JPS6398816A - 薄膜磁気ヘツド用基板およびその製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘツド用基板およびその製造方法

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JPS6398816A
JPS6398816A JP61243481A JP24348186A JPS6398816A JP S6398816 A JPS6398816 A JP S6398816A JP 61243481 A JP61243481 A JP 61243481A JP 24348186 A JP24348186 A JP 24348186A JP S6398816 A JPS6398816 A JP S6398816A
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JP
Japan
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substrate
magnetic head
thin film
film magnetic
crystals
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JP61243481A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Tsuchiya
土屋 一広
Hiroshi Tomijima
富島 浩
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高密度記録用としての用途が期待される薄膜磁
気ヘッドに適したセラミックス基板及びその贋造方法に
関するものである。
薄膜磁気ヘッド基板として要求される特性としては、 (1)表面が平坦で気孔が存在しない。
(2)加工性が良好で加工中にクラックやチッピングを
生じない。
(2)耐摩耗性が良好である。
(4)摺動特性が良好である。
(5)絶縁膜のAl2O3と熱膨張率の差が小さい、な
どが重要である。
このような特性を満たす材料としては、一般にセラミッ
クスが用いろオしているが、現在主流ト’J ッテイル
A 1201  T I C基板では(2)、 (3)
の特性は優れるが、(4)の摺動特性は良好ではなく短
時間で磁気ディスクに錫ヲつけてしまう欠点をもってい
る。そこで1種々の材料を探索した結果、安定化ジルコ
ニアが特に摺動特性に優れていることがわかった。
ジルコニアは周知のように約1200℃でm斜晶−正方
晶のg態を生じ5その際に体積変化を伴うため単独では
焼結できない。そのためY2O,、MgU、CaO等の
安定化剤を添加し。
安定な立方晶を析出させている。焼結は通常、大気中常
圧焼結により行われているが、(1)の特性を満たすた
め、相対密度は少なくとも99%以上は必要であり、常
圧焼結だけでは不十分である6 本発明では、焼結助剤としてA1□○、、Nb2OS 
I T 10□のうち、2種以上を同時添加し、ホント
プレス焼結を行うかあるいは大気中常圧焼結後HI P
を行うことにより、相対密度を99.5%以上にするこ
とができることを見出し、表面に気孔がほとんど存在し
ないという条件を満たすことができた。
Al2O3の添加量は1〜20νt% が望ましい。
これは1wt%以下では焼結助剤としての効果がないた
めである。またAl、034i1Hを増加していくと助
剤として必要な量以上の余分のA1.○。
は、安定化ジルコニアマトリックス中に分散粒子として
存在するようになる。A1□03はZrO2に比べ硬度
が大きいのでこのように2相混合組織となると、基板と
しての耐摩耗性が向上する。ただし、201.lt%を
越えるようになると。
安定化ジルコニアのもつ摺動特性が失われるばかりでな
く、切削抵抗が増加し、精密加工を必要とする基板材と
しては不適となるためAl2O、は20wt%以下に押
える必要がある。
また、安定化剤としてのY2O,量を6〜20mol%
に限定したが、こ九は6mol%以下では準安定正方晶
の含有率が高いために、基板への膜付け、パターン付け
の際の数100℃の加熱・冷却に起因して、残留正方晶
が単斜晶へ変態し、基板のソリ、パターンずれなどの問
題が生じるからである。準安定正方晶の含有率が高いジ
ルコニアは強靭であり、スライスの際の切削抵抗が高く
、加工能率が落ちるため微細な加工を必要とする基板材
としては不適である。上限を20mol%と定めたのは
20mol%を越えると立方品中にY、Zr、○□2が
析出し、強度低下を招くと共に立方晶ジルコニアのもつ
摺動特性が失われてしまうためである。
高密度、摺動特性と並んで薄膜磁気ヘッド基板としての
必要な特性に耐チッピング性がある。
安定化ジルコニアはAI、○、−TiCに比べ切削抵抗
が大きく、また組織の大半を占める立方晶の結晶粒径が
大きいこと、および立方晶の強度が小さく、もろいこと
などにより、切断・溝入れなどの加工を行う際に、大き
なチッピングを生じやすいという欠点をもっている。
本発明は安定化ジルコニアの持つこの欠点を解消すべく
種々の添加剤を探索したところ、Nb、0.、TjOz
+ AlzOiの添加により耐チッピング性が向上する
ことが明らかになった・これは主にこれらの添加剤によ
