JPS6396262A - 窒化物の薄膜抵抗体製造方法 - Google Patents
窒化物の薄膜抵抗体製造方法Info
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- JPS6396262A JPS6396262A JP24338886A JP24338886A JPS6396262A JP S6396262 A JPS6396262 A JP S6396262A JP 24338886 A JP24338886 A JP 24338886A JP 24338886 A JP24338886 A JP 24338886A JP S6396262 A JPS6396262 A JP S6396262A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は反応性スパッタリング法により、抵抗温度係数
(T CR)が零で、かつ目的の比抵抗値の薄膜抵抗体
を得るための窒化物の薄膜抵抗体製造方法に関するもの
である。
(T CR)が零で、かつ目的の比抵抗値の薄膜抵抗体
を得るための窒化物の薄膜抵抗体製造方法に関するもの
である。
「従来の技術」
窒化物、例えばZrNの薄膜抵抗体を得るためのスパッ
タリング法は、一般にN2ガスと不活性ガス(Ar、X
eなと)を混合した一定圧の混合ガスを反応室に導入し
て電場をかけ、プラズマ放電を起こしてまず気体を高エ
ネルギー化し、その気体イオンで固体ターゲットである
Zrをたたき、たたき出された原子を基板に堆積させる
方法である。
タリング法は、一般にN2ガスと不活性ガス(Ar、X
eなと)を混合した一定圧の混合ガスを反応室に導入し
て電場をかけ、プラズマ放電を起こしてまず気体を高エ
ネルギー化し、その気体イオンで固体ターゲットである
Zrをたたき、たたき出された原子を基板に堆積させる
方法である。
しかるに、従来は混合ガスはN2とArを一定比とし、
また反応室に流入する混合ガスの流量によって内部の圧
力を一定値に設定して製造を行っていた。
また反応室に流入する混合ガスの流量によって内部の圧
力を一定値に設定して製造を行っていた。
「発明が解決しようとする問題点」
従来の方法による窒化物の薄膜抵抗体は、第5図の特性
図に示すように1反応室内のガス圧が10””Torr
の付近のときTCRが−50−100ppm/degで
あって、零にならないこと、また、TCRを零に近づけ
ようとすると、目的の比抵抗(μΩan)の製品になる
とは限らないという問題があった。
図に示すように1反応室内のガス圧が10””Torr
の付近のときTCRが−50−100ppm/degで
あって、零にならないこと、また、TCRを零に近づけ
ようとすると、目的の比抵抗(μΩan)の製品になる
とは限らないという問題があった。
r問題点を解決するための手段」
本発明は上述のような問題点を解決するためになされた
もので、反応室内にZrNの薄膜を生成する基板と、Z
rのターゲットとを対峙して設け、前記反応室に連結さ
れたポンプにより所定圧の真空度に保持しつつ、N2ガ
スと不活性ガスとの混合ガスを流入して薄膜抵抗体を製
造するようにした方法において、所望の比抵抗であって
、かつ略零の抵抗温度係数のZrNの薄膜は、混合ガス
の総流量を加減することにより生成せしめるようにした
ものである。
もので、反応室内にZrNの薄膜を生成する基板と、Z
rのターゲットとを対峙して設け、前記反応室に連結さ
れたポンプにより所定圧の真空度に保持しつつ、N2ガ
スと不活性ガスとの混合ガスを流入して薄膜抵抗体を製
造するようにした方法において、所望の比抵抗であって
、かつ略零の抵抗温度係数のZrNの薄膜は、混合ガス
の総流量を加減することにより生成せしめるようにした
ものである。
「作用」
反応室の真空度はその圧力が1O−3Torr程度とな
るようにポンプで吸気し、かつN2ガスと不活性ガス(
A rガス)の混合ガスを流入しつつプラズマ放電を起
こして気体を高エネルギー化し、その気体イオンで固体
ターゲットをたたき、たたき出されたZrと雰囲気中の
窒素とを反応させて基板に堆積させる。このとき、混合
ガスの流入総量を増大していっても、比抵抗は104μ
Ωω程度まではほとんど変化がない。ところが、抵抗温
度係数は、混合ガスの流入総量とりわけN2ガスの流入
量によって変化する。このことは、逆に、混合ガスの流
入量を加減することによって所望の比抵抗で、かつ略零
の抵抗温度係数のZrNの薄膜を製造できることとなる
