JPS6399507A - 軟磁性膜 - Google Patents
軟磁性膜Info
- Publication number
- JPS6399507A JPS6399507A JP24492886A JP24492886A JPS6399507A JP S6399507 A JPS6399507 A JP S6399507A JP 24492886 A JP24492886 A JP 24492886A JP 24492886 A JP24492886 A JP 24492886A JP S6399507 A JPS6399507 A JP S6399507A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- soft magnetic
- magnetic
- thin film
- magnetic thin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 title claims abstract description 136
- 239000010408 film Substances 0.000 claims abstract description 80
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims abstract description 48
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims description 4
- 230000035699 permeability Effects 0.000 abstract description 14
- 239000002356 single layer Substances 0.000 abstract description 13
- 230000004907 flux Effects 0.000 abstract description 8
- 239000000203 mixture Substances 0.000 abstract description 7
- 229910052733 gallium Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 abstract 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 21
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 19
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 14
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 9
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 7
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 6
- 229910001004 magnetic alloy Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 4
- 229910000676 Si alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 2
- 229910021417 amorphous silicon Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000005294 ferromagnetic effect Effects 0.000 description 2
- 239000002241 glass-ceramic Substances 0.000 description 2
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 2
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910052707 ruthenium Inorganic materials 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910017518 Cu Zn Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017752 Cu-Zn Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017818 Cu—Mg Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017943 Cu—Zn Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910018605 Ni—Zn Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001035 Soft ferrite Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- TVZPLCNGKSPOJA-UHFFFAOYSA-N copper zinc Chemical compound [Cu].