JPS638800Y2 - - Google Patents

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JPS638800Y2
JPS638800Y2 JP1982063302U JP6330282U JPS638800Y2 JP S638800 Y2 JPS638800 Y2 JP S638800Y2 JP 1982063302 U JP1982063302 U JP 1982063302U JP 6330282 U JP6330282 U JP 6330282U JP S638800 Y2 JPS638800 Y2 JP S638800Y2
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JP
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tail
air
paper
roll
guide
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JP1982063302U
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JPS58168599U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 従来抄紙機では、運転開始時、又は通常運転中
に断紙した場合、全ロールを高速の運転速度で回
転させながら、細巾の湿紙(テール)を通してい
く運転方法が行なわれている。また湿紙より水を
脱水するプレスパートより湿紙を乾燥させるドラ
イヤパートのテール通し部を第1図に示す。
第1図に於いてワイヤパートより送られてきた
テール9を、エアノズルをもつキヤリヤゼツト1
0によりプレストツプロール1から剥ぎ取り、プ
レスパートペーパーロール3とドライヤロール4
間に設けられたエア吹出口を持つテールシユータ
ー13からの吹出しエアにより、ドライヤロール
4とキヤンバス8間に挾み込ませる。またプレス
パートより移行されたテール9はドライヤロール
ドクター6によりはぎとられ、9bの如く下方に
落下する。なお、5はドクターである。
この様な状態に於いて、ドライヤパート群内に
テールを進めるために、従来はドライヤパートに
設けられている2本のロープ12に挾み込ませる
ため、手作業によりテールの巾寄せ作業を行なつ
ていた。またテールがドライパート全群及びリー
ルまで通つたのち、ワイヤパート上のノズルカツ
ターを、紙巾方向に移動させて全巾に拡げてい
た。
さてプレスパートとドライヤパート間では、第
1図に於ける毛布7、キヤンバス8、ドライヤロ
ール4等に沿つて流れるエア、及びキヤリヤゼツ
ト10及びテールシユーター13のエアが互に干
渉し合い、安定的にテール9をプレスパートより
ドライヤパートに移行させるのに非常に手間取つ
ていた。この傾向は軽量紙、高速マシン程大き
い。
またドライヤロール4とキヤンバス8間にテー
ル9を挾み込んだ後、ロープ12にテールを挾み
込む作業が作業員の手作業となつていたが、これ
は、非常に危険な作業であつた。
プレス後の湿紙の強度は弱く、非常にテールは
切れ易く、素早くテールを通すためには相当の熟
練が要求される。しかも高速マシン程断紙は多
く、従つて通紙作業に相当な時間がかかると共
に、回数が増える。この様な状態は作業員の危険
作業が長時間に及ぶことになり、安全環境上問題
であつた。
また長時間にわたりリールに紙が巻けない場合
は、テール以外の残つた全巾の紙はクーチピツト
又はプレスピツトに落しており、回収能力を越え
て、時にマシンをストツプさせざるを得ないケー
スがよくあつた。
本考案は前記従来の欠点を解消するために提案
されたもので、テールの運搬に上下2枚のシユー
ト板を設けて、周りのフエルト、キヤンバス等か
らエアの流れをカツトし、安定的にキヤンバスと
ドライヤロール間にテールを移行させると共に、
手作業によるロープへのテールの挾み込み作業を
機械化し、ロープに挾み込んだ後は断紙をなくす
ために素早く退却するようにした抄紙機の通紙装
置を提供せんとするものである。
以下本考案の実施例を図面について説明する
と、第2図は本考案による通紙装置の配置図、第
3図は本装置の上部シユーターの部品構成図、第
4図は作動説明図、第5図はテール巾寄せ装置の
テールガイドを回転させる場合の詳細図、第6図
は本装置を使用する場合のエア系統図の1例を示
す。なお、第2図〜第6図において第1図と同一
部分は同一の符号にて示すことにする。また図に
おいて符号1〜12までは第1図と同じであるの
で、ここではそれらの説明を省略する。
さて第2図において、第1図と相違する点は上
方シユーター14と下方シユーター14′を設け
た点であり、それぞれのシユーターにはエア吹出
孔をもつエア吹出管15a,15bを2本以上設
け、上方シユーター14はさらにエアノズルをも
つキヤリヤゼツト10及びテール巾寄せ装置16
が設けられている。
次に第3図及び第4図において、テール巾寄せ
装置16はテールをロープ12に挾み込むための
テールガイド17、圧縮バネ18、エアシリンダ
19及び平行リンク20の基本部品から構成され
ており、同テールガイド17は、平行リンク20
の上下の二辺に枢着されて垂下しており、エアシ
リンダ19で平行リンク20を縦長平行四辺形か
ら横長平行四辺形に圧縮バネ18を圧縮しながら
変形させることにより、休止位置から通紙位置に
移動してテール9に近ずくようになつている。な
お、lはテール巾、Lは紙の全巾を示す。また第
5図はテールガイド17を回転させる構造を示
し、複数の羽根21を有し、ベアリング22によ
り同テールガイド17はサポートされている。更
にテールガイド17を回転させるエア23の通路
としてのカバー24から構成されている。なお、
25はエアシリンダである。
次に作用を説明すると、前段プレスより送られ
てきたテール9はトツプロール1に巻き付き、ド
クター5で剥ぎ取られる。即ち、このテール9を
ドライヤパートに移行させるために、キヤリヤゼ
ツト10のノズルよりエアを吹き出し、テール9
をトツプロール1から9aの如く剥ぎ取る。
次に上下のシユーター14,14′に設けられ
たエア供給管15a,15bよりエアを吹き出
し、テール9をドライヤロール4とキヤンバス8
の間に挾み込ませる。これによりテール9はドラ
イヤロール4に巻き付き、ドクター6で剥ぎ取ら
れ、9bの如く落下する。
次に羽根21にエア23を吹き付け、テールガ
イド17を回転させる。この場合エア圧力及びエ
ア量の調整により運転速度に適合した回転が可能
なため、紙力の弱い場合でも効率よくロープ12
に挾み込むことが出来る。
ここでエアシリンダ19に給気し、平行リンク
20を縦長平行四辺形から横長平行四辺形に圧縮
バネ18を圧縮して変形させることにより、テー
ルガイド17を休止位置より2点鎖線で示す通紙
位置に移動させ、前記の如く作動させて2本のロ
ープ12にテール9を挾み込ませる。このとき平
行リンク20で圧縮される圧縮バネ18のバネ力
が増大することによりテール9に近ずくほどテー
ルガイド17の移動速度はゆつくりとなる。
次にエアシリンダ19への給気を停止し、排気
を行なう。又同時にサイドロールをテールより離
脱させるためにエアシリンダ25に給気して、上
部シユーター14を上方に退去させる。この場
合、離脱速度を早めるために圧縮バネ18が有効
に作用する。なお、テールガイド回転用の羽根2
1はシユーター14より上方に設置されているの
で、上下のシユーター14,14′間のエアの流
れを掻きみだすことはない。またテールガイド1
7の休止位置は、シユーターより上部に設けるた
めシートの邪魔にならない。
次に第6図について説明すると、本装置に使用
するエアは脱湿及びオイルを除いたエツセンシヤ
ルエアが望ましく、図中のEAHはエツセンシヤ
ルエアヘツダーを示す。また必要な計装部品とし
ては、エア圧決定用の減圧弁26及びエアの切換
えを行なう切換弁27である。切換弁27は電磁
弁、手動弁、エア切換弁の何れでも良いが、自動
通紙をより容易にする意味から電磁弁の使用が最
も望ましい。なお、図中28は止弁、29はフイ
ルター、30はオイラー、31はスピードコント
ローラ、32はテールガイドロータ、33はゲー
ジである。
次に第7図及び第8図は、トツプロール1及び
ドライヤロール4のドクター5,6部にテール有
無検出装置を付加してなるものである。
先ず第7図では、トツプロール1でのテール9
aの有無を、テール9aによりバネ34に抗して
移動するアーム35により作動するリミツトスイ
ツチ36により検知後、キヤリヤゼツト10にエ
アを送り、テール9aをトツプロール1より剥ぎ
取る。
また第8図では、ドライヤロール4でのテール
9bの有無を、テール9bによりバネ37に抗し
て移動するアーム38により作動するリミツトス
イツチ39にて検知し、テール9bがなければシ
リンダ19のエアを排出し、上方シユーター14
を退転させる。さて以上の第7図及び第8図の装
置を付加することにより、通紙作業の自動化を行
なうことができ、さらに省力化が計れる。
以上詳細に説明した如く本考案は、テールが上
下2枚のシユータに挾み込まれているため、テー
ルは安定してドライヤパートに送られる。またエ
アの給排気は、全て遠隔操作で行なえるため、作
業員を危険作業から開放出来る。
また本考案では回転可能なテールガイドが、平
行リンクの上下の二辺に枢着されて垂下してお
り、上部のエアシリンダで前記平行リンクを縦長
平行四辺形から横長平行四辺形に圧縮バネを圧縮
しながら変形させることにより、休止位置から通
紙位置に移動してテールに近ずくように構成され
ているので、テールに近ずくほど圧縮バネのバネ
力が増大するためテールガイドの移動速度はゆつ
くりとなり、紙力の弱い湿紙に接触する時ソフト
タツチになつて紙切れの虞れを避けることができ
る。またテールガイドは、テールがロープに挾み
込まれた後は、圧縮バネの復元力で平行リンクを
介して迅速にテールから離れ、テールに対する影
響を極力減ずることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の抄紙機通紙装置の1例を示す側
面図、第2図は本考案の実施例を示す抄紙機通紙
装置の側面図、第3図は第2図におけるテール巾
寄せ装置の側面図、第4図は第2図Z矢視拡大
図、第5図は第3図におけるテールガイドの1部
断面詳細図、第6図は第2図におけるエア系統
図、第7図及び第8図は夫々第2図のトツプロー
ル及びドライヤロールのドクター部に付加するテ
ール有無検出装置の側面図である。 図の主要部分の説明、1……トツプロール、3
……プレスパートペーパーロール、4……ドライ
ヤロール、5……ドクター、6……ドクター、8
……キヤンバス、9,9a,9b……テール、1
0……キヤリヤゼツト、12……ロープ、14…
…上方シユート板、14′……下方シユート板、
15a,15b……エア吹出管、16……テール
巾寄せ装置、17……テールガイド、18……圧
縮バネ、19……エアシリンダ、20……リン
ク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレストツプロールからテールを剥ぎ取り、キ
    ヤンバスとドライヤロール間にテールを挾み込ま
    せる通紙装置において、同テールを上下に挾んで
    夫々複数のエア吹出管を有する上下2枚のシユー
    ト板を設けると共に、同上方のシユート板にはエ
    アノズルを持つキヤリヤゼツトと、休止位置と通
    紙位置間を移動するテール巾寄せ装置を有し、同
    テール巾寄せ装置は、テールをロープに挾み込む
    ためのテールガイド、圧縮バネ、エアシリンダ及
    び平行リンクよりなり、同テールガイドは、回転
    可能で、前記平行リンクの上下の二辺に枢着され
    て垂下しており、エアシリンダで前記平行リンク
    を縦長平行四辺形から、横長平行四辺形に圧縮バ
    ネを圧縮しながら変形させることにより、休止位
    置から通紙位置に移動してテールに近ずくように
    構成してなることを特徴とする抄紙機の通紙装
    置。
JP6330282U 1982-04-30 1982-04-30 抄紙機の通紙装置 Granted JPS58168599U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6330282U JPS58168599U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 抄紙機の通紙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6330282U JPS58168599U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 抄紙機の通紙装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58168599U JPS58168599U (ja) 1983-11-10
JPS638800Y2 true JPS638800Y2 (ja) 1988-03-16

Family

ID=30073409

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6330282U Granted JPS58168599U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 抄紙機の通紙装置

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JP (1) JPS58168599U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4735762U (ja) * 1971-05-08 1972-12-20
JPS5642716A (en) * 1979-08-14 1981-04-21 Kleinewefers Gmbh Magnetically adjusting device for deflection of rotating unit especially for calender roll

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4735762U (ja) * 1971-05-08 1972-12-20
JPS5642716A (en) * 1979-08-14 1981-04-21 Kleinewefers Gmbh Magnetically adjusting device for deflection of rotating unit especially for calender roll

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JPS58168599U (ja) 1983-11-10

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