JPS6392724A - 優れた耐熱性耐薬品性除電性能をもつ複合繊維 - Google Patents

優れた耐熱性耐薬品性除電性能をもつ複合繊維

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JPS6392724A
JPS6392724A JP23401586A JP23401586A JPS6392724A JP S6392724 A JPS6392724 A JP S6392724A JP 23401586 A JP23401586 A JP 23401586A JP 23401586 A JP23401586 A JP 23401586A JP S6392724 A JPS6392724 A JP S6392724A
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JP
Japan
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component
resistance
fiber
sheath
core
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Pending
Application number
JP23401586A
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English (en)
Inventor
Isao Tokunaga
徳永 勲
Kazuhiko Tanaka
和彦 田中
Masao Kawamoto
正夫 河本
Junyo Nakagawa
潤洋 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野ン 本発明は、溶融紡糸によって得られる耐熱性、耐薬品性
、除電性能の良好な複合繊維に関するものである。
(従来の技術) 従来、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維などの汎用合
成繊維は、その優れた性能と低コストのため衣料用、産
業資材用として幅広く使用されている。しかし耐熱性、
耐薬品性、導電性という点からはかなり問題の多いポリ
マーである。たとえばポリエステル繊維では連続使用温
度は約125°Cと低く、また耐アルカリ性はとくに劣
り、耐有機溶剤性も満足ではない。また静電気を帯びや
すく、静電気火花の発生や衣服のまつわり、ゴミの吸着
などの問題が起っている。
一方、耐熱性、耐薬品性、除電性能の優れているポリマ
ーは溶融紡糸性が非常に悪く、また著しくコスト高の繊
維となってしまう。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、これらの問題点を解消したところの耐熱性、
耐薬品性、除電性能の改善された繊維を得んとするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 即ち本発明は、芯成分(4)が導電性粉体を15〜80
重[%含有するポリマー、鞘成分(B)がその80重J
A%以上がポリフェニレンサルファイド、からなる複合
繊維であって、該繊維の横断面に占めるB成分の面積比
B/ (A+B )が0.05〜0.5であり、かつ1
oKV印加時の電気抵抗か10〜10Ω/am−fであ
ることを特徴とする複合繊維である。
本発明に言う導電性粉体とは、銀、金、アルミ。
銅等の金属粉末、格子欠陥を有する酸化チタン、チタン
酸の金属塩、 Fe5O4、S no2等の半導体セラ
ミックス粉体および導電性カーボンブラック等が含まれ
る。これらの導電性粉体は目的により使いわけられ、例
えば白色の導電性繊維を得たい場合には着色の少ない粉
体、例えば5nO2−5b205系のものを用いること
が好ましく、通常の用途には10−5〜102Ω・1の
固有抵抗を有するカーボンブラックを用いることが好ま
しい。
周知の如く、導電性粉体は完全に粒子状分散をしている
場合は効果が薄く、ストラフチャーと呼ばれる連鎖構造
をとっていることが望壕しく、この構造を壊さずにポリ
マー中に分散させることが重要である。カーボンブラッ
クを含有する複合体の電気伝導メカニズムとしては、カ
ーボンブランク連鎖の接触によるものとトンネル効果に
よるものとが考えられるが、圧倒的に前者の方が大きい
ので、連鎖は長い方が、また密に存在する方が接触確率
が大となり高伝導性を示すのである。本発明者らの検討
結果では、カーボンブラック含鮭が15重量%未満では
全く効果なく、20重量%以上になると急激に導電性が
上がり、40重量%でほぼ飽和する。
次に本発明にいう芯成分囚を構成する導電性粉体を含有
するポリマーとは、通常紡糸及び延伸によって実用を充
分に満足するような繊維性能を発現するようなものであ
って、一般には鎖状高分子がそれに該当する。具体的に
は、ポリエチレンおよびポリプロピレン等のポリオレフ
ィン系ポリマー、ポリエチレンテレフタレートやポリエ
チレンアジペート等のポリエステル系ポリマー、ナイロ
ン6やナイロン66等のポリアミド系ポリマー、その他
ポリアクリルニトリル系ポリマーやポリビニル系ポリマ
ーやポリウレタン系ポリマーなどである。
本発明に言う鞘成分CB)とは、その80重ffi%以
上が千CX5qの化学構造を持つポリマーであり、20
ii%未満の他のポリマー、共重合物、添加物を含んで
いてもよい。好ましい例はポリエステルを20%以下ブ
レンドしたものである。
本発明に言う複合繊維とは芯成分が前記A成分からなり
、鞘成分が前記B成分からなるものであり、横断面にお
ける鞘成分(B成分)の面積比R= B/(1−B )
 (ただし、A、Bは繊維横断面の顕微鏡写真から求め
た芯、鞘部の面積である)が005〜0.5、好ましく
は0.+〜0.3の範囲にあるものである。ここでRが
0.05未満では、耐熱性、耐薬品性の効果が小さく、
逆に0.5を越えると溶融紡糸性が著しく悪化し、繊維
物性の低下とコスト高除電性の低下となる。
本発明の複合繊維の横断面の例について説明すると、芯
成分が実質的に表面に出ていないことが好ましく、同−
接合比率では鞘成分が凹凸形状を有しているものが耐熱
性とくに難燃性の点で効果がある。また、もつとも薄い
鞘部分の膜厚が2μm以下の場合は分散染料による芯部
ポリエステルの染色が可能となり、衣料、インテリア分
野には好都合となる。また、芯部を異形とした場合は加
工工程での鞘部の剥離やフィブリル化を減少させる効果
がある。
(発明の用途) 本発明の繊維は衣料、インテリア素材としてポリエステ
ルの性能を保持しつつ耐熱性、難燃性を有するので、消
防服、パイロットスーツ、耐熱作業服、航空機、船舶、
車輛等のインテリアの難燃素材、カーテン類に適する。
また耐熱性が著しく向上することから、産業資材用途範
囲が拡大され、とくに耐薬品性が良好であることからセ
メント補強、アスファルト補強繊維としてアスベスト代
替繊維としても使用可能である。また本発明の繊維は優
れた除電性能を有することから、たとえばポリエステル
、綿混製品のようにそのままでは帯電するものに0.0
1〜10重量%混用することによって効果的に除電し静
電気によるトラブルのないものとする。とくに、長期間
の使用や繰返し洗層などを経てもその制電性能が低下し
ないので、作業服や防塵衣あるいは学生服など耐久性の
ある制電性が強く要求される分野において極めて有用性
が高く、さらに種々の用途たとえば外とう、フォーマル
ユニフォーム、カーペット、テープマット、インテリア
、カーテン等の展開が可能である。
(実施例) 以下に実施例によって本発明を詳述するが、これによっ
て本発明はなんら限定されるものではない。
なお、本発明にいうポリエチレンテレフタレートの極限
粘度とは、30°Cでフェノール:テトラクロロエタン
(1:1 )混合溶媒中で測定したものである。また、
ナイロン6の相対粘度は、1g/ 100 mlの96
%H2SO4溶液について30°Cで測定したものであ
る。また、ポリエチレンのメルトインデックスとはJI
S−に6760によって測定したものである。
実施例1 A成分として導電性カーボンブラン255wt%入すの
ナイロン−66ポリマー、B成分として実質的にポリフ
ェニレンサルファイドからなるポリマー85部とポリエ
チレンテレフタレート15部をブレンドしたものを用い
た。A成分側の押出機配管温度は285°C以下とし、
紡糸頭を3tO″Cにして芯鞘複合紡糸とした。ここに
おけるA成分とB成分の吐出量比は75/25とし、孔
数24個のノズルから700 mlmで紡糸した。
この原糸を、第10−ラー(HR−1)温度80°C1
第20−ラー(HR−2)温度160°C,第1プレー
)(HP−1)温度150°C1第2プレー) (HP
−2)温度200°Cに保たれ、HR−1、HP−1,
HR−2、HP−2の順に配置された装置を用いHR−
jとHR−2間で5.2倍延伸し、HR−2と非加熱ロ
ーラー間で3チの収縮処理を行ない、100d/24f
の延伸糸を得た。
得られた繊維の芯鞘比Rは0.+8,25°Cで65%
RHにおける強度(dT) 9.219/d 、伸度1
5.7チであった。耐熱性の尺度として、このものを1
80℃の炉中に5分間放置後にその温度を測定し、25
°C測定強度に対する保持率TR(%ll)を求めたと
ころ73.2%であった。限界酸素インデックス(LO
I)は27優であり、30チ濃硫酸(OR襲2.30%
水酸化ナトリウム(ARIに24時間浸漬後の強度保持
率は、それぞれ0R=5’2%、AR=95%であった
。またこの繊維の放電々流(10KV印加)を測定した
ところ、3.0X10  Aであった。みかけの電気抵
抗は1×10Ω、# (IKV印加時)であった。また
、放電開始電圧は4〜5KVであった。
実施例2〜4および比較例1〜2 実施例1におけるB成分であるポリフェニレンサルファ
イドとポリエステルのブレンド比および芯鞘比Rを表1
に示すように変更した以外は実施例1と同一の方法で1
00d/24fの糸を製造し、物性評価をした結果を比
較例とともに示す。
以下余白

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 芯成分(A)が導電性粉体を15〜80重量%含有する
    ポリマー、鞘成分(B)がその80重量%以上がポリフ
    ェニレンサルファイド、からなる複合繊維であつて、該
    繊維の横断面に占めるB成分の面積比B/(A+B)が
    0.05〜0.5であり、かつ10KV印加時の電気抵
    抗が10^1^0〜10^5Ω/cm・fであることを
    特徴とする耐熱性耐薬品性除電性能の優れた複合芯鞘繊
    維。
JP23401586A 1986-09-30 1986-09-30 優れた耐熱性耐薬品性除電性能をもつ複合繊維 Pending JPS6392724A (ja)

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