[Zn] TVZPLCNGKSPOJA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 229910052735 hafnium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052741 iridium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000006247 magnetic powder Substances 0.000 description 1
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 1
- 229910052748 manganese Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052758 niobium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005457 optimization Methods 0.000 description 1
- 229910052762 osmium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052763 palladium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 229910052702 rhenium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052715 tantalum Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007738 vacuum evaporation Methods 0.000 description 1
- 229910052720 vanadium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 1
- 229910052726 zirconium Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
- Thin Magnetic Films (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、磁気ヘッドのコア材等として使用される軟磁
性膜に関するものである。
性膜に関するものである。
本発明は、Fe−Ga−3t系合金材料を主体とする軟
磁性薄膜において、 酸化物磁性薄膜を中間層として用い、Fe−Ga−3t
系軟磁性薄膜と酸化物磁性薄膜とを積層することにより
、 単層膜では実現されない低保持力化、高透磁率化等の軟
磁気特性の向上を図ろうとするものである。
磁性薄膜において、 酸化物磁性薄膜を中間層として用い、Fe−Ga−3t
系軟磁性薄膜と酸化物磁性薄膜とを積層することにより
、 単層膜では実現されない低保持力化、高透磁率化等の軟
磁気特性の向上を図ろうとするものである。
例えばVTR(ビデオテープレコーダ)等の磁気記録再
生装置においては、記録信号の高密度化や高周波数化等
が進められており、この高記録密度化に対応して、磁気
記録媒体として磁性粉にFe、Co、Ni等の強磁性金
属の粉末を用いた、いわゆるメタルテープや、強磁性金
属材料を蒸着法等の手法によりベースフィルム状に被着
した、いわゆる蒸着テープ等が実用化されつつある。
生装置においては、記録信号の高密度化や高周波数化等
が進められており、この高記録密度化に対応して、磁気
記録媒体として磁性粉にFe、Co、Ni等の強磁性金
属の粉末を用いた、いわゆるメタルテープや、強磁性金
属材料を蒸着法等の手法によりベースフィルム状に被着
した、いわゆる蒸着テープ等が実用化されつつある。
この種の磁気記録媒体は高い抗磁力を有するので、記録
再生に用いる磁気ヘッドのヘッド材料には、高飽和磁束
密度を有することが要求される。
再生に用いる磁気ヘッドのヘッド材料には、高飽和磁束
密度を有することが要求される。
例えば、従来ヘッド材料として多用されているフエ与イ
ト材では、飽和磁束密度が低く、この高抗磁力化に対処
することができない。
ト材では、飽和磁束密度が低く、この高抗磁力化に対処
することができない。
そこで従来、これら高抗磁力磁気記録媒体に対応するた
めに、セラミックス等の非磁性の基板やフェライト等の
磁性基板上に高飽和磁束密度を有する軟磁性膜を被着し
、これら軟磁性合金膜を突き合わせて磁気ギャップを構
成するようにした複合型の磁気ヘッドや、軟磁性膜や導
体薄膜を絶縁膜を介して多層積層構造とした薄膜磁気ヘ
ッド等が提案されている。
めに、セラミックス等の非磁性の基板やフェライト等の
