JPS6389543A - ポリシロキサンの製造法 - Google Patents

ポリシロキサンの製造法

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JPS6389543A
JPS6389543A JP23123486A JP23123486A JPS6389543A JP S6389543 A JPS6389543 A JP S6389543A JP 23123486 A JP23123486 A JP 23123486A JP 23123486 A JP23123486 A JP 23123486A JP S6389543 A JPS6389543 A JP S6389543A
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JP
Japan
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polysiloxane
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group
terminals
molecular weight
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JP23123486A
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English (en)
Inventor
Hideki Tamano
玉野 秀樹
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、両末端に官能基を有する高分子量ポリシロキ
サンの製法に関する。この両末端に官能基を有する高分
子量ポリシロキサンは特に共重合体用原料として有用で
ある。
〔従来の技術〕
ポリシロキサンは、表面エネルギーが低いために非接着
性、低粘着性であるとともに低い摩擦係数を有し、また
、気体透過性が大きい。従って、これらの特性を利用し
て複合素材の成分として使われているが、その用途に応
じてその特性を改変するために単なる混合物でなく他成
分と結合した共重合体の形として使うことも良く行なわ
れる(例えば、米国特許第3.975,455号参照)
。共重合体の製造に際し、ポリシロキサンの一部を反応
性の高い基で置換したいわゆる変性ポリシロキサンを原
料として用いることも行われるが、この場合に生ずる大
きな問題の一つは、高分子間反応によって生ずるゲルの
生成もしくは樹脂の溶融流動性の低下である。ゲルが生
じることを前提とした使用法は多く、この場合あえて変
性ポリシロキサンを用いなくとも良い結果の得られるケ
ースがある(例えば、特公告昭52−36898号参照
)。しかしながら、ゲルを生じさせないという条件を満
たす例は未だ知られてない。
いまひとつの問題は、ゲルの生成を抑えた生成物を得る
ためにゲルの原因となる反応架橋点を減少したポリシロ
キサンを得ることを目的として、変性基当たりの分子量
の高いポリシロキサンを得ようとすると、従来法では変
性基を分子内に全く持たないポリシロキサンの副成を回
避することが困Hであった。この未変性ポリシロキサン
が存在すると、例えば、その遊離により量が減少してし
まうこと、遊離ポリシロキサンにより表層が完全に覆わ
れてしまうこと等の難点を生じるためにポリシロキサン
を共重合体として使用するうえで大きな障害となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、ゲルを生じさせることがなく且つ高い
反応性を示す反応体を得るのに有効なポリシロキサンを
得る方法を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕 上記目的は、両末端にそれぞれ極性官能基X!jよびY
 (XとYは同一であっても相異してもよい)を有する
ポリシロキサンに、これらの極性官能基XおよびYと反
応して化学的に結合し得る官能基ZlおよびZ”(Z’
 とZlは同一であっても相異してもよい)を分子中に
2個有する化合物とを官能基の当量比(Zl  +Z”
)/ (X+Y)が99/100ないし10/100ま
たは100/99ないし100/10となるように反応
させることを特徴とする末端に官能基を有する高分子量
ポリシロキサンの製造法によって達成される。
両末端にそれぞれ極性官能基X、Yを有するポリシロキ
サンは下記の一般式で示される。
普 ここに於いて、R1およびR2は水素原子又は炭化水素
基であり、その少くとも一方は炭化水素基である。一般
に、この炭化水素基中の炭素数は20以下であり、また
R1およびR2互に同一でも異なっていても良い。具体
的な例としては、R1=メチル基、R2,=メチル基、
フェニル基又は水素原子の組合せをあげうる。Qlおよ
びQ2は炭化水素基であり、一般にその炭素数は20以
下であり、QlおよびQtは互に同一でも異なっていて
