JPH05230211A - ポリイミド樹脂 - Google Patents
ポリイミド樹脂Info
- Publication number
- JPH05230211A JPH05230211A JP6980192A JP6980192A JPH05230211A JP H05230211 A JPH05230211 A JP H05230211A JP 6980192 A JP6980192 A JP 6980192A JP 6980192 A JP6980192 A JP 6980192A JP H05230211 A JPH05230211 A JP H05230211A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bis
- polyimide resin
- aminophenyl
- fluorene
- general formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 分子内に荷電基を有し、しかも、優れた耐熱
性と溶剤溶解性とを有するポリイミド樹脂を提供する。 【構成】 9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオ
レンカルボン酸類又はこれに9,9−ビス(4−アミノ
フェニル)フルオレン類を併用したジアミン成分とテト
ラカルボン酸類との重縮合反応によって得られるポリイ
ミド樹脂であって、下記の一般式(2)又は(4)で表
される繰返し単位を有するものである。 【化1】 〔但し、式中A1 は9,9−ビス(4−アミノフェニ
ル)フルオレンカルボン酸類の残基を示し、A2 は9,
9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレンカルボン酸
及び9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン類
の残基を示し、Bは4価の有機基を示す〕 【効果】 本発明のポリイミド樹脂は、荷電基を有して
いるだけでなく、優れた耐熱性と溶剤可溶性とを有して
おり、液体系の分離膜やイオン交換膜等に好適に利用す
ることができる。
性と溶剤溶解性とを有するポリイミド樹脂を提供する。 【構成】 9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオ
レンカルボン酸類又はこれに9,9−ビス(4−アミノ
フェニル)フルオレン類を併用したジアミン成分とテト
ラカルボン酸類との重縮合反応によって得られるポリイ
ミド樹脂であって、下記の一般式(2)又は(4)で表
される繰返し単位を有するものである。 【化1】 〔但し、式中A1 は9,9−ビス(4−アミノフェニ
ル)フルオレンカルボン酸類の残基を示し、A2 は9,
9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレンカルボン酸
及び9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン類
の残基を示し、Bは4価の有機基を示す〕 【効果】 本発明のポリイミド樹脂は、荷電基を有して
いるだけでなく、優れた耐熱性と溶剤可溶性とを有して
おり、液体系の分離膜やイオン交換膜等に好適に利用す
ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高耐熱性でかつ溶剤可
溶性に優れたポリイミド樹脂に、更に親水性を付与した
ものに関する。
溶性に優れたポリイミド樹脂に、更に親水性を付与した
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリイミド樹脂は、耐熱性、電気的特
性、機械的物性に優れたエンジニアリングプラスチック
として知られており、電子機器分野における保護材料、
絶縁材料あるいは構造材料として広く用いられている。
また、近年、その耐薬品性と耐熱性により分離膜素材と
しても注目を集めている。その一例として、限界濾過膜
が食品工業における濃縮、精製あるいは医薬品工業にお
けるパイロジェンフリー水製造等の用途に多く用いられ
るようになり、120〜130℃の温度で殺菌すること
のできるような膜素材が望まれている。しかしながら、
従来のポリアクリル酸、アクリル酸・ヒドロキシエチル
アクリレート共重合体、変性ポリビニルアルコールとい
った親水性の荷電膜は、長期間恒温水中で用いることが
できないといった欠点を有している。この欠点を補うた
めに、最近、耐熱性を有するアモルファスな疎水性エン
ジニアリングプラスチックに荷電基を導入したポリイミ
ド樹脂が提案されている(例えば、特開昭62−12
1,602号公報)。しかし、この樹脂は、有機溶剤に
溶け難く加工性に乏しいという問題を有していた。
性、機械的物性に優れたエンジニアリングプラスチック
として知られており、電子機器分野における保護材料、
絶縁材料あるいは構造材料として広く用いられている。
また、近年、その耐薬品性と耐熱性により分離膜素材と
しても注目を集めている。その一例として、限界濾過膜
が食品工業における濃縮、精製あるいは医薬品工業にお
けるパイロジェンフリー水製造等の用途に多く用いられ
るようになり、120〜130℃の温度で殺菌すること
