JPH0528142Y2 - - Google Patents

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JPH0528142Y2
JPH0528142Y2 JP1758989U JP1758989U JPH0528142Y2 JP H0528142 Y2 JPH0528142 Y2 JP H0528142Y2 JP 1758989 U JP1758989 U JP 1758989U JP 1758989 U JP1758989 U JP 1758989U JP H0528142 Y2 JPH0528142 Y2 JP H0528142Y2
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piston
hydraulic
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、車両等のブレーキ回路で使
用される空一液圧変換装置に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
例えば、実開昭62−82268号公報で開示される
装置では、コンベンシヨナルマスタシリンダと、
エアチヤンバとを組合せている。
然るに上記装置は2段作動型ではあるものの、
補給室形成用にピストンをストローク分長くし、
これに応じシリンダ側も長くしているので、全長
が長くなる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案はこのような問題に鑑みてなされ、全長
を短縮できる空一液圧変換装置を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、空圧ハウジングの一端側に空圧室
を、他端側に無圧室を区画する空圧可動体と、該
空圧可動体の無圧室側に形成した連結部材と、前
記空圧ハウジングの無圧室側に隣設された液圧シ
リンダと、該液圧シリンダのシリンダ孔に摺動自
在に嵌合して液圧室を区画するとともに前記連結
部材に連結される前記液圧ピストンと、前記空圧
可動体及び前記液圧ピストンを戻し方向に付勢す
る戻しばねと、前記液圧ピストンの側周に形成さ
れた補給室とを備えた空一液圧変換装置におい
て、前記補給室を前記シリンダ孔内に区分し該シ
リンダ孔内を摺動可能なサブピストンを、前記液
圧ピストンの外周に相対移動可能に配設した空一
液圧変換装置によつて達成される。
〔作用〕
サブピストンが液圧ピストンの外周に相対移動
可能に配設されているので、液圧室に液圧を発生
するのに液圧ピストンをサブピストンに対し相対
的に移動させ、次いでサブピストンと共に移動さ
せることができるので、結局、装置全体の軸方向
の長さを従来より一段と短縮することができる。
〔実施例〕 以下、本考案の実施例による空一液圧変換装置
について、図面を参照して説明する。
図に於いて、空一液圧変換装置は全体として1
で示され、空圧部2及び油圧部3から成つてい
る。空圧部2に於いて、リアシエル4と油圧部3
のシリンダ本体16のシエル部16aとの一体結
合により、ケーシング6が形成されている。この
内部にはダイヤフラム7が張設され、その外縁部
のビード部がシエル4及びシエル部16aの外縁
部に挟持され、締めつけバンド8で締めつけられ
て締めつけ金具9により固定されている。
シエル4の中央部には、空気供給用の口金10
が形成され、このポート10aに図示しない圧力
源が接続される。本体6内に於いて、シエル4の
内周壁面には、低い突部11が形成され、これに
通常のブレーキ非作動時には、戻しばね14の張
力により図示するように、ダイヤフラム7を介し
て板状の可動体13が、当接している。ダイヤフ
ラム7により本体6内には、空圧室12及び大気
圧室15が画成されている。
可動体13の中央部には出力軸18が一体的に
固定されている。又、本体6に於いて、シエル部
16aの底部には、開口5が形成され、これには
エヤクリーナ21が取り付けられている。この構
成は公知のものである。戻しばね14はシリンダ
本体16のシエル部16aに支持されている。
油圧部3に於いて、シリンダ本体16にはシリ
ンダ孔16bが形成され、この後端部に本考案に
係わるサブピストン38がシールリング20でシ
ールされて摺動自在に嵌合している。またこれに
摺動自在に一端の大径部に於いて、シールリング
32を装着した液圧ピストン31が嵌合してい
る。また前端部ではカツプシール33を装着して
シリンダ孔16bに嵌合している。このようなピ
ストン31の前方側には、液圧室35が画成さ
れ、又、シールリング32とカツプシール33と
の間には、無圧室34が環状に形成される。又、
シリンダ本体16の上方部には、ボス部16cが
形成され、これにリザーバ継手40が嵌着されて
いるが、これには図示しない配管を介して、リザ
ーバへと接続されている。リザーバ継手40から
ブレーキ液は通孔41を介して、無圧室34へと
供給される。液圧室35の前方には、後述する残
圧弁36が配設され、この近傍には蓋部材37が
螺着固定されているが、このポート37aに図示
しない配管を介してブレーキ作動機器に接続され
ている。又、ボス部16cには戻し孔42が形成
され、これはブレーキ非作動時には液圧室35と
連通しているが、この連通口はカツプシール33
と図示した位置関係にあり、カツプシール33が
