JPS6396300A - ステンレス冷延、焼鈍鋼帯の電解酸洗方法 - Google Patents
ステンレス冷延、焼鈍鋼帯の電解酸洗方法Info
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- JPS6396300A JPS6396300A JP24254286A JP24254286A JPS6396300A JP S6396300 A JPS6396300 A JP S6396300A JP 24254286 A JP24254286 A JP 24254286A JP 24254286 A JP24254286 A JP 24254286A JP S6396300 A JPS6396300 A JP S6396300A
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Landscapes
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はステンレス冷延・焼鈍鋼帯の電解酸洗方法に係
り、特に焼鈍後の表面スケールを短時間で除去できる方
法に関する。
り、特に焼鈍後の表面スケールを短時間で除去できる方
法に関する。
冷延圧延後のステンレス鋼帯は主として圧延歪を除去し
、かつ、緒特性を改善する目的で焼鈍される。焼鈍方法
としては水素雰囲気もしくは(水素+窒素)雰囲気など
の還元性雰囲気中でのいわゆる先師焼鈍と、プロパンガ
スやコークス炉ガス等の燃焼ガス雰囲気中で連続的に焼
鈍する方法とがあるが、近年は生産性を高めるために、
普通鋼の連続焼鈍設備であるCAL(5%鳩、残すN2
、露点−30℃)が用いられるようになった。これらの
うち、燃焼ガスで行うものと、CALによる場合には表
面に酸化皮膜、すなわち、スケールが形成される。この
スケールは、持にCALによる場合は、一般にテンパー
カラーと称され、非常に薄いものであるが、このスケー
ル付着のままでは耐食性が劣りプレス時に型摩耗などの
悪影響があるので除去する必要がある。
、かつ、緒特性を改善する目的で焼鈍される。焼鈍方法
としては水素雰囲気もしくは(水素+窒素)雰囲気など
の還元性雰囲気中でのいわゆる先師焼鈍と、プロパンガ
スやコークス炉ガス等の燃焼ガス雰囲気中で連続的に焼
鈍する方法とがあるが、近年は生産性を高めるために、
普通鋼の連続焼鈍設備であるCAL(5%鳩、残すN2
、露点−30℃)が用いられるようになった。これらの
うち、燃焼ガスで行うものと、CALによる場合には表
面に酸化皮膜、すなわち、スケールが形成される。この
スケールは、持にCALによる場合は、一般にテンパー
カラーと称され、非常に薄いものであるが、このスケー
ル付着のままでは耐食性が劣りプレス時に型摩耗などの
悪影響があるので除去する必要がある。
そのため、通常は酸洗処理かあるいはベルトグラインダ
ーによる研削が行われる。スケール厚さは薄いが非常に
緻密かつ強固なものであり除去し難く、そのため酸洗工
程も複雑である。従来、連続焼鈍後のステンレス冷延鋼
帯の連続脱スケール方法としては、Na0HSNa2G
o、を主成分とする溶融アルカリ塩に浸漬するソルト処
理、Na2SO4、NaNO3等の中性塩溶液中におけ
る電解処理などの前処理を行ってCr をCr に
変化させた後に硫酸、硝弗酸(硝酸十弗化水素酸)、硝
酸等の水溶液に浸漬するか、または、硫酸水溶液中、硝
弗酸水溶液中において電解処理を付加する方法が採用さ
れていた。特開昭59−59900.特公昭38−12
162などに開示されたこれらの浸漬もしくは電解方法
は、鋼種や焼鈍条件の差によって生ずる脱スケールの難
易度によって使い分けるのが一般的である。しかし、こ
れらの場合にも完全に脱スケールするには長時間を要し
、ステンレス冷延鋼帯の生産能率を阻害する原因となっ
ている。
ーによる研削が行われる。スケール厚さは薄いが非常に
緻密かつ強固なものであり除去し難く、そのため酸洗工
程も複雑である。従来、連続焼鈍後のステンレス冷延鋼
帯の連続脱スケール方法としては、Na0HSNa2G