のできるような膜素材が望まれている。しかしながら、
従来のポリアクリル酸、アクリル酸・ヒドロキシエチル
アクリレート共重合体、変性ポリビニルアルコールとい
った親水性の荷電膜は、長期間恒温水中で用いることが
できないといった欠点を有している。この欠点を補うた
めに、最近、耐熱性を有するアモルファスな疎水性エン
ジニアリングプラスチックに荷電基を導入したポリイミ
ド樹脂が提案されている(例えば、特開昭62−12
1,602号公報)。しかし、この樹脂は、有機溶剤に
溶け難く加工性に乏しいという問題を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、分子
内に荷電基を有し、しかも、優れた耐熱性と溶剤溶解性
とを有するポリイミド樹脂を提供することにある。
内に荷電基を有し、しかも、優れた耐熱性と溶剤溶解性
とを有するポリイミド樹脂を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
(1)
(1)
【化6】 (但し、式中R1 〜R4 は水素原子又は炭素数1〜3の
アルキル基を示す)で表される9,9−ビス(4−アミ
ノフェニル)フルオレンカルボン酸と、テトラカルボン
酸類との重縮合物であり、下記一般式(2)
アルキル基を示す)で表される9,9−ビス(4−アミ
ノフェニル)フルオレンカルボン酸と、テトラカルボン
酸類との重縮合物であり、下記一般式(2)
【化7】 〔但し、式中A1 は一般式(1)の残基を示し、Bは4
価の有機基を示す)で表される繰返し単位を有するポリ
イミド樹脂であって、インヘレント粘度が0.30〜
3.00dl/gのポリイミド樹脂である。
価の有機基を示す)で表される繰返し単位を有するポリ
イミド樹脂であって、インヘレント粘度が0.30〜
3.00dl/gのポリイミド樹脂である。
【0005】また、本発明は、下記一般式(1)
【化8】 (但し、式中R1 〜R4 は水素原子又は炭素数1〜3の
アルキル基を示す)で表される9,9−ビス(4−アミ
ノフェニル)フルオレンカルボン酸(a)と下記一般式
(3)
アルキル基を示す)で表される9,9−ビス(4−アミ
ノフェニル)フルオレンカルボン酸(a)と下記一般式
(3)
【化9】 (但し、式中R5 〜R8 は水素原子又は炭素数1〜3の
アルキル基を示す)で表される9,9−ビス(4−アミ
ノフェニル)フルオレン(b)との混合物であってその
混合モル比(a)/(b)が99/1〜1/99である
ジアミン成分と、テトラカルボン酸類との重縮合物であ
り、下記一般式(4)
アルキル基を示す)で表される9,9−ビス(4−アミ
ノフェニル)フルオレン(b)との混合物であってその
混合モル比(a)/(b)が99/1〜1/99である
ジアミン成分と、テトラカルボン酸類との重縮合物であ
り、下記一般式(4)
【化10】 〔但し、式中A2 は一般式(1)及び一般式(2)の残
基を示し、Bは4価の有機基を示す)で表される繰返し
単位を有するポリイミド樹脂であって、インヘレント粘
度が0.30〜3.00dl/gのポリイミド樹脂であ
る。
基を示し、Bは4価の有機基を示す)で表される繰返し
単位を有するポリイミド樹脂であって、インヘレント粘
度が0.30〜3.00dl/gのポリイミド樹脂であ
る。
【0006】本発明でジアミン成分として使用する上記
一般式(1)のビスアニリンフルオレンジカルボン酸類
は、フルオレノンカルボン酸とアニリン類とを酸触媒の
存在下で反応させることによって得ることができ、上記
フルオレノンカルボン酸はジフェン酸を脱水剤の存在下
に加熱することによって得ることができる。この一般式
(1)で表される化合物としては、例えば、9,9−ビ
ス(4−アミノフェニル)フルオレン−4−カルボン
酸、9,9−ビス(3,5−ジメチル−4−アミノフェ
ニル)フルオレン−4−カルボン酸、9,9−ビス(3
−メチル−4−アミノフェニル)フルオレン−4−カル
ボン酸、9,9−ビス(3,5−ジエチル−4−アミノ
フェニル)フルオレン−4−カルボン酸、9,9−ビス
(3−エチル−4−アミノフェニル)フルオレン−4−
カルボン酸、9,9−ビス(3−エチル−5−メチル−
4−アミノフェニル)フルオレン−4−カルボン酸、
9,9−ビス(3,5−ジイソプロピル−4−アミノフ
ェニル)フルオレン−4−カルボン酸、9,9−ビス
(3−イソプロピル−4−アミノフェニル)フルオレン
−4−カルボン酸、9,9−ビス(3−イソプロピル−
5−メチル−4−アミノフェニル)フルオレン−2−カ
ルボン酸、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオ
レン−2−カルボン酸、9,9−ビス(3,5−ジメチ
ル−4−アミノフェニル)フルオレン−2−カルボン
酸、9,9−ビス(3−メチル−4−アミノフェニル)
フルオレン−2−カルボン酸、9,9−ビス(3,5−
ジエチル−4−アミノフェニル)フルオレン−2−カル
ボン酸、9,9−ビス(3−エチル−4−アミノフェニ
ル)フルオレン−2−カルボン酸、9,9−ビス(3−
エチル−5−メチル−4−アミノフェニル)フルオレン
−2−カルボン酸、9,9−ビス(3−,5−ジイソプ
ロピル−4−アミノフェニル)フルオレン−2−カルボ
ン酸、9,9−ビス(3−イソプロピル−4−アミノフ
