JPS639068Y2 - - Google Patents

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JPS639068Y2
JPS639068Y2 JP4711181U JP4711181U JPS639068Y2 JP S639068 Y2 JPS639068 Y2 JP S639068Y2 JP 4711181 U JP4711181 U JP 4711181U JP 4711181 U JP4711181 U JP 4711181U JP S639068 Y2 JPS639068 Y2 JP S639068Y2
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cable core
mixture
cable
jelly
filled
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JP4711181U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、走水防止のためゼリー状混和物をケ
ーブルコアに充填して成る通信ケーブルの製造装
置に関し、特に比較的対数の多いケーブルの製造
において有用な製造装置を提供する。
従来、この種通信ケーブルを製造する装置は第
1図の構成が一般的に採られている。繰出しドラ
ム2から繰出されたケーブルコア1は充填装置3
を経て溶融状態にあるゼリー状混和物を充填さ
れ、この上に、充填した混和物が流出しないよう
に保護テープ層が形成されて後押出装置4により
シースが形成され、しかる後、冷却され、巻取り
ドラムに巻取られて成る。シース直下にラミネー
ト金属テープ層を形成する場合は、押出機の直前
にラミネート金属テープを縦沿成形する装置を設
ける。
充填装置3は、溶解槽にてゼリー状混和物を50
〜150℃(適用温度は混和物の種類、線サイズ等
の条件により選択)に加熱溶解し、これを加圧し
ながらケーブルコア内に充填する形が一般的であ
る。
しかるに、上記従来の製造装置を用いた場合条
件によつては、充填すべきゼリー状混和物がケー
ブルコアの中心に達する前にケーブルコアに熱を
奪われて固化して流動性を失い、ゼリー状混和物
がケーブルコア内に充分充填されないこともあつ
た。特に、比較的対数の多いケーブルを製造する
場合は問題であつた。
即ち、例えば、導体0.4φmmの発泡ポリエチレン
絶縁3000対通信ケーブルは、第2図のとおり、
100対ユニツトケーブル100を4本束ねた構成
の中心ケーブル101上に100対ユニツトケーブ
ル10本及び16本を用いてそれぞれ第1層102及
び最外層103を形成して成る構成であるが、ケ
ーブルコア外径は70φmm以上となり、この最外層
103の外側からゼリー状混和物を圧入しようと
しても、ゼリー状混和物は最外層103或は第1
層102でほとんど熱を奪われて固化して流動性
を失い中心ケーブル101までは充填されるに至
らず、結局、第1層までのケーブルコアの状態で
別工程で1度ゼリー状混和物を充填して後最外層
を形成し、しかる後、第1図の工程で、ゼリー状
混和物を再充填するという方法が採られていた。
一方、一回だけの充填で満足させようとすれ
ば、ゼリー状混和物の注入圧力をあげる方法とゼ
リー状混和物を高温にして粘度を下げる方法が考
えられるが、前者では、圧力あげるために大がゝ
りな設備としても左程充填効率は向上せず、後者
では、混和物をあまり高温にすると、ケーブル絶
縁体が損傷したり、混和物自体も変色してしまう
という惧れがあり、更には、混和物は冷却される
と収縮するが、混和物を高温にすればする程この
収縮によりケーブルコア間に生じる隙間が増大す
るため、混和物による走水防止の機能が低下する
問題があり、従つて、混和物を充分低粘度化する
ことができず、而していずれの方法によつても、
1回だけでは、充分に混和物をケーブルコア中心
まで充填することができなかつた。
本考案は上記の問題に鑑み案出したゼリー状混
和物充填通信ケーブルの製造装置であり、ケーブ
ルコアにゼリー状混和物を充填する充填装置の直
前に、ケーブルコアを高周波により加熱する高周
波誘導加熱装置を設けると共に、少くともケーブ
ルコアとの接触面が絶縁体から成るケーブルコア
用ガイドロールを前記加熱装置の前後いづれか一
方又は双方に設けたことを特徴とする。
本考案を図面にもとづき以下に説明する。
第3図には本考案に成るゼリー状混和物充填通
信ケーブル製造装置の一実施例を示す。図におい
て、5は充填装置3の直前に設けた高周波誘導加
熱装置であり、その他は、第1図の従来の製造装
置と構成を一にする。第4図は、第3図の中の高
周波誘導加熱装置5の一実施例を示し、図におい
て、51はケーブルコア1がその中を進行する絶
縁筒体であり、52は該絶縁筒体51の外周にラ
セン状に巻きつけたコイルであり、該コイル52
と高周波発生装置53とはフイーダー54により
接続されている。絶縁筒体51としては、例え
ば、石英管を用い、その内径は、ケーブルコア1
がその中をスムーズに進行し得る範囲でできるだ
けケーブルコア1の外径に近づけることが、発熱
効率をあげるためには好ましい。コイル52は例
えば銅管を用いコイル自身の過熱を防止するた
め、銅管内に水を流して冷却する。
コイル52の有効長は対象線種、製造速度等と
の関係で適宜決定する。
61,62は高周波誘導加熱装置5の前後に配
した第1,第2のケーブルコア用ガイドロールで
ありケーブルコア1が絶縁筒体51内をスムーズ
に通過するように案内するもので、各ロールの少
なくとも表面層、換言すれば、ケーブルコア1に
接触する部分は絶縁体で形成されている。ガイド
ロールは図のようなV型ロール、或は単なる筒型
ロールを縦横に各2本づつ配した門型ロール等
種々の形態を採り得る。
また、ガイドロールは、61か62のいずれか
一方を使用するだけでも良く、双方共を使用して
も良いことは勿論である。
なお、ガイドロールのケーブルコア1との接触
面を絶縁体とした理由は次のとおりである。
