JPS6411253B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6411253B2
JPS6411253B2 JP4084384A JP4084384A JPS6411253B2 JP S6411253 B2 JPS6411253 B2 JP S6411253B2 JP 4084384 A JP4084384 A JP 4084384A JP 4084384 A JP4084384 A JP 4084384A JP S6411253 B2 JPS6411253 B2 JP S6411253B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
rack
flow
breeding room
room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4084384A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60184335A (ja
Inventor
Norio Saeki
Kenichi Tokuda
Makoto Hirata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okumura Corp
Original Assignee
Okumura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okumura Corp filed Critical Okumura Corp
Priority to JP4084384A priority Critical patent/JPS60184335A/ja
Publication of JPS60184335A publication Critical patent/JPS60184335A/ja
Publication of JPS6411253B2 publication Critical patent/JPS6411253B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Housing For Livestock And Birds (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多数の動物を複数段のラツクで飼育す
る実験動物用飼育室の換気方法に関するものであ
る。
〔従来技術とその問題点〕
実験用動物の飼育に供する室では、多数の動物
を飼育するが、この室には温度、湿度、気流速度
等の環境条件が均等であることが要求される。こ
のために室内を常時空調することが行われる。
さらに、個々の実験用動物は、他の動物からの
影響を受けないことが要求される。このため、室
内に設けられた多段のラツクを遮蔽板で格子状に
区画し、格子状区画の前後は開放されており、換
気の通気部となつている。そして、その区画内に
動物を入れたケージを収納するようにしている。
従つて、換気による気体の流れは格子区画の開
放面の一方面から他方面へと流れ、他の動物の影
響を受けなくなつている。
ところが気体の流れ方によつては、換気流が室
内を循環したり、室内の一部に滞留することがあ
り、また、飼育ケージを通過した気体がその後に
他のケージ内を通過することがあり、即ち、一度
ケージを通過した後に再度他のケージを通過する
ことがあるので、換気気体の温度や風速がラツク
を上下棚間で均一にならなく、また、室内に動物
のし尿によるアンモニアが充満することがあり、
実験室としては適切なものとは言えない。
飼育室内で発生する熱は、ケージ内の動物から
の発生熱及び外気温と飼育室内の温度との差によ
つて飼育室壁面から伝達される熱である。そして
換気の望ましい条件は、 (1) 飼育ケージ各段の通過風量とその温度が等し
いこと。
(2) その温度が飼育動物に最適温度であること。
(3) できるだけ通風量が小さいこと(通過風量が
少ないこと。) (4) 空調設備を小型化するためには、飼育への吹
出空気の温度が低くてその吹出風量が少ないこ
と。
が必要である。
従来の飼育室を第8、9図について説明する
と、室aの両側壁b,b側にラツクcを配設し、
天井dの中央部にラツクcに平行な吹出口eを設
けると共に、吸込口ffを両側壁bbに設けたもので
ある。
この場合、吹出口eより吹き出された空気は床
gに向かつて流れて両側に分流し、ラツクc前面
に沿つて上昇しながら適宜ラツクc内を通過して
吸込口fから排出されるのであるが、ラツクc前
面は上昇流であること、さらに飼育されている動
物の体温によつて気体が温められて上昇し、この
ためラツクcの上段と下段においては通過気流の
流量が一定しないこと、上昇流のすべてが、ラツ
クcを通過して排出されなく、ラツクc上部をへ
て天井dに達し、吹出流によつて上昇流が誘引さ
れ、室内を循環する気流になり、又、ラツクcの
下部と上部では上昇流の量が異なるので、ラツク
上部ではアンモニア臭のするケージ内の気体の一
部が、上昇流に誘引されて再度室内に逆流して室
