JPS6383252A - 形状記憶・超弾性材料の熱処理方法およびその装置 - Google Patents

形状記憶・超弾性材料の熱処理方法およびその装置

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JPS6383252A
JPS6383252A JP22784186A JP22784186A JPS6383252A JP S6383252 A JPS6383252 A JP S6383252A JP 22784186 A JP22784186 A JP 22784186A JP 22784186 A JP22784186 A JP 22784186A JP S6383252 A JPS6383252 A JP S6383252A
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JP
Japan
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heat treatment
shape memory
molding
heat
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Masayuki Nakamura
雅之 中村
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は形状記憶・超弾性材料の熱処理方法およびその
装置の改良に関するものである。
(従来の技術) 形状記憶効果および超弾性特性は、共に変態温度と逆変
態温度の差の少ないマルテンサイト変態 ′いわゆる熱
弾性形マルテンサイト変態に起因するもので、形状記憶
効果は一定の温度(As点)以下の温度で変形した後、
これを逆変態温度(Af点)以上に加熱すると変形前の
元の形状に戻る現象である。一方超弾性は温度変化によ
らず、したがって加熱なしで11〜5%もの変形ひずみ
がゴムのように弾性的に元に戻る現象である。これば超
弾性合金のAf点が室温より低いために、荷重時に応力
誘起変態による見掛は上の塑性変形が起っても応力を除
けばもともと周囲温度がAf点以上なので、ただちに逆
変態して元に戻るものである。
形状記憶効果および超弾性特性を有する合金はNiTi
合金の他、Gu−AA −Ni、Cu −Zn −AU
、  Au−Cd。
In−T1合金など士数種あるが実用化されているもの
としてNiTi合金がある。形状記憶効果を利用したも
のの用途としてコイルばね状アクチュエーター・クラン
プ、パイプ接手、電気コネクター、整形外科用接骨板な
どに応用されており、また超弾性は歯科矯正ワイヤー、
眼鏡フレーム、高級ブラジャーなどに使用されている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のように形状記憶効果および超弾性特性を利用した
用途は種々あるがこれらの用途に合わせて逆変態温度(
Af点)を夫々調整するものである。
このAf点は合金の組成範囲、熱処理条件などにより異
なるものであり、適宜選択して製造するものである。例
えば超弾性と形状記憶を利用したものに眼鏡フレームの
テンプルがある。眼鏡フレームのテンプルは、テンプル
全体のばね性により把持力を付与するものであり、左右
のテンプル部間を内側にゆるくわん曲させ、かつテンプ
ルの耳掛部においては耳に掛るように下方にわん曲させ
て眼鏡がづれ落ちないように成形しであるものである。
このテンプルの成形および熱処理方法は、NiTi合金
などの線材から所定形状にプレスなどにより成形された
テンプルを第2図に示すようにテンプル(6)の耳掛部
(7)の上下をヒーターを内蔵した成形具(IIり、(
8勺でテンプルを内側にわん曲させると共に耳掛部を下
側にわん曲させるように杷持しながら成形具のヒーター
を加熱して、成形と同時に熱処理を施していたものであ
る。しかしこの方法においては利料のスプリングバック
により成形した形状が変形するためにスプリングバック
を考慮した成形具を種々揃えて行なう必要があった。ま
た眼鏡フレームを個人の顔に合わせるためには、−変成
形したテンプルを各人の顔に合ぜて部分的に形状の再調
整する必要があった。
本発明は上記の問題に鑑みなされたもので形状記憶・超
弾性材料を低温に加熱しながら成形することにより形状
を調整する方法および装置を見出したものであり、メガ
ネフレームのテンプル、コイルばね、歯列矯正ワイヤー
などの細かい材料の成形熱処理に適するものであり、ま
た特に−変形状記憶処理された材料の再調整に適するも
のである。
(問題点を解決するための手段および作用)本発明は形
状記憶・超弾性材料にAの熱処理として150℃〜5o
o℃の温度で10分〜2時間、Bの熱処理としてgo℃
〜200℃の温度で1秒〜30秒間熱処理を施すことを
特徴とする形状記憶・超弾性材料の熱処理方法であり、
また成形ノーズと、成形ノーズを加熱する加熱部を有し
、相手によりノーズを操作して材料を成形・熱処理する
ことを特徴とする形状記憶・超弾性材料の成形・熱処理
装置、である。しかして上記の熱処理方法は、Aの熱処
理を拘束または無拘束で、Bの熱処理を成形しながら施
すものであり、またAの熱処理を先にBの熱処理を後に
施してもよく、或はBの熱処理を先にAの熱処理を後に
施してもよく、さらにAの熱処理を先に、Bの熱処理を
後に施し、再度Aの熱処理を施すいずれの方法でもよい
ものである。
本発明においてAの熱処理として150℃〜500℃の
温度で10分〜2時間熱処理を施すのは150℃未満の
温度では充分な記憶効果が得られず500℃を越えると
材料が必要以上に軟化してしまい必要な強度が得られな
いためである。
またBの熱処理としてgo℃〜200℃の温度で1秒〜
′50秒間熱処理を施すのは、Bの熱処理はAの熱処理
の後の調整成形処理或はAの熱処理の予備成形処理とし
ての作用をなすものであり、このために成る程度の加熱
を必要とするもので80℃未満では成形材料に歪が入る
おそれがあり200℃を超えると弾性の高いものが得ら
れないからである。また上記のAの熱処理時間を1o分
〜2時間としたのは温度との関係で高温ならば短時間で
低温ならば長時間を要するが必要な強度を持たせるため
には上記の時間が好ましい。また上記のBの熱処理時間
を1秒〜30秒間としたのは、1秒未満では良好な成形
加熱ができず、30秒を越えると弾性の高いものが得ら
れないからである。
しかして本発明におけるAの熱処理は、主として充分な
形状記憶効果を得るための熱処理であるが、Bの熱処理
は材料を低温において加熱成形することにより、材料の
スプリングバックを阻止すると共に、成形した形状に記
憶させる作用をするものである。このためAの熱処理に
おいて形状を記憶させた材料を、Bの成形熱処理を施す
と前の形状が消失してBの熱処理時の形状が記憶される
のである。この際に記憶される温度は、A%Bの熱処理
温度のいずれか高い方の温度を記憶するものである。こ
れは熱処理温度が高い程加工組織がほぐれ易く、このと
きの温度を記憶するためと考のである。例えばAの熱処
理後Bの熱処理を施す場合はAの熱処理は拘束されて成
形されている場合でも無拘束でもよいが、無拘束の場合
は大巾な形状の調整が必要となる。
才たBの熱処理を施した後人の熱処理を施してもよい。
この場合は予備成形が施されているのでスプリングバッ
クは起らないためAの熱処理は無拘束で行ってもよい。
さらにAの熱処理を施した後、Bの熱処理を行ない再度
Aの熱処理を施すこともできる。この場合はAの熱処理
は拘束または無拘束でもよくBの熱処理において形状を
調整して、再度記憶処理を施すものである。
この際Aの前後の熱処理温度を変えることにより、記憶
温度の変更も可能である。
しかして上記の熱処理を施すには例えば眼鏡フレームの
テンプルやコイルはねのフック部など細かい部品などの
場合にはスプリングバックのために一回の拘束熱処理で
は成形することが困難であり調整が必要となる。そこで
本発明は形状記憶・超弾性材料を用いた細かい部品の形
状の調整ないし成形する作業に適した装置を提供するも
のである。この装置は第1図に示すように成形ノーズ(
1)とヒーター(2)などからなる加熱部を有する開閉
の際の支点(5)と把手(4)と加熱温度を調節するた
めのコントローラー(5)とからなるものである。この
装置は成形ノーズをヒーターにより加熱して、加熱した
状態で材料をはさみ、曲げたり、伸ばしたりして成形す
るものでノーズの形状は成形する材料の形に合わせて適
宜変更することができるものである。本装置はコンパク
トで軽量なために、例えば眼鏡フレームのテンプルの形
状の調整など店頭において作業を行う場合に便利である
なお本発明において形状記憶効果・超弾性材料とはNi
TiおよびこれにFe、 Co 、Or 、Mn %M
oなどの他元素を少量添加したNiTi系合金の他Cu
 −An −Ni。
Ou −Zn −AAなど一般的に形状記憶効果および
超弾性を有する材料を云うものでこれらのものに適用が
可能である。
(実施例) 以下に本発明の一実施例について説明する。
実施例1゜ N150.3at%残部T1のNiTi合金を冷間伸線
、スウエージング加工、ヘッダー加工およびプレス加工
により第2図(6)に示す形状の直線状のテンプル材を
作成した。
次にテンプルの耳掛部(7)を下方に約25°の角度に
わん曲させると共にヒーターを有する成形具(8)、(
8勺で拘束しながらテンプル全体が1100℃になるよ
うに10分間加熱してへ〇熱処理を施した。
次に第1図に示す装置を用いて成形ノーズを150℃に
加熱させ上記のテンプルをさらに10°の角度に下方に
わん曲して角度を調整し、この形状で5秒間保持してB
の熱処理を施した。このテンプルは常温で耳掛部を直線
に変形を加えても熱湯に入れるとBの成形熱処理を行っ
た55°の角度に戻った。
実施例2゜ 実施例1と同じNiTi合金を同様にして作成した直線
状のテンプルの耳掛部を第1図に示す装置を用いて成形
ノーズを200℃に加熱しながら下方に30°の角度に
わん曲させてBの熱処理を施した。
次にこのテンプルを無拘束の状態で500℃で5分間A
の熱処理を施した。このテンプルを常温で耳掛部を直線
状に変形を加えても熱湯に入れるとBの熱処理において
与えた30°の角度に戻った。
(効 果) 本発明によれば形状記憶・超弾性材料の形状の調整を容
易に行うことができるのでこの種の材料の用途を著しく
拡大するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一実施例を示す斜視図、第2図
は従来の熱処理方法を示す説明図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)形状記憶・超弾性材料にAの熱処理として150
    ℃〜500℃の温度で10分〜2時間、Bの熱処理とし
    て80℃〜200℃の温度で1秒〜30秒間熱処理を施
    すことを特徴とする形状記憶・超弾性材料の熱処理方法
  2. (2)Aの熱処理を拘束または無拘束で、Bの熱処理を
    成形しながら施すことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の形状記憶・超弾性材料の熱処理方法。
  3. (3)Aの熱処理を先に、Bの熱処理を後に施すことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の形
    状記憶・超弾性材料の熱処理方法。
  4. (4)Bの熱処理を先に、Aの熱処理を後に施すことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の形
    状記憶・超弾性材料の熱処理方法。
  5. (5)Aの熱処理を先に、Bの熱処理を後に施し、再度
    Aの熱処理を施すことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の形状記憶・超弾性材料の熱処理方
    法。
  6. (6)成形ノーズと成形ノーズを加熱する加熱部を有し
    、把手によりノーズを操作して材料を成形・熱処理する
    ことを特徴とする形状記憶・超弾性材料の成形・熱処理
    装置。
JP22784186A 1986-09-26 1986-09-26 形状記憶・超弾性材料の熱処理方法およびその装置 Granted JPS6383252A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3006427U (ja) * 1994-06-27 1995-01-24 株式会社加藤工芸 縁なし眼鏡

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5928548A (ja) * 1982-08-06 1984-02-15 Kazuhiro Otsuka 超弾性、非可逆形状記憶性Ni−Ti基合金材とその製造方法

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