JPS6393629A - 農用トラクタ−の走行用伝動構造 - Google Patents
農用トラクタ−の走行用伝動構造Info
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- JPS6393629A JPS6393629A JP23854586A JP23854586A JPS6393629A JP S6393629 A JPS6393629 A JP S6393629A JP 23854586 A JP23854586 A JP 23854586A JP 23854586 A JP23854586 A JP 23854586A JP S6393629 A JPS6393629 A JP S6393629A
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- Japan
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- front wheel
- transmission
- input shaft
- machine body
- differential mechanism
- Prior art date
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 84
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 5
- 238000009434 installation Methods 0.000 abstract 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000001141 propulsive effect Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、左右端部に前車輪が操向自在に取付けられ、
かつ、前輪用差動機構が内装された前輪用伝動ケースを
この前輪用伝動ケース及び機体の左右中心またはほぼ左
右中心に位置する機体前後方向軸芯の周りで揺動自在に
機体に連結し、機体後部に位置する走行用トランスミッ
ションから前記前輪用伝動ケースの入力軸に伝動するよ
うに構成すると共に、一対の前記前車輪の平均周速度と
左右一対の後車輪の平均周速度とを同一またはほぼ同一
にする標準伝動状態と、一対の前記前車輪の平均周速度
を一対の後車輪の平均周速度より大にする増速伝動状態
とに切換え自在な前輪変速装置を機体上下方向視で前記
入力軸と前記前輪用差動機構との間に位置するように配
置した状態で前記前輪用伝動ケースに内装した農用トラ
クターの走行用伝動構造に関する。
かつ、前輪用差動機構が内装された前輪用伝動ケースを
この前輪用伝動ケース及び機体の左右中心またはほぼ左
右中心に位置する機体前後方向軸芯の周りで揺動自在に
機体に連結し、機体後部に位置する走行用トランスミッ
ションから前記前輪用伝動ケースの入力軸に伝動するよ
うに構成すると共に、一対の前記前車輪の平均周速度と
左右一対の後車輪の平均周速度とを同一またはほぼ同一
にする標準伝動状態と、一対の前記前車輪の平均周速度
を一対の後車輪の平均周速度より大にする増速伝動状態
とに切換え自在な前輪変速装置を機体上下方向視で前記
入力軸と前記前輪用差動機構との間に位置するように配
置した状態で前記前輪用伝動ケースに内装した農用トラ
クターの走行用伝動構造に関する。
上記農用トラクターは、走行地盤の凹凸にかかわらず、
前輪用伝動ケースが機体に対して上下に揺動して左右前
輪が機体に対して背反昇降することにより、機体が前後
方向視で水平または極力水平に維持されるように構成し
、かつ、前輪の操向操作に併わせ、前輪変速装置を増速
伝動状態に切換えて前車輪の増速駆動を行わせることに
より、前輪周速度を後輪周速度と同一のままにしておく
よりも小半径で旋回できるように構成したものである。
前輪用伝動ケースが機体に対して上下に揺動して左右前
輪が機体に対して背反昇降することにより、機体が前後
方向視で水平または極力水平に維持されるように構成し
、かつ、前輪の操向操作に併わせ、前輪変速装置を増速
伝動状態に切換えて前車輪の増速駆動を行わせることに
より、前輪周速度を後輪周速度と同一のままにしておく
