JPS639124B2 - - Google Patents

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JPS639124B2
JPS639124B2 JP56184017A JP18401781A JPS639124B2 JP S639124 B2 JPS639124 B2 JP S639124B2 JP 56184017 A JP56184017 A JP 56184017A JP 18401781 A JP18401781 A JP 18401781A JP S639124 B2 JPS639124 B2 JP S639124B2
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JP
Japan
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cylinder
strip
screw
tube
nut
Prior art date
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Expired
Application number
JP56184017A
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English (en)
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JPS5888215A (ja
Inventor
Tsutomu Fujimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP18401781A priority Critical patent/JPS5888215A/ja
Publication of JPS5888215A publication Critical patent/JPS5888215A/ja
Publication of JPS639124B2 publication Critical patent/JPS639124B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエキスパンシヨンボルト用ナツト筒、
さらに詳しくは、石膏ボードのような軟質のパネ
ル体や普通のコンクリートのような硬質のバルク
体や軽量発泡コンクリートのような軟質のバルク
体で形成された壁体に木ねじやボルトなどのねじ
を用いて取付物を取着するために、上記のパネル
体やバルク体で形成された壁体に装着されるエキ
スパンシヨンボルト用ナツト筒に関する。
従来のこの種のエキスパンシヨンボルト用ナツ
ト筒としては、第1図に示すような形状のものが
提供されている。すなわち、同一軸線上に前後に
配設された前筒1と後筒2とが複数の帯片3で一
体に連続する形状に形成されたものである。これ
は、第2図のように、前筒1から長尺のねじ4を
挿入し、ねじ4の先端部を後筒2に螺合してねじ
4を締め付けることによつて、後筒2が前筒1が
わに引き寄せられて帯片3が圧縮されるようにな
つていた。しかるに石膏ボードのように軟質のパ
ネル体10にて形成された壁体Wに取付物11を
取着する場合、第3図のように、パネル体10内
に前筒1を装着し、壁体10前面に取付物11を
配設して、取付物11を通してナツト筒Tにねじ
4を螺入することにより、ねじ4の頭とナツト筒
Tとの間で取付物11を挟持していた。すなわ
ち、ねじ4の先端部を後筒2に螺入した状態でね
じ4を締め付けると帯片3が圧縮され、十分に締
め付けると、帯片3がねじれてだんご状になり、
このだんご状となつた帯片3によりナツト筒Tが
引抜力に対して係止されるようになつていた。し
たがつて、帯片3とパネル体10との接触面積は
あまり大きくなく、取付物11やねじ4に大きな
引抜力が作用すると、ナツト筒Tとパネル体10
との接触部分に力が集中的に作用して帯片3が、
第4図に示すように、軟質なパネル体10にめり
込むことがあつた。このように帯片3がパネル体
10にめり込むとパネル体10が破損してナツト
筒Tが十分保持されず、取付物11ががたついた
り、脱落するという欠点があつた。
本発明は叙述の点に鑑みて為されたものであつ
て、主な目的とするところは、石膏ボードのよう
に軟質のパネル体に対して保持力が大きく引抜力
が作用してもがたついたり、脱落したりすること
のないエキスパンシヨンボルト用ナツト筒を提供
するにあり、他の目的とするところは、石膏ボー
ドのようなパネル体ばかりでなく、普通のコンク
リートや軽量発泡コンクリートのようなバルク体
にも使用でき、強固な保持力を発揮するエキスパ
ンシヨンボルト用ナツト筒を提供するにある。
本発明の実施例を以下、図面に基づいて説明す
る。本発明に係るエキスパンシヨンボルト用ナツ
ト筒は軸線を一致させて前後に配設される前筒1
と後筒2とが両筒1,2の周方向に沿つて複数設
けられた帯片3によつて一体に連続し、前筒1よ
り挿入され後筒2内に先端部が螺入する長尺の一
本のねじ4を締め付けることにより後筒2を前筒
1がわに引き寄せる方向の圧縮力が作用して各帯
片3が外方に広がる合成樹脂製のナツト筒であつ
て、前筒1と後筒2とを一体に連続させる帯片3
は箇体に薄肉部9を設けることにより形成される
と共にこの薄肉部9が前記前筒1の前端まで連続
