JPS638420Y2 - - Google Patents
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- JPS638420Y2 JPS638420Y2 JP5414684U JP5414684U JPS638420Y2 JP S638420 Y2 JPS638420 Y2 JP S638420Y2 JP 5414684 U JP5414684 U JP 5414684U JP 5414684 U JP5414684 U JP 5414684U JP S638420 Y2 JPS638420 Y2 JP S638420Y2
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- JP
- Japan
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- pressure
- chamber
- gas
- inlet
- valve
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 50
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 claims description 23
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 166
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 19
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 10
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- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Accessories For Mixers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、ガス混合器に関し、とくに2種類の
ガスを任意の割合で混合し而も混合後のガス(以
下、混合ガスという。)の流量が変化してもその
混合割合を実質上一定に保つガス混合器に関す
る。
ガスを任意の割合で混合し而も混合後のガス(以
下、混合ガスという。)の流量が変化してもその
混合割合を実質上一定に保つガス混合器に関す
る。
従来技術
各種プロセスの雰囲気制御及び医療などにおい
て、混合比が精密に制御された混合ガスの需要が
増大している。従来のガス混合器は、入口圧力を
一定に保ち出口圧力を加減することにより混合ガ
スの流量を変化させる方式を使つているので、入
口側のガス圧力が変化するとガス混合比率や混合
ガス流量が変動する欠点がある。また、従来方式
では、混合器入口圧力を最大流量に見合う高いレ
ベルに設定するので、混合ガス流量を低く絞つた
場合に高圧高密度のガスが混合器へ低い速度で流
入することになる。かかる低流量の条件下におい
ては、混合器オリフイスが流量制御の機能を失
い、ガスの混合比率が、オリフイス断面積の制限
から外れて入力側の圧力比、例えば2種類のガス
が圧力比1:1で混合器に供給されているときは
その圧力比1:1に近付く傾向となり、所定の混
合比率から外れる欠点が生ずる。
て、混合比が精密に制御された混合ガスの需要が
増大している。従来のガス混合器は、入口圧力を
一定に保ち出口圧力を加減することにより混合ガ
スの流量を変化させる方式を使つているので、入
口側のガス圧力が変化するとガス混合比率や混合
ガス流量が変動する欠点がある。また、従来方式
では、混合器入口圧力を最大流量に見合う高いレ
ベルに設定するので、混合ガス流量を低く絞つた
場合に高圧高密度のガスが混合器へ低い速度で流
入することになる。かかる低流量の条件下におい
ては、混合器オリフイスが流量制御の機能を失
い、ガスの混合比率が、オリフイス断面積の制限
から外れて入力側の圧力比、例えば2種類のガス
が圧力比1:1で混合器に供給されているときは
その圧力比1:1に近付く傾向となり、所定の混
合比率から外れる欠点が生ずる。
これらの欠点を避けるため、混合ガスの所要流
量が低いときにも、混合器内には一定以上のガス
流量を保ち、余分のガスを外部へ放出するか、又
はガス溜を設けて間欠的にガスを流す方法が提案
されている。しかし、この提案には、混合器の構
造を複雑にする欠点がある。
量が低いときにも、混合器内には一定以上のガス
流量を保ち、余分のガスを外部へ放出するか、又
はガス溜を設けて間欠的にガスを流す方法が提案
されている。しかし、この提案には、混合器の構
造を複雑にする欠点がある。
考案の目的
従つて、本考案の目的は、ガス混合比率の設定
が容易であり而も混合ガスの流量が変化しても実
質上一定のガス混合比率を保つ小型ガス混合器を
提供することにより、従来技術の上記欠点を解決
するにある。
が容易であり而も混合ガスの流量が変化しても実
質上一定のガス混合比率を保つ小型ガス混合器を
提供することにより、従来技術の上記欠点を解決
するにある。
考案の構成
上記目的を達成するため、本考案においては、
最小流量を基準とする設計が可能な混合弁を混合
弁ブロツクとして中央に置き、その両側に、混合
弁へ供給されるガスの圧力を調整する2つの調圧
ブロツクを取付け、混合弁の吐出側流路のガス圧
変動に応じて変化する信号圧を発生する信号圧発