o、を主成分とする溶融アルカリ塩に浸漬するソルト処
理、Na2SO4、NaNO3等の中性塩溶液中におけ
る電解処理などの前処理を行ってCr をCr に
変化させた後に硫酸、硝弗酸(硝酸十弗化水素酸)、硝
酸等の水溶液に浸漬するか、または、硫酸水溶液中、硝
弗酸水溶液中において電解処理を付加する方法が採用さ
れていた。特開昭59−59900.特公昭38−12
162などに開示されたこれらの浸漬もしくは電解方法
は、鋼種や焼鈍条件の差によって生ずる脱スケールの難
易度によって使い分けるのが一般的である。しかし、こ
れらの場合にも完全に脱スケールするには長時間を要し
、ステンレス冷延鋼帯の生産能率を阻害する原因となっ
ている。
脱スケールと生産能率を両立させるには、上記の如き各
種の塩や酸への浸漬時間、電解時間などを確保するため
に、各種の浸漬槽、電解槽を長大化する必要があり、そ
れには多額の設備と、それを設置するための広大な屋内
スペースが必要であるが、実施が困難なため、遅い通板
速度で対処されていた。また、多種類の塩や酸を用いる
ため、その濃度管理等も大きな負荷であった。
種の塩や酸への浸漬時間、電解時間などを確保するため
に、各種の浸漬槽、電解槽を長大化する必要があり、そ
れには多額の設備と、それを設置するための広大な屋内
スペースが必要であるが、実施が困難なため、遅い通板
速度で対処されていた。また、多種類の塩や酸を用いる
ため、その濃度管理等も大きな負荷であった。
〔発明が!J7決しようとする問題点〕本発明の目的は
、上記従来技術の低い生産性、繁雑な工程管理を解消し
て高能率の脱スケール法を提供するにある。
、上記従来技術の低い生産性、繁雑な工程管理を解消し
て高能率の脱スケール法を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明者ら
は、上記目的を達成するために、種々の酸洗方法につい
て検討し、これまでに高濃度硫酸電解法を提案している
(昭和61年9月29日特許出願)。この方法は第2図
に示す如き装置において、硫酸濃度900〜1250
g/lの硫酸−液による簡便でしかも説スケール能率の
点でも優れた電解酸洗方法であるが、陽極の消耗が大き
い欠点のあることが判明した。なお、第2図において、
電解槽2には、高濃度硫酸水溶液4の−Irlが収容さ
れており、中央でロール6および仕切板8で仕切られ、
それぞれに直流電源10に連絡した陽極板12および陰
極板14が設けられている。ロール6で導入されたステ
ンレス鋼帯16(よ電解槽2内で電解酸洗されるが、こ
の場合は陽極板12の損耗が大きいことは上記のとおり
である。
は、上記目的を達成するために、種々の酸洗方法につい
て検討し、これまでに高濃度硫酸電解法を提案している
(昭和61年9月29日特許出願)。この方法は第2図
に示す如き装置において、硫酸濃度900〜1250
g/lの硫酸−液による簡便でしかも説スケール能率の
点でも優れた電解酸洗方法であるが、陽極の消耗が大き
い欠点のあることが判明した。なお、第2図において、
電解槽2には、高濃度硫酸水溶液4の−Irlが収容さ
れており、中央でロール6および仕切板8で仕切られ、
それぞれに直流電源10に連絡した陽極板12および陰
極板14が設けられている。ロール6で導入されたステ
ンレス鋼帯16(よ電解槽2内で電解酸洗されるが、こ
の場合は陽極板12の損耗が大きいことは上記のとおり
である。
本発明法は上記の高濃度硫酸水溶液を改善した高濃度硫
酸−硝酸による間接電解法であり、陽極を硝酸槽内に配
置することにより従来の高濃度硫酸電解法の欠点を取り
除き、同法の利点である高能率脱スケール性を活かすも
のであって、その要旨とするところは次の如くである。
酸−硝酸による間接電解法であり、陽極を硝酸槽内に配
置することにより従来の高濃度硫酸電解法の欠点を取り
除き、同法の利点である高能率脱スケール性を活かすも
のであって、その要旨とするところは次の如くである。
すなわち、ステンレス冷延・焼鈍鋼帯を硫酸電解および
硝酸電解により脱スケールするに当り、硫酸濃度900