。
るようにポンプで吸気し、かつN2ガスと不活性ガス(
A rガス)の混合ガスを流入しつつプラズマ放電を起
こして気体を高エネルギー化し、その気体イオンで固体
ターゲットをたたき、たたき出されたZrと雰囲気中の
窒素とを反応させて基板に堆積させる。このとき、混合
ガスの流入総量を増大していっても、比抵抗は104μ
Ωω程度まではほとんど変化がない。ところが、抵抗温
度係数は、混合ガスの流入総量とりわけN2ガスの流入
量によって変化する。このことは、逆に、混合ガスの流
入量を加減することによって所望の比抵抗で、かつ略零
の抵抗温度係数のZrNの薄膜を製造できることとなる
。
「実施例」
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図において、(1)は反応室で、この反応室(1)
の内部には、350℃まで加熱可能なヒータ(2)が設
けられ、このヒータ(2)の外周には、例えば25rp
mでゆっくりと回転する円筒状の回転体(3)が設けら
れ、この回転体(3)の外壁に、薄膜生成のためのガラ
ス板からなる基板(4)が取付けられ。
の内部には、350℃まで加熱可能なヒータ(2)が設
けられ、このヒータ(2)の外周には、例えば25rp
mでゆっくりと回転する円筒状の回転体(3)が設けら
れ、この回転体(3)の外壁に、薄膜生成のためのガラ
ス板からなる基板(4)が取付けられ。
この基板(4)の外周に、窓(5)を開口した回転シャ
ッタ(6)が設けられている。また、前記基板(4)と
対峙して遷移金属のターゲット例えばZrのターゲット
(7)が設けられ、このターゲット(7)には13゜5
6MHzの高周波電源(8)が結合され、1.35KW
の電力を印加するようになっている。(9)はマグネッ
トである。
ッタ(6)が設けられている。また、前記基板(4)と
対峙して遷移金属のターゲット例えばZrのターゲット
(7)が設けられ、このターゲット(7)には13゜5
6MHzの高周波電源(8)が結合され、1.35KW
の電力を印加するようになっている。(9)はマグネッ
トである。
前記反応室(1)の一端には、N2ガスボンベ(10)
と、不活性ガス、例えばArガスボンベ(11)がそれ
ぞれバルブ(12) (13)、マスフローコントロー
ラ(14)(15)を介して連結され、また、この反応
室(1)の他端には、メインバルブ(16)を経てコー
ルドトラップ(17)に連結され、さらに、オリフィス
(18)、油拡散ポンプ(19)、補助バルブ(20)
を経て油回転ポンプ(21)に連結されている。さらに
反応室(1)と油回転ポンプ(21)の間は排気管(2
2)、粗引きバルブ(23)を介して連結されている。
と、不活性ガス、例えばArガスボンベ(11)がそれ
ぞれバルブ(12) (13)、マスフローコントロー
ラ(14)(15)を介して連結され、また、この反応
室(1)の他端には、メインバルブ(16)を経てコー
ルドトラップ(17)に連結され、さらに、オリフィス
(18)、油拡散ポンプ(19)、補助バルブ(20)
を経て油回転ポンプ(21)に連結されている。さらに
反応室(1)と油回転ポンプ(21)の間は排気管(2
2)、粗引きバルブ(23)を介して連結されている。
前記反応室(1)には内部の真空度(圧力)を測定する
ため、パラトロン真空計(24) (1−10−3To
rrを測定)、ピラニ真空計(25) (10−10−
” Torrを測定)、電離真空計(26)(10″″
3〜10−’Torrを測定)が設けられている。
ため、パラトロン真空計(24) (1−10−3To
rrを測定)、ピラニ真空計(25) (10−10−
” Torrを測定)、電離真空計(26)(10″″
3〜10−’Torrを測定)が設けられている。
以上のような装置による窒化物(ZrN)の薄膜生成方
法を説明する。
法を説明する。
まず、残留ガスの影響を避けるため、ヒータ(2)で基
板(4)を350℃に加熱した状態で、 4.0X10
−’ Torr以下まで反応室(1)内を排気する。続
いて、ターゲット(7)の表面や反応室(1)の内壁を
清浄にするため回転シャッタ(6)を閉じて(窓(5)
をターゲット(7)と反対側にした状態)、Arガスの
みを200cc/lll1n流入してブリスパッタを3
0分間行う。つぎに、ArガスとN2ガスを設定流量値
にセットしてグロー放電を起こし、20分間回転シャッ
タ(6)を開いて薄膜生成を行う。薄膜の生成後、基板
