JPS6387679A - 光学的記録媒体の保護部材被覆装置及び光学的情報記録読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光学的記録媒体の保護部材被覆装置及び光学的
情報記録読取装置に関する。

特には、携帯用の光学的記録媒体を破損やごみ付着並び
に環境劣化等から保護するために光学的記録媒体に保護
部材を被覆する装置及び光学的記録媒体に保護部材を被
覆する手段を有する光学的情報読取装置に関する。

〔従来の技術〕

医療事務や金融取引等において必要な多量の情報を簡易
に記録しかつ読取ることかできる携帯用の光学的記録媒
体が提案されている。

又、かかる光学的記録媒体を用いて情報の記録読取又は
記録若しくは読取を行なうために光学的情報記録読取装
置が開発されている。

ところで、従来、光学的記録媒体は基板上に記録層が全
部又は一部形成され、さらに、記ｇ３層の上に（必要に
応じて基板裏面上にも）例えはポリカーボネート、又は
エポキシ樹脂である透明合成樹脂が被膜され、損傷、ゴ
ミ付着等の防止を図っている。

かかる光学的記録媒体への情報の記録は前記透明合成樹
脂の被膜を通じて、光ビーム（好適にはレーザビーム）
を情報信号に応じて記録層表面に照射し、照射点に光化
学変化或は熱溶融を生ぜしめ、ドツト或はピットを形成
することにより行なわれる。

又、情報の読取は透明合成樹脂の被膜を通じて、読取用
光ビーム（好適にはレーザビーム）を記録層表面に照射
し、ピット（ドツト）部と非ビット（ドツト）部におけ
る反射光の強弱を受光素子により検出することにより行
なわれる。

ところて、光学的記録読取方式の場合、記録媒体に傷や
ゴミがついていると、光ビームの進行を妨げ、記録又は
読取が正確に行なわれることが阻害されるから、記録時
又は読取時においては、記録媒体に傷や汚れがないこと
が要求される。

しかしなから、透明合成樹脂の被膜が薄けれは、記録媒
体に対する損傷防止の効果はな（、だからといって、被
膜を厚くすれば、損傷は防止できても、柔軟性を失い曲
げ衝撃等にもろくなり、その結果、被膜の表面及び内部
に大小のひび割れ（クラック）が生じ、結局、損傷と同
様の弊害が生じている。

又、記録媒体自体への油滴やゴミの付着は回避できても
、透明合成樹脂の膜表面に付着する油滴、指紋、ゴミ等
は避けられず、これによっても正確な記録及び読取が阻
害されている。

更に、かかる記録媒体の記録層を構成する記録材料は温
度や湿度による影響を非常に受けやすく、高温多湿の環
境下ではピットの形状等か変形し誤信号の原因となって
いたが、かかる弊害、は前記透明合成樹脂の被膜処理だ
けでは解消されていない。

上記諸弊害に対する別の解決策として、光記録媒体をケ
ースに収納して携帯することが考えられる。

しかしながら、ケースに収納する手段は破損防止には有
用ではあるが、ゴミの付着防止に対してはあまり有用な
手段とはいえない。

更に、定期入れや札入れに入れて携帯するにはケースで
は不便である。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は上記従来技術のかかる欠点を解消することを目
的とするものである。

すなわち、本発明の目的は光学的記録媒体を特に携帯時
における種々のゴミ、ホコリ、機械的衝撃、環境（温度
・湿度等）から保護し、その品質を保持するために、前
記記録媒体を清浄にした後に、前記記録媒体に剥離可能
な保護部材を被覆する保護部材を被覆する保護部材被覆
装置を提供することにある。

本発明の別の目的は情報の記録又は読取を行なった後、
再び光学的記録媒体に剥離可能な保護部材を被覆する保
護部材被覆手段を備えた光学的情報記録読取装置を提供
することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明による光学的記録担体の保護部材被覆装置は光学
的記録媒体の少なくとも一面を清浄にするクリーニング
手段■宥リーニング手段によって清浄にされた記録媒体
の少なくとも一面に剥離可能な保護部材を被覆する保護
部材被覆手段を有することを特徴とするものである。

又、本発明による光学的情報記録読取装置は光学的に情
報の記録又は読取を行なう光学的情報記録読取手段、光
学的記録媒体の少なくとも一面を清浄にするクリーニン
グ手段、クリーニング手段によって清浄にされた記録媒
体の少なくとも一面に剥離可能な保護部材を被覆する保
護部材被覆手段を有することを特徴とするものである。

