JPS6388337A - シユ−間隙自動調整装置付き機械式ドラムブレ−キ - Google Patents

シユ−間隙自動調整装置付き機械式ドラムブレ−キ

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JPS6388337A
JPS6388337A JP23542286A JP23542286A JPS6388337A JP S6388337 A JPS6388337 A JP S6388337A JP 23542286 A JP23542286 A JP 23542286A JP 23542286 A JP23542286 A JP 23542286A JP S6388337 A JPS6388337 A JP S6388337A
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JP
Japan
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ratchet wheel
brake
shoe
tooth row
claw
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Application number
JP23542286A
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English (en)
Inventor
Masanori Shibuya
渋谷 雅典
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/38Slack adjusters
    • F16D65/40Slack adjusters mechanical
    • F16D65/52Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play
    • F16D65/56Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut
    • F16D65/561Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut for mounting within the confines of a drum brake

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、リーディングシュー及びトレーリングシュー
を有する機械式ドラムブレーキ(リーディング・トレー
リングブレーキ)、特にシュ゛−間隙を適正な大きさに
維持可能なシュー間隙自動調整装置付き機械式ドラムブ
レーキに関する。
(従来技術及びその問題点) 従来、自動二輪車、自動三輪車の如き小型車輌に用いら
れるシュー間隙自動調整装置付き機械式ドラムブレーキ
としては1例えば特公昭59−28785号公報の技術
がある。すなわち、この技術は、ブレーキアームの揺動
によって一対のブレーキシューを拡開するカム部材のカ
ム部に前記ブレーキシューの遊端部が対向する対向面を
形成し、かつこの対向面のシュー押動部に溝底部をテー
パ状に形成したカムカラー)かを作動部材挿通孔を挾ん
で形成し、アジャスト機構により作動部材を螺動するこ
とにより前記カムカラー溝に嵌合したカムカラーを押動
してシュー拡開方向に突出せしめ、これによって前記両
ブレーキシューを拡開してシュー間隙(ライニングの摩
耗によって生じるライニングとブレーキドラムの内周面
との間の制動間隙)を自動的に調整するようにしたもの
であり、前記アジャスト機構は第11図に示すように、
前記作動部材と一体的に回転するラチェット車Aと、該
ラチェット車Aの歯列A1に噛合し。
制動時↓こおける前記ブレーキアームの揺動により前記
カム部材と一体的に回転してラチェット車Aを一方向(
図の時計方向)に回転させる送り用の弾性爪部Bと、ラ
チェット車Aの歯列A1に噛合してラチェット車Aの他
方向(図の反時計方向)への回転を阻止するストッパ用
の弾性爪部Cとから構成されている。
しかしながら、上記従来例では、送り用の弾性爪部B及
びストッパ用の弾性爪部Cがラチェット車Aの同じ歯列
A1に噛み合う構成であるので。
ライニングの摩耗により制動時におけるブレーキアーム
の揺動量が増大すると、これによって送り用の弾性爪部
Bがラチェット車Aを前記一方向に回転することにより
実行される前記シュー間隙の調!lI量は、前記歯列A
1の1歯分のラチェット車Aの回転角θで決定されてし
