JPS638478A - 液晶組成物 - Google Patents
液晶組成物Info
- Publication number
- JPS638478A JPS638478A JP61151422A JP15142286A JPS638478A JP S638478 A JPS638478 A JP S638478A JP 61151422 A JP61151422 A JP 61151422A JP 15142286 A JP15142286 A JP 15142286A JP S638478 A JPS638478 A JP S638478A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- ferroelectric liquid
- compound
- formula
- crystal composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000203 mixture Substances 0.000 title claims abstract description 36
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 title claims abstract description 22
- 239000005262 ferroelectric liquid crystals (FLCs) Substances 0.000 claims abstract description 46
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims abstract description 34
- 230000004044 response Effects 0.000 claims abstract description 34
- 125000000217 alkyl group Chemical group 0.000 claims abstract description 9
- 125000004432 carbon atom Chemical group C* 0.000 claims abstract description 7
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 claims abstract description 5
- 125000001997 phenyl group Chemical group [H]C1=C([H])C([H])=C(*)C([H])=C1[H] 0.000 claims abstract description 5
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 5
- 239000000470 constituent Substances 0.000 claims 1
- 150000002148 esters Chemical class 0.000 abstract description 6
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 abstract description 3
- 239000002262 Schiff base Substances 0.000 abstract description 2
- 150000004753 Schiff bases Chemical class 0.000 abstract description 2
- JUJWROOIHBZHMG-UHFFFAOYSA-N Pyridine Chemical compound C1=CC=NC=C1 JUJWROOIHBZHMG-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 2
- UMJSCPRVCHMLSP-UHFFFAOYSA-N pyridine Natural products COC1=CC=CN=C1 UMJSCPRVCHMLSP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 239000004990 Smectic liquid crystal Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 3
- -1 (S)-2-methylbutyl Chemical group 0.000 description 2
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 2
- 150000001721 carbon Chemical group 0.000 description 2
- 229910052731 fluorine Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000009472 formulation Methods 0.000 description 2
- 125000005843 halogen group Chemical group 0.000 description 2
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 2
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 2
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 2
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 2
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 2
- 230000002269 spontaneous effect Effects 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N Chlorine atom Chemical compound [Cl] ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- PXGOKWXKJXAPGV-UHFFFAOYSA-N Fluorine Chemical compound FF PXGOKWXKJXAPGV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 125000002252 acyl group Chemical group 0.000 description 1
- 125000003545 alkoxy group Chemical group 0.000 description 1
- 208000003464 asthenopia Diseases 0.000 description 1
- 239000002585 base Substances 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 125000002619 bicyclic group Chemical group 0.000 description 1
- 238000009125 cardiac resynchronization therapy Methods 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 229910052801 chlorine Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000460 chlorine Substances 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000013329 compounding Methods 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 description 1
- 239000011737 fluorine Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 230000003446 memory effect Effects 0.000 description 1
- 230000007334 memory performance Effects 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 239000013558 reference substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Liquid Crystal Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野1
本発明は、新規な液晶組成物、特に強誘電性液晶m酸物
に関するものである。
に関するものである。
本発明の強誘電性液晶組成物は、従来の液晶材料と比較
して、特に高速応答性及びメモリー性にすぐれた液晶表
示素子への利用を有効成らしめるものである。
して、特に高速応答性及びメモリー性にすぐれた液晶表
示素子への利用を有効成らしめるものである。
[従来技術]
液晶表示素子はその低電圧作動性、低消費電力性、薄型
表示が可能なこと、受光型で目が疲れないことなどのす
ぐれた特徴を有するため、各種表示素子として、広く用
いられている。
表示が可能なこと、受光型で目が疲れないことなどのす
ぐれた特徴を有するため、各種表示素子として、広く用
いられている。
現在のところ、表示方式としてはTN(TviSted
Netsれic)型と呼ばれるネメチツク液晶を材料と
して用いるものが最も一般的である。しかし、このTN
型表示素子においては、前記のすぐれた特徴をすべて有
する反面、CRTなど、他の発光型の表示方式と比較す
ると、応答が非常に遅いという欠点があった。そのため
、テレビ等の動画面や、高速プリンターのヘッド等、速
い応答が必要とされる表示素子への応用においては種々
の制約を受けていた。
Netsれic)型と呼ばれるネメチツク液晶を材料と
して用いるものが最も一般的である。しかし、このTN
型表示素子においては、前記のすぐれた特徴をすべて有
する反面、CRTなど、他の発光型の表示方式と比較す
ると、応答が非常に遅いという欠点があった。そのため
、テレビ等の動画面や、高速プリンターのヘッド等、速
い応答が必要とされる表示素子への応用においては種々
の制約を受けていた。
液晶表示素子としては、TN型以外にもデストーホスト
(GH)型、複利折制1ll(ECB)型、相転移(p
c)型、熱効果型等が開発されており、それぞれに特徴
を有しているが、その応答性においては、いずれもTN
型と比べて特に高速が得られるものとは言えなかった。
(GH)型、複利折制1ll(ECB)型、相転移(p
c)型、熱効果型等が開発されており、それぞれに特徴
を有しているが、その応答性においては、いずれもTN
型と比べて特に高速が得られるものとは言えなかった。
これらの表示素子に対して、高速応答が得られる表示方
式として二周波駆動型が開発され、応答性においてはか
なりの改善がなされたが、それでも充分満足のできるも
のとは言い難かった。このため、さらに応答性にすぐれ
た新しい表示方式の開発か試みられてきた。
