JPS6399294A

JPS6399294A - 洗剤組成物

Info

Publication number: JPS6399294A
Application number: JP4837487A
Authority: JP
Inventors: 杉田　勝義
Original assignee: JOHNSON KK
Current assignee: JOHNSON KK
Priority date: 1986-06-13
Filing date: 1987-03-03
Publication date: 1988-04-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は洗剤組成物に関する。とくに好ましくは被洗浄
物にこれを施用したのち、水洗するだけで充分汚れを落
すことのできる洗剤組成物に関するものである。

一般に、洗浄作業には多大の労力を必要とし、家庭の主
婦にとっては日常生活の中で最も効率化が望まれる。そ
こで本発明者は、家庭用日常品例えば、食器、調理用具
、ふきん等、又は風呂釜、湯槽、排水パイプ等の洗浄に
当り、単に洗剤に浸せきするか又は洗剤を施用したのち
、水洗するだけで簡単に洗浄することのできる洗剤（浸
せきする場合、漬は置きタイプの洗剤と云う）について
種々検討を行なった結果、無機過酸化物、アルカリビル
ダー類及びノニオン界面活性剤の特定配合物が最も効果
的であることを知見した。

しかしながら、粉末状の無機過酸化物及びアルカリビル
ダー類に対し液状のノニオン界面活性剤の２重量％以上
を配合する場合、ただちにベトベトの状態になり配合不
能である。本発明者は更にこの点について検討を重ねた
ところ、無機過酸化物及びアルカリビルダー類の特定量
を顆粒状のも・のを使用すれば、液体のノニオン界面活
性剤が容易に均一に配合されサラッとした流動性を保有
する洗剤が得られることを見い出した。

本発明はこの知見に基づくものであり、無機過酸化物１
０〜９８重量％、アルカリビルダー類０〜８８重量％及
びノニオン界面活性剤２〜２０重量％を含み、かつ無機
過酸化物及びアルカリビルダー類の少くとも３０屯量％
が顆粒状である洗剤組成物を要旨とする。

以下、本発明の詳細な説明する。本発明で使用する無機
過酸化物としては、過炭酸ナトリウム（Ｎａ２ＣＯ３＋
　ｎＨ２Ｏｎ＝　３／２）　、（−／過硫酸塩の複塩（
ｍＭ）（ＳＯｓ　＋　ｎＭＨｓＯ４ＨＩ　Ｍ２Ｓ０ａ、
Ｍはアルカリ金属、Ｃａｓ　Ｚｎ、　Ｍｇ、　ｉ又はＮ
Ｈ４であり、例えばデュポン社製のオキソン、２ＫＨ３
Ｏ５・ＫＨＳＯ４・Ｋ２ＳＯ４として入手できる。）、
又は過ホウ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、ケイ酸ナト
リウム、オルトリン酸ナトリウム等の過酸化水素付加物
が挙げられ、とくに過炭酸ナトリウムが好ましく用いら
れる。

この無機過酸化物は、本発明の洗剤組成物中には１０〜
９８重−％、好ましくは２０〜９６重量％が用いられる
。

次にアルカリビルダー類としては、炭酸ナトリウム、重
炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム等であり、これらは
０〜８８重量％、好ましくは０〜７６重量％が用いられ
る。また７ニオン界面活性剤としては、ポリエチレング
リコール型、高ｎアルコールエチレンオキサイド付加物
、アルキルフェノールエチレンオキサイド付加物、脂肪
Ｍエチレンオキサイド付加物、ポリプロピレングリコー
ルエチレンオキサイド付加物、多価アルコール型等の市
販品が挙げられ、とくに油汚れに対してはＨＬＢ＝１０
〜１４のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
が好ましく用いられる。これらのノニオン界面活性剤は
２〜２０重量％、好ましくは４〜１７重量％が用いられ
る。

本発明の洗剤組成物は、無機過酸化物又はこれとアルカ
リビルダー類からなる粉体と液状のノニオン界面活性剤
との特定量を含むものであるが、これらを均一に配合し
たものである。均一な配合物を得るには無機過酸化物及
びアルカリビルダー類の３０重量％以上、好ましくは４
０重量％以上を顆粒状として用いる必要がある。顆粒状
とは、物質の種類により相違するので一概には云えない
が通常、１５０μ〜２，０００μ程度の微粒子のことで
あり、１２０μ以下の微粉末を１０重量％以下、好まし
くは５重１％以下含むものである。

本発明の洗剤組成物を調製するには、まず顆粒状の無機
過酸化物とアルカリビルダー類とを予め混合したのち、
これにノニオン界面活性剤の液体を徐々に滴下しながら
混合する。次いで残りの扮末状のものを混合すれば、容
易に均一ンこ混合されたサランとした流動性のよい粉体
洗剤組成物が得られる。この場合無機過酸化物及びアル
カリビルダー類の顆粒状物が３０重量以下の場合には、
ノニオン界面活性剤の混合、分散が不可能となる。

混合方法はとくに限定されず、通常の撹拌混合方法によ
り適宜実施される。

更に本組成物は、必要に応じ、酵素、香料、その池の界
面活性を含むことができる。とくに蔗糖脂肪酸エステル
項を配合するのが好ましく、この場合、流動性および固
結防止作用が改善される。

本発明の組成物は、通常、水の存在下好ましくは温水の
存在下用いられる。本組成物の使用量は洗浄対東物又は
汚れの程度ｅこより相違するが、例えば、食器類の漬は
置き洗浄の場合には、本組成物は水に対し０．２〜１．
０重量％程度が用いられる。

本発明の洗剤組成物は、サランとして流動性のよい粉体
組成物であるが、液状の７ニオン界面活性剤を含むので
、粉立ちによる刺激性その他の不都合はなく、製造、容
器への充填作業、消費者の使用が極めて容易である。ま
た、過酸化物による活性酸素の発泡作用と漂白作用（黄
バミ、茶シブの除去）、ノニオン界面活性剤による乳化
洗浄作用（油汚れの除去）、アルカリビルダーによる洗
浄増強作用、さらに必要に応じ、タンパク分解酵素、デ
ンプン分解酵素等を配合することにより被洗浄物を本洗
剤組成物の水溶液中（ニ一定時間漬けて置くだけで手の
とどかないすみずみまで充分に洗浄することができると
ともをこ除菌、防臭作用もあるので、清潔に仕上げする
ことができる。とくに漬は置いたのち又は施用したのち
、水洗するだけでよいので手荒れを生ずることもない。

従って本発明の洗剤組成物は、食器、調理器具、換気扇
、まな板、ふぎん等の台所用品、歯プラン、石鹸箱、洗
面器等の洗面所、浴室用小物、排水パイプ、風呂釜、湯
ｊ曹その他の洗浄用として好適に用いられる。

次に実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本
発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定さ
れるものではない。なお実施例中数字は重量％を示す。

実施例１第１表に示、す各成分及びそれらの割合を万能調理段（
ナショナルＭＫ−６０００、泡立て羽根使用）を用い、
撹拌しなから■〜■の順序で均一に混合して試料を調製
した。試料１〜５は全てサランとしており極めて流動性
はよいが、試料６及び７はベトベトの状態であった。次
ｅこ試料４０２５ｇを排水パイプ中に入れ、次いで約５
０°Ｃの温水約１００ｃｃを注入して一夜放置した。翌
朝水洗したところ排水パイプは完全に洗浄された。

第１表実施例２第２に示す各成分及びそれらの割合を実施例１と同様に
して■〜■の順序で均一に混合した。

本組成物の流動性はよく、１年以上の長期実存で固結性
はみられなかった。成分■の液状非イオン界面活性剤と
して第３表に示すＨＬＢの相違するものを使用した場合
について油汚れ食器に対する漬は置き洗浄（水組成物２
０ｇ／水５ｇ、４０°Ｃ３０分）の効果を第３表に示す
。

一般に無機過酸化物と酵素が同じ組成物中に含有されて
いる場合、酵素の分解を受は易く長期間にわたって安定
に配合しておくことができない。

本実施例の洗剤組成物中の過炭酸ナトリウム及び酵素の
経時安定性に関する試験結果を第４表に示す。これは過
炭酸ナトｖウムが非イオン界面活性剤により被覆され、
安定化されて分解が抑えられたため、アルカラーゼ、タ
ーマミル両酵素が安定化されたのである。なお、第４表
における酵素活性残存率は、アルカラーゼについてはＤ
ＭＣ法（Ｄｉｍｅｔｈｙｌ　Ｃａ５ｅｉｎの酵素分解に
より生成するアミノ酸を比色定量する）により、ターマ
ミルｔこついてはファデイバス法（酵素によるデンプン
の分解をヨード滴定法により定量する）により測定した
。また活性酸素残存率は、通常の過マンガン酸カリ滴定
法により測定した。

第　　２　　表第　　３　　表第　　４　　表１、上１．。

Claims

【特許請求の範囲】１）無機過酸化物１０〜９８重量％、アルカリビルダー
類０〜８８重量％及びノニオン界面活性剤２〜２０重量
％を含み、無機過酸化物及びアルカリビルダー類の少く
とも３０重量％が顆粒状である洗剤組成物。２）特許請求の範囲第１項記載の組成物が０．２〜１０
重量％の蔗糖脂肪酸エステル類を含む洗剤組成物。