り (1)立方晶の結晶粒が微細化するため。(特にA12
o3が効果大) (2)破面モードが粒界破壊を示し、研削抵抗が小さく
なったためと考えられる。(特にNb2O,、TiO2
が効果大) 添加量は1〜10wt%が望ましい。これ以下では耐チ
ッピング性の向上に寄与しない。
また、安定化ジルコニアを共沈によって作製することに
より (1)不純物含有量0.5%以下で高純度である。
(2)1次粒子径20〜50nnと微粒子である。
(3)安定化剤が均一に固溶しているという特徴をもつ
このため大気中常圧焼結1300℃後の相対密度を約9
8%まで緻密化することができ、またその後HI P処
理することにより99.5%以上に緻密化できる。さら
に平均結晶粒径を0.5it m以下とすることができ
る。これは組織の微細化という点で好ましい。これによ
り、耐チッピング性が向上することが明らかになった。
本発明によるジルコニア焼結体の表面を鏡面研摩し、X
線回折を行うと単斜晶のピークは出現せず、正方晶ある
いは立方晶のピークのみ観察される。
しかるに、焼結体を長時間粉砕した粉末をX線回折する
と、Y2Quitが6mol%以下では単斜晶のピーク
が観察される。これは残留正方晶が粉砕の際、応力誘起
変態によって単斜晶へ変態したものである。残留正方晶
が全て単斜晶に変態したものと仮定し、最初の焼結体の
正方晶の含有率を粉末X線の積分強度より次式から求め
た。
xlOO(νt%) I m(111) 、単斜晶(111)ピークの積分強
度I m(llr) :単斜晶(1百)ピークの積分強
度Ic(111):立方晶(ill) 残留正方晶の含有率が高いと強度は増加するが、組織的
に不安定であり、前述したように薄膜ヘッド製作の工程
中に受ける加熱・冷却の際に変態を起こし、基板の変形
を生じる恐れがある。そのため、正方晶含有率は5%以
下におさえることが必要である。
以下1本発明を実施例により説明する。
(実施例1) 平均粒径0.03pmのZrO291,mol%。
Y2039moL%(7)総量ニ対し、N b20 s
 、 T 10 z *A1□0.を第1表のように添
加し、純水を溶媒としてアルミナボールミルで24時間
混合した。
混合溶液を乾燥し、10%PVA溶液を添加し。
ライカイ機で造粒後、1ton/a(の圧力で80φX
6〜7厚の成形体に予備成形した。次にこれを1450
℃、1時間大気中で予備焼結し。
さらに1400℃、1000気圧、1時間の条件下でH
IPした。焼結体の密度は水中置換法で3i+1定し、
理論密度で除して相対密度を算出した。
次に焼結体をダイヤモンドブレードで切削し試験片とし
た。破面をSEMa6し、平均粒径をdlり定した。ま
た試験片を鏡面研摩し、荷重:300gでビッカース硬
さを求めた。耐チッピング性は鏡面研摩した試験片に高
速ダイサーで溝を入れ、ラッピング面と切削面の綾に生
じるチッピングの大小で比較した。以上の測定結果を第
1表に示す。
第1表でNα3,6.10は比較例である。相対密度は
すべて99.5%以上になっており。
基板としての基本的特性である表面にボアが存在しない
という条件を満たすことがわかった。
またA1□○、、Nb、05.TiO2を添加すること
により耐チッピング性の効果が顕著であり。
複合添加することによりさらに耐チッピング性は向上す
る。
(実施例2) Zr0.91mol%、Y20,9mol%の総量に対
シ、 5 ii t % (7) N b20 s &
 Fli加し、さらにAl2O。
添加量を0〜30wt%まで変化させて実施例1と同様
に混合、成形を行った。これを真空中1450℃、30
0kg/cd、LHf7)条件下でホットプレスした。
評価は実施例】と同様な方法で行った。また、摩耗テス
トを行い摩耗量を測定し、ジルコニアの摩耗性を100
とした時の相対比較を行った。摺動特性は焼結体から実
際の薄膜磁気ヘッドの形状に切り出し、磁気ディスクと
接融させて磁気ディスクを回転して比較した。以上の測
定結果を第2表に示す。
第2表でNα4,5は比較例である。相対密度はいずれ
も99.5%以上になっている。 また摩耗量はA1□
○、−TiCには劣るがAl2O3が増すにつれて減少
していく。しかし摺動特性はA1□o、量が多くなるに
つれ悪化していくのでAJ□O□量の上限は20+t%
である。
(実施例3) 平均粒径0.03pmのZrO,、Y2O,を任意の組
成になるように秤量し、その総量に対し。
Nb2O,、TiO□およびA1□O1を各4wt%添
加し、実施例1と同様に混合、成形を行った。次にこれ
を真空中1450℃、 300kg/aIi、  LH
の条件下でホットプレスした。焼結体の密度は水中置換
法で測定した。次に焼結体をダイヤモンドブレードで切
削し試験片とした。この試験片を鏡面研摩し、荷重30
0gでビッカース硬さを求めた。また曲げ試験には4X
3X35の試片を使用し1.■I 54点曲げで測定し
た。
熱膨張係数は4X4X17の試片を使用し、室温から4
00℃までの平均熱膨張係数をdIg定した。熱的安定
性として室温から800℃までの加熱・冷却の際の熱膨
張・収縮曲線が線形に変化し、原位置へもどるかどうか
で判断した。また磁気ヘッドの形に基板を切り出し磁気
ディスクと接触させてディスクを回転し摺動特性を測定
した。
以上の測定結果を第3表に示す。第3表でNα1.2.