磁性基板上に高飽和磁束密度を有する軟磁性膜を被着し
、これら軟磁性合金膜を突き合わせて磁気ギャップを構
成するようにした複合型の磁気ヘッドや、軟磁性膜や導
体薄膜を絶縁膜を介して多層積層構造とした薄膜磁気ヘ
ッド等が提案されている。
そして、上記磁気ヘッドや薄膜磁気ヘッドに用いられる
軟磁性膜としては、熱的に安定で、かつ高飽和磁束密度
を有するFe−Al!−Si系合金磁性膜が知られてお
り、さらに本願出願人は先に特願昭60−77338号
、特願昭60−218737号等においてこれをしのぐ
軟磁気特性を示ずFe−Ga−Si系合金磁性膜を提案
した。
軟磁性膜としては、熱的に安定で、かつ高飽和磁束密度
を有するFe−Al!−Si系合金磁性膜が知られてお
り、さらに本願出願人は先に特願昭60−77338号
、特願昭60−218737号等においてこれをしのぐ
軟磁気特性を示ずFe−Ga−Si系合金磁性膜を提案
した。
ところで、このFe−Ga−Si系合金磁性膜は、合金
材料であるが故に高周波数帯域、特にメガヘルツ域では
渦電流損失により、その磁気特性(例えば透磁率)が劣
化するという欠点を有する。
材料であるが故に高周波数帯域、特にメガヘルツ域では
渦電流損失により、その磁気特性(例えば透磁率)が劣
化するという欠点を有する。
この高周波数帯域の磁気特性の劣化は、高密度記録即ち
短波長記録という必然性に鑑みて極めて不利であると言
わざるを得ない。
短波長記録という必然性に鑑みて極めて不利であると言
わざるを得ない。
一般に、軟磁性合金膜の高周波数帯域における磁気特性
を改善する手法の−っとして、軟磁性合金膜を絶縁膜を
介して多層積層構造とすることが知られている。しかし
ながらこの手法による軟磁性膜では、磁束の流れる向き
によっては磁気抵抗が非常に大きくなり、積層化するこ
とによりかえってその磁気特性を劣化させることになる
。
を改善する手法の−っとして、軟磁性合金膜を絶縁膜を
介して多層積層構造とすることが知られている。しかし
ながらこの手法による軟磁性膜では、磁束の流れる向き
によっては磁気抵抗が非常に大きくなり、積層化するこ
とによりかえってその磁気特性を劣化させることになる
。
また、軟磁性合金膜を絶縁膜を介して多層積層構造とす
ることにより、Fe−Ga−8i系軟磁性膜の一層当た
りの膜厚が減少し、積層体としての透磁率が高周波帯域
において上昇することになるものの、保磁力は増大する
ことが予想され、従って積層化の場合、各々の膜厚の最
適化が非常に重要な意義を持つことになる。
ることにより、Fe−Ga−8i系軟磁性膜の一層当た
りの膜厚が減少し、積層体としての透磁率が高周波帯域
において上昇することになるものの、保磁力は増大する
ことが予想され、従って積層化の場合、各々の膜厚の最
適化が非常に重要な意義を持つことになる。
−1−述の従来の技術からも明らかなように、高飽和磁
束密度を有するFe−Ga−Si系軟磁性膜においては
、特に高周波数帯域における透磁率。
束密度を有するFe−Ga−Si系軟磁性膜においては
、特に高周波数帯域における透磁率。
保磁力等各種磁気特性の一層の改善が要望される。
そこで本発明は、かかる状況に鑑みて提案されたもので
、単層膜では実現されない低保持力化。
、単層膜では実現されない低保持力化。
高透磁率を達成することが可能な軟磁性膜を提供するこ
とを目的とする。
とを目的とする。
本発明等は、」二速の目的を達成せんものと鋭意研究の
結果、主体となる磁性膜にFe−Ga−Si系軟磁性薄
膜を用い、これに酸化物磁性薄膜を積層することが磁気
特性の改善等に有効であることを見出し本発明を完成す
るに至ったものであって、Fe−Ga−3t系軟磁性薄
膜と酸化物磁性薄膜を積層したことを特徴とするもので
ある。
結果、主体となる磁性膜にFe−Ga−Si系軟磁性薄
膜を用い、これに酸化物磁性薄膜を積層することが磁気
特性の改善等に有効であることを見出し本発明を完成す
るに至ったものであって、Fe−Ga−3t系軟磁性薄
膜と酸化物磁性薄膜を積層したことを特徴とするもので
ある。
本発明において、主体となるFe−GaSi系軟磁性薄
膜に含まれるFe、Ga、Siの組成範囲としては、G
a含有量が1〜23重量%、Siの含有量が9〜31重
景%、残部がFeであることが好ましい。すなわち、上
記Fe−Ga−Si系軟磁性薄膜を Fe * G a b S 1( (a、b、cは各成分の重量比を表す。)としたときに
、その組成範囲が 68≦a≦84 1≦b≦23 9≦C≦31 a −1−b 十c = l Q Q であることが望ましい。上記GaやSiが少なずぎでも
、また逆に多ずぎても磁気特性が劣化してしまう。
膜に含まれるFe、Ga、Siの組成範囲としては、G
a含有量が1〜23重量%、Siの含有量が9〜31重
景%、残部がFeであることが好ましい。すなわち、上
記Fe−Ga−Si系軟磁性薄膜を Fe * G a b S 1( (a、b、cは各成分の重量比を表す。)としたときに
、その組成範囲が 68≦a≦84 1≦b≦23 9≦C≦31 a −1−b 十c = l Q Q であることが望ましい。上記GaやSiが少なずぎでも
、また逆に多ずぎても磁気特性が劣化してしまう。