式として二周波駆動型が開発され、応答性においてはか
なりの改善がなされたが、それでも充分満足のできるも
のとは言い難かった。このため、さらに応答性にすぐれ
た新しい表示方式の開発か試みられてきた。
この目的に沿ったものとして、最近、強誘電性液晶が発
表された(メイヤーら、ジュルナール・ド・フイジーク
、36 L69(1975))。
表された(メイヤーら、ジュルナール・ド・フイジーク
、36 L69(1975))。
この強誘電性液晶を利用した表示素子は、従来の液晶と
比較して、100〜1000倍という高速応答と、双安
定性によるメモリー効果が可能であり(クラークら、ア
プライド・フィツクス・レタース、118.99(19
80))、テレビ等の動画像や、高速光シャッター等を
はじめとする多方面の表示素子への応用が期待できるも
のである。
比較して、100〜1000倍という高速応答と、双安
定性によるメモリー効果が可能であり(クラークら、ア
プライド・フィツクス・レタース、118.99(19
80))、テレビ等の動画像や、高速光シャッター等を
はじめとする多方面の表示素子への応用が期待できるも
のである。
強誘電性液晶は、液晶相としてはチルト系のカイラルス
メクチック相に属するものであり、その中でも−カイラ
ルスメクチックC相(以下SC本本相略記する)が、最
も低粘性で実用的に望ましいものである。
メクチック相に属するものであり、その中でも−カイラ
ルスメクチックC相(以下SC本本相略記する)が、最
も低粘性で実用的に望ましいものである。
SC本和の示す液晶化合物は、これまでにも検討されて
きており、既に、数多く知られている。
きており、既に、数多く知られている。
代表的なものとしては、初めて合成された強誘電性液晶
として知られている(S )−2−メチルブチル・p−
デシルオキシベンジリデンアミノシンナメー)(DOB
AMBCと略称されている)およびその同族体のシッフ
塩基系液晶をあげることができる。これは今でも強誘電
性液晶の物性や配向などの検討用として最もよく用いら
れている液晶化合物の1つであって、自発分極やピッチ
など強誘電性液晶において重要な物性値を比較検討する
場合の1つの基準物質ともなっている。しがしDOBA
MBCとその系列化合物には、■光に対する安定性に欠
ける■水分に対する安定性に欠けろ■それ自身有色であ
る■SC本相本相す温度範囲が、76°〜93° と狭
くがっ室温よりはるかに高い、などの欠点があり実用面
からみると満足できるものではなかった。
として知られている(S )−2−メチルブチル・p−
デシルオキシベンジリデンアミノシンナメー)(DOB
AMBCと略称されている)およびその同族体のシッフ
塩基系液晶をあげることができる。これは今でも強誘電
性液晶の物性や配向などの検討用として最もよく用いら
れている液晶化合物の1つであって、自発分極やピッチ
など強誘電性液晶において重要な物性値を比較検討する
場合の1つの基準物質ともなっている。しがしDOBA
MBCとその系列化合物には、■光に対する安定性に欠
ける■水分に対する安定性に欠けろ■それ自身有色であ
る■SC本相本相す温度範囲が、76°〜93° と狭
くがっ室温よりはるかに高い、などの欠点があり実用面
からみると満足できるものではなかった。
こうした欠点を改良すべ(、化学的に安定なエステル系
のものが最近検討されており、既に報告例もある。総説
としては、1)グツドビー他、リキッド・クリスタル・
アンド・オーダード・7リユーイズ、4.、Pi〜2)
グツドビー旭、モレキュラー・クリスタルズ・アンド・
リキッド・クリスタルズ、110.175(19841
などをあげることができる。
のものが最近検討されており、既に報告例もある。総説
としては、1)グツドビー他、リキッド・クリスタル・
アンド・オーダード・7リユーイズ、4.、Pi〜2)
グツドビー旭、モレキュラー・クリスタルズ・アンド・
リキッド・クリスタルズ、110.175(19841
などをあげることができる。
しかし、これらに紹介されている化合物では、分子内に
ベンゼン環を2個含むいわゆる2環性のものではSC本
和のモノドロピンクであることが多く、また、ベンゼン
環を3個含むいわゆる3環性のものではSC本和の温度
範囲が高すぎるというきらいがあった。このためこれら
の化合物は、すべて配合によってその温度域を調整する
必要があった。本発明者らは既に、こうした化合物の特
定の位置にフッ素、塩素等のハロゲン原子を導入するこ
とによって、その転移温度、特に融点を大きく引き下げ
て、より実用的な強誘電性液晶化合物を得ることができ
ることを報告している(特願昭60−1791、特願昭
f30−71628、特願昭60−81688、特願昭
60−’90676、特願昭60−98712など)。
ベンゼン環を2個含むいわゆる2環性のものではSC本
和のモノドロピンクであることが多く、また、ベンゼン
環を3個含むいわゆる3環性のものではSC本和の温度
範囲が高すぎるというきらいがあった。このためこれら
の化合物は、すべて配合によってその温度域を調整する
必要があった。本発明者らは既に、こうした化合物の特
定の位置にフッ素、塩素等のハロゲン原子を導入するこ
とによって、その転移温度、特に融点を大きく引き下げ
て、より実用的な強誘電性液晶化合物を得ることができ
ることを報告している(特願昭60−1791、特願昭
f30−71628、特願昭60−81688、特願昭
60−’90676、特願昭60−98712など)。
すでに、エステル系、ハロゲン置換されたエステル系又
はピリミノン骨格を含む強誘電性液晶は配合により室温
を含む広い温度範囲でsc本本相とろことが報告されて
いる。
はピリミノン骨格を含む強誘電性液晶は配合により室温
を含む広い温度範囲でsc本本相とろことが報告されて
いる。
しかしこれらの室温付近での応答速度は、たかだか0.
