JPS639591Y2 - - Google Patents

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JPS639591Y2
JPS639591Y2 JP13697084U JP13697084U JPS639591Y2 JP S639591 Y2 JPS639591 Y2 JP S639591Y2 JP 13697084 U JP13697084 U JP 13697084U JP 13697084 U JP13697084 U JP 13697084U JP S639591 Y2 JPS639591 Y2 JP S639591Y2
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twisting
support
roller
bearing
rotation
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JP13697084U
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JPS6150780U (ja
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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は繊維供給チヤンネルから供給された
開繊繊維が、隣接して配設され同方向に回転する
一対の加撚ローラの表面により形成される楔状空
間において少なくとも前記一方の加撚ローラに吸
着された状態で加撚作用を受けて糸として紡出さ
れる吸着加撚紡績装置における加撚ローラクリヤ
ランス調整装置に関するものである。
(従来の技術) 従来この種の吸着加撚紡績装置として第7,8
図に示す装置が昭和56年12月10日公告の特公昭56
−52134号公報に開示されている。この装置にお
いては開繊装置(図示しない)により開繊された
繊維が繊維供給ダクト41に案内され、近接して
平行に配設され同方向に回転するスピニングロー
ラ42及び多孔ローラ43により形成される楔状
空間Rに供給される。そして、多孔ローラ43の
内側に配設された吸気ダクト44の吸気口44a
と対応する位置に吸着され、多孔ローラ43及び
スピニングローラ42の回転により加撚されて引
出ローラ45により多孔ローラ43の軸線方向へ
糸Yとして引出され、巻取ローラ46によりパツ
ケージPとして巻取られるようになつている。
この種の紡績装置においては両加撚ローラのク
リヤランス(間隙)及び紡出番手により両加撚ロ
ーラが繊維に与える加撚作用が変化し、紡出糸の
品質に大きな影響を与える。従つて両加撚ローラ
がそれぞれ所定の固定位置に配設された装置にお
いては、設定番手以外の糸を紡出する場合には紡
出糸の品質が低下したり、紡出不可能となるよう
な不都合がある。又、加撚ローラの製作誤差をで
きるだけ小さくする必要もある。
従来、昭和57年12月14日公告の特公昭57−
59328号公報には、多孔ローラでない方の加撚ロ
ーラを機枠に対して回動可能に配設された一対の
アームの先端に取り付け、両加撚ローラのクリヤ
ランスを調整可能にした装置が提案されている。
ところがこの装置では機構が複雑となるという問
題点の他、加撚ローラが一対のアームの先端に取
り付けられているため、アーム基端の回動量がわ
ずかであつても加撚ローラの移動量が大きくな
り、両加撚ローラのクリヤランスの微調整がむず
かしいという問題もある。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は従来装置が複雑な機構でありクリヤ
ランスの微調整がむずかしいという問題点を解決
するものである。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するための手段としてこの
考案においては、繊維供給チヤンネルから供給さ
れた開繊繊維が、隣接して配設され同方向に回転
する一対の加撚ローラの表面により形成される楔
状空間において少なくとも前記一方の加撚ローラ
に吸着された状態で加撚作用を受けて糸として紡
出される吸着加撚紡績装置において、少なくとも
一方の加撚ローラの軸受を支持し加撚ローラの軸
心と平行に延びる支持部材を、支持台に対して加
撚ローラとほぼ同軸上に回動可能に固定するとと
もに、前記支持部材の支持台への嵌合部の回動中
心と、支持部材の軸受支持部に固定された軸受の
回動中心とを偏心させるという構成を採用した。
(作 用) この考案においては加撚ローラの軸受を支持す
る支持部材が、支持台に対してその嵌合部の回動
中心と軸受の回動中心とが偏心した状態で取付ら
れているため、支持部材を同一位置において回動
することにより両加撚ローラのクリヤランスが容
易に変更調整される。又、支持部材の回動量に比
較して加撚ローラのクリヤランスの変化量が小さ
いため、クリヤランスの微調整が容易となる。
(実施例) 以下この考案を具体化した一実施例を第1〜4
図に従つて説明する。支持台1には2個の嵌合孔
2,3が隣接して形成され、一方の嵌合孔2には
円筒状の吸引パイプ4が挿通固着されている。吸
引パイプ4はその基端が図示しない吸気源に接続
されるとともに、後述する支持筒9に隣接する位
置には長手方向に沿つて延びる幅狭の吸引口4a
が形成されている。吸引パイプ4の内側先端部に
は軸受5がその一端外周部において嵌着固定さ
れ、該軸受5には回転軸6が吸引パイプ4に対し
て回転自在に嵌着固定されている。回転軸6の突
出端には加撚ローラとしての多孔ローラ7が前記
吸引パイプ4の外周に沿つて回転可能にその基端
取付部8において固着されている。
前記他方の嵌合孔3には円筒状の支持筒9がそ
の基端嵌合部10において回動可能に嵌挿される
とともに、ボルト11により締め付け固定されて
いる。支持筒9の内周先端部には軸受12がその
一端外周部において嵌着固定され、軸受12には
回転軸13が支持筒9に対して回転自在に嵌着固
定されている。回転軸13の突出端には加撚ロー
ラとしての無孔ローラ14が支持筒9の外周に沿
つて回転可能に基端取付部15において固着され
ている。そして前記両基端取付部8,15におい
て駆動ベルト16に圧接されることにより多孔ロ
ーラ7、無孔ローラ14が同方向へ回転されるよ
うになつている。
支持筒9は基端に形成された嵌合部10の回動
中心10aと軸受12の回動中心すなわち軸受1
2が支持する回転軸13の回転中心13aとが間
隔δだけ偏心した状態に形成されている。嵌合部
10の内側にはその軸心を中心とした対称位置に
一対の係合凹部17aが形成された回動部材17
が前記支持筒9と一体回動可能に嵌着されてい
る。第4図に示すように嵌合部10の下端面には
基準線18が印されるとともに支持台1の下面嵌
合孔3の周縁には支持筒9の回動量を表示するた
めの目盛19が形成されている。
前記多孔ローラ7及び無孔ローラ14の一側に
は両ローラ7,14の外周面により形成される楔
状空間Rと対応する形状に先端部が形成された繊
維供給チヤンネル20を有する繊維供給装置21
が前記繊維供給チヤンネル20が楔状空間Rと対
応する状態に配設されている。繊維供給チヤンネ
ル20の上流側には開繊ローラ22が高速回転可
能に配設され、フイードローラ23とスプリング
24によりフイードローラ23側へ押圧付勢され
るプレツサ25との協働作用により一定速度で供
給されるスライバ26を開繊して繊維供給チヤン
ネル20内へ送り込むようになつている。又、繊
維供給装置21の上方には引出ローラ27及び巻
取装置28が配設されている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明
する。プレツサ25とフイードローラ23との協
働作用により一定速度で開繊ローラ22に供給さ
れるスライバ26は開繊ローラ22により開繊さ
れ、繊維供給チヤンネル20内へと送り込まれ
る。繊維供給チヤンネル20内に送り込まれた開
繊繊維は吸引パイプ4の作用による吸引気流に乗
つて維供給チヤンネル20内を出口側へと移動
し、吸引パイプ4の吸引口4aと対応する多孔ロ
ーラ7の外面に吸着堆積する。多孔ローラ7の所
定位置に吸着された繊維束Sは多孔ローラ7と無
孔ローラ14との摩擦により第2図の紙面と垂直
な方向を回転軸線として転動されることにより加
撚される。両ローラ7,14により加撚された繊
維束Sが引出ローラ27により糸Yとして引き出
され、巻取装置28によりパツケージPに巻取ら
れる。
さて、加撚ローラの組付け時あるいは紡出条件
の変更により多孔ローラ7と無孔ローラ14との
間隙すなわちクリヤランスの調整を行なう場合に
は、第1,4図に示すように回動部材17に形成
された係合凹部17aに回動用レバー29の係合
部を係合させた状態で回動レバー29を回動す
る。これにより回動部材17と一体に支持筒9が
回動され、嵌合部10の回動中心10aと支持筒
9に取付けられた軸受12の回動中心とが偏心し
ているため多孔ローラ7と無孔ローラ14とのク
リヤランスが変化する。所定のクリヤランスと対
応する目盛19と嵌合部10に印された基準線1
8とが対応する位置まで回動することにより両ロ
ーラ7,14のクリヤランスが所定の値に調整さ
れる。
なお、この考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、第5図に示すように無孔ロー
ラ14の支持部材として支持筒9に代えて嵌合孔
3に対する嵌合部30の軸心30aと無孔ローラ
14を回転可能に支持する軸受31を固定する部
分の軸心32bが偏心した状態に形成された支柱
32を嵌合孔3に対して回動可能に嵌挿しボルト
11で締め付け固定してもよい。又、支持筒9及
び支柱32の下端を支持台1の底面から突出する
状態に形成しその突出端に係合溝9aを設け該係
合溝9aと係合する回動用レバー33を用いて支
持筒9あるいは支柱32を回動するように構成し
てもよい。
考案の効果 以上詳述したように、この考案によれば簡単な
構造で両加撚ローラのクリヤランスの微調整を容
易に行なうことができるので、加撚ローラの製作
誤差の吸収や、紡出条件の変更に速やかに対処す
ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図はこの考案を具体化した一実施例を
示すものであつて、第1図は縦断面図、第2図は
平面図、第3図は第2図のA−A線断面図、第4
図は第1図のX矢視図、第5図は変更例を示す縦
断面図、第6図は別の変更例を示す要部断面図、
第7図は従来装置を示す断面図、第8図は第7図
のB−B線拡大断面図である。 支持台1、嵌合孔2,3、支持部材としての支
持筒9、嵌合部10、軸受12、無孔ローラ1
4、回動部材17、係合凹部17a、目盛19、
支持部材としての支柱32、糸Y。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 繊維供給チヤンネルから供給された開繊繊維
    が、隣接して配設され同方向に回転する1対の
    加撚ローラの表面により形成される楔状空間に
    おいて少なくとも前記一方の加撚ローラに吸着
    された状態で加撚作用を受けて糸として紡出さ
    れる吸着加撚紡績装置において、少なくとも一
    方の加撚ローラの軸受を支持し加撚ローラの軸
    心と平行に延びる支持部材を、支持台に対して
    加撚ローラとほぼ同軸上に回動可能に固定する
    とともに、前記支持部材の支持台への嵌合部の
    回動中心と、支持部材の軸受支持部に固定され
    た軸受の回動中心とを偏心させたことを特徴と
    する吸着加撚紡績装置における加撚ローラクリ
    ヤランス調整装置。 2 前記支持部材はその内側に軸受が固定された
    支持筒であり、基端に形成された嵌合部におい
    て前記支持台に形成された嵌合孔に嵌挿され、
    該嵌合部内側には軸心を中心とした対称位置に
    1対の係合凹部が形成された回動部材が前記支
    持筒と一体回動可能に嵌着されている実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載の吸着加撚紡績装
    置における加撚ローラクリヤランス調整装置。 3 前記支持台の嵌合孔周囲には目盛が設けら
    れ、支持筒下端には基準の印が設けられている
    実用新案登録請求の範囲第2項に記載の吸着加
    撚紡績装置における加撚ローラクリヤランス調
    整装置。
JP13697084U 1984-09-10 1984-09-10 Expired JPS639591Y2 (ja)

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JPS6150780U JPS6150780U (ja) 1986-04-05
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