させられて前筒1の前端面に露出し、各帯片3の
周方向の端部のうち上記ねじ4が後筒2に螺入す
るときの回転向き前方側の端縁に帯片3の前後方
向の略全長に亘るリブ5が外方に向かつて突設さ
れ、ねじ4が締め付けられることによつて帯片3
が圧縮されると共にねじの回転向き前方へねじれ
ることを特徴とするものである。
第5図乃至第10図に示すように前筒1と後筒
2と帯片3などは合成樹脂にて一体に形成され
る。前筒1と後筒2とは軸線を一致させ離間して
前後に配置され、前筒1後端面より後方に向かつ
て延出する帯片3が後筒2前端面に連続する。前
筒1と後筒2とを連続させる帯片3が前筒1の後
端面の周方向に沿つて略4等分された各位置から
延出するものであり、隣合う各帯片3間は薄肉部
9で連結されている。つまり筒体に4本の薄肉部
9を設けることにより4つの帯片3が形成されて
いる。帯片3の前端部内周壁には、前方から後方
に向かつて内径を縮める向きに傾斜するテーパ部
7が形成される。前筒1から後筒2向かう向きか
ら見て各帯片3の周方向の右端縁には外方に向か
つてリブ5が突設されている。すなわちリブ5は
薄肉部9に沿つて帯片3の略全長に亘つて形成さ
れている。各リブ5の後端部には前方から後方に
向かつて軸線に近付く向きに傾斜する傾斜面8が
形成されている。
上述のナツト筒Tを用いて取付物11を取着す
る方法を以下に説明する。ナツト筒Tには、第1
1図に示すように、木ねじのような長尺のねじ4
が挿入される。ねじ4はナツト筒Tの全長に取付
物11の厚みを加えた長さよりも若干長いものが
用いられ、前筒1から挿入されたねじ4の先端部
が後筒2に螺入される。ねじ4の太さは、帯片3
の後端部の内径より直径が大きく、かつ先端部の
直径が後筒2の内径と略等しいものが用いられ
る。ところで普通のコンクリートのような硬質の
バルク体で形成された壁体Wに取付物11を取着
する場合は、第12図に示すように予めドリルな
どでナツト筒Tを略等しい直径に開けられた穴1
5内にナツト筒Tが挿入される。このときナツト
筒T内にはねじ4が挿入されていないので、リブ
5が穴15の内周面に押圧され帯片3が撓んで穴
15内に挿着される。リブ5の後端部には傾斜面
8が形成されているものであるから、ナツト筒T
を穴15に内に挿入する際に傾斜面8に案内され
て挿入し易くなつている。次ぎに、取付物11に
ねじ孔16を設け、このねじ孔16を貫通してね
じ4をナツト筒Tに挿入する。このとき、帯片3
の内周面に設けたテーパ部7に沿つてねじ4の先
端部が挿入され、ねじ4が帯片3を外方に押し広
げながら進む。このとき薄肉部9は、帯片3間に
ねじ4が挿入されて帯片3が広がることにより破
れるようになつている。この状態でねじ4を締め
付けると、ねじ4の先端部が帯片3内周面と後筒
2に螺合してねじ4が固定される。このように、
ねじ4の螺入により帯片3が外方へ広がり、リブ
5が穴15の内周面に食い込んでナツト筒Tが穴
15内に保持されるのである。また、ねじ4を締
め付け際にリブ5が穴15の内周面に圧接してい
るものであるから、ねじ4の締め付けによつてナ
ツト筒Tが共回りすることもない。次ぎに、軽量
発泡コンクリートで形成された軟質のバルク体1
7で形成された壁体Wに取付物11を取着する場
合を説明する。この場合、第13図に示すように
硬質のバルク体14の場合と同様に、バルク体1
7に穴15を形成してナツト筒Tを穴15内に挿
入し、取付物11のねじ孔16を通つて螺入され
るねじ4を後筒2に螺合させる。この後、ねじ4
を締め付けてゆくと、後筒2が前筒1がわへ移動
して帯片3に圧縮力が作用し、帯片3が外方へ広
がる。したがつてリブ5がバルク体17に十分に
食い込んでナツト筒Tが穴15内に強固に保持さ
れる。一方、石膏ボードのような軟質のパネル体
10で壁体Wが形成されている場合には、第14
図に示すように、パネル体10に貫通する穴18
を形成して、この穴18内にナツト筒Tの前筒1
を挿入する。次ぎに、バルク体14,17の場合
と同様の手順でねじ4を挿入し、ねじ4先端部を
後筒2に螺入してねじ4を締め付ける。このよう
にすると、帯片3は後筒2が前方に移動すること
によつて圧縮力を受け、外方に広がる。ナツト筒
T前端からリブ5前端までの距離はパネル体10
の厚みより小さく設定され、ナツト筒Tをパネル
体10に挿着する際にリブ5によつて形成される
溝19内にリブ5の前端部が係止され、ねじ4の
締め付け時にナツト筒Tがねじ4と共回りするこ
とがない。ねじ4を十分に締め付けると、後筒2
がねじ4と共回りして帯片3がねじれ、帯片3が
だんご状となつてパネル体10の裏面に当接する
と共に第15図に示すように、リブ5もパネル体
10の裏面に当接してナツト筒Tがパネル体10
に保持される。係止されたナツト筒Tに対して取
付物11やねじ4に加えられた引抜力が作用して
も、帯片3とナツト筒Tとの両方がパネル体10
に係止され、パネル体10とナツト筒Tとの間の
接触面積が大きく取られているため、パネル体1
0の一部分に集中することがなく、帯片3がパネ
ル体10にめり込んで、ナツト筒Tにぐらつきを
生じたりすることがないものである。
本発明は以上のように、前筒と後筒とが複数の
帯片によつて一体に連続し、各帯片の周方向の端
部のうち上記ねじが後筒に螺入するときの回転向
き前方側の端縁に帯片の前後方向の略全長に亘る
