JPH01205741A - 光学的情報記録担体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は光学的に情報の記録又は再生を行なう光学的情
報記録担体に関するものである。

［従来の技術］ 従来、光を用いて情報を記録し、また記録された情報を
読み出す媒体の形態としてディスク状。

カード状、テープ状等の各種のものが知られている。こ
れらの内、カード状に形成された光学的情報記録媒体は
、小型・軽量で持ち運びに便利な大記憶容量の媒体とし
て、大きな需要が見込まれている。

従来の光学的情報記録担体としての光カードの構造は、
情報記録媒体（以下、記録媒体と記す）をプラスチッつ
て両側からはさみこむ構造に形成され、記録媒体表面上
のプラスチックは透明のものが用いられている。情報の
記録は前記記録媒体にレーザー光を透明なプラスチック
部材を通して照射して熱的に記録媒体を変化させてと、
ソト状に穴を形成して記録し、また再生は形成されたピ
ットに照射された再生用レーザー光の反射率を信号とし
て読み取ることにより行われていた。

しかし、有機染料を記録媒体として用いた光カードを単
体で保持者が持ち歩く場合、保管場所等によっては、太
陽光や蛍光灯、その他の記録媒体の劣化を早める紫外線
や赤外線等により、記録媒体の劣化が起こり、記録不可
能になったり、また情報の記録により形成された記録ピ
ットが変形して再生不可能になったりする等の耐光性に
関して欠点かあった。

この様な記録媒体の劣化を防止するには、記録媒体部を
光が透過しない様な薄い金属板などで遮光すればよいが
、該金属板は不透明であり、記録媒体面の記録状況など
の様子が外部から見えなくなり、また追記型の光カード
の場合においては、残り容量の大まかな状況が目視でき
なくなる。また、記録媒体部のみを金属板で被覆すると
、デザイン上や、段差の形成などの形状面で難点がある
。そのため、光カード全体を金属板で被覆すると、記録
媒体部または記録媒体部以外に文字。

絵９色彩などにより書かれた類別、見出し表示等の情報
も目視できなくなる。したがって、金属板にそれ等の情
報を印刷することが必要となり、カードコストか高くな
る欠点があった。

また、記録媒体表面上に設けられた前記の透明プラスチ
ック部材は、光学的情報記録担体の保持者の取扱いによ
っては、表面に傷、指紋、油、ゴミ等がつきやすく、情
報の記録・再生に悪影響を及ぼすことがあり、最悪の場
合には、記録・再生が不可能になることがあった。

また、指紋や油等が表面に付着した光学的情報記録担体
を記録又は再生する際に、事前に光学的情報記録担体の
表面をクリーニングする必要があり、情報の記録又は再
生装置の他に、クリーニング機構成いはクリーニング装
置か別個に必要となり、コストや操作性において欠点が
あった。

また、光学的情報記録担体の記録媒体は湿度による影響
も受けやすく、高温多湿の所で常備される場合、ピット
形状が変化し、データーの破壊につながる可能性もある
等の問題があった。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、上記の様な従来例の問題点を解決するために
なされたものであり、光学的情報記録担体、特に、搬用
性、携帯性に優れた光カードを通常の使用態様において
、乱雑に取り扱い及び保管をしても、表面が透明であり
ながら外光による記録媒体の劣化を抑制して耐光性に優
れた、しかも傷、ゴミ、指紋、油等による影響を受けな
い、耐環境性に強い光学的情報記録担体を提供すること
を目的とするものである。

［課題を解決するための手段］ 即ち、本発明の第一の発明は、光学的に情報の記録・再
生を行うカード状の情報記録担体において、少なくとも
記録媒体面が赤外線または／および紫外線を遮断する透
明な媒体劣化防止部材で着脱自在に被覆されていること
を特徴とする光学的情報記録担体に係わる。

また、第二の発明は、ケースに収納された光学的に情報
の記録・再生を行うカード状の情報記録担体において、
ケースの少なくとも記録媒体面を被覆する部分か赤外線
または／および紫外線を遮断する透明な媒体劣化防止部
材で構成されていることを特徴とする光学的情報記録担
体に係わる。