内を循環することが実験的に確認されている。こ
のため、室内に動物のし尿によるアンモニアの臭
いが充満していた。これを希釈するために換気回
数を非常に多く(通常15〜20回/H)しなければ
ならなかつた。
さらにラツクcと側壁bとが接しているので、
ラツクcと側壁bとの間に人が入れなく、そのた
め、動物の被毛や床敷などによる塵埃の清掃や消
毒をすることができないなどの欠点があつた。
〔発明の目的〕
そこで、本発明は上記の欠点を解消しケージ内
に常に新鮮で且つ等温、等速の換気流が供給され
るように改良した実験用動物飼育室の換気方法を
提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の実験用動
物飼育室の換気方法は、飼育室の天井に床面に向
かつて開口した空調用の吹出口および吸込口を適
宜間隔を存して設けると共に、これらの吹出口お
よび吸込口間の飼育室空間に床面に平行な棚板を
複数段有するラツクを立設してなる実験動物用飼
育室内に前記吹出口から床面に向かつて冷風を流
下させて該冷風を床面からラツクの前面に沿う上
昇気流となすことにより、該ラツク前面側の室内
温度を全体的に略等しくすると共にこの上昇気流
をラツク各段の気流流入側又は気流流出側に設け
た開口調節蓋によりラツク各段の通過風量が略等
しくなるように調整しながらラツク各段内を流通
させて前記吸込口に流出させることを特徴とする
ものである。
〔作用〕
天井の吹出口から吹き出した冷たい空気は床面
で反射して上昇流となる過程を経てからラツク内
に入るようにしているので、空気流入側の室内は
上下間に亘つて均一な雰囲気となり、上下の各棚
間には適温で等温の空気を流入する。
さらに、各ラツクの開口調節蓋によつて開口を
調節することにより簡単に空気の風量及び流れを
調整できて逆流を防止できると共に飼育室内で滞
留することがなく、その上、流出側においても円
滑に吸込口に向かつて排出させることができ、全
体の流れを一定方向にして上下に隣接するラツク
内に再び気流が還流することがない。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を図面について説明する
と、第1〜3図において符号1は、実験動物用飼
育室、2は天井、3は側壁、4は床、5は妻壁で
あり、天井2の中央部側には空調装置から送られ
た新鮮な空気(冷風)が飼育室1内に流入する吹
出口6が両妻壁5,5に亘つて細長く開口してい
る。
又、天井2の両側壁側には飼育室1から空気が
排出される吸込口7,7が同じく両妻壁5,5に
亘つて細長く開口している。8,8はラツクで、
吹出口6と吸込口7,7との間の位置の床4に吹
出口6、吸込口7に平行に設置している。
そして、吹出口6の鉛直面とラツク8,8の前
面との間には吹出口6から吹出した冷気が床面で
反射して上昇流を形成するだけの空間を存してい
るこのラツク8は複数段の棚板9で水平方向に区
切られ、さらに各段は上下棚板間にわたつて縦方
向に仕切板10を固定し、複数個の区画室11を
形成している。この区画室11には実験動物用の
金網等よりなるケージ12が収納される。従つて
て、区画室11の前後すなわち吹出側から側壁側
に向かつて開放状態になつている。この2脚ラツ
ク8,8によつて飼育室1や研究者や飼育者が作
業をする中央室13と側室14とを形成してい
る。
15は区画室11の開放部の開口率を調節する
ための開口調節蓋である。なお、調節蓋15は開
口区画室11の前後どちらか一方に設けるもので
あり、図においては、中央室側開口部に取付けた
状態を示している。
16はラツク8の上端と天井2との間を密閉す
る天井板、17はラツク8、天井2、妻壁5、床
4との間にわたした妻板である。
上記のように構成したので、空調用の新鮮で冷
たい空気は適宜空調設備から吹出口6を経て飼育
室1の中央室13に入り、この空気は一定の流速
を持ち、かつ室温よりも冷却されているので、下
方の床4の中央に向かつて流れる。
そして、下方部で両側壁3,3に向かつて分流
する。分流した空気はさらにラツク8,8の前面
に沿つて上昇流となるものとラツク8内に入るも
のとに分流する。
上昇流となるものは、この過程で、吹出口6か
ら吹出した冷たい空気は室内の外気温で温められ
た空気と接触・混合して、動物に対して最適な温
度まで温められるとともに、ラツク8内に入る分
だけ流量が生じるので、その流速は上昇する程遅
くなる。
一方、ラツク8内に入るのはラツク8,8の前
面各棚間上に取りつけた開口調節蓋15によつて
開口率を調節された開口18しかあいていないの
で、開口18に向かつて流れる。この開口18は
蓋15によつて一定流速以上になるように調節さ
れており、かつ央室内の圧力は側室14内の圧力
よりも高くなるので、一旦ラツク8内に入つた空
気は中央13内に逆流することはない。またラツ
ク8内では流域面積が広くなるので急激に流速が
低下し、ケージ12内の動物に害にならない程度
に減速する。これはケージ12がラツク8内で、
上方の棚板9に懸吊してあり、下方の棚板9とケ
ージ12の底との間に〓間が設けてあるから、こ
の〓間の部分が最も流速が早くケージ12内では
流速が遅くなるのである。
ラツク8内を通過する空気は動物の体温によつ
て温められると共に吸込口7が天井にあるので、
上昇流となり吸込口7から排出される。この時、
ラツク前面の調節蓋15によつて開口18を下方
程狭くしておくと、下方程空気がラツク内に流入
しにくくなつて中央室13での上昇流の流速は減
じにくくなり、上方への流量を増すことができ
る。従つて、上段から下段までラツク8を通過す
る流量を略等しくすることができる。このため、
従来のように下段に入つた空気が逆流して上段に
入ることもなくなる。
これは吹出口6からの吹出流量と下段から上段
までの開口18量と双方を調節することによつて
行うことができる。
さらに、吹出口6と吸込口7は対向側壁に亘つ
て設けてあるので、空気の流れは平面流となり、
図の奥行方向に混合することがない。このように
中央室13から側室14へと一様に空気が流れる
ので動物に接触した空気が再度他の動物に接触す
ることはない。
上記実施例では調節蓋15をラツク前面に取り
つけた場合についてのべたが、これはラツク後面
に取りつけてもよい。さらに調節蓋15によつて
ラツク8の各段の下部を開口した場合について説
明したが、この開口は上部でもよく、また蓋15
を棚各段の中央にして、上下に開口させてもよ
く、要するに開口量を調整できるようにすればど
のような手段の開口調整蓋15であつてもよい。
また、天井2と妻壁5とラツク8の間に間隔を
とり、天井板16と妻板17を設けたのは、吹出
流が天井2や妻壁5との摩擦抵抗によつて流速流
向が変化し動物への影響をさけるためである。
さらに、仕切板10は上記説明したような仕切
板10に平行に流れる即ち、両側壁対向方向の平
面流の場合には必ずしも必要としない。
なお、ラツク8と調節蓋15との詳細構造は第
4〜6図示す。
即ち、第4・5図では蓋15は固定板19と移
動板20とよりなり、固定板19に固定したボル
ト21に移動板20にあけた長孔22を通してナ
ツトでしめつけるもので、長孔22の長さだけ開
口18の調節ができる。また、第6図に示すもの
は正面板23の側面に扇形の側面板24を取付
け、側面板24の頂部をラツク柱に回転自在に2
5に取付け、下方を扇幅だけ調節開口できるよう
にしたものである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の実験動物用飼育室の換気
方法によれば、次に列記するような多大な作用効
果を奏するものである。
(a) 天井の吹出口から吹き出した冷たい空気は床
面で反射して上昇流となる過程を経てからラツ
ク内に入るようにしているので、空気流入側の
室内は上下間に亘つて均一な雰囲気となり、上
下の各段間には適温で等温の空気を流入させる
ことができる。
(b) 又、このように各段には等温の空気を流入さ
せることができるので、開口調節蓋によつてラ
ツクの各段とも風量及び流速を略等しくするこ
とができ、従つて、動物から発生する熱を均等
に除去することができるから、動物の体温によ
るラツク内温度を略等しくすることができ、
又、ラツクの前後、即ち、空気の吹出口と吸込
下方の室内空間部に人が入つて清掃や消毒がで
き、常に清潔な飼育室とすることができる。
(c) 空気の吹出口および吸込口を飼育室の対向壁
面間に亘つて設けているので、空気の流れは平
面流となつて空気流制御がやりやすくなり、さ
らに各ラツクの開口調節蓋によつて開口を調節
することにより簡単に空気の流れを調整できて
逆流を防止できると共に飼育室内で滞留するこ
とがなく、その上、流出側においても円滑に吸
込口に向かつて排出させることができ、従つて
全体の流れが一定方向となつて上下に隣接する
ラツク内に再び気流が還流することをなくする
ことができ、動物同士の感染を防ぐことができ
る。
(d) 空調用冷気を上述した流れによつて直接動物
に当らないようにしているので、冷気の温度を
できるだけ低温にしても動物に対して悪影響を
及ぼすことがなく、室内に吹き出した冷気は適
正な温度で等風量の流れに変化するから、冷気
の温度をできるだけ低温にして供給可能とな
り、必要最小限度の供給量ですむから空調設備
を小型化することができる。
(e) 又、ラツクから室内への逆流がないので、室
内の空気にアンモニア等の臭気が残存すること
がなく、換気回数(約8回/H)を減らすこと
ができて空調設備を小型化できるとともに維持
費が節減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明の実施例を示すもの
で、第1図は空気の流通状態を示す簡略平面図、
第2図はその簡略断面図、第3図はラツクの正面
図、第4図は開口調節蓋部分の縦断側面図、第5
図はその正面図、第6図は開口調節蓋の変形例を
示す縦断側面図、第7図は第3図における一部の
拡大側面図、第8図は従来例を示す簡略平面図、
第9図はその簡略縦断側面図である。 1……飼育室、2……天井、3……側壁、4…
…床、6……吹出口、7……吸込口、8……ラツ
ク、9……棚板、15……開口調節蓋。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 飼育室の天井に床面に向かつて開口した空調
    用の吹出口および吸込口を適宜間隔を存して設け
    ると共に、これらの吹出口および吸込口間の飼育
    室空間に床面に平行な棚板を複数段有するラツク
    を立設してなる実験動物用飼育室内に前記吹出口
    から床面に向かつて冷風を流下させて該冷風を床
    面からラツクの前面に沿う上昇気流となすことに
    より、該ラツク前面側の室内温度を全体的に略等
    しくすると共にこの上昇気流をラツク各段の気流
    流入側又は気流流出側に設けた開口調節蓋により
    ラツク各段の通過風量が略等しくなるように調整
    しながらラツク各段内を流通させて前記吸込口に
    流出させることを特徴とする実験動物用飼育室の
    換気方法。
JP4084384A 1984-03-02 1984-03-02 実験動物用飼育室の換気方法 Granted JPS60184335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4084384A JPS60184335A (ja) 1984-03-02 1984-03-02 実験動物用飼育室の換気方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4084384A JPS60184335A (ja) 1984-03-02 1984-03-02 実験動物用飼育室の換気方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60184335A JPS60184335A (ja) 1985-09-19
JPS6411253B2 true JPS6411253B2 (ja) 1989-02-23

Family

ID=12591873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4084384A Granted JPS60184335A (ja) 1984-03-02 1984-03-02 実験動物用飼育室の換気方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60184335A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62104532A (ja) * 1985-10-29 1987-05-15 株式会社 奥村組 実験用動物飼育室
JP2012013250A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Shimizu Corp 室内空調システム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4822372U (ja) * 1971-07-24 1973-03-14
JPS549540Y2 (ja) * 1975-08-20 1979-05-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60184335A (ja) 1985-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6581544B1 (en) Air conditioned trailer for transporting living fowl
KR101677086B1 (ko) 이유자돈사
US2932956A (en) Air-conditioning apparatus of the induction type
US3048094A (en) Ventilating poultry house
JPS6411253B2 (ja)
IE48890B1 (en) Animal rearing house
JP3177733B2 (ja) 動物飼育装置
JP2004033007A (ja) 養畜建物
JP3614506B2 (ja) 多段ケージ陽圧鶏舎
JPH062016B2 (ja) 動物飼育装置
JP2506467Y2 (ja) 動物飼育装置
JPH04341128A (ja) 鶏舎
JP2535137B2 (ja) ウィンドレス鶏舎構造
JPH01101830A (ja) 温血動物用飼育小屋
JPH06253700A (ja) 鶏の飼育装置
JPS6325441A (ja) 畜舎の換気装置
JP3313037B2 (ja) 畜舎用の建築物
JPH0148723B2 (ja)
JP2510809Y2 (ja) 畜舎の換気構造
JPH0410504Y2 (ja)
KR102719864B1 (ko) 사육 모듈
RU2076282C1 (ru) Система вентиляции помещений содержания животных или птиц
JPH0543658Y2 (ja)
SU1366115A1 (ru) КЛИМАТИЧЕСКАЯ КАМЕРА <57)
JPH0425960Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees