JPS639473Y2 - - Google Patents
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- JPS639473Y2 JPS639473Y2 JP12405883U JP12405883U JPS639473Y2 JP S639473 Y2 JPS639473 Y2 JP S639473Y2 JP 12405883 U JP12405883 U JP 12405883U JP 12405883 U JP12405883 U JP 12405883U JP S639473 Y2 JPS639473 Y2 JP S639473Y2
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- Japan
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- hole
- air
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- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 9
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、車両等のエアブレーキ装置に使用さ
れるブレーキシリンダに関するものである。
れるブレーキシリンダに関するものである。
従来より、この種のものとして、内部空間を形
成した本体と、前記内部空間に移動自在に挿入し
て圧力室と無圧室とを区画する可動体と、該可動
体の無圧室側に設けられ当該可動体と一体的に移
動し前記本体に設けた第1の孔に移動可能に密嵌
する出力部材と、前記第1の孔の側方に設けた第
2の孔に取付けられ前記可動体が所定位置を越え
て移動したことを検知するストロークスイツチ
と、前記無圧室を外気に連絡する通路に設けられ
るエアブリーザとを備え、前記圧力室に圧力流体
を給排するようにしたものが知られている。
成した本体と、前記内部空間に移動自在に挿入し
て圧力室と無圧室とを区画する可動体と、該可動
体の無圧室側に設けられ当該可動体と一体的に移
動し前記本体に設けた第1の孔に移動可能に密嵌
する出力部材と、前記第1の孔の側方に設けた第
2の孔に取付けられ前記可動体が所定位置を越え
て移動したことを検知するストロークスイツチ
と、前記無圧室を外気に連絡する通路に設けられ
るエアブリーザとを備え、前記圧力室に圧力流体
を給排するようにしたものが知られている。
ところが、従来のものでは、例えば実開昭58−
18864号公報に示されるように、エアブリーザの
フイルタを取付けるための孔と、ストロークスイ
ツチを取付けるための孔(前記第2の孔)とを
別々に、本体に設けるようにしているため、加工
段階での手間がかかり、生産効率が悪くなるとい
う問題がある。
18864号公報に示されるように、エアブリーザの
フイルタを取付けるための孔と、ストロークスイ
ツチを取付けるための孔(前記第2の孔)とを
別々に、本体に設けるようにしているため、加工
段階での手間がかかり、生産効率が悪くなるとい
う問題がある。
本考案は、上記問題に鑑みてなされたものであ
つて、生産効率を向上可能なブレーキシリンダを
提供することを目的とする。
つて、生産効率を向上可能なブレーキシリンダを
提供することを目的とする。
本考案は、上記目的を達成するために、前記通
路を、前記第2の孔の少なくとも一部を利用して
構成し、この第2の孔の一部に前記エアブリーザ
のフイルタを配設して成るものである。
路を、前記第2の孔の少なくとも一部を利用して
構成し、この第2の孔の一部に前記エアブリーザ
のフイルタを配設して成るものである。
こうすることにより、ストロークスイツチが取
付けられる孔の少なくとも一部が、無圧室を外気
に連絡する通路及びエアブリーザのフイルタを取
付けるための孔に兼用されるので、エアブリーザ
のフイルタ取付用孔を、別途本体に設ける必要は
なくなる。
付けられる孔の少なくとも一部が、無圧室を外気
に連絡する通路及びエアブリーザのフイルタを取
付けるための孔に兼用されるので、エアブリーザ
のフイルタ取付用孔を、別途本体に設ける必要は
なくなる。
以下、本考案の実施例につき図面を参照して説
明する。
明する。
図において、本実施例のエアオーバ・ハイドロ
リツク・ブースタは全体として1で示され、エア
