JPS60203249A - 歯列矯正装置 - Google Patents

歯列矯正装置

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JPS60203249A
JPS60203249A JP59057401A JP5740184A JPS60203249A JP S60203249 A JPS60203249 A JP S60203249A JP 59057401 A JP59057401 A JP 59057401A JP 5740184 A JP5740184 A JP 5740184A JP S60203249 A JPS60203249 A JP S60203249A
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orthodontic
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三浦 維四
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
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    • A61C7/12Brackets; Arch wires; Combinations thereof; Accessories therefor
    • A61C7/20Arch wires
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
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    • A61C2201/007Material properties using shape memory effect

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は歯列矯正のため歯の位置を移動させる歯列矯正
Vi置に関するものである。
一般に歯の不正咬合せを矯正するため、第1図(イ)、
(ロ)に示すように歯(1)に巻付けるか、又は接着に
よりブラケット(2)を取付け、該ブラケット(2)を
矯正ワイへ7−(3)で連結し、矯正ワイヤー(3)の
弾性回復力により歯に矯正力を作用させて、歯の位置を
矯正する装置が用いられCいる。従来矯正ワイヤーには
ステンレス鋼やco−Cr合金製のワイA7−が用いら
れてきたが、これ等ワイヤーはツili性限が低く、弾
性率が高いため、臨床におい′Cワイヤーから持続的な
矯正力を得るのに、各ブラケット間のワイヤーにループ
を形成するなど複雑な操作により矯正力をコントロール
する必要があった。また歯の移動にともなって矯正力が
低下するため、治療の進行と共にワイヤーの調整や取換
を行なわなければならなかった。史に矯正の程度及び段
階に応じて種々の矯正力を有Jるワイヤーが必要となり
、そのためにサイズの異なる矯正ワイヤーやこれに合せ
たブラケット等多くの部品や材料を用意しなければなら
ず、治療も煩雑となる欠点かあまた。
これ等の問題を解消するため、Ni−Ti系合金の形状
記憶効果に基づく、優れた形状回復力を利用する方法が
開発された。これはNi と]゛1を原子比cl:1と
した金属間化合物にごく近い組成からなる合金で、室温
付近で熱弾性型ンルテンサイト変態を起し、この変態を
境に示寸特異な現象の一つである形状記憶効果を利用し
たものである。即ち、変態点以上の温度において所望形
状に成形し、これを変態点以下の温度で変形してb1変
態点以上の温度に昇温すると所望の形状に回復する。こ
の回復力を歯列の矯正に応用したもので、ワイヤーの調
整やセットの回数を少なくづることができる。また、こ
の合金は耐食性が優れ、人体との適合性もよい利点を石
している。しかしながら、このようイ1形状記憶効果を
利用しても、矯正の程度及び段階に応じた矯正力を得る
ためには、各種サイズの矯正ワイヤーを用意しなければ
ならず、従ってブラケット等の部品も少なくならず、治
療の煩雑さもそれほど改善されていない。
本発明はこれに鑑み柾々検討の結果、前記Ni−Ti系
合金の熱弾性型マルテンサイト変態点以上の温度で示J
特異な現象の一つ(・ある超弾性においC1弾性回復力
が加熱処理により調節できることを知見し、更に検討の
結果、単−又は少ない種類のサイズにより、はとんどの
段階における治療が可能な歯列矯正装置を開発したもの
で、患者の歯に取付けたブラケットを矯正ワイヤーで連
結し、該ワイヤーの弾性回復力により歯列を矯正する装
置においC,矯正ワイA7−に超弾性Ni−1’i系合
金からなる弾性回復力を調節したワイヤーを用いること
を特徴とするものである。
即ら本発明は、上記矯正ワイヤーに耐良性が優れ、かつ
人体との適合性もよい超弾性Ni −Ti系合金からな