も良い、具体的にはメチレン基、エチレン基、トリメチ
レン基、テトラメチレン基、ヘキサメチレン基、プロピ
レン基等をあげうる。極性官能基XおよびYは−O1l
 、−NHz、NHR’ (R’は炭化水素基であり、
一般にその炭素数は20以下である)エポキシ基、−C
OO)l、酸無水物基、酸ハロゲン化物、および−NC
Oの中から選ばれ、XとYは互に同一でも異なっていて
も良い。
原料として用いるポリシロキサンの分子量は格別限定さ
れない。しかしながら、分子量が高過ぎると反応性が低
下する点で好ましくなく、一般には、当業界で広く用い
られる指標である粘度で表示して1 x106cps 
(センチポアズ) (180℃にて)以下が好ましく、
I X 10’cps (180℃にて)以下のものは
特に好ましい。一方、ポリシロキサン特有の性質を保持
させるためには分子量が低過ぎると好ましくなく、平均
のn値で2以上のものが好ましく、6以上のものは特に
好ましい。
両末端に極性官能基XおよびYを有するポリシロキサン
と反応せしめる化合物は、極性官能基XおよびYと反応
して化学的に結合し得る官能基Z1およびZlを分子中
に2個有する。ZlおよびZlは互に同一であっても相
異してもよい。この化合物は、炭素数2の低分子量化合
物から分子計約1×104のオリゴマーまでの範囲から
選ばれる。
上記化合物中の官能基Z1およびZlの数は2でなけれ
ばならない。その数が2を越えるとゲルの生成を招くか
らである。
ZlおよびZlは、上記XおよびYと同様に、−OH、
−NO3、−NIIR3、エポキシ基・−coon、酸
無水物基、酸ハロゲン化物基および−NGOの中から選
ばれる。X、Yとzl、zZとの組合せを示すと下記の
とおりである。
上記の組合せの中でも反応の容易さからみてNl2また
は−NIIR’/酸無水物基、エポキシ基/−C0OH
または酸無水物基、エポキシ基/−NH,または−NH
R’ 、 −COOH/−NGO、−NToまたは−N
IIR’/ −NCOの組合わせが好ましい。
具体的な化合物の組合せ例を挙げると、末端アミン変性
またはカルビノール変性ポリシロキサンに対しては下記
のような化合物が用いられる。無水ピロメリット酸、ト
ルイレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシ
アネート、フェニレンジイソシアネート、ナフタレンジ
イソシアネート、エチレンジイソシアネート、トリメチ
レンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、エピクロルヒドリン・ビスフェノールAm合物、1
.4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、エチレン
グリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル等。
末端エポキシ変性ポリシロキサンに対しては下記のよう
な化合物が用いられる。無水ピロメリット酸、ジアミノ
メタン、エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、プ
ロピレンジアミン、1,4−ジアミノメタン、ヘキサメ
チレンジアミン、1゜4−ジアミノシクロヘキサン、フ
ェニレンジアミン、キシリレンジアミン、p、p’−ジ
アミノビフェニル、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グ
ルタル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等。
末端カルボン酸変性ポリシロキサンに対しては下記のよ
うな化合物が用いられる。トルイレンジイソシアネート
、フェニレンジイソシアネート、エチレンジイソシアネ
ート、トリメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート等。
上記の内でも、ゲル化等の副反応を避ける点から、末端
アミノ変性、末端カルビノール変性または末端カルボン
酸変性ポリシロキサンにジイソシアネート類を反応させ
ることが、また、末端エポキシ変性ポリシロキサンには
ジアミン、ジカルボン酸または酸無水物を反応させるこ
とが特に好ましい。
極性末端基XおよびYを有するポリシロキサンと官能基
Z1およびZ2を有する化合物との反応条件は格別限定
されないが、一般に、0°〜300℃、好ましくは50
″〜200℃、より好ましくは80゜〜180℃の不活
性雰囲気で1分間〜10時間、好ましくは30分以上攪
拌下に反応を行う。系全体の粘度を下げて反応を進み易
くするために不活性溶媒、すなわち、官能基X、Y、Z
’およびZ2と反応しない溶媒を使用することができる
極性末端基XおよびYを有するポリシロキサンと官能基
Z’およびZ2を有する化合物の使用割合は官能基の当
量比で(Z’  +22)/ (X+Y)が99/10
0ないし10/100または100/99ないし100
