JPS6392297A - ステツプモ−タの回転制御装置 - Google Patents

ステツプモ−タの回転制御装置

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JPS6392297A
JPS6392297A JP23590486A JP23590486A JPS6392297A JP S6392297 A JPS6392297 A JP S6392297A JP 23590486 A JP23590486 A JP 23590486A JP 23590486 A JP23590486 A JP 23590486A JP S6392297 A JPS6392297 A JP S6392297A
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speed
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JP23590486A
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Hiromichi Sugiyama
杉山 裕通
Toshio Yamamoto
登子雄 山本
Yukinobu Yumita
行宣 弓田
Shigeru Okuma
繁 大熊
Koji Iwata
岩田 幸二
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、急加速を可能にしたステップモータの回転制
御装置に関する。
(従来の技術) ステップモータの脱調防止には閉ループ駆動が有効であ
ることが知られている。
第11図は従来知られているステップモータの閉ループ
駆動の基本形であって、ステップモータlの回転軸には
エンコーダ2が取りつけられておシ、ステップモータ1
のロータの回転位置信号であるエンコーダ2の検出信号
によって分配回路3が励磁回路4に対し励磁相を指令す
るデジタル信号を送シ、励磁回路4は上記デジタル信号
に基づいて直流電源5により所定の相を順次励磁するよ
うになっている。
このような閉ループ駆動によれば、エンコーダ2による
ロータの現在位置の検出信号に基づいて適当なタイミン
グで次の相を励磁することによりモータ1を回転駆動す
るため、税調は確実に避けられる。しかし、負荷の大き
さや電圧変動等によって速度変動を生じ、外部からの命
令信号に忠実に同期して動作するというステップモータ
本来の利点が失われる。
そこで、第12図に示されているような電流制御付き閉
ループ駆動方式が提案されている。これは、速度形状指
令回路6において速度形状指令曲線を予め決めておき、
ステップモータlのロータの位置及び回転速度を検出す
るエンコーダ2によ多速度信号をフィードバックし、誤
差検出回路7において、予め設定した上記速度形状指令
曲線と上記速度信号とを比較して両者の誤差を検出し、
この誤差値によって励磁回路8を通してモータの巻線電
流を制御するようにしだものである。
(発明が解決しようとする問題点) 上記電流制御付き閉ループ駆動方式によれば、外部から
の命令信号に同期して動作するというステップモータ本
来の利点を生かすことができるが。
電流制御を行うためのアナログ部分を含むため、制御回
路が複雑になるという問題がある。また、加速、一定速
、減速の各状態に対する適正進み角が速度形状指令回路
で決められているが、−変電められた進み角は不変であ
り、各種条件に応じた最適進み角の指定は不可能である
。そのため、急加速ができないという問題がある。
本発明は、かかる従来技術の問題点を解消するためにな
されたものであって、外部からの命令信号に同期して動
作するというステップモータ本来の利点を生かしながら
、回転状態に応じ最も適した進み角に随時変更して励磁
を行うことにより急加速を可能にしたステップモータの
回転制御装置を提供することを目的とする。
(問題点を解消するための手段) 本発明は、回転位置検出用エンコーダの出力パルスによ
りモータの回転速度を検出する回転速度検出手段と、こ
の回転速度検出手段によって検出された回転速度と設定
速度との差に基づいてモータの励磁タイミングの進み角
を決定する進み角決定手段と、この進み角決定手段によ
り決定された進み角に基づいて分配回路への駆動パルス
の入力時点を制御する駆動パルス入力制御手段とを有す
ることを特徴とする。
(作 用) 回転速度検出手段は、回転位置検出用エンコーダの出力
パルスによりモータの回転速度を検出する。進み角決定
手段は、上記回転速度と設定速度との差から励磁タイミ
ングの進み角を決定する。
決定された進み角に基づき駆動パルス入力制御手段が分
配回路への入力パルスの入力時点を制御し、上記分配回
路は、入力パルスの入力時点に応じたタイミングで各相
の励磁の順序を決定するための信号を作り出す。
(実施例) 以下、本発明に係るステップモータの回転制御装置の実
施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例を概略的に示す。第1図にお
いて、起動回路10は初期進み角指令回路11及び図示
されない起動スイッチを有しておシ、初期進み角指令回
路11は初期進み角信号θGを駆動パルス入力制御回路
に入力し、上記起動スイッチは同スイッチの操作によっ
て起動パルスを発生してオア回路13を介し分配回路1
4に入力する。
分配回路14は、入力された駆動パルスごとに同パルス
のタイミングに応じて各相の励磁の順序を決定するため
の信号を出力し、この信号により励磁回路15が各相の
コイルを順次励磁してステップモータ16を回転駆動す
る。モータ16のロータには回転位置検出用エンコーダ
18が一体的に取りつけられておシ、また、負荷17が
かけられている。
エンコーダ18による出力信号は駆動パルス入力制御手
段12に入力されると共に回転速度検出学友9に入力さ
れる。回転速度検出手段19は、エンコーダ18の出力
パルスによりモータの回転速度を検出し、この検出信号
を進み角決定および進み角指令手段21に入力する。進
み角決定および進み角指令手段21は、速度検出手段1
9からの現在の回転速度信号と速度指令回路20かもの
設定速度信号ω“との差に基づいて励磁タイミングの進
み角を決定し、進み角指令信号θを駆動パルス入力制御
手段12に加える。駆動パルス入力制御手段12は、起
動時は初期進み角信号θ0に基づき、起動後は上記進み
角指令信号θに基づき分配回路14への駆動パルスの入
力タイミングを制御する。
いま、起動時に起動回路10内の初期進み角指令回路1
1で作られた初期進み角信号θ。を入力すると、その後
はエンコーダ18からのパルス列で位置帰環がかげられ
、モータ16が1ステップ回転するたびに励磁相が切り
換えられて上記進み角θOを保って自走する。例えば、
ステップモータ16は200ステップ/回転(以下「S
/R」で表わす)、エンコーダ18は2000パルス/
回転(以下rP / RJで表わす)のものを電気的に
4倍して8000P/Rとしてシステムを構成するもの
とすれば、ステップモータ16が1ステップ回転する間
にエンコーダ18からは8000/200 = 40よ
シ、40パルス出力される。そこで、駆動パルス入力制
御回路12に含まれるカウンタがエンコーダ18からの
検出パルスを40パルスカウントするたびにボロー信号
を出力するようにし、このボロー信号を駆動パルスとし
て分配回路14に入力することにより、上記進み角θO
を保ったまま自走させることができる。因に、初期進み
角θ0が1800以上ではステップモータ16は起動で
きないので、上記θ0は180°以下に設定される。
ステップモータが起動されたのちは、進み角を犬きくす
れば、電圧に対する電流の立ち上がりの遅れ及びロータ
の慣性に基づき高速運転が可能であることが知られてい
る。第2図はステップ% −タの進み角αと速度nの関
係を示したものであわ、曲線aは電源電圧が最も高く、
曲線Cは電源電圧が最も低い場合を示す。第2図から明
らかなように、進み角αを適宜の値に設定することによ
り高速運転を行うことが可能であり、また、速度制御が
可能があることがわかる。
そこで第1図の例では、ステップモータが起動されると
、進み角決定および進み角指令手段21によって速度検
出手段19からの実際の回転速度信号と速度指令回路2
0で予め設定された設定速度との差に基づいてそのとき
の回転状態に適した進み角θを演算し、以後、そのとき
の回転状態に適した進み角θによって各相を励磁するよ
うになっている。
第3図乃至第6図は上記進み角決定および進み角指令手
段21における進み角θを演算するだめのフローチャー
ト及び論理チャートであり、第3図及び第4図は加速の
場合、第5図及び第6図は定速の場合を示す。加速の場
合は、第3図に示されているように、指令速度ω1と実
速度ω(t)とそのときの進み角θ(tn)とによって
速度偏差、加速度、加速度の微分、進み角の微分を演算
し、この演算結果によって加速の良い進み角θ(tn+
1)を決定する。定速の場合は、第5図に示されている
ように、指令速度ω1と実速度ω(t)とそのときの進
み角θ(tn)とKよって速度偏差、加速度、進み角の
微分を演算し、この演算結果によって指令速度ω”とな
る進み角θ(tn−z)を決定する。進み角切り換え周
期は速度サンプル時間τSとし、進み角の切り換え幅は
δとしている。
加速時と定速時の切り換えは、指令速度と実速度との偏
差の大小によって行うようKしてもよい。
また、第3図及び第4図のチャートを定速時に適用して
もよい。
次に、第1図の例を具体化した第7図の例について説明
する。
第7図において、符号10は起動回路、11は初期進み
角指令回路、13はオア回路、14は分配回路、15は
励磁回路、16はステップモータ、17は負荷、18は
エンコーダ、20は速度指令回路であシ、これらは第1
の同一符号の構成部分に該当する。符号30で示されて
いるブロックは主回路、符号40で示されているブロッ
クは進み角制御回路である。
起動回路10は、起動スイッチ28の操作にょシバルス
発生回路29から起動パルスを発生する機能を有すると
共に、初期進み角指令回路11がら起動時の進み角指令
信号を発する機能を有する。この起動時の進み角指令信
号の設定は起動特性に影響する。
主回路30は前記オア回路13、分配回路14、励磁回
路15、ステップモータ16、負荷17、エンコーダ1
8を含むと共に、エンコーダ18がらのパルスをダウン
入力とする分周カウンタ23、遅延回路25、進み色保
持回路26を含む。この進み色保持回路26は進み角を
変更しない場合に機能し、前述のように、エンコーダ1
8からの40パルスが1ステツプに相当する場合は40
進指令を行う。
この40進指令に基づき、エンコーダ18からの40パ
ルスごとに励磁相を切り換えれば進み角は90゜なら9
00.180°なら1800のまま変更されない。
上記分周カウンタ23の分周信号は進み角制御回路40
に含まれる速度検出用スイッチ41を経て速度検出用カ
ウンタ42にアップ信号として入力される。上記分周信
号は例えばエンコーダ18のパルスを1/10に分周し
て1ステツプ当たり4パルスとする。上記カウンタ42
は第1図における速度検出手段19に該当するもので、
実速度信号ω(t)を出力する。実速度信号ω(t)は
比較器43において速度指令回路20からの指令信号ω
“と比較されて速度偏差△ωが求められ、N決定論理演
算回路45に入力される。実速度信号ω(t)はスイッ
チ46を経てカウント保持回路47に入力されてカウン
ト値が保持される。カウント保持回路47で保持されて
いる一つ前のカウント値と新たな実速度信号ω(t)と
をdω 比較器48で比較することにより加速度信号−をt 得る。この加速度信号はデータ取シ込み手段52を経て
N決定論理演算回路45に入力されると共に、スイッチ
49を経てカウント保持回路50に入力されてカウント
値が保持される。カウント保持回路50で保持されてい
る一つ前のカウント値と新たな加速度信号とを比較器5
1で比較することによυ52を経てN決定論理演算回路
45に入力される。
前記オア回路13を経た起動パルス又は分周カウンタ2
3のボロー信号は遅延回路25で遅延きれ、さらに、ス
イッチ手段54を経て遅延回路55、遅延回路56、遅
延回路57でそれぞれ遅延され、速度検出用カウンタ4
2にクリア信号として入力されると共に、モノマルチバ
イブレータ58のトリガ信号として入力される。上記遅
延回路55の出力でスイッチ49を閉じ、遅延回路56
の出力でスイッチ46を閉じる。上記モノマルチバイブ
レータ58は上記遅延回路57の出力により一定時間τ
SだけrLJレベルの信号を出力する。前記速度検出用
スイッチ41は上記バイブレータ58の出力がrLJO
間オンチオン上記バイブレータ58の出力は遅延回路5
9で遅延され、この遅延出力がrHJO間前記スイッチ
手段54をオンする。また、上記バイブレータ58の出
力の立ち下が9でパルス発生回路60がパルスを発生し
、N決定論理演算回路45にクロック信号として入力さ
れる。
N決定論理演算回路45は、第3図乃至第6図に従った
論理値を導き出すロジック回路を有してなり、速度偏差
、加速度、加速度の変化の各入力信号をもとにして、ク
ロック信号の入力で所定の演算を行って進み角をさらに
進めるべきか又は遅らせるべきかを求め、この演算結果
をN進指令手段53に入力する。N進指令手段53は、
前述のように1ステツプ当たシイ0パルスを基準値とし
た場合。
N=40を基準値として進み角をさらに進めるときはN
−30、進み角を遅らせるときはN=50のように設定
してデータセレクタ27及び分周カウンタ23に入力す
るものである。
データセレクタ27は、同データセレクタ27に向かう
矢印の信号の状態により初期進み角指令回路11からの
初期進み角指令、進み色保持回路26がらの進み角保持
指令、N進指令手段53がらの進み又は遅れ指令の一つ
を選択して分周カウンタに入力する。分周カウンタ23
は、例えばプリセット式プログラマブルカウンタでなり
、データセレクタ27で選択された上記各指令のうちの
一つをプリセットしてエンコーダ18からのパルスをダ
ウンカウントし、ボローが出た瞬間にモータ16の次の
相を励磁させるよう妃なっている。データセレクタ27
と分周カウンタ23を含む構成部分は第1図における駆
動パルス入力制御手段12に該当する。また、カウント
保持回路47,50.比較器48.51゜N決定論理演
算回路45、N進指令手段53等を含む構成部分は、第
1図における進み角決定および進み角指令手段21に該
当する。
次ニ、第7図の例の動作を、第8図のタイミングチヤー
ドを参照しながら説明する。
いま、起動スイッチ28をオンするとパルス発生回路2
9かも起動パルスが発生し、オア回路13を経て分配回
路14に入力され、ステップモータ16が励磁されて回
転を始める。このとき、初期進み角指令回路11には、
起動時の進み角、例えば1ステップ分の進み角である電
気角90oの進み角を指定するデータが予め設定されて
おシ、この進み角に従ってモータ16の相が励磁されて
起動される。データセレクタ27の接点Xは上記データ
を受けたのちは端子すと接触し、進み角保持回路26に
よって予め設定された進み角保持指令信号によって分周
カウンタ23をプリセットする。上記進み角保持指令信
号は1ステップ分の進み角である90°に相当するN=
40に設定されているため、モータ16が電気角で90
°回転するたびに分周カウンタ23からボローが出力さ
れて次の相が励磁され、初期進み角が維持される。
一方、上記起動パルスは、オア回路13、遅延回路25
、スイッチ手段54、遅延回路55.56.57を経て
モノマルチバイブレータ58にトリガ信号Hとして入力
され、同バイブレータ58から18時間だけ「L」の信
号が出力される。上記バイブレータ58の出力CがrL
Jの開速度検出用スイッチ41がオンとなり、分周カウ
ンタ23によりて1/10に分周されたエンコーダ18
の出力が速度検出用カウンタ42に入力されカウントさ
れる。上記バイブレータ58のrLJの出力時間τSは
カウンタ42による速度サンプル時間を設定し、このサ
ンプル時間τS内のカウンタ42のカウント値がその時
点でのモータ16の実速度信号ω(t)として出力され
る。
この信号ω(t)は比較器43において速度指令回路2
0からの指令信号ω8と比較きれ、その結果が速度偏差
△ωとしてN決定論理演算回路45に入力される。上記
信号ω(t)はまだ、カウント保持回路47に保持され
ていた前回の速度信号と比較器48で比dω 較されて加速度信号−が求められ、この加速度t 信号は比較器51でカウント保持回路50に保持されて
いた前回の加速度信号と比較され、加速度の微分信号が
求められる。これら各信号はデータ取り込み手段52を
経て所定のタイミングでN決定論理演算回路45に入力
される。
ここで、分周カウンタ23からボロー出力Bが発せられ
ると、この信号Bは遅延回路25により若干遅延されて
信号B′となり、スイッチ手段54を経て信号Eとして
遅延回路55に伝えられる。遅延回路55は信号Eを若
干遅延させた信号Fを出力し、この信号Fは遅延回路5
6で若干遅延されて信号Gとなり、信号Gは遅延回路5
7でさらに若干遅延されて信号Hとなる。上記信号Fは
スイッチ49を短時間オンさせて前記加速度データをカ
ウント保持回路50に入力してこれを記憶させる。次に
、上記信号Gがスイッチ46をオンさせて前記速度デー
タをカウント保持回路47に入力してこれを記憶させる
。次に、上記信号Hが速度検出用カウンタ42でカウン
トした速度データをクリヤさせる。上記信号Hはまたモ
ノマルチバイブレータ58をトリガして再び18時間だ
げrLJ信号を出力させ、この18時間をサンプリング
時間としてカウンタ42により分周カウンタ23からの
パルスをカウントし、このカウント値を新たな速度信号
として出力する。
この新たな速度信号は、前述のように比較器43で速度
指令信号と比較されて新たな速度偏差信号が求められる
と共に、比較器48でカウント保持回路47からの前回
の速度信号と比較されて加速度信号が求められ、この加
速度信号は比較器51でカウント保持回路50からの前
回の加速度信号と比較して加速度の微分信号、即ち、加
速度の変化信号が求められる。こうして求められた各デ
ータ信号は所定のタイミングでN決定論理演算回路45
に入力される。以上の動作は分周カウンタ23からボロ
ー出力が発せられるたびに行われる。
一方、モノマルチバイブレータ58の出力Cの立ち下が
りによりバルス発生回路60がパルス信号りを出力し、
N決定論理演算回路45にクロック信号として入力する
。N決定論理演算回路45はクロック信号入力により前
述の所定の演算を行い、その結果をN進指令回路53に
送る。N進指令信号53は、演算回路45による演算結
果が励磁相の進み角の変更を要しないものであれば、デ
ータセレクタ27に進み角保持回路26からの基準値N
=40を選択させてこれにより分周カウンタ23をプリ
セットさせ、これまでと変シのないタイミングでモータ
16の励磁相を切り換える。上記演算結果が励磁相の進
み角をさらに進めるべきときは、N進指令回路53から
例えばN=30の指令信号を出力してこれを分周カウン
タ23のプリセット値とする。分周カウンタ23はN=
40の場合よシも10パルス分早くボロー出力を発する
ので、その分励磁タイミングが早くなシ、進み角がさら
に進められることになる。
逆に、進み角を小さくしようとするときはN進指令回路
53から例えばN=50の指令信号を出力してこれを分
周カウンタ23のプリセット値とすればよく、こうする
ことによりて分、筒カウンタ23はN=40の場合よシ
も10パルス分遅れてボロー出力を発するので、その分
励磁の進み角が小さくなる。
因に、上記の例ではN−40が電気角90°に相当して
いるため、N=30で進み角がさらに22.50増加す
ることになり、N=50で進み角が22.5゜減少する
ことになる。この22.5°は第4図、第6図における
δに該当する。
こうして、モータ16の進み角がそのときの回転条件に
適した進み角になれば、データセレク27が進み角保持
回路26からのN=40なる基準値を選択してそのとき
の進み角を保持する。
第9図、第10図は、上記のような進み角制御システム
でモータを運転した場合の速度と進み角の変化を示す。
第9図は進み角の切り換え幅δが11.3°、切り換え
周期τSがlQmsの場合、第10図は上記δが2.3
°、上記τSが2 m sの場合であシ、共に負荷があ
る場合を示す。これらの図から明らかなように、起動後
進み角が犬きくなシ、これにつれて回転速度が急激に立
ち上がシ、進み角が1800以下では達成することので
きない高速運転及び急加速を実現することができる。ま
た、進み角が随時切り換えられながら速度が指令速度に
近づくことがわかる。そして、進み角の切り換え幅δと
切り換え周期τSを小さくしだ方が速度変動が小さくな
ることが明確にわかる。
以上述べた実施例によれば、始動直後から励磁相の進み
角を大きくすることができるから急加速を実現すること
ができ、まだ、励磁相の進み角を操作するだけで回転速
度制御及び定速度運転を行うことができるだめ、位置検
出用エンコーダからのパルス列をデジタル処理するだけ
の簡単なハード構成でステップモータの進み角を最適の
進み角に制御することができる。
なお、以上述べた実施例では、200S/Hのステップ
モータ、8000P/Rのエンコーダとして1ステツプ
当たシのエンコーダの出力パルスケ40パルスとしてい
だが、周知のように、ステップモータには用途等に応じ
て多種多様のステップ数のものかあシ、エンコーダも多
種多様のものがあるので、モータのステップ数やエンコ
ーダのパルス数は任意に設定してよい。また、進み角の
増減幅も、目的に合った制御性能により任意に設定して
よい。
さらに、第7図の例では全体の構成をハード構成で実現
しているが、マイコンを用いてソフトウェアで処理する
ようにしても目的を達成することができる。
(発明の効果) 本発明によれば、検出された回転速度と設定速度との差
に基づいて励磁タイミングの進み角を決定し、決定され
た進み角に基づいて分配回路への駆動パルスの入力時点
を制御するようにしたから、モータの運転状態に応じた
最適な進み角が常に選択され、急加速を実現することが
できる。また、デジタル信号を用いて処理することがで
きるだめ、調整箇所が不要となシ、回路構成の簡単化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るステップモータの回転制御装置の
実施例の概略を示すブロック図、第2図はステップモー
タにおける励磁タイミングの進み角と速度との関係を示
す線図、第3図は上記実施例の演算動作の例を示すフロ
ーチャート、第4図は上記実施例の進み角決定の例を示
す論理チャート、第5図は上記実施例の演算動作の別の
例を示f70−チャート、第6図は上記実施例の進み角
決定の別の例を示す論理チャート、第7図は第1図の実
施例をよシ具体化したものの例を示すブロック図、第8
図は同上具体例の動作を説明するためのタイミングチャ
ート、第9図は本発明を実施することによって得られる
速度変化と進み角変化の一例を示す線図、第10図は速
度変化と進み角変化の別の例を示す線図、第11図は従
来のステップモータの閉ループ駆動方式の一例を示すブ
ロック図、第12図は従来のステップモータの閉ループ
駆動方式の別の例を示すブロック図である。 12・・・駆動パルス入力制御手段、14・・・分配回
路、16・・・ステップモータ、18・・・エンコーダ
、19・・・速度検出手段、21・・・進み角決定手段
。 う 7 幻 最Z国 還2トナへa(ΔEン うD圀 IF)4  兄 最70 形f3  圀 最q尺 V′)γθ圀

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ステツプモータの回転位置検出用エンコーダからの出力
    パルスに基づいてモータへの励磁タイミングを定める駆
    動パルスを、モータの励磁相を指示する分配回路に入力
    するようにしたステツプモータの回転制御装置において
    、 上記エンコーダの出力パルスによりモータの回転速度を
    検出する回転速度検出手段と、 この回転速度検出手段によって検出された回転速度と設
    定速度との差に基づいて上記励磁タイミングの進み角を
    決定する進み角決定手段と、この進み角決定手段により
    決定された進み角に基づいて上記分配回路への駆動パル
    スの入力時点を制御する駆動パルス入力制御手段とを有
    してなるステツプモータの回転制御装置。
JP23590486A 1986-10-03 1986-10-03 ステツプモ−タの回転制御装置 Pending JPS6392297A (ja)

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JP (1) JPS6392297A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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