まい、前記シュー間隙の調整量を小さくしにくいという
問題点があった。
また、上記従来例では、制動時におけるブレーキアーム
の揺動量及び送り用の弾性爪部Bの回転量がシュー間隙
の増大分だけ大きくなると、これによってラチェット車
Aの歯列A1に噛合している送り用の弾性爪部Bがラチ
ェット車Aをストッパ用の弾性爪部Cに対して一方向に
1歯分だけ回転させてシュー間隙を適正な大きさに設定
し、且つ制動の解除によりブレーキアームが揺動位置か
ら原位置に復帰すると、この復帰に連動して送り用の弾
性爪部Bがラチェット車Aの歯列A1の1歯を乗り越え
ながら他方向に回転復帰する一方、ストッパ用の弾性爪
部Cはラチェット車Aの歯列A1に噛合して該ラチェッ
ト車Aの他方向への回転を阻止しているが、この時スト
ッパ用の弾性爪部Cはラチェット車Aの歯列へ〇と図に
示すような遊びDを持って噛合しているので、送り用の
弾性爪部Bがラチェット車Aの歯列A工の1歯を乗り越
えながら他方向に回転復帰する際に、ラチェット車Aが
遊びDの分だけ送り用の弾性爪部Bと一緒に他方向に共
回りしてしまい、こわによって制動時に一旦適正な大き
さに調整されたシュー間隙が制動解除時には前記遊びD
の分だけ拡大してしまい、シュー間隙を適正な大きさに
調整することができないという問題点があった。
(発明の目的) 本発明は、このような従来の問題点に着目して成された
もので、シュー間隙の調整量を小さくすることができる
と共に、ラチェット車と係止部材との噛合部の遊びを極
力小さくすることにより、制動解除時における送り爪の
復帰によるラチェット車の共回りを防止し、常に適正な
シュー間隙を維持することができるシュー間隙自動調整
装置付き機械式ドラムブレーキを提供することを目的と
している。
(発明の構成) かかる目的を達成するための本発明の要旨は、ブレーキ
ドラムのブレーキ板に基端部を支点に揺動可能に支持さ
れたり−ディングシュー及びトレーリングシューと、該
両シューの遊端部間に介装され、制動時に揺動するブレ
ーキ腕により回転されて前記両シューを拡開させるカム
部材と、前記ブレーキ腕の揺動により変位する送り爪が
噛合可能で、前記両シューのライニングの消耗量に応じ
て前記送り爪により一方向に回転されるラチェット車と
、該ラチェット車の一方向への回転により前記基端部若
しくは前記遊端部の一方を変位させて前記両シューを前
記消耗量に応じて拡開させる変位機摘とを備えて成るシ
ュー間隙自動調整装置付き機械式ドラムブレーキにおい
て、 前記ラチェット車の外周に前記送り爪と噛合可能な外周
歯列を設けると共にその側面に前記外周歯列より歯数の
多い側歯列を設け、前記ラチェット車が前記一方向とは
逆の方向に回転するのを阻止する係止部材を前記側歯列
に噛合させて成ることを特徴とするシュー間隙自動調整
装置付き機械式ドラムブレーキに存する。
(作用) そして、上記シュー間隙自動調整装置付き機械式ドラム
ブレーキでは、制動時に前記ブレーキ腕が揺動すると、
該揺動により前記送り爪が前記ラチェット車の外周歯列
に噛合して該ラチェット車を前記側歯列の1歯分だけ一
方向に回転させ、且つ制動解除により前記ブレーキ腕及
び前記送り爪が復帰する際には、前記係止部材が前記外
周歯列より歯数の多い側歯列に噛合している為、前記ラ
チェット車と係止部材との間の遊びが小さく、前記送り
爪の復帰による該ラチェット車の他方向への共回りが阻
止されるように成っている。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の各実施例を説明する。な
お、各実施例の説明において同様の部位には同一の符号
を付して重複した説明を省略する。
第1図から第6図は本発明の第1実施例を示しており、
第3図は小型車輌用のシュー間隙自動調整装置付き機械
式ドラムブレーキ1をブレーキ板2の外側から見た要部
断面図で、図中POは車軸中心を示している。
前記機械式ドラムブレーキ1は、第3図に示すようにブ
レーキ板2の外側に配置されたブレーキ腕3と、第6図
に示すようにブレーキ板2の内側に配置されたリーディ
ングシュー4及びトレーリングシュー5とを備えている
第6図に示すように、前記両シュー4,5はその各基端
部4a、5aを支点にして揺動可能に支持されており、
その遊端部4b、5b間にはカム部材6が介装されてい
る。第3図に示すように、カム部材6の軸部6aはブレ
ーキ腕3の基端部とスプライン噛合により結合されてお
り、ブレーキ腕3は軸部6aによりブレーキ板2に揺動
可能に支持されている。ブレーキ腕3は制動時に不図示
のブレーキケーブルによって矢印合方向に揺動可能で、