よりも小半径で旋回できるように構成したものである。
さらには、前輪変速装置を前輪用伝動ケースに内装する
ことにより、機体後部に位置する走行用トランスミッシ
ョンに付設するよりもより多く変速装置重量が前車輪に
掛かるように配慮したものである。
ことにより、機体後部に位置する走行用トランスミッシ
ョンに付設するよりもより多く変速装置重量が前車輪に
掛かるように配慮したものである。
この種農用トラクターにおいて、従来、前輪用伝動ケー
スの入力軸を機体の左右中心またはほぼ左右中心に位置
するように配置していた。
スの入力軸を機体の左右中心またはほぼ左右中心に位置
するように配置していた。
従来の場合、前輪変速装置及び前輪用差動機構のいずれ
もが前輪用伝動ケースの左右中心に対してこれから横一
端側に位置ずれして左前輪の接地荷重と右前輪の接地荷
重との差が大になり、左前輪と右前輪に推進力差が生じ
るとか、この推進力差が生じないようにバランスウェイ
トを装着する必要が生じていた。
もが前輪用伝動ケースの左右中心に対してこれから横一
端側に位置ずれして左前輪の接地荷重と右前輪の接地荷
重との差が大になり、左前輪と右前輪に推進力差が生じ
るとか、この推進力差が生じないようにバランスウェイ
トを装着する必要が生じていた。
本発明の目的は、左右前輪の接地荷重差をバランスウェ
イトを要しないで解消できるようにすることにある。
イトを要しないで解消できるようにすることにある。
本発明は、冒記した農用トラクターの走行用伝動構造に
おいて、前記入力軸と前記前輪用差動機構とを機体上下
方向視で前記機体前後方向軸芯の左右に分散するように
配置すると共に、前記走行用トランスミッションから前
記入力軸への伝動軸に屈伸部を備えてあることにあり、
その作用及び効果は次のとおりである。
おいて、前記入力軸と前記前輪用差動機構とを機体上下
方向視で前記機体前後方向軸芯の左右に分散するように
配置すると共に、前記走行用トランスミッションから前
記入力軸への伝動軸に屈伸部を備えてあることにあり、
その作用及び効果は次のとおりである。
入力軸と前輪用作動機構とを前記機体前後方向軸芯に対
して左前輪側と右前輪側とに分散させて、入力軸、この
入力軸にこれの回動力を横軸芯周りでの回転に換えて伝
達するように付設する機構、前輪変速装置及び前輪用差
動機構のトータル重量が左前輪と右前輪とに均等にまた
はほぼ均等に掛かるようにしても、この結果、前輪用伝
動ケースの揺動に伴い入力軸が移動することになっても
、この移動にかかわらず、伝動軸が屈伸部で腰折れする
ことから所望どおり伝動できる。
して左前輪側と右前輪側とに分散させて、入力軸、この
入力軸にこれの回動力を横軸芯周りでの回転に換えて伝
達するように付設する機構、前輪変速装置及び前輪用差
動機構のトータル重量が左前輪と右前輪とに均等にまた
はほぼ均等に掛かるようにしても、この結果、前輪用伝
動ケースの揺動に伴い入力軸が移動することになっても
、この移動にかかわらず、伝動軸が屈伸部で腰折れする
ことから所望どおり伝動できる。
入力軸、この入力軸に付設する前記伝動機構、前輪変速
装置及び前輪用差動機構の重量を左右前輪に均等にまた
はほぼ均等に掛けられることにより、バランスウェイト
を装着しなくとも左右前輪の接地荷重を等しくあるいは
ほぼ等しくできるようになり、左右前輪による推進作用
を等しく行わせて安全に走行できるようにでき、しかも
、機体全体がバランスウェイトを装着した場合のように
不等に重くなることのない有利なものにできた。
装置及び前輪用差動機構の重量を左右前輪に均等にまた
はほぼ均等に掛けられることにより、バランスウェイト
を装着しなくとも左右前輪の接地荷重を等しくあるいは
ほぼ等しくできるようになり、左右前輪による推進作用
を等しく行わせて安全に走行できるようにでき、しかも
、機体全体がバランスウェイトを装着した場合のように
不等に重くなることのない有利なものにできた。
第5図に示すように、左右一対の前車輪(1a)。
(1b)を操向操作及び駆動可能に有し、かつ、左右一
対の非操向型の後車輪(2a) 、 (2b)を駆動可
能に有した走行機体の後部に、ロータリ耕耘装置等の各
種作業装置を昇降操作可能に連結するリフトアーム(3
)、及び、連結作業装置に伝動する動力取出し軸(4)
を付設して、農用トラクターを構成しである。
対の非操向型の後車輪(2a) 、 (2b)を駆動可