(4)の取り出しに際しては、基板温度が200℃まで
自然冷却し、Arガスによるパージを行う。
板(4)を350℃に加熱した状態で、 4.0X10
−’ Torr以下まで反応室(1)内を排気する。続
いて、ターゲット(7)の表面や反応室(1)の内壁を
清浄にするため回転シャッタ(6)を閉じて(窓(5)
をターゲット(7)と反対側にした状態)、Arガスの
みを200cc/lll1n流入してブリスパッタを3
0分間行う。つぎに、ArガスとN2ガスを設定流量値
にセットしてグロー放電を起こし、20分間回転シャッ
タ(6)を開いて薄膜生成を行う。薄膜の生成後、基板
(4)の取り出しに際しては、基板温度が200℃まで
自然冷却し、Arガスによるパージを行う。
形成された薄膜の膜厚、比抵抗、TCRを測定し、一部
試料についてはX線回折による結晶構造の解析を行う。
試料についてはX線回折による結晶構造の解析を行う。
具体的には、膜厚は触針型膜厚計を用いて行い、比抵抗
は膜厚と4針法で測定したシート抵抗の積として求め、
TCRは基板(4)から切り出した試料ボンデング加工
を施こし、ホットプレート上で室温および110℃まで
加熱したときの抵抗値を4端子法で測定して求め、X線
回折パターンはCu−にα(波長1.5405人)を用
いたディフラクトメータによって行う。
は膜厚と4針法で測定したシート抵抗の積として求め、
TCRは基板(4)から切り出した試料ボンデング加工
を施こし、ホットプレート上で室温および110℃まで
加熱したときの抵抗値を4端子法で測定して求め、X線
回折パターンはCu−にα(波長1.5405人)を用
いたディフラクトメータによって行う。
つぎに、生成したZrN薄膜の特性を第2図。
第3図、第4図に基づき説明する。
(1)抵抗温度係数(TCR)
第2図は混合ガス流量、特にN2ガス流量に対するTC
Rの変化を示したものである。ここで実線特性(A)は
混合ガス流量が200cc/min、鎖線特性(B)は
100cc/min 、点線特性(C)は70cc/l
ll1nを示している。なお、横軸はN2ガス流量の絶
対値を示している。例えば、N2が10cc/winと
いうのは、総量200cc/minのときはN2が10
cc/minでArが190cc/minを意味し、総
量100cc/winのときはN2が10cc/min
でArが90cc/winを意味し、総量70cc/m
fnのときはN2が10cc/minでArが60cc
/winを意7味する。第2図の特性図からつぎのよう
なことがわかる。TCRはN2流量が増加するに従い、
約2000ppm/degから急速に減少し、N2流量
が5cc/min付近ではマイナス側まで落ち込む。さ
らにN、流量を増やすと、一度TCRは上昇し、N2流
量8cc/min付近でピークを持つが、その後は再び
緩やかに減少していく。ピークまでのTCRの変化は総
ガス流量によって変らないが、ピークを過ぎてからは総
ガス流量の小さいものほどTCHの変化が急である。以
上のように、TCRの変化曲線は特性(A)CB)(C
)ともに3点でT CR=0と交わる。
Rの変化を示したものである。ここで実線特性(A)は
混合ガス流量が200cc/min、鎖線特性(B)は
100cc/min 、点線特性(C)は70cc/l
ll1nを示している。なお、横軸はN2ガス流量の絶
対値を示している。例えば、N2が10cc/winと
いうのは、総量200cc/minのときはN2が10
cc/minでArが190cc/minを意味し、総
量100cc/winのときはN2が10cc/min
でArが90cc/winを意味し、総量70cc/m
fnのときはN2が10cc/minでArが60cc
/winを意7味する。第2図の特性図からつぎのよう
なことがわかる。TCRはN2流量が増加するに従い、
約2000ppm/degから急速に減少し、N2流量
が5cc/min付近ではマイナス側まで落ち込む。さ
らにN、流量を増やすと、一度TCRは上昇し、N2流
量8cc/min付近でピークを持つが、その後は再び
緩やかに減少していく。ピークまでのTCRの変化は総
ガス流量によって変らないが、ピークを過ぎてからは総
ガス流量の小さいものほどTCHの変化が急である。以
上のように、TCRの変化曲線は特性(A)CB)(C
)ともに3点でT CR=0と交わる。
(2)比抵抗
N2流量に対する比抵抗の変化が第3図に示される。こ
の特性図における実線特性(A)、鎖線特性(B)、点
線特性(C)の総ガス流量および横軸は第2図と同じで