なお、本発明において光学的情報記録読取装置手段とは
光学的手段により情報の記録及び／又は読取を行なう装
置（手段）をいう。

上記のような光学的記録媒体の保護部材被覆装置又は手
段は具体的には以下の場合に使用ずれは特に有用である
。

すなわち、光学的記録媒体の使用後（情報の記録又は読
取後）、定期券入れ等に収納する前に、前記保護部材被
覆装置又は手段を用いて、前記記録媒体を剥離可能な保
護部材で被覆する。

かくして前記記録媒体は長期間の携帯によっても、品質
が劣化することもなく、清浄性が失われることもなく、
記録読取時においてエラー発生を防止できるものである
。

本発明の装置において、使用される保護部材は被覆後、
必要に応じて記録媒体上の記録ピット等を損うことなく
容易に剥離可能なものてなければならない。何故なら、
再び、情報の記録又は読取を行なう際には、保護部材を
剥離して使用しなければならないからである。

なお、本発明による装置によらず、市販のバッキング装
置を転用して半自動的に保護部材を被覆することも考え
られるが、個人差による出来不出来が生し、又不手際に
よる破損事故を起こしやすい等の欠点がある。

更に、被覆する直前に、記録媒体を充分に洗浄処理して
も、クリーニング手段と被覆手段とか一つの装置内にお
いて搬送手段により一体的有機的に連結していなければ
被覆時においてゴミ等の混入は避けられないものである
。

以下、図を参照しながら本発明の好適な実施例を説明す
る。

第２図は携帯用の代表的な光学的記録媒体の概略平面図
である。

第２図に示す光学的記録媒体１の形状は長方形（カード
状）であるが、これに限定するものではなく、円形（デ
ィスク状）のものでもよい。

１ａは記録領域であり、代表的には感熱記録材料から構
成される領域である。１ｂは非記録領域で、記録読取が
行なわれない領域である。

第３図は光学的記録媒体の片面が保護部材２によって部
分的に被覆されている状態を示す概略図である。光学的
記録媒体１は保護部材２によって被覆された状態て携帯
され、保存されるが、使用に際しては保護部材２は剥離
され廃棄される。

保護部材２に突出部分３を設けであるのは突出部分３を
指でつかんで容易に剥離しつるようにしたものである。

第１図は本発明の実施例に係る光学的記録媒体の保護部
材被覆装置の概略構成図である。

１５は装置外装、４は光学的記録媒体１の挿入口、５は
記録媒体１の挿入を検知する手段であるフォトセンサー
である。挿入検知手段５により記録媒体１の挿入が検知
されると、後述する搬送ローラー７が回転し、記録媒体
１が搬送される。６は記録媒体表面に付着したゴミ等を
除去するための第１のクリーニング手段であるブラシで
ある。ブラシ６は静電除去の機能をも有している。７は
記録媒体１を搬送するための搬送ローラー、８は記録媒
体の押圧ローラーである。搬送ローラー７と押圧ローラ
ー８で記録媒体の両側を挾み、記録媒体１を挿入部から
クリーニング手段へ、クリーニング手段から保護部材被
覆手段へと順次搬送するためのものである。

他の構成例として、記録媒体は静止したままでクリーニ
ング手段、保護部材被覆手段が搬送されてくるようにし
てもよい。９は第２のクリーニング手段であるクリーニ
ングローラーである。

ブラシ６ては除去できなかった強固なゴミ、油、指紋等
を回転しながら除去するものである。

軸１１は保護部材２を巻き取る軸である。

保護部材２は第４図に示すようにテープ状の基体１０に
粘着した状態で軸１１に巻き取られる。保護部材２の好
適な材料としては例えば低粘着性のポリエチレン等の合
成樹脂シート、例えばアルミ、銅等の金属シート、ガラ
ス板、及び紙等が挙げられる。

これらの材料シートは化学処理、熱処理等により粘着性
を有する場合には粘着剤を介せずに直接、記録媒体に粘
着被覆することが可能である。しかしながら、上記以外
の場合には低粘着剤を介して被覆される。