この戻し孔42を、図に於いて右方に通過した後
に、液圧室35に液圧が発生するようにしてい
る。出力軸18の端部18aはピストン31の凹
所に抜け止めリング39を介在させて図示するよ
うに係合している。
又、ピストン31の前方部には、径方向に貫通
孔31aが形成され、これに連通して軸方向に通
孔31bが形成されている。又、T字状の弁体4
3の軸部が軸方向の通孔31bに摺動自在に挿通
されており、この通孔31bから突出する頭部に
弁ゴム46が装着されており、これは弁ばね45
により図に於いて左方へと弁体を付勢している。
弁ばね45はピストン31の前端部に取り付けら
れるコツプ状のばね受け部材44により支持され
ている。弁ばね45の付勢力により弁ゴム46
は、弁座として働くピストン31の前端面に、通
常の非ブレーキ時には着座している。従つて無圧
室34と液圧室35は遮断されている。後述する
ようにブレーキを弛める時には、弁体43が右方
へと移動し、これにより弁ゴム46が弁座として
のピストン31の前端面から離れ、弁体43の軸
部に形成した孔43aを介して無圧室34と液圧
室35とは連通するように構成されている。
残圧弁36は公知のように構成され、弁ばね5
1がばね受けリング48と支持部材50との間に
張設され、支持部材50には弁ゴム52が取り付
けられている。弁ゴム52はほゞ皿形状を呈する
が、この底部に位置する中央部に開口が形成さ
れ、この開口から偏位して支持部材50に、小孔
50aが形成されている。又、弁ゴム52の周壁
部には溝52aが形成され、後述するように弁ば
ね51に抗して弁ゴム52が図示する位置から左
方へと移動した時には、蓋部材37に形成される
ポート37aを介して、図示しないブレーキ作動
機器は管路を介して、及び弁ゴムの溝52aを介
して、液圧室35と連通するようにしている。そ
して、ブレーキ作動機器側の液圧が所定値以下に
なると、弁ばね51のばね力により弁ゴム52が
弁座として働く蓋部材37の内端壁面に図示する
ように当接して、ブレーキ作動機器側と液圧室3
5とを遮断するようにしている。すなわち残圧を
ブレーキ作動機器に保持するようにしている。
又、シリンダ本体16のシエル部16aの下端
部には、ストロークスイツチ60が取り付けられ
ており、この作動ロツド61は伸縮自在である
が、ケーシング6内にあつて可動体13と所定の
距離を置いて対向している。すなわち可動体13
が何らかの理由で、正常時のストローク以上に移
動すると、これが作動ロツド61と当接して、こ
れをスイツチ60が内蔵するスプリングのばね力
に抗してこれを押し込む。これによつてリード線
62を介して警報を発するようにしている。本考
案の実施例による空一液圧変換装置1は以上のよ
うに構成されるが、次にこの作用について説明す
る。
図示しないブレーキペダルを踏み込むと、例え
ば、リレーバルブを介して圧力源から圧縮空気が
口金10を介して空圧室12に供給される。これ
によりダイヤフラム7を介して、可動体13は戻
しばね14のばね力に抗して、図に於いて右方へ
と移動する。すなわち出力軸18に結合される油
圧部3におけるピストン31は右方へと駆動され
る。この移動によりピストン31の前方の大径部
に装着されるカツプシール33が、戻し孔42を
通過すると、ピストン31の移動により液圧室3
5に液圧が発生する。これは残圧弁36に於ける
弁ゴム52をたわませて、ポート37aを通りブ
レーキ作動機器に供給されるようになつている。
よつてブレーキがかけられる。なお可動体13が
図示の位置からサブピストン38に当接するまで
移動すると、このサブピストン38も押圧して右
方へと移動させる。
ブレーキペダルへの踏力を解除すると、空圧室
12に於ける圧縮空気は、ポート10aを介し
て、例えば、リレーバルブの排気弁を介して大気
へと排出される。戻しばね14のばね力により、
可動体13従つてピストン31は、図に於いて左
方へと移動する。この時、液圧室35は迅速なピ
ストン31の復動により負圧となる。すなわち無
圧室34の液圧の方が高くなる。これにより無圧
室34から、ピストン31に形成される通孔31
a,31bを介して、弁体43の頭部に対して圧
力を加える。これによつてこの頭部に装着される
弁ゴムは、ピストン31の前端面から離座する。
すなわち液圧室35は、この開弁により無圧室3
4と連通する。よつて無圧室34からブレーキ液
が液圧室35に補給される。よつてピストン31
の復動をより迅速なものとすることができる。
又、図示しないブレーキ作動機器からの圧液の液
圧室35への還流により、残圧弁36における弁
ゴム52は弁ばね51のばね力に抗して、蓋部材
37の内端面より離れ、ブレーキ作動機器からの
圧液は、ポート37a弁ゴム52の周面に形成さ
れた溝52aを介して液圧室35に復帰する。そ
して、ブレーキ作動機器に於ける圧液が所定値ま
で低下すると、残圧弁36は閉じる。すなわち所
定の残圧がブレーキ作動機器に保持される。な
お、液圧ピストン31の復動と共にサブピストン
38も液圧ピストン31の後端部との係合により
図示の位置へと復動させられる。
本実施例の作用は以上のようであるが、次にこ
の効果に付いて説明する。
すなわち、本実施例ではサブピストン38が所
定以上の容積を必要とする補給室としての無圧室
34を画成するために用いられ、これに液圧ピス
トン31が嵌合している。従つてサブピストン3
8を空圧部2の大気圧室15内へと突出させるこ