ェニル)フルオレン−2−カルボン酸、9,9−ビス
(3−イソプロピル−5−メチル−4−アミノフェニ
ル)フルオレン−2−カルボン酸等を挙げることができ
る。
一般式(1)のビスアニリンフルオレンジカルボン酸類
は、フルオレノンカルボン酸とアニリン類とを酸触媒の
存在下で反応させることによって得ることができ、上記
フルオレノンカルボン酸はジフェン酸を脱水剤の存在下
に加熱することによって得ることができる。この一般式
(1)で表される化合物としては、例えば、9,9−ビ
ス(4−アミノフェニル)フルオレン−4−カルボン
酸、9,9−ビス(3,5−ジメチル−4−アミノフェ
ニル)フルオレン−4−カルボン酸、9,9−ビス(3
−メチル−4−アミノフェニル)フルオレン−4−カル
ボン酸、9,9−ビス(3,5−ジエチル−4−アミノ
フェニル)フルオレン−4−カルボン酸、9,9−ビス
(3−エチル−4−アミノフェニル)フルオレン−4−
カルボン酸、9,9−ビス(3−エチル−5−メチル−
4−アミノフェニル)フルオレン−4−カルボン酸、
9,9−ビス(3,5−ジイソプロピル−4−アミノフ
ェニル)フルオレン−4−カルボン酸、9,9−ビス
(3−イソプロピル−4−アミノフェニル)フルオレン
−4−カルボン酸、9,9−ビス(3−イソプロピル−
5−メチル−4−アミノフェニル)フルオレン−2−カ
ルボン酸、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオ
レン−2−カルボン酸、9,9−ビス(3,5−ジメチ
ル−4−アミノフェニル)フルオレン−2−カルボン
酸、9,9−ビス(3−メチル−4−アミノフェニル)
フルオレン−2−カルボン酸、9,9−ビス(3,5−
ジエチル−4−アミノフェニル)フルオレン−2−カル
ボン酸、9,9−ビス(3−エチル−4−アミノフェニ
ル)フルオレン−2−カルボン酸、9,9−ビス(3−
エチル−5−メチル−4−アミノフェニル)フルオレン
−2−カルボン酸、9,9−ビス(3−,5−ジイソプ
ロピル−4−アミノフェニル)フルオレン−2−カルボ
ン酸、9,9−ビス(3−イソプロピル−4−アミノフ
ェニル)フルオレン−2−カルボン酸、9,9−ビス
(3−イソプロピル−5−メチル−4−アミノフェニ
ル)フルオレン−2−カルボン酸等を挙げることができ
る。
【0007】このビスアニリンフルオレンジカルボン酸
と反応させるテトラカルボン酸類としては、互いに隣接
している2組のカルボキシル基を分子内に有しているテ
トラカルボン酸類を挙げることができ、具体的には、ピ
ロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’
−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ビス(2,3
−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、2,2−
ビス(3,4−ビスカルボキシフェニル)−1,1,
1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン二無水物等が
挙げられる。これらのテトラカルボン酸類は、その1種
のみを使用してもよく、また、2種以上を併用しても差
し支えない。
と反応させるテトラカルボン酸類としては、互いに隣接
している2組のカルボキシル基を分子内に有しているテ
トラカルボン酸類を挙げることができ、具体的には、ピ
ロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’
−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ビス(2,3
−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、2,2−
ビス(3,4−ビスカルボキシフェニル)−1,1,
1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン二無水物等が
挙げられる。これらのテトラカルボン酸類は、その1種
のみを使用してもよく、また、2種以上を併用しても差
し支えない。
【0008】本発明のポリイミド樹脂は、このポリイミ
ド樹脂0.5gをN−メチル−2−ピロリドン100m
lに溶解した溶液を30℃で測定した値に基づくインヘ
レント粘度が0.30〜3.00dl/gである必要が
あり、特に0.50〜3.00dl/gが好適である。
インヘレント粘度が0.30dl/g未満ではフィルム
等にした場合に充分な機械的強度が得られず、また、イ
ンヘレント粘度が3.00dl/gを越えるとその加工
性が低下する。
ド樹脂0.5gをN−メチル−2−ピロリドン100m
lに溶解した溶液を30℃で測定した値に基づくインヘ
レント粘度が0.30〜3.00dl/gである必要が
あり、特に0.50〜3.00dl/gが好適である。
インヘレント粘度が0.30dl/g未満ではフィルム
等にした場合に充分な機械的強度が得られず、また、イ
ンヘレント粘度が3.00dl/gを越えるとその加工
性が低下する。
【0009】また、上記一般式(1)で表されるジアミ
ン成分と併用して共重合させることができる他のジアミ