この揺動によってカム部材6が第6図の矢印方向に回転
してリーディングシュー4及びトレーリングシュー5を
ばね部材7の付勢力に抗して拡開させ、該両シュー4,
5のライニング4′。
5′をブレーキドラム8の内周面8aに圧接させるよう
に成っている。
第5図及び第6図に示すように、ブレーキ板2には、車
軸中心Paに関してカム部材6と対称な位置に1貫通孔
9aを有し、断面が略矩形の軸筒9が一体に形成されて
いる。軸筒9はブレーキ板2の内壁側で大きく突出して
おり、該軸筒9の先端部には、外側から貫通孔9aに向
かって進退自在にアンカ一部材10.10が貫通してい
る。各アンカ一部材10の内端は傾斜面10aとして、
その外端は座面1. Obとして夫々形成され、各座面
10b、10bにリーディングシュー4.トレーリング
シュー5の各基端部4a、5aが支持されている。アン
カ一部材10.10の各傾斜面10aには、雄螺子部材
11の楔形頭部11aがその傾斜面11bにて当接して
いる。この雄螺子部材11は、大径な楔形頭部11aと
、一部に螺子が形成された小径な軸棒11cとから成り
、楔形頭部11aが貫通孔9aの大径部に摺動自在に嵌
合し、軸棒11cの螺子が雌螺子部材12に螺合して該
軸棒11cの先端がブレーキ板2の外部に突出している
。雌螺子部材12の内端に形成された顎部12aは貫通
孔9aの段部に当接していると共に、その主筒部12b
は貫通孔9aの小径部に回転自在に嵌合しており、これ
によって雌螺子部材12は回転のみ可能で軸方向には変
位不能に成っている。
第3図及び第5図に示すように、雌螺子部材12がブレ
ーキ板2から外部に突出した部分にはラチェット車13
が外嵌しており、該ラチェット車13は雌螺子部材12
にピン14によって回り止めされている。雌螺子部材1
2には揺動板15が回転自在に外嵌している。該揺動板
15及びラチェット車13の離脱を防ぐ止め輪25が雌
螺子部材12に外嵌、係止されている。揺動板15の支
持部15aにはピン16によって送り爪17が回転自在
に支持されており、該送り爪17と支持部15aとの間
には、ラチェット車13の外周歯列13a (第1図を
参照)に噛合する方向に送り爪17を付勢するばね部材
18が介装されている。
また、ラチェット車13の側面には係止部材19が配置
されており、該係止部材19はブレーキ板2の外面に固
定されている。
第1図及び第2図に示すように、前記ラチェット車13
の外周には外周歯列13aが、その側面には外周歯列1
3aより歯数の多い鋸歯列13bが夫々形成されている
。外周歯列13aには、ラチェット車13を一方向(図
の反時計方向で、雄螺子部材11を第5図で右進させる
方向)に回転させる送り爪17の爪部17aが噛合可能
である。
また、鋸歯列13bには、前記ラチェット車13が前記
一方向とは逆の方向C図の時計方向)に回転するのを阻
止する係止部材19の弾性爪部19aが噛合している。
さらに、第3図及び第4図に示すように、前記ブレーキ
腕3と揺動板15とは連結棒21によって連結されてい
る。ブレーキ腕3は車体前方側に突部3aを有しており
、この突部3a先端の折曲部3bに連結棒21の一端側
が揺動且つ進退自在に貫通し、連結棒21の一端に形成
された圧潰頭部21aで抜は止め係止されている。また
、連結棒21の中間部に形成されたばね座21bと連結
棒21に外嵌した座金22との間には圧縮コイルスプリ
ング23が介装されており、該圧縮コイルスプリング2
3によって連結棒21は矢印B方向に付勢されている。
連結棒21の他端部21cはピン24によってB動板1
5に揺動自在に連結されている。
前記雌螺子部材12.雄螺子部材11及びアンカ一部材
10,1.0によって、前記ラチェット車13の一方向
への回転によりリーディングシュー4及びトレーリング
シュー5の基端部4a+5a若しくは遊端部4b、5b
の一方(この実施例では基端部4a、5a)を変位させ
、該両シュー4゜5をライニング4’ 、5’の消耗量
に応じて拡開させる変位機構26が構成されている。
第3図及び第5図に示すように、ラチェット車13、揺
動板15及び前記変位機構26を覆う樹脂製の蓋体27
が、密封材28を介して雄螺子部材11に外嵌している
。蓋体27の開放端は密封材20を介してブレーキ板2
の外壁面に押し付けられている。蓋体27の側壁の一部
には、連結棒21との干渉を避けるための切欠き27a
が形成されており、該切欠き27aには、一端が連結棒
21側に固定され、伸縮自在の保護部材29の他端が取
り付けられている。該保護部材29によって、前記ラチ
ェット車13.15及び変位機構26等が雨水や泥水等
