開口にはドレン溜室
内の分離水による圧力損失相当の水頭が形成され
る水封機能を有したドレン管を垂設したものであ
るから、分離室からドレン溜室を介し連通室へ流
れるバイパス流を阻止できキヤリオーバー現象が
阻止され湿水分離性能が著しく向上される効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の湿分分離再熱器(横置円筒型)
の断面図、第2図は第1図の分離室とドレン溜室
の一部を示す拡大断面図、第3図は本案の第1実
施例を示す分離室とドレン溜室の一部を示す拡大
断面図、第4図は本案の第2実施例を示すドレン
管下部部分の拡大断面図である。 a……流入室、b……分離室、c……連通室、
d……ドレン溜室、1……横置円筒、4……熱交
換機構、5……湿分分離機構、6……底板、17
……デツキプレート、6a,17a……開口、2
0……ドレン管、30……深皿。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横置円筒内に分離室を設け、前記分離室に隣接
    した熱交換機構への連通室を設けて、前記分離室
    における前記連通室側に湿分分離機構を配設する
    とともに、前記連通室の下側にデツキプレートを
    介して前記の分離室と連通室に共通のドレン溜室
    を設けた湿分分離再熱器において、前記デツキプ
    レートに中央に向つた下り傾斜勾配を設けるとと
    もに、前記デツキプレートの中央に設けた開口に
    ドレン溜室内の分離水による圧力損失相当分の水
    頭が形成される水封機能を有したドレン管を垂設
    したことに特徴を有する湿分分離再熱器。
JP3748583U 1983-03-17 1983-03-17 湿分分離再熱器 Granted JPS59144308U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3748583U JPS59144308U (ja) 1983-03-17 1983-03-17 湿分分離再熱器

Applications Claiming Priority (1)

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JP3748583U JPS59144308U (ja) 1983-03-17 1983-03-17 湿分分離再熱器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59144308U JPS59144308U (ja) 1984-09-27
JPH0227285Y2 true JPH0227285Y2 (ja) 1990-07-24

Family

ID=30168171

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JP3748583U Granted JPS59144308U (ja) 1983-03-17 1983-03-17 湿分分離再熱器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017090557A1 (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 三菱日立パワーシステムズ株式会社 湿分分離加熱器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5111251A (en) * 1974-07-18 1976-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd Yuwakashikino toketsuboshisochi
JPS5148523A (ja) * 1974-10-25 1976-04-26 Koshuha Netsuren Kk Puresutoresutokonkuriitoyokozai oyobisono seizohoho
JPS5246204A (en) * 1975-10-07 1977-04-12 Babcock & Wilcox Ltd Device for drying and overteating steam

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JPS59144308U (ja) 1984-09-27

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