JPS6390303A - 熱間圧延設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、主として中厚スラブの熱間圧延設備に関す
るものである。

（従来技術とその問題点） 一般ニ、ホットストリップミルは板厚が２００〜３００
Ｂのスラブを大量に圧延するミルとじて建設されてきた
が、近年、板厚８０〜２００１Ｍの中厚スラブを用いた
小量多品種指向のコンパクトなホットストリップミルが
要望されている。

従来のホットストリップミルは、第４図に示すように、
エツジヤを付帯した粗圧延機群１と仕上圧延機群２とか
ら構成されている。粗圧延機群１は、エツジヤＥ１〜Ｅ
、を付帯した連続圧延機Ｒ１〜Ｒ０や、レバース圧延機
あるいはそれらの組合せから構成され、粗圧延機群１人
口から仕上圧延機群２人口までの距離は１５０〜３００
ｍ程度と非常に長くなっている。

仕上圧延機群２はタンデム配列の連続圧延機Ｆ１〜Ｆ、
であり、その長さは数十ｍと短くなっている。但し、仕
上圧延機群２出口とダウンコイラー間は、圧延材の冷却
のため１００〜２００ｍ程度の長さが必要である。

以上のように、ホットストリップミルの粗圧延機群１お
よび粗圧延機群１と仕上圧延機群２との間の距離は全体
の長さの約１／２〜２／３を占めているだめ、粗圧延機
群を省略することは、圧延材移送のテーブルおよび建屋
の大幅な短縮になり設備コストは非常に安価となる。

テーブル、建屋を短縮する方法として、タンデム配列で
連続圧延を行なう方法が考えられるが、この場合、中厚
スラブでも９〜１２台程度の数多くの圧延機を必要とし
、設備コストが高価となる。

この発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので
、その目的は、粗圧延機群を省略することができるとと
もに少数の連続圧延機で圧延が可能で、ライン長の短い
コンパクトな熱間圧延設備を提供することにある。

（問題点を解決するだめの手段） この発明に係る熱間圧延設備は、従来の粗圧延機群を省
略し、仕上圧延機群からタンデム配列の熱間連続圧延機
群を構成し、この熱間連続圧延機群の少なくとも１台の
圧延機をレバース圧延機とし、このレバース圧延機の入
側もしくは出側、または入側および出側にエツジヤを設
置したものである。

さら（で、入側テーブル長を短くするため、圧延機入側
にコイルボックスを設置している。

（作　用） レバース圧延機およびエツジヤにより正方向、逆方向の
粗圧延を行ない、コイルボックスがある場合には、コイ
ルボックスに巻取り、次いで全圧延機およびエツジヤに
より仕上げ圧延する。

（実　施　例） 以下、この発明を図示する実施例に基づいて説明する。

第１図に示すように、従来の粗圧延機群をなくし、仕上
圧延機群２から５スタンドの熱間圧延機群Ｆ１〜Ｆ、を
構成し、上流側の２台のＦ、　、　Ｆ２スタンドをレバ
ース圧延機とし、Ｆｌ　　の入側とＦ２の出側にエツジ
ヤＥ、　、　Ｆ２をそれぞれ配置する。

以上のような構成において、加熱炉または保熱炉３から
抽出した中厚スラブ４は最初エツジヤＥ７．圧延機Ｆ、
　、　Ｆ２で圧延される。その際、エツジヤＥ２．圧延
機Ｆ、〜Ｆ、は圧延材が通過できるようにロール開度を
広げておく。

圧延材後端が圧延機Ｆ２　　を通過すると、エツジヤＥ
２．圧延機Ｆ、　、　Ｆ２を所定の開度に設定し、圧延
材後端から逆方向に圧延される。その際、エツジヤＥ１
は開度を広げておく。

次に、圧延材先端がエツジヤＥ１　　を通過するとエツ
ジヤＥ８．圧延機Ｆ１〜Ｆ、のロール開度を所定の開度
に設定して、圧延材先端からＥ、　、　Ｆ’、、Ｆ。

スタンドで連続して圧延し、後方のダウンコイラー５で
巻取られる。

この圧延で、圧延材がエツジヤＥ、を通過する前に、不
要な先後端のクロップが、クロップシャー６で切断され
る。この場合、圧延機は５スタンドであるが、圧延は９
回行なわれることになり、少ない台数で効率良く圧延が
行なわれる。

第２図は、熱間連続圧延機の入側にコイルボックス７を
設置した例である。スラブ４は、最初のパスでは、コイ
ルボックス７を通過させ、圧延を行ない、次のレバース
圧延で伸長した圧延材がコイルボックス７に巻取られる
。これにより、加熱炉または保熱炉３と連続圧延機まで
の距離は、伸長した圧延材の長さ以上にする必要がなく
、相当短縮し得る。

また、中厚スラブでも板厚が１４０〜１８０朋のスラブ
では、第３図に示すように圧延機数を４スタンドにして
Ｆ、　、　Ｆ２スタンドをレバース圧延しても良い。さ
らに板厚の厚いうちにエツジングを行なえば効率良く幅
圧下できるため、Ｆ、スタンドの入側と出側にエツジヤ
Ｅ、　、　Ｅ、を設置することも有効な方法である。コ
イルボックスは第２図に示すように上向きでも第３図に
示す下向きでも良く、コイルボックスの位置はスラブ搬
送ラインの上方でも下方でも、最初のバスでスラブを通
過できさえすれば良い。

なお、以上は２スタンドレバース圧延の場合を述べだが
、中厚スラブでも板厚８０〜１２０Ｌｌｌｔのスラブで
は、１スタンドレバース圧延でも十分所定厚に圧延する
ことが可能である。この場合もレバース圧延機の前後に
エツジヤを設置するのが望ましい。

（発明の効果） 前述のとおり、この発明に係る熱間圧延設備は粗圧延機
群を省略し、仕上圧延機群から複数台の熱間圧延機群を
構成し、この熱間圧延機群の一部をレバース圧延機とし
たため、粗・仕上圧延がコンパクトな設備で可能であり
、圧延機数の減少、テーブル・建屋の大幅な短縮により
、設備コストを従来の１／２〜ｌ／３とすることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係る熱間圧延設備を示す概略図、
第２図と第３図はその変形例を示す概略図、第４図は従
来の設備を示す概略図である。 １・・粗圧延機群、２・・仕上圧延機群Ｆ１〜Ｆ、・・
連続圧延機 Ｅ、Ｅ２・・エツジヤ ３・・加熱炉、保熱炉 ４・・スラブ ５・・ダウンコイラー、６・・クロップシャー７・・コ
イルボックス

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）粗圧延機群を省略し、仕上圧延機群からタンデム
   配列の熱間連続圧延機群を構成し、この熱間連続圧延機
   群の少なくとも１台の圧延機をレバース圧延機とし、こ
   のレバース圧延機の入側もしくは出側、または入側およ
   び出側にエツジヤを設置したことを特徴とする熱間圧延
   設備。
2. （２）熱間連続圧延機群の入側に、コイルボックスを設
   置したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の熱
   間圧延設備。