JPS639846Y2 - - Google Patents

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JPS639846Y2
JPS639846Y2 JP8838281U JP8838281U JPS639846Y2 JP S639846 Y2 JPS639846 Y2 JP S639846Y2 JP 8838281 U JP8838281 U JP 8838281U JP 8838281 U JP8838281 U JP 8838281U JP S639846 Y2 JPS639846 Y2 JP S639846Y2
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JP
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erase
erasing
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center core
tape
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JP8838281U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、消去ヘツド、特にダブルギヤツプを
有する消去ヘツドに関し、磁気テープに記録され
た信号を消去する時、消去電流の増加につれて消
去率が悪化する。再記録現象を防止するようにし
た消去ヘツドの改良に関する。
従来、第1図に示すようにダブルギヤツプ型の
交流消去ヘツドHはサイドコア1と消去磁界発生
用巻線4を巻回したセンターコア2とより成り、
各コア1,2の材料としては渦電流損失などによ
る熱損失が少ないために温度上昇が少ないことや
高周波特性及び耐摩耗性が優れていることなどに
より、一般に酸化物磁性材料であるフエライトが
使用されている。なお、図において、3,3はギ
ヤツプである。
しかし、近年の高記録密度化に伴つてメタルテ
ープ〔保持力Hc=1050Oe〕のような高保持力テ
ープが出現してきたことにより、記録密度は大巾
に改善されたが、逆に高保持力テープに記録され
た信号を消去するためには、消去ヘツドに大電流
を流さねばならない。
ところで、前記した消去ヘツドHの場合、第3
図に実線で示すように、消去率を高めるために消
去電流を加えて行くと、途中、適正の消去率であ
る60dBを得ることができるが、さらに消去電流
を上げると、コア1,2の材料であるフエライト
は飽和磁束密度が(B≒5500Gauss)と低いた
め、磁気的に飽和してしまい消去率が劣化(Dip
現象)してしまう欠点がある。
そして、この消去率が劣化してしまう電流の値
は、個々の消去ヘツドによつて多少相違している
のが一般である。
また、前記した消去ヘツドをテープレコーダに
取付けた場合、必要な消去率を得るため、消去ヘ
ツドHに所定消去電流を加えるが、前記したよう
に消去ヘツドに消去電流を加え過ぎると、消去率
が劣化してしまい。また、少な過ぎると適正の消
去率に達することなく、磁気テープの完全な消去
ができない欠点があり、このため、消去ヘツド1
つ1つの適正消去率の消去電流をチエツクし、
個々のテープレコーダの消去電流の値を変える必
要がある。
しかし、個々の消去ヘツドの消去電流をチエツ
クしたり、個々のテープレコーダの消去電流の値
を変えることは、非常に手数がかかり、実際問題
としては困難なことであつた。
さらに、前記消去ヘツドでは消去電流の増加に
つれてS/Nが大きくとれない等の欠点もあつ
た。
なお、消去ヘツドを構成している酸化物磁性材
料であるフエライトが磁気的に飽和を起こした場
合、第5図に実線で示すようにフエライトコア未
飽和(点線で示す)の場合に比較してギヤツプよ
り発生する磁界がテープ走行方向(x軸方向)に
伸びた磁界分布となる。したがつて、特にダブル
ギヤツプ消去ヘツドの2つのギヤツプ3,3の
間、すなわちセンターコア2上で消去磁界は第4
図に実線で示すように明白な減衰傾向を示さない
ことから、磁気テープが十分な磁化反転を受けら
れず、前記したように、メタルテープのような高
保持力テープで消去率が劣化するものである。
なお、座標はヘツド表面に垂直な方向をy方向
とし、水平方向をx方向とし、距離はギヤツプ長
gで規準化している。また、磁界強度Hはギヤツ
プ中磁界Hgを1として規準化している。この座
標によりヘツドが未飽和の場合には、等磁界領域
(H/Hg=一定の領域)は、(x=O、y=0)
を中心とする同心円状をなしているが、ヘツドが
飽和の場合には、等磁界領域が偏平となつてい
る。これは、ヘツド表面に磁荷が発生するためと
考えられる。
本考案は、上記欠点を解消せんとするものであ
り、以下、本考案の1実施例を第2図を用いて詳
細に説明する。なお、従来例と同一の部品あるい
は同一の部分は同一の符号とした。
消去ヘツドHは、例えばフエライトより成るサ
イドコア1と消去磁界発生用巻線4が巻かれたセ
ンターコア2より形成され、該センターコア2の
テープ接触面にはセンターコアのテープ接触面積
よりも小さな導電性体板5の薄板(3μm程度)、
例えば、ベリリウム−銅、チタンなどが密着して
ある。
なお、図において、3,3はサイドコア1とセ
ンターコア2によつて形成されたギヤツプであ
る。そして、前記した消去ヘツドHに消去電流を
加え、コア1,2が磁気的に飽和したとしてもセ
ンターコア2上には非磁性体の薄板5が密着して
あるため、薄板5を密着した部分は渦電流が発生
し滋気抵抗が大きくなり磁束が通りにくく、且
つ、薄板5の下に発生した磁荷は薄板5の両側の
磁束の通り易い方に移動し、そこから集中して磁
束が流れる。従つて、薄板5がギヤツプと同じよ
うな働きをし、センターコア2の薄板5部に磁荷
が生じることなく、その磁界分布は第4図点線で
示したようにセンターコア2の薄板5の近傍で急
激な減衰傾向を示し、2つのギヤツプは確実な働
き(消去)を行うことができ、また、第3図に点
線で示したように消去電流を加え過ぎても、従来
のように消去率の劣化を起すことなく一定のカー
ブとなる。従つて、テープレコーダは一定の値以
上の消去電流を加えれば、確実に磁気テープの消
去を行うことができるものである。
以上のように、本考案によれば、センターコア
2のテープ接触面に該テープ接触面よりテープ走
行方向の幅が狭い導電性非磁性体の薄板5を密着
させ薄板5の両側にセンターコア2のテープ接触
面の一部を露出したことにより、消去電流の増加
に対して、消去率は劣化することなく、テープレ
コーダの調整が容易であるばかりか、消去電流の
増加につれてS/N比が良くなる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のダブルギヤツプ消去ヘツドの内
部構造を示す斜視図、第2図は本考案によるダブ
ルギヤツプ消去ヘツドの内部構造を示す斜視図、
第3図は消去率と消去電流の関係を示す消去特性
図、第4図は磁界分布を示す説明図、第5図は消
去ヘツドのギヤツプ近傍磁界分布を示す説明図で
ある。 1……サイドコア、2……センターコア、3…
…ギヤツプ、4……消去磁界発生用巻線、5……
非磁性材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. センタコアとサイドコアを有するダブルギヤツ
    プ消去ヘツドにおいて、センターコアのテープ接
    触面に、該テープ接触面よりテープ走行方向の幅
    が狭い導電性非磁性体の薄板を密着させ、該薄板
    の両側に前記センターコアのテープ接触面の一部
    を露出したことを特徴とする消去ヘツド。
JP8838281U 1981-06-16 1981-06-16 Expired JPS639846Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8838281U JPS639846Y2 (ja) 1981-06-16 1981-06-16

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JP8838281U JPS639846Y2 (ja) 1981-06-16 1981-06-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57201616U JPS57201616U (ja) 1982-12-22
JPS639846Y2 true JPS639846Y2 (ja) 1988-03-24

Family

ID=29883556

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JPS57201616U (ja) 1982-12-22

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