JPS6393617A - 車両用空調制御装置 - Google Patents

車両用空調制御装置

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JPS6393617A
JPS6393617A JP61240425A JP24042586A JPS6393617A JP S6393617 A JPS6393617 A JP S6393617A JP 61240425 A JP61240425 A JP 61240425A JP 24042586 A JP24042586 A JP 24042586A JP S6393617 A JPS6393617 A JP S6393617A
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air
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cooler
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Seiichiro Suzuki
誠一郎 鈴木
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H3/00Other air-treating devices
    • B60H3/02Moistening ; Devices influencing humidity levels, i.e. humidity control
    • B60H3/022Moistening ; Devices influencing humidity levels, i.e. humidity control for only humidifying the air

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用空調制御装置に関するものであり、特に
はその湿度制御に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の車両用空調装置にあっては、冷凍サイクルから冷
媒を供給されるエバポレータを通過した空気を、エバポ
レータの凍結防止温度付近まで冷却し、この冷却された
空気を、再過熱して必要吹出温度まで上昇させ、車室内
の温度を目標温度に制御していた。
この方法では、吹出空気はエバポレータの凍結防止温度
付近まで冷却されるため、エバポレータ表面で結露し、
絶対湿度が低くされてから加熱することで除湿された空
気を作っている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、前述の従来の技術による空調装置では、吹出空
気は一旦は凍結防止温度付近まで冷却され再加熱される
ため、湿度が非常に低い吹出空気を作ってしまう。この
ため、車室内の空気の湿度も徐々に低下し、低湿のため
、乗員の目や喉の粘膜が乾燥し、乗員が不快感を感じる
ことがあった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであ
り、除湿過多による上記のような乗員の不快感を発生し
ないために、はぼ所望する湿度(絶対湿度)の空気を車
室へ向って吹出す車両用空調制御装置を提供することを
目的としている。
C問題点を解決するための手段〕 本発明は、前述の目的を達成するために第1図に示す如
き、 車室に向って吹出される空気を冷却する冷却器と、 この冷却器の冷却力を調節する調節手段と、前記吹出空
気の目標湿度となる絶対湿度を設定する湿度設定手段と
、 この湿度設定手段で設定された絶対湿度の露点温度を求
める演算手段と、 前記冷却器を通過した空気の温度が前記演算手段で求め
られた露点温度になるように、前記調節手段を駆動する
制御手段とを備えるという技術的手段を採用する。
〔作用〕 本発明の第1図に示す構成の作用を以下に説明する。
冷却器M1は車室に向って吹出される空気を冷却する。
例えば、冷凍サイクルの蒸発器(エバポレータ)に相当
する。
湿度設定手段M3は、車室内の目標湿度を設定するもの
であり、この湿度は絶対湿度である。この湿度設定手段
M3は、絶対湿度をそのまま設定するものでもよく、相
対湿度と温度とから絶対湿度を設定するものでもよい。
演算手段M4は、湿度設定手段M3で設定された絶対湿
度で、相対湿度が100%となる露点温度を演算する。
調節手段M2は、冷却器による通過空気の冷却力を調節
する。例えば、冷却器M1がエバボレー夕であれば、エ
バポレータに供給される冷媒量や冷媒圧を調節すること
や、エバポレータの有効熱交換面積を変化させることな
どによって行なわれる。