本発明において、前記媒体劣化防止部材か可視光透過フ
ィルターであるのが好ましい。

［作用］ 本発明の光学的情報記録担体は、光学的に情報の記録・
再生を行うカード状の記録担体に３いて、少なくとも記
録媒体面が赤外線または／および紫外線を遮断する透明
な媒体劣化防止部材で着脱自在に被覆されているか、ま
たは光学的情報記録担体が、少なくとも記録媒体面を被
覆する部分が赤外線または／および紫外線を遮断する透
明な媒体劣化防止部材で構成されているケースに収納さ
れているので、光学的情報記録担体の携帯、取扱いある
いは保管時において、赤外線または／および紫外線によ
る記録媒体の劣化を防止し耐光性に優れたものとするこ
とができる。

［実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明する。

実施例１ 第１図は本発明の光学的情報記録担体（以下、光カード
と記す）の一実施例を示す平面図、また第２図はその斜
視図を示す、同第１図において、本発明の光カードは、
カード状の記録担体１上に設けられた記録媒体面１ａが
、カード状の記録担体ｌの長辺および短辺のいずれより
も小さく、従ってその外表面積が記録担体１よりも小さ
い透明な媒体劣化防止部材２により被覆されている。

該媒体劣化防止部材２は１例えば透明で、記録媒体の劣
化を起こす紫外線、赤外線等を遮断する赤外線または／
および紫外線カツトフィルターで、かつ可視光透過フィ
ルターでもある材質の部材に粘着層を付けたものが用い
られる。

また、媒体劣化防止部材の厚さは特に限定する必要はな
いが、通常０．２ｍｍ以下のものが好ましく、特に０．
０５〜（Ｌ１５ｍｓが好ましい。

媒体劣化防止部材２は透明であれば、着色等に限定され
ることはなく使用することができる。

前記媒体劣化防止部材２は記録担体ｌの前記記録媒体面
１ａ以外の部分において記録担体ｌと剥離可能に粘着さ
れ、また媒体劣化防止部材２の端部の四隅７はＲ状に形
成されると共に端部の１個所に媒体劣化防止部材２を剥
離する際に爪等で引っ掛けて挟持して剥離するための非
粘着性部分３が設けられている。

記録媒体面１ａにおいては、情報データは記録担体ｌの
長手方向に直線的に書き込まれる。また媒体劣化防止部
材２は記録担体ｌの記録媒体面ｌａに当る部分以外にお
いて粘着性を有する剥離可能なシートである。

また、媒体劣化防止部材２がついたままでは、正常に情
報の記録ができないのて、記録担体ｌの記録又は再生を
行う際には第２図に示す様に、媒体劣化防止部材２の非
粘着性部分３を爪等で引っ掛けて矢印４の方向に剥離す
ることにより記録担体ｌから除去することができる。

＝Ｌ記の構成において、記Ｑ担体ｌの記録媒体面ｌａ側
には、記録担体１の外形形状よりも−回り小さい大きさ
の媒体劣化防止部材２を貼り付けであるので、光カード
の利用者が、記録媒体の劣化を起こす外光に該光カード
をさらしても、媒体劣化防止部材により、記録媒体の劣
化を防止することが可能となる。

キセノンアークランプを使ったウェザオフ−ター中に放
置した実験においては、１０００時間照射した時、該媒
体劣化防止部材である赤外線および紫外線カツトフィル
ターを使用した場合と、使用しない場合の記録媒体面で
の反射率の低下を比較すると、使用しない場合を１００
％とすると媒体劣化防止部材を使用した場は、２０〜３
０％に押えるられることが確認された。

また、日常、携帯中に光カードの表面に傷、ゴミ、指紋
、油または口紅などが付いても、それらは媒体劣化防止
部材２が設けられているために。

記録媒体面１ａにおける情報の記録・再生にあたっては
、何等の悪影響を受けることなく記録・再生を行なうこ
とができる。

実施例２ 第３図（ａ）、　（ｂ）は、本発明の光カードの他の実
施例を示す説明図であり、第３図（ａ）は記録媒体面側
を示す平面図、第３図（ｂ）はその裏側を示す底面図を
表わす、同図において５はカード状の記録担体、５ａは
記録媒体面であり、情報データは、６のセンター穴を中
心とし、同心円状又は、スパイラル状に書き込まれる。

媒体劣化防止部材２は、３の非粘着性部分および８の非
粘着部分以外において、記録担体５と貼着されている。

尚、３は剥離を容易にするための非粘着性部分である。

媒体劣化防止部材２を記録担体の記録媒体面以外の部分
に貼着する方法としては、媒体劣化防止部材に接着剤を
峰布するか１両面接着テープと媒体劣化防止部材により
両者を貼り合わせればよい。・ また、非粘着性部分３は、各実施例では、゛媒体劣化防
止部材の端部の１個所に厚さが薄い非粘着性シートを貼
り付けて形成しているが、媒体劣化防止部材の端部の２
個所以上に設けてもよく、また端部の一部分のみが非粘
着性を有し剥離しやすければ良いので、この部分のみ接
着剤の塗布をしていない媒体劣化防止部材を用いてもよ
い。

実施例３ 第４図は、光学的に情報の記録・再生を行う光カードを
ケースに収納した例を示す斜視図であって、少なくとも
記録媒体面を被覆する部分が赤外線または／および紫外
線を遮断する透明な媒体劣化防止部材で構成されている
ケースを使用した例を示す。

９はケース本体であり、媒体劣化防止部材である透明な
赤外線または／および紫外線カツトフィルターの材質で
構成され、記録担体ｌを収納するものである。１０はフ
タ部材で、ケース本体９と両側面に設けられている軸１
１により連結されている。軸１１を支点としてフタ部材
１０を回転し、ケース本体９内への記録担体１の出し入
れを行うことが可能である。

実施例１の様に、直接記録担体ｌに媒体劣化防止部材２
を貼り付けなくても、第４図の様なケースにおいて、ケ
ース材質を媒体劣化防止部材にすることによっても赤外
線または／および紫外線を遮断し記録媒体の劣化を防止
する目的を達成できる。また、透明な媒体劣化防止部材
でケース９を作成することにより、記録媒体の劣化なし
でケース内のカードの有無を一目で判別することも可能
である。

［発明の効果］ 以上説明したように１本発明によれば、少なくとも記録
担体面上が、記録媒体の劣化を防ぐ赤外線または／およ
び紫外線カットをする透明部材である媒体劣化防止部材
で被覆されていて、該媒体劣化防止部材は着脱可能にし
たことにより、または光カードを少なくとも記録媒体面
を被覆する部分が赤外線または／および紫外線を遮断す
る透明な媒体劣化防止部材て構成されているケースに収
納することにより、保持者が、乱雑に取扱いをして、太
陽光、蛍光灯等の外光の下に長時間近いても、記録媒体
の劣化を生じるのを防止することが可能となり、耐光性
に優れ、しかも傷、ゴミ、指紋、油等による影響も受け
ない、耐環境性に優れた光学的情報記録担体を可能とし
た。

また、透明な媒体劣化防止部材を使うことにより、カー
ド自体に示されている文字や絵の情報や媒体部の様子ま
た。カードの有無を透過して目視で識別することも可能
になった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る光カードの一実施例を示す平面図
、第２図はその斜視図、第３図は他の実施例を示し、第
３図（ａ）は平面図、第３図（ｂ）は底面図および第４
図は、光学的に情報の記録・再生を行う光カードをケー
スに収納した例を示す斜視図である。 １．５−・・記録担体 ｌａ、５ａ−−−記録媒体面 ２・・・媒体劣化防止部材　　３・・・非粘着性部分６
・・・センター穴　　　　　７・・・隅８・・・非粘着
部分　　　　　９・・・ケース本体１０・・・フタ部材

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）光学的に情報の記録・再生を行うカード状の情報
   記録担体において、少なくとも情報記録媒体面が赤外線
   または／および紫外線を遮断する透明な媒体劣化防止部
   材で着脱自在に被覆されていることを特徴とする光学的
   情報記録担体。
2. （２）前記媒体劣化防止部材が可視光透過フィルターで
   ある請求項１記載の光学的情報記録担体。
3. （３）ケースに収納された光学的に情報の記録・再生を
   行うカード状の情報記録担体において、ケースの少なく
   とも情報記録媒体面を被覆する部分が赤外線または／お
   よび紫外線を遮断する透明な媒体劣化防止部材で構成さ
   れていることを特徴とする光学的情報記録担体。
4. （４）前記媒体劣化防止部材が可視光透過フィルターで
   ある請求項３記載の光学的情報記録担体。