JPS6399006A - 入浴剤封入袋 - Google Patents

入浴剤封入袋

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JPS6399006A
JPS6399006A JP27932286A JP27932286A JPS6399006A JP S6399006 A JPS6399006 A JP S6399006A JP 27932286 A JP27932286 A JP 27932286A JP 27932286 A JP27932286 A JP 27932286A JP S6399006 A JPS6399006 A JP S6399006A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、分包使用の入浴剤封入袋に関する。
(ロ)従来の技術 従来、浴用側封入袋として、特開昭60−158060
号公報に記載したものがある。
この浴用側封入袋は、浴用剤が小袋に封入されており、
該小袋が融着可能な水溶性合成樹脂を塗布したシート状
ハイドロゲル生成高分子体からなり、前記合成樹脂が袋
の内面になるようにして製袋されていることを構成上の
特徴とするものである。また、かかる構成によって、上
記封入袋は浴槽内の湯水に投入するのみで、熔解させる
ことができる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、かかる封入袋は、いまだ、以下の問題点を有し
ていた。
■水溶性封入袋の袋口体が湯水に徐々に熔けていくもの
であるため、完全に溶けるまで時間を要する。
■封入袋は全体にわたって均一に溶けることはなく、そ
の一部が湯面上に浮遊し、入浴者に不快感を与える。
■水溶性封入袋の一部が溶けた段階で内容物である入浴
剤が塊となって浴槽底面まで沈没し、浴場中への均一な
分散が図れない。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は発泡性入浴剤を水溶性封入袋内に内包した入浴
剤封入袋に関する。
ここで、水溶性封入袋とは、浴槽中で熔解することを前
提として人体に対する無害性を有し、包装整形性や適度
の加工強度を持つ材質であればよ(、ポリビニルアルコ
ール、カルボキシメチルセルローズ、4.4.6− )
リーグルコ多糖等を主成分とするものが挙げられる。
また、本発明における水溶性フィルムの組成は、目的と
する熔解特性により自由に関節が可能なものであり、従
って、その溶解特性を可能とするものである。また、フ
ィルムの厚さは、入浴剤としての商品特性を考え、5〜
200μ1、好ましくは、10〜80μである。
また、使用目的によっては、本発明における封入袋に、
着色或いは、印刷等の加工を施すこともできる。
特に、4.4.6− )リーグルコ多糖を成分とした水
溶性フィルムの場合は、熔解特性及び機械特性が良好で
あり、さらに、その表面に、容易に水不溶性の印刷を施
すことができ、浴槽中において、印刷された文字や絵等
が浮遊し、楽しむことができる。
また、水溶性フィルムに、例えば、着色剤、着香剤等を
含有させることもできる。
さらに、水溶性フィルムに、例えば、ポリエステル等の
台紙を付けることにより、内包する入浴剤を機械充填す
る場合、加工強度が増すだけでなく、2rj1のフィル
ム構造からなる入浴剤封入袋を作成することができる。
即ち、第1図及び第2図に示すように、入浴剤aを直接
内包する水溶性フィルムを内Jibとし、外JWcを密
封性を保持できる非水溶性のポリエステルフィルムとし
た入浴剤封入袋を一度に製造することができる。
この場合、使用性や品質保持のための密封性を考慮しな
がら、水溶性フィルムの組成や厚み及び機械充填時にお
けるシール圧やシール温度を調節することにより、内層
すの水溶性フィルムと外層Cの非水溶性ポリエステルフ
ィルムとの溶着性や剥離強度を、目的とする値に調節で
きるものである。
また、本発明において、発泡性入浴剤とは、周知の入浴
剤組成物中に無機塩類や有機酸類を配合することにより
、水中投入時に発泡性を有するような組成物をいう。
即ち、充填される入浴剤成分としては、塩化ナトリウム
、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウ
ム、セスキ炭酸ナトリウム、硫化ナトリウムナどの無機
塩類や、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、マイレン酸、
酒石酸などの有機酸及び植物成分、ビタミン、酵素、各
種界面活性剤などを添加したものとすることができる。
また、入浴剤の剤型としては、粉末状、顆粒状、打錠等
、任意の剤型で製剤することができる。
また、本発明では、封入袋の基本的組成の配合バランス
や封入袋フィルムの厚みを調節することにより、溶解温
度、熔解速度、熔解pH1浴剤の発泡持続時間等の熔解
特性を自由に調節することができるとともに、充填され
た組成物による包材フィルムの不溶化1頃向の影響をな
くすため、耐アルカリ性、耐酸性等を任急に調節するこ
ともできる。
特に、封入袋フィルムを4.4.6− トリーグルコ多