軸１２は軸１１と同方向に回転する基体１０を巻き取る
軸である。１３は遊びローラーであり、基体１０は遊び
ローラー１３に沿って曲げられるが、保護部材２は曲げ
られず剥離される。

これは、保護部材２の腰の強さが基体１０との粘着力に
打勝つためである。

かくして、例えば、ポリエチレンシートである保護部材
２が基体１０から剥離され、搬送されてきた記録媒体１
の表面に付着し、更に、搬送ローラー７０と押圧ローラ
ー８０の間を通過することにより密着被覆が完了する。

密着の程度は、容易に剥離しつる程度である。なお、必
ずしも、記録媒体１の表面全体に密着する必要はなく、
部分的な密着、例えば記録媒体周縁部のみの密着でもよ
い。保護部材２による密着被覆が完了した記録媒体１は
排出口１４から排出される。

なお、別の構成例として挿入口４と排出口１４を同一に
することも可能である。

上記において、電気駆動系の説明は省略したが、公知の
制御回路系によりシーケンシャルに駆動されるものであ
る。

第５図は本発明の別の実施例に係る保護部材被覆装置の
概略構成図である。

該装置により保護部材を被覆された光学的記録媒体の概
略平面図を第６図に、概略側断面図を第７図に示す。

５０は記録媒体１の挿入検知手段として用いたマイクロ
スイッチである。２０は２つ折りにされた保護部材であ
って、例えば合成樹脂シートからなるものである。記録
媒体１は２つ折りにされた保護部材２０に包まれた後、
例えば加熱溶着処理、化学溶着処理、機械的接着処理等
により、密閉封入される。保護部材２０は第５図に示す
如く、相当枚数分重ねられて収納されている。挿入口４
から挿入された記録媒体１はまず、マイクロスイッチ５
０により検知され、検知信号を発する。該検知信号を受
けた不図示の駆動手段が搬送ローラー７を回転始動せし
める。これにより記録媒体１は装置１５の内部へ搬送さ
れ、まず、クリーニングブラシ６及びクリーニングロー
ラー９により面を清浄にされた後、第５図に示す如く２
つ折りにされた保護部材２０に包みこまれる。記録媒体
１は保護部材２０に包みこまれた後も更に搬送され、加
熱ローラー１７に達したところで、最終的に保護部材に
より密閉封入される。すなわち、保護部材２０として用
いた合成樹脂シートが加熱ローラー１７により加熱され
、その結果、合成樹脂シートの両面又は合成樹脂シート
と記録媒体面との間て溶着が行なわれる。なお、密閉封
入の手段としては、前述のように熱溶着に限らず、容易
に剥離しつるものであれば化学溶着、機械的圧着その他
の方法によってもよい。

かくして、記録媒体１は保護部材２０により被覆された
後、排出口１４より排出される。

なお、保護部材２０を溶着ないしは圧着するに際しては
、保護部材２０のはみだし部１８は溶着ないしは圧着が
行なわれないように処置することが好ましい。はみだし
部１８は記録読取を行なう場合等、まず保護部材２０を
剥離しなければならないが手で引張って、剥離しやすい
ように設けられたものである。

第８図は本発明の実施例に係る光学的情報記録読取装置
の概略構成図である。

上記光学的情報記録読取装置は基本的に光学的情報記録
読取手段、クリーニング手段及び保護部材被覆手段によ
り構成される。

上記構成において、まず、記録媒体として用いた光カー
ド１００から保護部材２を剥離して、光カード１００を
挿入口４から挿入する。

挿入された光カード１００はフォトセンサー５によって
検知され、送りローラー７が回転駆動を始め、光カード
１００は装置内へ搬送される。

光カード１００は静電除去ブラシ６、及びクリーニング
ローラー９で清浄にされた後、公知の光学的情報記録読
取手段の位置まで搬送され、そこで情報の記録又は読取
が行なわれる。

公知の光学的情報記録読取手段のうち、１９は記録又は
読取を行なうための光学系からなる光学ヘッドである。

２０は送りローラー、８は抑圧ローラーであり、光カー
ド１００を情報トラック方向（この場合、カードの長手
方向）に適宜、往復駆動させながら、記録又は読取を行
なう。

２１は光カード１００を往復駆動させるために光カード
端その他のマークを検知し反転させる反転検知手段とし
て用いられるフォトセンサーである。

光カードにおいては、情報トラックは直線状に形成され
、この様な情報トラックはカード表面の所定の領域にて
平行に多数本配列されている。

従って、光カードを記録媒体とする情報記録読取装置に
おいては、光ビームスポットは光カード表面上にて情報
トラックの方向に相対的に連続移動せしめられ、この際
に情報の記録または読取が行なわれ、所定の距離の移動
の後には光ビームスポットは光カード表面上にて上記情
報トラックの方向を横切る方向に相対的に所定距離移動
せしめられ、この際には情報の記録または読取は行なわ
れず、次いで再び上記情報トラックの方向に相対的に連
続移動せしめられ、この際に情報の記録または読取が行
なわれ、以下同様にして情報トラックの方向の相対的移
動と該方向を横切る方向の相対的移動とが交互に所望の
回数ａ返される。

記録又は読取を終了した光カード１ｏｏは、さらに搬送
され、第１図を参照して説明した実施例と同様の工程を
経て、保護部材２が被覆された状態で排出口１４から排
出される。

かくして、上述の装置により、光カード１００を被覆し
た保護部材２は光カードの携帯時であっても、次の記録
又は読取までの間、ゴミ、傷、温度湿度等から光カード
を保護することができるものである。

なお、クリーニング手段としては実施例に示したものに
限定するものではなく、真空吸着方式、湿式クリーニン
グその他の手段でもよい。

又、携帯用の光学的記録媒体としては上述した光カード
に限定するものではなく、光ディスクその他の形状のも
のでもよい。

本発明の装置においては必要に応じて保護部材の自動剥
離手段を記録媒体の挿入口直後に付加することも可能で
ある。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかのように本発明によれば、記録媒
体のクリーニング手段と保護部材被覆手段とが一つの装
置内に有機的に連結して構成されるから、手作業による
クリーニングや被覆の場合のように出来不出来、不手際
、煩雑さ等の弊害がなく、又、せっかくクリーニングを
行なっても、保護部材を被覆するまでの間に再びゴミや
指紋等が付着するといった弊害を除去でき、したがって
、清浄な光学的記録媒体のまま保護部材を被覆できるの
で、被覆することが実質的に有効となる。

又、本発明によれば、情報の記録又は読取を行なった後
、自動的に携帯用の光学的記録媒体をクリーニングし、
次いで保護部材が被覆されるので、労力、時間を節約で
き、かつ清浄な光学的記録媒体の状態で保護部材を被覆
できるので、著しく被覆効率を向上させることができる
。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明に係る光学的記録媒体の保護部材被覆装
置の概略構成図である。 第２図は携帯用の光学的記録媒体の概略平面図である。 第３図は保護部材によって被覆された光学的記録媒体の
概略図である。 第４図は保護部材が粘着しているテープ状の基体を示す
概略図である。 第５図は本発明に係る別の保護部材被覆装置の概略構成
図である。 第６図は保護部材を被覆された光学的記録媒体の概略平
面図。 第７図はその概略側断面である。 第８図は本発明に係る光学的情報記録読取装置の概略構
成図である。 １　−−−−−−−−−−−−一　光学的記録媒体２．
２０　−−−−−−一　保護部材 ３−〜−−−−−−−−−−−　突出部分４−−−一一
−−−−−−−−　挿入口５　−一一−−−−−−−−
−−フォトセンサー６　−ｍ−−−−−−−−−−−ク
リーニングブラシ７　、　７０　−一−−−−−　搬送
ローラー８　、　８０　−−−−−ｍ−押圧ローラー９
〜−−−−−−−−−−−−　クリーニングローラー１
０　−−−−−一−−−−−−−　基体１１．１２−−
−−−−一軸

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）光学的記録媒体の少なくとも一面を清浄にするク
   リーニング手段、 及びクリーニング手段によって清浄にされた記録媒体の
   少なくとも一面に剥離可能な保護部材を被覆する保護部
   材被覆手段を有することを特徴とする光学的記録媒体の
   保護部材被覆装置。
2. （２）光学的に情報の記録及び又は読取を行なう光学的
   情報記録読取手段、 光学的記録媒体の少なくとも一面を清浄にするクリーニ
   ング手段、 及びクリーニング手段によって清浄にされた記録媒体の
   少なくとも一面に剥離可能な保護部材を被覆する保護部
   材被覆手段を有することを特徴とする光学的情報記録読
   取装置。