JPS6387327A - 自動車の２輪・４輪駆動切換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は自動車の２輪・４輪駆動切換装置に関する。

（従来の技術とその問題点） ４輪駆動の自動車では、駆動輪に伝えられる駆動力が２
輪駆動の場合の１７２に分散され、これによりオフロー
ドでの優れた走破性や強い登板力が１１られる。

一方、周知のごとく自動車の駆動輪に伝えられる駆動力
は、出力回転速度が低いほど大きくなる。

したがって前進駆動では変速段階が１速の場合に最大の
駆動力が得られる。そこで、これまでよりも更に大きい
駆動力を得るには、変速機に従来の１速より更にギア比
の大きい超低速の変速段階（以下Ｅ／Ｌと称する）を設
ければよいことになる。

ところで、上記Ｅ／Ｌを２輪・４輪駆動切換力式の自動
車に設定した場合、４輪駆動時にＥ／Ｌにシフトされた
ときには、駆動力が前後輪に分散されて伝わるため、駆
動力伝達機構に無理な力が加わらず強度上の問題を生じ
ることはないが、２輪駆動時にＥ／Ｌにシフトされたと
きには、駆動力が分散されないため、駆動力伝達機構に
相当な力が加わって強度上の問題が生じる。

そこで、２輪・４輪駆動切換力式の自動車に上記の変速
段階Ｅ／Ｌを設定する場合には、変速機がＥ／Ｌにシフ
トされたとき確実に４輪駆動に切り換わっていることが
必要で、そのために何らかの対策を講する必要がある。

（発明の目的） この発明は、上記問題を解決するためになされたもので
、２輪・４輪駆動−切換方式の自動車において、変速機
のシフト機構がＥ／Ｌのシフト位置に切り換えられると
自動釣に４輪駆動に切り換わるようにした自動車の２輪
・４輪駆動切換装置を提供することを目的とする。

（目的を達成するための手段） この発明の自ｉｌｌ車の２輪・４輪駆動切換装置は、上
記目的を達成するために、２輪駆動と４輪駆動とを選択
的に切換設定するトランスファ・クラッチを、変速機の
シフト機構がＥ／［（超低速）のシフト位置に切り換え
られる動作に連動させた連係機構で、４輪駆動側に切り
換えるように構成している。

（実施例） 第１図ないし第３図は、この発明の一実施例である自動
車の２輪・４輪駆動切換装置の要部を示し、そのうち第
１図は平面図、第２図は正面図、第３図は側面図を示す
。

第１図および第２図において、トランスファ・・ハウジ
ング１には互いに平行に配列された２本のスライドロッ
ド２．３がその軸方向に進退自在に支持され、これらの
スライドロッド２．３にまたがって２輪・４輪駆動切換
用のシフトフォーク４がスライド自在を取り付けられて
いる。上記−方のスライドロッド２の局面の、上記シフ
トフォーク４の取付基部４ａを挟む左右の２個所にはリ
ング状のストッパー５．６がそれぞれ設けられ、一方の
ストッパー５とシフトフォーク４の取付基部４ａ左端と
の間に介装されたコイルばね７により、シフトフォーク
４は常時右方向に押し付けられている。

また上記スライドロッド２は、図示しない２輪・４輪駆
動切換用操作系のアクチュエータに連結されており、こ
の操作系が４輪駆動側に切換操作されると、スライドロ
ッド２は第１図に仮想線で示すように左方向に押され、
これによりシフトフォーク４がストッパー６を介して左
方向にシフトするように構成されている。上記シフトフ
ォーク４は図示しない２輪・４輪駆動切換用のスリーブ
に係合していて、シフトフォーク４の左方向へのシフト
に伴い上記スリーブを介して図示しない４輪駆動側に切
り換えられる。そして、第１図に示すシフトフォーク４
のシフト位置では、２輪駆動側に設定されている。すな
わち、上記スライドロッド２．シフトフォーク４．スリ
ーブなどは、２輪駆動と４輪駆動とを選択的に切換操作
するトランスファ・クラッチ８を構成している。また、
他方のスライドロッド３には、図示しない変速機をＥ／
Ｌの変速段階に切り換えるシフトフォーク９が固設され
ている。