〜1250 g/lの前記硫酸電解の槽内に陰極板のみ
を配置し、前記硝酸電解の槽内に陽極板のみを配置し、
前記両電極間に直流電圧を印加することを特徴とするス
テンレス冷延・焼鈍鋼帯の電解酸洗方法である。
硝酸電解により脱スケールするに当り、硫酸濃度900
〜1250 g/lの前記硫酸電解の槽内に陰極板のみ
を配置し、前記硝酸電解の槽内に陽極板のみを配置し、
前記両電極間に直流電圧を印加することを特徴とするス
テンレス冷延・焼鈍鋼帯の電解酸洗方法である。
従来、ステンレス鋼はその材料機能としての高耐食性を
付与するために不働態化処理を施す必要があり、そのた
めには酸洗の最終工程で硝酸への浸漬または硝酸電解す
るのが一般的であるが、本発明法は不働態化処理機能も
兼ね備えた高能率電解酸洗方法である。
付与するために不働態化処理を施す必要があり、そのた
めには酸洗の最終工程で硝酸への浸漬または硝酸電解す
るのが一般的であるが、本発明法は不働態化処理機能も
兼ね備えた高能率電解酸洗方法である。
まず、本発明法で使用する電解酸洗装置を第1図により
説明する。陰極板14が設けられ高濃度硫酸水溶液4を
収容する電解槽2と陽極板12が設けられ、硝酸溶液1
8を収容する電解槽2が別個に設けられ、陰極板14と
陽極板12は直流電源10を介して連絡し、2つの電解
槽2の中間には水洗装置20が設けられている。
説明する。陰極板14が設けられ高濃度硫酸水溶液4を
収容する電解槽2と陽極板12が設けられ、硝酸溶液1
8を収容する電解槽2が別個に設けられ、陰極板14と
陽極板12は直流電源10を介して連絡し、2つの電解
槽2の中間には水洗装置20が設けられている。
上記の装置による本発明法においては、脱スケールのほ
とんどは鋼帯16がアノード電解される側の条件、すな
わち、硫酸の濃度、温度および電流密度にのみ依存して
いる。硫酸濃度が900〜1250 g/lの範囲より
低くても高くても脱スケール性が悪くなり、特に低い側
では肌荒れを生じやスイッチ硫W[度t!900g/l
+以上、12 s Og/l以下、好ましくは1000
〜1200g/I!の範囲が良い。硫酸の温度は40〜
85℃の範囲で脱スケールの効率が良いが、表面光沢の
点から50〜80℃が望ましい。更に、高能率説スケー
ルを可能にするためには電流密度はIOA/di思上が
必要である。電流密度10A/drn’以上では、5A
/dm’以下で同一電気量(電流密度と電解時間の積)
を与又た場合よりも脱スケール状態が勝る場合が多い。
とんどは鋼帯16がアノード電解される側の条件、すな
わち、硫酸の濃度、温度および電流密度にのみ依存して
いる。硫酸濃度が900〜1250 g/lの範囲より
低くても高くても脱スケール性が悪くなり、特に低い側
では肌荒れを生じやスイッチ硫W[度t!900g/l
+以上、12 s Og/l以下、好ましくは1000
〜1200g/I!の範囲が良い。硫酸の温度は40〜
85℃の範囲で脱スケールの効率が良いが、表面光沢の
点から50〜80℃が望ましい。更に、高能率説スケー
ルを可能にするためには電流密度はIOA/di思上が
必要である。電流密度10A/drn’以上では、5A
/dm’以下で同一電気量(電流密度と電解時間の積)
を与又た場合よりも脱スケール状態が勝る場合が多い。
本発明法において、硝酸電解(カソード電解)はほとん
ど脱スケールに寄与しておらず脱スケールのみを考える
と第2図に示した硫酸−彼による場合と同等である。し
かるにあえて硫酸−硝酸の2液による間接電解方式を採
用する理由の一つは、上記の如く陽極材料の消耗が高濁
度硫酸中では大きく、硝酸中では小さいことによる。
ど脱スケールに寄与しておらず脱スケールのみを考える
と第2図に示した硫酸−彼による場合と同等である。し
かるにあえて硫酸−硝酸の2液による間接電解方式を採
用する理由の一つは、上記の如く陽極材料の消耗が高濁
度硫酸中では大きく、硝酸中では小さいことによる。
10%Si鋳鉄を陽極材料として電流密度20A/dm
”で、本発明法および従来法の陽極の消耗量を比較した
。
”で、本発明法および従来法の陽極の消耗量を比較した
。