ある。第3図の特性図からつぎのようなことがわかる。
の特性図における実線特性(A)、鎖線特性(B)、点
線特性(C)の総ガス流量および横軸は第2図と同じで
ある。第3図の特性図からつぎのようなことがわかる。
Arガスのみでスパッタした場合、各ガス流量とも比抵
抗はZrのバルク値41μΩ】に略等しい値である。モ
してN2流量が増すに従い、比抵抗は104μΩa程度
まで3つの特性(A)(B)(C)とも略同じ曲線とな
るが、104μΩ1を越すと総ガス流量が大きい程変化
が緩やかになる。
抗はZrのバルク値41μΩ】に略等しい値である。モ
してN2流量が増すに従い、比抵抗は104μΩa程度
まで3つの特性(A)(B)(C)とも略同じ曲線とな
るが、104μΩ1を越すと総ガス流量が大きい程変化
が緩やかになる。
(3)成膜速度
N2流量に対する成膜速度の変化が第4図に示される。
この特性図においても実線特性(A)、鎖線特性(B)
、点線特性(C)の総ガス流量および横軸は第2図と同
じである・ 第4図の特性図からつぎのようなことがわかる。
、点線特性(C)の総ガス流量および横軸は第2図と同
じである・ 第4図の特性図からつぎのようなことがわかる。
総ガス流量に拘らず、N2が導入されると成膜速度は急
激に減少するが、N2流量が約10cc/Llinを越
えると減少は緩やかになり、略15nm/win付近に
漸近していく様子を示している。このような成膜速度の
変化は反応性スパッタリングに一般にみられ、ターゲッ
ト表面にターゲツト材と反応ガスによるスパッタ率の低
い化合物が形成されるために起る現象と考えられる。ま
たArガスのみでスパッタした場合、ガス流量がいずれ
の場合でも成膜速度が略130nm/nainと一定で
あり、ガス流量の多少の影響は認められない。しかし、
N2ガスが混合されて反応性のスパッタとなると、総ガ
ス流量の多いほど成膜速度が大きくなる傾向がある。
激に減少するが、N2流量が約10cc/Llinを越
えると減少は緩やかになり、略15nm/win付近に
漸近していく様子を示している。このような成膜速度の
変化は反応性スパッタリングに一般にみられ、ターゲッ
ト表面にターゲツト材と反応ガスによるスパッタ率の低
い化合物が形成されるために起る現象と考えられる。ま
たArガスのみでスパッタした場合、ガス流量がいずれ
の場合でも成膜速度が略130nm/nainと一定で
あり、ガス流量の多少の影響は認められない。しかし、
N2ガスが混合されて反応性のスパッタとなると、総ガ
ス流量の多いほど成膜速度が大きくなる傾向がある。
第2図、第3図、第4図の特性図からつぎのことか理解
される。
される。
(1)ArとN2の混合ガスでスパッタした場合、総ガ
ス流量が大きい程成膜速度が大きい。
ス流量が大きい程成膜速度が大きい。
(2)比抵抗はN2ガス流量を増加させることによって
40μΩ■から104μΩ口まで大きくなり、かつこの
範囲では総ガス流量の変化にはあまり影響がない。
40μΩ■から104μΩ口まで大きくなり、かつこの
範囲では総ガス流量の変化にはあまり影響がない。
(3)TCRは総ガス流量が大きい程緩やかな変化とな
る。
る。
前記実施例では遷移金属のターゲットとしてZrを用い
た場合について説明したが、Zr以外の遷移金属である
Ti、Ta等のターゲットを用いた場合も同様に窒化物
の成膜ができる。
た場合について説明したが、Zr以外の遷移金属である
Ti、Ta等のターゲットを用いた場合も同様に窒化物
の成膜ができる。
「発明の効果」
TCR=0で、比抵抗の高い薄膜を生成するときには総
ガス流量を大きくすればよく、この場合、さらに成膜速
度も高く、かつTCRの変化が緩やかであり、このこと
は同一特性の薄膜生成の再現性にすぐれていることを示
している。また、TCR=Oで、比抵抗の低い薄膜を得
るときには総ガス流量を小さくすればよい。このように
、総ガス流量の多少によってTCR=Oでかつ目的の比
抵抗の薄膜が得られる。
ガス流量を大きくすればよく、この場合、さらに成膜速
度も高く、かつTCRの変化が緩やかであり、このこと
は同一特性の薄膜生成の再現性にすぐれていることを示
している。また、TCR=Oで、比抵抗の低い薄膜を得
るときには総ガス流量を小さくすればよい。このように
、総ガス流量の多少によってTCR=Oでかつ目的の比
抵抗の薄膜が得られる。
第1図は本発明の方法を実現するためのスパッタリング
装置の概略図、第2図は本発明方法による薄膜のTCR
の特性図、第3図は本発明方法による薄膜の比抵抗の特
性図、第4図は本発明方法による薄膜の成膜速度の特性
図、第5図は従来の特性図である。 (1)・・・反応室、(2)・・・ヒータ、(3)・・
・回転体、(4)・・・基板、(5)・・・窓、(6)
・・・回転シャッタ、(7)・・・ターゲット(Zr)
、(8)・・・高周波電源、(9)・・・マグネット、
(10)・・・N2ガスボンベ、(11)・・・Arガ
スボンベ、(12) (13)・・・バルブ、(14)
(15)・・・マスフローコントローラ、(16)・
・・メインバルブ、(17)・・・コールドトラップ、
(18)・・・オリフィス、(19)・・・油拡散ポン
プ、(20)・・・補助バルブ、(21)・・・油回転
ポンプ、(22)・・・排気管、(23)・・・粗引き
バルブ、(24)・・・パラトロン真空計、(25)・
・・ピラニ真空計、(26)・・・電離真空計。 出願人 株式会社富士通ゼネラル 第 3 図 N=5Lt(cc/m1n) 第 4 図 第 5 図
装置の概略図、第2図は本発明方法による薄膜のTCR
の特性図、第3図は本発明方法による薄膜の比抵抗の特
性図、第4図は本発明方法による薄膜の成膜速度の特性
図、第5図は従来の特性図である。 (1)・・・反応室、(2)・・・ヒータ、(3)・・
・回転体、(4)・・・基板、(5)・・・窓、(6)
・・・回転シャッタ、(7)・・・ターゲット(Zr)
、(8)・・・高周波電源、(9)・・・マグネット、
(10)・・・N2ガスボンベ、(11)・・・Arガ
スボンベ、(12) (13)・・・バルブ、(14)
(15)・・・マスフローコントローラ、(16)・
・・メインバルブ、(17)・・・コールドトラップ、
(18)・・・オリフィス、(19)・・・油拡散ポン
プ、(20)・・・補助バルブ、(21)・・・油回転
ポンプ、(22)・・・排気管、(23)・・・粗引き
バルブ、(24)・・・パラトロン真空計、(25)・
・・ピラニ真空計、(26)・・・電離真空計。 出願人 株式会社富士通ゼネラル 第 3 図 N=5Lt(cc/m1n) 第 4 図 第 5 図
Claims (3)
- (1)反応室内に窒化物の薄膜を生成する基板と、遷移
金属のターゲットとを対峙して設け、前記反応室に連結
されたポンプの排気能力を所定値に保持しつつ、N_2
ガスと不活性ガスとの混合ガスを流入して薄膜抵抗体を
製造するようにした方法において、所望の比抵抗であっ
て、かつ略零の抵抗温度係数の窒化物の薄膜を、混合ガ
スの総流量を加減することにより生成せしめるようにし
たことを特徴とする窒化物の薄膜抵抗体製造方法。 - (2)不活性ガスはArガスからなる特許請求の範囲第
1項記載の窒化物の薄膜抵抗体製造方法。 - (3)遷移金属のターゲットはZr、TiまたはTaか
らなる特許請求の範囲第1項記載の窒化物の薄膜抵抗体
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61243388A JP2579470B2 (ja) | 1986-10-14 | 1986-10-14 | 窒化物の薄膜抵抗体製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61243388A JP2579470B2 (ja) | 1986-10-14 | 1986-10-14 | 窒化物の薄膜抵抗体製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6396262A true JPS6396262A (ja) | 1988-04-27 |
JP2579470B2 JP2579470B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=17103112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61243388A Expired - Lifetime JP2579470B2 (ja) | 1986-10-14 | 1986-10-14 | 窒化物の薄膜抵抗体製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579470B2 (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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