制御手段M5は、調節手段M2を駆動して、冷却器M1
を通過した空気の温度を演算手段M4で演算された露点
温度に制御する。
冷却器M1を通過した空気の絶対湿度は、湿度設定手段
M3で設定された絶対湿度とほぼ等しくなる。
これにより、冷却器M1を通過した空気が加熱されても
、絶対湿度は変化しないから、はぼ湿度設定手段で設定
された絶対湿度の空気を車室へ向って供給することがで
きる。
〔発明の効果〕
本発明は、前述の作用で説明したように、はぼ湿度設定
手段で設定した絶対湿度の空気を車室に向って供給する
ことができる。
このため、車室内に供給される空気が過度に除湿され、
乗員に不快感を感じさせることがなくなる。
湿度設定手段で設定される絶対湿度を乗員にとって所望
の湿度とするなら、車室に供給される空気はこの所望の
湿度にほぼ調節された空気とすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明を適用した車両用空調制御装置について図
面に基づいて説明する。
この実施例は、本発明の主旨である湿度制御と共に、温
度制御をも行なうものである。
まず、この実施例の構成を第2図ないし、第7図に基づ
いて説明する。
第2図に車両用空調制御装置の構成を示す。車室1の空
気調節を行なう車両用空調装置(以下、エアコンと述べ
る。)2は以下の構成を備える。
3は車両用空調装置の通風ダクト、4は車室1と連通さ
れた内気取入口、5は車室外と連通された外気取入口で
ある。6は内気取入口4が外気取入口5かのいずれかを
選択する内外気切換ダンパであり、図示の位置では内気
モード、破線で示す位置で外気モードとなる。7はダク
ト3内に外気もしくは内記を吸込み、車室lへ向って送
風するブロワであり、ブロワモータ7aとプロヮフアン
マbとからなる。8は冷凍サイクルであり、8aはエバ
ポレータ、8bは可変容量コンプレッサ、8Cはコンデ
ンサ、8dはレシーバ、8eはエキスパンションバルブ
、8fはマグネットクラ、チである。この冷凍サイクル
8の中を冷媒が循環して熱交換をする。可変容量コンプ
レッサ8bで圧縮された高温高圧の冷媒ガスは、コンデ
ンサ8cで冷却液化され、レシーバ8dで気液分離され
、エキスパンションバルブ8eで霧化サレ、エバポレー
タ8aで気化して、エバポレータ8aの熱を奪う。エバ
ポレータ8aで気化したガス状の冷媒はふたたび可変容
量コンプレッサ8bに吸込まれ、エバポレータ8a表面
で空気から熱を奪い、コンデンサ80表面の空気に熱を
捨てるという冷凍サイクルを繰返す。9は加熱装置で、
ヒータコア9a、温水源9b、ウオータパルプ9cから
成り、温水源9bから供給される温水によって、ヒータ
コア9aを通過する空気を加熱する。この温水源9bは
、車両の動力源となるエンジンであり、その冷却水を温
水として利用する。10は、エアミンクスダンパで、エ
バポレータ8aで冷却された空気のうち、ヒータコア9
aを通過する空気の量を調節することによって、ヒータ
コア9aより下流、すなわち車室に吹出される空気の温
度を調節する。
11はマイクロコンピュータから成る制御装置で、従来
より一般的な構成であるCPU、ROM。
RAM、I10ポート、およびこれらを電気的に接続す
るバスなどから成る。この制御装N11は以下に述べる
各種センサおよび入力装置から信号が入力され、各種ア
クチュエータに駆動信号を出力する。12は車室外に設
けられる外気温センサ、13はエバポレータ後方の空気
温度を検出するエバ後センサ、14は車室内に設けられ
る内気温センサ、15は車室内に設けられる日射センサ
、16は温水源に設けられる水温センサである。17は
、車室内の目標温度を設定する温度設定器、18は車室
内の目標湿度を相対湿度で設定する湿度設定器、19は
エアコン2の作動、停止や、風量。
内外気などのモードを指定する各種スイッチである。2
0は内外気切換ダンパ6を駆動する内外気切換サーボモ
ータ、21はブロワ7のブロワモータ7aの回転数を調
節する調速回路である。22は可変容量コンプレッサ8
bの可変容量機構を作動させる可変容量アクチュエータ
、23はエアミンクスダンパ10を駆動するエアミック
スサーボモータ、24はウォータパルプ9を作動させる
ウォーダバルプサーボモータである。
本実施例では、可変容量コンプレッサ8bの可変容量機
構が、冷却量調節手段にあたるため、以下その構成を説
明する。可変容量コンプレッサとしては、種々のものが
考案されており、本発明はこの可変容量コンプレッサの
あらゆる種類に適用できる。例えば、斜板式のコンプレ
ッサとしては、特開昭59−150988号公報のよう
なものが、ベーン式コンプレッサとしては特開昭58−
128487号公報のようなものが知られている。
第3図、第4図は本実施例の可変容量コンプレッサ8b
の断面図、第5図、第6図は可変容量コンプレッサ8b
の作動を説明する説明図である。
第3図、第4図において、100は圧縮機本体で、該圧
縮機本体100は、シリンダ状の内壁111を有するラ
イナ110を備えており、該ライナ1100前後開口端
は2つの側板120,130によってそれぞれ覆われて
いる。ライナ110内にはシリンダ状のロータ200が
偏心状態で回転自在に設けられており、ロータ200と
一体に作られた回転軸210はベアリング220.23
0を介して側板120,130に回転自在に支持されて
いる。
ロータ200にはここでは4つのスリット201が略放
射状に形成されており、各スリット210内にベーン2
40が進退動可能に挿入されている。ライナ110とロ
ータ200との間の空間は、4つのベーン240によっ
て4つの作動室140に分けられており、各作動室14
0はロータ200の回転に伴って移動しつつ容積変動を
するようになっている。
側板120には、容積増加段階にある作動室140に向
けて開口する吸入口121が形成されており、ライナ1
10には、容積最小の段階に達した作動室140に向け
て開口する吐出口111が形成されている。
側板120の外側面には、ハウジング150が密着配置
されており、ハウジング150と側板120.130と
ライナ110とは図示しないボルトで一体に固定されて
いる。ハウジング150と側板120との間に吸入圧室
151が形成されており、吸入圧室151は吸入口12
1を介して容積増加段階の作動室140に連通されるよ
うになっている。ハウジング150には吸入圧室151
と連通する吸入ボート152が形成されている。
ロータ200の回転軸210の−・端はハウジング15
0を貫通して外部に延びており、図示しない電磁クラッ
チを介して自動車走行用エンジンの駆動力を受けるよう
になっている。回転軸210とハウジング150との間
には、被圧縮流体や潤滑油が回転軸210に沿って外部
に流出するのを防止するためのシール部材153が配設
されている。
ライナ110にはハウジング160が取付けられており
、該ハウジング160内に吐出圧室161が形成されて
いる。該吐出圧室161は、吐出口111を介して容積
最小段階に達した作動室140に連通されるようになっ
ており、吐出圧室161内には吐出弁162と該吐出弁
の開弁ストロークを規制するストッパ163とが設けら
れている。ハウジング160には吐出圧室161と連通
する吐出ボート164が形成されている。
側板120には、容積減少段階に入った作動室140と
吸入圧室151とを連通させる3つのバイパス孔122
,123,124が並列状態で設けられており、また、
側板120にはこれらバイパス孔122.123,12
4と交叉するシリンダ孔170が設けられている。
シリンダ孔170内にはスプール180が摺動可能に設
けられており、該スプール180がシリンダ穴170内
で移動することにより、バイパス穴122,123,1
24が順次開閉されるようになっている。ここでは、バ
イパス穴122.123.124の孔径若しくは断面積
はロータ200の回転方向に順次大きくなっており、こ
れにより、スプール180でバイパス孔122,123
゜124を順次開閉させた場合に作動室140の有効圧
縮容積がほぼ等量ずつ減増されるようになっている。
シリンダ孔170の開口端部はめくら栓175で開基さ
れており、シリンダ孔170内はスプール180によっ
て吸入圧導入室176と吐出圧導入室177とに区画さ
れており、吸入圧導入室176内にはバイパス孔122
〜124を開く方向にスプール180を付勢するための
圧縮ばね178が配設されている。なおスプール180
の外周とシリンダ孔170との間には、吐出圧導入室1
77から吸入圧導入室176への被圧縮機流体の洩れを
許容する隙間が存在している。
吐出口111と吐出圧導入室177とが導圧通路179
を介して連通されており、導圧通路179の途中には容
量可変アクチュエータ22としてのソレノイド弁300
が設けられている。
本実施例においては、ソレノイド弁300を作動させて
導圧通路179を開くと、吐出圧導入室177に吐出圧
が導入され、スプール180がばね178に抗して移動
し、これによってバイパス孔124〜122を順次閉じ
る。一方、ソレノイド弁300によって導圧通路179
を閉じると、吐出圧導入室177内の圧力はスプール1
80とシリンダ穴170との隙間を通って吸入圧導入室
176側に洩れ、吸入圧に近づく。このため、スプール
180はばね178で押されて移動し、バイパス孔12
2〜124を順次開く。次に第5図(A)〜(D)を参
照して上記構成の回転圧縮機の作動を説明する。なお、
第5図(A)〜(D)においてロータ200は時計方向
(矢印方向)に回転するものとする。
ロータ200をエンジン出力等によって回転さく14) せると、吸入口121から作動室140内に被圧縮流体
が吸込まれ、一方、圧縮された被圧縮流体は吐出口11
1から吐出される。
ソレノイド弁300がオンとなって導圧通路179を開
き、吐出圧導入室177に吐出圧が導入される。これに
より、スプール180がばね178を圧縮させる方向に
移動してバイパス孔124〜122を順次閉じる。この
ため、圧縮機は最大吐出容量で運転される。
ソレノイド弁300がオフとなって導圧通路179を閉
じると、吐出圧導入室177内の圧力は徐々に吸入圧に
近づき、スプール180がばね178に押されて移動し
つつバイパス孔122〜124を徐々に開く。このため
、圧縮機の吐出容量は減少する。
第5図(A)に示すように、スプール180が全てのバ
イパス孔122〜124を閉じているときは、被圧縮流
体の吐出量はベーン240が吸入口121を通過した直
後の作動室140内に閉じ込められた被圧縮流体の量■
1となる。
一方、第5図(B)に示すように、バイパス孔122が
開き、バイパス孔123,124が閉じている状態のと
きは、被圧縮流体の実際の吐出量は、ベーン240がバ
イパス孔122を通過した直後の作動空間140内に閉
じ込められた被圧縮流体の量■2となる。
同様に、第5図(C)及び第5図(D)の状態のときは
被圧縮流体の実際の吐出量はそれぞれベーン240がバ
イパス孔123.124を通過した直後の作動室140
内に閉じ込められた被圧縮流体の量V3.V4となる。
第5図(A)〜(D)から明らかなように、バイパス孔
122〜124が順次開くに従って、被圧縮流体の実際
の吐出量は順次減少する(■1〉V 2 > V :l
 > V a )。
本実施例において、バイパス孔122〜124の位置及
び孔径を適宜に決定することができるが、例えば第6図
に示すように、第5図(A)の状態のときの吐出量(最
大吐出1t)v+を1とした場合に、第5図(B)の状
態のときの吐出量■2を3/4、第5図(C)の状態の
ときの吐出量■3を1/2、第5図(D)の状態のとき
の吐出量■4を174とすることができる。したがって
、スプール180の移動に伴って被圧縮流体の吐出量を
ほぼ連続的にかつ大幅な範囲にわたって変化させること
ができる。
なお、本実施例ではソレノイド弁300はデユーティ比
駆動され、スプール180の位置を任意に調節すること
ができる。
次に、マイクロコンピュータを備えた制御装置11のプ
ログラムの概要を第7図のフローチャートによって説明
する。
制御装置11は、エアコン2の作動を指令するスイッチ
19の閉成と共に作動を開始する。その作動のうち、温
度制御と湿度制御とに関するプログラムのフローチャー
トが第7図である。
ステップ401では、外気温センサ12の信号をTam
として、エバ後センサ13の信号をTEとして、内気温
センサ14の信号をTrとして、日射センサ15の信号
をTSとして、水温センサ16の信号をTWとして、温
度設定器17で設定された目標温度をTsetとして、
湿度設定器18で設定された目標湿度をHsetとして
それぞれ入力する。ステップ402では、車室1の温度
を、目標温度にするための必要吹出湯度TAOが下式に
基づいて演算される。
TAO= Kset X Tset −Kr X Tr
 −KamXTam−KS XTS +C (ただし、Kset、 Kr+ Kam、  KS、 
Cは予め定められた定数である。) ステップ403では、露点温度THOを計算する。
この実施例では、目標湿度が相対湿度で与えられるため
、目標温度のとき目標湿度となる絶対湿度で、相対湿度
が100%となる露点温度を計算する。温度、相対湿度
、絶対湿度の関係は、湿り空気線図によって、一般に知
られている。露点温度の計算は、多項近像式によって行
なわれるが、この湿り空気線図に基づいて、相対湿度と
温度とから、露点温度を求めるマツプを作成し、これを
ROMに記憶させ、マツプの点間は直線補間するように
して露点温度を求めてもよい。
ステップ404では、外気温Tamとフロスト防止温度
Thoを比較し、外気温Tamがフロスト防止温度より
低ければ、ステップ405に進み、マグネ、7トクラツ
チ8fをオフし、可変容量コンプレッサ8bの作動を禁
止する。これは外気温Tamが低いため冷凍サイクル8
による冷却が必要ないからである。
ステップ406では、必要吹出温度TAOと露点温度T
HOとを比較し、TAO<THOならばYESに、TA
O≧TI(OならばNOに分岐する。ステップ407で
は露点温度THOとフロスト防止温度Thoとを比較し
、TI(O≦ThoならばYESに、T 80 > T
 h。
ならばNOに分岐する。