一方、スライドロッド３の近傍には、このスライドロッ
ド３と平行にＥ／Ｌ切換切換操作ブロンド１０の軸方向
に進退自在となるように配置され、これら２本のロッド
で挟まれる中間位置には連係レバー１１が揺動自在に枢
支されている。連係レバー１１の一方のアーム１２は上
記Ｅ／Ｌｔ７Ｊ換操作用ロンド１０に形成された係合溝
１３に係合し、連係レバー１１の他方のアーム１４は、
上記シフトフォーク９の取付基部９ａに形成された係合
溝１５に係合しており、Ｅ／Ｌ切換切換操作ブロンド１
０１図の右方向に移動すると、上記連係レバー１１を介
してシフトフォーク９側のスライドロッド３が左方向に
移動するように構成されている。

上記Ｅへ切換操作用ロンド１０は図示しない変速機のシ
フトレバ−に連係しており、このシフトレバ−がＥ／Ｌ
の変速段階にシフトされると、Ｅ／Ｌ切換切換操作ブロ
ンド１０１図に仮想線で示すように右方向に押され、こ
れによりシフトフォーク９は左方向にシフトする。上記
シフトフォーク９は図示しないＥ／Ｌ切換用スリーブに
係合していて、シフトフォーク９の左方向へのシフトに
伴い上記スリーブを介して変速機はＥ／Ｌの状態に切り
換えられる。そして、第１図に示すシフト位置では、変
速機はＥ／Ｌの状態を解かれることになる。このＥ／Ｌ
解除のシフト位置において、２輪駆動のシフト位置にあ
るシフトフォーク４の取付基部４ａの右端位置に相当す
るスライドロッド３の周面の所定位置には、リング状の
ストッパー１６が設けられ、変速機のＥ／Ｌへの切換え
に伴うスライドロッド３の左方向への移動により、上記
ストッパー１６を介してシフトフォーク４ｈ（４輪駆動
側へシフトするように構成されている。すなわち、上記
Ｅ／１切換切換操作ブロンド１０．連係レバー、スライ
ドロッド３などによって１つの連係機構１７が構成され
、変速機のシフト機構がＥ／Ｌのシフト位置に切換操作
される動作に上記連係ＩＮ構１７が連動して、前記シフ
トフォークつまりトランスファ・クラッチ８は４輪駆動
側に自動的に切り換えられる。

なお、上記連係機構１７が第１図に示すＥ／Ｌ解除のシ
フト位置にある状態で、２輪・４輪駆動切換用操作系を
４輪駆動側に切換操作すると、上記連係機構１７と干渉
し合うことなくスライドロッド２のみが単独に左方向に
押されて、シフトフォーク４はスライドロッド２と一体
に左方向つまり４輪駆動側にシフトする。すなわち２輪
・４輪駆ｖＪ切換用操作系は、上記連係ｎ椙−１７と独
立に操作可能となっている。

この発明では、変速機がＥ／Ｌの変速段階にシフトされ
るときのシフト動作に連動する連係機構１７によって、
トランスファ・クラッチ８を４輪駆動側に切り換える構
成について示したが、変速機の出力回転をトランスファ
において一定の比率の高速および低速に切り換えられる
ようにした２輪・４輪駆動切換装置の場合に、この発明
の技術を応用すれば、変速機の出力回転がトランスファ
において低速に切り換えられるとき、その低速切換動作
に上記連係機構１７を連動させて、低速切換時に自動的
にトランスファ・クラッチ８が４輪駆動側に切り換わる
ように構成することもできる。

（発明の効果） 以上のように、この発明の自動車の２輪・４輪駆動切換
装置によれば、変速機のシフト機構が［／Ｌのシフト位
置に切り換えられる動作に連動する連係機構によって、
トランスファ・クラッチを４輪駆動側に切り換えるよう
に構成されているので、変速機がＥ／Ｌの状態にシフト
すると自動的に４輪駆動に切り換わり、駆動力が前後輪
に分散されて伝わって強度上の問題がなくなるという効
果かに９られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例である自動車の２輪・４輪
駆動切換装置の要部の平面図、第２図はその正面図、第
３図はその側面図を示す。 ２．３・・・スライドロッド、 ４・・・シフトフォーク、 ８・・・トランスファ・クラッチ、 ９・・・シフトフォーク（Ｅ／［用）、１０・・・Ｅ／
Ｌ切換操作用ロンド、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）切換操作により２輪駆動と４輪駆動とを選択的に
   設定するトランスファ・クラッチと、変速機のシフト機
   構が超低速のシフト位置に切り換えられる動作に連動し
   て前記トランスファ・クラッチを４輪駆動側に切り換え
   る連係機構とを設けたことを特徴とする自動車の２輪・
   ４輪駆動切換装置。