サーボ部2及びマスタシリンダ部3から成つてい
る。エアサーボ部2のシリンダケーシング4はマ
スタシリンダ部3のシリンダ本体17のフランジ
部5に複数のボルト6及びナツト7により固定さ
れ一体化されている。すなわち、エアサーボ部2
の内部空間を形成する本体はシリンダケーシング
4とシリンダ本体17の一部とによつて構成され
る。
リツク・ブースタは全体として1で示され、エア
サーボ部2及びマスタシリンダ部3から成つてい
る。エアサーボ部2のシリンダケーシング4はマ
スタシリンダ部3のシリンダ本体17のフランジ
部5に複数のボルト6及びナツト7により固定さ
れ一体化されている。すなわち、エアサーボ部2
の内部空間を形成する本体はシリンダケーシング
4とシリンダ本体17の一部とによつて構成され
る。
シリンダケーシング4内には密封部材9を装着
したピストン8が摺動自在に嵌入されており、こ
れによりシリンダケーシング4内は空気圧力室1
1と大気圧室12とに区画される。密封部材9は
抜け止め部材10によつて抜け止めされている。
また、ピストン8はリターン・スプリング13に
よつて左方へと付勢され、通常は図示する復帰位
置をとつている。シリンダ・ケーシング4の端面
には圧縮空気の給排用口金14が気密に固定され
ており、これを通じて圧縮空気が図示しない空圧
レザーバから空気圧力室11に供給され、また空
気圧力室11から圧縮空気が外部に排気される。
シリンダ・ケーシング4の端面中央部には図示し
ない車体の一部に取り付けるための取り付けボル
ト15が溶接固定されている。
したピストン8が摺動自在に嵌入されており、こ
れによりシリンダケーシング4内は空気圧力室1
1と大気圧室12とに区画される。密封部材9は
抜け止め部材10によつて抜け止めされている。
また、ピストン8はリターン・スプリング13に
よつて左方へと付勢され、通常は図示する復帰位
置をとつている。シリンダ・ケーシング4の端面
には圧縮空気の給排用口金14が気密に固定され
ており、これを通じて圧縮空気が図示しない空圧
レザーバから空気圧力室11に供給され、また空
気圧力室11から圧縮空気が外部に排気される。
シリンダ・ケーシング4の端面中央部には図示し
ない車体の一部に取り付けるための取り付けボル
ト15が溶接固定されている。
ピストン8には一体的に出力軸16が固定され
ており、マスタシリンダ部3のシリンダ本体17
内へと延在している。すなわち、シリンダ本体1
7の段付シリンダ孔18の左方開口部分に嵌着さ
れたスリーブ20に出力軸16は摺動自在に嵌入
している。スリーブ20は段付形状であつて、そ
の大径部はエアサーボ部2の大気圧室12内に突
出するシリンダ本体17の突出部19の孔に嵌着
している。スリーブ20の小径部外周にはシール
リング21が装着され、また大径部の内周には密
封部材22,24が装着されている。密封部材2
2,24間には合成樹脂で成る摺動リング23が
配設されている。密封部材22,24により出力
軸16は気密に、かつ液密に摺動自在にスリーブ
20内に嵌入している。シリンダ本体17の突出
部19の端部には抜け止め用リング25が固定さ
れ、これによりスリーブ20は抜け止めされてい
る。
ており、マスタシリンダ部3のシリンダ本体17
内へと延在している。すなわち、シリンダ本体1
7の段付シリンダ孔18の左方開口部分に嵌着さ
れたスリーブ20に出力軸16は摺動自在に嵌入
している。スリーブ20は段付形状であつて、そ
の大径部はエアサーボ部2の大気圧室12内に突
出するシリンダ本体17の突出部19の孔に嵌着
している。スリーブ20の小径部外周にはシール
リング21が装着され、また大径部の内周には密
封部材22,24が装着されている。密封部材2
2,24間には合成樹脂で成る摺動リング23が
配設されている。密封部材22,24により出力
軸16は気密に、かつ液密に摺動自在にスリーブ
20内に嵌入している。シリンダ本体17の突出
部19の端部には抜け止め用リング25が固定さ
れ、これによりスリーブ20は抜け止めされてい
る。
出力軸16の先端部外周には密封部材26が装
着され、これにより前方に液圧発生室30を形成
させている。シリンダ本体17の前端にはOリン
グ41でシールされる蓋体31が螺着され、この
中心孔32に対しブレーキ液圧送用継手部が設け
られ、これは図示せずとも車輪に設けたブレーキ
装置のホイールシリンダに配管を介して接続され
る。シリンダ本体17の前端部には更に中央開口
35を有する係止部34、弁ゴム37、弁板3
8、スプリング36から成る残圧弁33が設けら
れる。弁ゴム37は蓋体31の中心孔32と同心
的な開口40を有し、弁板38はこの開口40か
らは偏位した位置に複数の開口39を有する。ま
た残圧弁33の近くには、ブリーダ装置42が設
けられている。
着され、これにより前方に液圧発生室30を形成
させている。シリンダ本体17の前端にはOリン
グ41でシールされる蓋体31が螺着され、この
中心孔32に対しブレーキ液圧送用継手部が設け
られ、これは図示せずとも車輪に設けたブレーキ
装置のホイールシリンダに配管を介して接続され
る。シリンダ本体17の前端部には更に中央開口
35を有する係止部34、弁ゴム37、弁板3
8、スプリング36から成る残圧弁33が設けら
れる。弁ゴム37は蓋体31の中心孔32と同心
的な開口40を有し、弁板38はこの開口40か
らは偏位した位置に複数の開口39を有する。ま
た残圧弁33の近くには、ブリーダ装置42が設
けられている。
シリンダ本体17の周壁上部にはボス部43が
形成され、この内孔49に継手部材44が固定さ
れている。継手部材44は通孔45を有し、これ
は図示しない作動液を貯える作動液リザーバに連
絡している。
形成され、この内孔49に継手部材44が固定さ
れている。継手部材44は通孔45を有し、これ
は図示しない作動液を貯える作動液リザーバに連
絡している。
継手部材44はボス部43の開口端部に固定さ
れた抜け止めリング46によつて抜け止めされて
おり、またその通孔45のマスタシリンダ側端部
にはフイルタ47が支持部材48によつて支持さ
れている。ボス部43の内孔49に連通して通路
50が形成され、これはスリーブ20の小径部外
周の溝28、これと連通する径方向の複数の孔2
7、及び出力軸16の先端部の径方向に形成され
た複数の孔29を介して通常の図示する状態では
マスタシリンダ部3の液圧発生室30と連通して
いる。
れた抜け止めリング46によつて抜け止めされて
おり、またその通孔45のマスタシリンダ側端部
にはフイルタ47が支持部材48によつて支持さ
れている。ボス部43の内孔49に連通して通路
50が形成され、これはスリーブ20の小径部外
周の溝28、これと連通する径方向の複数の孔2
7、及び出力軸16の先端部の径方向に形成され
た複数の孔29を介して通常の図示する状態では
マスタシリンダ部3の液圧発生室30と連通して
いる。
シリンダ本体17のフランジ部5の下部には外
方に突出する突出部51が一体的に形成され、こ
れにストロークスイツチ52が螺着されている。
ストロークスイツチ52の作動ロツド53は突出
部51内に形成された段付孔59からエアサーボ
部2の大気圧室12内に突出しており、ピストン
8の外縁部と所定の距離をおいて対向している。
方に突出する突出部51が一体的に形成され、こ
れにストロークスイツチ52が螺着されている。
ストロークスイツチ52の作動ロツド53は突出
部51内に形成された段付孔59からエアサーボ
部2の大気圧室12内に突出しており、ピストン
8の外縁部と所定の距離をおいて対向している。
シリンダ本体17のフランジ部5には更にシリ
ンダケーシング4の内周壁面に嵌合するリング状
突起部80が形成され、このリング状突起部80
でシールリング56,81を介してシリンダケー
シング4はシリンダ本体17に上述したようにボ
ルト6及びナツト7により固定されている。また
リング状突起部80の外周面には周方向に溝57
が形成され、これは孔58を介して大気圧室12
と連通している。リング状突起部80は下部で上
述の突出部51と一体化しているが、この部分に
も孔82が形成され、これは突起部80と突出部
51の両部分にわたつて内部に形成される段付孔
59と連通している。従つて大気圧室12は孔5
8、溝57、孔82を介して段付孔59と連通し
ている。段付孔59に本考案に係わるエアブリー
ザのフイルタ60が嵌着されている。
ンダケーシング4の内周壁面に嵌合するリング状
突起部80が形成され、このリング状突起部80
でシールリング56,81を介してシリンダケー
シング4はシリンダ本体17に上述したようにボ
ルト6及びナツト7により固定されている。また
リング状突起部80の外周面には周方向に溝57
が形成され、これは孔58を介して大気圧室12
と連通している。リング状突起部80は下部で上
述の突出部51と一体化しているが、この部分に