ン成分は、上記一般式(2)で表されるフルオレン骨格
を有するビスアニリンフルオレン類であり、具体的に
は、例えば、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フル
オレン、9,9−ビス(3,5−ジメチル−4−アミノ
フェニル)フルオレン、9,9−ビス(3−メチル−4
−アミノフェニル)フルオレン、9,9−ビス(3,5
−ジエチル−4−アミノフェニル)フルオレン、9,9
−ビス(3−エチル−4−アミノフェニル)フルオレ
ン、9,9−ビス(3−エチル−5−メチル−4−アミ
ノフェニル)フルオレン、9,9−ビス(3,5−ジイ
ソプロピル−4−アミノフェニル)フルオレン、9,9
−ビス(3−イソプロピル−4−アミノフェニル)フル
オレン等を挙げることができる。
ン成分と併用して共重合させることができる他のジアミ
ン成分は、上記一般式(2)で表されるフルオレン骨格
を有するビスアニリンフルオレン類であり、具体的に
は、例えば、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フル
オレン、9,9−ビス(3,5−ジメチル−4−アミノ
フェニル)フルオレン、9,9−ビス(3−メチル−4
−アミノフェニル)フルオレン、9,9−ビス(3,5
−ジエチル−4−アミノフェニル)フルオレン、9,9
−ビス(3−エチル−4−アミノフェニル)フルオレ
ン、9,9−ビス(3−エチル−5−メチル−4−アミ
ノフェニル)フルオレン、9,9−ビス(3,5−ジイ
ソプロピル−4−アミノフェニル)フルオレン、9,9
−ビス(3−イソプロピル−4−アミノフェニル)フル
オレン等を挙げることができる。
【0010】共重合させる場合には、上記一般式(1)
で表される9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオ
レンカルボン酸(a)と上記一般式(2)で表される
9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン(b)
とをそのモル比(a)/(b)が99/1〜1/99の
範囲となるように使用するのがよく、これによって得ら
れたポリイミド樹脂は良好な溶剤可溶性と重合度とを示
す。特にモル比(a)/(b)が99/1〜30/70
の範囲のポリイミド樹脂は、優れた耐熱性と高いイオン
交換能とを示す。
で表される9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオ
レンカルボン酸(a)と上記一般式(2)で表される
9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン(b)
とをそのモル比(a)/(b)が99/1〜1/99の
範囲となるように使用するのがよく、これによって得ら
れたポリイミド樹脂は良好な溶剤可溶性と重合度とを示
す。特にモル比(a)/(b)が99/1〜30/70
の範囲のポリイミド樹脂は、優れた耐熱性と高いイオン
交換能とを示す。
【0011】この共重合したポリイミド樹脂の場合に
も、ポリイミド樹脂0.5gをN−メチル−2−ピロリ
ドン100mlに溶解した溶液を30℃で測定した値に
基づくインヘレント粘度は0.30〜3.00dl/g
である必要があり、特に0.50〜3.00dl/gが
好適である。インヘレント粘度が0.30dl/g未満
であるとフィルム等にした場合に充分な機械的強度が得
られず、また、3.00dl/gを超えた場合にはその
加工性に問題が生じる。
も、ポリイミド樹脂0.5gをN−メチル−2−ピロリ
ドン100mlに溶解した溶液を30℃で測定した値に
基づくインヘレント粘度は0.30〜3.00dl/g
である必要があり、特に0.50〜3.00dl/gが
好適である。インヘレント粘度が0.30dl/g未満
であるとフィルム等にした場合に充分な機械的強度が得
られず、また、3.00dl/gを超えた場合にはその
加工性に問題が生じる。
【0012】本発明のポリイミド樹脂は、これまでに提
案された数多くのポリイミド樹脂の一般的製造法の何れ
を利用しても製造することができる。例えば、所定量の
9、9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン−4−
カルボン酸と3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテト
ラカルボン酸二無水物とをN−メチル−2−ピロリドン
に溶解し、窒素気流下に180℃で8時間攪拌して反応
させ、得られた黄色透明な均一溶液を放冷した後、これ
を大量のメタノール中に投入し、沈澱した重合体を濾別
して乾燥することにより、目的とするポリイミド樹脂の
粉末を得ることができる。
案された数多くのポリイミド樹脂の一般的製造法の何れ
を利用しても製造することができる。例えば、所定量の
9、9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン−4−
カルボン酸と3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテト
ラカルボン酸二無水物とをN−メチル−2−ピロリドン
に溶解し、窒素気流下に180℃で8時間攪拌して反応
