JPS6392522A - 連続押出し成形における搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は連続押出し成形における搬送装置に属し、特に
無機質系組成物の押出し成形における改良された搬送装
置に属する。

〈従来技術〉 従来より無機質系組成物を押出機により押出して押出成
形体を製造することが行なわれている。

第３図はこの押出成形体の搬送工程を概略的に示すもの
であり、水平に設置された押出１ｆｉＡから連続的に押
出される成形体Ｂを該押出機の後方に設けられた搬送コ
ンベアＣで引収り搬送し、これをパレット移送装置り上
を搬送されるパレットＥ上に載置し、連続的に搬送され
るようになっている。

連続押出し成形体は、連続したままパレットに載置され
るか或いは搬送コンベア上で任意長さに切断された後に
パレットに載置される。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記したような従来技術による場合、搬送コンベアＣと
その下方に設けられるパレット移送装置りとは共に水平
にしかも平行に設けられているため、押出し成形体が搬
送コンベアＣから離れてパレット移送袋ＨＤ上のパレッ
トＥに移る際に、図示の如く２回にわたって折り曲げら
れることとなる。即ち、まず成形体の裏面方向に、次い
で表面方向に、２回の折り曲げが行なわれるため、その
内部に曲げ疲労が蓄積される。押出し成形体は一般に２
００〜３５０Ａｇ／ｃｍ”の高圧押出しにより内部緊張
状態で得られるが、上記のように搬送過程において内部
に曲げ疲労が加えられると、その内部緊張状態がほぐさ
れてしまい、押出し成形体自体の強度低下を招いていた
。また、内部応力のバランスが崩れることから、押出し
成形体がその幅方向に弯曲してしまう現象が見られ、或
いは表裏に微細に亀裂が発現する場合もあり、歩止まり
や生産性を低下させる原因となっていた。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は上記したような従来技術における問題点を解決
すべく創案され、即ち、押出し成形体が搬送装置からパ
レットに移る際に折り曲げられることによって生ずる内
部曲げ疲労を軽減することを目的として創案されたもの
であって、押出機から連続的に吐出される連続押出し成
形体を該押出機と直列された搬送コンベアにより搬送し
た後、パレット移送装置上を連続供給されるパレットに
載置して搬送する搬送装置において、上記パレット移送
装置が、上記搬送コンベアの下方に、しかも該搬送コン
ベアと３０度以下の傾斜をもって設置されていることを
特徴とする、連続押出し成形における搬送装置に係るも
のである。

く作用〉 押出機から連続的に吐出され搬送装置により搬送される
連続押出し成形体は、該搬送装置の終端において、該搬
送装置と相対的に３０度以下の傾斜角度をもって配置さ
れるパレット移送装置により連続的に搬送されるパレッ
トに載置されパレット上にて搬送される。連続押出し成
形体の搬送は概ね直線状に行なわれ、パレットに載置さ
れる際にもその折れ曲がりは３０度以内の比軟的小さな
角度範囲内に止どめられる。

〈実施例〉 本発明の具体的な構成を図示の実施例に基づいて以下説
明する。

第１図において、符号１で示されるものは押出機であっ
て、無ｖ１質系組成物を任意断面形状に押出し、連続押
出し成形体を得ることのできるものであればいかなる型
式・構造のものであってもよい。

押出Ｒ１の後方には、直後に第一のフリーコロコンベア
２と、押出機３からの押出し成形体１０の押出し搬出速
度と同調して駆動される搬送コンベア３と、第二のフリ
ーコロコンベア４とが、図示の如く斜め下方に連続的に
直列に配置されている。

これら第一のフリーコロコンベア２と搬送コンベア３と
第二のフリーコロコンベア４とより成る押出し成形体搬
送装置の下方には、パレット移送袋Ｗ１６が配設されて
いる。このパレット移送装置６は従来技術に関して既述
したように、搬送装置によって搬送された押出し成形体
１０をパレット５上に載置せしめ更に搬送すべくパレッ
トを移送するためのものであり、押出し成形体１０の搬
送速度に、従って搬送コンベア３の駆動速度及び押出機
１の吐出速度に同調した速度で駆動される。

この実施例においては、パレット移送装置６は水平に設
置されている。従って、押出ＩＲ１、第一のフリーコロ
コンベア２、搬送コンベア３、第二のフリーコロコンベ
ア４は、パレット移送装置６に対して下り勾配に傾斜し
て直列しており、その傾斜角度は３０度以下とされてい
る。かくして、押出機１から構成される装置２，３．４
により斜め下方に搬送される押出し成形体１０は、第二
のフリーコロコンベア１１の終端にて該一連の搬送装置
を離れ、次いでパレット移送装置６上を搬送されて来る
パレット５の上にａ置されて更にパレット移送装置６に
より搬送されるものであるが、搬送装置からパレット移
送装置ｉ！６に乗り移る際にそれらの間の配役傾斜角度
分（３０度以下）だけ若干搬送角度を変えて更に搬送を
継続されることとなる。

これら搬送装置とパレット移送装置との間の相対的傾斜
角度は３０度以内であることが必須であり、本発明者に
よる実験の結果、この角度範囲内であれば所期の目的・
効果を発揮し得ることが確認されている。

上記した第１図図示の実施例は、パレット移送装置６を
水平に設置すると共に、該パレット移送装置６の上方に
押出機１と該押出機の後方に設けられる搬送装置２．３
．４とを連続直線状にしかもパレット移送装置６に対し
て３０度以下の傾斜をもって、押出し成形体１０が下り
勾配に搬送されるように構成されたタイプのものを示し
ている。

これに対し、第２図は本発明による別の実施例を示すも
のであって、押出機１°　と該押出機の後方に設けられ
る搬送装置２°、３’、４°　とを連続直線状にしかも
水平に設置すると共に、パレッ１へ移送装置６′　を該
搬送装での下方にしかもこれと３０度以下の傾斜をもっ
て、押出し成形体が上り勾配に搬送されるように構成さ
れた異なるタイプのものを示す、この第２図図示の実施
例においても、第１図図示のものと同様、搬送装置２．
３，４゜２゛、３°、４゛　とパレット移送装置６，６
°とが相対的に３０度以下の角度だけ傾斜して配設され
ている。

第２図図示のもののその他の構成については第１図の場
合と同様であるので、詳細な説明は省略する。

〈発明の効果〉 本発明によれば、押出機から搬出される押出し成形体を
搬送する搬送ラインと、該搬送ラインにより搬送された
押出し成形体をパレットに載置して更に搬送すべく該パ
レットを移送するためのパレット移送装置とが、３０度
以下の傾斜角度をもって設置されているため、パレット
移送装置のパレット上に押出し成形体がａ置される際に
スムーズな移動が行なわれ、強い折り曲げを受けること
がないので、内部に曲げ疲労が加えられることを有効に
回避することができる。従って、強度や表面性、また歩
止まりや生産性に優れた押出し成形体が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による搬送装置の一実施例を示す概略側
面図、第２図は本発明の別の実施例を示す概略側面図、
第３図は従来技術を示す概略側面図である。 符号の説明

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）押出機から連続的に吐出される連続押出し成形体
   を該押出機と直列に配置された搬送コンベアにより搬送
   した後、パレット移送装置上を連続供給されるパレット
   に載置して搬送する搬送装置において、 上記パレット移送装置が、上記搬送コンベアの下方に、
   しかも該搬送コンベアとの相対的傾斜角度３０度以下の
   傾斜をもって設置されていることを特徴とする、連続押
   出し成形における搬送装置。
2. （２）上記パレット移送装置が水平に設置されると共に
   、該パレット移送装置の上方に上記搬送コンベアが３０
   度以下の傾斜をもって配置され、押出し成形体が該搬送
   コンベア上を下り勾配に搬送されるよう構成したことを
   特徴とする、特許請求の範囲第１項に記載の連続押出し
   成形における搬送装置。
3. （３）上記搬送コンベアが水平に設置されると共に、該
   搬送コンベアの下方に上記パレット移送装置が３０度以
   下の傾斜をもって配置され、押出し成形体がパレットに
   載置されつつ該パレット移送装置上を上り勾配に搬送さ
   れるよう構成したことを特徴とする、特許請求の範囲第
   １項に記載の連続押出し成形における搬送装置。