JPS638813A - ロ−カルエリアネツトワ−クに於ける時刻統一方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数のシステムが存在するローカルエリアネッ
トワークの時刻統一方式に関し、更に詳細にはローカル
エリアネットワークの全てのシステムの時刻を統一する
ことができるローカルエリアネットワークの時刻統一方
式に関するものである。

〔従来の技術〕

複数のシステムが存在するローカルエリアネットワーク
に於いでは、各システムの状態と各システムが管理して
いる時刻とを対応して記録しておき、トラブル時の原因
解析に役立てるということが行なわれている。そして、
この場合、各システム間の状況を把握するには、各シス
テムが管理している時刻を統一しておくことが必要とな
る。

ところで、従来のローカルエリアネットワークに於ける
時刻管理は、例えば各システムに時計とクロックパルス
によってカウントアツプする計時用カウンタとを設け、
システム起動時等に時計の示す時刻を計時用カウンタに
セントすることにより、或いは各システム毎にクロック
パルスによってカウントアツプする計時用カウンタを設
け、システム起動時等に人手により現在時刻を計時用カ
ウンタにセットすることにより行なわれていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、上述した従来例には次のような問題点があった
。

即ち、各システムに時計とカウンタとを設ける方式は、
各時計の精度の違いにより各システムに於いて管理され
る時刻が異なるものとなる問題があるばかりか、各シス
テム毎に時計を設けなければならないため、高価になる
問題もある。また、各システムにカウンタを設け、人手
により現在時刻を入力する方式は、入力誤り、入力忘れ
等により、各システムに於いて管理する時刻が異なるも
のとなりやすい問題がある。このように、上述した従来
方式では、ローカルエリアネットワークの各システムの
時刻を統一することが困難であるため、各システムの状
態と各システムが管理している時刻とを対応して記録し
ておくようにしても、トラブル解析に役立たない場合が
ある問題があった。

本発明は、前述の如き問題点を解決したものであり、そ
の目的は経済的な構成でローカルエリアネットワークの
各システムの時刻を統一できるようにすることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は前述の如き問題点を解決するため、複数のシス
テムが存在するローカルエリアネットワークに於いて、 前記複数のシステムの内の１つのシステムに、標準時刻
を示す標準時計と、 咳標準時計が示す標準時刻を送出する時刻送出手段とを
設け、 他のシステムに、 時刻転送要求を送出する時刻転送要求送出手段と、 自システム内の時刻を制御する時刻制御手段とを設け、 前記性のシステムからの時刻転送要求を受信した場合、
時刻転送要求を発したシステムに対して前記標準時計が
示す標準時刻を送出するように前記標準時計を有するシ
ステムを構成し、前記標準時計を存するシステムからの
標準時刻を受信した場合、自システム内の時刻を受信し
た標準時刻と一致させるように前記時刻制御手段を構成
したものである。

〔作　用〕

標準時計を有していないシステムは、起動時など時刻を
セットアンプしたい場合、標準時計を有しているシステ
ムに時刻転送要求を送出する。標準時計を有しているシ
ステムは時刻転送要求を受信することにより、時刻転送
要求を送出したシステムに対し、標準時計が示す標準時
刻を送出する。

時刻転送要求を発したシステム内の時刻制御手段は標準
時刻を受信することにより、自システム内の時刻を受信
した標準時刻と一致させる。従って、ローカルエリアネ
ットワーク内のシステムの時刻を統一することができる
。

〔実施例〕

次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の実施例のブロック図であり、ループ状
のローカルエリアネットワークとブランチ状のローカル
エリアネットワークとからなるローカルエリアネットワ
ークに本発明を適用した場合についてのものである。

ループ状の伝送路４には、このローカルエリアネットワ
ークの中でただ一つ標準時計１１を有している大型計算
機からなるホストシステム１と、標準時計を有していな
い大型計算機からなるホストシステム２，３と、通信回
線５１を介して端末（図示せず）を制御する通信処理プ
ロセッサ５と、ゲ−トウエイプロセッサ６〜８とが接続
されており、ゲートウェイプロセッサ６〜８には端末６
２〜６５゜７２〜７７、８２〜８４、オフィスコンピュ
ータ６６、８５゜８６が接続されたブランチ状の伝送路
６１．７１．８１が接続されており、各装置は互いに通
信可能になっている。尚、ホストシステム２．３は標準
時計を有しておらず、これに関連する相違以外ははホス
トシステム１と同一の機能を有しているものである。

第２図は第１図に示したホストシステム１、ゲートウェ
イプロセッサ６及びオフィスコンピュータ６６の構成例
を示したブロック図である。

ホストシステム１は標準時計１１の示す標準時刻を読取
る標準時刻入力制御！１部１０１と、標準時刻人力制御
部１０１で読取った標準時刻に基づいて時刻の管理を行
なう時刻管理部１０２と、インタフェース制御部１０４
を介して受信したデータの解析及び時刻データの送信制
御を行なう制御部１０３と、ループ状の伝送路４とのイ
ンタフェースを制御するインクフェース制御部１０４と
から構成されている。

尚、時刻管理部１０２はクロックパルスによってカウン
トアツプする計時用カウンタに標準時刻入力制御部１０
１で読取うた標準時刻をセ７卜することにより、時刻管
理を行なっているものである。

また、ゲートウェイプロセッサ６はループ状の伝送路４
とのインタフェースを制御するインタフェース制御部６
０１　と、ブランチ状の伝送路６１とのインタフェース
を制御するインタフェース制御部６０２とから構成され
ている。

また、オフィスコンピュータ６６はブランチ状の伝送路
６１とのインタフェースを制御するインタフェース制御
部６６１と、ホストシステム１に対して時刻転送要求を
送出すると共にホストシステム１からの時刻データを受
信して時刻制御部６６３に加える時刻要求制御部６６２
と、時刻要求制御部６６２からの時刻データに基づいて
オフィスコンピュータ６６内の時刻を管理する時刻制御
部６６３とから構成されている。尚、時刻制御部６６３
は例えば、クロックパルスに従ってカウントアツプする
計時用カウンタに時刻要求制御部６６２からの時刻デー
タをセットすることにより、時刻のセットアンプ或いは
補正を行なっているものである。

また、第３図は第１図に示したローカルエリアネットワ
ークのホストシステム１とオフィスコンピュータ６６と
の間で送受信する時刻転送要求及び時刻データのデータ
形式を示した図であり、宛先アドレス及び送信元アドレ
スを格納するアドレス部と、このデータブロックの種類
（時刻転送要求であるか時刻データであるか）を示すデ
ータコードを格納するデータコード部と、標準時刻（時
。

分１秒）を格納する時刻部とから構成されている。

尚、送出するデータブロックが時刻転送要求である場合
には、データコード部に例えば４０　（１６１を格納し
、時刻データである場合には例えば８０　（１６１を格
納するものである。

次に、第２図、第３図を参照してブランチ状の伝送路６
１に接続されているオフィスコンピュータ６６に於ける
時刻処理を説明する。

オフィスコンピュータ６６は自システムに時計を持って
いないため、起動時等に時刻をセットアツプじたい場合
、或いは補正したい場合は、他システムで標準時計１１
を持っているホストシステム１に時刻転送要求を送出す
る必要がある。オフィスコンビエータ６６内の時刻要求
制御部６６２は、時刻をセントアップしたい場合は、宛
先アドレスをホストシステム１のアドレスとし、送信元
アドレスをオフィスコンピュータ６６のアドレスとした
第３図に示すデータ形式を有する時刻転送要求を作成し
、インタフェース制御部６６１を介してブランチ状の伝
送路６１に送出する。この時刻転送要求はゲートウェイ
プロセッサ６及びループ状の伝送路４を介してホストシ
ステム１に加えられる。

ホストシステム１内の制御部１０３は、インタフェース
制御部１０４を介して加えられたデータのデータコード
部を解析することにより、受信データが時刻転送要求で
あると判断すると、時刻管理部１０２にこの旨を通知す
る。時刻管理部１０２はこの通知を受けることにより、
標準時計１１が示す標準時刻を標準時計入力制御部１０
１を介して読込み、制御部１０３に加える。制御部１０
３は時刻管理部１０２から標準時刻が加えられると、時
刻部に該標準時刻を格納し、データコード部に８０　＋
１６１を格納し、アドレス部に宛先アドレスとしてオフ
ィスコンピュータ６６のアドレスを、送信元アドレスと
してホストシステム１のアドレスを格納した第３図に示
すデータ形式を有する時刻データを作成し、インタフェ
ース制御部１０４を介してループ状の伝送路４に送出す
る。この時刻データはゲートウェイプロセッサ６及びブ
ランチ状の伝送路６１を介してオフィスコンピュータ６
６に加えられる。

オフィスコンピュータ６６内゛の時刻要求制御部６６２
はインタフェース制御部６６１を介して加えられたデー
タのデータコード部を解析することにより、受信データ
が時刻データであると判断すると、受信した時刻データ
を時刻制御部６６３に加える０時刻制御部６６３は時刻
データが加えられると、前述した計時用カウンタ　（図
示せず）に時刻データをセットする。従って、オフィス
コンピュータ６６の時刻は、ホストシステム１の時刻と
同一のものとなる。

尚、上述した実施例に於いては説明しなかったが、ホス
トシステム２，３、オフィスコンピュータ８５，８６　
、端末６２〜６５．７２〜７７、８２〜８４にオフィス
コンピュータ６６と同一の構成を持たせることにより、
ローカルエリアネットワークの全てのシステムの時刻を
統一することが可能となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、ローカルエリアネット
ワークに存在する複数のシステムの内の１つのシステム
に標準時計と標準時計が示す標準時刻を送出する制御部
１０３．インタフェース制御部１０４等からなる時刻送
出手段とを設け、他のシステムにインタフェース制御部
６６１１時刻要求制御部６６２等からなる時刻転送要求
送出手段と自システム内の時刻を制御する時刻制御部６
６３等の時刻制御手段とを設けたものであり、標準時計
を有しているシステムは標準時計を有していないシステ
ムからの時刻転送要求を受信することにより標準時刻を
時刻転送要求を発したシステムに送出し、時刻転送要求
を発したシステムは標準時刻を受信することにより自シ
ステムの時刻を受信した標準時刻に一致させるものであ
るから、従来例に於いて生じやすかった時刻の入力誤り
、入力忘れをなくすことができ、従ってローカルエリア
ネットワーク内の時刻を確実に統一することができる利
点がある。また、本発明は、標準時計を有するのは１つ
のシステムだけであるので、構成を経済的なものとする
ことができる利点もある。

このように、本発明はローカルエリアネットワークの時
刻を確実に統一することができるものであるから、ロー
カルエリアネットワークの各システムの時刻を本発明方
式により管理すると共に、各システムの状態と各システ
ムが管理している時刻とを対応して記録しておけば、各
システム間の状況を確実に把握することが可能となり、
トラブル解析の有効な手助けとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のブロック図、第２図はホスト
システム１．ゲートウェイプロセッサ６、オフィスコン
ピュータ６６の構成例を示すブロック図及び、 第３図は時刻転送要求１時刻データのデータ形式図であ
る。 図に於いて、１〜３・・・ホストシステム、４，６１゜
７１．８１・・・伝送路、５・・・通信処理プロセッサ
、６〜８・・・ゲートウェイプロセッサ、１１・・・標
準時計、５１・・・通信回線、６２〜６５．７２〜７７
、８２〜８４・・・端末、１０１・・・標準時計入力制
御部、１０２・・・時刻管理部、１０３・・・制御部、
１０４，６０１，６０２，６６１はインタフェース制御
部、６６２・・・時刻要求制御部、６６３・・・時刻制
御部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数のシステムが存在するローカルエリアネットワーク
   に於いて、 前記複数のシステムの内の１つのシステムに、標準時刻
   を示す標準時計と、 該標準時計が示す標準時刻を送出する時刻送出手段とを
   設け、 他のシステムに、 時刻転送要求を送出する時刻転送要求送出手段と、 自システム内の時刻を制御する時刻制御手段とを設け、 前記標準時計を有するシステムは前記他のシステムから
   の時刻転送要求を受信することにより、時刻転送要求を
   発したシステムに対し、前記標準時計が示す標準時刻を
   送出し、 時刻転送要求を発したシステム内の時刻制御手段は前記
   標準時計を有するシステムからの標準時刻を受信するこ
   とにより、自システム内の時刻を受信した標準時刻と一
   致させることを特徴とするローカルエリアネットワーク
   に於ける時刻統一方式。