させ、得られた黄色透明な均一溶液を放冷した後、これ
を大量のメタノール中に投入し、沈澱した重合体を濾別
して乾燥することにより、目的とするポリイミド樹脂の
粉末を得ることができる。
【0013】この様に重合させて得られたポリイミド樹
脂は、m−クレゾール、テトラクロロエタン、N−メチ
ル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド等
の溶媒に10重量%以上の濃度で溶解可能である。ま
た、これらのポリイミド樹脂は、この様に溶剤可溶性で
あるため、極めて容易に分離膜としての薄膜化や中空糸
化が可能である。なお、以上述べたポリイミド樹脂及び
ポリイミド分離膜の合成法は、単なる一例にすぎず、こ
れらによって本発明は限定されるものではない。
脂は、m−クレゾール、テトラクロロエタン、N−メチ
ル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド等
の溶媒に10重量%以上の濃度で溶解可能である。ま
た、これらのポリイミド樹脂は、この様に溶剤可溶性で
あるため、極めて容易に分離膜としての薄膜化や中空糸
化が可能である。なお、以上述べたポリイミド樹脂及び
ポリイミド分離膜の合成法は、単なる一例にすぎず、こ
れらによって本発明は限定されるものではない。
【0014】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて、本発明
を具体的に説明する。 実施例1 9,9’−ビスアミノフェニルフルオレン−4−カルボ
ン酸11.7785gとベンゾフェノンテトラカルボン
酸二無水物9.8043gとを反応容器中に仕込み、更
にm−クレゾール200ccを添加し、窒素気流下に1
80℃で8時間攪拌して反応させた。反応終了後、得ら
れた均一で黄色透明な反応溶液をメタノール中に注ぎ、
沈澱した重合体を濾別し、乾燥してポリイミド樹脂の粉
末をほぼ定量的に得た。このポリイミド樹脂0.5gを
N−メチル−2−ピロリドン100mlに溶解した溶液
を30℃で測定した場合のインヘレント粘度は0.57
dl/gであった。また、ガラス転移点は370℃であ
り、10%分解開始温度は580℃であった。更に、イ
オン交換能は3.1×10-1meq./wet−gであ
った。
を具体的に説明する。 実施例1 9,9’−ビスアミノフェニルフルオレン−4−カルボ
ン酸11.7785gとベンゾフェノンテトラカルボン
酸二無水物9.8043gとを反応容器中に仕込み、更
にm−クレゾール200ccを添加し、窒素気流下に1
80℃で8時間攪拌して反応させた。反応終了後、得ら
れた均一で黄色透明な反応溶液をメタノール中に注ぎ、
沈澱した重合体を濾別し、乾燥してポリイミド樹脂の粉
末をほぼ定量的に得た。このポリイミド樹脂0.5gを
N−メチル−2−ピロリドン100mlに溶解した溶液
を30℃で測定した場合のインヘレント粘度は0.57
dl/gであった。また、ガラス転移点は370℃であ
り、10%分解開始温度は580℃であった。更に、イ
オン交換能は3.1×10-1meq./wet−gであ
った。
【0015】実施例2 9,9’−ビスアミノフェニルフルオレン−2−カルボ
ン酸11.7785gとベンゾフェノンテトラカルボン
酸二無水物9.8043gとを反応容器中に仕込み、更
にm−クレゾール200ccを添加し、窒素気流下に1
80℃で8時間攪拌して反応させた。反応終了後、得ら
れた均一で黄色透明な反応溶液をメタノール中に注ぎ、
沈澱した重合体を濾別し、乾燥してポリイミド樹脂の粉
末をほぼ定量的に得た。このポリイミド樹脂0.5gを
N−メチル−2−ピロリドン100mlに溶解した溶液
を30℃で測定した場合のインヘレント粘度は0.57
dl/gであった。また、ガラス転移点は365℃であ
り、10%分解開始温度は580℃であった。
ン酸11.7785gとベンゾフェノンテトラカルボン
酸二無水物9.8043gとを反応容器中に仕込み、更
にm−クレゾール200ccを添加し、窒素気流下に1
80℃で8時間攪拌して反応させた。反応終了後、得ら
れた均一で黄色透明な反応溶液をメタノール中に注ぎ、
沈澱した重合体を濾別し、乾燥してポリイミド樹脂の粉
末をほぼ定量的に得た。このポリイミド樹脂0.5gを
N−メチル−2−ピロリドン100mlに溶解した溶液
を30℃で測定した場合のインヘレント粘度は0.57
dl/gであった。また、ガラス転移点は365℃であ
り、10%分解開始温度は580℃であった。
【0016】実施例3 9,9’−ビスアミノフェニルフルオレン−4−カルボ
ン酸11.7785gと、9,9’−ビスアミノフェニ
ルフルオレン10.4535gと、ベンゾフェノンテト
ラカルボン酸二無水物19.3339gと、m−クレゾ
ール400ccとを反応容器中に仕込み、窒素気流下に
180℃で8時間攪拌して反応させた。反応終了後、得
られた均一で黄色透明な反応溶液をメタノール中に注
ぎ、沈澱した重合体を濾別し、乾燥してポリイミド樹脂
の粉末をほぼ定量的に得た。このポリイミド樹脂0.5
gをN−メチル−2−ピロリドン100mlに溶解した
溶液を30℃で測定した場合のインヘレント粘度は0.
57dl/gであった。また、ガラス転移点は360℃
であり、10%分解開始温度は575℃であった。更
に、イオン交換能は1.8×10-1meq./wet−
