JPS6388786A - 薄膜ｅｌパネルのエ−ジング方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、電極がマｌ−ＩＪソックス造を有する薄膜Ｅ
Ｌパネルを交流電圧の印加によってエージングする上で
、電極抵抗の影響を少なくシ、大表示容量パネルのエー
ジングを容易にしたエージング方法に関するものである
。

〈従来の技術〉 二重絶縁膜構造の薄膜ＥＬパネルは、第５図に示すよう
に、ガラス基板１上にＩＴＯ等の帯状透明電極群２を並
列に設け、この上に、Ｓｉ、＋Ｎ４等の誘電物質層３、
Ｍｎ等の活性剤をドープしたＺｎＳ　　のＥＬ、発光層
４、Ｓｉ３Ｎ４等の誘電物質層５を、この順に真空蒸着
法、スパッタリング法等により形成して、三層構造とし
、更に誘電物質層５上に、前記透明電極２と直交する方
向に延びる帯状背面電極群６を設けてなる構造である。

この薄膜ＥＬパネルは、等価回路的には容量性素子であ
り、所望の透明電極と背面電極とに所定の交番電圧を印
加することにより、両電極の又差部に挾持された微小面
積部分が発光し、文字、記号、模様等を表示するための
一絵素を構成する。

上記構造を基本とする薄膜ＥＬパネルは、発光輝度等の
経時変化の安定化と初期故障ンてよる不良素子を除去す
る等の目的で、薄膜作製後、一定期間、交流電圧を透明
電極群と背面電極群間に印加しながらエージングを行な
うことが必要となる。

エージング時には、表示絵素を同時に処理する必要性と
、駆動回路を簡略するために、第６図の様に、一方向に
引き出されている電極は１つの共通電極にまとめられ、
さらに相対する側の共通＠極を１つに１〜で、１組の共
通電極としている。この−組の共通電極に第６図の様に
交流電圧パルスを印加し、すべての交点を同時に発光さ
せ、エージング処理を行なっている。この場合のＥＬ／
Ｚネルの等価回路は第７図の様になる。Ｃは発光絵素の
容量、Ｒは透明電極の抵抗７′ある。

〈発明が解決Ｉ−ようとする問題点〉 １〜かしながら、表示容量が小さい場合、印加パルス幅
に対して時定数Ｃ−Ｒが小さいので、どの絵素に対して
も所定の波形が印加されるが、表示容量が大きくなり、
時定数Ｃ−Ｒがパルス幅より大きくなると、透明電極の
端子部から離れた部分では波形がかからなくなる（第８
図）。パルス幅は、他の特性との関係で、必要以」二に
大きく出来ないので、大表示容量・パネルは、全絵累が
均一にエージング出来ない問題がある。。

本発明は上記問題点に鑑みて成されたものであり、大表
示容量あるいは一力が１０Ω／口以上の抵抗電極を持つ
薄膜ＥＬパネルをエージング処理する際に、電極抵抗の
影響を小さくシ、全面を均一にエージングする方法を提
供することを目的とする。

く問題点を解決するための手段〉 本発明による薄膜ＥＬパネルのエージング方法は、互い
に直交する方向に複数本配列された、ＩＴＯ等透明導電
膜及びＡｌ等金属膜より成る２組の帯状電極部で構成さ
れるマトリックス電極部に誘電体層を介して層設さｔｌ
、ｌこＥＬ発光層を基板上に搭載して成る薄膜Ｅ［。パ
ネルのエージング処理方法に於いて、上記透明導電膜よ
り成。電極部はすべてフローティングとし、上記金属膜
より成る１極部Ｉ′ｉ２つの部分に等分割して短絡し、
この２つの部分に等分割した電極部の門に、交流電圧を
印加することｔ特徴とするものでるる。

く作　用〉 −Ｊ−記により、ＥＬパネルに流れる電流は、金属膜よ
りなる電極部（ｌ：透明＠極との交点に生じる静電容量
と、隣擬する電極部の透明電極々前記金属膜よやなる電
極部に隣接する電極部と透明電極との交点に生じる静電
容量のみに流れるので、抵抗値の高い透明電極を流れる
距離が短かいので抵抗の影響が小さくなる１゜ 〈実施例〉 以下、図面を用いて本発明の一実施例を詳細に説明する
。