るワイヤーを用い、しかも該ワイヤーを加熱処理により
患者の状態に合った回復力とすることにより、単−又は
少ない種類のサイズのワイヤーによって適正な治療を可
能にし、治療を容易にしたものである。超弾性とは大き
な変形を与えてもゴムのようにもとに戻る性質で、通常
の金属材料では、弾性限度を越えると塑性変形が起り、
荷重を除いても戻ってくるのは弾性領域分だけで、その
程度はけいぜい0.5%程度であるが、超弾性rは弾性
限界を越えると通常の金属材料と同様に降伏領域のよう
な変形が起るも、10%程度の変形では外力を除くと変
形前の歪みゼロの状態に戻る。この人8な回復j)はワ
イヤーを加熱処理りることにより減少し、その度合いは
温度が高いほど大さく、また時間が長いほど大きい。従
って加熱湿度及び時間を選定することにより、回復力を
イ■怠に設定することができる。このような超弾性Ni
−Ti系合金としては、合金の変態点を人体の体温より
低くJる必要があり、そのためにはN1と1゛iの配合
比を変えるか、又はNiとT1の何れかをC01CrS
Feなどの元素の何れか1種又は2種以上で微鎖置換り
るとよい。超弾性Ni−1−i系合金の変態点は、その
組成に極めて敏感で、わずかの組成変化により下げるこ
とかできる。
弾性回復力を調節する加熱処理としては、超弾性Ni−
Ti系合金からなるワイヤーを、直線状又は歯形に合せ
やすいアーヂ状に成形しC適当な方法により加熱する。
例えば、大気中を始め不活性ガス中で400〜600℃
の温度に数十秒乃至数時間加熱Jる。特に通電加熱が便
利であり、この加熱手段によれば弾性回復力の局部vA
節が可能で、患者の歯の状況に応じて個々に最適の回復
力を設定することがCきるばかりか、加熱しながら適宜
の曲率に曲げ加]ηることもできる。
以下本発明を実施例について説明−りる。
真空中でNi51at%、1− i残部からなる合金を
溶解鋳造し、これを熱間で鍛造、圧延した後、冷間伸線
と中m焼鈍を繰返し直径0.4mmの線材に仕上げた。
この線材について表面のスケールを除去した俊、白線状
に固定し、加熱処理して矯正用ワイヤーを作成した。こ
れについて弾性回復力を評lll1i するため、第2
図に示すように、直径7amの1対の金属棒(1)<1
’ )を、中心間距離が”14mmになるように対設し
、該棒(4)(4’ )にブラケッ1〜(2)を設(プ
て矯正用ワイヤー(3)を取付け、その中間を直径5.
0aiの丸棒(5)により加圧変位させて、たわみ(δ
)を1llll定することにより弾性回復力を測定した
これ等の結果を第3図乃至第5図に示ず。尚この測定は
犬歯から小臼歯部分の矯正を想定したものである。
図は何れも倚重−変異曲線を示したもので、第3図中(
6)は冷間伸線した後、温間ぐ整直処理したものを示し
、(7)(8)(9)(10)はそれぞれ500℃の温
度で5分間、10分間、60分間、120分間加熱処理
したものを示゛す。
まIこ第4図中(11) (12) (13) (14
)はそれぞれ400℃の温度で5分間、10分間、60
分間、120分間加熱処理したものを丞し、第5図中(
15) (16) (17) <18)は、それぞれ6
00℃の温度で5分間、10分間、60分間、120分
間加熱処理したものを示す。
図から明らかなように超弾性Ni−Ti系合金ワイヤー
は、非常に大きな変位が一定の力C回復すること、また
何重時(上向方向の欠目])と除萄時(下向り向の矢印
)の向重が異なることが判る。歯の強制にはワイヤーの
除何時の何重、即ち弾性回復力がfilであり、この回
復力が加熱処理温度と処理時間により変化し、これを適
宜に設定覆ることにより任意の回復力か得られることが
判る。即ち、回復時の平坦部における回復力が、No、
 6の2709から500℃、5分間の加熱処理(No
、 7 )で220yに変化し、10分間(NO8)、
60分間(NO,9>、120分間(Ncilo)の処
理Cは、それぞれ2009゜100g、65yに変化し
ていることが判る。
また、400℃の温度′c5分間(No、11) 、 
10分間(Nα12)60分1f!] (No、13>
 、120分間(No、 14 )処理したものひは、
それぞれ平坦部におりる回復力が2509.230g、
200tj。
1903となっている。更に600℃の温度で5分間(
No、15> 、10分間(Nα16) 、60分間(
No、17) 、120分12g(No、 18)処理
し!ζものは名士の永久変形を残Jため、平坦部は見ら
れないが、処理時間に対応した回復挙動を示している。
以上直線状の矯正ワイヤーについ”(説明しl〔か、こ
れに限るものぐはなく、例えば温間でアーチ状に成形し
た後、加熱処理により回復力を調fu)リ−ることもで
きる。また適正な回復力とした後、歯に取付番プIこブ
ラケットに取付けC1これを連結する際に、アーチの曲
率を調整したり、各ブラケット間にベントを形成して回
復力を調fMj 81ることもできる。更にこれ等の作