gであった。
ン酸11.7785gと、9,9’−ビスアミノフェニ
ルフルオレン10.4535gと、ベンゾフェノンテト
ラカルボン酸二無水物19.3339gと、m−クレゾ
ール400ccとを反応容器中に仕込み、窒素気流下に
180℃で8時間攪拌して反応させた。反応終了後、得
られた均一で黄色透明な反応溶液をメタノール中に注
ぎ、沈澱した重合体を濾別し、乾燥してポリイミド樹脂
の粉末をほぼ定量的に得た。このポリイミド樹脂0.5
gをN−メチル−2−ピロリドン100mlに溶解した
溶液を30℃で測定した場合のインヘレント粘度は0.
57dl/gであった。また、ガラス転移点は360℃
であり、10%分解開始温度は575℃であった。更
に、イオン交換能は1.8×10-1meq./wet−
gであった。
【0017】実施例4 9,9’−ビス(3−メチル−4−アミノフェニル)フ
ルオレン−4−カルボン酸25.2310gとベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物19.3339gとを
反応容器中に仕込み、更にm−クレゾール400ccを
添加し、窒素気流下に180℃で8時間攪拌して反応さ
せた。得られた均一で黄色透明な反応溶液をメタノール
中に注ぎ、沈澱した重合体を濾別し、乾燥してポリイミ
ド樹脂の粉末をほぼ定量的に得た。このポリイミド樹脂
0.5gをN−メチル−2−ピロリドン100mlに溶
解した溶液を30℃で測定した場合のインヘレント粘度
は0.57dl/gであった。また、ガラス転移点は3
65℃であり、10%分解開始温度は570℃であっ
た。
ルオレン−4−カルボン酸25.2310gとベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物19.3339gとを
反応容器中に仕込み、更にm−クレゾール400ccを
添加し、窒素気流下に180℃で8時間攪拌して反応さ
せた。得られた均一で黄色透明な反応溶液をメタノール
中に注ぎ、沈澱した重合体を濾別し、乾燥してポリイミ
ド樹脂の粉末をほぼ定量的に得た。このポリイミド樹脂
0.5gをN−メチル−2−ピロリドン100mlに溶
解した溶液を30℃で測定した場合のインヘレント粘度
は0.57dl/gであった。また、ガラス転移点は3
65℃であり、10%分解開始温度は570℃であっ
た。
【0018】実施例5 9,9’−ビスアミノフェニルフルオレン−4−カルボ
ン酸11.7785gとビフェニルテトラカルボン酸二
無水物8.8242gとを反応容器中に仕込み、更にm
−クレゾール200ccを添加し、窒素気流下に180
℃で8時間攪拌して反応させた。反応終了後、得られた
均一で黄色透明な反応溶液をメタノール中に注ぎ、沈澱
した重合体を濾別し、乾燥してポリイミド樹脂の粉末を
ほぼ定量的に得た。このポリイミド樹脂0.5gをN−
メチル−2−ピロリドン100mlに溶解した溶液を3
0℃で測定した場合のインヘレント粘度は0.57dl
/gであった。また、ガラス転移点は390℃であり、
10%分解開始温度は600℃であった。
ン酸11.7785gとビフェニルテトラカルボン酸二
無水物8.8242gとを反応容器中に仕込み、更にm
−クレゾール200ccを添加し、窒素気流下に180
℃で8時間攪拌して反応させた。反応終了後、得られた
均一で黄色透明な反応溶液をメタノール中に注ぎ、沈澱
した重合体を濾別し、乾燥してポリイミド樹脂の粉末を
ほぼ定量的に得た。このポリイミド樹脂0.5gをN−
メチル−2−ピロリドン100mlに溶解した溶液を3
0℃で測定した場合のインヘレント粘度は0.57dl
/gであった。また、ガラス転移点は390℃であり、
10%分解開始温度は600℃であった。
【0019】
【発明の効果】本発明のポリイミド樹脂は、荷電基とし
てカルボン酸基を有するためにイオン交換樹脂や種々の
ガスの分離に有用であり、特に耐熱性や溶剤溶解性に優
れているために殺菌工程に耐えることができ、中空糸膜
やフィルムに加工可能であって、液体系の分離膜やイオ
ン交換膜等に好適に利用することができる。
てカルボン酸基を有するためにイオン交換樹脂や種々の
ガスの分離に有用であり、特に耐熱性や溶剤溶解性に優
れているために殺菌工程に耐えることができ、中空糸膜
やフィルムに加工可能であって、液体系の分離膜やイオ
ン交換膜等に好適に利用することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (但し、式中R1 〜R4 は水素原子又は炭素数1〜3の
アルキル基を示す)で表される9,9−ビス(4−アミ
ノフェニル)フルオレンカルボン酸と、テトラカルボン
酸類との重縮合物であり、下記一般式(2) 【化2】 〔但し、式中A1 は一般式(1)の残基を示し、Bは4
価の有機基を示す)で表される繰返し単位を有するポリ
イミド樹脂であって、インヘレント粘度が0.30〜
3.00dl/gであるポリイミド樹脂。 - 【請求項2】 下記一般式(1) 【化3】 (但し、式中R1 〜R4 は水素原子又は炭素数1〜3の
アルキル基を示す)で表される9,9−ビス(4−アミ
ノフェニル)フルオレンカルボン酸(a)と下記一般式
(3) 【化4】 (但し、式中R5 〜R8 は水素原子又は炭素数1〜3の