/10となるように使用する。より好ましくは、90/
100ないし20/100または100/90ないし1
00/20となるように使用する。この値が10/10
0未満または100/10を越える時は本発明の効果は
殆ど現われず、原料ポリシロキサンをそのまま使用する
のと大差ない性能しか発揮されない。一方、この値が9
9/100ないし100/99の間に於いては、一般に
生成物は非常な高粘度となり、共重合体化の反応が容易
に進まなくなると共に、ゲルを発生し易くなり、好まし
くない。
一方、両者の重量比、ポリシロキサン/Z1 。
Z2を有する化合物は、好ましくは2/1以上であり、
より好ましくは5/1以上であるべきである。この重量
比がこれらより小なる時はポリシロキサンの特性が十分
に発揮され難い。
本発明により得られる高分子量化ポリシロキサンの分子
量は、粘度で表示してI X 10”cps (180
℃)以下であることが好ましい。分子量が高過ぎると反
応性が劣るので好ましくない。
〔発明の効果〕
本発明によって得られる末端に官能基を有する新規な高
分子量ポリシロキサンを用いて共重合または他の高分子
の変性を行うと、高分子間反応によって生ずるゲルの発
生を飛躍的に減少することができ、且つ樹脂の溶融流動
性の低下が小さい。
〔実施例〕
以下、実施例について本発明方法を具体的に説明する。
実施例1 両末端アミン変性ジメチルポリシロキサンオイル(アミ
ノ当量2300 、180℃に於ける粘度10cps)
1380g (官能基で0.6モル)を攪拌機付きフラ
スコ中に入れ、150℃に加熱した。攪拌しつつ、この
中にヘキサメチレンジイソシアネート42g(官能基で
0.5モル)を2時間かけてゆっくり滴下反応させた。
引続き、150℃4時間攪拌した後減圧にし揮発分を除
去した後、室温に冷却した。
得られた高分子量ポリシロキサンはアミノ当量1400
0、 100℃での粘度は10000cps以上の高分
子量化ポリシロキサンであった。
無水マレイン酸0.1重量%が結合したMFI 25の
ポリプロピレン95重量部、上記の高分子量化ポリシロ
キサン5重量部をバンバリー混練機を用いて210℃で
10分間反応させつつ押出しl’lFI 20のベレッ
トを得た。
このベレットより、Tダイ式フィルム成型機により、巾
ioo ml、厚み50μmのキャストフィルムを得た
。ゲル、フィンシュアイの無い平滑透明なフィルムであ
った。
実施例2 両末端カルビノール変性ジメチルポリシロキサンオイル
(水酸基当ff12500. 180℃に於ける粘度5
 cps) 1250 g (官能基で0.5モル)及
びヘキサン41を攪拌機付きフラスコ中に入れ、撹拌し
つつ50℃に昇温し、トルイレンジイソシアネート39
g(官能基で0.45モル)のヘキサン溶液500cc
を2時間かけてゆっくり滴下反応させた。引続き、50
℃で2時間攪拌した後、減圧にしてヘキサン溶媒及び揮
発分を除去した後、室温に冷却する。水酸基当ff12
5,000の高分子量化ポリシロキサンが得られた。ポ
リシロキサンを上記で得られたものに変えた以外は実施
例1と同様にしてポリプロピレンとの反応物及びそのキ
ャストフィルムを得た。実施例1と同様にゲル、フィッ
シュアイの無い平滑透明なフィルムを得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、両末端にそれぞれ極性官能基XおよびY(XとYは
    同一であっても相異してもよい)を有するポリシロキサ
    ンに、これらの極性官能基XおよびYと反応して化学的
    に結合し得る官能基Z^1およびZ^2(Z^1とZ^
    2は同一であっても相異してもよい)を分子中に2個有
    する化合物とを官能基の当量比(Z^1+Z^2)/(
    X+Y)が99/100ないし10/100または10
    0/99ないし100/10となるように反応させるこ
    とを特徴とする末端に官能基を有する高分子量ポリシロ
    キサンの製造法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05170911A (ja) * 1991-12-19 1993-07-09 Shin Etsu Chem Co Ltd オルガノポリシロキサンゴム組成物
US5476901A (en) * 1993-06-24 1995-12-19 The Procter & Gamble Company Siloxane modified polyolefin copolymers
DE10137855A1 (de) * 2001-08-02 2003-02-27 Consortium Elektrochem Ind Organopolysiloxan/Polyharnstoff/ Polyurethan-Blockcopolymere

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