JPS6395490A - 産業車両における多情報表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （産業上の利用分野） 本発明は産業車両における多情報表示装置に関するもの
である。

（従来の技術） 従来、第１０図に示すように例えばフォークリフト１に
おいてはその機台２に関する取扱上の注意等の種々の情
報を運転者に知らしめるために、機台２にコーションプ
レート３を貼付することが行なわれている。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、上記提案されたコーションプレート３におい
ては一枚で限られた情報しか伝達できないため、第１０
図に示すように機台２の各所に前記コーションプレート
３を貼付しなければならず、そのために運転者が見落す
といった虞がある。又、前記機台２においては前記コー
ションプレート３を貼付する場所は限られているため、
伝達すべき情報の分が増加した場合、前記コーションブ
レ−ト３では対応しきれなくなる。

そこで、この発明の目的は機台２の取扱上の注意等に関
する情報を運転者にあまねく的確に伝達できる産業車両
における多情報表示装置を提供することにある。

発明の構成 （問題点を解決するための手段） 本発明は機台に関する種々の情報を表示した複数枚の情
報画面と、前記情報画面を運転者が目視。

できるように機台のインバネ部に設けた表示位置へ前記
情報画面を順次送出す送出し手段とから構成したもので
ある。

（作用） 上記構成により、機台に関する種々の情報が表示された
複数枚の情報画面は送出し手段によって機台のインバネ
部に設けた表示位置へ順次送り出され、運転者はその情
報画面を前記表示位置にて見ることができる。

（実施例） 以下、この発明をフォークリフトに具体化した一実施例
について第１図から第９図に従って説明する。

図面中フォークリフト１の機台２のインバネ部４の上面
左側部には多情報表示装置の本体ケース５が一対の取付
部材６によって取着されている。

前記本体ケース５の上面に山形に形成されたパネル７の
手前側斜面中央部には四角形状の透視窓８が透設されて
いる。そして、前記透視窓８の外縁にはすりガラス等に
て形成された表示位置としてのスクリーン９が配設され
ている。

前記本体ケース５内部左右両側には一対のローラー１０
ａ、１０ｂが回転可能に取着され、前記右側のローラー
１０ｂは前記本体ケース５の後部内壁５ａに固設したモ
ータ１１によって回転駆動されるようになっている。な
お、前記ローラー１０ａ、１０ｂ及びモータ１１から送
出し手段が構成されている。

前記一対のローラー１０ａ、１０ｂには機台２に関する
注意等を記載した各種情報画面Ｎが連続的にプリントさ
れたエンドレスフィルム１２が上下に平行して掛装され
ている。そして、前記一対のローラー１ｏａ、ｉｏｂの
両端部外周に設けられた複数個の係止突部１３が前記フ
ィルム１２の両側縁に透設した掛止孔１４に係入し、前
記一対のローラー１０ａ、１０ｂが前記フィルム１２を
確実に送出せるようになっている。

前記情報画面Ｎは例えば第８図に示すように、高速旋回
をすると車両が転倒する虞があって危険であるという警
告を示すものである。なお、その池の情報画面Ｎとして
は高い荷役作業で旋回すると転倒しやすく危険であると
か、リヤステアリングは旋回方向と逆に切れるため、路
肩の弱いところではりヤステアリングに充分注意する必
要があるとか、バック走行するときはマストの高さ以上
のクリアランスがないと危険であるといったことを示す
ものがある。

前記フィルム１２はその上側中央部が前記スクリーン９
と対応するように配置されている。そして、前記フィル
ム１２の中央部に対応する本体ケース５の底板５ｂ手前
側には、ランプ１５を前記上下のフィルム１２の間に突
出させて支持するランプ支持台１６が配設されている。

前記ランプ支持台１６の上部には四角形状に形成したレ
ンズ１５が、前記ランプ１５の上方であってしかも前記
上側のフィルム１２の下方に配置されるように設けられ
ている。

従って、前記ランプ１５が点灯すると、その光は同ラン
プ１５の上方に配置されたレンズ１７を介して上側のフ
ィルム１２に当たり、同フィルム１２上の各種情報画面
Ｎが前記スクリーン９に投映されるようになっている。

前記左側のローラー１０ａの右側にあたる前記本体ケー
ス５の底板５ａ後側には断面略コ字状のセンサ支持部材
１８が配設され、同センサ支持部材１８の中央部に設け
たギャップ１９内に前記下側のフィルム１２の一側縁が
挿通されるようになっている。

第６図に示すように前記センサ支持部材１８のギャップ
１９の下面１９ａにあたるセンサ支持部材１８には検出
ランプ２０が埋設されている。そして、前記検出ランプ
２０の光はその上部に固定したレンズ２１を介して前記
ギャップ１９の上面１９ｂに設けた停止位置センサ２２
に照射されるようになっている。

前記検出ランプ２０からの光は常には前記ギャップ１９
内に挿通された下側のフィルム１２の一側縁に設けた帯
状の不透明部分２３に遮られ、前記停止位置センサ２２
には達しないようになっている。さらに、前記帯状の不
透明部分２３の一耶には透明なマーカ２４が設けられ、
このマーカ２４に前記検出ランプ２０が対応すると、そ
の光は前記停止位置センサ２２に達するようになってい
る。そして、前記停止位置センサ２２は検出ランプ２０
の光を検出すると後記する制御回路２７に対し停止信号
を出力するようになっている。