アルキル基を示す)で表される9,9−ビス(4−アミ
ノフェニル)フルオレン(b)との混合物であってその
混合モル比(a)/(b)が99/1〜1/99である
ジアミン成分と、テトラカルボン酸類との重縮合物であ
り、下記一般式(4) 【化5】 〔但し、式中A2 は一般式(1)及び一般式(2)の残
基を示し、Bは4価の有機基を示す)で表される繰返し
単位を有するポリイミド樹脂であって、インヘレント粘
度が0.30〜3.00dl/gであるポリイミド樹
脂。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6980192A JPH05230211A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | ポリイミド樹脂 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6980192A JPH05230211A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | ポリイミド樹脂 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05230211A true JPH05230211A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=13413215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6980192A Withdrawn JPH05230211A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | ポリイミド樹脂 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05230211A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002105200A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 直接アルコール型燃料電池用プロトン伝導性膜およびそれを使用した直接アルコール型燃料電池。 |
JP2004507116A (ja) * | 2000-08-21 | 2004-03-04 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 高周波適用のためのポリイミド |
JP2010189346A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Jfe Chemical Corp | 9,9−ビスアリール−1−カルボキシフルオレン |
JP2010189578A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Jfe Chemical Corp | ポリイミド樹脂 |
JP2013087127A (ja) * | 2011-10-13 | 2013-05-13 | Adeka Corp | 新規ポリアミド |
EP2744851A2 (en) * | 2011-08-19 | 2014-06-25 | Akron Polymer Systems, Inc. | Thermally stable, low birefringent copolyimide films |
WO2017145747A1 (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 富士フイルム株式会社 | ガス分離膜、ガス分離モジュール、ガス分離装置、及びガス分離方法 |
CN114213658A (zh) * | 2022-02-21 | 2022-03-22 | 汕头超声显示器技术有限公司 | 一种聚酰亚胺膜及其制造方法与应用 |
-
1992
- 1992-02-19 JP JP6980192A patent/JPH05230211A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004507116A (ja) * | 2000-08-21 | 2004-03-04 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 高周波適用のためのポリイミド |
JP2002105200A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 直接アルコール型燃料電池用プロトン伝導性膜およびそれを使用した直接アルコール型燃料電池。 |
JP2010189346A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Jfe Chemical Corp | 9,9−ビスアリール−1−カルボキシフルオレン |
JP2010189578A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Jfe Chemical Corp | ポリイミド樹脂 |