から保護されている。
次に、上記構成を有するシュー間隙自動調整装置付き機
械式ドラムブレーキ1の動作を説明する。
車輌の走行中にブレーキペダルを踏んで制動すると、不
図示のブレーキケーブルが引かれてブレーキ腕3が第3
図の矢印入方向に揺動し、この揺動によりカム部材6が
第6図の矢印方向に回転してリーディングシュー4及び
トレーリングシュー5を拡開させ、これによってライニ
ング4’、5’がブレーキドラム8の内周面8aに強圧
で押し付けられ、所望の制動が実行される。一方、ブレ
ーキ腕3の揺動は圧縮コイルスプリング23及び連結棒
21を介して揺動板15に伝達され、該揺動板15もブ
レーキ腕3と同方向に揺動し、これによって送り爪17
が変位してその爪部17aがラチェット車13の外周歯
列13aに噛合するが、ライニング4’ 、5’の消耗
量が少ない場合には、送り爪17の変位量は、その爪部
17aが噛合する外周歯列13aの歯先から歯底に向か
って変位する程度で、送り爪17はラチェット車13を
前記一方向には回転しない。したがって、この場合には
、雄螺子部材11は第5図で右方向には前進せず、リー
ディングシュー4及びトレーリングシュー5は不動であ
り、前記シュー間隙は変化しない。
この状態で制動を解除すると、ブレーキ腕3が揺動位置
から第3図の原位置に復帰するため、カム部材6が回転
位置から第6図の原位置に復帰し、これによってリーデ
ィングシュー4及びトレーリングシュー5が拡開した位
置から原位置にばね部材7の付勢力により復帰して制動
が解除される。
一方、ブレーキ腕3の復帰により揺動板15も揺動位置
から第3図の原位置に復帰し、爪部17a。
がラチェット車13の外周歯列13aから離脱する方向
に送り爪17も原位置に復帰する。
ライニング4’ 、5’の消耗量が所定量具」二になる
と、制動時におけるブレーキ腕3の矢印六方向への揺動
量が大きくなるため、揺動板15の揺動量も大きくなり
、送り爪17の爪部17aがラチェット車13の外周歯
列13aに噛合し、係止部材19の弾性爪部19aが細
歯列13bの次の歯に噛み合う角度だけラチェット車1
3を前記一方向に回転させる。この回転により雌螺子部
材11が第5図で右方向に前進し、該雌螺子部材11の
楔形頭部11aの傾斜面11b、llbがアンカ一部材
10.10を軸WJ9の壁部から外側に押し出す方向に
変位させ、リーディングシュー4及びトレーリングシュ
ー5が拡開され、シュー間隙が適正な大きさに調整され
る。
この状態で制動を解除すると、ブレーキ腕3が揺動位置
から第3図の原位置に復帰するため、上記と同様にリー
ディングシュー4及びトレーリングシュー5が拡開した
位置から原位置に復帰して制動が解除される。一方、ブ
レーキ腕3の復帰により揺動板15も揺動位置から第3
図の原位置に復帰し、これによって爪部17aが外周歯
列13aの斜面に当接しながら戻り且つ該外周歯列13
aから離脱する方向に送り爪17が原位置に復帰する。
この時、ラチェット車13はその細歯列13bと係止部
材19の弾性爪部19aとの噛合により前記他方向への
回転が阻止されていると共に、該細歯列13bの歯数は
外周歯列13aより少なくて細歯列13bと弾性爪部1
9aとの間の遊びが小さいので、前記一方向に細歯列1
3bの1歯分だけ回転したラチェット車13が送り爪1
7の復帰時に該送り爪17と一緒に前記他方向に共回り
することはない。したがって、制動時に適正な大きさに
一旦調整されたシュー間隙が制動解除により適正値より
大きくなったりすることはない。
このようにして、送り爪17がラチェット車13を細歯
列13bの1歯分だけ回転させる程度まで、ブレーキ腕
3の揺動量がライニング4’ 、5’の消耗により増大
すると(ライニング4’ 、5’の消耗量が所定量以上
になると)、シュー間隙が制動時に適正な大きさに調整
される。すなわち、制動時におけるシュー間隙の調整量
は細歯列L3bの1歯分のラチェット車13の回転角で
決定される。
ここで、上記第1実施例の場合と送り爪の爪部及び係止
部材(ストッパ)の爪部がラチェット車の外周歯列に同
時に噛合している上記従来例の場合と、を比較してみる
と、細歯列13bの歯数を外周歯列13aの歯数の2倍
にした場合には、上記第1実施例における制動時のシュ
ー間隙のin量は上記従来例における調amの1/2と
なり、細歯列13bの歯数を外周歯列13aの歯数のN
倍にした場合には、シュー間隙の調整量は1/Nとなる
。すなわち、上記第1実施例においては、細歯列13b
の歯数を多くすることにより制動時のシュー間隙の調整
量を小さくすることができると共に、制動時に適正な大