リブが外方に向かつて突設され、ねじが締め付け
られることによつて帯片が圧縮されると共にねじ
の回転向き前方へねじれるので、ナツト筒を石膏
ボードのような軟質のパネル体に装着する場合で
も帯片とリブとの両方がパネル体に当接してナツ
ト筒を保持することができ、パネル体とナツト筒
との接触面積が大きくなつて引抜力に対する抵抗
力が大きく、ナツト筒ががたついたり、ナツト筒
がパネル体から脱落することがないという利点を
有する。また、ねじの締め付け量によつて後筒の
移動量を変えることができ、帯片の外方の広がり
程度をねじの締め具合で様々に設定できるので、
石膏ボードばかりでなく、普通のコンクリートや
軽量発泡コンクリートなどのバルク体でも材質を
選ばず使用できるという利点を有する。さらに前
筒と後筒とを一体に連続させる帯片は筒体に薄肉
部を設けることにより形成されると共にこの薄肉
部が前記前筒の前端に連続させられたので、合成
樹脂にて成形するとき帯片をスリツトに形成する
のに比べて金型の構造が簡単になる(スリツトが
ある場合金型に上下型以外に左右にサイド型を要
するが、スリツトがないと金型が上下型だけで成
形できる)ものであり、しかもナツト筒を壁体の
孔に挿入するときスリツトがあるもののように内
部に異物が入らなく、ねじの挿入も容易且つスム
ーズにできる。また薄肉部が前筒の前端まで連続
させられて前筒の前端面に露出しているので、前
筒は前後方向の全長に亘つて半径方向に広がつて
均一に孔の周壁に圧接できるものであつて、ナツ
ト筒を壁体の孔に強固に保持できるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す斜視図、第2図は同上に
ねじを挿入した状態の断面図、第3図及び第4図
は同上のパネル体への取付状態を示す断面図、第
5図は本発明の一実施例を示す斜視図、第6図は
同上の正面図、第7図は同上の側面図、第8図は
第7図中A−A線断面図、第9図は第6図中C−
C線断面図、第10図は第7図中B−B線断面
図、第11図は同上のナツト筒にねじを螺入した
状態の断面図、第12図乃至第14図は夫々同上
を硬質のバルク体、軟質のバルク体、軟質のパネ
ル体に装着した状態を示す断面図、第15図は同
上の軟質のパネル体に装着して状態の斜視図であ
る。 1は前筒、2は後筒、3は帯片、4はねじ、5
はリブ、9は薄肉部、Tはナツト筒である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 軸線を一致させて前後に配設される前筒と後
    筒とが両筒の周方向に沿つて複数設けられた帯片
    によつて一体に連続し、前筒より挿入され後筒内
    に先端部が螺入する長尺の一本のねじを締め付け
    ることにより後筒を前筒がわに引き寄せる方向に
    圧縮力が作用して各帯片が外方に広がる合成樹脂
    製のナツト筒であつて、前筒と後筒とを一体に連
    続させる帯片は箇体に薄肉部を設けることにより
    形成されると共にこの薄肉部が前記前筒の前端ま
    で連続させられて前筒の前端面に露出し、各帯片
    の周方向の端部のうち上記ねじが後筒に螺入する
    ときの回転向き前方側の端縁に帯片の前後方向の
    略全長に亘るリブが外方に向かつて突設され、ね
    じが締め付けられることによつて帯片が圧縮され
    ると共にねじの回転向き前方へねじれることを特
    徴とするエキスパンシヨンボルト用ナツト筒。
JP18401781A 1981-11-17 1981-11-17 エキスパンシヨンボルト用ナツト筒 Granted JPS5888215A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18401781A JPS5888215A (ja) 1981-11-17 1981-11-17 エキスパンシヨンボルト用ナツト筒

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JP18401781A JPS5888215A (ja) 1981-11-17 1981-11-17 エキスパンシヨンボルト用ナツト筒

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Publication Number Publication Date
JPS5888215A JPS5888215A (ja) 1983-05-26
JPS639124B2 true JPS639124B2 (ja) 1988-02-26

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ID=16145876

Family Applications (1)

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JP18401781A Granted JPS5888215A (ja) 1981-11-17 1981-11-17 エキスパンシヨンボルト用ナツト筒

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JPS5888215A (ja) 1983-05-26

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