業は加熱 ・% j!ljと別個に行なったり、或いは
同時に行なうことしできる。特に通電加熱による場合に
は、ワイAI−の両端又は中間の適当な部分に2ケ以上
のプライヤーで掴み、プライヤー間に電位差を与えて通
電加熱4ると同時にワイヤーを変形することもできる。
このように本発明によれば、回復力を任意に設定するこ
とができるため、患者の状態に合った回復力で治療を行
なうことができるばかりか、回復力が矯正の進行にとも
なって低1・りることかなく、治療効果が大きい。また
ワイヤーの張り換え回数を大巾に低下−りることが可能
となり、ワイヤーの交換におい−くもワイヤーのナイス
に従ってブラケッ1〜のサイズを変更しなり(シよいの
で、煩雑さが大巾に緩和される。更に、回復力を局部的
に、即ち特定の歯に対しく強くしたり弱くしたりするこ
とができるため、冶IM対象の歯を、選択的に矯正でき
る等、顕暑な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)、(ロ)は歯列矯正装置の一使用例を示す
もので、(イ)は側面図、(Ll〉は平面図である。第
2図は矯正ワイヤーの回復力測定器の説明図、第3図乃
至第5図はそれぞれ本発明における矯正ワイヤーの加熱
処理と回復力の関係を示1荷重−変位曲線図である。 1・・・歯 2・・・ブラケット 3・・・矯正ワイヤー 4.4’ 、 5・・・金属棒 文 化 (mm) 〕 t 骨 (mm) “ ] 変 f (mm) 手続補正書輸樹 昭和60年2月21臼 1、事件の表示 昭和59年 特許願 第57401号 2、発明の名称 歯列矯正装置 3、補正をする省 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号名 称 
(529) 古河電気工業株式会社(他2名) 4、代理人 住 所 東京都千代田区神田北乗物町16番地〒101
 英 ビル3階 5、補正の対象 明細書全文 6、?III正の内容 別紙のとおり 明 ■ 占 1、発明の名称 歯列矯正装置 2、特許請求の範囲 (1)患者の歯に取付けたブラケットを矯正ワイヤーで
連結し、該ワイヤーの弾性回復力により歯列を矯正する
装置において、矯正ワイヤーに加熱処理により弾性回復
力を調整した超弾性Ni−Ti系合金ワイヤーを用いる
ことを特徴とする歯列矯正装置。 (2)矯正ワイヤーを直線状又は歯列に合せやすいアー
チ状に成形後、又は成形と同時に加熱処理して所定の弾
性回復力とする特許請求の範囲第1項記載の歯列矯正装
置。 (3)矯正ワイヤーを局部的に加熱処理して、部分的に
弾性回復力を調niする特許請求の範囲第1項又は第2
項記載の歯列矯正装置。 3、発明の詳細な説明 本発明は歯列矯正のため歯の位置を移動ざUる歯列矯正
装置に関するものである。 一般に歯の不正咬合せを矯正するためには、歯に矯正ワ
イヤーを巻付けるか、又は第1図(イ)、(ロ)に示す
ように歯(1)にブラケット(2)を接着等により取付
け、該ブラケット(2)を矯正ワイヤー(3)で連結し
、矯正ワイヤー(3)の弾性回復力により歯に矯正力を
作用させて、歯の位置を矯正する装置が用いられている
。 il来矯正ワイヤーにはステンレス鋼やCo −Cr合
金からなるワイヤーが用いられてきたが、これ等ワイヤ
ーは弾性限が低く、弾性率が高いIこめ、臨床において
ワイ゛17−がら持続的な矯正力を得るのに、各ブラケ
ット間のワイヤーにループを形成するなど複雑な操作に
より矯正力をコントロールする必要があった。また歯の
移動にともなって矯正力が低下するため、治療の進行ど
共にワイヤーの調整や取換を行なわなければならなかっ
た。更に矯正の程度及び段階に応じて種々の矯正力を有
するワイヤ、−が必要どなり、そのためにサイズの異な
る矯正ワイヤーやこれに合せたブラケット等多くの部品
や材料を用意しなければならず、治療も煩雑となる欠点
があった。 これ等の問題を解消覆るため、Ni−Ti系合金の形状
記憶効果に基づく、優れた形状回復力を利用する方法が
開発された。これはNiどTiを原子比で1:1どした
金属間化合物にごく近い組成からなる合金で、室温イ」
近で熱弾性型マルテンサイト変態を起し、この変態を境
に示す特異な現象の一つである形状記憶効果を利用した
ものである。即ち、変態点以上の渇瓜において所望形状
に成形し、これを変態点以下の温度で変形しても、変態
点以上の温度に則すると所望の形状に回復する。この回
復力を歯列の矯正に応用したしので、ワイヤーの調整や
セットの回数を少なくすることができる。また、この合
金は耐食性が優れ、人体との適合性もよい利点を有して
いる。しかしながら、このような形状記憶効果を利用し
ても、矯正の程度及び段階に応じた矯正力を得るために
は、各種サイズの矯正ワイヤーを用意しなければならず
、従ってブラケット等の部品も少なくならず、治療の煩
雑さもそれほど改善されていない。 本発明はこれに鑑み種々検問の結果、前記Ni−Ti系
合金が熱弾性型フルテンサイ1〜変態点以上の温度で示
づfJ異な現象の一つである超弾性において、弾性回復
力が加熱処理により調■jできることを知見し、更に検
討の結果、単−又は少ない種類のサイズにより、はとん
どの段階における治療が可filな歯列矯正装置を開発
したもので、患者の歯に取(=Jけたブラケットを塙1
1−ワイヤーで連結し、該ワイヤーの弾性回復力により
歯列を矯正する装置において、矯正ワイヤーに加熱処理
により弾性回復力を調整した超弾性Ni−Ti系合金ワ
イヤーを用いることを特徴とするものである。 即ち本発明は、上記矯正ワイヤーに耐食性が侵れ、かつ
人体との適合性もよい超弾性Ni −Ti系合金からな
るワイヤーを用い、しがも該ワイヤーを加熱処理により
患者の状態に合った弾性回復力とすることにより、単−
又は少ない種類のサイズ゛のワイヤーによって適正な治
療を可能にし、治療を容易にしたものである。 超弾性どけ大ぎな変形を与えてもゴムのようにもとに戻
る性質で、通常の金属材料では、弾性限度を越えると塑
性変形が起り、(aS重を除いても戻ってくるのは弾性
領域分だけで、その程度はせいぜい0.5%程度である
が、超弾性では弾性限界を越えると通常の金属材料と同
様に降伏領域のような変形が起るも、10%程1σの変
形では外力を除くと変形前の歪み1口の状態に戻る。こ
の大きな弾性回復ツノはワイ゛1アーを加熱処理するこ
とにより減少し、その度合いは温度が高いほど大きく、
また時間が長いほど大きい。従って加熱温度及び時間を
選定することにより、弾性回復)jを任意に設定するこ
とができる。 このような超弾性Ni−Ti系合金どしては、合金の変
態点を人体の体温より低くする必要があり、そのために
はNi 50.0〜51.Oat%、残部Tiの組成範
囲内でN1とliの配合比を変えるか、又は該組成範囲
内のN1とTiの何れかのQ、5at%以下をCo 、
(:、r、Feなどの元素の何れか1種又は2種以上で
置換するどJ、い。超弾性Ni−li系合金の変態点は
、その組成に極めて敏感で、わずかの組成変化により上
げることができる。 弾性回復力の調節には、超弾性Ni−Ti系合金ワイヤ
ーを、直線状又は歯形に合せやすいアーヂ状に成形して
適当な方法により加熱処理づる。例えば、大気中を始め
不活性ガス中での加熱温度を300〜600℃の範囲内
で、また加熱的間を数十秒乃至数時間の範囲内で、温度
及び処理0,1間を選択することにより任意の弾性回1
u力が得られる。特に通電加熱が便利であり、この加熱
手段によれば弾性回復力の局部的調節か可能で、愚者の
歯の状況に応じて個々に最適の弾性回復力を設定するこ
とができるばかりか、加熱しムがら適宜の曲率に曲げ加
工することもできる。 以下本発明を実施例について説明する。 真空中でNi51at%、T1残部からなる合金を溶解
鋳造し、これを熱間で鍛j青、ハ延した後、冷間伸線と
中間焼鈍を繰返して直径0.4mmの線材に仕上げた。 この線材について表面のスケールを除去した後、直線状
に固定し、)J11熱処理して矯正用ワイヤーを作成し
た。これについて弾性回復力を評価するため、第2図に
示すように、直径7朧の1対の金属棒(1)<1’ )
を、中心間距離が14mになるように対設し、該棒(4
)(4’ )にブラケット(2)を設けて矯正用ワイヤ
ー(3)を取付け、その中間を直径5.’Ommの丸棒
(5)により加圧変位させて、たわみ(δ)を測定する
ことにより弾性回復力を測定した。 これ等の結果を第3図乃至第5図に示ケ。尚この測定は
犬歯から小臼歯部分の矯正を想定したものである。 図は倒れも荷重−変異曲線を示しICものC1第3図中
(6)は冷間伸線した後、温間で整直処理したものを示
し、(7)(8)(9)(10)はそれぞれ500℃の
温度で5分間、10分間、60分間、120分間加熱処
理したものを示す。 また′5XX4図中(11) (12) (13) (
14)はそれぞれ400℃の温度で5分間、10分間、
60分間、120分間加熱処理したものを示し、第5図
中(15) (1G) (17’) (1B)は、それ
ぞれ600℃の温度で5分間、10分間、60分間、1
20分間加熱処理したものを示す。 図から明らかなように超弾性Ni−Ti系合金ワイヤー
は、非常に大きな変位が一定の力で回復Jること、また
荷重時(下向方向の矢印)ど除荷時(下向方向の矢印)
の荷重が異なることが判る。歯の強制にはワイヤーの除
荷時の荷重、即ら弾性回復力が重要であり、この弾性回
復力が加熱処1!l!温度と処理時間により変化し、こ
れを適宜に設定することにより任意の弾性回復力が寄ら
れることが判る。即ち、弾性回復時の平坦部における弾
性回復力が、No、 6の2709から500℃、5分
間の加熱処理(NO7)′c220gに変化し、10分
間(No、8)、60分間(No、9 ) 、120分
間(No、10)の処理で【31、それぞれ2009.
100g、’65sに変化していることが判る。また、
400℃の温度で5分間(N(111) 、10分間(
No、12>60分間(N。 13)、120分間(No、 14 )処理したもので
tま、それぞれ平坦部における回復力が250&、23
0シ、2009.190Uとなっている。史に600℃
の温度で5分間(No、15) 、 10分間(No、
16) 、 60分間(NO17) 、 120分間(
N。 18)処理したものは若干の永久変形を残すため、平坦
部は見られないが、処理■1間に対応しlこ回復挙動を
示している。 以」−直線状の矯正ワイヤーについて説明()たが、こ
れに限るものではなく、例えば温間でアーヂ状に成形し
た後、加熱処理により弾1/1回1(力を調節り゛るこ
ともできる。また適正な弾性回復力どした後、歯に取付
けたブラクソ1〜に■7付けて、これを連結する際に、
アーチの曲率を調整したり、各ブラケット間にベントを
形成して弾性回復力を調節することもできる。更にこれ
等の作業は加熱処理と別個に行なったり、或いは同時に
行なうこともできる。特に通電加熱による場合には、ワ
イV−の両端又は中間の適当な部分に2り以上のプライ
ヤーで把み、ブライX7−間に?U位差を与えC通電加
熱づるど同時に1ツイヤ−を変形することもできる。 このように本発明によれば、弾性回復ツノを任だに設定
することができるため、患者の状態に合った弾性回復力
で治療を行なうことができるばかりか、弾性回復力が矯
正の進行にともなつで低T’ ゛りることがなく、治療
効果が大きい。またワイ”17−の張り換え回数を大巾
に低下することがnl (iljどなり、ワイヤーの交
換においてもワイヤーのサイズに従ってブラケッ1〜の
サイズを変更しなくてもよいので、煩雑さが大11」に
緩和される。更に弾性回復力を局部的に、即ち特定の歯
に対して強くしたり弱くしたりすることがでさるため、
治療対象の歯を、選択的に矯正できる等、顕著な効果を
秦り−るしのである。 4、図面の簡単な説明 第1図(イ)、(ロ)は歯列矯正装置の一使用例を示す
しので、(イ)は側面図、([l)は平面図である。第
2図は矯正ワイヤーの弾性回復力測定器方法の一例を示
す説明図、第3[!!l乃至第5図はそれぞれ本発明に
おりる)ム正ワイψ−の加熱処理と弾性回復力の関係を
示す荷重−変位曲線図である。 1・・・ 歯 2・・・ ブラケット 3・・・ 矯正ワイヤー 4.4’ 、5・・・ 金属棒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)患者の歯に取付けたブラケットを矯正ワイ17−
    で連結し、該ワイヤーの回復力により歯列を矯正りる装
    置において、矯正ワイヤーに超弾性Ni−’l’i系合
    金からなる回復力をI!節したワイヤーを用いることを
    特徴とする歯列矯正装置6゜
  2. (2)矯iトワイV−を直線状又は歯列に合せやすいア
    ーヂ状に成形し、又は成形と同時にこれを所定の回復力
    を得る温度と加熱時間で加熱処理しC1回復力を帽Iる
    特許請求の範囲第1項記載の歯列矯正装置。
  3. (3)矯正ワイヤーを局部的に加熱処理して、部分的に
    回復力を調節づる特許請求の範囲第1項又は第2項記載
    の歯列矯正装置。
JP5740184A 1984-03-27 1984-03-27 歯列矯正装置 Expired - Lifetime JP2524972B2 (ja)

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JPS60203249A true JPS60203249A (ja) 1985-10-14
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