また、」二足Feの一部をCoで置換することも可能で
ある。上記Feの−・部をCoで置換することにより、
飽和磁束密度を上げることができる。
ある。上記Feの−・部をCoで置換することにより、
飽和磁束密度を上げることができる。
このCoの置換量としては、Feに対してO〜20重景
%の範囲内とすることが好ましい。
%の範囲内とすることが好ましい。
さらに、上述のFc−Ga−Si系軟磁性薄膜には、耐
摩耗性や軟磁気特性を一層改善するために各種元素を添
加剤として加えてもよい。−1−記添加剤として使用さ
れる元素としては、Ti、Cr。
摩耗性や軟磁気特性を一層改善するために各種元素を添
加剤として加えてもよい。−1−記添加剤として使用さ
れる元素としては、Ti、Cr。
Mn、Zr、Nb、Mo、Ta、W、Ru、Os。
Ir、Re、Ni、Pd、Pt、Hf、Vのうち1種ま
たは2種以上をくみあわせて0.5〜6.0重量%の範
囲で添加する。すなわち上記添加剤をMとし、Fe−G
a−Si系軟磁性薄膜を式%式% (a、b、c、dは各成分の重量比を表す6)で表した
ときに、その組成範囲が 68≦a≦84 0≦b≦15 1≦C≦23 6≦d≦31 0.5≦e≦6.0 を満足することが望ましい。上記添加剤の添加量が所定
の範囲を越えると磁気特性を劣化してしまう。
たは2種以上をくみあわせて0.5〜6.0重量%の範
囲で添加する。すなわち上記添加剤をMとし、Fe−G
a−Si系軟磁性薄膜を式%式% (a、b、c、dは各成分の重量比を表す6)で表した
ときに、その組成範囲が 68≦a≦84 0≦b≦15 1≦C≦23 6≦d≦31 0.5≦e≦6.0 を満足することが望ましい。上記添加剤の添加量が所定
の範囲を越えると磁気特性を劣化してしまう。
なお、上述した各組成式中、Gaの一部がAj2で置換
されていてもよく、またStの一部がGeで置換されて
いてもよい。
されていてもよく、またStの一部がGeで置換されて
いてもよい。
一方、中間膜として積層される酸化物磁性薄膜の材料と
しては、Cu−Znフェライト、Mg−Znフェライト
、Mg−Zn−Aj!フェライト5M n −Z nフ
ェライト、Ni−Znフェライト。
しては、Cu−Znフェライト、Mg−Znフェライト
、Mg−Zn−Aj!フェライト5M n −Z nフ
ェライト、Ni−Znフェライト。
M g −M nフェライト、Cu−Mgフェライト等
の、いわゆるソフトフェライトが用いられる。
の、いわゆるソフトフェライトが用いられる。
上記Fe−Ga−Si系軟磁性曹膜と酸化物磁性薄膜と
は、スパンタリング、真空蒸着、イオンブレーティング
等の真空薄膜形成技術によって交互に積層形成され、本
発明の軟磁性膜を構成する。
は、スパンタリング、真空蒸着、イオンブレーティング
等の真空薄膜形成技術によって交互に積層形成され、本
発明の軟磁性膜を構成する。
積層形成の方法としては、例えば第6図に示すようなス
パッタ装置を使用すればよい。このスパッタ装置は、真
空チャンバ(図示は省略する。)内に略円盤状の基台(
11)を設置するとともに、この基台(11)の下面側
に基板(12)を取付け、さらに、前記基台(11)の
中心部分を仕切り板(13)によって仕切り、左右両側
にFe−Ga−Si系軟磁性合金の合金ターゲラ) (
14)と酸化物磁性材料ターゲット(15)を設置して
なるもので、上記合金ターゲラ) (14)と酸化物磁
性材料ターゲラ) (15)の両ターゲットに同時にプ
ラズマを生じさせておき、基台(11)を回転させるこ
とによって基板(12)を移動させ各々のターゲット上
での基板(12)の滞在時間を調整することによって所
望の膜厚を有する膜を形成するというものである。なお
、積層数は基台(11)の回転回数によって決定する。
パッタ装置を使用すればよい。このスパッタ装置は、真
空チャンバ(図示は省略する。)内に略円盤状の基台(
11)を設置するとともに、この基台(11)の下面側
に基板(12)を取付け、さらに、前記基台(11)の
中心部分を仕切り板(13)によって仕切り、左右両側
にFe−Ga−Si系軟磁性合金の合金ターゲラ) (
14)と酸化物磁性材料ターゲット(15)を設置して
なるもので、上記合金ターゲラ) (14)と酸化物磁
性材料ターゲラ) (15)の両ターゲットに同時にプ
ラズマを生じさせておき、基台(11)を回転させるこ
とによって基板(12)を移動させ各々のターゲット上
での基板(12)の滞在時間を調整することによって所
望の膜厚を有する膜を形成するというものである。なお
、積層数は基台(11)の回転回数によって決定する。
積層するFe−Ga−Si系軟磁性薄膜と酸化物磁性薄
膜の各膜厚は、各々100〜10000人、20〜50
00人の範囲内とし、積層膜の総膜厚は0.3〜30μ
mとすることが好ましく、Fe−Ga−Si系軟磁性薄
膜と酸化物磁性薄膜の膜厚の比は任意に設定すればよい
。
膜の各膜厚は、各々100〜10000人、20〜50
00人の範囲内とし、積層膜の総膜厚は0.3〜30μ
mとすることが好ましく、Fe−Ga−Si系軟磁性薄
膜と酸化物磁性薄膜の膜厚の比は任意に設定すればよい
。
上記膜厚の範囲を外れると積層膜とした効果が期待でき
