JPS641066Y2 - - Google Patents

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JPS641066Y2
JPS641066Y2 JP4670282U JP4670282U JPS641066Y2 JP S641066 Y2 JPS641066 Y2 JP S641066Y2 JP 4670282 U JP4670282 U JP 4670282U JP 4670282 U JP4670282 U JP 4670282U JP S641066 Y2 JPS641066 Y2 JP S641066Y2
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JP
Japan
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air ring
lip
air
ring
film
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JP4670282U
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JPS58147720U (ja
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はインフレーシヨンフイルム成形装置
におけるバブル冷却用のエアーリングに関し、こ
とにバブルのサイズに適合した内径のリング状板
を装着したエアーリングに関する。 インフレーシヨン法によつて得られるフイルム
の透明性はバブルの冷却度に左右される。しかし
てエアーリングの風量を多くし、バブルを急冷す
れば透明性の良好なフイルムが得られるが溶融張
力の小さい例えば中低圧法、ポリエチレン或いは
エチレン−α−オレフイン共重合体等においては
風量を多くするとバブルの振動か大きくなつてし
わが生じ易くなり、良質の製品が得られない難点
があつた。 この問題に対処するためエアーリングを上下二
段に設け、第一のエアーリングでバブルを予備的
に冷却したのち第二のエアーリングで冷却固化さ
せるようにしたいわゆる二段冷却法が特開昭53−
146764号によつて提案された。 バブルの冷却効果を高め透明性の良好なフイル
ムを得るにはまたエアーリングのリツプと管状フ
イルムとの間の間隙を少さくすることも必要で特
開昭53−146764号に示されるようにエアーリング
を上下二段に設けたものでは、上段のエアーリン
グのリツプと管状フイルムとの間の間隙がある小
さな適正な範囲であれば透明性のより良好なフイ
ルムが得られることか見出された。 ところがこのエアーリングではダイスを変えて
管状フイルムのサイズを変え或いは膨比が変つて
管状フイルムとの間の間隙が適正な範囲以上に増
大すると冷却効果が損われ、エアーリングを切角
上下二段に設けても透明性の良好なフイルムが得
られず、かつバブルの揺れが激しく成形か不安定
となつた。そこで管状フイルムのサイズが変わり
或いは膨比か変つたときにも成形性を損わず、透
明性の良好なフイルムを得ようとすれば、それに
適合したリツプ径を有するエアーリングに取り変
える必要があつたが、これにはかなりな時間と労
力を要し、これによるロスは装置が大きくなれば
なる程大きくなる傾向にあつた。しかもエアーリ
ングを取り変える間、成型機は停止されるため生
産量の減少と原料のロスを生じていた。 リツプの径が簡易に変えられるエアーリングが
望まれる所似で、こうした要望に沿う提案も既に
いくつかなされている。その一つに特願昭56−
157973号に示される第2図に示す如きものがあ
る。これはフイルム径に適合した弧状片をエアー
リング上に環状に並べて組合せたもので、この方
法によれば構造がきわめて簡単で、しかも管状フ
イルムのサイズの変更に簡易に対処することがで
きる利点がある反面、なお次のような難点があつ
た。それはリツプより斜め上向きに吹出されたエ
アーがリング板下面に当つて渦を造りバブルを振
動させる原因となることである。 この考案はこの問題を解消するため二段目に設
けたエアーリングの斜め上向きに延びるリツプ上
に弧状板を環状に並べ漏斗状にした内径を簡易に
変えることのできる装置を設置し、これによつて
管状フイルムのサイズや膨比が変わつてもエアー
リングを取り変えることなく常に透明性の良好な
フイルムが得られるようにしたものである。 これを図面によつて説明すると、押出機(図示
しない)で溶融混練された熱可塑性樹脂をダイ1
よりチユーブ状に押出し、圧縮された空気で膨張
させて形成される溶融バブル2を先ずダイ1の上
方に設けた第一のエアーリング3より好ましくは
斜め上向き、特に好ましくは45゜の角度で吹出す
冷却風で予備的に冷却し、ついで第一のエアーリ
ング上方に設けた第二のエアーリング4より斜め
上向き好ましくは45゜の角度で吹出す冷却風で冷
却固化したのち安定板5で折りたゝみピンチロー
ル6を径て巻取るようにしてなるインフレーシヨ
ンフイルム成形装置において、上記第二のエアー
リング4のリツプ上に内径を簡易に変えることの
できる弧状板8を設置したものである。 第3,4図に示すようにエアーリング4の内側
より斜め上向きに延びるリツプ7上に、内径の異
なる漏斗状のリングをそれぞれ周方向に数分割
(図示するものは二分割してある)して、セグメ
ント状の弧状板8に形成したもののうち、管状フ
イルム2のサイズに合わせて最小径部がフイルム
サイズに適合した弧状板8を選んでそれらをリツ
プよりせり出すようにして環状に並べたものであ
る。弧状板8は、その傾斜部8bがリツプの傾斜
部7bと同一傾斜角に形成されるのが望ましく、
また下部に平坦部(図示しない)を有していて、
リツプ7の平坦部7aで支持されるようにしても
よい。 これにより各弧状片はリツプ上面に接合し、一
層安定して支持されるようになるとともにリツプ
より吹出されたエアーは各弧状片内面に沿つて円
滑に流れるようになる。 本考案のエアーリングは以上のように、リツプ
上に弧状板をリツプよりせり出すようにして環状
に並べたもので、構造がきわめて簡単でインフレ
ーシヨンフイルムの成形を連続して行いながら、
弧状板を適宜取り替えることにより、管状フイル
ムのサイズの変更に簡易に対処することができる
ばかりかリツプより吹出されたエアーは各弧状板
に沿つて流れ、これがために大きな渦流が生ずる
こともないので、バブルの振動も格別には生じな
い。 以上の条件をもとにして実験した例を以下に示
す。 実験例 押出機でエチレン・α−オレフイン共重合体
(三井石油化学工業(株)社製の商品名ウルトゼツク
ス3021F)を175℃に溶融し、スリツト径100φの
ダイからチユーブ状に押出した。ついでダイ上方
に設けた第一のエアーリング冷却風を斜め上向き
に45゜の角度で吹出し、次に第一のエアーリング
上方に設けた第二のエアーリングより冷却風を斜
め上向きに45゜の角度に吹出した。そして第二の
エアーリングのリツプ上に弧状板を設置し、フイ
ルム(バブル)と弧状板との距離を調整して得ら
れたフイルムの透明性を測定した。また弧状板を
使用しないで成形したフイルムの結果も合わせて
以下の表に示した。 なお霞度はASTMD1003の方法に準じて測定
した。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図はインフレーシヨンフイルム成形装置の
概略図、第2図は改良前のエアーリングの概略図
第3図は本考案に係るエアーリングの平面図、第
4図は第3図のI−I線断面図である。 4……エアーリング、7……リツプ、8……弧
状板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ダイ1よりチユーブ状に押出して形成される
    バブル2を先ずダイ1の上方に設けた第一のエ
    アーリング3より吹出す冷却風で予備的に冷却
    し、ついで第一のエアーリング上方に設けた第
    二のエアーリング4より斜め上向きに吹出す冷
    却風で冷却固化したのち折りたゝみ巻き取るよ
    うにしてなるインフレーシヨンフイルム成形装
    置において、上記第二のエアーリングのリツプ
    7上に最小径部がフイルム径よりやゝ大径の曲
    率中心を有する弧状板8を環状に並べて漏斗状
    に設けたインフレーシヨンフイルム成形装置に
    おけるバブル冷却用のエアーリング。 (2) 弧状板8は下部にリツプ7の平坦部7aに接
    合する平坦部を有している登録請求の範囲第1
    項記載のインフレーシヨンフイルム成形装置に
    おけるバブル冷却用のエアーリング。 (3) 弧状板の傾斜部8bはリツプの傾斜部7bと
    同一の傾斜角に形成されている登録請求の範囲
    第1項又は第2項記載のインフレーシヨンフイ
    ルム成形装置におけるバブル冷却用のエアーリ
    ング。
JP4670282U 1982-03-30 1982-03-30 インフレ−シヨンフイルム成形装置におけるバブル冷却用のエア−リング Granted JPS58147720U (ja)

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JP4670282U JPS58147720U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 インフレ−シヨンフイルム成形装置におけるバブル冷却用のエア−リング

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JP4670282U JPS58147720U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 インフレ−シヨンフイルム成形装置におけるバブル冷却用のエア−リング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58147720U JPS58147720U (ja) 1983-10-04
JPS641066Y2 true JPS641066Y2 (ja) 1989-01-11

Family

ID=30057690

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JP4670282U Granted JPS58147720U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 インフレ−シヨンフイルム成形装置におけるバブル冷却用のエア−リング

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