5〜1,0m5ecであり実用上充分なものとは云えな
い。
5〜1,0m5ecであり実用上充分なものとは云えな
い。
〈本発明が解決しようとする問題点〉
強誘電性液晶は、その実用化上、室温を含む広い温度範
囲でSC本和のとる事を前提として、高速応答性、大き
な自発分極、適切ならせんピッチ、チルト角やメモリー
性等の緒特性を具備していなければならない。一般的に
液晶は単独化合物で必要な緒特性を満足するものはなく
、各種特性を有する液晶を配合することによって実用的
特性を示すようになる。
囲でSC本和のとる事を前提として、高速応答性、大き
な自発分極、適切ならせんピッチ、チルト角やメモリー
性等の緒特性を具備していなければならない。一般的に
液晶は単独化合物で必要な緒特性を満足するものはなく
、各種特性を有する液晶を配合することによって実用的
特性を示すようになる。
強誘電性液晶に関しても、当然、配合により緒特性を具
備することが必要である。ところが、現在、強誘電性液
晶の配合に関する報告は少なく、SC本和の温度範囲拡
大に関して数件(第10回液晶討論会14AO9北村、
向尾等;第11回液晶討論会2N20 山口、末永等;
特開昭60−248789など)及びピッチ調整に関す
る報告[Mof、 Cryst、 Liq、 Crys
j、 +110(1984)175 、J 、 W、
Goodby et、 al、 ]がなされているに
すぎない。しかし、それら配合によって得られる強誘電
性液晶組成物は、室温付近での応答速度が遅く、実用化
に不十分なものである。TV等のディスプレイ用表示素
子として要求される100μSee以下の高速応答性を
室温を含む温度範囲で示す強誘電性液晶が強く望まれて
いる。
備することが必要である。ところが、現在、強誘電性液
晶の配合に関する報告は少なく、SC本和の温度範囲拡
大に関して数件(第10回液晶討論会14AO9北村、
向尾等;第11回液晶討論会2N20 山口、末永等;
特開昭60−248789など)及びピッチ調整に関す
る報告[Mof、 Cryst、 Liq、 Crys
j、 +110(1984)175 、J 、 W、
Goodby et、 al、 ]がなされているに
すぎない。しかし、それら配合によって得られる強誘電
性液晶組成物は、室温付近での応答速度が遅く、実用化
に不十分なものである。TV等のディスプレイ用表示素
子として要求される100μSee以下の高速応答性を
室温を含む温度範囲で示す強誘電性液晶が強く望まれて
いる。
本発明は、そのような要Rnにこたえる液晶組成物を提
供するものである。
供するものである。
E問題点を解決する手段]
本発明者等は、強誘電性液晶の室温を含む広い温度範囲
で高速応答性を示す配合条件について鋭意研究を重さね
た結果、一般式 %式%(1) (式中、R5は炭素原子数1〜20の直鎖状アルキル基
を示し、R2は炭素原子数2〜8の直鎖状アルキル基又
はフェニル基を示し、をしめし、Qは単結合又は−〇=
C−を示し、nはO又は1を示し、木は不整炭素原子を
示す。) で表わされる少なくとも1種の化合物を強誘電性液晶又
は強誘電性液晶組成物に0.1〜50重量%配合するこ
とにより、その応答速度を大幅に改善し得ることを見出
した。例えば、添付図面の図−1には、化合物(1)を
エステル系強誘電性液晶組成物に添加した時の25°C
における添加量(重量%)と応答速度及びS C本−S
A相転移温度(但しSAはスメクチックA相を表わす
)との関係が示されているが、それによると、化合物の
添加量には制限があり、0.1〜50%、望ましくは1
〜20%添加した場合に室温付近において実用的高速応
答性能を示す強誘電性液晶組成物が得られることが判る
。
で高速応答性を示す配合条件について鋭意研究を重さね
た結果、一般式 %式%(1) (式中、R5は炭素原子数1〜20の直鎖状アルキル基
を示し、R2は炭素原子数2〜8の直鎖状アルキル基又
はフェニル基を示し、をしめし、Qは単結合又は−〇=
C−を示し、nはO又は1を示し、木は不整炭素原子を
示す。) で表わされる少なくとも1種の化合物を強誘電性液晶又
は強誘電性液晶組成物に0.1〜50重量%配合するこ
とにより、その応答速度を大幅に改善し得ることを見出
した。例えば、添付図面の図−1には、化合物(1)を
エステル系強誘電性液晶組成物に添加した時の25°C
における添加量(重量%)と応答速度及びS C本−S
A相転移温度(但しSAはスメクチックA相を表わす
)との関係が示されているが、それによると、化合物の
添加量には制限があり、0.1〜50%、望ましくは1
〜20%添加した場合に室温付近において実用的高速応
答性能を示す強誘電性液晶組成物が得られることが判る
。
本発明化合物(1)の好適な化合物(A−E)を化学式
にて例示すれば、次の通りである。
にて例示すれば、次の通りである。
・・・・・(A)
CH。
・・・・・(B)
CH。
・・・・・(C)
・・・・・(D)
・・・・・(E)
ン環を示し、
車は不整炭素原子を示す、)
本発明においては、添加のN象となる強誘電性液晶又は
強誘電性液晶組成物は、特に限定されることなく広範囲
に選ばれる。しかし、実用的な面からは、一般式 %式%() (式中、R,は炭素原子数1〜2oのアルキル基又はア
ルコキシル基又はアルヵノイロシル基を示し、Qは単結
合、−COO−1 −〇〇−1−CH=N−1−N=CH−1し、Yは単結
合又は−COO−1O −OC−1 一〇−又は−CH=CH−COO−を示し、R2は不整
炭素を含むアルキル基又はハロゲン化アルキル基を示し
、Xl及びX2はH又はF、CI等のハロゲン原子又は
−〇 H基を示し、n及び層はO〜3より選ばれる整数
であってどちらも同時にゼロであることはない、)で示
されるエステル系強誘電性液晶、ビリークン系強誘電性
液晶、シップ塩基系強誘電性液晶及びそれらの混合物が
好ましい。特に、化合物(II)の強誘電性液晶に化合
物(1)を配合すると、室温を含む広い温度範囲でSC
本相合示す強誘電性液晶組成物が得られる。
強誘電性液晶組成物は、特に限定されることなく広範囲
に選ばれる。しかし、実用的な面からは、一般式 %式%() (式中、R,は炭素原子数1〜2oのアルキル基又はア
ルコキシル基又はアルヵノイロシル基を示し、Qは単結
合、−COO−1 −〇〇−1−CH=N−1−N=CH−1し、Yは単結
合又は−COO−1O −OC−1 一〇−又は−CH=CH−COO−を示し、R2は不整
炭素を含むアルキル基又はハロゲン化アルキル基を示し
、Xl及びX2はH又はF、CI等のハロゲン原子又は
−〇 H基を示し、n及び層はO〜3より選ばれる整数
であってどちらも同時にゼロであることはない、)で示
されるエステル系強誘電性液晶、ビリークン系強誘電性
液晶、シップ塩基系強誘電性液晶及びそれらの混合物が
好ましい。特に、化合物(II)の強誘電性液晶に化合
物(1)を配合すると、室温を含む広い温度範囲でSC
本相合示す強誘電性液晶組成物が得られる。
[発明の作用]
化合物(1)を含む強誘電性液晶組成物を、ポリイミド
が塗布されてラビング配向処理されたI。
が塗布されてラビング配向処理されたI。
T、O,Fラスセルに注入し、温度勾配法にて配向させ
、20V、50Hzの矩形波を印加して応答速度を測定
したところ、25℃において100μsec以下という
高速応答性を示すことが見出された。
、20V、50Hzの矩形波を印加して応答速度を測定
したところ、25℃において100μsec以下という
高速応答性を示すことが見出された。
従って、本発明の強誘電性液晶組成物は、液晶表示用素
子として充分実用域に達するものである。
子として充分実用域に達するものである。
[実施例1
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本
発明の主旨と適用範囲はこれらの実施例によって限定さ
れるものではない。
発明の主旨と適用範囲はこれらの実施例によって限定さ
れるものではない。
実施例1
化合物(A)を一般式(n)で示される4種の化合物で
構成される配合組成物(F) に10%添加して成る強誘電性液晶組成物を、ポリイミ
ド塗膜を有し、ラビング配向処理を施された厚さ3゜1
μ−のI、T、O,Fラスセルに注入し、温度勾配法に
て配向させ、20V、50Hzの矩形波を印加し、応答
速度を測定した。この時の測定温度と応答速度との関係
を図−2に示すが、図−2より判るように、室温域(2
5℃)において、120μsecという速い、即ち元の
組成物(F)にくらべて6倍余も速い、応答速度が得ら
れた。また、この時の強誘電性液晶組成物のSC本相合
度範囲は、−5〜56℃と広範囲であった。
構成される配合組成物(F) に10%添加して成る強誘電性液晶組成物を、ポリイミ
ド塗膜を有し、ラビング配向処理を施された厚さ3゜1
μ−のI、T、O,Fラスセルに注入し、温度勾配法に
て配向させ、20V、50Hzの矩形波を印加し、応答
速度を測定した。この時の測定温度と応答速度との関係
を図−2に示すが、図−2より判るように、室温域(2
5℃)において、120μsecという速い、即ち元の
組成物(F)にくらべて6倍余も速い、応答速度が得ら
れた。また、この時の強誘電性液晶組成物のSC本相合
度範囲は、−5〜56℃と広範囲であった。
実施例2
化合物(A)を、下式(G)
■
で示される強誘電性液晶に10%添加し、実施例1と同
様に2.7μ−の厚さのセルで応答速度を測定したとこ
ろ、25℃で93μ9eCという非常に速い応答速度を
示した。この速度は元の強誘電性液晶の13倍の速さで
あった。また、この時の組成物のSC本相合度範囲は、
3〜76℃と広範囲であった。
様に2.7μ−の厚さのセルで応答速度を測定したとこ
ろ、25℃で93μ9eCという非常に速い応答速度を
