JPH0882778A - 反強誘電性液晶組成物 - Google Patents

反強誘電性液晶組成物

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JPH0882778A
JPH0882778A JP24332094A JP24332094A JPH0882778A JP H0882778 A JPH0882778 A JP H0882778A JP 24332094 A JP24332094 A JP 24332094A JP 24332094 A JP24332094 A JP 24332094A JP H0882778 A JPH0882778 A JP H0882778A
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JP
Japan
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liquid crystal
chemical
antiferroelectric liquid
group
crystal composition
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JP24332094A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Okabe
伸宏 岡部
Shigeji Hashimoto
茂治 橋本
Tadaaki Isozaki
忠昭 磯崎
Takashi Hagiwara
隆 萩原
Giichi Suzuki
義一 鈴木
Ichiro Kawamura
一朗 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Shell Sekiyu KK
Original Assignee
Showa Shell Sekiyu KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスプレイに充分使用できる広い作動温度
範囲と高速応答性に優れた新規な反強誘電性液晶組成物
の提供。 【構成】 少なくとも2種の反強誘電性液晶化合物
(a)を含有するか、少なくとも1種の反強誘電性液晶
化合物(a)と少なくとも1種の強誘電性液晶化合物
(b)とを含有するか、あるいはこれらにさらに液晶特
性改善剤(c)を添加した反強誘電性液晶組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反強誘電性液晶組成物
に関する。
【0002】
【従来技術】液晶表示素子は、1)低電圧作動性、2)
低消費電力性、3)薄形表示、4)受光型などの優れた
特徴を有するため、現在まで、TN方式、STN方式、
ゲスト−ホスト(Gest−Host)方式などが開発
され実用化されている。しかし、現在広く利用されてい
るネマチック液晶を用いたものは、応答速度が数mse
c〜数十msecと遅い欠点があり、応用上種々の制約
を受けている。これらの問題を解決するため、STN方
式や薄層トランジスタ方式などを用いたアクティブマト
リックス方式などが開発されたが、STN型表示素子
は、表示コントラストや視野角などの表示品位は優れた
ものとなったが、セルギャップやチルト角の制御に高い
精度を必要とすることや応答がやや遅いことなどが問題
となっている。薄膜トランジスタ方式は構造が複雑で製
造時の歩留りが低く、結果的に高価につく。このため、
応答性のすぐれた新しい液晶表示方式の開発が要望され
ており、光学応答時間がμsecオーダーと極めて短か
い超高速デバイスが可能になる強誘電性液晶の開発が試
みられていた。強誘電性液晶は、1975年、Meyo
r等によりDOBAMBC(p−デシルオキシベンジリ
デン−p−アミノ−2−メチルブチルシンナメート)が
初めて合成された(Le Journal de Ph
ysique,36巻1975,L−69)。さらに、
1980年、ClarkとLagawallによりDO
BAMBCのサブマイクロ秒の高速応答、メモリー特性
など表示デバイス上の特性が報告されて以来、強誘電性
液晶が大きな注目を集めるようになった〔N.A.Cl
ark,etal.,Appl.Phys.Lett.
36.899(1980)〕。しかし、彼らの方式に
は、実用化に向けて多くの技術的課題があり、特に室温
でディスプレーに要求される実用特性を満足する強誘電
性液晶はほとんど無く、表示ディスプレーに不可欠な液
晶分子の配列制御に有効かつ実用的な方法も確立されて
いなかった。この報告以来、液晶材料/デバイス両面か
らの様々な試みがなされ、ツイスト二状態間のスイッチ
ングを利用した表示デバイスが試作され、それを用いた
高速電気光学装置も例えば特開昭56−107216号
などで提案されているが、高いコントラストや適正なし
きい値特性は得られていない。このような視点から他の
スイッチング方式についても探索され、過渡的な散乱方
式が提案された。その後、1988年に本発明者らによ
る三安定状態を有する液晶の三状態スイッチング方式が
報告された〔A.D.L.Chandani,T.Ha
giwara,Y.Suzuki etal.,Jap
an.J.ofAppl.Phys.,27,(5),
L729−L732(1988)〕。前記「三安定状態
を有する」とは、第一の電極基板と所定の間隙を隔てて
配置されている第二の電極基板との間に反強誘電性液晶
が挟まれてなる液晶電気光学装置において、前記第一及
び第二の電極基板に電界形成用の電圧が印加されるよう
構成されており、図1Aで示される三角波として電圧を
印加したとき、前記反強誘電性液晶が、無電界時に分子
配向が第一の安定状態〔図3(a)〕になり、液晶電気
光学装置の透過率が第一の安定状態(図1Dの)を示
し、かつ、電界印加時に一方の電界方向に対し分子配向
が前記第一の安定状態とは異なる第二の安定状態〔図3
(b)〕になり液晶電気光学装置の透過率が第2の安定
状態(図1Dの)を示し、さらに他方の電界方向に対
し前記第一及び第二の安定状態とは異なる第三の分子配
向安定状態〔図3(c)〕になり液晶電気光学装置の透
過率が第三の安定状態(図1Dの)を示すことを意味
する。なお、この三安定状態を利用する液晶電気光学装
置については、本出願人は特願昭63−70212号と
して出願し、特開平2−153322号として公開され
ている。 三安定状態を示す反強誘電性液晶の特徴をさ
らに詳しく説明する。クラーク/ラガウェル(Clar
k−Lagawall)により提案された表面安定化強
誘電性液晶素子では、S*C相において強誘電性液晶分
子が図2(a)および(b)のように一方向に均一配向
した2つの安定状態を持ち、印加電界の方向により、ど
ちらか一方の状態に安定化され、電界を切ってもその状
態が保持される。しかしながら実際には、強誘電性液晶
分子の配向状態は、液晶分子のダイレクターが捩れたツ
イスト二状態を示したり、層がくの字に折れ曲ったシエ
ブロン構造を示す。シエブロン層構造では、スイッチン
グ角が小さくなり低コントラストの原因になるなど、実
用化へ向けて大きな障害になっている。一方、“反”強
誘電性液晶は三安定状態を示すSmC*A相では、上記
液晶電気光学装置において、無電界時には、図3(a)
に示すごとく隣り合う層毎に分子は逆方向に傾き反平行
に配列し、液晶分子の双極子はお互に打ち消し合ってい
る。したがって、液晶層全体として自発分極は打ち消さ
れている。この分子配列を示す液晶相は、図1Dのに
対応している。さらに、(+)又は(−)のしきい値よ
り充分大きい電圧を印加すると、図3(b)および
(c)に示すごとく液晶分子が同一方向に傾き、平行に
配列する。この状態では、分子の双極子も同一方向に揃
うため自発分極が発生し、強誘電相となる。“反”強誘
電性液晶のSmC*A相においては、無電界時の“反”
強誘電相と印加電界の極性による2つの強誘電相が安定
になり、“反”強誘電相と2つの強誘電相間を直流的し
きい値をもって三安定状態間をマイクロセカンドオーダ
ーの高速スイッチングを行うものである。すなわち、印
加電界の極性と大きさにより液晶の分子配列が変化し
て、液晶の光学軸を三状態に変化させることができ、こ
のような液晶の三状態を一対の偏光板にはさみ込むこと
により電気光学的表示装置として用いることができる。
交流三角波の印加電圧に対して光透過率をプロットする
と図4のようなダブル・ヒステリシスを示す。このダブ
ル・ヒステリシスに、図4の(A)に示すようにバイア
ス電圧を印加して、さらにパルス電圧を重畳することに
よりメモリー効果を実現できる特徴を有する。そして、
“反”強誘電性液晶では、プラス側とマイナス側の両方
のヒステリシスを交互に使い画像表示を行なうことがで
きるため、自発分極に基づく内部電界の蓄積による画像
の残像現象を防止することができる。さらに、電界印加
により強誘電相は層がストレッチされ、ブックシエルフ
構造となる。一方、第一安定状態の“反”強誘電相では
類似ブックシエルフ構造となる。この電界印加による層
構造スイッチングが液晶層に動的シエアーを与えるため
駆動中に配向欠陥が改善され、良好な分子配向が実現で
きる。以上のように、“反”強誘電性液晶は、1)高速
応答が可能で、2)高いコントラストと広い視野角およ
び3)良好な配向特性とメモリー効果が実現できる、非
常に有用な液晶化合物と言える。“反”強誘電性液晶の
三安定状態を示す液晶相については、1)A.D.L.
Chandani etal.,Japan J.Ap
pl.Phys.,28,L−1265(1989)お
よび2)H.Orihara etal.,Japan
J.Appl.Phys.,29,L−333(19
90)に報告されており、“反”強誘電的性質にちなみ
S*C A相(Antiferroelectric S
mectic C*相)と命名しているが本発明者ら
は、この液晶相が三安定状態間のスイッチングを行なう
ためS*(3)相(本明細書ではSmC*A相と表示)と定
義した。三安定状態を示す“反”強誘電相SmC*Aを
相系列に有する液晶化合物は、本発明者の出願した特開
平1−316367号、特開平1−316372号、特
開平1−316339号、特開平2−28128号及び
市橋等の特開平1−213390号公報があり、また三
安定状態を利用した液晶電気光学装置としては本出願人
は特開平2−40625号、特開平2−153322
号、特開平2−173724号において新しい提案を行
っている。前述した表示装置に用いられる反強誘電性液
晶に要求される材料特性は、主として 1)動作温度範
囲、2)応答速度、3)ヒステリシス特性、4)表示コ
ントラスト等が挙げられる。現在、開発されている反強
誘電性ディスプレイでは、TFTディスプレイの表示性
能に比較して、高精細、高品位と言う点で表示品位が充
分ではなく、前記の重要な駆動特性の改善方法が強く求
められている。そして、これらの性能を満たすには単一
化合物の反強誘電性液晶化合物では非常に困難であるこ
とがわかってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ディ
スプレイに充分使用できる広い作動温度範囲と高速応答
性に優れた新規な反強誘電性液晶組成物を提供する点に
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の問題を鋭意検討し
た結果、反強誘電性液晶化合物(a)同士のブレンド、
反強誘電性液晶化合物(a)と強誘電性液晶化合物
(b)のブレンド、さらには、これらのブレンド物にさ
らに非カイラル化合物や光学活性化合物よりなる液晶特
性改善剤(c)を配合することにより、反強誘電性液晶
のSmC*A相転移温度を拡張し、さらに応答速度、鍋
底率および駆動電圧等を改善することを見出し、本発明
を完成するに至った。
【0005】本発明の第一は、少なくとも2種の反強誘
電性液晶化合物(a)を含有することを特徴とする反強
誘電性液晶組成物に関する。
【0006】本発明の第二は、少なくとも1種の反強誘
電性液晶化合物(a)と少なくとも1種の強誘電性液晶
化合物(b)とを含有することを特徴とする反強誘電性
液晶組成物に関する。
【0007】本発明の第三は、前記反強誘電性液晶組成
物にさらに液晶特性改善剤(c)を添加した反強誘電性
液晶組成物に関する。
【0008】前記反強誘電性液晶化合物(a)同士の混
合は、CF3系反強誘電性液晶化合物同士、CH3系反強
誘電性液晶化合物同士、CF3系反強誘電性液晶化合物
とCH3系反強誘電性液晶化合物との混合などいろいろ
のタイプが存在する。この混合は2種以上20種程度ま
で混合して使用する。
【0009】また、1種以上の反強誘電性液晶化合物に
1種以上の強誘電性液晶化合物を混合する場合、反強誘
電性液晶化合物として、前記反強誘電性液晶化合物を用
い、これに強誘電性液晶化合物を混合して使用すること
ができる。
【0010】さらには、前述の各種反強誘電性液晶組成
物に液晶特性改善剤をブレンドして使用することができ
る。その配合量は通常0.1〜40wt%、好ましくは
1〜20wt%である。
【0011】本発明で使用する反強誘電性液晶化合物グ
ループおよび強誘電性液晶化合物グループの好ましい上
位概念化合物群および好ましい下位概念化合物群は請求
項で列挙したとおりである。
【0012】本発明で使用する液晶特性改善剤について
は、以下に詳述する。なお、一般式〔VII〕および〔VII
I〕のZは、とくにCH3またはCF3であることが好ま
しい。
【0013】前記液晶特性改善剤(c)の一般式〔II
I〕に当る下記化合物の例を示す。
【化69】
【化70】
【0014】前記液晶特性改善剤(c)の一般式〔IV〕
に当る下記化合物の例を示す。
【化71】
【化72】
【0015】前記液晶特性改善剤(c)の一般式〔V〕
に当る下記化合物の例を示す。
【化73】
【0016】前記液晶特性改善剤(c)の一般式〔VI〕
に当る下記化合物の例を示す。
【化74】R10COOR11 〔VI〕 (例) C715COOC1021817COOC1021919COOC1021613COOC715715COOC817817COOC11231225COOC817
【0017】前記液晶特性改善剤(c)の一般式〔VI
I〕に当る下記化合物の例を示す。
【化75】
【0018】前記液晶特性改善剤(c)の一般式〔VII
I〕に当る下記化合物の例を示す。
【化76】
【0019】以下の実施例の一部は、光学活性部がCF
3系液晶化合物とCH3系液晶化合物の反強誘電性液晶組
成物を示すものである。CF3系液晶化合物にCH3系液
晶化合物を混合することによって、応答速度、閾値電
圧、鍋底率を改善する。CF3系液晶化合物とCH3系液
晶化合物の反強誘電性液晶組成物においては、CH3
液晶化合物を1〜80wt%、より好ましくは10〜5
0wt%、さらにより好ましくは20〜40wt%使用
する。また、CF3系液晶化合物とCH3系液晶化合物の
反強誘電性液晶組成物中に光学活性側のアルキル鎖長が
奇数である液晶化合物(例えばC5)を混合し、応答速
度を改善することができる。反強誘電性液晶組成物中に
光学活性側のアルキル鎖長が奇数である液晶化合物の配
合量は、1〜50wt%、より好ましくは10〜30w
t%である。
【0020】他の実施例では、反強誘電性液晶組成物に
シクロヘキサンを含む強誘電性液晶化合物を配合して応
答速度が改善されることを示す。含シクロヘキサン化合
物の添加量は、1〜70wt%、好ましくは1〜40w
t%である。
【0021】他の実施例は、光学活性基部がCF3系液
晶化合物とCH3系液晶化合物を混合することによっ
て、応答速度、閾値電圧、鍋底率を改善した反強誘電性
液晶組成物に、光学活性でない非カイラル化合物を混合
することにより、応答速度と閾値電圧、または、鍋底率
が一層改善することを示す。非カイラル化合物の配合量
は、0.1〜40wt%、より好ましくは1〜20wt
%である。
【0022】また、同様に他の実施例では、光学活性部
がCF3系液晶化合物とCH3系液晶化合物を混合するこ
とによって、応答速度、閾値電圧、鍋底率を改善した反
強誘電性液晶組成物に、アルキル鎖がパーフルオロ基で
ある光学活性化合物を混合し、メモリーマージンを改善
することを示す。この光学活性化合物の配合量は、1〜
40wt%、より好ましくは5〜20wt%である。
【0023】実施例1(CF3系反強誘電性液晶化合物
同士の混合)
【化77】
【表1】 (表1は、上記化合物の転移温度であり、これはDSC
測定により得られたデータである。)および
【化78】
【表2】 (上記化合物の転移温度)両者を混合して反強誘電性液
晶組成物を得た。この組成物の転移温度は下記のとおり
である。
【表3】 表1、表2、表3の三つを対比すると、それぞれの単独
の場合に較べて転移温度が低下していることがわかる。
【0024】実施例2(CF3系反強誘電性液晶化合物
とCH3系反強誘電性液晶化合物との混合) 実施例1の反強誘電性液晶組成物 50wt%
【化79】
【表4】 得られた反強誘電性液晶組成物の転移温度は下記のとお
りである。
【表5】
【0025】実施例3 実施例1の反強誘電性液晶組成物 50wt%
【化80】
【表6】 (上記化合物の単独の転移温度)得られた反強誘電性液
晶組成物の転移温度は下記のとおりである。
【表7】
【0026】実施例4 実施例1の反強誘電性液晶組成物 50wt%
【化81】
【表8】 得られた反強誘電性液晶組成物の転移温度は下記のとお
りである。
【表9】
【0027】実施例5
【化82】 前記CF3系反強誘電性液晶化合物とCH3系反強誘電性
液晶化合物とからなる反強誘電性液晶組成物のデータを
表10に示す。
【0028】実施例6
【化83】 前記CF3系反強誘電性液晶化合物とCH3系反強誘電性
液晶化合物とからなる反強誘電性液晶組成物のデータを
表10に示す。
【0029】実施例7
【化84】 前記CF3系反強誘電性液晶化合物とCH3系反強誘電性
液晶化合物とからなる反強誘電性液晶組成物のデータを
表10に示す。
【0030】比較例1
【化85】 前記CF3系反強誘電性液晶化合物からなる反強誘電性
液晶組成物のデータを表10に示す。
【表10】 図において、△(黒塗り)印は比較例1、○印は実施例
5、□印は実施例6、△印は実施例7を示す。図5は温
度と閾値電圧の関係を示す。図6は温度と応答速度の関
係を示す。図7は温度と鍋底率(測定方法の項実施例4
8参照)の関係を示す。図8は温度とメモリーマージン
の関係を示す。
【0031】実施例8
【化81】 前記CF3系反強誘電性液晶化合物とCH3系反強誘電性
液晶化合物とからなる反強誘電性液晶組成物のデータを
表11に示す。
【0032】実施例9
【化82】 前記CF3系反強誘電性液晶化合物とCH3系反強誘電性
液晶化合物とからなる反強誘電性液晶組成物のデータを
表11に示す。
【0033】実施例10
【化88】 前記CF3系反強誘電性液晶化合物とCH3系反強誘電性
液晶化合物とからなる反強誘電性液晶組成物のデータを
表11に示す。
【0034】比較例2
【化89】 前記CH3系反強誘電性液晶化合物を加えず、反強誘電
性液晶化合物のみの場合である。この組成物のデータも
表11に示した。実施例8〜10に較べてデータが劣っ
ていることがわかる。
【表11】 図において、○(黒塗り)印は比較例2、○印は実施例
8、△印は実施例9、□印は実施例10を示す。図9は
温度と閾値電圧の関係を示す。図10は温度と応答速度
の関係を示す。図11は温度と鍋底率(測定方法の項実
施例60参照)の関係を示す。このデータから、この特
定CF3系とCH3系のブレンド系においては、CF3
を10%程度混合して有効であり、おおむね20%以内
が好ましいことがわかる。
【0035】実施例11 下記のCF3系反強誘電性液晶化合物よりなる反強誘電
性液晶組成物を作った。そのデータは表12に示す。
【化90】
【0036】実施例12 実施例11の反強誘電性液晶組成物 80.0wt%
【化91】 よりなる反強誘電性液晶組成物のデータを表12に示
す。
【0037】実施例13 実施例11の反強誘電性液晶組成物 72.0wt%
【化92】 よりなる反強誘電性液晶組成物のデータを表12に示
す。
【0038】実施例14 実施例11の反強誘電性液晶組成物 72.0wt%
【化93】 よりなる反強誘電性液晶組成物のデータを表12に示
す。
【0039】実施例15 実施例11の反強誘電性液晶組成物 80.0wt%
【化94】 よりなる反強誘電性液晶組成物のデータを表12に示
す。
【表12】 図12〜14中、○印は実施例11、△印は実施例1
2、□印は実施例13を示す。図12は温度と鍋底率の
関係を示す。図13は温度と応答速度の関係を示す。図
14は温度と閾値電圧の関係を示す。
【0040】実施例16
【化95】 上記3つの反強誘電性液晶化合物を混合して得られた反
強誘電性液晶組成物のデータを表13に示す。
【0041】実施例17 実施例16の反強誘電性液晶組成物 72.0wt%
【化96】 この組成物のデータを表13に示す。
【表13】
【0042】実施例18
【化97】 上記5種の反強誘電性液晶化合物を混合して得られた反
強誘電性液晶組成物のデータを表14に示す。
【0043】実施例19 実施例15の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化98】 これにより得られた混合物よりなる反強誘電性液晶組成
物のデータは表14に示す。
【表14】
【0044】実施例20 下記に示す光学活性部が異なる液晶化合物を各々下記に
示す割合にて配合して反強誘電性液晶組成物を作成し
た。
【化99】 この反強誘電性液晶組成物のデータを表15に示す。
【0045】実施例21 実施例20の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化100】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表15に示す。
【0046】実施例22 実施例20の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化101】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表15に示す。
【0047】実施例23 実施例20の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化102】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表15に示す。
【0048】実施例24 実施例20の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化103】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表15に示す。
【表15】
【0049】実施例25 実施例20の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化104】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表16に示す。
【0050】実施例26 実施例20の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化105】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表16に示す。
【0051】実施例27 実施例20の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化106】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表16に示す。
【0052】実施例28 実施例20の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化107】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表16に示す。
【0053】実施例29 実施例20の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化108】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表16に示す。
【表16】
【0054】実施例30 実施例20の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化109】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表17に示す。
【0055】実施例31 実施例20の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化110】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表17に示す。
【表17】
【0056】実施例32 実施例20の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化111】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表18に示す。
【0057】実施例33 実施例20の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化112】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表18に示す。
【表18】
【0058】実施例34 下記に示す光学活性部が異なる液晶化合物を各々下記に
示す割合にて配合して反強誘電性液晶化合物を作成し
た。
【化113】 これにより得られた反強誘電性液晶組成物のデータを表
19に示す。
【0059】実施例35 実施例34の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化114】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表19に示す。
【0060】実施例36 実施例34の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化115】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表19に示す。
【0061】実施例37 実施例34の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化116】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表19に示す。
【表19】
【0062】実施例38 実施例34の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化117】 これにより得られた反強誘電性液晶組成物のデータを表
20に示す。
【0063】実施例39 実施例34の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化118】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表20に示す。
【0064】実施例40 実施例48の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化119】 この両者をブレンドして得られた反強誘電性液晶組成物
のデータを表20に示す。
【表20】
【0065】実施例41 下記に示す光学活性部が異なる液晶化合物を各々下記に
示す割合にて配合して反強誘電性液晶組成物を作成し
た。
【化120】 これにより得られた反強誘電性液晶組成物のデータを表
21に示す。
【0066】実施例42 実施例41の反強誘電性液晶組成物 90.0wt%
【化121】 この両者をブレンドして得た反強誘電性液晶組成物のデ
ータを表21に示す。
【0067】実施例43 実施例41の反強誘電性液晶組成物 98.0wt%
【化122】 この両者をブレンドして得た反強誘電性液晶組成物のデ
ータを表21に示す。
【表21】
【0068】実施例44 下記に示す光学活性部が異なる液晶化合物を各々下記に
示す割合にて配合して反強誘電性液晶組成物を作成し
た。
【化123】 これにより得られた反強誘電性液晶組成物のデータを表
22に示す。
【0069】実施例45 実施例44の反強誘電性液晶組成物 95.0wt%
【化124】 この両者をブレンドして得た反強誘電性液晶組成物のデ
ータを表22に示す。
【0070】実施例46 実施例44の反強誘電性液晶組成物 95.0wt%
【化125】 この両者をブレンドして得た反強誘電性液晶組成物のデ
ータを表22に示す。
【0071】実施例47 実施例44の反強誘電性液晶組成物 95.0wt%
【化126】 この両者をブレンドして得た反強誘電性液晶組成物のデ
ータを表22に示す。
【表22】
【0072】実施例48(電気光学特性の測定方法) ラビング処理したポリイミド配向膜を透明電極基板上に
有するセル厚2.0μmの液晶セルに、実施例で得られ
た液晶化合物または液晶組成物を等方相において充填
し、液晶薄膜セルを作製した。作製した液晶セルを0.
1〜1.0℃/min.の温度勾配で徐冷して析出させ
た。この液晶セルを2枚の偏光板を直交させた、光電子
増倍管付き偏光顕微鏡に電圧0Vの状態で暗視野となる
ように配置した。液晶が反強誘電相であるときに、セル
に±40V、1Hzの三角波電圧を印加したときの光の
相対透過率を、印加した電圧に対してグラフ化すると図
15のようになる。図に示すようにプラス電圧を印加し
たときと、マイナス電圧を印加したときとでほぼ左右対
称な二つのヒステリシスを有することが特徴である。図
中に示すように、印加するプラス電圧(マイナス電圧)
を大きくしていく(小さくしていく)過程で相対透過率
が10%になる電圧をV1、印加するプラス電圧(マイ
ナス電圧)を大きくしていく(小さくしていく)過程で
相対透過率が90%になる電圧をV2、さらに、印加す
るプラス電圧(マイナス電圧)を大きくしていく(小さ
くしていく)過程で相対透過率が90%になる電圧をV
3と定義することにする。また、ヒステリシスの幅をメ
モリーマージンM1とよび次式で定義する。
【数1】 メモリーマージンの数値が大きい方がディスプレイには
適している。反強誘電相の状態からプラス(あるいはマ
イナス)側に電圧を印加していく過程で、強誘電相へ転
移する前に相対透過率が徐々に大きくなる現象がある。
実際のディスプレイではV3より大きくV1より小さい直
流バイアス電圧を印加した状態で、パルス電圧を印加し
て駆動することになるので反強誘電状態における光洩れ
はコントラストを低下させる原因となる。この反強誘電
状態における光洩れを次のように定量的に評価するこし
とにした。無電圧の状態からプラス(あるいはマイナ
ス)側に電圧を印加していく過程における相対透過率を
印加電圧に対して二階差分して、この時の値が2になる
ときの電圧を求めた。そして相対透過率−印加電圧曲線
から相当する電圧における相対透過率を求め、これを鍋
底率として定義した。鍋底率が小さいほど光洩れが少な
いことを意味している。セルに図16に示すような±5
0Vの矩形波を印加したときの光の相対透過率の変化か
ら応答時間τ、τr、τdを求めることができる。τは
強誘電相状態(具体的にはマイナス側の矩形波電圧終了
時)から反強誘電相の状態を経由して次の強誘電相状態
(具体的にはプラス側の矩形波電圧印加により相対透過
率が90%に達したとき)になるまでの時間である。τ
rは反強誘電相の状態(具体的には矩形波電圧をかけた
時)から強誘電相の状態(具体的には相対透過率が90
%に達した時)に転移するまでの時間であり、τdは強
誘電相の状態(具体的には矩形波電圧終了時)から反強
誘電相の状態(具体的には相対透過率が10%になった
時)になるまでの時間である。いずれも単位はμse
c.である。応答時間τ、τr、τdが短いということ
は液晶の応答速度が速いことを意味する。
【0073】
【効果】本発明により反強誘電性液晶組成物の閾値電
圧、応答時間、鍋底率を著しく改善することができる。
とくに、液晶特性改善剤を併用すると、その改善効果が
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは印加される三角波を、Bは市販のネマチッ
ク液晶の、Cは二状態液晶の、Dは三安定状態液晶の、
それぞれの光学応答特性を示す。
【図2】クラーク/ラガウェルにより提案された強誘電
性液晶分子の二つの安定した配向状態を示す。
【図3】Aは、本発明の“反”強誘電性液晶分子の三つ
の安定した配向状態を示す。Bは、Aの各(a)、
(b)、(c)に対応した三状態スイッチングと液晶分
子配列の変化を示す。
【図4】“反”強誘電性液晶分子が印加電圧に対してダ
ブルヒステリシスを描いて光透過率が変化することを示
す印加電圧−光透過率特性図である。
【図5】実施例5、6、7および比較例1の温度と閾値
電流との関係を示すグラフである。
【図6】実施例5、6、7および比較例1の温度と応答
速度との関係を示すグラフである。
【図7】実施例5、6、7および比較例1の温度と鍋底
率との関係を示すグラフである。
【図8】実施例8、9、10および比較例2の温度とメ
モリーマージンとの関係を示すグラフである。
【図9】実施例8、9、10および比較例2の温度と閾
値電流との関係を示すグラフである。
【図10】実施例8、9、10および比較例2の温度と
応答速度との関係を示すグラフである。
【図11】実施例8、9、10および比較例2の温度と
鍋底率との関係を示すグラフである。
【図12】実施例11、12、13の温度と鍋底率との
関係を示すグラフである。
【図13】実施例11、12、13の温度と応答速度と
の関係を示すグラフである。
【図14】実施例11、12、13の温度と閾値電流と
の関係を示すグラフである。
【図15】三角波印加電圧に対する相対透過率のヒステ
リシス曲線のモデルを示す。
【図16】(A)は印加電圧と時間の関係を示し、
(B)はその印加電圧がかかったときの液晶分子の応答
状態を示すグラフである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 19/42 9279−4H 19/44 19/46 (72)発明者 萩原 隆 東京都千代田区霞が関3丁目2番5号 昭 和シェル石油株式会社内 (72)発明者 鈴木 義一 東京都千代田区霞が関3丁目2番5号 昭 和シェル石油株式会社内 (72)発明者 河村 一朗 東京都千代田区霞が関3丁目2番5号 昭 和シェル石油株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2種の反強誘電性液晶化合物
    (a)を含有することを特徴とする反強誘電性液晶組成
    物。
  2. 【請求項2】 少なくとも1種の反強誘電性液晶化合物
    (a)と少なくとも1種の強誘電性液晶化合物(b)と
    を含有することを特徴とする反強誘電性液晶組成物。
  3. 【請求項3】 さらに液晶特性改善剤(c)を添加した
    請求項1または2記載の反強誘電性液晶組成物。
  4. 【請求項4】 前記反強誘電性液晶化合物(a)が一般
    式〔I〕 【化1】A−骨格構造−D …〔I〕 (式中、Aは、R−,RO−,RCOO−,ROCO−
    およびRCO−,R3−O−R4−およびR5−CH=C
    H−R6−よりなる群から選らばれた基であり、Rは炭
    素数2〜20のアルキル基である。たゞし、R−のとき
    は、アルキル 基中の1部の水素がハロゲン置換されて
    いてもよく、R3は炭素数1〜8の直鎖アルキル基、R4
    は炭素数1〜10の直鎖アルキレン基、R5は水素また
    は炭素数1〜5の直鎖または分岐アルキル基、R6は炭
    素数2〜14の直鎖または分岐アルキル基であり、 【化2】 よりなる群から選らばれた基であり、Eは、−CF3
    −C25、−C37、CClF2、CH3およびC25
    りなる群から選らばれた基であり、*は不斉炭素、Gは
    炭素数2〜20の直鎖または分岐アルキル基であり、た
    ゞし分岐部分はメチル基であり、直鎖アルキルの一部に
    炭素・炭素二重結合が1つ含まれていてもよく、 【化3】 骨格構造は、下記の式群 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 【化11】 【化12】 【化13】 【化14】 【化15】 【化16】 【化17】 よりなる群から選ばれたものである)より選択されたも
    のである請求項1、2または3記載の反強誘電性液晶組
    成物。
  5. 【請求項5】 前記反強誘電性液晶化合物におけるD
    が、 【化18】 (Rは前記と同一、*は不斉炭素を示す)である請求項
    4記載の反強誘電性液晶組成物。
  6. 【請求項6】 前記反強誘電性液晶化合物におけるD
    が、 【化19】 (Rは前記と同一、*は不斉炭素を示す)である請求項
    4記載の反強誘電性液晶組成物。
  7. 【請求項7】 前記反強誘電性液晶化合物が下記一般式
    (式中、R1とR2は、炭素数4〜20のアルキル基より
    なる群から独立して選ばれたアルキル基であり、Zは、
    CF3、C25、CH3およびC25よりなる群から選ば
    れた基である。) 【化20】 【化21】 【化22】 【化23】 【化24】 【化25】 【化26】 【化27】 【化28】 【化29】 【化30】 【化31】 【化32】 【化33】 【化34】 【化35】 【化36】 【化37】 【化38】 【化39】 【化40】 【化41】 【化42】 【化43】 【化44】
  8. 【請求項8】 前記強誘電性液晶化合物(b)が、一般
    式〔II〕 【化45】A−基本骨格−Q ………〔II〕 (式中、Aは前記と同一であり、Qは 【化46】 【化47】 よりなる群から選ばれた基であり、式中、nは1〜4、
    Rは前記と同一であり、基本骨格は、 【化48】 【化49】 よりなる群から選ばれたものである)で示される化合物
    群より選ばれたものである請求項2または3記載の反強
    誘電性液晶組成物。
  9. 【請求項9】 前記強誘電性液晶化合物が、下記式群
    (下記式中、R8は炭素数2〜20、R9は炭素数4〜2
    0のアルキル基よりなる群から独立して選ばれたアルキ
    ル基である) 【化50】 【化51】 【化52】 【化53】 【化54】 【化55】 【化56】 【化57】 【化58】 【化59】
  10. 【請求項10】 前記液晶特性改善剤(C)が下記一般
    式〔III〕 【化60】 〔式中、n=1〜3、X,Y=−、O、COOまたはO
    CO、h=H、F、MはHであるが分岐部分はFである
    ことができ、p=2〜12(分岐鎖も含む)、m=1又
    は2〕で示される化合物、下記一般式〔IV〕 【化61】 〔式中、n=4〜14、X,Y=−、O、COOまたは
    OCO、m=4〜14〕で示される化合物、下記一般式
    〔V〕 【化62】 〔式中、n=4〜14、X,Y=−、O、COOまたは
    OCO、m=0〜13、p=1〜14〕で示される化合
    物および下記一般式〔VI〕 【化63】R10COOR11 ………〔VI〕 (式中、R10、R11はハロゲン置換基を有することもあ
    る炭素数1〜20のアルキル基よりなる群から独立して
    選ばれた基である)よりなる群から選ばれた非カイラル
    化合物である請求項3記載の反強誘電性液晶組成物。
  11. 【請求項11】 前記液晶特性改善剤が下記一般式〔VI
    I〕 【化64】 (式中、m=1〜14、n=0〜13、X=−、O、C
    OOまたはOCO、r=1又は2、p=2〜12、Zは
    前記に同じ)で示される化合物および下記一般式〔VII
    I〕 【化65】 (式中、m,n=1〜14、X,Y=−、O、COO又
    はOCO、r=1又は2、Zは前記に同じ)で示される
    化合物よりなる群から選ばれた光学活性化合物である請
    求項3記載の反強誘電性液晶組成物。
  12. 【請求項12】 前記液晶特性改善剤が下記式 【化66】 【化67】 【化68】 で示される化合物よりなる群から選ばれたものである請
    求項10記載の反強誘電性液晶組成物。
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