なくなる虞がある。
なくなる虞がある。
本発明においては、Fe−Ga−3t系軟磁性薄膜と酸
化物磁性薄膜とを積層しているので、Fe−Ga−5i
系軟磁性膜の一層当たりの膜厚が減少して高周波数帯域
での軟磁気特性、特に透磁率が向上する。
化物磁性薄膜とを積層しているので、Fe−Ga−5i
系軟磁性膜の一層当たりの膜厚が減少して高周波数帯域
での軟磁気特性、特に透磁率が向上する。
このとき、Fe−Ga−5i系軟磁性薄膜が中間膜であ
る酸化物磁性薄膜を介して磁気的に結合され、膜厚方向
の磁気抵抗の増大が抑えられ、同時に単層膜で得られる
以上の軟磁気特性が達成される。
る酸化物磁性薄膜を介して磁気的に結合され、膜厚方向
の磁気抵抗の増大が抑えられ、同時に単層膜で得られる
以上の軟磁気特性が達成される。
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本
発明がこれら実施例に限定されるものではないことはい
うまでもない。
発明がこれら実施例に限定されるものではないことはい
うまでもない。
先ず、Fe、aRu4Gas S I+a合金(組成は
原子%)及びMn−Znフェライトをターゲットとして
用い、第6図に示すような2元スパッタ装置によりスパ
ッタリングを行い、第1図に示すように、円盤状のガラ
スセラミック(CaTiOs)基板(1)上にFe−G
a−Si系軟磁性薄膜(2)及び酸化物磁性薄膜(3)
を積層した。このときFe−Ga−5i系軟磁性薄膜(
2)の膜厚は、1600人とし、Mn−Znフェライト
層の厚みを0.50゜90.120.500人と変化さ
せ、Fe−Qa−Si系軟磁性薄膜(2)とMn−Zn
フェライト層(3)を各50層交互に積層し軟磁性膜を
作成した。
原子%)及びMn−Znフェライトをターゲットとして
用い、第6図に示すような2元スパッタ装置によりスパ
ッタリングを行い、第1図に示すように、円盤状のガラ
スセラミック(CaTiOs)基板(1)上にFe−G
a−Si系軟磁性薄膜(2)及び酸化物磁性薄膜(3)
を積層した。このときFe−Ga−5i系軟磁性薄膜(
2)の膜厚は、1600人とし、Mn−Znフェライト
層の厚みを0.50゜90.120.500人と変化さ
せ、Fe−Qa−Si系軟磁性薄膜(2)とMn−Zn
フェライト層(3)を各50層交互に積層し軟磁性膜を
作成した。
上述のようにして作成した軟磁性膜のスパッタリング後
の保磁力を測定した。結果を第2図に示す。この第2図
からスパッタリング後の保磁力とMn−Znフェライト
層の厚みとの間に特に関係性が見られなかった。
の保磁力を測定した。結果を第2図に示す。この第2図
からスパッタリング後の保磁力とMn−Znフェライト
層の厚みとの間に特に関係性が見られなかった。
続いて、上記軟磁性膜を560°Cで1時間熱処理し、
得られた軟磁性膜についてMn−Znフェライト層(2
)の各厚みについて保磁力を測定したところ第3図に示
すような結果が得られた。これより、熱処理を加えた場
合には、Mn−Znフェライト層(2)の各厚みによっ
て顕著な差がみられ、M n −Z nフェライト層(
2)が50人の時に保磁力がもっとも低く、500人の
時が最も大きな値となり、略比例関係にあることがわか
った。
得られた軟磁性膜についてMn−Znフェライト層(2
)の各厚みについて保磁力を測定したところ第3図に示
すような結果が得られた。これより、熱処理を加えた場
合には、Mn−Znフェライト層(2)の各厚みによっ
て顕著な差がみられ、M n −Z nフェライト層(
2)が50人の時に保磁力がもっとも低く、500人の
時が最も大きな値となり、略比例関係にあることがわか
った。
以上の結果を考慮して次のような軟磁性膜を作成した。
F e74Ru4 Ga8S i 14合金(組成は原
子%)及びMn−Znフェライトをターゲットとして用
い、第6図に示すような2元スパッタ装置によりアルゴ
ン分圧5 X I 0−1Torr、投入電力300W
の条件でスパッタリングを行い、第1図に示すように、
円盤状のガラスセラミック(CaTiOs)&板(1)
上にFc−Ga−3t系軟磁性薄膜(2)及び酸化物磁
性薄膜(3)を積層した後、350°Cで1時間熱処理
して軟磁性膜とした。なお、Fe G a −Si系
軟磁性薄膜(2)の膜厚は1600人、中間層となる酸
化物磁性薄膜(3)は50人とし、その積層数はFe−
Ga−Si系軟磁性薄膜(2)と酸化物磁性薄膜(3)
の積層膜を一層として50層とした。
子%)及びMn−Znフェライトをターゲットとして用
い、第6図に示すような2元スパッタ装置によりアルゴ
ン分圧5 X I 0−1Torr、投入電力300W
の条件でスパッタリングを行い、第1図に示すように、
円盤状のガラスセラミック(CaTiOs)&板(1)
上にFc−Ga−3t系軟磁性薄膜(2)及び酸化物磁
性薄膜(3)を積層した後、350°Cで1時間熱処理
して軟磁性膜とした。なお、Fe G a −Si系
軟磁性薄膜(2)の膜厚は1600人、中間層となる酸
化物磁性薄膜(3)は50人とし、その積層数はFe−
Ga−Si系軟磁性薄膜(2)と酸化物磁性薄膜(3)
の積層膜を一層として50層とした。