生装置を何れかの調圧ブロツクに組込み、その信
号圧発生装置からの信号圧により調圧装置を作動
する。
最小流量を基準とする設計が可能な混合弁を混合
弁ブロツクとして中央に置き、その両側に、混合
弁へ供給されるガスの圧力を調整する2つの調圧
ブロツクを取付け、混合弁の吐出側流路のガス圧
変動に応じて変化する信号圧を発生する信号圧発
生装置を何れかの調圧ブロツクに組込み、その信
号圧発生装置からの信号圧により調圧装置を作動
する。
本考案によるガス混合器は、第1ダイヤフラム
と第2ダイヤフラムにより夫々封止され且つ相互
に連通された両側信号圧室、第1流入口と第2流
入口、前記両流入口の入口側に夫々連通された第
1ガス流路と第2ガス流路、前記両流入口の有効
流入断面積の比を所定置に保つ位置に保持される
弁体、及び前記弁体を介して前記両流入口に連通
された吐出流路を有する混合ブロツク;前記第1
ダイヤフラムに結合された第1入口弁に臨む第1
ガス弁口が形成された第1入口室、前記第1ガス
弁口を介して前記第1入口室に連通する第1調圧
室、及び前記第1調圧室を前記第1ガス流路に連
通する流路を有し且つ前記第1ダイヤフラムに隣
接する第1調圧ブロツク;前記第2ダイヤフラム
に結合された第2入口弁に臨む第2ガス弁口が形
成された第2入口室、前記第2ガス弁口を介して
前記第2入口室に連通する第2調圧室、及び前記
第2調圧室を前記第2ガス流路に連通する流路を
有し且つ前記第2ダイヤフラムに隣接する第2調
圧ブロツク;並びに前記吐出流路に連通され且つ
ダイヤフラムにより封止された吐出圧室、前記吐
出圧室ダイヤフラムに係合し前記吐出圧室の圧力
と差動的に作動する調圧ばね、前記第1入口室又
は前記第2入口室に連通され且つ前記吐出圧室ダ
イヤフラムに結合された調圧弁に臨む吸込口が形
成された信号ガス室、及び前記吸込口を介して前
記信号ガス室に連通され且つ前記信号圧室に連通
された信号圧発生室を有する信号圧発生装置を備
えてなる構成を用いる。
と第2ダイヤフラムにより夫々封止され且つ相互
に連通された両側信号圧室、第1流入口と第2流
入口、前記両流入口の入口側に夫々連通された第
1ガス流路と第2ガス流路、前記両流入口の有効
流入断面積の比を所定置に保つ位置に保持される
弁体、及び前記弁体を介して前記両流入口に連通
された吐出流路を有する混合ブロツク;前記第1
ダイヤフラムに結合された第1入口弁に臨む第1
ガス弁口が形成された第1入口室、前記第1ガス
弁口を介して前記第1入口室に連通する第1調圧
室、及び前記第1調圧室を前記第1ガス流路に連
通する流路を有し且つ前記第1ダイヤフラムに隣
接する第1調圧ブロツク;前記第2ダイヤフラム
に結合された第2入口弁に臨む第2ガス弁口が形
成された第2入口室、前記第2ガス弁口を介して
前記第2入口室に連通する第2調圧室、及び前記
第2調圧室を前記第2ガス流路に連通する流路を
有し且つ前記第2ダイヤフラムに隣接する第2調
圧ブロツク;並びに前記吐出流路に連通され且つ
ダイヤフラムにより封止された吐出圧室、前記吐
出圧室ダイヤフラムに係合し前記吐出圧室の圧力
と差動的に作動する調圧ばね、前記第1入口室又
は前記第2入口室に連通され且つ前記吐出圧室ダ
イヤフラムに結合された調圧弁に臨む吸込口が形
成された信号ガス室、及び前記吸込口を介して前
記信号ガス室に連通され且つ前記信号圧室に連通
された信号圧発生室を有する信号圧発生装置を備
えてなる構成を用いる。
実施例
以下、添付図を参照して本考案を詳細に説明す
る。先ず、第1図を参照して本考案の原理を説明
するに、基本的構成は、混合弁1、調圧装置2、
及び信号圧発生装置3からなる。
る。先ず、第1図を参照して本考案の原理を説明
するに、基本的構成は、混合弁1、調圧装置2、
及び信号圧発生装置3からなる。
混合弁1の弁箱10は、第1流入弁口11及び
第2流入弁口12を有し、弁体13が弁箱10の
中に配置される。弁体13は、第1流入弁口11
に対向する第1テーパ部14と第2流入弁口12
に対向する第2テーパ部15とを有し、弁体13
の一端には、弁箱10と一体の固定部分に螺合す
るねじ部16が結合される。ねじ部16と一体の
つまみ19を介してねじ部16を回転させること
により、弁体13を弁箱10内の所要位置に移動
させ且つその位置に保持する。好ましくは、ねじ
部16にガス漏れ防止用のパツキング17を取付
け、弁体13の他端と弁箱10の対向側壁との間
に押えばね18を挿入する。弁箱10内で混合さ
れた混合ガスは、吐出流路20から矢印Cで示さ
れる様に送出される。
第2流入弁口12を有し、弁体13が弁箱10の
中に配置される。弁体13は、第1流入弁口11
に対向する第1テーパ部14と第2流入弁口12
に対向する第2テーパ部15とを有し、弁体13
の一端には、弁箱10と一体の固定部分に螺合す
るねじ部16が結合される。ねじ部16と一体の
つまみ19を介してねじ部16を回転させること
により、弁体13を弁箱10内の所要位置に移動
させ且つその位置に保持する。好ましくは、ねじ
部16にガス漏れ防止用のパツキング17を取付
け、弁体13の他端と弁箱10の対向側壁との間
に押えばね18を挿入する。弁箱10内で混合さ
れた混合ガスは、吐出流路20から矢印Cで示さ
れる様に送出される。
第1流入弁口11からのガスと第2流入弁口1
2からのガスとの混合比率は、弁箱10内の弁体
13の位置、即ちテーパ部14及び15の位置に
より支配される両流入弁口11及び12の有効流
入断面積の比率によつて定まる。従つて、つまみ
19を回転して弁体13の位置を調整することに
より、ガス混合比率を容易に調整することができ
る。好ましくは、テーパ部14及び15を含む弁
体13の形状を適当に選定することにより、両流
入弁口11及び12の有効流入断面積の和を弁体
13の位置に拘らず一定となる様にして、吐出流
路20における混合ガスの流量を一定に保つたま
まガス混合比率を調整できるようにする。
2からのガスとの混合比率は、弁箱10内の弁体
13の位置、即ちテーパ部14及び15の位置に
より支配される両流入弁口11及び12の有効流
入断面積の比率によつて定まる。従つて、つまみ
19を回転して弁体13の位置を調整することに
より、ガス混合比率を容易に調整することができ
る。好ましくは、テーパ部14及び15を含む弁
体13の形状を適当に選定することにより、両流
入弁口11及び12の有効流入断面積の和を弁体
13の位置に拘らず一定となる様にして、吐出流
路20における混合ガスの流量を一定に保つたま
まガス混合比率を調整できるようにする。
調圧装置2は、矢印Aで示される一方の被混合
ガスに対する第1入口室30、矢印Bで示される
他方の被混合ガスに対する第2入口室31、第1
調圧室32、第2調圧室33、及び信号圧室34
からなる。信号圧室34は、第1調圧室32との
境界壁となる第1ダイヤフラム35、及び第2調
圧室33との境界壁となる第2ダイヤフラム36
を有する。第1ダイヤフラム35には、第1調圧
室32に作用する第1入口弁37の一端が弁杆3
7aを介して結合され、第2ダイヤフラム36に
は、第2調圧室33に作用する第2入口弁38の
一端が弁杆38aを介して結合される。第1調圧
室32は、第1入口弁37に臨む第1ガス弁口3
9が穿たれた壁体40を有し、第2調圧室33
は、第2入口弁38に臨む第2ガス弁口41が穿
たれた壁体42を有する。
ガスに対する第1入口室30、矢印Bで示される
他方の被混合ガスに対する第2入口室31、第1
調圧室32、第2調圧室33、及び信号圧室34
からなる。信号圧室34は、第1調圧室32との
境界壁となる第1ダイヤフラム35、及び第2調
圧室33との境界壁となる第2ダイヤフラム36
を有する。第1ダイヤフラム35には、第1調圧
室32に作用する第1入口弁37の一端が弁杆3
7aを介して結合され、第2ダイヤフラム36に
は、第2調圧室33に作用する第2入口弁38の
一端が弁杆38aを介して結合される。第1調圧
室32は、第1入口弁37に臨む第1ガス弁口3
9が穿たれた壁体40を有し、第2調圧室33
は、第2入口弁38に臨む第2ガス弁口41が穿
たれた壁体42を有する。
好ましくは、第1入口弁37の他端と第1入口
室30の対向壁との間に押えばね43を挿入し、
第2入口弁38の他端と第2入口室31の対向壁
との間に押えばね44を挿入し、第1入口弁37
及び第2入口弁38をそれぞれ第1ガス弁口39
及び第2ガス弁口41に対して心合せする。
室30の対向壁との間に押えばね43を挿入し、
第2入口弁38の他端と第2入口室31の対向壁
との間に押えばね44を挿入し、第1入口弁37
及び第2入口弁38をそれぞれ第1ガス弁口39
及び第2ガス弁口41に対して心合せする。
第1ガス流入管路45から第1入口室30へ送
入されたガスは、第1ガス弁口39と第1入口弁
37との間を通つて第1調圧室32へ進入し、さ
らに第1調圧室32に直結された第1ガス流路4
7を通つて混合弁1の第1流入弁口11へ送られ
る。上記第1ガス弁口39と第1入口弁37との
間の間隙は、信号圧室34内の圧力に応じて変化
する第1ダイヤフラム35の偏倚によつて定ま
る。他方、第2ガス流入管路46から第2入口室
31へ送られたガスは、第2ガス弁口41と第2
入口弁38との間を通つて第2調圧室33へ進入
し、さらに第2調圧室33に直結された第2ガス
流路48を通つて混合弁1の第2流入弁口12へ
送られる。上記第2ガス弁口41と第2入口弁3
8との間の間隙は、信号圧室34内の圧力に応じ
て変化する第2ダイヤフラム36の偏倚によつて
定まる。
入されたガスは、第1ガス弁口39と第1入口弁
37との間を通つて第1調圧室32へ進入し、さ
らに第1調圧室32に直結された第1ガス流路4
7を通つて混合弁1の第1流入弁口11へ送られ
る。上記第1ガス弁口39と第1入口弁37との
間の間隙は、信号圧室34内の圧力に応じて変化
する第1ダイヤフラム35の偏倚によつて定ま
る。他方、第2ガス流入管路46から第2入口室
31へ送られたガスは、第2ガス弁口41と第2
入口弁38との間を通つて第2調圧室33へ進入
し、さらに第2調圧室33に直結された第2ガス
流路48を通つて混合弁1の第2流入弁口12へ
送られる。上記第2ガス弁口41と第2入口弁3
8との間の間隙は、信号圧室34内の圧力に応じ
て変化する第2ダイヤフラム36の偏倚によつて
定まる。
好ましくは、第1ダイヤフラム35の有効面積
を第2ダイヤフラム36の有効面積と等しくし、
第1ガス弁口39及び第2ガス弁口41の面積を
上記第1ダイヤフラム35及び第2ダイヤフラム
36の有効面積よりも十分小さく選び、両ガス流
入管45,46のガス圧の間に差があつても両流
路47,48の圧力が常に等しくなる様にする。
を第2ダイヤフラム36の有効面積と等しくし、
第1ガス弁口39及び第2ガス弁口41の面積を
上記第1ダイヤフラム35及び第2ダイヤフラム
36の有効面積よりも十分小さく選び、両ガス流
入管45,46のガス圧の間に差があつても両流
路47,48の圧力が常に等しくなる様にする。
信号圧発生装置3は、流路50を介して混合弁
1の吐出流路20に連通された吐出圧室51を有
する。ダイヤフラム52が吐出圧室51の壁体5
3に取付けられる。吐出圧室51の外側において
上記壁体53に固定された壁体53aと上記ダイ
ヤフラム52との間に調節ばね54を挿入し、こ
の調節ばね54により吐出圧室51のガス圧に対
抗する圧縮力をダイヤフラム52へ加える。好ま
しくは、調節ばね54をコイルばねとし、その一
端をダイヤフラム52に係止すると共にその他端
に前記壁体53aに螺合した調節ねじ55を嵌合
させ、調節ねじ55の回転により調節ばね54の
圧縮力を調節する。
1の吐出流路20に連通された吐出圧室51を有
する。ダイヤフラム52が吐出圧室51の壁体5
3に取付けられる。吐出圧室51の外側において
上記壁体53に固定された壁体53aと上記ダイ
ヤフラム52との間に調節ばね54を挿入し、こ
の調節ばね54により吐出圧室51のガス圧に対
抗する圧縮力をダイヤフラム52へ加える。好ま
しくは、調節ばね54をコイルばねとし、その一
端をダイヤフラム52に係止すると共にその他端
に前記壁体53aに螺合した調節ねじ55を嵌合
させ、調節ねじ55の回転により調節ばね54の
圧縮力を調節する。
吐出圧室51には、前記ダイヤフラム52に対
向するダイヤフラム56及びそれを保持する壁体
57を設けると共に、両ダイヤフラム52,56
をロツド54aで直結する。吐出圧室51の壁体
57に隣接して信号圧発生室58を形成し、壁体
57に対向する壁体59の前記ダイヤフラム56
に対向する部位に吸込口60を穿つ。弁杆61a
を介して前記ダイヤフラム56に結合した調圧弁
61を前記吸込口60に臨ませる。ダイヤフラム
52とダイヤフラム56との有効面積比を適当に
選定することにより、調節ばね54の圧縮力に対
抗するのは、主として吐出圧室51のガス圧であ
つて信号圧発生室58のガス圧による影響は極め
て少なくなる様にする。
向するダイヤフラム56及びそれを保持する壁体
57を設けると共に、両ダイヤフラム52,56
をロツド54aで直結する。吐出圧室51の壁体
57に隣接して信号圧発生室58を形成し、壁体
57に対向する壁体59の前記ダイヤフラム56
に対向する部位に吸込口60を穿つ。弁杆61a
を介して前記ダイヤフラム56に結合した調圧弁
61を前記吸込口60に臨ませる。ダイヤフラム
52とダイヤフラム56との有効面積比を適当に
選定することにより、調節ばね54の圧縮力に対
抗するのは、主として吐出圧室51のガス圧であ
つて信号圧発生室58のガス圧による影響は極め
て少なくなる様にする。
図示例では、信号圧発生室58に隣接して前記
調圧弁61を囲む信号ガス室62を形成し、調圧
弁61とその対向壁面との間に押えばね63を設
ける。好ましい実施例では、調節ばね54、ロツ
ド54a、弁杆61a、調圧弁61、及び押えば
ね63を心合せして配置する。図示例では、流路
64を介し信号ガス室62を第1ガス流入管45
へ連通する。また、信号圧発生室58は流路65
により調圧装置2の信号圧室34へ連通される。
ブリード絞り66が流路65に接続され、余分の
信号圧がこのブリード絞り66により矢印Dで示
される様に放出される。
調圧弁61を囲む信号ガス室62を形成し、調圧
弁61とその対向壁面との間に押えばね63を設
ける。好ましい実施例では、調節ばね54、ロツ
ド54a、弁杆61a、調圧弁61、及び押えば
ね63を心合せして配置する。図示例では、流路
64を介し信号ガス室62を第1ガス流入管45
へ連通する。また、信号圧発生室58は流路65
により調圧装置2の信号圧室34へ連通される。
ブリード絞り66が流路65に接続され、余分の
信号圧がこのブリード絞り66により矢印Dで示
される様に放出される。
本考案の一実施例の構造を、その縦断面図、一
部切欠平面図、及び横断面図を示す第2図、第3
図及び第4図を参照して説明する。ガス混合器の
中央に混合弁ブロツク4を置き、その両側に第1
調圧ブロツク5及び第2調圧ブロツクブロツク6
を配置する。混合弁ブロツク4の外形を平行六面
体とし、その頂面に吐出流路20を垂直方向に穿
ち、その両側面に第1ダイヤフラム35及び第2
ダイヤフラム36で封止され且つ連通路65aに
より連通された信号圧室34を形成する。両ダイ
ヤフラム35,36は、隣接ブロツク間に挟持さ
れる壁体35a,36aによつて保持される。
部切欠平面図、及び横断面図を示す第2図、第3
図及び第4図を参照して説明する。ガス混合器の
中央に混合弁ブロツク4を置き、その両側に第1
調圧ブロツク5及び第2調圧ブロツクブロツク6
を配置する。混合弁ブロツク4の外形を平行六面
体とし、その頂面に吐出流路20を垂直方向に穿
ち、その両側面に第1ダイヤフラム35及び第2
ダイヤフラム36で封止され且つ連通路65aに
より連通された信号圧室34を形成する。両ダイ
ヤフラム35,36は、隣接ブロツク間に挟持さ
れる壁体35a,36aによつて保持される。
混合弁ボデイ4の内部に、吐出流路20に連通
して両ダイヤフラム35,36に平行に穴を穿
ち、その穴の中に、第1流入口11を有する弁口
ボデイ7及び第2流入口12を有する弁口ボデイ
8を挿入し第1図の弁箱10を形成する。この弁
箱10内に、第1テーパ部14、第2テーパ部1
5、ねじ部16、及びつまみ19を有する弁体1
3を、押えばね18と共に配置する。また、混合
弁ボデイ4内に、第1流入口11に連通する第1
ガス流路47、第2流入口12に連通する第2ガ
ス流路48、及び信号圧発生装置3への流路50
を穿つ。