JP2014524512A (ja) * | 2011-08-19 | 2014-09-22 | アクロン ポリマー システムズ,インコーポレイテッド | 耐熱性低複屈折ポリイミド共重合体膜 |
EP2744851A2 (en) * | 2011-08-19 | 2014-06-25 | Akron Polymer Systems, Inc. | Thermally stable, low birefringent copolyimide films |
EP2744851A4 (en) * | 2011-08-19 | 2015-01-21 | Akron Polymer Systems Inc | THERMALLY STABLE COPPERYIMIDE FILMS WITH LOW BIRDFRINGENCE |
US11084906B2 (en) | 2011-08-19 | 2021-08-10 | Akron Polymer Systems, Inc. | Thermally stable, low birefringent copolyimide films |
JP2013087127A (ja) * | 2011-10-13 | 2013-05-13 | Adeka Corp | 新規ポリアミド |
WO2017145747A1 (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 富士フイルム株式会社 | ガス分離膜、ガス分離モジュール、ガス分離装置、及びガス分離方法 |
US20180339275A1 (en) * | 2016-02-26 | 2018-11-29 | Fujifilm Corporation | Gas separation membrane, gas separation module, gas separator, and gas separation method |
CN114213658A (zh) * | 2022-02-21 | 2022-03-22 | 汕头超声显示器技术有限公司 | 一种聚酰亚胺膜及其制造方法与应用 |
WO2023155030A1 (zh) * | 2022-02-21 | 2023-08-24 | 汕头超声显示器技术有限公司 | 一种聚酰亚胺膜及其制造方法与应用 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5581463B2 (ja) | ジアミン、ポリイミド、ならびに、ポリイミドフィルムおよびその利用 | |
TWI651320B (zh) | 四羧酸二酐、聚醯胺酸、聚醯亞胺、及該些之製造方法、與聚醯胺酸溶液 | |
US20020019558A1 (en) | Diamine and acid anhydride | |
EP1832618A1 (en) | Fluorinated diamine and polymer made from the same | |
US6013760A (en) | Soluble polyimide resin for liquid crystal alignment layer and process of preparation of the same | |
KR100577504B1 (ko) | 폴리이미드조성물 및 그 제조방법 | |
KR0161313B1 (ko) | 폴리이미드 아미 에스테르 화합물 및 그 제조방법 | |
JP2006206825A (ja) | 芳香族ポリイミド樹脂前駆体及び芳香族ポリイミド樹脂 | |
JP2014118519A (ja) | ポリイミド樹脂溶液 | |
CN105906808B (zh) | 一类含叔丁基和多元芳醚结构可溶性聚酰亚胺及其制备方法 | |
KR100688912B1 (ko) | 하이퍼브랜치 폴리이미드 화합물 및 그의 제조방법 | |
JPH05230211A (ja) | ポリイミド樹脂 | |
KR100205962B1 (ko) | 신규 가용성 폴리이미드 수지 | |
JP3026201B2 (ja) | アルコキシ置換基を有する新規の可溶性ポリイミド樹脂及びその製造方法 | |
JP2016196630A (ja) | 新規なポリイミド共重合体 | |
WO2018080056A1 (ko) | 폴리이미드계 블록 공중합체 및 이를 포함하는 폴리이미드계 필름 | |
JP2005272666A (ja) | ポリイミド樹脂およびその製造方法 | |
CN113667119B (zh) | 一种聚乙酰氨基酰亚胺薄膜及其制备方法 | |
JPH0562893B2 (ja) | ||
KR102495618B1 (ko) | 무색투명성과 유연성이 우수한 폴리이미드 필름 및 그 제조방법 | |
JPH0798137B2 (ja) | ポリイミド気体分離膜 | |
KR100193384B1 (ko) | 신규 가용성 폴리이미드수지 및 그의 제조방법 | |
JPH09188760A (ja) | ポリイソイミド溶液の製造方法 | |
WO2021033655A1 (ja) | 樹脂原料用組成物 | |
JP5011595B2 (ja) | 新規ジアミン化合物、それを使用して製造されるポリアミック酸及びイミド化重合体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |