JPH0646731B2

JPH0646731B2 - デ−タ通信装置

Info

Publication number: JPH0646731B2
Application number: JP60284963A
Authority: JP
Inventors: 秀次原; 孝福西
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1985-12-18
Filing date: 1985-12-18
Publication date: 1994-06-15
Anticipated expiration: 2009-06-15
Also published as: JPS62143538A

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野本発明は、共通にアクセス可能なデータ伝送路に接続さ
れた任意の機器間のデータ通信装置に関する。

(ロ)従来技術１つのデータ伝送路に、多数の機器が接続されており、
それらのうち、任意の機器間で、データ転送を行なう場
合、一般にそれらの機器間に接続関係を設定し、その関
係を用いて透過的なデータ転送を行ない、接続関係を解
放する、という手順で行なう。ところが、こうしたデー
タ通信方式では機器間でのデータ転送が終了した後、デ
ータの送受信の行なわれないまま接続関係が維持されて
いると、他機器から、現在接続状態にあるいずれか一方
への接続要求があつても接続することができない。そこ
で、従来は送受信の行なわれない状態が一定時間以上続
くと、接続要求の有無に係わらず、接続関係を解放する
ようにしている。

しかし、このような方式では、他からの接続要求が無い
場合にも現在の接続関係を解放するので、現在の接続関
係を継続しようとすると、新たに接続関係を設定し直す
必要がある。また、接続関係の解放後、その接続関係を
設定する以前の接続状態に復載するのにも、新たに接続
関係を再設定する必要がある。

そこで、最近では、接続関係が設定されている機器間で
送受信のない状態が一定時間以上続いた後、他からの接
続要求があるときに限り現在の接続関係を解放し、接続
要求がないときは、現在の接続関係を維持することとし
ている。

一方こうした機器は通常上述した接続関係を設定すイン
ターフエイスとなるターミナルを介して伝送路に結ばれ
ている。ところで接続関係が設定されている機器がその
接続関係を解放するには従来、該機器からその機器のイ
ンターフエイスとなるターミナルにブレーク信号を送る
ことにより行つていた。このようなインターフエイスと
しては例えばＮＴＳ−１０（ＩＮＴＥＲＬＡＮ社製）が
ある。

ハ）発明が解決しようとする問題点ところが、上記ブレーク信号による解放方式はデータの
転送に制約を与えない点で有効であるが、接続される機
器がブレーク信号発生機構を有していることが必要とな
り適用出来ない機器が多い。

ニ）問題点を解決するための手段本発明はこのような点に鑑みて為されたものであつて、
各機器と伝送路の間にインターフエイス手段を介在さ
せ、このインターフエイス手段内には対応する機器との
接続関係を設定する接続制御部と機器から伝送路へ送り
出されるデータが無くなつてから所定問間カウントをす
るタイマ手段と伝送データの先頭に付される開始コード
と異なるコードが記憶されるコード記憶手段と、上記タ
イマ手段の所定時間計時後、機器からインターフエイス
手段へ送られて来たデータの最初のコードが上記コード
記憶手段に記憶されたコードと一致するかどうかを判別
する判別手段とを設け、この判別手段で一致が採られた
とき上記接続制御手段での接続状態を解放している。

ホ）作用機器からの伝送路へ送り出されるデータが無くなつてか
ら所定時間後に予め設定されたコードがインターフエイ
ス手段へ送られて来たとき、接続関係を解除するので、
ブレーク信号発生機構を有さなくても所定の規格のコー
ドを送ることで接続関係の開放がされるとともにデータ
の区切れで正確に接続の解放が行われる。

(ヘ)実施例以下、本発明の一実施例を図に沿つて説明する。

第２図は、本発明の一実施例であるターミナルサーバに
よる、パーソナルコンピユータの接続例である。第２図
において、(11)(12)(13)は端末機器として用いられるパ
ーソナルコンピユータであつて、文字キーを有するキー
入力部が設けられている。(14)(15)(16)は上記パーソナ
ルコンピユータ(11)(12)(13)に結ばれ、これ等のコンピ
ユータ(11)(12)(13)の通信を制御するインターフエイス
となるターミナルサーバ、(17)はこれ等のターミナルサ
ーバ(14)(15)(16)を結ぶ限定域内伝送ラインである。

一般に、こうした限定域内伝送システムにおいては、第
３図に示すようなパケットを交換することにより、機器
間の接続／切断を行ない、また、データの転送を行な
う。

第３図において、設定された接続関係は、接続識別番号
(21)と呼ばれるある番号により管理される。交換される
パケットはパケット識別子(22)により識別され、接続要
求パケット、接続応答パケット、拒否応答パケット、切
断要求パケット、切断応答パケット、割り込み接続要求
パケット、データパケットなどに、分類される。

機器間の接続関係を設定するには、まず、接続関係を持
ちたい機器に対して接続要求パケットを送信する。接続
要求を受けた機器は、既に他機器との間に接続関係が設
定されていれば拒否応答パケットを応答する。接続関係
が設定された後は、データパケットでデータの送受信を
行ない、データの送受信が終わつた後、こうした接続関
係の切断の必要に応じて切断要求、切断応答パケットに
より接続関係を解放する。

第４図は、ターミナルサーバの構成図である。(31)およ
び(32)は、ＲＳ−２３２Ｃ等の汎用インタフエースによ
り、端末装置やパーソナルコンピユータ等との入出力を
行なう入力部及び出力部である。(33)及び(34)は、限定
域内伝送システムで他のターミナルサーバとの間で第２
図に示したようなパケットの送受信を行なうパケット送
信部及びパケット受信部である。(35)は現在の接続状態
に関する情報例えば接続関係にある相手方のターミナル
サーバのアドレスや上記接続識別番号等を記憶する接続
情報記憶部、(36)はある一定時間内にパケットの送受信
が行なわれるかどうかを監視する無通話監視タイマであ
る。(37)は、入力部、パケット受信部からのコマンド及
び無通話監視タイマ(36)からの割り込みにより上記接続
情報記憶部(35)内の接続情報を書き替え、また、入力部
(31)、パケット受信部(34)からのデータを接続情報によ
り、パケット送信部(33)、出力部(32)に受け渡しする送
受信処理部である。次に、動作例を説明する。

第２図において、パーソナルコンピユータ(11)と(12)の
間でデータ転送を行なう場合、ターミナルサーバ(14)と
(15)の間に接続関係を設定する。そのために、パーソナ
ルコンピユータ(11)からのコマンドにより、ターミナル
サーバ(14)はターミナルサーバ(15)にパケット識別子と
して接続要求コマンドが付された接続要求パケットを送
信する。接続要求パケットを受信したターミナルサーバ
(15)の送受信処理部(37)は、接続情報記憶部(35)を調べ
て現在接続状態にないことを知り、ターミナルサーバ(1
4)との間に新たな接続関係を設定する。即ち、受信処理
部(37)で乱数的に接続識別番号を発生させ、こうした接
続識別番号に対応して上記ターミナルサーバ(14)のアド
レスを接続情報記憶部(35)内で記憶させる。その後、接
続識別番号に対応づけ、接続応答パケットをターミナル
サーバ(14)へ送信する。ターミナルサーバ(14)は、接続
応答パケットを受信すると、接続要求が受け入れられた
ことを知り、上記ターミナルサーバ(15)のアドレスを接
続識別番号に対応づけて接続情報記憶部(35)に記憶す
る。これによりターミナルサーバ(14)と(15)の間に接続
関係が設定され、パーソナルコンピユータ(11)(12)から
データを入力するだけでこれ等の間のデータ転送を行な
うことができる。

本実施例の特徴は、送受信のない状態が一定時間以上続
いたときの接続関係の変更にあり、以下に、動作を説明
する。

今、第２図において、パーソナルコンピユータ(11)とパ
ーソナルコンピユータ(12)の間に接続関係が設定されて
いてパーソナルコンピユータ(11)(12)でデータが与えら
れると、ターミナルサーバ(14)(15)で相手先のアドレス
が付されてパーソナルコンピユータ(12)(11)にそのデー
タが伝えられる。パーソナルコンピユータ(11)とパーソ
ナルコンピユータ(12)の間のデータ転送が中断すると、
その度にターミナルサーバ(14)(15)の無通話監視タイマ
(36)が働き、データ転送の再開をもつてこれ等無通話監
視タイマ(36)が再びセットされる。データ転送が終了す
ると、無通話監視タイマ(36)が再度働き、所定のカウン
ト後、このタイマ(36)がタイムアウトし、無通話監視状
態となつたことを接続情報記憶部(35)に記憶する（第５
図Ａ、Ｃ）。この状態は、現在の接続関係は解放してい
ないが、他からの接続要求があると、現在の接続関係を
解放して新たな接続関係を設定できる。

無通話監視状態でパーソナルコンピユータ(11)と(12)の
間のデータ転送が再開すると、両ターミナルサーバ(14)
(15)の接続情報記憶部(35)内を接続状態に復帰する（第
５図Ｂ）。一方、パーソナルコンピユータ(13)からパー
ソナルコンピユータ(11)への接続の必要が生じると、パ
ーソナルコンピユータ(13)からのコマンドにより、ター
ミナルサーバ(14)へ接続要求パケットが送られると、サ
ーバ(14)はターミナルサーバ(15)との間との間の接続関
係を解放し、新たにターミナルサーバ(16)との間の接続
関係を設定する（第５図Ｄ）。また、このパーソナルコ
ンピユータ(13)からの接続要求が割り込み接続要求であ
つた場合には、パーソナルコンピユータ(11)と(13)の間
の接続関係が解放された後、再びパーソナルコンピユー
タ(11)と(12)の間の接続関係が復帰する（第６図）。

即ち、各ターミナルサーバ(14)(15)(16)の接続情報記憶
部(35)には通常の接続相手先アドレスを記憶する接続ア
ドレス領域以外に割り込み要求があつた相手先のアドレ
スを記憶する割り込みアドレス領域があり、割り込み要
求があつたとき、この割り込み相手先のアドレスを割り
込み要求アドレスに記憶しておいて、割り込み相手先と
のデータの伝送を行い、割り込み処理が終了すると割り
込みアドレス領域内のアドレスを消去する。

第１図は本発明の特徴を示すターミナルサーバのさらに
詳しいブロック図を示し、第３図と同一部分には同一符
号を付してある。同図において、(40)は予め設定された
切換コードが記憶されるコード記憶部を示しパーソナル
コンピユータ(11)(12)(13)からの操作により種々な文字
が設定される。また、このコード記憶部(40)に設定され
る切換コードはパーソナルコンピユータ(11)(12)(13)か
ら送られて来る転送データの先頭部を表わす開始コード
と異なるコードが設定される。(41)はパーソナルコンピ
ユータ(11)(12)(13)側から送られてくる転送データが無
くなつた事を検知して所定時間の計時を行つた後、信号
を出力する転送終了検知タイマを示し、転送データの再
度の検出によりリセットされる。(42)は上記転送終了検
知タイマ(41)での計時が終了し転送終了が検知されてか
ら、再び送られてくる信号がコード記憶部(40)に記憶さ
れている切換コードと等しいかどうか比較する比較器、
(43)はパーソナルコンピユータからの指令や伝送路(17)
を介して送られてくる接続要求により、接続情報記憶部
(35)の内容を書き換えて接続状態を設定する接続制御部
であつて、上記比較器(42)からの一致信号や伝送路(17)
を介して送られて来る解放要求により、接続情報記憶部
(35)の接続情報を消却して接続モードから解放モードへ
の変更をする。

こうしたターミナルサーバ(14)(15)(16)において、接続
関係が接続情報記憶部(35)に定められた状態にあつては
転送データは先頭に必ず開始コードが付された状態で送
られてくる。このような転送データは接続情報記憶部(3
5)で定められた相手先へ送られる。このデータ転送時、
転送データ内にコード記憶部(40)に記憶されたコードが
含まれていても転送終了検知タイマ(41)はリセットされ
ていて比較器(42)は動作しない状態になつている。この
データ転送はパーソナルコンピユータ(11)(12)(13)から
の転送要求に応じて行われる。他方、データ転送終了後
タイマ(41)が所定の計時をしてからは比較器(42)は比較
動作可能状態になつているので、パーソナルコンピユー
タ(11)(12)(13)のキー入力部で切換コードを入力した
り、所定の切換プログラムで切換コードが発生されて、
この切換コードがパーソナルコンピユータ(11)(12)(13)
から送られて来ると、比較器(42)で一致が採られて一致
信号が接続制御部(43)へ与えられる。これによりこの接
続制御部(43)は接続情報記憶部(35)内の接続情報を消去
して接続状態を解放するとともに接続関係を設定してい
る相手先に解放要求をする。このようなパーソナルコン
ピユータ(11)(12)(13)からターミナルサーバ(15)(14)(1
6)へ送られる信号を第７図に示す。尚ここで、Ｅはデー
タ転送期間、Ｆはデータ準備期間、Ｇはタイマ期間、Ｈ
は接続解放判別期間である。

ト）発明の効果以上述べた如く、本発明データ通信装置は、端末機器か
ら伝送路へ送り出されるデータが無くなつてから所定時
間後に予め設定されたコードがインターフエイス手段へ
送られて来たとき、接続関係を解除するようにしている
ので、発生機構を有さなくても所定の規格のコードを送
ることで接続関係の開放がされるとともに、データの区
切れで正確に接続関係の解除が行え、汎用性が高く、正
確なモード切換の行えるデータ通信装置が提供出来る。

【図面の簡単な説明】第１図は本発明データ通信装置に使用されるターミナル
サーバの詳細なブロック図、第２図は本発明データ通信
装置のブロック図、第３図は伝送路を介してターミナル
サーバ間で交換されるパケットの状態模式図、第４図は
ターミナルサーバの概略ブロック図、第５図、第６図は
各機器間の接続状態を示す模式図、第７図はパーソナル
コンピユータからターミナルサーバへ送られる信号の転
送状態を示す模式図である。 (11)(12)(13)…パーソナルコンピユータ、(14)(15)(16)
…ターミナルサーバ、(17)…伝送路、(35)…接続情報記
憶部、(36)…無通話監視タイマ、(37)…送受信処理部、
(40)…コード記憶部、(41)…転送終了検知タイマ、(42)
…比較器。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】共通にアクセス可能なデータ伝送路に接続
された機器間の通信で、任意の２機器間で予め設定され
た接続関係を用いてデータの透過的な転送を行うデータ
通信方式において、上記各機器と伝送路間には対応する
機器との接続関係を設定するインターフエイス手段を設
け、このインターフエイス手段内には対応する機器との
接続関係の設定、解除を制御する接続制御部と、機器か
ら伝送路へ送り出されるデータが無くなつてから所定時
間計時をするタイマ手段と、伝送データの先頭に付され
る開始コードと異なるコードが記憶されるコード記憶手
段と、上記タイマ手段の所定時間計時後、機器からイン
ターフエイス手段へ送られて来たデータの最初のコード
が上記コード記憶手段に記憶されたコードと一致するか
どうかを判別する判別手段と、を設け、この判別手段で
一致が採られたとき上記接続制御手段での接続状態を解
放することを特徴としたデータ通信装置。