ステップ406かステップ407のいずれかでYESに
分岐すると、ステップ408に進み、マグネットクラッ
チ8fをオンする。ステップ409では、エバポレータ
8aを通過した空気の温度がフロスト防止温度Thoと
なるように、ソレノイド弁に与えられる駆動デユーティ
を変化させる。
これは、エバ後センサ13の示す温度TEに基ツいてフ
ィードバック制御がなされる。ステップ406と、ステ
ップ407とは必要吹出温度TAOが露点温度THOよ
り低いときは、温度制御を優先し、露点温度T)10が
フロスト防止温度Thoより低いときはフロスト防止を
優先することをそれぞれ示している。また、必要吹出湯
度TAOがフロスト防止温度より低いときも、スロスト
防止を優先することは言うまでもない。
ステップ410では、マグネットクラッチをオンする。
ステップ411では、エバポレータ8aを通過した空気
の温度が露点温度THOとなるように、ソレノイド弁3
00に与えられる駆動ディーティを変化させる。このス
テップ411も、ステップ409と同様、エバ後センサ
13の示す温度THに基づいてフィードバンク制御がさ
れる。
ステップ412では、ウォータバルブ9Cの開閉を指令
する。エバ後センサ13が示す温度TEが必要吹出温度
TAOより低ければ、ウォータパルプ9cは開、高けれ
ば閉とされる。ステップ413では、必要吹出温度TA
Oを実現するために、エバ後センサ13の出力TEなど
に基づいてエアミックスダンパ10の開度が求められ、
エアミックスサーボモーサ23に指令が与えられ、エア
ミックスダンパ10の開度が調節される。ステップ41
4では、必要吹出温度TAOに応じて風量が決定され、
調速回路21に指令が与えられ、プロワモータ7aの回
転数が調節される。
第7図に示す作動は所定周期で繰返され、車室内の温度
と、車室に向って吹出される空気の湿度とが調節される
次に、本実施例の作用を第7図および湿り空気線図の一
部分である第8図に基づいて説明する。
本実施例で、湿度制御がなされるのは、第7図のフロー
チャートにおいて、ステップ410とステップ411と
が実行される場合である。
例えば、温度設定器17で設定された目標温度が27(
℃)、湿度設定器18で設定された目標湿度が相対湿度
50 (%)であったとする。まず、ステップ402で
必要吹出温度TAOが計算今れ、例えば20(’C)で
あったとする。ステップ403では、露点温度THOが
計算される。第8図の湿り空気線図から、27(”C)
で相対湿度50 (%)となる絶対湿度は、約0.01
1  (kg/kg)であり、その絶対湿度のときの露
点温度は約15.5(’C)である。そこで、ステップ
410とステップ411とによって、エバ後センサ13
が示す温度TEが、露点温度つまり約15.5(’C)
になるようにソレノイド弁の駆動ディーティが与えられ
る。これにより、可変容量コンプレッサ8bの吐出容量
が変化してエバポレータ8aによる通過空気の冷却量力
9周節される。エバポレータ8aを通過した空気の温度
が露点温度にされると、余分な湿度は水滴となってエバ
ポレータ8aの表面、あるいは通風ダクト3の内面など
に付着する。これらの作動を第8図に図示すると、点P
1から点P2への変化となる。
次に、ステップ412から414によって、エバポレー
タ8aを通過した空気の温度は、必要吹出温度TAOま
で、ここでは20(’C)まで加熱さく22) れる。これは、第8図の点P2から点P3への変化であ
る。すなわち、車室へ吹出される空気は点P、で表わさ
れる温度と湿度にほぼ調節されている。この空気が車室
に吹出され、やがて車室内の温度は目標温度に制御され
る。吹出空気の湿度(相対湿度)は、目標湿度(相対湿
度)とは異なる値であるが、吹出空気が加湿されずにそ
の温度が目標温度まで上昇したときに、はぼ目標湿度(
相対湿度)となる。このため、ステップ410とステッ
プ411による処理が実行されている限りは、車室内の
温度が目標温度か、それより高いことによってもその湿
度(相対湿度)は目標湿度より低下するようなことはな
い。つまり、第8図において、点P3から点P、に変化
するべく吹出空気の湿度(絶対湿度)を定めたのである
が、実際は車室内に存在する湿度や、乗員などの呼吸に
より点P3から点P、のような変化をすることとなる。
このように、本実施例では目標温度と目標湿度とを設定
すれば、目標温度で目標湿度(相対湿度)になるであろ
う湿度の空気を吹出すことができる。
しかも、冷凍サイクルのコンプレッサの容量を変化させ
ているため、コンプレッサを駆動するエンジンに加わる
負荷を軽減することができる。また、フロスト防止温度
まで冷却する従来の方式に比べて、湿度制御をほぼ選定
した湿度に行なえるだけでなく、露点温度までしか冷却
しないため、再加熱量も少なくすることができ、冷却加
熱に費していた損失を軽減することができる。
また、この実施例では目標湿度を相対湿度で与え、しか
も車室内の目標湿度として与えた。そして、目標温度で
目標湿度(相対湿度)となる絶対湿度の露点温度を求め
、この露点温度まで空気を冷却し除湿することとした。
つまり特許請求の範囲にいう吹出空気の目標湿度は、こ
の絶対湿度となる。これにより、吹出空気の温度が目標
温度になれば目標湿度(相対湿度)に達するような湿度
(相対湿度)の吹出空気が提供された。
しかし、目標湿度を相対湿度で与え、しかも吹出空気の
目標湿度として与えてもよい。この場合吹出空気の温度
は必要吹出温度であるから、この必要吹出温度で目標湿
度(相対湿度)となる絶対湿度の露点温度を求め、この
露点温度まで空気を冷却し、除湿する。つまり、特許請
求の範囲にいう吹出空気の目標湿度は、この絶対湿度で
ある。
これにより、所望する湿度(相対湿度)の吹出空気が得
られる。また目標湿度を絶対湿度で与えてもよい。
さらに、本実施例では第1図に示す冷却器M1の冷却力
を調節する手段である調節手段M2として、第2図に示
すエバポレータ8aに冷媒を供給する可変容量コンプレ
ッサ8bと可変容量アクチュエータとを用いて冷媒量を
変化させた。しかし、この調節手段としては種々のもの
があり、エキスパンションバルブ8eの開度を調節する
ことにより、エバポレータ8a内の冷媒圧力を変化させ
ることでも実現できる。
また本実施例では、エバポレータ8aを通過した空気の
温度をエバ後センサ13で検出して、その温度が所望の
露点温度となるようにフィードハンク制御を行っている
。しかし、エバポレータ8ccの冷媒出口に冷媒圧力セ
ンサを設け、この冷媒圧力が露点温度に対応する圧力に
なるように、フィードバック制御してもよく、外気温、
露点温度などに基づいてあらかじめ定められた制御則で
オープンループ制御してもよい。
以上に述べた本発明の一実施例およびその変形である他
の実施例は、温度センサを設けることなく、車室内に向
って吹出される空気をほぼ湿度設定器で設定される絶対
湿度に制御することが可能である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明のブロック構成図、第2図は本発明を適
用した一実施例である車両用空調制御装置のブロック構
成図、第3図、第4図は一実施例の可変容量コンプレッ
サの構造を示す断面図、第5図、第6図は一実施例の可
変容量コンプレッサの作動を説明する説明図、第7図は
一実施例の制御装置の作動の一部を示すフローチャート
、第8図は一実施例の作動を説明するための湿り空気線
図である。 Ml・・・冷却器、M2・・・調節手段、M3・・・湿
度設定手段、M4・・・演算手段、M5・・・制御手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 車室に向って吹出される空気を冷却する冷却器と、 この冷却器の冷却力を調節する調節手段と、前記吹出空
    気の目標湿度となる絶対湿度を設定する湿度設定手段と
    、 この湿度設定手段で設定された絶対湿度の露点温度を求
    める演算手段と、 前記冷却器を通過した空気の温度が前記演算手段で求め
    られた露点温度になるように、前記調節手段を駆動する
    制御手段とを備えることを特徴とする車両用空調制御装
    置。
JP61240425A 1986-10-09 1986-10-09 車両用空調制御装置 Expired - Lifetime JPH08496B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2006250506B2 (en) * 2005-05-24 2009-09-03 Daikin Industries, Ltd. Air conditioning system
IT202100027206A1 (it) * 2021-10-22 2023-04-22 Mitsubishi Electric Hydronics & It Cooling Systems S P A Metodo di controllo della temperatura e dell'umidita' di un flusso di aria condizionata e deumidificata in un impianto di condizionamento e impianto di condizionamento che utilizza il metodo

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