して両ダイヤフラム35,36に平行に穴を穿
ち、その穴の中に、第1流入口11を有する弁口
ボデイ7及び第2流入口12を有する弁口ボデイ
8を挿入し第1図の弁箱10を形成する。この弁
箱10内に、第1テーパ部14、第2テーパ部1
5、ねじ部16、及びつまみ19を有する弁体1
3を、押えばね18と共に配置する。また、混合
弁ボデイ4内に、第1流入口11に連通する第1
ガス流路47、第2流入口12に連通する第2ガ
ス流路48、及び信号圧発生装置3への流路50
を穿つ。
図示例の第1調圧ブロツク5及び第2調圧ブロ
ツク6は、第1ガス流入管路45及び第2ガス流
入管路46の下流に減圧弁装置70を有するが、
これらの減圧弁装置は省略してもよい。各減圧弁
装置70は、調節ねじ71、コイルばね72、ボ
ンネツト73、壁体74aに保持されたダイヤフ
ラム74、そのダイヤフラム74に結合された弁
75、案内デイスク75a、押えばね76、及び
弁口77からなる。
ツク6は、第1ガス流入管路45及び第2ガス流
入管路46の下流に減圧弁装置70を有するが、
これらの減圧弁装置は省略してもよい。各減圧弁
装置70は、調節ねじ71、コイルばね72、ボ
ンネツト73、壁体74aに保持されたダイヤフ
ラム74、そのダイヤフラム74に結合された弁
75、案内デイスク75a、押えばね76、及び
弁口77からなる。
第1調圧ブロツク5の減圧弁装置70からの出
力は、第1入口室30、第1入口弁37に臨む第
1ガス弁口39、第1調圧室32、及び第1ガス
流路47を経て混合弁ブロツク5の第1流入弁口
11へ供給される。第1調圧室32のガス圧は、
弁案内デイスク37bの貫通孔37cを介し第1
ダイヤフラム35に作用し、第1入口弁37の位
置は、信号圧室34と第1調圧室32との間のガ
ス圧の差が支配する第1ダイヤフラム35の偏倚
によつて定まる。第2調圧ブロツク6の減圧弁装
置70の出力は、第2入口室31、第2入口弁3
8に臨む第2ガス弁口41、第2調圧室33、及
び第2ガス流路48を経て混合弁ブロツク5の第
2流入弁口12へ供給される。第2調圧室33の
ガス圧は、弁案内デイスク38bの貫通孔38c
を介して第2ダイヤフラム36に作用し、第2入
口弁38の位置は、信号圧室34と第2調圧室3
3との間のガス圧の差が支配する第2ダイヤフラ
ム36の偏倚によつて定まる。
力は、第1入口室30、第1入口弁37に臨む第
1ガス弁口39、第1調圧室32、及び第1ガス
流路47を経て混合弁ブロツク5の第1流入弁口
11へ供給される。第1調圧室32のガス圧は、
弁案内デイスク37bの貫通孔37cを介し第1
ダイヤフラム35に作用し、第1入口弁37の位
置は、信号圧室34と第1調圧室32との間のガ
ス圧の差が支配する第1ダイヤフラム35の偏倚
によつて定まる。第2調圧ブロツク6の減圧弁装
置70の出力は、第2入口室31、第2入口弁3
8に臨む第2ガス弁口41、第2調圧室33、及
び第2ガス流路48を経て混合弁ブロツク5の第
2流入弁口12へ供給される。第2調圧室33の
ガス圧は、弁案内デイスク38bの貫通孔38c
を介して第2ダイヤフラム36に作用し、第2入
口弁38の位置は、信号圧室34と第2調圧室3
3との間のガス圧の差が支配する第2ダイヤフラ
ム36の偏倚によつて定まる。
信号圧発生装置3は、第1調圧ブロツク5及び
第2調圧ブロツク6のうち何れと結合してもよい
が、図示例では第1調圧ブロツク5と組合わされ
る。流路50を介する吐出流路20からのガス圧
は、第1調圧ブロツク5に結合された信号圧ブロ
ツク9の吐出圧室51へ加えられる。信号発生装
置3の信号ガス室62、調圧弁61及び信号圧発
生室58は、第1調圧ブロツク5内に形成され、
上記第1入口室30からのガス圧は、流路64を
介して信号ガス室62へ加えられる。信号圧発生
室58からのガス圧は、流路65及び連通路65
aを介し、混合弁ブロツク4両側の信号圧室34
へ加えられる。信号圧発生装置3の調圧ばね54
は、壁体53aとなるボンネツトによりダイヤフ
ラム52に係合する様に保持される。
第2調圧ブロツク6のうち何れと結合してもよい
が、図示例では第1調圧ブロツク5と組合わされ
る。流路50を介する吐出流路20からのガス圧
は、第1調圧ブロツク5に結合された信号圧ブロ
ツク9の吐出圧室51へ加えられる。信号発生装
置3の信号ガス室62、調圧弁61及び信号圧発
生室58は、第1調圧ブロツク5内に形成され、
上記第1入口室30からのガス圧は、流路64を
介して信号ガス室62へ加えられる。信号圧発生
室58からのガス圧は、流路65及び連通路65
aを介し、混合弁ブロツク4両側の信号圧室34
へ加えられる。信号圧発生装置3の調圧ばね54
は、壁体53aとなるボンネツトによりダイヤフ
ラム52に係合する様に保持される。
動作を説明するに、吐出流路20の吐出流量を
流量制御弁(図示せず)などの制御手段によつて
増加させると、その直後には吐出流路20のガス
圧が過渡的に低下する。このガス圧低下は、流路
50を介して信号圧発生装置3の吐出圧室51へ
伝えられる。吐出圧室51のガス圧低下に応じ、
調圧ばね54が、ダイヤフラム52を第2図で左
方へ偏倚させ、この偏倚は、ロツド54a及び弁
杆61a(第1図)を介し調圧弁61を第2図左
方、即ち信号圧発生室58の吸込口60における
流入断面積を増大させる方向に押す。よつて、信
号ガス室62から信号圧発生室58へのガス流入
量が増加して信号圧発生室58内のガス圧が上昇
し、その上昇したガス圧が流路65及び連通路6
5aを介して混合弁ブロツク5両側の信号圧室3
4へ伝達される。
流量制御弁(図示せず)などの制御手段によつて
増加させると、その直後には吐出流路20のガス
圧が過渡的に低下する。このガス圧低下は、流路
50を介して信号圧発生装置3の吐出圧室51へ
伝えられる。吐出圧室51のガス圧低下に応じ、
調圧ばね54が、ダイヤフラム52を第2図で左
方へ偏倚させ、この偏倚は、ロツド54a及び弁
杆61a(第1図)を介し調圧弁61を第2図左
方、即ち信号圧発生室58の吸込口60における
流入断面積を増大させる方向に押す。よつて、信
号ガス室62から信号圧発生室58へのガス流入
量が増加して信号圧発生室58内のガス圧が上昇
し、その上昇したガス圧が流路65及び連通路6
5aを介して混合弁ブロツク5両側の信号圧室3
4へ伝達される。
従つて、第1ダイヤフラム35及び第2ダイヤ
フラム36が、信号圧室34を膨張させる方向に
偏倚し、さらに弁杆37a及び38a(第1図)
を介して第1及び第2入口弁37及び38を第1
ガス弁口39及び第2ガス弁口41における流入
断面積の増大方向に押す。よつて、第1入口室3
0から第1調圧室32及び第1ガス流路47を介
して混合弁1の第1流入弁口11に至るガスの流
量が増大しそのガス圧が上昇し、同時に、第2入
口室31から第2調圧室33及び第2ガス流路4
8を介して混合弁1の第2流入弁口12に至るガ
スの流量が増大しそのガス圧も上昇する。両流入
弁口11,12におけるガス圧の上昇に応じ、吐
出流路20のガス圧も上昇するので、混合ガスの
流量増加直後の過渡的ガス圧低下は補償される。
結局、ガス混合器の吐出流路20のガス圧は、信
号圧発生装置3の調圧ばね54の圧縮力と釣合う
所定ガス圧レベルへ自動的に回復されそのレベル
に維持される。しかも、この際混合弁1の弁体1
3は移動しないので、ガス混合比率は流量の変動
に拘らず一定に保たれる。
フラム36が、信号圧室34を膨張させる方向に
偏倚し、さらに弁杆37a及び38a(第1図)
を介して第1及び第2入口弁37及び38を第1
ガス弁口39及び第2ガス弁口41における流入
断面積の増大方向に押す。よつて、第1入口室3
0から第1調圧室32及び第1ガス流路47を介
して混合弁1の第1流入弁口11に至るガスの流
量が増大しそのガス圧が上昇し、同時に、第2入
口室31から第2調圧室33及び第2ガス流路4
8を介して混合弁1の第2流入弁口12に至るガ
スの流量が増大しそのガス圧も上昇する。両流入
弁口11,12におけるガス圧の上昇に応じ、吐
出流路20のガス圧も上昇するので、混合ガスの
流量増加直後の過渡的ガス圧低下は補償される。
結局、ガス混合器の吐出流路20のガス圧は、信
号圧発生装置3の調圧ばね54の圧縮力と釣合う
所定ガス圧レベルへ自動的に回復されそのレベル
に維持される。しかも、この際混合弁1の弁体1
3は移動しないので、ガス混合比率は流量の変動
に拘らず一定に保たれる。
また、吐出流路20の吐出流量を適当な制御手
段(図示せず)によつて減少させると、その直後
には吐出流路20におけるガス圧が過渡的に上昇
するが、この場合には上記の吐出流量増加の場合
とは逆の動作により吐出流路20のガス圧上昇が
補償される。即ち、流路50を介して伝えられる
ガス圧上昇は、信号圧発生装置3において吐出圧
室ダイヤフラム52及び弁61の第2図右方への
偏倚とそれに伴う信号圧発生室58のガス圧低下
を招き、混合弁ブロツク5において信号圧室34
縮小方向の両ダイヤフラム35,36の偏倚及び
それに伴う両調圧室32,33のガス圧低下を発
生させ、さらに両流路47,48を介して両調圧
室32,33のガス圧低下が調圧弁1の両流入口
11,12へ伝えられる結果として吐出流路20
の過渡的ガス圧上昇が補償される。この補償によ
り、吐出流路20の流量が絞られた場合にも、そ
のガス圧は過渡的に上昇の後自動的に所定レベル
へ回復されそのレベルに維持される。しかも、こ
の際混合弁1の弁体13は移動しないので、ガス
混合比率は流量の変動に拘らず一定に保たれる。
段(図示せず)によつて減少させると、その直後
には吐出流路20におけるガス圧が過渡的に上昇
するが、この場合には上記の吐出流量増加の場合
とは逆の動作により吐出流路20のガス圧上昇が
補償される。即ち、流路50を介して伝えられる
ガス圧上昇は、信号圧発生装置3において吐出圧
室ダイヤフラム52及び弁61の第2図右方への
偏倚とそれに伴う信号圧発生室58のガス圧低下
を招き、混合弁ブロツク5において信号圧室34
縮小方向の両ダイヤフラム35,36の偏倚及び
それに伴う両調圧室32,33のガス圧低下を発
生させ、さらに両流路47,48を介して両調圧
室32,33のガス圧低下が調圧弁1の両流入口
11,12へ伝えられる結果として吐出流路20
の過渡的ガス圧上昇が補償される。この補償によ
り、吐出流路20の流量が絞られた場合にも、そ
のガス圧は過渡的に上昇の後自動的に所定レベル
へ回復されそのレベルに維持される。しかも、こ
の際混合弁1の弁体13は移動しないので、ガス
混合比率は流量の変動に拘らず一定に保たれる。
要するに、本考案のガス混合器においては、混
合ガスの吐出流路に増減があつても、混合弁の弁
体位置が一定である限りガス混合比率を一定に保
持することができる。この一定混合比率保持を達
成するため、本考案においては、上記吐出流路の
増減に対応して混合弁の入口側ガス圧を下降・上
昇させる。
合ガスの吐出流路に増減があつても、混合弁の弁
体位置が一定である限りガス混合比率を一定に保
持することができる。この一定混合比率保持を達
成するため、本考案においては、上記吐出流路の
増減に対応して混合弁の入口側ガス圧を下降・上
昇させる。
なお、信号圧発生装置3の調節ばね54には、
吐出圧室51のガス圧による力だけでなく、 {(室58の圧力)−(室51の圧力)}x (ダイヤフラム56の有効面積) で与えられる力も同時に作用しており、吐出流路
20のガス圧は厳密には一定とならず、ガス流量
が大きい場合にはそのガス圧が僅かに低下する。
しかし、ガス流量が大きい場合にはガス混合比率
は安定しており、なんら問題は無い。本考案の重
要な特徴として、従来はガス混合比率が変化し易
かつた小流量時に、ガス圧の変化を微小なものと
すると共に安定したガス混合比率を維持する。
吐出圧室51のガス圧による力だけでなく、 {(室58の圧力)−(室51の圧力)}x (ダイヤフラム56の有効面積) で与えられる力も同時に作用しており、吐出流路
20のガス圧は厳密には一定とならず、ガス流量
が大きい場合にはそのガス圧が僅かに低下する。
しかし、ガス流量が大きい場合にはガス混合比率
は安定しており、なんら問題は無い。本考案の重
要な特徴として、従来はガス混合比率が変化し易
かつた小流量時に、ガス圧の変化を微小なものと
すると共に安定したガス混合比率を維持する。
以上説明した本考案による構成のガス混合器を
試作し、吐出流路20のガス圧を0.5Kg/cm2に保
ちながら吐出流量を3−80/minの範囲に変化
させたときのガス混合比率の変化は第5図に示す
如くであつた。この場合、ガス流入管45,46
における入口ガス圧は3−5Kg/cm2の範囲で変動
した。比較のため、混合弁入口圧力制御方式の従
来型ガス混合器を用い、吐出流量0の時の混合弁
入口ガス圧を1.2Kg/cm2とした後本考案の試作品
と同様に吐出流量を変化させ、その際のガス混合
比率の変化を測定し、第6図に示される結果を得
た。
試作し、吐出流路20のガス圧を0.5Kg/cm2に保
ちながら吐出流量を3−80/minの範囲に変化
させたときのガス混合比率の変化は第5図に示す
如くであつた。この場合、ガス流入管45,46
における入口ガス圧は3−5Kg/cm2の範囲で変動
した。比較のため、混合弁入口圧力制御方式の従
来型ガス混合器を用い、吐出流量0の時の混合弁
入口ガス圧を1.2Kg/cm2とした後本考案の試作品
と同様に吐出流量を変化させ、その際のガス混合
比率の変化を測定し、第6図に示される結果を得
た。
第5図と第6図との比較から明らかな様に、本
考案によるガス混合器は、混合ガス吐出流量の増
減に伴なうガス混合比率の変動を著しく減少させ
る。
考案によるガス混合器は、混合ガス吐出流量の増
減に伴なうガス混合比率の変動を著しく減少させ
る。
考案の効果
以上詳細に説明した如く、本考案によるガス混
合器は、吐出流量の増減に応じ混合弁入口側のガ
ス圧を変化させるので、次の効果を奏する。
合器は、吐出流量の増減に応じ混合弁入口側のガ
ス圧を変化させるので、次の効果を奏する。
(イ) 混合ガス吐出流量の広い増減範囲に亘り、ガ
ス混合比率を所定レベルに維持することができ
る。
ス混合比率を所定レベルに維持することができ
る。
(ロ) 最小吐出流量を基準として混合弁を設計でき
るので、ガス溜等を必要とせず、構造が簡単に
なる。
るので、ガス溜等を必要とせず、構造が簡単に
なる。
(ハ) 混合弁ブロツク、調圧ブロツク及び信号圧ブ
ロツクなどの簡単なブロツク構造体の組合せに
より低コストで製作することが可能になり、ま
た小型化が可能になる。
ロツクなどの簡単なブロツク構造体の組合せに
より低コストで製作することが可能になり、ま
た小型化が可能になる。
(ニ) ガス混合比率の設定を、混合弁における単一
弁体の作動位置選定のみによつて行えるので、
操作が簡単である。
弁体の作動位置選定のみによつて行えるので、
操作が簡単である。
(ホ) 必要に応じ、被混合ガスの入口に減圧弁を容
易に而もコンパクトに組込み、各種容器で市販
される被混合ガスを利用することができる。
易に而もコンパクトに組込み、各種容器で市販
される被混合ガスを利用することができる。
第1図はガス混合器の構成の説明図、第2図は
ガス混合器の縦断面図、第3図はその一部切欠平
面図、第4図は第2図の線−におけるその横
断面図、第5図及び第6図は吐出流量に対するガ
ス混合比率の変化を示すグラフである。 1……混合弁、2……調圧装置、3……信号圧
発生装置、4……混合弁ブロツク、5……第1調
圧ブロツク、6……第2調圧ブロツク、7,8…
…弁口ボデイ、9……信号圧ブロツク、10……
弁箱、11……第1流入弁口、12……第2流入
弁口、13……弁体、14……第1テーパ部、1
5……第2テーパ部、16……ねじ部、17……
パツキング、18,43,44,63,76……
押えばね、19……つまみ、20……吐出流路、
30……第1入口室、31……第2入口室、32
……第1調圧室、33……第2調圧室、34……
信号圧室、35……第1ダイヤフラム、36……
第2ダイヤフラム、37……第1入口弁、38…
…第2入口弁、39……第1ガス弁口、40,4
2,53,57,59……壁体、41……第2ガ
ス弁口、45……第1ガス流入管路、46……第
2ガス流入管路、47……第1ガス流路、48…
…第2ガス流路、50,64,65……流路、5
1……吐出圧室、52,56……ダイヤフラム、
54……調圧ばね、55……調節ねじ、58……
信号圧発生室、60……吸込口、61……調圧
弁、62……信号ガス室、66……ブリード絞
り、70……減圧弁装置、71……調節ねじ、7
2……コイルばね、73……ボンネツト、74…
…ダイヤフラム、75……弁、77……弁口。
ガス混合器の縦断面図、第3図はその一部切欠平
面図、第4図は第2図の線−におけるその横
断面図、第5図及び第6図は吐出流量に対するガ
ス混合比率の変化を示すグラフである。 1……混合弁、2……調圧装置、3……信号圧
発生装置、4……混合弁ブロツク、5……第1調
圧ブロツク、6……第2調圧ブロツク、7,8…
…弁口ボデイ、9……信号圧ブロツク、10……
弁箱、11……第1流入弁口、12……第2流入
弁口、13……弁体、14……第1テーパ部、1
5……第2テーパ部、16……ねじ部、17……
パツキング、18,43,44,63,76……
押えばね、19……つまみ、20……吐出流路、
30……第1入口室、31……第2入口室、32
……第1調圧室、33……第2調圧室、34……
信号圧室、35……第1ダイヤフラム、36……
第2ダイヤフラム、37……第1入口弁、38…
…第2入口弁、39……第1ガス弁口、40,4
2,53,57,59……壁体、41……第2ガ
ス弁口、45……第1ガス流入管路、46……第
2ガス流入管路、47……第1ガス流路、48…
…第2ガス流路、50,64,65……流路、5
1……吐出圧室、52,56……ダイヤフラム、
54……調圧ばね、55……調節ねじ、58……
信号圧発生室、60……吸込口、61……調圧
弁、62……信号ガス室、66……ブリード絞
り、70……減圧弁装置、71……調節ねじ、7
2……コイルばね、73……ボンネツト、74…
…ダイヤフラム、75……弁、77……弁口。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムにより
夫々封止され且つ相互に連通された両側信号圧
室、第1流入口と第2流入口、前記両流入口の
入口側に夫々連通された第1ガス流路と第2ガ
ス流路、前記両流入口の有効流入断面積の比を
所定値に保つ位置に保持される弁体、及び前記
弁体を介して前記両流入口に連通された吐出流
路を有する混合ブロツク;前記第1ダイヤフラ
ムに結合された第1入口弁に臨む第1ガス弁口
が形成された第1入口室、前記第1ガス弁口を
介して前記第1入口室に連通する第1調圧室、
及び前記第1調圧室を前記第1ガス流路に連通
する流路を有し且つ前記第1ダイヤフラムに隣
接する第1調圧ブロツク;前記第2ダイヤフラ
ムに結合された第2入口弁に臨む第2ガス弁口
が形成された第2入口室、前記第2ガス弁口を
介して前記第2入口室に連通する第2調圧室、
及び前記第2調圧室を前記第2ガス流路に連通
する流路を有し且つ前記第2ダイヤフラムに隣
接する第2調圧ブロツク;並びに前記吐出流路
に連通され且つダイヤフラムにより封止された
吐出圧室、前記吐出圧室ダイヤフラムに係合し
前記吐出圧室の圧力と差動的に作動する調圧ば
ね、前記第1入口室又は前記第2入口室に連通
され且つ前記吐出圧室ダイヤフラムに結合され
た調圧弁に臨む吸込口が形成された信号ガス
室、及び前記吸込口を介して前記信号ガス室に
連通され且つ前記信号圧室に連通された信号圧
発生室を有する信号圧発生装置を備えてなるガ
ス混合器。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載のガス混
合器において、前記第1調圧ブロツクの前記第
1入口室の入口側に減圧弁を設け、前記第2調
圧ブロツクの前記第2入口室の入口側に減圧弁
を設けてなるガス混合器。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項記載のガス混
合器において、前記信号圧発生室に連通された
ブリード絞りを備えてなるるガス混合器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5414684U JPS60168538U (ja) | 1984-04-14 | 1984-04-14 | ガス混合器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5414684U JPS60168538U (ja) | 1984-04-14 | 1984-04-14 | ガス混合器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60168538U JPS60168538U (ja) | 1985-11-08 |
JPS638420Y2 true JPS638420Y2 (ja) | 1988-03-14 |
Family
ID=30575643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5414684U Granted JPS60168538U (ja) | 1984-04-14 | 1984-04-14 | ガス混合器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60168538U (ja) |
-
1984
- 1984-04-14 JP JP5414684U patent/JPS60168538U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60168538U (ja) | 1985-11-08 |
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