能に有した走行機体の後部に、ロータリ耕耘装置等の各
種作業装置を昇降操作可能に連結するリフトアーム(3
)、及び、連結作業装置に伝動する動力取出し軸(4)
を付設して、農用トラクターを構成しである。
一対の前記前車輪(1a) 、 (1b)は、これら前
車輪(1a) 、 (1b)が両端側に各別に取付けら
れた前輪用伝動ケース(5)を介して機体フレーム(6
)に取付けである。そして、前記前輪用伝動ケース(5
)はこの伝動ケース(5)及び走行機体の左右中心また
はほぼ左右中心に配置した機体前後方向軸芯(P1)の
周りで揺動するように機体フレーム(6)に連結してあ
り、走行地盤の凹凸にかかわらず、一対の前車輪(1a
) 、 (1b)が前輪用伝動ケース(5)の対機体揺
動のために機体に対して背反昇降し、機体を前後方向視
で水平またはこれに近い姿勢に維持するように構成しで
ある。前記前輪用伝動ケース(5)は第2図に示すよう
に、機体側ケース部分(5a)と、この機体側ケース部
分(5a)の両端部に各別に機体上下方向軸芯(P2)
の周りで揺動するように連結した一対の車輪側ケース部
分(5b) 、 (5b)とから構成してあり、車輪側
ケース部分(5b)がナックルアーム(7)により前記
軸芯(P2)の周りで揺動操作されて前車輪(1a)、
(1b)が操向操作されるように構成しである。
車輪(1a) 、 (1b)が両端側に各別に取付けら
れた前輪用伝動ケース(5)を介して機体フレーム(6
)に取付けである。そして、前記前輪用伝動ケース(5
)はこの伝動ケース(5)及び走行機体の左右中心また
はほぼ左右中心に配置した機体前後方向軸芯(P1)の
周りで揺動するように機体フレーム(6)に連結してあ
り、走行地盤の凹凸にかかわらず、一対の前車輪(1a
) 、 (1b)が前輪用伝動ケース(5)の対機体揺
動のために機体に対して背反昇降し、機体を前後方向視
で水平またはこれに近い姿勢に維持するように構成しで
ある。前記前輪用伝動ケース(5)は第2図に示すよう
に、機体側ケース部分(5a)と、この機体側ケース部
分(5a)の両端部に各別に機体上下方向軸芯(P2)
の周りで揺動するように連結した一対の車輪側ケース部
分(5b) 、 (5b)とから構成してあり、車輪側
ケース部分(5b)がナックルアーム(7)により前記
軸芯(P2)の周りで揺動操作されて前車輪(1a)、
(1b)が操向操作されるように構成しである。
前車輪(1a) 、 (1b)及び後車輪(2a) 、
(2b)の駆動を可能にするに、機体後部を形成しで
あるミッションケース(8)に走行用トランスミッショ
ン(9)を内装すると共に、エンジン(10)の出力を
クラッチ(11)及び回転軸(12)を介して前記走行
用トランスミッション(9)に伝達するように構成し、
そして、走行用トランスミッション(9)の回転出力を
前記ミッションケース(8)に内装の後輪用差動機構(
13)に伝達するように構成し、走行用トランスミッシ
ョン(9)に前記ミッションケース(8)から前向きに
突出する状態で備えてある前輪用出力軸(14)を、回
転伝動軸(15)を介して、前記前輪用伝動ケース(5
)の後向きに突出する入力軸(16)に連動連結すると
共に、この入力軸(16)の回動力を、第1図に示す如
く前記前輪用伝動ケース(5)に内装しである減速用及
び回転方向変換用のベベルギア(17)及び前輪変速装
置(18)を介して前輪用差動機構(19)に伝達する
ように構成しである。
(2b)の駆動を可能にするに、機体後部を形成しで
あるミッションケース(8)に走行用トランスミッショ
ン(9)を内装すると共に、エンジン(10)の出力を
クラッチ(11)及び回転軸(12)を介して前記走行
用トランスミッション(9)に伝達するように構成し、
そして、走行用トランスミッション(9)の回転出力を
前記ミッションケース(8)に内装の後輪用差動機構(
13)に伝達するように構成し、走行用トランスミッシ
ョン(9)に前記ミッションケース(8)から前向きに
突出する状態で備えてある前輪用出力軸(14)を、回
転伝動軸(15)を介して、前記前輪用伝動ケース(5
)の後向きに突出する入力軸(16)に連動連結すると
共に、この入力軸(16)の回動力を、第1図に示す如
く前記前輪用伝動ケース(5)に内装しである減速用及
び回転方向変換用のベベルギア(17)及び前輪変速装
