JPS6392270A - インバータの電圧制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 この発明は、出力電圧が所定の値に固定されているイン
バータの電圧制御方式に関する０〔従来技術とその問題
点〕 交流を直流に変換する整流器などを電源とし、この直流
を交流に変換するインバータを使用することで、所望の
電圧と周波数の交流電力を負荷へ供給できることは周知
である。このインバータの出力側には波形整形用のフィ
ルタが設けられるのであるが、パルス幅変調制御により
このインバータを制御するならば、出力する交流の波形
歪みは僅かであシ、従って波形整形用フィルタの容量も
小さくな）、装置の価格低下に寄与できることから、パ
ルス幅変調制御インバータが多用されている。

上述のパルス幅変調制御インバータをデジタル量で制御
する場合、あらかじめ定められた電圧パターンをメモリ
ーに記憶させておき、この電圧パターンに従った所定電
圧の交流が常に出力されるようなインバータは、制御回
路が簡素で低コストのものになることから、定電圧・定
周波数の交流を出力するインバータとして好適である。

しかしながら、メモリーに記憶されている電圧パターン
が一定であることから、このインバータの負荷が変動す
るとそれに従って出力電圧が変動するし、当該インバー
タの直流側電圧、すなわち整流器が接続されている交流
電源の電圧が変動すると、同様にインバータ出力電圧が
変動する欠点を有し、場合によっては、この出力電圧の
変動範囲が許容値を越えることもあるが、それを抑制す
る手段がないという大きな不都合がある。

〔発明の目的〕

この発明は、出力電圧が所定の値に固定されているイン
バータへの入力電源電圧の変動、あるいは当該インバー
タの負荷変動に対して、その出力電圧が大きく変動する
のを抑制できるインバータの電圧制御方式を提供するこ
とを目的とする。

〔発明の要点〕

との発明は、インバータが出力する交流電圧の許容変動
範囲をあらかじめ定めておき、さらにメモリーにはこの
許容電圧変動幅よりも狭い電圧幅に分割された電圧デー
タを記憶させておき、当該インバータが出力する所定電
圧が上記許容変動範囲の上限に達したことを検出すれば
、所定電圧のデータを前記メモリーに記憶された電圧デ
ータで１段階低下させるように補正し、またインバータ
出力電圧が許容変動範囲の下限に達したことを検出すれ
ば、メモリーに記憶された電圧データでインバータ出力
電圧を１段階上昇させるように補正することで、当該イ
ンバータの電源側電圧の変動に起因する出力電圧の変動
、あるいは当該インバータの負荷変動に起因する出力電
圧の変動を所定許容範囲内に抑制しようとするものであ
る◇〔発明の実施例〕 第１図は本発明の実施例を示す制御ブロック図である。

この第１図において、交流電源２からの交流電力は整流
器３により直流電力に変換されるのであるが、この直流
電力にはリップル分が含まれている。そこで平滑コンデ
ンサ４よりこのリップル分を吸収して平滑された直流電
力が、トランジスタで構成され、パルス幅変調制御によ
りこの直流電力を交流電力に変換するトランジスタイン
バータ５へ印加される０従ってこのトランジスタインバ
ータ５から出力される交流電力が負荷６へ給電されるの
であるが、このとき、トランジスタインバータ５は操作
回路１６からの指令にもとづき、所定の電圧を出力する
電圧データを用いることでパルス幅変調回路１５からは
あらがじめ定められた電圧と周波数の交流が出力される
ようなパルス幅変調制御信号が出力され、これＫより肖
該トランジスタインバータ５が制御される。

本発明においては、第１図に示すように電圧検出回路１
１、上限値検出回路１２、下限値検出回路１３および出
力電圧調整回路１４を設けることにより、その目的を達
成できるようになっている。

すなわち、交流電源２の電圧変動、あるいは負荷６の容
量の変化などに起因してトランジスタインバータ５から
出力する交流電圧が変動するのを電圧検出回路１１で検
出するのであるが、この電圧変動の範囲があらかじめ定
められていて、検出電圧が上昇して変動範囲の上限に到
達するとき上限値検出回路１２が動作して上限到達信号
を出力し、検出電圧が下降して変動範囲の下限に到達す
ると、下限到達信号が下限値検出回路１３から出力され
るようになっている。

出力電圧調整回路１４には、上述の電圧変動範囲より狭
い電圧幅に分割された電圧パターンを記憶したメモリー
があって、上限値検出回路１２がらの上限到達信号が入
力されると、上述の狭い電圧幅に分割された電圧パター
ンにより、定められた電圧を出力する電圧パターンを１
段階低減するように補正を行う。この補正によりｉ該ト
ランジスタインバータ５の出力電圧が許容変動範囲内と
まるならば、その電圧のままで運転を継続するし、１段
階電圧を低減する補正を行っても、上限値検出回路１２
から依然として上限到達信号が出力されているならば、
さらにもう１段階の電圧低減を行う補正がなされるよう
になっている＠またトランジスタインバータ５の出力電
圧が低下して、下は必要に応じてさらに上昇させる補正
が出力電圧調整回路１４からパルス幅変調回路１５へ与
えられることＫより、トランジスタインバータ５は常に
その出力電圧があらかじめ定められた変動範囲内にある
ように運転される。

なお、上述した出力電圧の補正動作は、適切な時間間隔
で行われるような考慮が払われて、出力電圧がハンチン
グするのを防止することは勿論である。

〔発明の効果〕

この発明によれば、パルス幅変調制御により、あらかじ
め定められた電圧を出力するようになされているインバ
ータの入力電圧変動、あるいはこのインバータの負荷変
動に起因して、当該インバータ出力電圧が変動するのに
対して、あらかじめこのインバータ出力電圧の変動範囲
を定めておき、かつこの電圧変動範囲よりも狭い電圧幅
に分割された電圧パターンをメモリーに記憶させておき
、インバータ出力電圧がその上限値まで上昇したことを
検出すれば、メモリーに記憶された電圧パターンによフ
出力電圧を低減させるよう補正を行い、インバータ出力
電圧が低下して下限値に到達するならば、上述とは逆に
電圧を上昇させる補正を行わせることにより、簡単な回
路構成で一定電圧を出力するインバータの出力電圧が、
許容変動範囲を越えるのを防止できる効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す制御ブロック図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）所定の電圧データにもとづき、パルス幅変調制御す
   ることでインバータが出力する交流の電圧が定められて
   いるインバータの電圧制御方式において、前記インバー
   タが出力する交流電圧の許容変動範囲を設定し、この電
   圧許容変動幅より狭い電圧幅に分割された電圧データを
   メモリーに記憶させ、インバータ出力電圧が前記許容変
   動範囲の上限または下限を越えたことを検出すれば、前
   記所定電圧データを前記メモリーに記憶された電圧デー
   タで補正することを特徴とするインバータの電圧制御方
   式。