とができるにも拘らず、可動体13の必要なスト
ロークを何ら妨げることがない。すなわち、所要
のブレーキ作用を行いながら装置全体の長さを従
来より一段と短縮することができる。
もしシリンダ本体16の空圧部2内への突出量
を大きくして、これに従来通りに液圧ピストンを
嵌合せんとすれば、シリンダ本体16の突出部に
可動体13が当接して、それ以上、ストロークす
ることができないであろう。然しながら、本実施
例によればサブピストン38に当接した後は、こ
れをシリンダ孔内へと往動させることによりその
ストロークを何ら妨げることはない。なお、サブ
ピストン38の軸方向長さを充分にとつておけば
液圧ピストン31が如何に迅速に復動するとして
もシリンダ本体16のシリンダ孔16bの開口か
ら抜けてしまうことはない。
第2図は本考案の第2実施例による空一液圧変
換装置を示すが、図において第1実施例に対応す
る部分については同一の符号を付しその詳細な説
明は省略する。
すなわち本実施例は第1実施例とサブピストン
及びこの関連構成において異なる。サブピストン
71は第1実施例より短く、その前端部にフラン
ジ部71aが形成され、この部分でシリンダ孔1
6′Cに嵌合しているが、その周側部はシールリ
ング74を装着した環状部材72に嵌合してい
る。この部材72は更にシールリング73を装着
してシリンダ本体16′の突出部16′dに螺着固
定されている。環状部材72は段付形状である
が、この大径部にサブピストン71のフランジ部
71aに通常は図示するように係合している。す
なわち、このようにしてサブピストン71のシリ
ンダ孔16′Cからの抜け止めを行つている。液
圧ピストン31′はシールリング32を装着した
部分でサブピストン71に嵌合しているが、サブ
ピストン71を短くしたことにより第1実施例よ
り短くなつている。
本考案の第2実施例は以上のように構成される
が、作用については第1実施例と同様であるの
で、その説明は省略する。また、効果についても
第1実施例と同様な効果を奏するが、更に装置全
体を短くすることができる。すなわち、第1実施
例ではサブピストン38のシリンダ孔16b内へ
の嵌合長さを大きくすることによりシリンダ孔1
6bからの抜け止めを行つていたが、本実施例で
は環状部材72により積極的に抜け止めを行つて
いるので、サブピストン71をより短くすること
ができ、よつて液圧ピストン31′すなわち装置
全体の長さをより小さくすることができる。
以上、本考案の実施例について説明したが、勿
論、本考案はこれに限定されることなく本考案の
技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施例では、油圧部のピストンと
空圧部の出力軸との結合は、抜け止め用のリング
39によつて行つたがこれ以外の公知の結合部材
を用いてもよい。
又、ピストンの前端部には所謂センターバルブ
を用いたが、このような図示した構成に限ること
なく一般のセンターバルブの構成にも本考案は適
用可能である。
また、第2実施例でサブピストン71の抜け止
めを行うのに環状部材72を用いたが、これに代
えてシリンダ本体16′の突出部16′dの端部に
ストツパ部を形成し、これとフランジ部71aと
の間にシール部材を介在させるようにしてもよ
い。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案の空一液圧変換装置
によれば、従来より一段と装置全体の長さを小さ
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ本考案の第1、第
2実施例による空一液圧変換装置の側断面図であ
る。 なお図において、31,31′……液圧ピスト
ン、38,71……サブピストン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空圧ハウジングの一端側に空圧室を、他端側に
    無圧室を区画する空圧可動体と、該空圧可動体の
    無圧室側に形成した連結部材と、前記空圧ハウジ
    ングの無圧室側に隣設された液圧シリンダと、該
    液圧シリンダのシリンダ孔に摺動自在に嵌合して
    液圧室を区画するとともに前記連結部材に連結さ
    れる前記液圧ピストンと、前記空圧可動体及び前
    記液圧ピストンを戻し方向に付勢する戻しばね
    と、前記液圧ピストンの側周に形成された補給室
    とを備えた空一液圧変換装置において、前記補給
    室を前記シリンダ孔内に区分し該シリンダ孔内を
    摺動可能なサブピストンを、前記液圧ピストンの
    外周に相対移動可能に配設した空一液圧変換装
    置。
JP1758989U 1989-02-17 1989-02-17 Expired - Lifetime JPH0528142Y2 (ja)

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JP1758989U JPH0528142Y2 (ja) 1989-02-17 1989-02-17

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JPH02108652U JPH02108652U (ja) 1990-08-29
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