置(18)を介して前輪用差動機構(19)に伝達する
ように構成しである。
前記前輪変速装置(18)は第1図に示すように構成し
である。
である。
すなわち、前記ベベルギア(17)に連動させた入力筒
軸(20)に標準伝動ギア(21)を一体回転可能に取
付け、この標準伝動ギア(21)に第1ギア(22)、
ギア支軸(23)及び第2ギア(24)を介して増速連
動させた増速連動ギア(25)を、前記前輪用差動機構
(19)のデファレンシャルギアケース(19a)に連
設しである出力筒軸(26)に相対回転可能に取付け、
そして、出力筒軸(26)に筒体(27a)を介して一
体回転するように、かつ、摺動するように取付けた伝動
部材(27)と前記標準伝動ギア(21)の間に咬合い
クラッチ(28)を設けると共に、前記出力筒軸(26
)と前記増速連動ギア(25)の間に多板式摩擦クラッ
チ(29)を設けである。そして、前記伝動部材(27
)が摺動シフター (30)及びスプリング(43)を
介して連動させである第4図に示す如きブツシュロッド
型の操作部(31)により摺動操作されるに伴い前記ク
ラッチ(28)及び(29)が入り切りするように構成
すると共に、前記咬合いクラッチ(28)が入りで前記
摩擦クラッチ(29)が切りになるように伝動部材(2
7)及び操作部(31)をスプリング(32)によって
付勢しである。
軸(20)に標準伝動ギア(21)を一体回転可能に取
付け、この標準伝動ギア(21)に第1ギア(22)、
ギア支軸(23)及び第2ギア(24)を介して増速連
動させた増速連動ギア(25)を、前記前輪用差動機構
(19)のデファレンシャルギアケース(19a)に連
設しである出力筒軸(26)に相対回転可能に取付け、
そして、出力筒軸(26)に筒体(27a)を介して一
体回転するように、かつ、摺動するように取付けた伝動
部材(27)と前記標準伝動ギア(21)の間に咬合い
クラッチ(28)を設けると共に、前記出力筒軸(26
)と前記増速連動ギア(25)の間に多板式摩擦クラッ
チ(29)を設けである。そして、前記伝動部材(27
)が摺動シフター (30)及びスプリング(43)を
介して連動させである第4図に示す如きブツシュロッド
型の操作部(31)により摺動操作されるに伴い前記ク
ラッチ(28)及び(29)が入り切りするように構成
すると共に、前記咬合いクラッチ(28)が入りで前記
摩擦クラッチ(29)が切りになるように伝動部材(2
7)及び操作部(31)をスプリング(32)によって
付勢しである。
さらに詳述すると、操作部(31)が第1操作位置(S
)に操作されると、摩擦クラッチ(29)が切りで咬合
いクラッチ(28)が入りになって標準伝動ギア(21
)の回動力が伝動部材(27)を介して出力筒軸(26
)に伝達され、左右前輪(1a) 、 (1b)の平均
周速度と左右後輪(2a) 、 (2t+)の平均周速
度とが同一またはほぼ同一になるように前輪用差動機構
(13)に伝動する標準伝動状態になり、そして、操作
部(31)が第2操作位置(H)に操作されると、咬合
いクラッチ(28)が切りで摩擦クラッチ(29)が入
りになって増速伝動ギア(25)の回動力が出力筒軸(
26)に伝達され、左右前輪(1a)。
)に操作されると、摩擦クラッチ(29)が切りで咬合
いクラッチ(28)が入りになって標準伝動ギア(21
)の回動力が伝動部材(27)を介して出力筒軸(26
)に伝達され、左右前輪(1a) 、 (1b)の平均
周速度と左右後輪(2a) 、 (2t+)の平均周速
度とが同一またはほぼ同一になるように前輪用差動機構
(13)に伝動する標準伝動状態になり、そして、操作
部(31)が第2操作位置(H)に操作されると、咬合
いクラッチ(28)が切りで摩擦クラッチ(29)が入
りになって増速伝動ギア(25)の回動力が出力筒軸(
26)に伝達され、左右前輪(1a)。
(1b)の平均周速度が左右後輪(2a) 、 (2b
)の平均周速度より大になるように前輪用差動機構(1
9)に伝動する増速伝動状態になるようにしである。
)の平均周速度より大になるように前輪用差動機構(1
9)に伝動する増速伝動状態になるようにしである。
そして、機体上下方向視で前記入力軸(16)と前輪用
差動機構(19)との間に位置し、入力軸(16)から
入力して前輪用作動機構(19)に出力するように、か
