JPS6399941A - 難燃膜体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上利用分野〉 本発明はガラス繊維を主たる構成繊維とし、これに有機
１１＄１１を混用して成る布帛に樹脂加工を施して成る
難燃膜体であり、カーテン、壁材などのインチリヤ用途
、補強材、Ｗｉ気絶縁材、テント膜材などの産業資材用
途に利用される。

〈従来技術〉 ガラスｍｉを主たる構成ｍｉとする難燃性布帛は公知で
ある。たとえば「ガラス繊維布帛にラミネート用フィル
ムを介して難燃性有機繊維布帛を積層固着して耐炎性と
ガラスＩＩＩｆの損傷を防止したちの」　（特開昭４９
−３４５８０号公報）あるいは、「ガラス繊Ｈ織布にポ
リアクリル酸エステルを含浸せしめたのち、ポリ塩化ビ
ニル樹脂をコーティングし、引裂強度を低下させること
なしに不燃性テント布を製造するもの」　（特開昭５４
−３０９９ら号公報）などが知られている。あるいは「
ガラスｌ１ｉｉｆと天然繊維あるいは合成繊維との混用
交撚糸を経糸および緯糸に使用してなるガラス１１１ｍ
混用織物」（特開昭４８−３３１６０号公報）などが知
られている。

しかしながら、近時難燃性規格が強化され、従来の難燃
性布帛ではかかる規格に合格するのは難しいことが明ら
かになった。

〈発明の目的〉 本発明の目的は、ガラス繊維に有機ｍ雑を混用した基布
にポリ塩化ビニル樹脂（以下ＰｖＣと略す）を積層して
なる難燃性膜体において従来にない高度の難燃性、防汚
性、剥離強力を付与した難燃膜体を提供することにある
。

〈発明の構成〉 すなわち本発明はＦ主としてガラス繊維からなる布帛を
難燃樹脂加工しなる難燃膜体において、布帛にポリ塩化
ビニル樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、フ
ッ素系樹脂が順次積層されてなることを特徴とする難燃
膜体」である。

本発明の布帛はガラス繊維を主たる構成ｒａ維とする。

たとえばガラス繊維１５０ｇ／　ｒｄ以上に対し、少く
ともガラス繊維重量比６０％以下の比率で有機繊維を混
用した布帛などが用いられる。

有機！ｌ帷としては、天然ＩＩ維、ポリエステル。

ポリアミド、ポリビニルアルコール、アラミドなどのｍ
１ｆｌを用いることができる。特にアラミド繊維が有効
である。基布に最初に積層せしめるＰＶＣ層の目付は３
０〜２００ｇ／　ｒｄの範囲が好ましい。

３０９／Ｔｒｔ未満では樹脂層が均一に付着しないので
品質および接着性に問題がある。２００ｇ／　ｎｉを越
えると、やはり樹脂の付着斑が生じ、均一な膜状となり
にくい。また加工速度が低下せざるを得ず生産性が低下
する。

ＰＶＣ層の上に積層せしめるアクリル系樹脂としては例
えばアクリル酸樹脂、ポリメタアクリル酸メチル樹脂な
どを用いる。アクリル系樹脂層の目付は５〜５０９／ｒ
ｄの範囲が好ましい。５ｇ／ｍ未満では接着力が不足し
、かつ均一付着が難しい。

５０９　／　ｍを越えると膜体全体としての柔軟性が失
われる。

アクリル酸樹脂層の上にさらにＰｖＣ層を積層せしめる
が、第三層のＰｖＣ層の目付は５０〜５００ｇ／ｍの範
囲が好ましい。５０ｇ／Ｔｄ未満では樹脂膜が薄く、か
つ不均一付着となる。５００９／尻を越えると高重量化
し、膜体の取扱性が低下する。

第二ｐｖｃａの上にフッ素系樹脂層を設ける。

フッ素系樹脂層の目付は５〜１００！？／尻の範囲が好
ましい。なおＰｖＣ層とフッ素系樹脂層との接着性を高
めるためフッ素系樹脂層の裏面にもアクリル系樹脂（１
〜３０μＴｒＬ）を付着させるのが望ましい。３ｇ／ｉ
未満では、耐久性が不充分となる。

１００９　／　ｒｄを越えると膜体が硬くなり取扱性が
低下する。

基布に積層せしめる樹脂の総量は布帛重量に対し５０〜
５００％の範囲が好ましい。５０％未満では膜強度が低
く実用上強力不足となる。またウェルダー加工性を得る
ことができない。５００％を越えると高重量化して膜体
の取扱性が低下する。

なお基布にｐｖｃａを積層する前に、あらかじめ基布を
撥水性樹脂で処理しておくのが望ましい。

これは膜体側面部からの水の浸透および浸透水による剥
離強力低下、強伸度低下などを防止するためである。撥
水性樹脂としてはシリコン系樹脂あるいはフッ素系樹脂
などを用いる。

樹脂を積層せしめる方法としては、含浸法、コーティン
グ法、トッピング法など従来公知の方法を用いることが
できるが、あらかじめ基布に撥水処理を行う場合は含浸
法を用いるのが好ましい。

第ｉ　ｐｖｃ層を積層せしめるときも含浸法を用いるの
がよい。アクリル系樹脂はコーティング法が好ましい。

第２ＰＶＣ層を積層せしめるときは両面トッピングを行
うとよい。この場合コーティング法を用いてもよい。

最後にフッ素系樹脂を積層するときは、ラミネーティン
グ法で行うのがよい。

各樹脂層の厚みは撥水性樹脂は数μ、第１ＰＶＣ層は３
０〜１２０μ、アクリル系樹脂層は４〜４０μ。

第２ＰＶＣ層は３０〜３００μ、フッ素系樹脂層は４〜
８０μの範囲とするのが好ましい。

〈実施例〉 以下実施例により本発明の難燃膜体の製造方法を説明す
る。

なお実施例において難燃性評価は通産省第１３７２号第
２項表面試験に基き下記の方法に従った。

く評価方法〉 試験体（ｉｉ２２ａ＋、横２２ｃｍ）を加熱炉で加熱す
る。

主熱源は電熱、副熱源は日本工業規格Ｋ　２２４０−１
９７２　（液化石油ガス）に規定する液化石油ガス炉を
使用する。初めに副熱源で３分間加熱したのち、ざらに
主熱源を加え、準不燃材料の場合は７分間、難燃材料の
場合は３分間それぞれ加熱する。

試験結果は判定基準により判定する。

判定基準 （イ）　防火上著しく有害な変形がないこと。

（０）　　試験体の全厚にわたる溶融または試験体の裏
面に達するき裂であって、当該裏面のき裂の巾全厚の１
／１０以上に達するものがないこと。

（勾　加熱終了後３０秒以上残炎がないこと。

に）　試験結果の排気温度曲線が、試験開始後３分以内
に標準温度曲線を越えないこと。

（（ト）　排気温度曲線が標準温度曲線を超える部分に
おける排気温度曲線と標準温度曲線とで囲まれる部分の
面積が難燃材料にあっては、３５０以下であること。

（へ）下記式によって求めた発煙係数（ＣＡ）が難燃材
料にあっては１２０以下であること。

ＣＡ＝　２４０１０！ｌｌ＋ｏ　Ｉｏ　／　Ｉ■ｏ　：
加熱試験開始時の光の強さくルクス）Ｉ　＝加熱試験中
の光の強さの最低値（ルクス）実施例１ ガラス＄１１１ｉ（単繊維直径５　ｕ　、　１２００ｄ
ｅ）　トポリエチレンテレフタレート短繊維（細番手２
０／−）とを撚数８回／インチ（Ｓ方向）で交撚（下撚
）し、ざらに撚数５回／インチ（Ｚ方向）で上撚を加え
て交撚糸を（ワた。得られた交撚糸を経糸および緯糸と
して用い、経密度３５本／インチ、緯密度３７本／イン
チの織密度で平織に織成した。ＩＳられた布帛をＰＶＣ
ドープで含浸処理したのち　１７０℃で５０秒間熱処理
して乾燥した。ＰＶＣドープは日本ゼオン１２１〈日本
ゼオン（（３）製）を用い浸漬法で付着せしめた。これ
にアクリル系樹脂をコーティングした。アクリル系樹脂
はく大日本インキ■製）ボーンコートＲ−２６６Ｎ４０
％溶液を１００ｇ／ＴＩｉの世となるごとくコーティン
グした。これにＰＶＣ樹脂をトッピングした。ＰＶＣ樹
脂はビニクロン３０００Ｍ　（三井東圧（４朱製）を用
いた。該樹脂にジオクチルフタレート樹脂（ＤＯＰ）、
さらにフッ素樹脂フィルム（クレハ化学■製：裏面をア
クリル樹脂で処理したポリフッ化ビニリデンフィルム）
を温度１７５℃でラミネートした。得られた難燃膜体の
評価結果は下記のとおりであった。

判定基準 （イ）　溶融部あるいはき裂部なし く０１　　溶融部あるいはき裂部なし く勾　残炎時間０秒 （に）　排気温度曲線は、試験開始＋１ｔ３分以内に標
準温度曲線を越えなかった （ホ）温度時間面積（℃・分）　　１２．３（へ）　　
　　ＣＡ−９９，３

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 主としてガラス繊維からなる布帛を難燃樹脂加工してな
   る難燃膜体において、布帛にポリ塩化ビニル樹脂、アク
   リル系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、フッ素系樹脂が順次
   積層されてなることを特徴とする難燃膜体。