も孔82が形成され、これは突起部80と突出部
51の両部分にわたつて内部に形成される段付孔
59と連通している。従つて大気圧室12は孔5
8、溝57、孔82を介して段付孔59と連通し
ている。段付孔59に本考案に係わるエアブリー
ザのフイルタ60が嵌着されている。
ストロークスイツチ52の作動ロツド53は段
付孔59の左端部に嵌着されたシールリング55
及び上述のフイルタ60を摺動自在に挿通し、先
端の係合部70でばね受け69と係合している。
ばね受け69と、作動ロツド53と一体的なばね
受けリング66との間にばね68が張設されてい
る。従つて、作動ロツド53が右方へ移動する場
合にはばね68を介してばね受け69によりスイ
ツチ作動部71を押圧するように構成されてい
る。なお、54はシールリング55の抜け止め用
リングである。
付孔59の左端部に嵌着されたシールリング55
及び上述のフイルタ60を摺動自在に挿通し、先
端の係合部70でばね受け69と係合している。
ばね受け69と、作動ロツド53と一体的なばね
受けリング66との間にばね68が張設されてい
る。従つて、作動ロツド53が右方へ移動する場
合にはばね68を介してばね受け69によりスイ
ツチ作動部71を押圧するように構成されてい
る。なお、54はシールリング55の抜け止め用
リングである。
上述のばね受けリング66、ばね68及びばね
受け69を内蔵するスイツチ筒67の外周にはね
じが形成されており、段付孔59の右端部に螺着
させることによりストロークスイツチ52全体は
シリンダ本体17に対し固定される。75はロツ
ク用ナツトである。ストロークスイツチ52から
はリード線72,73が導出されるが、これらの
ストロークスイツチ52との連結部はゴムカバー
74によつて保護されている。
受け69を内蔵するスイツチ筒67の外周にはね
じが形成されており、段付孔59の右端部に螺着
させることによりストロークスイツチ52全体は
シリンダ本体17に対し固定される。75はロツ
ク用ナツトである。ストロークスイツチ52から
はリード線72,73が導出されるが、これらの
ストロークスイツチ52との連結部はゴムカバー
74によつて保護されている。
シリンダ本体17のフランジ部5の下方突出部
51には段付孔59に連通して更に径方向に排気
孔61が、フイルタ60より右方に位置して形成
され、これにカバー用ボルト65が螺着される。
カバー用ボルト65の軸部には排気孔61に連通
して径方向通路62及び狭い軸方向通路63が形
成され、外気と連通している。また、泥や水が直
接内部に侵入するのを防止するために皿状のカバ
ー部材64を設けている。このカバー部材64は
水が溜まるのを防止するために小孔を有してい
る。
51には段付孔59に連通して更に径方向に排気
孔61が、フイルタ60より右方に位置して形成
され、これにカバー用ボルト65が螺着される。
カバー用ボルト65の軸部には排気孔61に連通
して径方向通路62及び狭い軸方向通路63が形
成され、外気と連通している。また、泥や水が直
接内部に侵入するのを防止するために皿状のカバ
ー部材64を設けている。このカバー部材64は
水が溜まるのを防止するために小孔を有してい
る。
本考案の実施例によるエアオーバ・ハイドロリ
ツク・ブースタ1は以上のように構成されるが、
次にこの作用について説明する。
ツク・ブースタ1は以上のように構成されるが、
次にこの作用について説明する。
図示しないブレーキペダルを踏むと、口金14
を介して圧縮空気が空気圧力室11内に供給さ
れ、ピストン8はリターン・スプリング13のば
ね力に抗して右方へと前進する。これと共に出力
軸16も前進し、先端部の孔29が密封部材26
を通過すると液圧発生室30に液圧力が発生す
る。これは残圧弁33及び接続孔32を介して図
示しない車輪のホイールシリンダに供給され、ブ
レーキがかけられる。
を介して圧縮空気が空気圧力室11内に供給さ
れ、ピストン8はリターン・スプリング13のば
ね力に抗して右方へと前進する。これと共に出力
軸16も前進し、先端部の孔29が密封部材26
を通過すると液圧発生室30に液圧力が発生す
る。これは残圧弁33及び接続孔32を介して図
示しない車輪のホイールシリンダに供給され、ブ
レーキがかけられる。
ブレーキを弛めるためにブレーキペダルへの踏
力を解除すると空気圧力室11内の圧縮空気は口
金14を介して外部へと排気される。これにより
ピストン8、従つて出力軸16はリターンスプリ
ング13のばね力で左方へと復動する。液圧発生
室30内が負圧になると密封部材26の内方リツ
プ部をたわませてリザーバ側からブレーキ液が液
圧発生室30内に供給される。図示しないホイー
ルシリンダ側からも残圧弁33を左方へと押圧さ
せてブレーキ液が液圧発生室30内に還流する。
出力軸16が図示する復動位置に戻ることにより
ホイールシリンダに所定の残圧を残してブレーキ
は完全に弛められる。
力を解除すると空気圧力室11内の圧縮空気は口
金14を介して外部へと排気される。これにより
ピストン8、従つて出力軸16はリターンスプリ
ング13のばね力で左方へと復動する。液圧発生
室30内が負圧になると密封部材26の内方リツ
プ部をたわませてリザーバ側からブレーキ液が液
圧発生室30内に供給される。図示しないホイー
ルシリンダ側からも残圧弁33を左方へと押圧さ
せてブレーキ液が液圧発生室30内に還流する。
出力軸16が図示する復動位置に戻ることにより
ホイールシリンダに所定の残圧を残してブレーキ
は完全に弛められる。
なお、ピストン8が復動すると共に大気圧室1
2内は負圧になるが、これと共に外気からカバー
用ボルト65の通路63,62、排気孔61、フ
イルタ60、段付孔59、孔82、溝57及び孔
58を通つて空気が大気圧室12内に流入する。
外気からの空気に含まれる塵埃はフイルタ60に
よつて除去される。
2内は負圧になるが、これと共に外気からカバー
用ボルト65の通路63,62、排気孔61、フ
イルタ60、段付孔59、孔82、溝57及び孔
58を通つて空気が大気圧室12内に流入する。
外気からの空気に含まれる塵埃はフイルタ60に
よつて除去される。
なお、ストロークスイツチ52はマスタシリン
ダ部3の配管系統に液漏れが生じたり、ブレーキ
シユーが過大に摩耗したりすると、エアサーボ部
2のピストン8が過剰に移動して、この作動ロツ
ド53と当接するようになり図示しない警報装置
を作動させる働らきをする。
ダ部3の配管系統に液漏れが生じたり、ブレーキ
シユーが過大に摩耗したりすると、エアサーボ部
2のピストン8が過剰に移動して、この作動ロツ
ド53と当接するようになり図示しない警報装置
を作動させる働らきをする。
本実施例は以上のような作用を行うのである
が、更に次のような効果を奏するものである。
が、更に次のような効果を奏するものである。
すなわち、本実施例ではエアブリーザのフイル
タ60を嵌着させる孔と、ストロークスイツチ5
2を取付けるための孔とが共通の段付孔59とし
てエアサーボ部12の本体に形成されているの
で、従来のようにエアブリーダのフイルタを嵌着
させるために余分な孔を本体に形成する必要がな
い。従つて、それだけ本体加工の手間が省け、生
産効率を向上させることができる。
タ60を嵌着させる孔と、ストロークスイツチ5
2を取付けるための孔とが共通の段付孔59とし
てエアサーボ部12の本体に形成されているの
で、従来のようにエアブリーダのフイルタを嵌着
させるために余分な孔を本体に形成する必要がな
い。従つて、それだけ本体加工の手間が省け、生
産効率を向上させることができる。
以上、本考案の実施例について説明したが、勿
論、本考案はこれに限定されることなく本考案の
技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
論、本考案はこれに限定されることなく本考案の
技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば、以上の実施例ではストロークスイツチ
52を取付けるための孔を段付孔59としたが、
段付きでなく直線的な孔としてもよい。この場合
には密封部材55の寸法をこれに応じて変えれば
よい。
52を取付けるための孔を段付孔59としたが、
段付きでなく直線的な孔としてもよい。この場合
には密封部材55の寸法をこれに応じて変えれば
よい。
また以上の実施例ではカバー用ボルト65を径
方向の排気孔61に螺着させたが、ストロークス
イツチ52の構成を適宜変更して、排気孔61を
省略するようにしてもよい。この場合には、カバ
ー用ボルト65に相当する防泥用のカバー部材は
例えばスイツチ筒67のねじ部に螺着させるよう
な構成が考えられる。また、マスタシリンダ部を
有しないブレーキシリンダにも適用できる。
方向の排気孔61に螺着させたが、ストロークス
イツチ52の構成を適宜変更して、排気孔61を
省略するようにしてもよい。この場合には、カバ