即ち、加熱源として高周波を使用すると、加熱
される導体(本願においては、ケーブルコア1の
導体部分)に誘導電流が発生することは避けられ
ず、加熱装置5の近傍に配置したガイドロール6
1,62として金属ロールを使用した場合前記誘
導電流が、ケーブルコア1の絶縁体に稀に存在す
る弱点部分(例えばピンホール)からガイドロー
ル側に流れる結果となり、前記弱点部分がさらに
損傷してケーブルの絶縁耐圧特性が低下するが、
本願のガイドロールは、ケーブルコア1との接触
面が絶縁体であるため誘導電流がガイドロール側
に流れるのを防止し得る構成であるため上記の不
都合は生じない。
また、充填装置3は加熱装置5に近接して設け
られるので、充填装置3の入口側のガイドロー
ル、或はガイドパイプ等ケーブルコア1に接触す
る部品は、上記と同様の理由により、少くともケ
ーブルコア1との接触面を絶縁体とすることが良
いことは勿論である。なお、ゼリー状混和物を充
填した後は、ケーブルコア1の外周に絶縁性のあ
る保護テープ層が形成されるのでこれ以後ケーブ
ルコア1に導電体が接触するような構成となつて
も問題はない。
さらに、誘導電流は繰出しドラム2側にも流れ
る危険性もあるのでドラムが金属製であればドラ
ム2の胴外周、ツバ内側面に絶縁体を設けてこれ
を防止することが好ましい。
本考案に或る製造装置にもとずく製造方法を以
下に説明する。今、繰出しドラム2から繰出され
たケーブルコア1は、第1のガイドロール61を
経て、高周波誘導加熱装置5の絶縁筒体51内に
引き入れられ加熱される。
この場合、熱源が高周波であるため、ケーブル
コア1はその導体部分がまず加熱され次に絶縁体
部分が導体からの伝熱で加熱されるが、この導体
部分はケーブルコア1内にほゞ均一に分布してい
るため、ケーブルコア1は断面において、全面が
ほゞ等温状態となるよう加熱される。
このように予熱されたケーブルコア1は、次に
第2のガイドロール62を経て充填装置3に導か
れゼリー状混和物を充填されるが、前述のように
ケーブルコア1全体がほゞ一定の適当な温度に保
たれているため、混和物がケーブルコアにより冷
却され固化して流動性を失う等の問題もなく、ケ
ーブルコア1の中心まで充分に充填し得る。混和
物充填後の方法は従来通りであるので省略する。
以上詳述したとおり、本考案に成るゼリー状混
和物充填通信ケーブル製造装置は、上記構成を採
るため次のような効果を奏する。
1 例えば一般に用いられるシーズヒーターを用
いて加熱する場合はケーブルコアの外層を損わ
ずに中心部まで加熱することはむづかしいが、
本考案においては加熱源として高周波を用いて
いるためケーブルコアは中心部までほゞ等温と
なるよう予熱することができるため、ゼリー状
混和物をそれ程高温にせず、しかも、注入圧力
をそれ程高くしなくても、ケーブルコア内に充
分充填することができる。従つて、比較的対数
の多いケーブルも一回の工程で充分にゼリー状
混和物をケーブルコア内に充填することがで
き、経済的にケーブルを製造し得る。
2 高周波誘導加熱装置の前後のいずれか一方又
は双方のケーブルコア用ガイドロールの少くと
もケーブルコアとの接触面を絶縁体としたの
で、高周波によりケーブルコアの導体に発生す
る誘導電流がガイドロール側に流れることを防
止し得るため、ガイドロールを金属製とした場
合に生じるケーブルの絶縁耐圧特性の低下の惧
れがなく、安定したケーブル製造が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の製造装置の例、第2図は3000対
のケーブルコアを説明するための断面図、第3図
は本考案に成る製造装置の一実施例、第4図は本
考案に成る高周波誘導加熱装置及びその前後に設
けたガイドロールの一実施例を示す。 図において、1……ケーブルコア、2……繰出
しドラム、3……充填装置、4……押出装置、5
……高周波誘導加熱装置、51……絶縁筒体、5
2……コイル、53……高周波発生装置、61,
62……ガイドロール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーブルコアにゼリー状混和物を充填する充填
    装置の直前に、ケーブルコアを高周波により加熱
    する高周波誘導加熱装置を設けると共に、少くと
    もケーブルコアとの接触面が絶縁体から成るケー
    ブルコア用ガイドロールを前記加熱装置の前後い
    ずれか一方又は双方に設けたことを特徴とするゼ
    リー状混和物充填通信ケーブル製造装置。
JP4711181U 1981-03-31 1981-03-31 Expired JPS639068Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4711181U JPS639068Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4711181U JPS639068Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57158129U JPS57158129U (ja) 1982-10-04
JPS639068Y2 true JPS639068Y2 (ja) 1988-03-17

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ID=29843931

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JP4711181U Expired JPS639068Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

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JPS57158129U (ja) 1982-10-04

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