7は比較例である。曲げ強度はY2O。
量が増加するにつれ減少し、残留正方晶の減少に対応す
る。熱膨張係数もY2O3量が多くなるにつれて減少す
る傾向がある。絶縁膜のA L 20Jの熱膨張係数は
80 X 10−7/’Cテ、11p jJ 。
多少大きいが実用上問題とならない程度である。
Y2O,6mol%以上ではほぼ直線的に膨張収縮を示
し、熱的に安定していた。摺動特性はAl2O、−Ti
C基板では短時間でディスクに傷をつけてしまうのに対
し、安定化ジルコニアでは長時間の使用が可能であり、
特にY2O,に二が増加するほど良好であった。
以下余白 第1.2.3表より酸化ジルコニウムZ r O280
〜94mol%、酸化イツトリウムy20,6〜20m
ol%からなる主成分に対し、酸化アルミニウムA1□
031〜20wt%、酸化ニオブNb7051〜10v
t%、酸化チタンTiO21〜lQ+vt%のうち2種
以上を添加し、ホットプレス焼結、または大気中子備焼
結後HI Pを行うことにより耐摩耗性、耐チッピング
性と摺動特性の良好な基板を作製することができ1本発
明の工業的な寄与は極めて大である。
出頴人 日立金属株式会社 口【1和61年 特訂願 第243481、発明の名称 薄膜[封気ヘッド用1.(仮J5よびその製造方法7;
11正をする省 事f′[どの関係  特許出願人 住所 東京都千代田区丸の内二丁目1番2号名称 (5
08)日立金属株式会社 電話 東京2814642   、、、。
補正の対象 明細書の「発明の詳mな説明」の欄。
補正の内容 1、第3頁第11行の「Mg(JJをrM(1051に
訂正する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸化ジルコニウムZrO_280〜94mol%
    、酸化イットリウムY_2O_36〜20mol%から
    なる主成分に対し、酸化アルミニウムAl_2O_31
    〜20wt%、酸化ニオブNb_2O_51〜10wt
    %、酸化チタンTiO_21〜10wt%のうち2種以
    上を添加し、正方晶と立方晶の二相混合組織あるいは立
    方晶の単一組織から構成されることを特徴とする薄膜磁
    気ヘッド用基板。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の基板においてX線回
    折より定量される残留正方晶の量が5%以下であること
    を特徴とする薄膜磁気ヘッド用基板。
  3. (3)特許請求の範囲第1項記載の材料の混合成形体を
    1250℃〜1600℃でホットプレスすることを特徴
    とする薄膜磁気ヘッド基板の製造方法。
  4. (4)特許請求の範囲第1項記載の材料の混合成形体を
    1250℃〜1700℃で大気中予備焼結後1200℃
    〜1500℃で熱間静水圧プレス(HIP)することを
    特徴とする薄膜磁気ヘッド基板の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0283802A (ja) * 1988-09-20 1990-03-23 Mitsubishi Electric Corp 磁気ディスク装置
JPH0373403A (ja) * 1988-10-14 1991-03-28 Hitachi Ltd 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法
FR2664419A1 (fr) * 1990-06-21 1992-01-10 Sumitomo Spec Metals Materiau pour piece de glissement de tete magnetique.

Cited By (4)

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