すなわち、本発明法はHNO50g/l 、60℃の硝
酸水溶液で電解し、従来法はH2So41100 g/
l。
酸水溶液で電解し、従来法はH2So41100 g/
l。
60℃の硫酸水溶液で電解を行い、陽極消耗量を比較し
て第1表に示した。第1表から本発明法は従来法に比し
て陽極消耗量が115に低減していることがわかる。
て第1表に示した。第1表から本発明法は従来法に比し
て陽極消耗量が115に低減していることがわかる。
第 1 表
また、硝酸電解における硝酸の濃度は限定する必要はな
いが、過度に薄いと導電率が低下し、また不働態化処理
の効果がなくなす、濃過ぎるとNOXが発生するので5
〜15%の範囲が好ましい。同様の理由から硝酸の温度
は・50〜65℃が望ましい。
いが、過度に薄いと導電率が低下し、また不働態化処理
の効果がなくなす、濃過ぎるとNOXが発生するので5
〜15%の範囲が好ましい。同様の理由から硝酸の温度
は・50〜65℃が望ましい。
冷間圧延後、実工程のCALおよびAPL (焼鈍酸洗
設備)で連続焼鈍したままのSUH409鋼、SU34
301M、5US304jllを供試材としテ(E用し
た。なお、APLでは酸洗ラインをバイパスさせた。こ
れらの供試材は第2表に示す条件で焼鈍し、生成したス
ケールの状態を同じく第2表に示した。
設備)で連続焼鈍したままのSUH409鋼、SU34
301M、5US304jllを供試材としテ(E用し
た。なお、APLでは酸洗ラインをバイパスさせた。こ
れらの供試材は第2表に示す条件で焼鈍し、生成したス
ケールの状態を同じく第2表に示した。
生成したスケールの状態は、CAL通板材のSUH40
9鋼は薄黄色、SO3430鋼(A)は青紫色、(B)
はやや褐色がかった黄緑色、SUS 304錆は紫がか
った褐色のテンパーカラーである。一方、APL通板材
のSUS 430鋼(C)は青みがかった褐色を呈して
おり、このスケールはCAL通板材のスケールに比して
かなり厚い。
9鋼は薄黄色、SO3430鋼(A)は青紫色、(B)
はやや褐色がかった黄緑色、SUS 304錆は紫がか
った褐色のテンパーカラーである。一方、APL通板材
のSUS 430鋼(C)は青みがかった褐色を呈して
おり、このスケールはCAL通板材のスケールに比して
かなり厚い。
これらの連続焼鈍した供試材をモデル酸洗槽において硫
酸−硝酸による間接電解を行った。すなわち、第3表〜
第7表に電解酸洗条件を示したが、電解液組成が本発明
の条件を満足しているものを本発明例1〜5、条件を外
れている場合を比較例1〜5とした。電解液組成r4に
は硫酸、硝酸を併記したが、いずれの場合も硫酸でアノ
ード電解、硝酸(液温60℃)でカソード電解を行った
。
酸−硝酸による間接電解を行った。すなわち、第3表〜
第7表に電解酸洗条件を示したが、電解液組成が本発明
の条件を満足しているものを本発明例1〜5、条件を外
れている場合を比較例1〜5とした。電解液組成r4に
は硫酸、硝酸を併記したが、いずれの場合も硫酸でアノ
ード電解、硝酸(液温60℃)でカソード電解を行った
。
第 2 表
電解酸洗の結果を同じく第3表〜第7表に示したが、ア
ノードカソード単独の電解時間についてそれぞれの脱ス
ケールの判定結果を示した。実験結果の欄に付した記号
は判定を示すものて、こわらは完全に脱スケールしtコ
代表サンプルと対比して決定した目視判定の結果であり
、第8表に説明するとおりである。なお、肌荒れは備考
欄に示した。
ノードカソード単独の電解時間についてそれぞれの脱ス
ケールの判定結果を示した。実験結果の欄に付した記号
は判定を示すものて、こわらは完全に脱スケールしtコ
代表サンプルと対比して決定した目視判定の結果であり
、第8表に説明するとおりである。なお、肌荒れは備考
欄に示した。
第 3 表
第 4 表
第 5 表
(SUS430(B))
第 6 表
(SUS304)
第 7 表
第 8 表
第3表〜第7表に示す本発明例1〜5および比較例1〜
5の実験結果より明らかなとおり、硫酸濃度900〜1
250 gel 、温度50〜80℃である硫酸槽内で
1ノード電解を行い、続いて50 g71程度の薄い硝
酸水溶液(60℃)中でカソード電解を行い、電流密度
がl OA/dm”以上である本発明例は、上記条件外
で電解した比較例に比し、脱スケール性が明らかに優れ
ている。
5の実験結果より明らかなとおり、硫酸濃度900〜1
250 gel 、温度50〜80℃である硫酸槽内で
1ノード電解を行い、続いて50 g71程度の薄い硝
酸水溶液(60℃)中でカソード電解を行い、電流密度
がl OA/dm”以上である本発明例は、上記条件外
で電解した比較例に比し、脱スケール性が明らかに優れ
ている。
更に、本発明法の有利性を実証するものとして第7表に
示す場合があげられる。すなわち、酸化性雰囲気中(プ
ロパンガス燃焼)で焼鈍し、十分に成長したスケールが
形成した場合であり、この供試材の脱スケール時間は、
特開昭59−59900にて開示された従来法により溶
融アルカリ塩浸漬、硫酸水溶液(H2So450 ge
l)中電解、硝酸水溶液(100gel)中電解を順番
に行った場合は20秒に近い時間を要するに対し、本発
明法による電解ではわずかに2秒で脱スケールが行われ
た。
示す場合があげられる。すなわち、酸化性雰囲気中(プ
ロパンガス燃焼)で焼鈍し、十分に成長したスケールが
形成した場合であり、この供試材の脱スケール時間は、
特開昭59−59900にて開示された従来法により溶
融アルカリ塩浸漬、硫酸水溶液(H2So450 ge
l)中電解、硝酸水溶液(100gel)中電解を順番
に行った場合は20秒に近い時間を要するに対し、本発
明法による電解ではわずかに2秒で脱スケールが行われ
た。
上記の如く、本発明の電解酸洗方法は脱スケール性能が
非常に優れている。一方、酸洗後の鋼帯表面の状態は、
本発明法によって酸洗し完全に脱スケールされたものは
、従来の硝酸電解したものに比し著しく美麗である。
非常に優れている。一方、酸洗後の鋼帯表面の状態は、
本発明法によって酸洗し完全に脱スケールされたものは
、従来の硝酸電解したものに比し著しく美麗である。
本発明法をステンレス冷延鋼板の連続焼鈍ラインに適用
すれば、APLではソルト処理等の前処理が不要になり
、比較的スケールの薄いCAL材においては電解時間の
短縮による高速通板が可能となる。更に廃液処理などの
ランニングコストの低減も可能である。
すれば、APLではソルト処理等の前処理が不要になり
、比較的スケールの薄いCAL材においては電解時間の
短縮による高速通板が可能となる。更に廃液処理などの
ランニングコストの低減も可能である。
本発明は上記実施例からも明らかな如く、硫酸濃度90
0〜1250 gelの硫酸水溶液中でアノード電解、
硝酸水溶液中でカソード電解を行うことにより、次の効
果をあげることができた。
0〜1250 gelの硫酸水溶液中でアノード電解、
硝酸水溶液中でカソード電解を行うことにより、次の効
果をあげることができた。
(イ) ソルト処理等の前処理が不要であるので工程を
簡素化できる。
簡素化できる。
(ロ)均一美麗な脱スケール面が得られる。
(ハ)脱スケール時間を従来より短縮できるので高速通
板が可能となり、生産性が向上する。
板が可能となり、生産性が向上する。
(ニ)高濃度硫酸−液による酸洗に比し陽極の消耗が大
幅に減少する。
幅に減少する。
(ホ) 上記 (イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ
)の結果、脱スケールコストを大幅に低減できる。
)の結果、脱スケールコストを大幅に低減できる。
本発明はステンレス冷延焼鈍鋼帯の脱スケールについて
、高濃度硫酸−硝酸による間接電解法を開示したもので
、本発明単独で実施できることは勿論、従来の酸洗方法
との組合わせであっても]畳れた効果をあげることは明
らかである。
、高濃度硫酸−硝酸による間接電解法を開示したもので
、本発明単独で実施できることは勿論、従来の酸洗方法
との組合わせであっても]畳れた効果をあげることは明
らかである。
なお、本発明の脱スケール方法は全てのステンレス鋼種
に適用が可能である。
に適用が可能である。
第1図は本発明実施例における電解酸洗装置を模式的に
示す断面図、第2図は従来の高濃度硫酸−液による電解
酸洗装置を模式的に示す断面図である。 2・電屏槽 4・・・高1儂度硫酸水溶液1
0・・直流電源 12・・陽極板14 陰極板
16・・・ステンレス鋼帯18・・・硝酸水溶
液
示す断面図、第2図は従来の高濃度硫酸−液による電解
酸洗装置を模式的に示す断面図である。 2・電屏槽 4・・・高1儂度硫酸水溶液1
0・・直流電源 12・・陽極板14 陰極板
16・・・ステンレス鋼帯18・・・硝酸水溶
液
Claims (1)
- (1)ステンレス冷延・焼鈍鋼帯を硫酸電解および硝酸
電解により脱スケールするに当り、硫酸濃度900〜1
250g/lの前記硫酸電解の槽内に陰極板のみを配置
し、前記硝酸電解の槽内に陽極板のみを配置し、前記両
電極間に直流電圧を印加することを特徴とするステンレ
ス冷延・焼鈍鋼帯の電解酸洗方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24254286A JPS6396300A (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 | ステンレス冷延、焼鈍鋼帯の電解酸洗方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24254286A JPS6396300A (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 | ステンレス冷延、焼鈍鋼帯の電解酸洗方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6396300A true JPS6396300A (ja) | 1988-04-27 |
Family
ID=17090656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24254286A Pending JPS6396300A (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 | ステンレス冷延、焼鈍鋼帯の電解酸洗方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6396300A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100576045B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2006-05-03 | 주식회사 포스코 | 스테인리스강판의 전해 산세방법 |
CN102060031A (zh) * | 2010-12-15 | 2011-05-18 | 南车株洲电力机车有限公司 | 城轨车辆底架设备悬挂装置制作工艺 |
CN102140670A (zh) * | 2011-03-11 | 2011-08-03 | 西北有色金属研究院 | 涂层导体用合金基带的连续电解抛光装置及方法 |
-
1986
- 1986-10-13 JP JP24254286A patent/JPS6396300A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100576045B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2006-05-03 | 주식회사 포스코 | 스테인리스강판의 전해 산세방법 |
CN102060031A (zh) * | 2010-12-15 | 2011-05-18 | 南车株洲电力机车有限公司 | 城轨车辆底架设备悬挂装置制作工艺 |
CN102140670A (zh) * | 2011-03-11 | 2011-08-03 | 西北有色金属研究院 | 涂层导体用合金基带的连续电解抛光装置及方法 |
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