第１図において、ＩＴＯ等透明電極よりなる高抵抗の帯
状電極群はフローティング状態にし、Ａ４等金属膜より
なる低抵抗の帯状電極部は交互に引き出して奇数ライン
乏偶数ラインに等分割し各ラインごとに短絡され、それ
ぞれ共通電極ＸＡ、ＸＢＫ接続されている４つ この共通よ？ｆｉＸＡ−ｘＢ間に、第４図（ａ）に示す
ようなペルスを印加する。ここで、電極群ｘＡの！ライ
ンＸｉ♂電極群Ｘ）３の１ジインＸ；４１及び透明電極
群の任意の１ラインｙｊｒｉ？′Ｘ着目すると、第２図
のように表すことができる。図において、Ｃ，ｇは電極
Ｘｉ　と’ｉｔ　ｔ’ｆｉ　ｙ　ｊ＋　Ｃ１＋　＋　、
声’ａ）ＪｉｉｘＨ＋＋　（！：　電ｔｉｙｊ　　の交
点に形成される静電容量を示し、この２つの静電容量Ｃ
Ｌ　ｊｅ　Ｃｉ”＋　ｊが電極ｙｊ１即ち抵抗ｒを介し
て直列につながっている。ここで、電極群ｘＡに２ＶＤ
（Ｖ）、電極群ＸａＫＯ（ｖ）、！：なるように電圧を
印加する。！：、充電電流が図の矢印で示す様に流れる
が、静電容量ＣＩ＋　Ｊ　（ＣＩ”＋　Ｊ　）が小さく
、また抵抗ｒの値も小さいので電流が少なくてすむ。こ
のような接続の等価回路と第３図に示すが、Ｘ−Ｙマト
リックスパネルでは静電容量Ｃｉ、　Ｊ　”　Ｃｉ＋　
ｌ　＊　Ｙ　　であるから、ＸＡ−Ｙ問およびｘＢ−ｙ
　間には、第４図（ｂ）に示す様にＸＡ−Ｘ８間の半分
の電圧・の交流パルスが印加されることになり、静電容
量Ｃと抵抗ｒの伯が小さく、波形がかからなくなるよう
なことはない。

〈発明の効巣〉 以上のように本発明によれば、大表示容量のバネルのエ
ージングにおいて、電極抵抗の影響による駆動分布や波
形なまりのほとんどない処理が可能になり、エージング
効率が改善され、さらに、電極の仮接続の故が従来の半
分で済む有用な薄膜ＥＬパネルのエージング方法を提供
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すエージング方法の電極
結線図、第２図は同模式図、第３図は同等価回路図、第
４図（ａ）、（ｂ）Ｊｄ同駆動波形図、第５図はドツト
マトリックス電極構造を有する薄膜ＥＬ。 パネルの構造を示す斜視図、第６図は従来のエージング
駆動時の電極結線図、第７図は同等価回路図、第８図は
透明電極上の駆動波形のなまシを示す図である。 ＸＡ、　ＸＢ−・・電極群、Ｘ　ｉ、Ｘ　ｉ＋　Ｉ　＋
＋　金Ｒ’ｌｉ　極、ｙｊ・・・透明電極。 代理人　弁理士　杉　山　毅　至（他１名）第１図 ｉ 第２図 （ａ） （ｂ） 第４図 第６ｍ！１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．　互いに直交する方向に複数本配列された、ＩＴＯ
   等透明導電膜及びＡｌ等金属膜よりなる２組の帯状電極
   部で構成されるマトリックス電極間に誘電体層を介して
   層設されたＥＬ発光層を基板上に搭載してなる薄膜ＥＬ
   パネルのエージング方法において、 前記透明導電膜よりなる電極部は全てフローティング状
   態とし、前記金属膜よりなる電極部は２つの部分に等分
   割して短絡し、この２つの部分に等分割した電極部の間
   に交流電圧を印加することを特徴とする薄膜ＥＬパネル
   のエージング方法。