JPS639304B2 - - Google Patents

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JPS639304B2
JPS639304B2 JP11445280A JP11445280A JPS639304B2 JP S639304 B2 JPS639304 B2 JP S639304B2 JP 11445280 A JP11445280 A JP 11445280A JP 11445280 A JP11445280 A JP 11445280A JP S639304 B2 JPS639304 B2 JP S639304B2
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JP
Japan
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light
objective lens
reflected
track
photodetector
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Application number
JP11445280A
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English (en)
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JPS5737745A (en
Inventor
Kenichi Ito
Kiichi Kato
Tooru Musha
Masaaki Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP11445280A priority Critical patent/JPS5737745A/ja
Publication of JPS5737745A publication Critical patent/JPS5737745A/ja
Publication of JPS639304B2 publication Critical patent/JPS639304B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば記録媒体上に螺旋あるいは同
心円状に記録された情報トラツクに対物レンズを
経て読取り光スポツトを集束して情報を読取る装
置において、対物レンズの記録媒体に対する焦点
はずれおよび光スポツトの情報トラツクに対する
位置のずれを検出する光学的情報読取装置に関す
るものである。
上述した光学的情報読取装置は従来より既知で
あり、情報トラツクを有する記録媒体には、例え
ばビデオデイスクと呼ばれているものがある。こ
のビデオデイスクには情報トラツクに符号化され
たビデオ信号や音声信号が、光学的透過特性、反
射特性、位相特性などの光学的情報として記録さ
れている。ビデオデイスクに記録された情報は、
これを高速で回転させながらレーザ光源から放射
されるレーザ光を対物レンズを経て情報トラツク
上に集束させ、情報トラツクによつて変調された
透過光または反射光を検出して読み取つている。
このような記録媒体の特徴の一つは、情報の記録
密度が非常に高いことであり、そのため各情報ト
ラツクの幅が極めて狭いと共に、順次の情報トラ
ツク間の間隔も非常に狭くなつている。このよう
に幅もピツチも狭い情報トラツクから元の情報を
正確に読み取るためには、対物レンズをビデオデ
イスク面に対して常に合焦状態となるようにし
て、デイスク面上での光スポツトの径を常に最小
とする必要があると共に光スポツトを情報トラツ
ク上に正確に位置させる必要がある。このためか
かる光学的情報読取装置においては、対物レンズ
のデイスク面に対する焦点はずれ、すなわちフオ
ーカツシングエラーを検出し、このフオーカツシ
ングエラー信号に基いて対物レンズをその光軸方
向に変位させるフオーカツシング制御が行われて
いると共に情報トラツクに対する光スポツトの位
置ずれ、すなわちトラツキングエラーを検出し、
このトラツキングエラー信号に基づいて光スポツ
トを情報トラツクと直交する方向に変位させるト
ラツキング制御が行われている。
第1図は従来の光学的情報読取装置における焦
点検出装置の一例を示す線図であり、トラツキン
グエラー信号とフオーカツシングエラー信号とを
3ビーム方式と非点収差方式とを組合わせて得る
ものである。レーザ光源1から放射された光を回