示した。この速度は元の強誘電性液晶の13倍の速さで
あった。また、この時の組成物のSC本相合度範囲は、
3〜76℃と広範囲であった。
実施例3〜7
実施例1で示した強誘電性液晶組成物(F)に、各種化
合物(1)を10%添加したときのSC本相合度範囲と
25℃における応答速度を表−1に示す。
合物(1)を10%添加したときのSC本相合度範囲と
25℃における応答速度を表−1に示す。
実施例8
実施例1で示された化合物(B)を、下式(H)で示さ
れる強誘電性液晶化合物に10%添加し、実施例1と同
様に2.5μ醜厚のセルに注入し、応答速度を測定した
ところ、65℃において80μSetの応答性を示した
。また、この組成物のSClC混相範囲は、55〜87
℃であった。
れる強誘電性液晶化合物に10%添加し、実施例1と同
様に2.5μ醜厚のセルに注入し、応答速度を測定した
ところ、65℃において80μSetの応答性を示した
。また、この組成物のSClC混相範囲は、55〜87
℃であった。
一方、化合物(B)を添加しない場合の応答速度は、6
5℃において180μSeeであった。
5℃において180μSeeであった。
[発明の効果1
本発明により、現在までに開発された種々の強誘電性液
晶又は強誘電性液晶組成物の応答速度を大巾に改善する
ことが可能となった。特に、室温を含む温度領域におい
て100μsec前後の高速応答性を示す強誘電性組成
物を得ることができた。
晶又は強誘電性液晶組成物の応答速度を大巾に改善する
ことが可能となった。特に、室温を含む温度領域におい
て100μsec前後の高速応答性を示す強誘電性組成
物を得ることができた。
その結果、従来にない高速応答性の液晶表示素子の製作
が可能となったので、本発明が強誘電性液晶の本格的な
実用化に寄与し得る効果は大きい。
が可能となったので、本発明が強誘電性液晶の本格的な
実用化に寄与し得る効果は大きい。
図面−1化合物(1)を強誘電性液晶組成物(F)に添
加した時の化合物(1)の濃度と応答速度及びSC本−
SΔ転移温度の関 係を示す。
加した時の化合物(1)の濃度と応答速度及びSC本−
SΔ転移温度の関 係を示す。
図面−2実施例1に示す組成物の温度と応答速度の関係
を示す。
を示す。
【図面の簡単な説明】
図−1は化合物(1)を強誘電性液晶組成物(F)に添
加した場合における化合物(I)の濃度と応答速度及び
SC”−3A[$i:移温度との関係を示すグラフであ
り、図−2は実施例1の組成物の温度と応答速度との関
係を示すグラフである。 特許出願人 大日本インキ化学工業株式会社峯1図 ノヒ1イγ物(I):、Itニアt (w↑%)第2
図 温& (’C)
加した場合における化合物(I)の濃度と応答速度及び
SC”−3A[$i:移温度との関係を示すグラフであ
り、図−2は実施例1の組成物の温度と応答速度との関
係を示すグラフである。 特許出願人 大日本インキ化学工業株式会社峯1図 ノヒ1イγ物(I):、Itニアt (w↑%)第2
図 温& (’C)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ・・・・・( I ) (式中、R_1は炭素原子数1〜20の直鎖状アルキル
基を示し、R_2は炭素原子数2〜8の直鎖状アルキル
基又はフエニル基を示し、 ▲数式、化学式、表等があります▼及び▲数式、化学式
、表等があります▼は各々独立的に▲数式、化学式、表
等があります▼ 又はトランス−1,4−シクロヘキサン環 を示し、Qは単結合又は−C≡C−を示し、nは0又は
1を示し、*は不整炭素原子を示す。) で表わされる少なくとも1種の化合物が強誘電性液晶又
は強誘電性液晶組成物に0.1〜50重量%配合されて
成ることを特徴とする改善された応答速度を有する強誘
電性液晶組成物。 2、特許請求の範囲第1項に記載の強誘電性液晶組成物
の少なくとも1種を構成要素として成ることを特徴とす
る液晶表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61151422A JPH083092B2 (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 液晶組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61151422A JPH083092B2 (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 液晶組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS638478A true JPS638478A (ja) | 1988-01-14 |
JPH083092B2 JPH083092B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=15518274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61151422A Expired - Lifetime JPH083092B2 (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 液晶組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083092B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10054230B2 (en) | 2014-09-04 | 2018-08-21 | Eagles Industry Co., Ltd. | Mechanical seal |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6289643A (ja) * | 1985-08-19 | 1987-04-24 | イギリス国 | 液晶材料及びそれを含む電気光学デバイス |
-
1986
- 1986-06-30 JP JP61151422A patent/JPH083092B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6289643A (ja) * | 1985-08-19 | 1987-04-24 | イギリス国 | 液晶材料及びそれを含む電気光学デバイス |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10054230B2 (en) | 2014-09-04 | 2018-08-21 | Eagles Industry Co., Ltd. | Mechanical seal |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH083092B2 (ja) | 1996-01-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4592858A (en) | Smectic liquid crystal compound and liquid crystal compositions | |
EP0315455B1 (en) | Ferroelectric liquid crystal compositions | |
US4882086A (en) | Ferroelectric liquid crystal composition | |
JPH0326785A (ja) | 液晶組成物 | |
US6280653B1 (en) | Liquid crystal composition and liquid crystal shutter | |
US5198151A (en) | Ferroelectric liquid crystal composition | |
JPH02227A (ja) | 光学活性なな液晶性化合物およびそれを含む液晶組成物 | |
JPS62255446A (ja) | 3−置換ビフエニル化合物 | |
JPS59128357A (ja) | 液晶物質及び液晶組成物 | |
JP2706308B2 (ja) | 強誘電性液晶組成物及びそれを用いた光スイッチング素子 | |
KR970008264B1 (ko) | 강유전성 액정 조성물 및 이를 사용한 광스위칭 소자 | |
JPH10501019A (ja) | 液晶組成物 | |
JPS638478A (ja) | 液晶組成物 | |
KR0146051B1 (ko) | 강유전성 액정 조성물 및 이를 사용하는 광학 스위칭 부재 | |
JPH0882778A (ja) | 反強誘電性液晶組成物 | |
US6267910B1 (en) | Antiferroelectric liquid crystal composition | |
JPS6327590A (ja) | 強誘電性液晶組成物 | |
JPS6337187A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2651615B2 (ja) | 強誘電性液晶組成物 | |
JPH0726100B2 (ja) | 液晶組成物及び液晶表示素子 | |
JP2901026B2 (ja) | 強誘電性液晶組成物及び光スイッチング素子 | |
JP3078664B2 (ja) | 強誘電性液晶組成物及び光スイッチング素子 | |
JPH04142393A (ja) | 液晶組成物 | |
JPH0446991A (ja) | 強誘電性液晶組成物 | |
JPH0256447A (ja) | 光学活性化合物及びその用途 |