つ、前記標準伝動状態に復元付勢されているようにしで
ある。
差動機構(19)との間に位置し、入力軸(16)から
入力して前輪用作動機構(19)に出力するように、か
つ、前記標準伝動状態に復元付勢されているようにしで
ある。
前記入力軸(16)と前輪用差動機構(19)を機体上
下方向視で前記軸芯(P1)の左右に分散するように配
置して、入力軸(16)、へヘルギア(17)、前輪変
速装置(18)及び前輪用差動機構(19)等のトータ
ル重量が左前車輪(1a)と右前車輪(1b)に均等に
またはほぼ均等に掛かるように構成しである。このため
に前記入力軸(16)が前記軸芯(P1)に対して右前
輪側に位置ずれし、前輪用伝動ケース(5)の揺動に伴
って移動することを前記伝動軸(15)のユニバーサル
ジヨイント型屈伸部(15a)での腰折れによって許容
されるように構成しである。
下方向視で前記軸芯(P1)の左右に分散するように配
置して、入力軸(16)、へヘルギア(17)、前輪変
速装置(18)及び前輪用差動機構(19)等のトータ
ル重量が左前車輪(1a)と右前車輪(1b)に均等に
またはほぼ均等に掛かるように構成しである。このため
に前記入力軸(16)が前記軸芯(P1)に対して右前
輪側に位置ずれし、前輪用伝動ケース(5)の揺動に伴
って移動することを前記伝動軸(15)のユニバーサル
ジヨイント型屈伸部(15a)での腰折れによって許容
されるように構成しである。
第3図に示すように、前記操作部(31)の操作のため
の回転カム(33)を一方の前記車輪側ケース部分(5
b)に備えてある。そして、前記回転カム(33)は、
機体側ケース部分(5a)に対して車輪側ケース部分(
5b)と一体に前記軸芯(P2)の周りで回動し、直進
用位置から左向き側及び右向き側への操向角が設定値未
満にあるところの操向状態に前車輪(1a) 、 (1
b)がある時には、第1周面カム部(33a)が操作部
(31)に対向してこれを前記第1操作位M (s)に
維持操作するように、かつ、左向き側及び右向き側への
操向角が前記設定値以上になる操向状態に前記車輪(1
a)及び(1b)が操向操作された時には、第2周面カ
ム部(33b)または第3周面カム部(33c)をして
操作部(31)を前記第2操作位置(H)に押圧操作す
るように構成しである。つまり、前車輪(1a) 、
(1b)が設定角未満の操向状態にあると前輪変速装置
(18)が標準伝動状態にあり、前車輪(1a) 、
(1b)を設定角以上に操向操作することにより前輪変
速装置(18)を増速伝動状態に切換え操作できるよう
にしである。
の回転カム(33)を一方の前記車輪側ケース部分(5
b)に備えてある。そして、前記回転カム(33)は、
機体側ケース部分(5a)に対して車輪側ケース部分(
5b)と一体に前記軸芯(P2)の周りで回動し、直進
用位置から左向き側及び右向き側への操向角が設定値未
満にあるところの操向状態に前車輪(1a) 、 (1
b)がある時には、第1周面カム部(33a)が操作部
(31)に対向してこれを前記第1操作位M (s)に
維持操作するように、かつ、左向き側及び右向き側への
操向角が前記設定値以上になる操向状態に前記車輪(1
a)及び(1b)が操向操作された時には、第2周面カ
ム部(33b)または第3周面カム部(33c)をして
操作部(31)を前記第2操作位置(H)に押圧操作す
るように構成しである。つまり、前車輪(1a) 、
(1b)が設定角未満の操向状態にあると前輪変速装置
(18)が標準伝動状態にあり、前車輪(1a) 、
(1b)を設定角以上に操向操作することにより前輪変
速装置(18)を増速伝動状態に切換え操作できるよう
にしである。
図面は本発明に係る農用トラクターの走行用伝動構造の
実施例を示し、第1図は前輪用伝動ケースの一部展開断
面図、第2図は前車輪取付は部の後面図、第3図は前輪
変速装置操作部の一部切欠き平面図、第4図は前輪変速
装置操作部の後面図、第5図は農用トラクタ全体の一部
切欠き側面図である。 (1a) 、 (1b) −−前車輪、(2a) 、
(2b) ・・・−後車輪、(5)・・・・・・前輪用
伝動ケース、(9)・・・・・・走行用トランスミッシ
ョン、(15)・・・・・・伝動軸、(15a)・・・
・・・屈伸部、(16)・・・・・・入力軸、(18)
・・・・・・前輪変速装置、(19)・・・・・・前輪