ー用ボルト65に相当する防泥用のカバー部材は
例えばスイツチ筒67のねじ部に螺着させるよう
な構成が考えられる。また、マスタシリンダ部を
有しないブレーキシリンダにも適用できる。
以上述べたように本考案のブレーキシリンダに
よれば、エアブリーザのフイルタを嵌着させるた
めに余分な孔を形成することが不要となり、本体
の加工がより簡単となる。従つて生産効率を向上
させることができる。
よれば、エアブリーザのフイルタを嵌着させるた
めに余分な孔を形成することが不要となり、本体
の加工がより簡単となる。従つて生産効率を向上
させることができる。
図は本考案の実施例であるエアオーバ・ハイド
ロリツクブースタの側断面図である。 なお、図において、1……エアオーバ・ハイド
ロリツク・ブースタ、2……エアサーボ部、4…
…シリンダケーシング、5……フランジ部、8…
…ピストン、11……空気圧力室、12……大気
圧室、16……出力軸、17……シリンダ本体、
19,51……突出部、52……ストロークスイ
ツチ、57……溝、58,82……孔、59……
段付孔、60……エアブリーザのフイルタ、61
……排気孔、62,63……通路、80……リン
グ状突起部。
ロリツクブースタの側断面図である。 なお、図において、1……エアオーバ・ハイド
ロリツク・ブースタ、2……エアサーボ部、4…
…シリンダケーシング、5……フランジ部、8…
…ピストン、11……空気圧力室、12……大気
圧室、16……出力軸、17……シリンダ本体、
19,51……突出部、52……ストロークスイ
ツチ、57……溝、58,82……孔、59……
段付孔、60……エアブリーザのフイルタ、61
……排気孔、62,63……通路、80……リン
グ状突起部。
Claims (1)
- 内部空間を形成した本体と、前記内部空間に移
動自在に挿入して圧力室と無圧室とを区画する可
動体と、該可動体の無圧室側に設けられ当該可動
体と一体的に移動し前記本体に設けた第1の孔に
移動可能に密嵌する出力部材と、前記第1の孔の
側方に設けた第2の孔に取付けられ前記可動体が
所定位置を越えて移動したことを検知するストロ
ークスイツチと、前記無圧室を外気に連絡する通
路に設けられるエアブリーザとを備え、前記圧力
室に圧力流体を給排するようにしたブレーキシリ
ンダにおいて、前記通路を、前記第2の孔の少な
くとも一部を利用して構成し、この第2の孔の一
部に前記エアブリーザのフイルタを配設して成る
ブレーキシリンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12405883U JPS6030868U (ja) | 1983-08-10 | 1983-08-10 | ブレ−キシリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12405883U JPS6030868U (ja) | 1983-08-10 | 1983-08-10 | ブレ−キシリンダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6030868U JPS6030868U (ja) | 1985-03-02 |
JPS639473Y2 true JPS639473Y2 (ja) | 1988-03-22 |
Family
ID=30282947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12405883U Granted JPS6030868U (ja) | 1983-08-10 | 1983-08-10 | ブレ−キシリンダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6030868U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0272097U (ja) * | 1988-11-18 | 1990-06-01 |
-
1983
- 1983-08-10 JP JP12405883U patent/JPS6030868U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6030868U (ja) | 1985-03-02 |
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