きさに一旦調整されたシュー間隙が制動解除により適正
値より大きくなったりすることを防止できる。
なお、上記第1実施例では、前記細歯列13bをラチェ
ット車13の側面に一体的に形成したが、別体に形成し
た細歯列13bをラチェット車13の側面に取り付けて
もよい。
次に、本発明の第2実施例を第7図及び第8図に基づい
て説明する。
この第2実施例は、上記第1実施例における前記送り爪
17を、ラチェット車13の外周歯列13aに周方向に
異なる位置で噛合可能な2つの送り爪17□、17□で
構成したもので、他の構成は上記第1実施例と同様であ
る。
第8図に示すように、2つの送り爪17..17□は前
記揺動板15の支持部15aにピン16によって回転自
在に支持されており、送り爪17□と支持部15aとの
間及び送り爪17□と支持部15aとの間には、ラチェ
ット車13の外周歯列13aに噛合する方向に該両送り
爪17□、17.を夫々付勢するばね部材181,18
2が介装されている。
第7図に示すように、2つの送り爪171.17□は、
該両送り爪171,17□の各爪部が外周歯列13aに
周方向に異なる位置で噛合するように形成されていると
共にピン16に支持されている。
上記構成を有する第2実施例では、ライニング4’ 、
5’の消耗量が所定量以上になり、制動時における前記
ブレーキ腕3の矢印A方向への揺動量が大きくなると、
該ブレーキ腕3の揺動に連動して送り爪17□又は17
2のいずれか一方の爪部が外周歯列13aの歯底に、他
方の爪部が外周歯列13aの歯底に夫々当接しく第7図
では送り爪17□の爪部が歯底に、送り爪17□の爪部
が歯先に夫々当接している)、外周歯列13aの歯底に
噛み合っている送り爪17□又は17□の一方の爪部が
ラチェット車13を外周歯列13aの1歯分だけ前記一
方向に回転させることにより前記シュー間隙の調整が成
される。制動を解除すると、前記ブレーキ腕3の復帰に
より送り爪171又は17□の一方の爪部と外周歯列1
3aとの噛合が解除される。
再びライニング4’ 、5’の消耗量が所定量以上にな
り、制動によりブレーキ腕3が揺動した場合には、前回
において外周歯列13aの歯先に当接していた送り爪1
7□又は17□の他方の爪部が外周歯列13aの歯底に
当接すると共に、前回において外周歯列13aの歯底に
当接していた送り爪17□又は17□の一方の爪部が外
周歯列13aの歯先に当接し、上記と同様にしてラチェ
ット車13を外周歯列13aの1歯分だけ前記一方向に
回転させる。
このように、上記第2実施例の場合には、上記第1実施
例の場合と同様に制動時におけるシュー間隙の調整量は
側歯列13bの1歯分のラチェット車13の回転角で決
定されるのであるが、制動時に外周歯列13aに噛合す
る送り爪17の爪部が2つの送り爪17□及び17□の
間で交互に入れ替わるので、該両送り爪17□及び17
□の各爪部の間隔を前記側歯列13bのピッチと合致さ
せておくことにより、送り爪17□及び17□の各爪部
と外周歯列13aとの噛み合いを確実にすることが可能
となる。
なお、上記第2実施例では、送り爪17を2つの送り爪
17□、17□で構成したが、該送り爪17の数は2つ
に限定されるものではない。
次に1本発明の第3実施例を第9図及び第10図に基づ
いて説明する。
この第3実施例は、送り爪17を、ラチェット車13の
外周歯列13aに周方向に異なる位置で噛合可能な2つ
の弾性爪171o、17□。を有する弾性部材で形成し
たもので、他の構成は上記第1及び第2実施例と同様で
ある。ここで、送り爪17の取り付は部17.。は前記
揺動板15の支持部15aにねじ止めされている(図示
省略)。
この第3実施例の場合においても、上記第2実施例の場
合と同様に、制動時に外周歯列13aに噛合する送り爪
17の爪部が2つの弾性爪17.。。
17□。の間で交互に入れ替わるので、該両弾性爪17
1゜、172゜の各爪部の間隔を前記側歯列13bのピ
ッチと合致させておくことにより、弾性爪171゜及び
17□。の各爪部と外周歯列13aとの噛み合いを確実
にすることが可能となる。
(発明の効果) 本発明に係るシュー間隙自動調整装置付き機械式ドラム
ブレーキによれば、ラチェット車の外周に送り爪と噛合
可能な外周歯列を設けると共にその側面に前記外周歯列
より歯数の多い側歯列を設け、前記ラチェット車が前記
送り爪による送り方向とは逆の方向に回転するのを阻止
する係止部材を前記側歯列に噛合させて構成したことに
より。
制動時におけるシュー間隙の調整量は前記側歯列1歯分
のラチェット車13の回転角で決定されるので、シュー
間隙の調整量を小さくすることができ、且つラチェット