糖を成分とした水溶性フィルムとした場合に、上記した
調節作用を顕著なものとすることができる。
(ホ)作用及び効果 ■浴場中に水溶性封入袋を投入すると同時に水溶性フィ
ルムが熔解を始め、浴場により発泡性入浴剤が反応して
同人浴剤が発泡し、その発泡力によって、水溶性封入袋
を分裂し、発泡性入浴剤の浴場への放出及び熔解を促進
するとともに、封入袋自体の熔解速度も促進し、浴湯中
への迅速かつ均一な入浴剤の拡散を図ることができる。
■水溶性封入袋は、発泡性入浴剤の発泡力によって均一
に分裂し、その後浴場に熔解するので、湯面上に水溶性
封入袋の一部が浮遊するのを完全に防止でき、入浴者に
不快感を与えることがない。
■発泡性入浴剤は浴場との反応に際して、快い音を出し
ながら熔解するので、入浴者は、音を楽しみながら入浴
することができる。
■熔解温度や厚みを適宜選択することによって、所望の
溶解速度を得ることができる。
■入浴剤中に酵素等を混入した場合は、発泡力による浴
場の拡散によって、酵素等の人体への接触を高め、酵素
効果を高めることができる。
(へ)実施例 〔第1実施例〕 本発明に係る入浴剤封入袋の溶解性を調べるため−、以
下の組成を有する発明品1〜3を製造するとともに、従
来組成を有する非発泡性の入浴剤封入袋を用怠し、これ
を比較例1として、両者の熔解特性を実験し、その結果
を第1表に示す。
ここに、発明品lは浴槽投入時、湯表面浮遊状態で発泡
分散溶解するタイプのものであり、以下の組成を有する
発泡性入浴剤と、水溶性フィルム製の封入袋Aとからな
る。
(発泡性入浴剤) 炭酸水素ナトリウム      25.1 (%)軽質
炭酸ナトリウム      30.0硫酸ナトリウム 
       21.2酒石酸           
 20.0蛋白質分解酵素(10万単位1g)   2
.0ビタミンB 2           0.2香料
              1.5(封入袋A) 水溶性ポリビニルアルコール  82.0 (%)グリ
セリン         14.0ポリオキシエチレン
ソルビタン 1.0ラウレート 炭酸カルシウム         3.0一方、発明品
2は浴槽に沈んだ状態で発泡分散溶解するタイプのもの
であり、以下の組成を有する発泡性入浴剤からなる。
なお、封入袋は発明品1と同組成の水溶性フィルム製の
封入袋Aを用いた。
(発泡性入浴剤) 硫酸ナトリウム         21.5 (%)重
質炭酸ナトリウム      52.5塩化ナトリウム
         7.0酒石酸          
  15.3蛋白質分解酵素(10万単位7g)   
2.0ビタミン82           0.2香料
              1.5また、発明品3は
錠剤の発泡性入浴剤であり、以下の組成を有する発泡性
入浴剤からなる。
なお、封入袋は発明品1と同組成の水溶性フィルム製の
封入袋Aを用いた。
(発泡性入浴剤) 硫酸ナトリウム         21.0 (%)重
質炭酸ナトリウム      51.0炭酸水素ナトリ
ウム       7.0酒石酸          
  15.3蛋白質分解酵素(10万単位/g)   
2.0ビタミン82           0.2ポリ
エチレングリコール(6000)  2.0香料   
           1.5また、比較例1は非発泡
性の粉状入浴剤であり、以下の組成を有する非発泡性入
浴剤からなる。
らなる。
なお、封入袋は発明品1と同組成の水溶性フィルム封入
袋Aを用いた。
(非発泡性入浴剤) 炭酸水素ナトリウム      54.3 (%)硫酸
ナトリウム         35.0塩化ナトリウム
         7.0蛋白質分解酵素(10万単位
/g)   2.0ビタミンB2          
 0.2香料              1.5第1
表 4υU (/J冶励で夷捩した結果である。
第1表からも明らかなように、比較例1が物理的攪拌を
必要とするのに対し、本発明に係る入浴剤(発明品1〜
3)は、いずれもかかる物理的拡散を必要とすることな
く、発泡分散熔解によって短時間で浴場中に溶解した。
〔実施例2〕 次に、封入袋の厚さを相違させた場合の、本発明に係る
発泡性入浴剤封入袋の、機械的特性及び浴槽熔解性を調
べるため、以下の実験を行った。
まず、封入袋として、以下の組成を有するフィルムを用
いた。但し、フィルムの厚みを、それぞれ、10μ(発
明品4)、30μ(発明品5)及び50μ(発明品6)
とした。
水溶性ポリビニルアルコール   80(%)グリセリ
ン          16 ポリオキシエチレンソルビタン  1 ラウレート 炭酸カルシウム          3上記状作の封入
袋に、実施例1における発明品1の入浴剤と同一組成を
有する入浴剤を、−回使用量20gを充填、熱シールを
行い被包し、製造時の充填分包機における機械特性(充
填時の破m等)及び使用時における浴槽熔解性(溶解温
度、熔解速度、溶解p)(等)を、各発明品(発明品4
〜発明品6)において、比較した。
その結果を第2表に示す。
第2表 以上の実験結果から明らかなように、本発明に係る入浴
剤は、封入袋の厚さが30μの時、良好な機械特性及び
浴槽溶解性を有することが判明した。
しかし、厚さlOμ及び50μにおいても、充分使用に