上述のようにしてスパッタリングを行い、得られた軟磁
性膜について、磁化曲線(M−H曲線)を測定した。結
果を第4図に示す。
性膜について、磁化曲線(M−H曲線)を測定した。結
果を第4図に示す。
この第4図より、上記軟磁性膜の保磁力を求めたところ
、0.4 (Oe)と極めて小さな値を示した。
、0.4 (Oe)と極めて小さな値を示した。
なお、スパッタリング後、熱処理前の保磁力は3゜2
(Oe)であった。
(Oe)であった。
また、F et4RIJ4 GaB S i14合金(
組成は原子%、膜厚1600人)及びMn−Znフェラ
イト(膜厚50人)を50層交互に重ね、総厚10メt
mとした積層体を2元スパッタにより得、350°Cで
1時間熱処理して軟磁性膜としたものと、Fe、、Ru
4Gas S i+nの膜厚5. 10. 1571
mの単層膜をスパッタリングによって得、550℃で1
時間熱処理して軟磁性膜としたものについて、各周波数
における透磁率の値を測定した。
組成は原子%、膜厚1600人)及びMn−Znフェラ
イト(膜厚50人)を50層交互に重ね、総厚10メt
mとした積層体を2元スパッタにより得、350°Cで
1時間熱処理して軟磁性膜としたものと、Fe、、Ru
4Gas S i+nの膜厚5. 10. 1571
mの単層膜をスパッタリングによって得、550℃で1
時間熱処理して軟磁性膜としたものについて、各周波数
における透磁率の値を測定した。
その結果を第5図に示す。なお、図中aはFeRuGa
Si合金とM n −Z nフェライトを積層した軟磁
性膜を表し、bは膜厚5μmのFeRuGaSiの単層
膜、Cは膜厚10μmのFeRuGaSiの単層膜、d
は膜厚15μmのFeRuGaSiの単層膜の特性を表
している。この結果より、単層膜は周波数が高くなるに
従い透磁率が急激に低下しているのに対して、軟磁性膜
は周波数の高低にあまり影響されず広い範囲で良好な透
磁率を有していることがわかる。また、層厚の等しい軟
磁性膜aと単層膜Cを比較すると、軟磁性膜は、単層膜
より周波数の低い所では透磁率がやや低いものの、周波
数の高い部分、すなわち20Mtlzにおいて略等しい
値となり、さらに高周波数域100 MHzでは単層膜
よりもかなり良好な透磁率を示している。したがって、
本発明にかかる軟磁性膜は、高周波数に対する特性に優
れていることがわかる。
Si合金とM n −Z nフェライトを積層した軟磁
性膜を表し、bは膜厚5μmのFeRuGaSiの単層
膜、Cは膜厚10μmのFeRuGaSiの単層膜、d
は膜厚15μmのFeRuGaSiの単層膜の特性を表
している。この結果より、単層膜は周波数が高くなるに
従い透磁率が急激に低下しているのに対して、軟磁性膜
は周波数の高低にあまり影響されず広い範囲で良好な透
磁率を有していることがわかる。また、層厚の等しい軟
磁性膜aと単層膜Cを比較すると、軟磁性膜は、単層膜
より周波数の低い所では透磁率がやや低いものの、周波
数の高い部分、すなわち20Mtlzにおいて略等しい
値となり、さらに高周波数域100 MHzでは単層膜
よりもかなり良好な透磁率を示している。したがって、
本発明にかかる軟磁性膜は、高周波数に対する特性に優
れていることがわかる。
以上の説明からも明らかなように、本発明の軟磁性膜は
Fe−Ga−Si系軟磁性薄膜と酸化物磁性薄膜を積層
した構造としているので、特に高周波数帯域での高透磁
率化が達成される等、良好な軟磁気特性が得られる。
Fe−Ga−Si系軟磁性薄膜と酸化物磁性薄膜を積層
した構造としているので、特に高周波数帯域での高透磁
率化が達成される等、良好な軟磁気特性が得られる。
また、中間膜を酸化膜−膜としているので、膜厚方向で
の磁気抵抗が抑えられると同時に、保磁力も極めて小さ
なものとすることができる。特に、積層する各膜の膜厚
を最適化することにより、非常に優れた軟磁気特性が低
温処理で得られる。
の磁気抵抗が抑えられると同時に、保磁力も極めて小さ
なものとすることができる。特に、積層する各膜の膜厚
を最適化することにより、非常に優れた軟磁気特性が低
温処理で得られる。
したがって、高記録密度化に対応可能な磁気へノド材料
の提供が可能となる。
の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した軟磁性膜の構成例を示す要部
拡大断面図である。 第2図はFe−Ga−Si系軟磁性薄膜を主体とする軟
磁性膜において中間層であるMnZnフェライトの厚さ
を変えたときの熱処理前の保磁力の変化を示す特性図で
あり、第3図は熱処理後の保磁力の変化を示す特性図で
ある。 第4図は本発明を適用した軟磁性膜のM−H曲線を示す
特性図、第5図は本発明を適用した軟磁性膜の透磁率の
周波数依存性をFe−Ga−Si系軟磁性膜の単層膜の
それと比べて示す特性図である。 第6図は積層膜を作成する際に用いるスパッタリング装
置の一例を示す概略構成図である。 ■・・・基板 2・・・Fe−Ga−Si系軟磁性薄膜3・・・酸化物
磁性薄膜 特許出願人 ソニー株式会社 代理人 弁理士 手漉 晃 同 円相 榮− 第4図 to’ 0J0 杆 颯 。 槽 「 \」
拡大断面図である。 第2図はFe−Ga−Si系軟磁性薄膜を主体とする軟
磁性膜において中間層であるMnZnフェライトの厚さ
を変えたときの熱処理前の保磁力の変化を示す特性図で
あり、第3図は熱処理後の保磁力の変化を示す特性図で
ある。 第4図は本発明を適用した軟磁性膜のM−H曲線を示す
特性図、第5図は本発明を適用した軟磁性膜の透磁率の
周波数依存性をFe−Ga−Si系軟磁性膜の単層膜の
それと比べて示す特性図である。 第6図は積層膜を作成する際に用いるスパッタリング装
置の一例を示す概略構成図である。 ■・・・基板 2・・・Fe−Ga−Si系軟磁性薄膜3・・・酸化物
磁性薄膜 特許出願人 ソニー株式会社 代理人 弁理士 手漉 晃 同 円相 榮− 第4図 to’ 0J0 杆 颯 。 槽 「 \」
Claims (1)
- Fe−Ga−Si系軟磁性薄膜と酸化物磁性薄膜を積層
したことを特徴とする軟磁性膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24492886A JPH0766889B2 (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 | 軟磁性膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24492886A JPH0766889B2 (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 | 軟磁性膜 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6399507A true JPS6399507A (ja) | 1988-04-30 |
JPH0766889B2 JPH0766889B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=17126052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24492886A Expired - Fee Related JPH0766889B2 (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 | 軟磁性膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0766889B2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-15 JP JP24492886A patent/JPH0766889B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0766889B2 (ja) | 1995-07-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2698814B2 (ja) | 軟磁性薄膜 | |
US4707417A (en) | Magnetic composite film | |
US5173823A (en) | Magnetic head for magnetic recording apparatus using a soft magnetic alloy film consisting primarily of iron | |
JP2508489B2 (ja) | 軟磁性薄膜 | |
US4615748A (en) | Amorphous soft magnetic thin film | |
JPH06215325A (ja) | 積層型磁気ヘッドコア | |
JPS60132305A (ja) | 鉄−窒素系積層磁性体膜およびそれを用いた磁気ヘツド | |
JPS6399507A (ja) | 軟磁性膜 | |
JP2775770B2 (ja) | 軟磁性薄膜の製造方法 | |
JP3232592B2 (ja) | 磁気ヘッド | |
JPH0282601A (ja) | 多層磁性膜 | |
JPS6313256B2 (ja) | ||
JP2508462B2 (ja) | 軟磁性薄膜 | |
JPS6399508A (ja) | 軟磁性膜 | |
KR950011127B1 (ko) | 자기헤드 | |
JPS58118015A (ja) | 磁気ヘツド | |
JPS6255911A (ja) | 軟磁性薄膜 | |
JPH0483313A (ja) | 軟磁性薄膜並びに磁気ヘッド | |
JPH0485716A (ja) | 磁気ヘッド用磁性薄膜 | |
JPH0626167B2 (ja) | 軟磁性薄膜 | |
JP2551008B2 (ja) | 軟磁性薄膜 | |
JPH01143312A (ja) | 非晶質軟磁性積層膜 | |
JPS6174109A (ja) | 磁気ヘツド | |
JPH04305807A (ja) | Co基軟磁性薄膜及びこれを用いた磁気ヘッド | |
JPS61290703A (ja) | 軟磁性薄膜 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |