JPS6383457A - 油圧式伝動装置 - Google Patents

油圧式伝動装置

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JPS6383457A
JPS6383457A JP22741986A JP22741986A JPS6383457A JP S6383457 A JPS6383457 A JP S6383457A JP 22741986 A JP22741986 A JP 22741986A JP 22741986 A JP22741986 A JP 22741986A JP S6383457 A JPS6383457 A JP S6383457A
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pump
motor
hydraulic
cylinder
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Kenichi Ikejiri
池尻 憲一
Eiichirou Kawahara
河原 ▲えい▼一郎
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A9発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、モータシリンダに環状配列で摺合された多数
のモータプランジャがモータ斜板に摺接されて成る油圧
モータと、ポンプシリンダに多数のポンププランジャが
環状配列で摺合されるとともに前記モータシリンダに連
動するポンプ斜板に各ポンププランジャが摺接されて成
る油圧ポンプとが油圧閉回路をなして連結され、油圧ポ
ンプの摺動部を包囲するとともに油圧閉回路から該摺動
部に給油される油を流入させる油密室がモータシリンダ
およびポンプシリンダ間に画成される油圧式伝動装置に
関する。
(2)従来の技術 従来、かかる油室式伝動装置は、たとえば特開昭57−
76357号公報などによって公知である。
(3)発明が解決しようとする問題点 ところで、かかる伝動装置では、動力損失に起因した熱
が発生する。そこで各発熱個所に対して専用の冷却器を
設け、発熱を吸収した油を冷却することが考えられる。
ところが出力回転数に着口すると、ポンプ斜板がモーク
シリンダに連動して回転するので、油圧ポンプでの発熱
は、ポンプシリンダとモータシリンダとの回転速度差が
大きいとき、すなわち出力回転数の低いときに大きくな
る。したがって、油圧ポンプでの発熱に対して専用の冷
却器を設け、その冷却容量を出力回転数が低いときの発
熱を冷却し得るように設定すると、出力回転数が高いと
きには、冷却器の性能を有効に使用していないことにな
る。
本発明は、かかる事情を鑑みてなされたものであり、出
力回転数が高いときにも冷却器を有効に利用して冷却効
果を向上した油圧式伝動装置を提供することを目的とす
る。
B9発明の構成 (1)問題点を解決するための手段 本発明によれば、油圧モータのモータシリンダに連動す
る循環ポンプが、油圧閉回路に補給する油を貯留する油
タンクの油を循環すべ(付設され、該循環ポンプの吐出
油を前記油タンクに導く油路と、油密室からの排出油を
前記油タンクに導く油路とが、油タンクとの間で共通の
冷却器に接続される。
(2)作 用 出力回転数が低いときには、油圧ポンプにおける各摺動
部での発熱を吸収して油密室に流れた油が冷却器で主と
して冷却され、出力回転数が高いときには循環ポンプか
らの油が冷却器で主として冷却される。
(3)実施例 以下、図面により本発明を車両用油圧式無段変速機に適
用したときの実施例について説明すると、先ず本発明の
一実施例を示す第1図において、車両用油圧式無段変速
機CVTは、定容量型油圧ポンプPと、可変容量型油圧
モータMとが油圧閉回路をなして連結されて成り、2つ
のケース半体1a、lbを結合して成るミッションケー
ス1内に収容される。
油圧ポンプPは、入力軸2にスプライン3により結合さ
れたポンプシリンダ4と、該ポンプシリンダ4に入力軸
2を囲むように設けられた環状配列の多数のシリンダ孔
5.5・・・にそれぞれ摺合される多数のポンププラン
ジャ6.6・・・とを備える。
入力軸2には、図示しないエンジンからの動力がフライ
ホイール7を介して伝達される。
一方、油圧モータMは、前記油圧ポンプPのボンプシリ
ンダ4を同心に囲繞してそれと相対的に回転し得るよう
に配設されたモータシリンダ8と、酸モータシリンダ8
にその回転中心を囲むように設けられた多数のシリンダ
孔9.9・・・にそれぞれ摺合した多数のモータプラン
ジャ10.to・・・とを備える。
モータシリンダ8の軸方向両端には、支軸11゜12が
同一軸線上で突設されており、一方の支軸11はニード
ルベアリング13を介して一方のケース半体1aの端壁
に、また他方の支軸12はボールヘアリング14を介し
て他方のケース半体1bの端壁にそれぞれ支承される。
入力軸2は、一方のケース半休【aの端壁を油密に貫通
し、支軸11内に同心に配置される。しかも支軸11の
内面と人力軸2の外面との間には複数のニードルベアリ
ング15が介装されており、これにより入力軸2および
ポンプシリンダ4と、支軸11およびモータシリンダ8
とは相対回転可能である。
支軸11は、油圧モータMの出力軸として機能するもの
であり、この支軸11と平行にしてミッションケース1
の両端壁にローラベアリング16およびボールベアリン
グ17を介して回転自在に支承された副軸18と、前記
支軸11との間には、前、後進歯車装置Gが設けられる
この前、後進歯車装置Gは、支軸11に固定された一対
の駆動歯車19.20と、一方の駆動歯車19に噛合し
て副軸18に回転自在に支承される被動歯車21と、他
方の駆動歯車20に対応して副軸18に回転自在に支承
される被動歯車22と、駆動歯車20および被動歯車2
2に噛合する中間歯車23と、両被動歯車21.22の
対向部位にそれぞれ一体に設けられた駆動クラッチ歯輪
21a、22a間で副軸18に固定された被動クラッチ
歯輪24と、被動クラッチ歯輪24および再駆動クラッ
チ歯輪21a、22aを択一的に連結するためのクラッ
チ部材25とを有し、クラッチ部材25にはそれを選択
作動せしめるべくシフトフォーク26が係合される。
副軸18には、差動装置りの入力歯車27に噛合した歯
車28が一体に設けられており、クラッチ部材25の作
動に応じて差動装置りが車両の前進方向および後進方向
に切換えて駆動される。
第2図において、モータシリンダ8と、油圧ポンプPの
ポンプシリンダ4との間には、油密室31が画成され、
この油密室31内でモータシリンダ8の内側にはポンプ
シリンダ4の端面に対向するポンプ斜板32が支承され
る。このポンプ斜板32には、円環状一体のポンプシュ
ー33が摺接される。
各ポンププランジャ6.6・・・と、前記ポンプシュー
33とは連接杆44を介して首振自在に連結されており
、ポンプシュー33の内周段部にはローラベアリング4
2を介してモータシリンダ8に支承された押え環34が
当接されており、さらに押え環34には、軸方向の移動
を許容するとともに相対回転を阻止すべくスプライン3
6を介して人力軸2に結合されたばね保持体35が当接
する。
またばね保持体35およびポンプシリンダ4間には入力
軸2を囲繞するコイルばね37が介装されており、この
コイルばね37のばね力によりばね保持体35は押え環
34を介してポンプシュー33をポンプ斜板32に向け
て弾発的に押圧する。
しかもばね保持体35と押え環34とは球面で接触して
おり、ばね保持体35は押え環34に万遍なく接触して
コイルばね37の弾発力を押え環34に伝える。
油密室31は、前記ポンプシュー33、押え環34およ
びばね保持体35により、ポンプ斜板32側の第1室3
1aと、ポンプシリンダ4側の第2室31bとに区画さ
れる。
第1室31aには、ポンプ斜板32とポンプシュー33
との摺動面の内周側が臨んでおり、その摺動面から洩れ
た潤滑油が第1室31aに流れ出る。ところで、ポンプ
斜板32およびポンプシュー33間の潤滑を果すために
、ポンプシュー33の前面には環状の油圧ポケット38
が設けられており、この油圧ポケット38は、ポンプシ
ュー33、連接杆44およびポンププランジャ6に穿設
された油孔39,40.41を介して、各ポンププラン
ジャ6およびポンプシリンダ4間に画成されているポン
プ室45に連通される。したがって、ポンプ室45の圧
油は、油孔41,40.39を通して油圧ポケット38
に供給される。これにより、ポンプシュー33およびポ
ンプ斜板32の摺動面が潤滑される。しかもそれと同時
に油圧ポケット38の油圧は、ポンププランジャ6の突
出推力を受けるようにポンプシュー33に圧力を及ぼす
のでポンプシュー33とポンプ斜板32との接触圧力を
低減する。
一方、ポンプ斜板32とポンプシュー33との摺動面の
外周側に臨むようにして、モータシリンダ8、ポンプ斜
板32、ポンプシュー33およびローラベアリング42
により、前記摺動面を囲繞する円環状の潤滑室43が画
成されており、この潤滑室43は第2室31aの一部を
構成する。
潤滑室43には、油圧ポケット38内の圧油がポンプシ
ュー33およびポンプ斜板32間の摺動面を通して絶え
ず漏洩しており、その漏洩油は潤滑室43を満たした後
、ローラヘアリング42を通して第2室31b側に流れ
る。したがって潤滑室43には常に新しい潤滑油が保持
され、その油によってポンプシュー33およびポンプ斜
板32の摺動面をポンプシュー33の外側からも確実に
潤滑することができる。
また、第2室31bには前記潤滑室43からの油の他に
、ポンププランジャ6およびシリンダ孔5の摺動面、な
らびにポンプシリンダ4および分配盤46の摺動面から
の漏洩油が流入する。
ばね保持体35には、第1室31aおよび第2室31b
間を連通ずる連通路47が穿設される。
またモータシリンダ8の支軸11と入力軸2との間には
、第1室31aに通じる第1排出路4日が形成され、こ
の第1排出路48は、第2排出路49、圧力制御弁50
を介して第3排出路51に接続される。
第3図において、圧力制御弁50は、第2および第3排
出路49.51間の連通、ε断を切換えるための有底円
筒状スプール弁体52と、そのスプール弁体52を遮断
方向に付勢するばね53とを備える。ミッションケース
1におけるケース半体1aの端壁には、入力軸2と平行
な有底穴54が穿設されており、スプール弁体52は有
底穴54の閉塞端との間に油室55を画成して有底穴5
4に摺合される。また有底穴54の途中に嵌着された止
め環56により有底穴54の開放端側への移動を規制さ
れた支持部材57が有底穴54に挿入されており、この
支持部材57とスプール弁体52との間にばね53が介
装される。したがってスプール弁体52は油室55の油
圧による開弁方向の力と、ばね53による閉弁方向の力
との釣合いにより摺動する。
油室55には、ケース半体1aの端壁に穿設された第2
排出路49が連通される。また有底穴54の途中には、
油室55との連通、遮断状態をスプール弁体52によっ
て切換えられる環状溝58が設けられており、前記端壁
に穿設された第3排出路51が環状溝58に連通される
したがって、圧力制御弁50は、油室55すなわち油密
室31の油圧がばね53で設定される値よりも大となっ
たときに開弁じ、油密室31の油圧を所定値に調圧する
ポンプシリンダ4およびポンプシュー33の対向端部に
は、相互に噛合する傘歯車61.62が固設される。こ
れらの傘歯車61.62は歯数を等しくした同期歯車に
形成されており、人力軸2とともにポンプシリンダ4が
回転すると、ポンプシュー33が傘歯車61.62を介
して同期的に回転駆動される。これにより、ポンプ斜板
32の傾斜面の上り側を走るポンププランジャ6はポン
プ斜板32から連接杆44を介して吐出行程を与えられ
、また、同傾斜面の下り側を走るポンププランジャ6は
吸入行程を与えられる。
油圧モータMにおいて、モークシリンダ8に対向する円
環状のモータ斜板63が、同じく円環状の斜板ホルダ6
4に嵌着される。この斜板ホルダ64は、その両外側に
突出する一対のトラニオン軸65を一体に備えており、
それらのトラニオン軸65がミッションケース1に枢支
される。したがってモータ斜板63は斜板ホルダ64と
ともにトラニオン軸65の軸線まわりに傾動することが
できる。
各モータプランジャ10の先端は、モータ斜板63に摺
接する複数のモータシュー66に首振り自在に連結され
る。しかも各モータシュ−66のモータ斜板63への摺
接状態を保持するために、各モータシュー66の背面を
押える押え板67が、斜板ホルダ64にボルト68で固
着されたリング69により回転自在に支持される。各モ
ータシュー66と各モータプランジャ10との連結部は
、周方向複数位置で押え板67を貫通するものであり、
したがって押え板67はモータシュー66とともに回転
する。
各モータシュー66は、モータ斜板63に摺接する前面
に油圧ポケット70をそれぞれ備える。
一方、各シリンダ孔9の閉塞端と各モータプランジャ1
0との間に画成された油圧室71は、モータプランジャ
10およびモータシュー66に穿設された一連の油孔7
2.73を介して油圧ポケット70に連通される。した
がって、油圧室71の圧油は、油孔72,73を通して
油圧ポケット70に供給され、モータプランジャ10の
突出推力を受けるようにモータシュー66に圧力を及ぼ
ず。
これによりモータシュー66およびモータ斜板63間の
接触圧力が低減されるとともに、モータシュー66およ
びモータ斜板63の摺動面が潤滑される。
斜板ホルダ64の内周面には、押え板67の内周面に小
間隙を存して対向する円筒状の隔壁体74が嵌着され、
この隔壁体74、斜板ホルダ64および押え板67によ
り、モータシュー66およびモータ斜板63の摺動面を
包囲する潤滑室75が画成される。
而して、各油圧ポケット70内の圧油は、モータシュー
66およびモータ斜板63の摺動面を通して絶えず漏洩
しており、洩れた油は潤滑油として潤滑室75を満たし
た後、押え板67まわりの各部の隙間から漏出する。し
たがって、潤滑室75には常に新しい潤滑油が保持され
、その油によってモータシュー66およびモータ斜板6
3の摺動面をモータシュー66の外側からも確実に潤滑
することができる。
この場合、潤滑室75の圧力が油圧ポケット70の圧力
に近づくと、油圧ポケット70のモータシュー66に対
する流体支承機能がt員なねれるので、潤滑室75が大
気圧に近い圧力状態を保ちつつ油を保持するように、油
圧ポケット70からの漏洩油量に応じて押え板67まわ
りの各部の隙間が適当に選定される。
ミッションケース1には、斜板ホルダ64すなわちモー
タ斜板63を傾動駆動するために、サーボモータ81が
設けられる。このサーボモータ81は、ミッションケー
ス1に固定されるサーボシリンダ82と、サーボシリン
ダ82内を左側油室83および右側油室84に区画すべ
くサーボシリンダ82に摺合されるサーボピストン85
と、サーボピストン85に一体に設けられて左側油室8
3側のサーボシリンダ82の端壁を油密にかつ移動自在
に貫通するピストンロフト86と、サーボピストン85
およびピストンロフト86に穿設した弁孔87に先端部
が摺合されるとともにサーボシリンダ82の右側油室8
4側の端壁を油密にかつ移動自在に貫通するパイロット
弁88とから構成される。
ピストンロフト86は、ピン89を介して斜板ホルダ6
4に連結される。また左側油室83には、サーボシリン
ダ82に設けた油路90が常時連通しており、この油路
90から供給される油圧がサーボピストン85に作用す
る。サーボピストン85およびピストンロフト86には
パイロット弁88の右動に応じて右側油室84を弁孔8
7に連通させる通路91と、パイロ7ト弁88の左動に
応じて右側油室84を左側油室83に連通させる通路9
2とが穿設される。さらに弁孔87は、還流路93を介
して、ミッションケース1内の底部の油タンクに連通さ
れる。
サーボピストン85は、バイロフト弁88の左動および
右動に追従するように、油路90から供給される油圧に
よって増幅作動し、それにより斜板ホルダ764すなわ
ちモータ斜板63が図示の最大傾斜位置と、各モータプ
ランジャ10に対して直角となる直角位置との間で傾動
される。この際、モータ斜板63はモークシリンダ8の
回動に伴って各モータプランジャ10に往復動を与えて
膨張、収縮を繰返させるが、モータプランジャ10のス
トロークは、モータ斜板63の傾きに応じて無段階に調
節される。
油圧ポンプPおよび油圧モータM間には、分配盤46お
よび分配環97を介して油圧閉回路が形成される。而し
て入力軸2でポンプシリンダ4を回転したときに、吐出
行程のポンププランジャ6を収容したシリンダ5のポン
プ室45から吐出される高圧の作動油が膨張行程のモー
タプランジャ10を収容したシリンダ孔9の油圧室71
に給送される。一方、収縮行程のモータプランジャ10
を収容したシリンダ孔9の油圧室71から排出された作
動油は、吸入行程にあるポンププランジャ6を収容した
シリンダ孔5のポンプ室45に還流する。この間、吐出
行程のプランジャ10がポンプ斜板32を介してモータ
シリンダ8に与える反動トルクと、膨張行程のモータプ
ランジャ10がモータ斜板63から受ける反動l・ルク
との和によってモータシリンダ8すなわら支軸11が回
転駆動される。
この場合、ポンプシリンダ4に対するモータシリンダ8
の変速比は次式によって与えられる。
モータシリンダ8の回転数 油圧ポンプPの容量 この弐から明らかなように、モータプランジャ10のス
トロークによって定まる油圧モータMの容量を零から成
る値に変えれば、変速比を1から成る必要な値まで変え
ることができる。
モークシリンダ8は、その軸方向に分割された第1〜第
4部分8 ay8 dから構成される。第1部分8aに
は、前記支軸11が一体に設けられ、ポンプ斜板32は
第1部分8aに設けられる。また第2.第3および第4
部分8b〜8dにシリンダ孔9が設けられる。第3部分
8cは分配盤46を構成するものであり、第4部分8d
には支軸12が一体に設けられる。
第1および第2部分8a、8bは複数のボルト98によ
り結合される。また第2.第3および第4分分8b〜8
dはそれらの各接合部にノックピン99,100を嵌入
して相互に位置決めした状態で複数のボルト101によ
り一体的に結合される。
入力軸2の内端部はニードルベアリング105を介して
分配盤46の中心に支持されており、ポンプシリンダ4
はばね37により分配盤46に弾発的に摺接される。
ケース半体lbにおける端壁の外面側には、ポル)10
6により、支持板107が固着されており、この支持板
107には、モータシリンダ8の支軸12内に突入する
円筒状の固定軸108が固定的に連結される。この固定
軸108の内端には、分配盤46に摺接する分配環97
が偏心的に支持されており、分配環97により、モータ
シリンダ8の第4部分8dに設けられている中空部10
9が内側室110と外側室111とに区画される。
一方、分配盤46には吐出および吸入ボート112.1
13が穿設されており、その吐出ポート112により吐
出行程にあるポンププランジャ6のポンプ室45と内側
室110とが連通され、吸入ボート113により吸入行
程にあるポンププランジャ6のポンプ室45と外側室1
11とが連通される。また分配盤46には多数の連絡ボ
ート114.114・・・が穿設されており、これらの
連絡ボート114,114・・・によりモータシリンダ
8の各油圧室71が内側室110または外側室111に
連通される。
したがって、ポンプシリンダ4の回転時には、ポンププ
ランジャ6の吐出行程により生成された高圧の作動油を
吐出ボート112から内側室110に流入させ、さらに
内側室110と連通状態にある連絡ボート114を経て
膨張行程のモータプランジャ10の油圧室71に流入さ
せてモータプランジャ10に推力を与える。一方、収縮
行程のモータプランジャ10により排出される作動油は
、外側室111に連通する連絡ボート114および吸入
ボート113を介して、吸入行程にあるポンププランジ
ャ6のポンプ室45に速入し、このような作動油の潤滑
により前述のような油圧ポンプPから油圧モータMへの
伝動が行なわれる。
固定軸108の側壁には、内側室110および外側室1
11間を連通し得るたとえば2個の短絡ボート115が
穿設され、それらの短絡ボート115を開閉する円筒状
のクラッチ弁116が固定軸108内に回転自在に嵌合
される。このクラッチ弁116は、その先端寄り側壁に
前記短絡ボート115に対応した弁孔117を備え、ま
た基端部には図示しないクラッチ制御装置に連なる操作
軸118が連結される操作連結部119が設けられる。
クラッチ弁116を回動操作させて弁孔117を短絡ボ
ート115に合致させた全開時にはクラッチ・オフ状態
、弁孔117を短絡ボート115からずらせて全閉した
ときにはクラッチ・オン状態、弁孔117および短絡ボ
ート115をわずかにずらせて半開状態にしたときには
半クラツチ状態が得られる。すなわち、クラッチ・オフ
状態では吐出ボート112から内側室110に吐出され
る作動油が短絡ボート115を通して外側室11および
吸入ボート113に直ちに短絡して油圧モータMが不作
動となり、またクラッチ・オン状態では上記のような作
動油の短絡が阻止され、油圧ポンプPから油圧モータM
への作動油の循環作用が生起し、通常の伝動が行なわれ
る。
クラッチ弁116には、パイロット弁120により操作
される油圧サーボモータ121が内蔵され、そのサーボ
ピストン122の先端部には、クラッチ弁116の内径
よりも小径の弁杆123が設けられる。この弁杆123
は内側室110に突入しており、その先端には吐出ボー
ト112に対する閉塞弁124が首振り自在に付設され
る。而して、サーボピストン122の左動により閉塞弁
124を分配盤46に密着させれば吐出ボート112を
閉じることができる。この閉塞は、モータ斜板73を直
立状態にして変速比を1とするときに行なうもので、こ
れによりポンププランジャ6を油圧的にロックしてポン
プシリンダ4から各ポンププランジャ6およびポンプ斜
板32を介してモークシリンダ8を機械的に駆動するこ
とができ、その結果、モータプランジャ10のモータ斜
板63に対する推力が消失し、その推力による各部ベア
リングの負荷が取除かれる。
固定軸108および支持板107には内側室110に連
通ずる油路139と、外側室111に連通する油路14
0とが穿設される。また支持板107には、サーボモー
タ81に連なる油路90に連通した油路141が穿設さ
れるとともに、該油路141と前記用油路139.14
0との連通状態を択一的に切換える切換弁142が配設
される。
この切換弁142は、用油路139,140の油圧が高
い方を油路141に連通せしめるべく作動する。したが
って、油圧モータMのモータ斜板63を傾動するための
サーボモータ81には、内側室110および外側室11
1の油圧が高い方から油圧が供給されることになる。
両サーボモータ81,121のパイロ、ト弁88.12
0には、リンク127,128の一端が連結されており
、リンク127の他端は図示しない操作手段により回動
される回動軸129に連動、連結される。また回動軸1
29には、カム130が設けられており、リンク128
の他端にはカム130に摺接するカムホロア131が設
けられる。
これにより、モータ斜板63を直立状態にすべくサーボ
モータ81を作動せしめたときに、サーボモータ121
が閉塞弁124で吐出ボート112を閉塞するように作
動する。
ケース半体1aにおける端壁の外側には、補給ポンプF
が装備される。この補給ポンプFは、入力軸2により駆
動されるものであり、ミッションケース1内底部の油タ
ンク(図示せず)から油を汲み上げて一定圧力の作動油
を生成する。そしてこの補給ボジプFの吐出ボート13
6は入力軸2内に設けられた油路137に連通し、油路
137は逆止弁138を介して内側室110に連通ずる
とともに、図示しない逆止弁を介して外側室111に連
通ずる。したがって、油圧ポンプPおよび油圧モータM
間の油圧閉回路から作動油が漏洩したときに、その漏洩
骨を補給ポンプFから自動的に補給することができる。
ケース半体1bの端壁には、支持板107、リンク12
7,128およびカム130等を覆うカバー150が取
付けられ、油圧モータMに連動する循環ポンプ151が
そのカバー150に付設される。
循環ポンプ151は、たとえばトロコイドポンプであり
、カバー150と、そのカバー150の外面にシール部
材152を介して取付けられたハウジング153との間
に画成されたポンプ室154内に、そのポンプ室154
の内面に摺接する内歯歯車155が回転自在に収容され
るとともに、内歯歯車155に噛合する外歯歯車156
が偏心して収容される。一方、ケース半体1bの端壁か
ら突出した副軸18の先端には、カバー150を油密に
かつ回転自在に貫通する軸157が一体に設けられてお
り、外歯歯車156は軸157に固着される。しかもハ
ウジング153には、ポンプ室154に通じる2つのボ
ート158,159が設けられる。
副軸18は、車両の前進時と後進時とで回転方向が逆と
なるものであり、したがって両ポート158.159の
一方が吸入口として機能しているときには他方が吐出口
として機能する。
両ボート158,159は、逆止弁160.161を介
して油タンク162に接続される。各逆止弁160,1
61は各ボート158,159から油タンク162に向
けての油の流通を阻止するものである。この油タンク1
62はミッションケース1内の底部あるいは外部に設け
られるものであり、油圧閉回路に補給するための油が貯
留されている。
ボート158および逆止弁160間と、ボート159お
よび逆止弁161間とは、シャトル弁163を介して油
路164に接続される。このシャトル弁163は、ボー
ト158,159のいずれか油圧が高い方を油路164
に連通せしめるように作動し、したがって循環ポンプ1
51から吐出される油は油路164に導かれる。しかも
油路164は逆止弁165を備えており、冷却器166
を介して油タンク162に接続される。
一方、油密室31に連なる第3排出路51には、逆止弁
167を備える油路168の一端が接続されており、こ
の油路168の他端は前記冷却器166に接続される。
ここで、発熱を吸収した油の流れについてまとめてみる
と次のようになる。すなわち、油圧ポンプPでは、ポン
ププランジャ6およびシリンダ孔5の摺動面、ポンプシ
リンダ4および分配盤46の摺動面、ならびにポンプ斜
板32およびポンプシュー33の摺動面で熱が生じるが
、それらのm動面で熱を吸収した油は、油密室31から
第1排出路48、第2排出路49.圧力制御弁50、第
3排出路51、油路168および冷却器166を経て油
タンク162に流れる。また油圧ポンプI)以外の各部
摺動面で発生した熱を吸収した油は、油タンク162に
一旦流れ、次いで循環ポンプ151で汲み上げられて、
冷却器166を通過して油タンク162へと戻る。
次にこの実施例の作用について説明すると、油圧ポンプ
Pにおける摺動面の発熱量は、ポンプシリンダ4とモー
タシリンダ8との回転速度差が大、すなわち変速比が大
きくて出力回転数が低いときに大となり、出力回転数が
高いときに小となる。
したがって油密室31から流出した油を冷却して放熱せ
しめる熱量は、出力回転数が低いときには太き(、出力
回転数が高いときに小さくなる。
一方、油タンク162内の油は、油密室31からの油を
冷却しても、他の部分での発熱を吸収した油が流れ込む
ので昇温するが、出力回転数が高いときには多量の油が
循環ポンプ151で汲み上げられて冷却器166で冷却
される。
したがって、冷却器166では、出力回転数が低いとき
には主として油圧ポンプPでの発熱を吸収した油が冷却
され、出力回転数が高いときには油タンク162からの
油が主として冷却され、出力回転数の低速から高速まで
冷却器16Gが有効に利用される。
第4図は本発明の他の実施例を示すものであり、油圧モ
ータMにおける斜板ホルダ64のモータ斜板63側内周
縁には、潤滑室75に通じる切欠き76が設けられ、冷
却器166を通過して冷却された油が切欠き76に供給
される。
この実施例によれば、前述の実施例と同様の効果を奏す
ることができる上に、油圧モータMにおけるモータ斜板
63およびモータシュー66の摺動面を、特別なポンプ
を設けることなく冷却することができる。
C6発明の効果 以上のように本発明によれば、油圧モータのモータシリ
ンダに連動する循環ポンプが、油圧閉回路に補給する油
を貯留する油タンクの油を循環すべく付設され、該循環
ポンプの吐出油を前記油タンクに専く油路と、油密室か
らの排出油を前記油タンクに導く油路とが、油タンクと
の間で共通の冷却器に接続されるので、出力回転数の低
速から高速まで冷却器を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示すものであり、
第1図は本発明を適用した車両用油圧式無段変速機の縦
断側面図、第2図は第1図における油圧ポンプおよび油
圧モータの部分拡大図、第3図は第1図の■部拡大図、
第4図は本発明の他の実施例の第1図に対応した縦断側
面図である。 4・・・ポンプシリンダ、6・・・ポンププランジャ、
8・・・モータシリンダ、10・・・モータプランジャ
、31・・・油密室、32・・・ポンプ斜板、63・・
・モータ斜板、151・・・循環ポンプ、164,16
8・・・油路、166・・・冷却器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. モータシリンダに環状配列で摺合された多数のモータプ
    ランジャがモータ斜板に摺接されて成る油圧モータと、
    ポンプシリンダに多数のポンププランジャが環状配列で
    摺合されるとともに前記モータシリンダに連動するポン
    プ斜板に各ポンププランジャが摺接されて成る油圧ポン
    プとが油圧閉回路をなして連結され、油圧ポンプの摺動
    部を包囲するとともに油圧閉回路から該摺動部に給油さ
    れる油を流入させる油密室がモータシリンダおよびポン
    プシリンダ間に画成される油圧式伝動装置において、油
    圧モータのモータシリンダに連動する循環ポンプが、油
    圧閉回路に補給する油を貯留する油タンクの油を循環す
    べく付設され、該循環ポンプの吐出油を前記油タンクに
    導く油路と、油密室からの排出油を前記油タンクに導く
    油路とが、油タンクとの間で共通の冷却器に接続される
    ことを特徴とする油圧式伝動装置。
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JPH0547749B2 JPH0547749B2 (ja) 1993-07-19

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6039666A (en) * 1997-01-21 2000-03-21 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Hydraulic and mechanical transmission apparatus

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