耐えうるのものである。
〔実施例3〕 次に、封入袋を4.4.6− )リーグルコ多糖を成分
とする水溶性フィルムとした場合の、本発明に係る発泡
性入浴剤封入袋の、機械的特性及び浴槽溶解性を調べる
ため、以下の実験を行った。
まず、封入袋として、以下の組成を有する水溶性フィル
ム製の封入袋Bを用いた。
(封入袋B) 4.4.6−トリーグルコ多糖     53(%)ポ
リビニルアルコール      33グリセリン   
       9.5水              
      4,5なお、かかる封入袋Bは、以下の製
造方法で製造した。
即ち、4.4.6−トリーグルコ多糖粉末をイオン交換
水で溶解し、20%〜30%の水溶液に調整する。
次に、ポリビニルアルコールをイオン交換水で、溶解し
、10%〜25%溶液に調整する。
4.4.6−1−リーグルコ多糖水溶液の4.4.6−
 )リーグルコ多糖固形量53%量と、ポリビニルアル
コール固形量33%量、さらにグリセリン9.5%量を
混合脱泡して調整フィルム化溶液を作成する。
以上のようにして調整したフィルム化溶液をキャスティ
ング法により、ポリエステルフィルム上にコーティング
し、乾燥してフィルムを製造した。
また、乾燥工程は、60”〜90℃の熱風乾燥とした。
そして、かかる封入袋Bに、第3表に示すような組成を
有する発泡性入浴剤を充填して本発明に係る入浴剤封入
袋(発明品7〜9)を製造し、熔解特性及び機械特性を
調べた。
その結果を、それぞれ第4表と第5表に示す。
なお、比較例として非発泡性入浴剤を充瞑した入浴剤封
入袋(比較例2)を用いた。
第3表      (%) 注)封入袋中の入浴剤の内容量は全て3hとした。
(上記発明品及び比較例の説明) 発明品7:浴槽投入時、湯表面浮遊状態で発泡分散熔解
するものである。
発明品8:入浴剤組成は発明品7と同じであるが、水溶
性封入袋フィルムの厚さが 50μと厚くなっており、従って、発 明品7に比べ浴槽内における発泡浴 解時間が長いものである。
発明品9:浴槽に沈んだ状態で発泡分散熔解するタイプ
のものである。
比較例2:入浴剤組成が非発泡性であり、入浴剤封入袋
は、発明品7〜9に用いた ものと同じ封入袋Bである。
第4表 第5表 以上の実験結果から明らかなように、本発明品の内、特
に封入袋をB、即ち、4.4.6− )リーグルコ多糖
を成分とする水溶性フィルムとすることによって、良好
な機械特性及び浴槽熔解性を有することが判明した。
〔実施例4〕 なお、洗剤においても発泡性洗剤封入袋を用いることが
考えられる。その1例を以下に示す。
(無リン化粉末洗剤) (%) 直鎖アルキルベルベンゼンスルホン酸 13.0ナトリ
ウム 高級アルコールEO付加物硫酸    4.0エステル
ナトリウム ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド  2.0(1:l
型) ゼオライト              8.0ケイ酸
ナトリウム           8.0炭酸ナトリウ
ム           41・1硫酸ナトリウム  
          3.5セツケン        
     2.3カルボキシメチルセルロース    
  0.3ポリエチレングリコール(6000)   
  2.0酒石酸               15
.0香料                 0.79
着色料               0.01(水溶
性組成物)           (%)4.4.6−
 トリーグルコ多糖       47.0ポリビニル
アルコール        43.0グリセリン   
         5.0水            
            5.0上記洗剤は、洗剤その
ものが発泡分散性を有するため、洗濯槽投入時に、物理
的攪拌を必要とすることなく、ただちに分散熔解し、活
性剤による起泡性も増すため、洗濯に用いる水の量も少
なくて済むものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る入浴剤封入袋の斜視図、第2図は
第1図1−1線による断面図である。 図中、 a:入浴剤 b:内層 C:外層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、発泡性入浴剤を水溶性封入袋内に内包した入浴剤封
    入袋。
JP61279322A 1986-05-27 1986-11-21 入浴剤封入袋 Expired - Fee Related JPH0788295B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12287286 1986-05-27
JP61-122872 1986-05-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6399006A true JPS6399006A (ja) 1988-04-30
JPH0788295B2 JPH0788295B2 (ja) 1995-09-27

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