JPS6411076B2 - - Google Patents

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JPS6411076B2
JPS6411076B2 JP21812783A JP21812783A JPS6411076B2 JP S6411076 B2 JPS6411076 B2 JP S6411076B2 JP 21812783 A JP21812783 A JP 21812783A JP 21812783 A JP21812783 A JP 21812783A JP S6411076 B2 JPS6411076 B2 JP S6411076B2
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JP
Japan
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acrylic
resin
formula
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average molecular
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JP21812783A
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English (en)
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JPS60110702A (ja
Inventor
Koichi Tsutsui
Tasaburo Ueno
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Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE19843442232 priority patent/DE3442232A1/de
Priority to GB08429190A priority patent/GB2151637B/en
Priority to FR8417625A priority patent/FR2555184B1/fr
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Publication of JPS6411076B2 publication Critical patent/JPS6411076B2/ja
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  • Epoxy Resins (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な分岐型アクリル樹脂その製法な
らびに塗料用樹脂組成物に関するものである。 従来、塗料用樹脂としては、アクリル樹脂、ア
ルキド樹脂およびポリエステル樹脂が主として用
いられてきたが耐候性、耐薬品性等の耐久性能お
よび光沢等の外観性能でアクリル樹脂が特に優れ
た性能を有していた。しかしながら、かかる性能
を満足させるアクリル樹脂は通常塗料用として用
いられるアキルド樹脂、ポリエステル樹脂に比較
し、高分子量であつて、同一希釈率では粘度が高
くなり、塗料中での不揮発分が低くなつてハイノ
ンボラ化が達成しにくい欠点を有していた。 一方、昨今の低公害、省エネルギー化の社会ニ
ーズに従えば塗料中に含まれる溶剤量は極力少い
ことが好ましく、従つて同一不揮発分では粘度の
低い樹脂の開発が必要であつた。アクリル樹脂の
粘度を低下させる方法としては従来アクリル樹脂
自体の分子量を低下させるか、または溶解性の良
好なモノマーを共重合せしめる等の方法が一般的
であつたが、前者の方法では、アクリル樹脂の特
徴である耐候性、耐薬品性等の耐久性が低下する
欠点があつた。一方、後者の方法では溶解性の良
好なモノマーを使用する為、耐溶剤性が低下した
り、又機械的強度が低下する欠点があつた。 本発明者らはかかる従来の技術が樹脂の三次元
的構造因子を考慮していないことに着目し、通常
塗料用として用いられている樹脂組成で、かつ、
分子量を極端に低下させないで樹脂粘度を低下さ
せる方法について鋭意検討し、本発明に至つたも
のである。 本発明での新規なアクリル樹脂は、3コ以上の
グリシジル基を有する多管能性エポキシ化合物を
核物質として用い、かかる核物質であるエポキシ
化合物のグリシジル基と、カルボキシル基末端ア
クリルプレポリマーとを、付加反応せしめること
により、エポキシ化合物を核とする放射形の構造
を与えることができる。従つてかかる新規なアク
リル樹脂にあつては核物質となる多管能性エポキ
シ化合物の溶解性および樹脂分子の放射形の構造
によつて、低粘化が達成できるものと考えられ
る。 さらに本発明での新規なアクリル樹脂におい
て、有利な点はカルボキシル端末端アクリルプレ
ポリマーの骨格としては、通常の塗料用アクリル
樹脂原料とて用いられるモノマーでカルボキシル
基含有モノマー以外のモノマーを任意の配合で共
重合せしめてえられる為、通常の塗料用アクリル
樹脂と類似の化学組成を有することができ、従つ
て塗膜諸性能において著しい差を生じない点にあ
る。 かかるカルボキシル端末端アクリルプレポリマ
ーは、カルボキシル基含有モノマー以外のモノマ
ーをアクリル樹脂の重合に際して通常用いられる
開始剤、例えば、アゾーニトリル化合物として
2,2′−アゾービス−イソブチロニトリル、1,
1′−アゾ−ビス−1−シクロブタンニトリル、
2,2′−アゾ−ビス−2メチルブチロニトリル
等、アゾ化合物として、2,3−ジアゾ−ビシク
ロ[2,2,1]ヘプテン−2−、2,2′−アゾ
−ビス−プロパン、1,1′−アゾ−ビス−1−フ
エニルエタン等、またパーキオサイド化合物とし
てはt−ブチルパーオキサイド、ベンゾイルパー
オキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイ
ド、クメンハイドロパーオキサイド等を使用し
て、重合を開始せしめ、(1)連鎖移動剤として、カ
ルボキシル基を含有する化合物、例えば、メルカ
プト酢酸、2メルカプトプロピオン酸、3メルカ
プトプロピオン酸、O−メルカプト安息香酸等を
用いることによつてアクリルプレポリマーの末端
にカルボキシル基を導入することができる。 一方、カルボキシル基含有モノマー以外のモノ
マーを、アクリル樹脂の重合に際して、(2)カルボ
キシル基含有開始剤、例えば、4,4′−アゾ−ビ
ス(4−シアノペンタノイツク酸)、過酸化ジグ
ルタル酸等を用いて、重合を開始させることによ
つても、アクリルプレポリマーの末端にカルボキ
シル基を導入することができる。 さらに、上記(1)連鎖移動剤としてカルボキシル
基を含有する化合物、および(2)カルボキシル基含
有開始剤の両化合物を併用することによつても、
アクリルプレポリマーの末端にカルボキシル基を
導入することができる。 かかるアクリルプレポリマーの重合に使用され
るカルボキシル基含有モノマー以外のモノマーと
しては、中性モノマーと官能基含有モノマーに分
けられる。中性モノマーとしては、エチレン、プ
ロピレン、ブタジエン、イソプレン、クロロプレ
ン、塩化ビニル、臭化ビニル、弗化ビニル、ビニ
リデンクロライド、メチルビニルエーテル、アク
リル酸エステル(例えば、メチル、エチル、ブチ
ルエステル等)メタクリル酸エステル(例えば、
メチル、エチル、ブチルエステル等)ニトリル誘
導体(例えばアクリロニトリル、メタクリロニト
リル等)、スチレン、スチレン誘導体(例えばα
−メチルスチレン)等が挙げられる。一方、官能
基含有モノマーとしては、アミド基含有モノマー
として、アクリルアミド、メタクリルアミド等を
アルコキシ基含有モノマーとして、N−メトキシ
メチロールアクリルアミド、N−ブトキシメチロ
ールアクリルアミド等を、ヒドロキシル基含有モ
ノマーとしては、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルメタアクリレート、2−ヒド
ロキシプロピルメタクリレート、N−メチロール
アクリルアミド等があげられる。 かかるアクリルプレポリマーの重合にあつて
は、塊状重合、溶液重合、必要に応じて懸濁重合
等の重合法を用いて、全量仕込み法、開始剤滴下
法あるいはモノマー滴下法により、開始剤の分解
温度以上、通常は70℃〜170℃の反応温度で、1
時間〜8時間反応せしめることによりプレポリマ
ーを合成することができる。かかるプレポリマー
の合成に際して、末端にカルボキシル基を導入さ
せる為に用いる手法(1)でのカルボキシル基含有連
鎖移動剤の使用量は、プレポリマーの固型分重量
比で0.2重量%〜8重量%、好ましくは0.3重量%
〜5重量%の範囲にある。一方、手法(2)でのカル
ボキシル基含有開始剤を用いる場合、その使用量
は、プレポリマーの固型分重量比で0.3重量%〜
12重量%、好ましくは0.4重量%〜8重量%の範
囲にある。上記手法(1)でのカルボキシル基含有連
鎖移動剤の使用量が、上記8重量%を越え、また
手法(2)でのカルボキシル基含有開始剤の使用量が
上記12重量%を越える場合、プレポリマーの分子
量が著しく低下し、従つて本発明の目的である、
アクリル樹脂の分子量が小さくなつて、耐候性、
耐薬品性等の耐久性能において、充分な効果を発
揮することができない。一方、カルボキシル基含
有連鎖移動剤の使用量が0.2重量%より少なかつ
たり、カルボキシル基含有開始剤の使用量が0.3
重量%より少なかつたりすると、プレポリマーの
分子量が著しく増大し、多官能性エポキシ化合物
のグリシジル基との反応性が低下し、その為に本
発明の目的であるアクリル樹脂の合成に長時間を
要し、又本発明の目的であるアクリル樹脂の分子
量が大きくなりすぎて、粘度が増加し、塗料用樹
脂としての使用にたえられない等の問題が生じ
る。 上記重合条件で合成された末端にカルボキシル
基を有するアクリルプレポリマーが、本発明の目
的であるアクリル樹脂の耐候性、耐薬品性等の耐
久性および耐溶剤性、機械的強度等のを損うこと
なく、低粘度を維持する為には、アクリルプレポ
リマーの重量平均分子量(ゲルパーミエーシヨン
クロマトグラフイー測定、ポリスチレン換算)
1000〜100000、又ガラス転移温度−20℃〜100℃
であることが好ましい。 かかる条件で合成された末端にカルボキシル基
を含有するアクリルプレポリマーは3コ以上のグ
リシジル基を有する多官能性エポキシ化合物のグ
リシジル基と付加反応せしめることにより、本発
明の目的である新規なアクリル樹脂の製造に利用
される。 上記多官能性エポキシ化合物としては3コ以上
グリシジル基を有する物質で、これらの化合物は
飽和又は不飽和の脂肪族、脂環状、芳香族又は複
素環式の化合物であつてよく、そして、塩素、ヒ
ドロキシル基、エーテル基等の置換分で置換され
ていてもよい、それらの化合物は単量体又は重合
体であつてもよい。 本発明の多官能エポキシ化合物はトリグリシジ
ルアミン等グリシジル基含有の窒素化合物をも含
むが、特に好ましい化合物は多価フエノール類お
よび多価アルコール類のグリシジルエーテル類で
ある。多価フエノール類および多価アルコール類
のグリシジルエーテル類はアルカリの存在下にエ
ピロクロルヒドリンを所望の多価フエノール類ま
たは多価アルコール類と反応させることによつて
えられる。例えば、フロログルシノールのトリグ
リシジルエーテル、トリヒドロキシジビフエニル
のトリグリシジルエーテル、フエノール・ホルム
アルデヒド・ノボラツクのポリグリシジルエーテ
ル、O−クレゾールホルムアルデヒド・ノボラツ
クのポリグリシジルエーテル等およびグリセリン
のトリグリシジルエーテル、トリメチロールプロ
パンのトリグリシジルエーテル、ペンタエリスリ
トールのテトラグリシジルエーテル、ソルビトー
ルのポリグリシジルエーテル等、およびイソシア
ヌール酸トリグリシジル、テトラフエニロールエ
タンエポキシ等も含まれる。 上記2コ以上のグリシジル基を有する多官能性
エポキシ化合物をカルボキシル基末端アクリルプ
レポリマーとの反応は、多官能性エポキシ化合物
のグリシジル基のモル数とカルボキシル基末端ア
クリルプレポリマーのカルボキシル基のモル数と
を1:0.6〜1:1.4の範囲で好ましくは1:0.8〜
1:1.2の範囲で、必要に応じてグリシジル基ま
たはカルボキシル基と反応しない溶剤を加えて、
反応温度80℃〜180℃好ましくは100℃〜160℃で、
カルボキシル基末端アクリルプレポリマーの未反
応カルボキシル基の酸価で測定しての反応率が80
%以上までおこなう。 上記グリシジル基とカルボキシル基との反応に
は、必要に応じて反応触媒として、例えば、塩基
触媒を使用することができる。塩基触媒としては
例えば、ピリジン、イソキノリン、キノリン、
N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、α−ピ
コリントリ−n−ブチルアミン、トリエチルアミ
ン、N−エチルモルホリン、N,N−ジメチルア
ニリン、N−(β−ヒドロキシエチル)アミン、
N−エチル−3,5−ジメチルモルホリンおよび
ココナツツ油等から誘導された、ジメチルココナ
ツツアミン等の有機アミンあるいはカセイソー
ダ、カセイカリ等の無機アルカリが使用に供され
る。 かかる反応でえられた、アクリル樹脂は、核物
質として多官能性エポキシ化合物を有し、エポキ
シ化合物中のグリシジル基とカルボキシル基との
反応によつてえらた
【式】の結合 を介して、エポキシ化合物を核とする放射形の構
造を与えることができる。 かかる三次元的構造因子を考慮して合成された
新規なアクリル樹脂が本発明の目的とするところ
の、耐候性、耐薬品性等の耐久性および耐溶剤
性、機械的強度等を損うことなく、樹脂の低粘化
を達成するためには、アクリル樹脂の重量平均分
子量(ゲルパーミエーシヨンクロマトグラフイ測
定、ポリスチレン換算)2000〜200000、ガラス転
移温度−20℃〜100℃であることがのぞましい。 以上を要約すれば、本発明においては 式 (式中Rは脂肪族、脂環族、芳香族あるいは複
素環式炭化水素残基、nは3〜6の整数)で表わ
される多官能性エポキシ化合物と 式 X−COOH (式中Xは重量平均分子量1000〜100000、ガラ
ス転移温度−20〜100℃のアクリルプレポリマー
鎖) で表わされる末端カルボキシル基を有するアクリ
ルプレポリマーを反応させることにより製造せら
れる新規なる分岐型アクリル樹脂で、かかる樹脂
は式 により表わすことができ、重量平均分子量2000〜
200000ガラス転移温度−20〜100℃の特数値を有
するものであることが容易に理解されよう。 上記条件を満足させる本発明のアクリル樹脂を
塗料用アクリル樹脂として使用する場合には、そ
のまま、あるいは必要に応じてその他の樹脂例え
ば、本発明以外のアクリル樹脂、アルキド樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、硝酸繊維
素、ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニル
アルコール樹脂、塩化ビニル樹脂等の一種または
二種以上を加えて、また硬化性樹脂として用いる
場合には、硬化剤としてフエノール樹脂、メラミ
ン樹脂、グアナミン樹脂、尿素樹脂、イソシアナ
ート化合物、エポキシ樹脂等を加えて、アクリル
クリヤー塗料として使用することができる。 かかる本発明のアクリル樹脂の塗料化に際して
は、必要に応じて、塗料工業において通常使用さ
れる溶剤、例えばトルエン、キシレン、ソルベツ
ソ100、ソルベツソ150等の炭化水素系溶剤、酢酸
エチル、酢酸ブチル、酢酸セロソルブ、酢酸カル
ビトール等のエステル系溶剤、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノ
ン、イソホロン等のケトン系溶剤、n−プロパノ
ール、n−ブタノール、イソブタノール、メチル
イソブチルカルビノール、シクロヘキサノール等
のアルコール系溶剤、メチルセロソルブ、セロソ
ルブ、ブチルセロソルブ、ブチルカルビトール、
ジオキサン等のエーテルアルコールおよびエーテ
ル系溶剤の一種または二種以上を加えて、さらに
必要に応じてシリコーン系、フツソ系、アクリル
系、ポリエーテル系等の界面活性剤を加えても構
わない。 一方、アクリルエナメル塗料として使用する場
合には、本発明のアクリル樹脂、単独または上記
その他の樹脂の一種又は二種以上を混合して塗料
工業で通常用いられる各種の無機ならびに有機顔
料、例えば無機顔料としては、亜鉛華、酸化チタ
ン、アンチモン白、カーボンブラツク、鉄黒、ベ
ンガラ、マピコエロー、鉛丹、カドミニウムエロ
ー、硫化亜鉛、リトポン、硫酸バリウム、硫酸
鉛、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、鉛白、アル
ミナホワイト等が又、例えば有機顔料としては、
アゾ系、ポリ縮合アゾ系、メタルコンプレツクス
アゾ系、ベンズイミダゾロン系、フタロシアニン
系(ブルー、グリーン)、チオインジゴ系、アン
スラキノン系、フラバンスロン系、インダンスレ
ン系、アンスラピリジン系、ピランスロン系、イ
ソインドリノン系、ペリレン系、ペリノン系およ
びキナクリドン系の一種又は二種以上を混合し
て、さらに必要に応じて上記アクリルクリヤー塗
料の調整において列挙した溶剤および/または界
面活性剤の一種あるいは二種以上を加えて、通常
の分散機、例えば、ロールミル分散機、ボールミ
ル分散機、サンドグラインドミル分散機、プラネ
タリーミキサー、ハイスピードデイスパー分散機
等を用いて分散ベースを製造する。 かくしてえられた分散ベースをそのまま、ある
いは、必要に応じて本発明のアクリル樹脂単独ま
たは上記その他の樹脂の一種又は二種以上、およ
び/又は溶剤、界面活性剤等を加えてアクリルエ
ナメル塗料を調整することができる。 かかる方法においてえられた本発明のアクリル
樹脂を含むアクリルクリヤー塗料およびアクリル
エナメル塗料は本発明の目的とする低粘で、ハイ
ノンボラの特性を満足し、かつ、塗装、塗膜化し
た場合にはアクリル樹脂の特徴である耐候性、耐
薬品性等の耐久性および耐溶剤性、機械的強度を
充分に保持することができる。 以下本発明の新規なアクリル樹脂の代表的な合
成例及び実施例を示す。 これら製造例ならびに実施例中、部あるいは%
は特にことわりなき限り重量による。 合成例1 (アクリルプレポリマーの合成) 滴下ロート、冷却管、窒素導入管、温度計、撹
拌羽根を備えた反応容器にキシレン224部を仕込
み130℃に昇温する。2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート45部、メタクリル酸メチル336部、ノ
ルマルブチルアクリレート60部、スチレンモノマ
ー127部、チオグリコール酸26部、アゾビスイソ
ブチロニトリル5.4部の溶液を滴下ロートに仕込
む。窒素雰囲気下130℃にて滴下ロートの内容物
を3時間で等速滴下する。滴下終了後30分間130
℃に保持する。次いで、アゾビスイソブチロニト
リル0.56部、キシレン176部の溶液を滴下ロート
に仕込む。これを、30分間で等速滴下する。滴下
終了後1時間130℃に保持し、重合を完結した。
冷却後内容物をとり出し無色透明のアクリルプレ
ポリマーAを得た。アクリルプレポリマーの特数
は表−1に示す。 合成例 2〜4 表1に示す配合により合成例1と同様の手法に
よりアクリルプレポリマーB、C、Dを得た。ア
クリルプレポリマーの特数は表1に示す。
【表】
【表】 合成例5 (分岐型アクリル樹脂の合成) 冷却管、窒素導入管、温度計、撹拌羽根を備え
た反応容器に、合成例1の方法で合成したアクリ
ルプレポリマーA 451部(商品名デナコール
EX411、長瀬化成工業(株)製)、ジグリセロールポ
リグリシジルエーテル28部、キシレン21部、フア
ーミンDMC(花王石鹸(株))0.72部の溶液をコルベ
ンに仕込み140℃に昇温する。昇温後、10時間
140゜に保持し付加反応を完了し、分岐型アクリル
樹脂−Eを得た。分岐型アクリル樹脂−Eの特数
は表−2に示す。 合成例 6〜10 表−2に示す配合により合成例5と同様の手法
により分岐型アクリル樹脂E〜Jを得た。分岐型
アクリル樹脂の特数は、表−2に示す。
【表】
【表】 合成例11〜13 (比較用樹脂) 表3の配合により合成例5の手法に準じ、比較
用樹脂K〜Mを得た。この樹脂の特数を表−3に
示す。
【表】 実施例 1 合成例1〜3で得られたアクリルプレポリマー
1〜3、合成例5〜10で得られた分岐型アクリル
樹脂5〜10および合成例11,13で得られた比較用
樹脂11,13の各々を、溶剤(キシレン/酢ブチ=
1/1)で希釈して樹脂固型分50%のワニスを調
整した。得られたワニスの粘度をコーンプレート
型粘度計を用いて測定し表−4の結果を得た。こ
れらのワニスの粘度を樹脂の重量平均分子量に対
してプロツトすると図−1の結果が得られ、分岐
型アクリル樹脂が同一重量平均分子量では低い粘
度を示す。
【表】 実施例 2 合成例5,7で得られた重量平均分子量がほぼ
等しい分岐型アクリル樹脂−Gおよび合成例13で
得られた比較用樹脂Mを用い表−5の分散配合に
よりペイントシエーカー(レツドデビル社)で酸
化チタン(R−820)を分散し、分散品の20゜鏡面
光沢(村上式光沢計GM−26D型)を40以上とし
た。
【表】 注(1) 石原産業(株)製
得られた各分散ペーストの粘度をコーンプレー
ト型粘度計(E型粘度計、東京計器(株))を用いて
測定し表−6の結果を得た。分岐型アクリル樹脂
を用いることにより分散ペーストの粘度が約35%
低下する。
【表】 実施例 3 表−7に示す配合により実施例2で使用した分
岐型アクリル樹脂Gおよび比較用樹脂Mを用い
て、実施例2と同様の手法によりカーボンラツク
(MA−100三菱カーボン(株)製)を分散し、分散ペ
ーストを得た(60゜鏡面光沢が80以上になるまで
分散)。得られた各分散ペーストの粘度結果を表
−8に示した。分岐型アクリル樹脂を用いること
によつて粘度が約1/5となり、またニユートニア
ン流動を示す様になる。
【表】 注(1) 三菱化成工業(株)製
【表】 実施例 4 重量平均分子量のほぼ等しい比較用樹脂K、分
岐型アクリル樹脂Fおよびアクリルプレポリマー
Cを用いて表−9に示す配合により実施例2と同
様の処方によりマピコエロー(LLXLO)を分散
し、分散ペートを得た。(60度鏡面光沢が50以上
になるまで分散)。得られた各分散品の粘度結果
を表−10に示した。分岐型アクリル樹脂では社製
樹脂に比較し約60%またアクリルプレポリマーの
約80%の粘度が低減する。
【表】 注(1) チタン工業(株)製
【表】 比較例 1 (a) 120部の沸騰トルエンに、328部のn−ブチル
アクリレート、60部のビニルアセテート、8部
のアクリル酸および4部のグリシジルメタクリ
レートからなるモノマー混合物400部と、アゾ
ビスイソブチロニトリル1.6部、およびチオグ
リコール酸18部の溶液を窒素気流下、加熱撹拌
しつつ、1.5時間をかけ滴下した。2時間加熱
還流を続け、アゾビスイソブチロニトリル1.2
部を加え、さらに1.5時間加熱還流させた。溶
媒および未反応モノマーを減圧下80〜110℃で
除去し、アクリルプレポリマーを得た。 (b) ビスフエノールA/エピクロロヒドリン型エ
ポキシ樹脂(エポキシ当量150)20部を前記(a)
のアクリルプレポリマー80部および0.03%テト
ラメチルアンモニウムクロライドと混合し、混
合物を120℃で2時間加熱撹拌した。反応はN2
気流下で実施した。 かくして得られた生成物25部とビスフエノー
ルA/エピクロロヒドリン型エポキシ樹脂(エ
ポキシ当量180)75部とを室温で充分混合し、
変性エポキシ樹脂組成物を得た。 (c) 上記樹脂組成物に、トリエチレンテトラミン
(水素当量25g/g当量)と変性脂環式ポリア
ミン(水素当量111g/g当量)の85/15重量
比混合物を硬化剤として加えた。 (d) ペイントシエーカーおよびガラスビーズを用
い、上記(c)の樹脂組成物10部、酸化チタン62部
およびキシレン28部を3時間分散させ、比較用
の分散ペーストを作つた。 他方、合成例7で得られた樹脂ワニス18部
(固形分換算)と、酸化チタン62部およびキシ
レン20部とから同様に分散ペーストを作つた。 これら分散ペーストの粘度を調整直後、90℃
で1週間貯蔵した後、および140℃で1日貯蔵
した後に、それぞれE型粘度計(東京精機)を
用いて測定し、その結果を下記、表−11に示し
た。
【表】 ト

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 (式中Rはn価の脂肪族、脂環族、芳香族ある
    いは複素環式炭化水素残基;nは3〜6の整数;
    Xは重量平均分子量1000〜100000、ガラス転移温
    度−20〜100℃のアクリルプレポリマー鎖) で表される重量平均分子量(ゲル パーミエーシ
    ヨン クロマトグラフイ測定、ポリスチレン換
    算)2000〜200000、ガラス転移温度−20〜100℃
    の分岐型アクリル樹脂と有機溶剤とからなる塗料
    用樹脂組成物。 2 式 (式中Rはn価の脂肪族、脂環族、芳香族ある
    いは複素環式炭化水素残基;nは3〜6の整数) で表される多管能エポキシ化合物と、 式 X−COOH (式中Xは重量平均分子量(ゲル パーミエー
    シヨン クロマトグラフイ測定、ポリスチレン換
    算)1000〜100000、ガラス転移温度−20〜100℃
    のアクリルプレポリマー鎖) で表される末端カルボキシル基を有するアクリル
    プレポリマーを有機溶剤中で反応せしめることを
    特徴とする式 (式中Rはn価の脂肪族、脂環族、芳香族ある
    いは複素環式炭化水素残基;nは3〜6の整数;
    Xは重量平均分子量1000〜100000、ガラス転移温
    度−20〜100℃のアクリルプレポリマー鎖) で表される重量平均分子量(ゲル パーミエーシ
    ヨン クロマトグラフイ測定、ポリスチレン換
    算)2000〜200000、ガラス転移温度−20〜100℃
    の分岐型アクリル樹脂と有機溶剤とからなる塗料
    用樹脂組成物の製造方法。
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