JPH0698584A - センサレスモータ制御装置 - Google Patents

センサレスモータ制御装置

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Publication number
JPH0698584A
JPH0698584A JP4271024A JP27102492A JPH0698584A JP H0698584 A JPH0698584 A JP H0698584A JP 4271024 A JP4271024 A JP 4271024A JP 27102492 A JP27102492 A JP 27102492A JP H0698584 A JPH0698584 A JP H0698584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
motor
rotor
rotation
motor control
Prior art date
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Pending
Application number
JP4271024A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Sakurai
哲児 櫻井
Katsuhiko Kaida
克彦 海田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4271024A priority Critical patent/JPH0698584A/ja
Publication of JPH0698584A publication Critical patent/JPH0698584A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Motor And Converter Starters (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、センサレスモータの強制回転
駆動を安定化し、結果的に確実なモータの起動を実現す
ることができるセンサレスモータ制御装置を提供するこ
とにある。 【構成】センサレスモータの起動時の強制回転制御時
に、モータ制御部2は予め設定された定加速度曲線に基
づいて、1相の励磁相切換え時間の制御を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばハードディスク
装置のディスク回転機構を構成するスピンドルモータに
使用されるセンサレスモータの強制回転制御を行なうセ
ンサレスモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばハードディスク装置(HD
D)では、ディスクを回転するスピンドルモータとして
センサレスモータが使用されている。センサレスモータ
は、ロータが回転していない状態ではロータの位置を検
出することができない。
【0003】そこで、モータの起動時に、ロータを強制
回転させる強制回転制御が必要となる。この強制回転制
御では、ロータの位置とは無関係に、励磁相を切換えて
ロータを強制的に回転させる。この強制回転時に発生す
る逆起電力により、ロータの位置検出が行なわれる。
【0004】ところで、強制回転制御の方式として、一
定回転数で磁界を回転させる制御方式と一定回転数が徐
々に回転数を上げて磁界を回転させる制御方式がある
が、加速効率がよいため、後者の方式が採用されること
が多い。
【0005】具体例として、一定割合で1相時間を減少
させた場合に、従来の回転磁界の回転数曲線は図3に示
すような曲線(実線)となる。しかしながら、従来の方
式では、初期時から比較的高い回転数を与えられて、か
つ後半で回転数の上昇率が高くなる。このため、ロータ
が回転磁界に対して脱調しやすくなり、強制回転終了時
に予期した回転数が得られない事態が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のセンサレスモー
タの強制回転制御方式では、強制回転終了時に予期した
回転数が得られず、最悪の場合には逆起電力が発生する
ための回転数を得られないなど、モータの強制回転が不
安定になる問題があった。
【0007】本発明の目的は、センサレスモータの強制
回転駆動を安定化し、結果的に確実なモータの起動を実
現することができるセンサレスモータ制御装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段と作用】本発明は、センサ
レスモータの回転駆動制御を行なうセンサレスモータ制
御装置において、センサレスモータの起動時に、予め設
定された定加速度曲線に基づいてセンサレスモータの励
磁相切換え制御を実行してセンサレスモータの強制回転
を実行させるモータ制御手段を備えた装置である。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0010】図1は同実施例に係わるセンサレスモータ
制御装置の構成を示すブロック図、図2は同実施例の動
作を説明するためのフローチャートである。
【0011】本装置は、図1に示すように、センサレス
モータの励磁相コイル1、モータ制御部2、ドライバ3
およびロータ位置検出器4を備えている。モータ制御部
2は、マイクロプロセッサ(CPU)を有し、モータの
起動時の強制回転制御および定常回転制御を実行する。
モータ制御部2は、モータの起動時には本発明の要旨に
係わる強制回転制御シーケンス(CPUのプログラムに
より設定)により、三相の励磁相制御信号5を出力し、
定常回転にはロータ位置検出器4からのロータ位置信号
7に基づいて励磁相制御信号5を出力する。
【0012】ドライバ3は、モータ制御部2から出力さ
れる励磁相制御信号5に従って、励磁相コイル1の励磁
相信号6を生成する。励磁相コイル1は、回転時に逆起
電力を発生し、励磁相信号6に重畳させる。
【0013】次に、同実施例の動作を説明する。
【0014】センサレスモータの起動時に、モータ制御
部2はロータの強制位置決め処理を実行する(ステップ
S1)。強制位置決め処理は、モータの停止時にはロー
タの位置が不明であるため、励磁相コイル1の指定相を
励磁し、ロータを強制的にその指定相に位置決めする処
理である。
【0015】次に、モータ制御部2は相数カウンタAを
初期化し(ステップS2)、A相目の励磁相制御信号5
を出力する(ステップS3)。これにより、ドライバ3
は、モータ制御部2から出力される励磁相制御信号5に
従って、励磁相コイル1のA相目を励磁する励磁相信号
6を生成する。
【0016】さらに、モータ制御部2は、A相目の相時
間を予め設定される定加速度曲線に基づいて算出し、そ
の算出した1相時間の期間に待機する処理を行なう(ス
テップS4)。
【0017】ここで、n相目の相時間の算出例を以下に
示す。角加速度をα、角速度vの最終角速度V、回転角
lのn相目の回転角をLu、最終回転角(強制回転終了
時の回転角)をLeとすると、回転角l=1/2(αt
2 )から、t=ルート(2l/α)である。角速度v=
αtから、v=ルート(2αl)となる。ここで、α=
2 /2lである。この場合、定加速度であるから、α
=v2 /2Leとなる。したがって、n相目の終了時刻
tuは、tu=ルート[2Lu/(v2 /2Le)]=
(2/V)・[ルート(Le・Lu)]となる。
【0018】以上により、n相目の相時間tpnは、t
pn=tu−tu-1 =(2/V)・(ルートLe)・
[ルート(Lu)−ルート(LU-1 )]となる。
【0019】次に、モータ制御部2は、相数カウンタA
をインクリメントし、次相目の励磁相制御信号5を出力
する準備を行なう(ステップS5)。モータ制御部2
は、相数カウンタAの値とモータの特性により予め設定
された相数(定数)Bとを比較し、強制回転が設定され
た相数だけ終了したか否かを判定する(ステップS
6)。
【0020】終了していなければ(ステップS6のN
O)、モータ制御部2はステップS3の処理を繰り返す
ことになる。終了であれば(ステップS6のYES)、
モータ制御部2はロータ位置検出器4からのロータ位置
信号7に基づいて、ロータの定常回転の開始を判定する
(ステップS7)。ロータが回転して、安定な逆起電力
が発生すれば、ロータ位置信号7が予期した出力に変化
するため、ロータの定常回転の開始を判定することがで
きる。
【0021】ロータが定常回転を開始すれば(ステップ
S7のYES)、モータ制御部2は励磁相制御信号5を
出力して定常回転制御を実行し、ロータを目標回転数に
加速する(ステップS8)。
【0022】ロータが定常回転を開始しない場合には
(ステップS7のNO)、モータ制御部2はリトライ用
の定加速度曲線を新たに設定し、ステップS1からの処
理を繰り返す(ステップS9)。このとき、リトライ用
の定加速度曲線は、前より緩やかな加速度を設定するた
めの曲線である。
【0023】このようにして、本発明では、モータの起
動時の強制回転制御時に、1相の励磁相切換え時間の制
御を予め設定した定加速度曲線に基づいて行なう(ステ
ップS4)。モータの起動時には、励磁相コイル1には
一定電流が流れる。即ち、モータは一定電流が供給され
ると、定加速度で加速される。したがって、モータの起
動時には、定加速度で加速する方が、加速効率が優れて
いる。本発明では、最終回転数が従来の場合と同じ値に
なるようにした場合に、定加速度での回転磁界の回転数
曲線は図3に示すような曲線(点線)となる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、セ
ンサレスモータの強制回転制御において、定加速度曲線
に基づいた制御によりセンサレスモータの強制回転駆動
を安定化させることができる。したがって、強制回転終
了時に予期した回転数を得て、逆起電力の発生を安定化
し、結果的に確実なモータの起動を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるセンサレスモータ制御
装置の構成を示すブロック図。
【図2】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図3】従来および同実施例の相数に対する回転磁界の
回転数曲線を示す特性図。
【符号の説明】
1…励磁相コイル、2…モータ制御部、3…ドライバ、
4…ロータ位置検出器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサレスモータの回転駆動制御を行な
    うセンサレスモータ制御装置において、 前記センサレスモータの起動時に、予め設定された定加
    速度曲線に基づいて前記センサレスモータの励磁相切換
    え制御を実行して前記センサレスモータの強制回転を実
    行させるモータ制御手段を具備したことを特徴とするセ
    ンサレスモータ制御装置。
JP4271024A 1992-09-14 1992-09-14 センサレスモータ制御装置 Pending JPH0698584A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4271024A JPH0698584A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 センサレスモータ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4271024A JPH0698584A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 センサレスモータ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0698584A true JPH0698584A (ja) 1994-04-08

Family

ID=17494347

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4271024A Pending JPH0698584A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 センサレスモータ制御装置

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JP (1) JPH0698584A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029046A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Daikin Ind Ltd モータ駆動装置
WO2021065388A1 (ja) * 2019-10-03 2021-04-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機

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CN114207207A (zh) * 2019-10-03 2022-03-18 松下知识产权经营株式会社 洗衣机

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