用差動機構、(P1)・・・・・・機体前後方向軸芯。
実施例を示し、第1図は前輪用伝動ケースの一部展開断
面図、第2図は前車輪取付は部の後面図、第3図は前輪
変速装置操作部の一部切欠き平面図、第4図は前輪変速
装置操作部の後面図、第5図は農用トラクタ全体の一部
切欠き側面図である。 (1a) 、 (1b) −−前車輪、(2a) 、
(2b) ・・・−後車輪、(5)・・・・・・前輪用
伝動ケース、(9)・・・・・・走行用トランスミッシ
ョン、(15)・・・・・・伝動軸、(15a)・・・
・・・屈伸部、(16)・・・・・・入力軸、(18)
・・・・・・前輪変速装置、(19)・・・・・・前輪
用差動機構、(P1)・・・・・・機体前後方向軸芯。
Claims (1)
- 左右端部に前車輪(1aまたは1b)が操向自在に取
付けられ、かつ、前輪用差動機構(19)が内装された
前輪用伝動ケース(5)をこの前輪用伝動ケース(5)
及び機体の左右中心またはほぼ左右中心に位置する機体
前後方向軸芯(P_1)の周りで揺動自在に機体に連結
し、機体後部に位置する走行用トランスミッション(9
)から前記前輪用伝動ケース(5)の入力軸(16)に
伝動するように構成すると共に、一対の前記前車輪(1
a)、(1b)の平均周速度と左右一対の後車輪(2a
)、(2b)の平均周速度とを同一またはほぼ同一にす
る標準伝動状態と、一対の前記前車輪(1a)、(1b
)の平均周速度を一対の後車輪(2a)、(2b)の平
均周速度より大にする増速伝動状態とに切換え自在な前
輪変速装置(18)を機体上下方向視で前記入力軸(1
6)と前記前輪用差動機構(19)との間に位置するよ
うに配置した状態で前記前輪用伝動ケース(5)に内装
した農用トラクターの走行用伝動構造であって、前記入
力軸(16)と前記前輪用作動機構(19)とを機体上
下方向視で前記機体前後方向軸芯(P_1)の左右に分
散するように配置すると共に、前記走行用トランスミッ
ション(9)から前記入力軸(16)への伝動軸(15
)に屈伸部(15a)を備えてある農用トラクターの走
行用伝動構造。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61238545A JPH0780424B2 (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 | 農用トラクターの走行用伝動構造 |
GB8707729A GB2195590B (en) | 1986-10-01 | 1987-04-01 | Four wheel drive vehicle |
AU71009/87A AU578180B2 (en) | 1986-10-01 | 1987-04-02 | Four wheel drive transmission |
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Family Applications (1)
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Citations (2)
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JPS60145934U (ja) * | 1984-03-09 | 1985-09-27 | 株式会社クボタ | 農用トラクタ−の車輪用差動装置 |
JPS6185517U (ja) * | 1984-11-12 | 1986-06-05 |
-
1986
- 1986-10-06 JP JP61238545A patent/JPH0780424B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60145934U (ja) * | 1984-03-09 | 1985-09-27 | 株式会社クボタ | 農用トラクタ−の車輪用差動装置 |
JPS6185517U (ja) * | 1984-11-12 | 1986-06-05 |
Also Published As
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---|---|
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