折格子2で3ビームに分割し、これらビームをレ
ンズ3、偏光ビームスプリツタ4、ミラー5、1/
4波長板6および対物レンズ7を経て情報トラツ
クを有するデイスク8上に収束させる。3ビーム
のデイスク8上での位置関係は、第2図に平面図
を示すように、デイスク8のトラツク9の方向
で、スポツト10Aを中心にスポツト10Bと1
0Cとがトラツク9の幅方向において互いに反対
方向に僅かずつずれるように位置させ、中間のス
ポツト10Aをフオーカツシング制御および情報
読取り用とし、両側のスポツト10B,10Cを
トラツキング制御用として用いている。第1図に
おいて、デイスク8上に収束された各ビームの反
射光束は、対物レンズ7、1/4波長板6、ミラー
5、偏光ビームスプリツタ4およびシリンドリカ
ルレンズ11を経て光検出器12上に入射させて
いる。光検出器12は第3図に平面図を示すよう
に、6分割された受光領域12A〜12Fを有
し、これら領域に入射するデイスク8からの反射
スポツト10′A,10′Bおよび10′Cの光量
をそれぞれ光電変換して適当に演算することによ
り情報信号、フオーカツシングエラー信号および
トラツキングエラー信号を得ている。なお第3図
に示すスポツト10′A,10′Bおよび10′C
は第2図に示すスポツト10A,10Bおよび1
0Cとそれぞれ対応する。
しかし、第1図〜第3図に示す従来の光学的情
報読取装置においては、3ビームをレーザ光源1
から放射された光を回折格子2で分割して得てい
るため、各ビームの光量が小さくなつて効率が悪
い欠点がある。また、3ビームのデイスク8面で
の反射光束を、6分割された受光領域12A〜1
2Fを有する光検出器12で受光するため、ビー
ム径が小さいことに相俟つてこれらの位置調整が
困難である欠点がある。更に、偏光ビームスプリ
ツタ4で反射された光束を結像させるための光路
長を必要とするため、光学系全体が大きくなる欠
点がある。
第4図は従来の他の光学的情報読取装置の構成
を示すもので、特開昭52−93222号公報に開示さ
れたものである。この装置は1つの光ビームを用
い、このビームの情報トラツクを構成するピツト
による回折光の干渉によつてできる光量分布を検
出してトラツキングエラー信号を得るものであ
る。レーザ光源21から放射された光をレンズ2
2、ハーフミラー23、反射ミラー24および対
物レンズ25を経て情報トラツクを有するデイス
ク26上に収束させ、その反射光束を対物レンズ
25、反射ミラー24およびハーフミラー23を
経て光検出器27に入射させている。第5図はか
かる装置の信号処理回路の構成を示すもので、光
検出器27は情報トラツク方向(X軸)およびそ
れと直交する方向(Y軸)にそれぞれ分割された
4つの受光領域27A〜27Dを有し、これらは
対物レンズ25の射出瞳面あるいは射出瞳の像面
に配置されている。受光領域27A〜27Dの出
力は対角線同志を加算回路28A,28Bで加算
し、これらの出力の和を加算回路28Cで検出し
て情報信号を得、また加算回路28Aと28Bと
の出力の差を減算回路29で検出し、この差信号
と情報信号の移相回路30を通過させた信号とを
乗算回路31で乗算させた後、ローパスフイルタ
32を通過させてトラツキングエラー信号を得て
いる。
第4図および第5図に示す従来の光学的情報読
取装置においては、情報信号およびトラツキング
エラー信号を1つの反射ビームから同時に取出す
ことができるが、フオーカツシングエラー信号は
反射ビームを分割して別の検出手段により検出す
る必要があるため、構成が複雑になる欠点があ
る。なお、第4図に示す光学的情報読取装置と同
様の原理により、トラツキングエラー信号、フオ
ーカツシングエラー信号および情報信号を1つの
反射ビームから同時に得る装置が、特開昭52−
93223号公報に開示されているが、この装置は三
角形状の光検出器を対物レンズの射出瞳の端に位
置させる必要があるため、光の利用効率が低く、
SN比が低下する欠点がある。
一方、本願人は光学系を小形に構成できると共
に、フオーカツシングエラー信号を得る光検出器
の配置が容易で、しかも常に高精度で正確に焦点
状態を検出できる焦点検出装置を既に提案してい
る。第6図は本願人が先に提案した焦点検出装置
の一例の要部の構成を示す線図であり、レーザ光
源41から放射された光(紙面内に直線偏光して
いる)をコリメータレンズ42によつて平行光と
し、偏光膜を有する偏光プリズム43、1/4波長
板44および対物レンズ45を経て情報トラツク
を有するデイスク46上に収束させている。この
光束は凹凸のピツト形状を持つ情報トラツクによ
り反射され、対物レンズ45および1/4波長板4
4を経て偏光プリズム43に入射する。偏向プリ
ズム43に入射する反射光束は、1/4波長板44
の作用により紙面に対し垂直方向に偏光されてい
るから、この光は偏光プリズム43で反射され
る。この偏光プリズム43で反射される平行光束
を検出プリズム47に入射させ、その反射面48
により反射される光束を光検出器49で受光す
る。反射面48は、合焦状態での入射光線(平行
光束)に対して臨界角またはそれより僅かに小さ
くなるように設定する。このようにすれば、合焦
状態では偏光プリズム43で反射された全光線は
反射面48で全反射され(実際には反射面の状態
が完全ではないので図示n方向に幾分の光が透過
する)、デイスク46が合焦状態からa方向にず
れると偏光プリズム43で反射された光束は反射
面48に対して最外側の光線をai1〜ai2で示すよ
うな傾き成分を持つ光線束となる。またデイスク
46が合焦状態からb方向にずれると、反射面4
8への入射光束は最外側光線がbi1〜bi2で示すよ
うな傾き成分を持つ光束となる。すなわち、デイ
スク46が合焦状態からずれると、反射面48へ
の入射光線は光軸上の中心光線(一点鎖線)を除
いて臨界角の前後で連続的に変化する。したがつ
て、デイスク46がaおよびb方向に変位して合
焦状態からはずれると、反射面48での反射強度
が第7図に示すように臨界角近傍では僅かな入射
角の変化で急激に変化するから、反射面48から
の反射光束の中心光線(出射光軸)を含む紙面、
すなわち反射面48に対する入射面に対し垂直な
面を境として明暗の状態がそれぞれ逆になる。こ
れに対し、合焦状態では、一様に全反射されるか
ら、このような明暗は現われない。光検出器49
は、このような反射面48からの反射光の光量分
布を検出するもので、第6図中に平面図にも示す
ように、上記入射面に対し垂直な境界面を境に二
分割した2つの受光領域49A,49Bをもつて
構成する。なお、第7図は検出プリズム47の屈
折率が1.50で、P偏光およびS偏光におけるそれ
ぞれの反射強度RPおよびRSを示したものである。
なお偏向していない光に対する反射強度は、こ
れらの中間(RP+RS)/2となる。
第6図において、デイスク46がa方向に変位
したときは、反射面48に入射する光のうち中心
光線より図において下側の光束は、一番外側の入
射光線ai1を筆頭としてすべての入射光線の入射
角は監界角よりも小さくなる。したがつて、この
部分では透過光が存在し、一番外側の透過光線
at1からn迄を含む光線束が透過する。この透過
した分だけ、一番外側の反射光線ar1から中心光
線迄を含む反射光線束の強度は弱められる。ま
た、反射面48に入射する光のうち、中心光線よ
り図において上側の光束は、一番外側の入射光線
ai2を筆頭としてすべての入射光線の入射角は臨
界角よりも大きくなる。したがつて、この部分で
は透過光が存在せず、入射した全ての光線が、一
番外側の反射光線ar2から中心光線迄を含む光束
に含まれて反射する。したがつて、この場合に
は、光検出器49上での光量分布は、受光領域4
9Aが暗くなり、受光領域49Bが明るくなる。
これに対し、デイスク46がb方向に変位した
ときは、反射面48への入射光線の傾きの関係が
上述したa方向の場合と逆になり、したがつて光
検出器49の領域49A,49Bの明暗の関係が
逆になる。この場合の反射面48における反射光
および透過光をそれぞれ符号br1,br2およびbt2
示す。
なお、合焦状態では光検出器49の受光領域4
9A,49Bへの入射量はそれぞれ等しくなる。
したがつて、各受光領域49A,49Bの出力
の差を検出することにより、その量および極性か
らずれの量および方向を表わすフオーカツシング
エラー信号を得ることができ、この信号に基いて
対物レンズ45を光軸方向に移動制御するフオー
カツシング制御を行うことができると共に、受光
領域49A,49Bの出力の和からデイスク46
に記録された情報信号を検出することができる。
しかも合焦状態では反射面8での透過成分が殆ん
どないから、光量の損失が極めて少ないと共に、
合焦から外れた場合には、中心光線を境にいずれ
か一方の側の光束が全反射され、他方の側の光束
の反射強度が極端に減少するから受光領域49
A,49Bにおける光量差が著しくなる。したが
つて、十分正確に焦点検出を行うことができる。
しかし、この装置ではトラツキングエラー信号を
取出すことができず、この信号は他の手段で検出
する必要があつた。
本発明の目的は、上述した臨界角を利用して1
つのビームで情報信号およびフオーカツシングエ
ラー信号を同時に高感度で検出できる共に光学素
子の必要個数を減らし、それらの調整を容易に行
なうことができるという利点をそのまま維持し、
更にトラツキングエラー信号をも同時に検出でき
るよう適切に構成した光学的情報読取装置を提供
しようとするものである。
本発明の光学的情報読取装置は、光源から放射
された光を収束させて、この光の波長の1/4の整
数倍以外の深さのピツトとして情報を光学的に記
録したトラツクを有する記録媒体上に照射する対
物レンズと、前記記録媒体で反射され前記対物レ
ンズで集光された反射光束を受光するように前記
トラツクのフアーフイールド中に配置された受光
面を有し、前記反射光束の光軸を中心として前記
受光面上に投影されるトラツクの方向およびそれ
と直交する方向にほぼ沿つてそれぞれ分割された
4つの受光領域を有する光検出器と、前記対物レ
ンズと光源との間に配置され、光源からの光を対
物レンズに導くと共に、前記記録媒体で反射され
対物レンズで集光された反射光束を前記光検出器
に導く光路分割素子と、前記対物レンズと光検出
器との間の反射光束の光路中で前記反射光束を入
射するように配置され、前記反射光束の光軸に対
してほぼ臨界角となるように設定した反射面を有
する検出プリズムとを具え、前記4つの受光領域
の出力の和から情報信号を、前記受光面上に投影
されるトラツクの方向に対向するそれぞれ2つの
受光領域の出力の和の差からトラツキングエラー
信号を、前記受光面上に投影されるトラツクの方
向と直交する方向を境とする両側のそれぞれ2つ
の受光領域の出力の和の差からフオーカツシング
エラー信号をそれぞれ同時に検出し得るよう構成
したことを特徴とするものである。
以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第8図および第9図は本発明の光学的情報読取
装置の光学系の一例の構成を示す線図であり、第
8図はトラツクの方向に見た側面図を示し、第9
図はトラツクの方向と直交する方向から見た側面
図を示す。すなわち、第8図においてトラツクの
方向は紙面に垂直であり、第9図においては紙面
と平行である。レーザ光源51から放射された光
をレンズ52,53を経てビーム径を拡大すると
共に平行光束とし、偏光膜を有する偏光プリズム
54、1/4波長板55および対物レンズ56を経
て情報トラツクを有するデイスク57上に収束さ
せる。デイスク57は所定の速度で回転するスピ
ンドル50と一緒に回転する。この光束は凹凸の
ピツトを持つ情報トラツクにより反射される。本
発明ではこのピツトの深さをレーザ光源51から
放射される光の波長の1/4の整数倍以外のものと
する。このデイスク57からの反射光束を対物レ
ンズ56で集光してほぼ平行光束として1/4波長
板55および偏光プリズム54を経て検出プリズ
ム58に入射させる。検出プリズム58は、第6
図で説明したように反射光束の光軸に対してほぼ
臨界角に設定した反射面59をもつて構成する。
本例ではこの検出プリズム58はその反射面59
における入射面が情報トラツクの方向と直交する
ように配置し、この検出プリズム58からの出射
光束を情報トラツクのフアーフイールド中に配置
した光検出器60に入射させるよう構成する。対
物レンズ56から光検出器60までの構成を第1
0図に斜視図で示す。光検出器60は、検出プリ
ズム58からの出射光束の光軸を中心とし、光検
出器60の受光面上に投影される情報トラツクの
方向と直交する方向(X軸)およびこの受光面上
に投影される情報トラツクの方向(Y軸)にそれ
ぞれ分割して配置した4つの受光領域60A,6
0B,60Cおよび60Dをもつて構成する。
このように、対物レンズ56に入射する光束を
平行光束とすると共に、4分割された光検出器6
0を対物レンズ56によつて形成される情報トラ
ツクの像面から十分離れたフアーフイールド中に
配置すれば、対物レンズ56の射出瞳面に近い位
置では光検出器60に入射する光束の光量分布は
射出瞳面での光量分布にほぼ等しくなる。さら
に、情報トラツクのピツトは光の波最の1/4の整
数倍以外の深さとなつているから、このピツトに
よつて生ずる反射光の位相差は0またはπとなら
ないから、トラツキングエラーが生ずると第11
図に示すように反射光中にはX軸方向について光
量分布に差が生ずることになり、これを第5図と
同様に処理すれば情報信号およびトラツキングエ
ラー信号を同時に得ることができる。すなわち受
光領域60Aおよび60Bの出力の和と、受光領
域60Bおよび60Cの出力の和との差を検出す
ることによりトラツキングエラー信号が得られ
る。また、検出プリズム58の挿入により焦点は
ずれが生じると、第6図で説明したところから明
らかなように、反射面59における入射面と直交
する面、本例ではX軸を境界線としてY軸方向に
明暗が生じる。したがつて、受光領域60Aおよ
び60Bの出力の和と受光領域60Cおよび60
Dの出力の和との差を検出することにより、焦点
ずれの方向およびその量を表わすフオーカツシン
グエラー信号を、上記情報信号およびトラツキン
グエラー信号と同時に得ることができる。
第11図Aは光スポツトPが情報トラツクTに
対して右側にずれた状態を示し、このとき光検出
器60の受光面に投影される光束Lにおいて受光
領域60Bおよび60Cには斜線で示すように暗
部が形成される。第11図Bは光スポツトPが情
報トラツクTに対して左側にずれた状態を示し、
光検出器60の受光面に投影される光束Lにおい
て受光領域60Aおよび60Dに暗部が生ずる。
第11図Cは光スポツトPが情報トラツクTに
正しくトラツキングしている状態を示し、このと
きは光検出器60には一様に暗いスポツトLが投
影されることになる。したがつて受光領域60A
および60Dの出力の和と、受光領域60Bおよ
び60Cの出力の和との差を求めることによりト
ラツキングエラー信号を得ることができる。この
ような関係が成立つには反射光の位相差が0また
はπとならないことが必要であり、このためには
ピツトの深さがλ/4の整数倍以外の値となつて
いればよい(λは光の波長である)。
第12図は上述したようにして情報信号、トラ
ツキングエラー信号およびフオーカツシングエラ
ー信号を取出す回路の一例の構成を示すものであ
る。X軸方向に並んでいる受光領域60Aと60
B、および60Cと60Dとのそれぞれの出力を
加算回路61Aおよび61Bに供給して、それぞ
れの和を求め、これら加算回路61Aおよび61
Bのそれぞれの出力を加算回路61Cに供給して
それらの和から情報信号を再生する。また、加算
回路61Aおよび61Bのそれぞれの出力を減算
回路62Aに供給してそれらの差信号としてフオ
ーカツシングエラー信号を得る。更に、Y軸を境
界線とする両側の受光領域の和の差を求めるた
め、受光領域60Aおよび60Dのそれぞれの出
力を加算回路61Dに供給すると共に、受光領域
60Bおよび60Cのそれぞれの出力を加算回路
61Eに供給し、これら加算回路61Dおよび6
1Eの出力を減算回路62Bに供給してトラツキ
ングエラー信号を取出す。
第13図は記録用デイスクに予じめλ/8の深
さに正確に記録された基準トラツクに沿つて情報
をピツト状に記録する装置に本発明を適用した例
を示すものである。このようなデイスクはプレグ
ルービングデイスク(Pregrooving disc)と称
され、例えばIEEE spectrum、August 1979、第
26〜33頁に記載されている。記録すべき情報に応
じて輝度変調されるレーザ光源71の出力光ビー
ムをコリメータレンズ72で平行光束とし、偏光
プリズム73および1/4波長板74を経て対物レ
ンズ75に入射させる。対物レンズ75はこのビ
ームを集束し、スポツトとしてデイスク76上に
投影する。基準トラツク76aはλ/8の深さを
有し、ピツト76bはλ/4の深さを有するもの
とする。基準トラツク76aで反射された光は対
物レンズ75で集光され平行光束となつて1/4波
長板75、偏光プリズム73を透過して検出プリ
ズム77の反射面77aに入射する。この反射面
77aでの反射光を上述したように4分割した光
検出器78で受光することによりフオーカツシン
グエラー信号およびトラツキングエラー信号を取
出すことができる。このようにして得られるフオ
ーカツシングエラー信号およびトラツキングエラ
ー信号を用いてサーボ機構を駆動し、例えば対物
レンズを変位させることによりビームを常に基準
トラツク上に正しく集束させることができ、した
がつて第14図に示すように基準トラツク76a
上にピツト76bを形成することができる。
上述した例では基準トラツク76aの深さを
λ/8とし、ピツト76bの深さをλ/4とした
が、基準トラツクの深さl1をλ/4の整数倍以外
とし、ピツトの深さl2をλ/2の整数倍以外と
し、かつ |nλ/4−l1|≠|mλ/4−l2|を 任意のn、mについて満足すればl1およびl2
それぞれλ/8およびλ/4以外の値に選定する
ことができる。
以上詳細に説明したように、本発明によれば、
入射ビームおよび反射ビームを分割することな
く、1つの光学系によつて情報信号、フオーカツ
シングエラー信号およびトラツキングエラー信号
の3つの所要の信号を同時に検出することができ
るから、光量の損失が少なくしたがつて所要の信
号を効率的かつ高精度で検出することができると
共に全体を安価かつコンパクトに構成することが
できる。また、光検出器を情報トラツクのフアー
フイールド中に配置するものであるから、光検出
器を検出プリズムの出射光軸上で任意の位置(対
物レンズの像面を除く)に配置することができ、
その位置調整も容易に行なうことができると共
に、光路長も短くてすむから全体をよりコンパク
トに構成することができる。なお、上述した例で
は偏光を用い、光路分割素子として偏光プリズム
を用いたが偏光を用いないときにはハーフミラー
を用いることもできるし、また対物レンズからの
出射光束を収束光とする場合でも本発明を有効に
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の光学的情報読取装置の一例の構
成を示す線図、第2図は第1図に示すデイスク上
での3ビームのスポツトの位置関係を示す平面
図、第3図は第1図に示す光検出器の構成を示す
平面図、第4図は従来の光学的情報読取装置の他
の例の構成を示す線図、第5図は第4図に示す装
置の信号処理回路の構成を示す線図、第6図は本
願人が先に提案した焦点検出装置の一例の構成を
示す線図、第7図は臨界角近傍での反射強度の一
例を示す線図、第8図および第9図は本発明の光
学的情報読取装置の一例の構成を示す線図、第1
0図は同じくその一部分の構成を示す斜視図、第
11図A〜Cはトラツキングがずれたときおよび
合つているときの光スポツトとトラツクとの関係
およびその時に光検出器に投影されるスポツトの
光量分布のパターンをそれぞれ示す線図、第12
図は情報信号、トラツキングエラー信号およびフ
オーカツシングエラー信号を同時に検出する信号
処理回路の一例の構成を示す回路図、第13図は
基準トラツクを有するデイスクに情報を記録する
装置に適用した本発明装置の一例の構成を示す線
図、第14図は基準トラツクにピツト情報を記録
したデイスクを示す平面図である。 51……レーザ光源、52,53……レンズ、
54,73……偏光プリズム、55,74……1/
4波長板、56,75……対物レンズ、57,7
6……デイスク、58,77……検出プリズム、
59,77a……反射面、60,78……光検出
器、60A,60B,60C,60D……受光領
域、61A,61B,61C,61D,61E…
…加算回路、62A,62B……減算回路、P…
…スポツト、T……トラツク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 光源から放射された光を収束させて、この光
    の波長の1/4の整数倍以外の深さのピツトとして
    情報を光学的に記録したトラツクを有する記録媒
    体上に照射する対物レンズと、前記記録媒体で反
    射され前記対物レンズで集光された反射光束を受
    光するように前記トラツクのフアーフイールド中
    に配置された受光面を有し、前記反射光束の光軸
    を中心として前記受光面上に投影されたトラツク
    の方向およびそれと直交する方向にほぼ沿つてそ
    れぞれ分割された4つの受光領域を有する光検出
    器と、前記対物レンズと光源との間に配置され、
    光源からの光を対物レンズに導くと共に、前記記
    録媒体で反射され対物レンズで集光された反射光
    束を前記光検出器に導く光路分割素子と、前記対
    物レンズと光検出器との間の反射光束の光路中で
    前記反射光束を入射するように配置され、前記反
    射光束の光軸に対してほぼ臨界角となるように設
    定した反射面を有する検出プリズムとを具え、前
    記4つの受光領域の出力の和から情報信号を、前
    記受光面上に投影されたトラツクの方向で対向す
    るそれぞれ2つの受光領域の出力の和の差からト
    ラツキングエラー信号を、前記受光面上に投影さ
    れたトラツクの方向と直交する方向を境とする両
    側のそれぞれ2つの受光領域の出力の和の差から
    フオーカツシングエラー信号をそれぞれ同時に検
    出し得るよう構成したことを特徴とする光学的情
    報読取装置。
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