車と係止部材との噛合部の遊びが小さくなるので、制動
解除時における送り爪の復帰によるラチェット車の共回
りを防止し、常に適正なシュー間隙を維持することがで
きる。
さらに、本発明によれば、前記送り爪を、前記ラチェッ
ト車の外周歯列に周方向に異なる位置で噛合可能な複数
の爪で構成したことにより、制動時に外周歯列に噛合す
る爪部が複数の送り爪の各爪部間で交互に入れ替わるの
で、該各送り爪の爪部の間隔を前記鋸歯列のピッチと合
致させておくことにより、前記複数の各爪部と前記外周
歯列との噛み合いを確実にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本発明の第1実施例を示しており、
第1図は第1実施例の要部を示す斜視図。 第2図は同要部を示す平面図、第3図はシュー間隙自動
調整装置付き機械式ドラムブレーキをブレーキ板の外側
から見た要部断面図、第4図は第3図のIV−IV線に
沿う断面図、第5図は第3図の■−■線に沿う断面図、
第6図は第5図のVI−VI線に沿う断面図、第7図及
び第8図は本発明の第2実施例を示しており、第7図は
要部を示す平面図、第8図は第7図の■矢視図、第9図
及び第10図は本発明の第3実施例を示しており、第9
図は要部を示す平面図、第10図は第9図のX矢視図、
第11図は従来例の要部を示す平面図である。 1・・・シュー間隙自動調整装置付き機械式ドラムブレ
ーキ、2・・・ブレーキ板、3・・・ブレーキ腕、4・
・・リーディングシュー、4a・・・基端部1.4b・
・・遊端部、5・・・トレーリングシュー、5a・・・
基端部、5b・・・遊端部、4’ 、5’・・・ライニ
ング、6・・・カム部材、8・・・ブレーキドラム、1
3・・・ラチェット車、13a・・・外周歯列、13b
・・・鋸歯列、17・・・送り爪、19・・・係止部材
、171.17□・・・2つの送り爪(複数の爪)、1
7エ。、17□。・・・2つの弾性爪(複数の爪)、2
6・・・変位機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ブレーキドラムのブレーキ板に基端部を支点に揺動
    可能に支持されたリーディングシュー及びトレーリング
    シューと、該両シューの遊端部間に介装され、制動時に
    揺動するブレーキ腕により回転されて前記両シューを拡
    開させるカム部材と、前記ブレーキ腕の揺動により変位
    する送り爪が噛合可能で、前記両シューのライニングの
    消耗量に応じて前記送り爪により一方向に回転されるラ
    チェット車と、該ラチェット車の一方向への回転により
    前記基端部若しくは前記遊端部の一方を変位させて前記
    両シューを前記消耗量に応じて拡開させる変位機構とを
    備えて成るシュー間隙自動調整装置付き機械式ドラムブ
    レーキにおいて、 前記ラチェット車の外周に前記送り爪と噛合可能な外周
    歯列を設けると共にその側面に前記外周歯列より歯数の
    多い側歯列を設け、前記ラチェット車が前記一方向とは
    逆の方向に回転するのを阻止する係止部材を前記側歯列
    に噛合させて成ることを特徴とするシュー間隙自動調整
    装置付き機械式ドラムブレーキ。 2、前記送り爪を、前記ラチェット車の前記外周歯列に
    周方向に異なる位置で噛合可能な複数の爪で構成したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のシュー間
    隙自動調整装置付き機械式ドラムブレーキ。
JP23542286A 1986-10-01 1986-10-01 シユ−間隙自動調整装置付き機械式ドラムブレ−キ Pending JPS6388337A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0550180U (ja) * 1991-12-12 1993-07-02 曙ブレーキ工業株式会社 ドラムブレーキのオートアジャスタ装置
FR2778712A1 (fr) * 1998-05-14 1999-11-19 Bosch Syst Freinage Dispositif de rattrapage d'usure notamment pour un frein de vehicule
JP2003514205A (ja) * 1999-11-09 2003-04-15 ピィ・ビィ・アール・オーストラリア・プロプライエタリー・リミテッド アジャスタ支柱

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