なお、前記マーカ２４が前記検出ランプ２０に対応した
時、前記フィルム１２のスタート画面−がスクリーン９
に対応するようになっている。

次に、この多情報表示装置の電気的構成について第７図
に従って説明する。

前記モータ１１とランプ１５は並列に接続され、さらに
、この並列回路にはリレー２５とバッテリ２６が直列に
接続されている。そして、前記リレー２５にはこの多情
報表示装置の動作を制御する制御回路２７が接続され、
同制御回路２７は前記リレー２５をオンさせ、前記モー
タ１１とランプ１５をバッテリ２６によって駆動させる
ようになっている。

又、前記制御回路２７には前記停止位置センサ２２と、
このフォークリフト１の図示しないエンジンが始動され
たときに始動信号を出力するキースイッチセンサ２８と
が接続されている。

さて、上記構成された多情報表示装置の作用について説
明する。

制御回路２７は運転者によってこのフォークリフト１の
キースイッチが操作され、キースイッチセンサ２８より
始動信号を入力するとリレー２５をオンさせ、モータ１
１を回転駆動するとともにランプ１５を点灯駆動する。

すると、フィルム１２は一対のローラー１０ａ、１０ｂ
によって順次送出され、第８図に示すようにレンズ１７
を介したランプ１５の光によってその情報画面Ｎをスク
リーン９に投映させる。そこで、運転者は運転席に座っ
たままの状態で機台２のインバネ部４に設けたスクリー
ン９を見ることにより、機台２に関する各種の情報を見
落すことなく簡単に得ることができる。

さらに、前記フィルム１２の情報画面Ｎが−通り投映さ
れ、前記マーカ２４が検出ランプ２０に対応し、停止位
置センサ２２から前記制御回路２７に停止信号が出力さ
れると、同制御回路２７はリレー２５をオフし、モータ
１１を停止させるとともにランプ１５を消灯する。従っ
て、前記フィルム１２はそのスタート画面がスクリーン
９に対応した状態で停止する。

なお、以後再び新たな運転者によってこのフォークリフ
ト１のキースイッチが操作されると、前記スクリーン９
にはフィルム１２のスタート画面から順次投映されるた
め、どの運転者においても情報画面Ｎを効率良く見るこ
とができる。

（第２実施例） 次に、第２実施例について前記実施例と異なるところに
ついてのみ説明する。本実施例では第９図に示すように
前記実施例で用いたランプ支持台１６及びレンズ１７を
省略するとともに、前記実施例で用いたスクリーン９の
代りに透明なスクリーン３０を透視窓８周縁に固設して
いる。さらに、前記実施例で用いたフィルム１２の代り
に複数枚の情報画面Ｎが印刷されたフィルム３１を一対
のローラー１０ａ、１０ｂに対し掛装している。従って
、運転者は前記スクリーン３０を通して直接情報画面Ｎ
を見て情報を得るようになっている。

この場合、前記実施例の多情報表示装置よりも構造を簡
単にすることができる。

なお、この発明は前記実施例に限定されるものではなく
、フォークリフト以外の産業車両に具体化して実施した
り、車両の始動時以外の所定の場合にフィルムが−通り
回る時間よりも艮めの所定時間だけ送出し手段を動作さ
せるようにして実施したりする等この発明の趣旨から逸
税しない範囲で任意に変更してもよい。

発明の効果 以上詳述したように、本発明においては産業車両の機台
の安全上の注意等に関する各種情報をインバネ部に設け
た表示位置に順次送出されてくる情報画面を目視するこ
とにより、運転席に座ったままで残らず前記情報画面を
見ることができ、大変安全であるという産業利用上層れ
た効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図から第８図は本発明を具体化した第一実施例を示
し、第１図は多情報表示装置の要部側断面図、第２図は
この多情報表示装置を設けたフォークリフトの斜視図、
第３図はこの多情報表示装置の平面図、第４図は多情報
表示装置の分解斜視図、第５図は多情報表示装置の断面
背面図、第６図はセンサ支持部材の要部断面図、第７図
は多情報表示装置の電気ブロック回路図、第８図は情報
画面の一例を示す図、第９図は第２実施例を示す多情報
表示装置の断面図、第１０図は従来のフォークリフトを
示す斜視図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、機台に関する種々の情報を表示した複数枚の情報画
   面と、前記情報画面を運転者が目視できるように機台の
   インバネ部に設けた表示位置へ前記情報画面を順次送出
   す送出し手段とからなる産業車両における多情報表示装
   置。 ２、送出し手段は車両のエンジンの始動と同時に情報画
   面の送出しを開始するものである特許請求の範囲第１項
   に記載の産業車両における多情報表示装置。 ３、情報画面はエンドレスフィルムである特許請求の範
   囲第１項又は第２項のうちいずれか１項に記載の産業車
   両における多情報表示装置。 ４、送出し手段は情報画面を多軸のローラーで表示位置
   へ送出すものである特許請求の範囲第１項乃至第３項の
   うちいずれか１項に記載の産業車両における多情報表示
   装置。