JPS6383129A - ポリカ−ボネ−ト共重合体 - Google Patents

ポリカ−ボネ−ト共重合体

Info

Publication number
JPS6383129A
JPS6383129A JP61230897A JP23089786A JPS6383129A JP S6383129 A JPS6383129 A JP S6383129A JP 61230897 A JP61230897 A JP 61230897A JP 23089786 A JP23089786 A JP 23089786A JP S6383129 A JPS6383129 A JP S6383129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
propane
bis
minutes
reaction
dichloromethane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61230897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2760980B2 (ja
Inventor
Tatsuya Sugano
菅野 龍也
Tsunehisa Katsuki
香月 恒久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP61230897A priority Critical patent/JP2760980B2/ja
Priority to DE87113835T priority patent/DE3779385D1/de
Priority to EP87113835A priority patent/EP0262557B1/en
Publication of JPS6383129A publication Critical patent/JPS6383129A/ja
Priority to US07/782,741 priority patent/US5173347A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2760980B2 publication Critical patent/JP2760980B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G64/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbonic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G64/04Aromatic polycarbonates
    • C08G64/06Aromatic polycarbonates not containing aliphatic unsaturation
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/241Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
    • G11B7/252Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers
    • G11B7/253Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers of substrates
    • G11B7/2533Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers of substrates comprising resins
    • G11B7/2534Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers of substrates comprising resins polycarbonates [PC]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はレーザー光線により信号を記録し、或いはレ
ーザー光線の反射又は透過により記録された信号の読み
出しを行う光学式情報記録用ディスクに用いられるポリ
カーボネート共重合体に関する。
〔従来の技術〕
レーザー光線のスポットビームをディスクにあて、ディ
スクに微細なピントで信号を記録し、或いはこのような
ピットによって記録された信号をレーザー光線の反射又
は透過光量を検出することによって読み出すDRAW、
 Hrasable−DRAW型光学式情報記録・再生
方式は著しく記録密度を上げることができ、特にEra
sable−DRAW型では記録の消去・書き込みも可
能であり、且つそれらから再生される画像や音質が優れ
た特性を有することから、画像や音声の記録又は記録再
生、多量の情報記録再生等に広く実用されることが期待
されている。この記録再生方式に利用されるディスクに
はディスク本体をレーザー光線が透過するために透明で
あることは勿論のこと、読み取り誤差を少なくするため
に光学的均質性が強く求められる。ディスク本体成形時
の樹脂の冷却及び流動過程において生じた熱応力、分子
配向、ガラス転移点付近の容積変化等による残留応力が
主な原因となり、レーザー光線がディスク本体を通過す
る際に複屈折が生ずる。
この複屈折に起因する光学的不均一性が大きいことは光
学式ディスクとしては致命的欠陥である。。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このようにディスク成形時の樹脂の冷却及び流動過程に
おいて生じた熱応力・分子配向・残留応力が主原因で生
ずる複屈折は成形条件を選ぶことによって、得られるデ
ィスクの複屈折はかなり小さくすることができるが、成
形樹脂自身のもつ固有の複屈折、即ち光弾性定数に大き
く依存している。
〔問題点を解決するための手段〕
複屈折は光弾性定数と残留応力の積として下記式(1)
で表すことができる。
n、−nz=c(σr  47g)   (l]式(1
)の光弾性定数を小さくすれば成形条件が同じでも得ら
れるディスクの複屈折が小さくなることは明らかである
。そこで発明者らは2.2−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパンと2.2−ビス−(4−ヒドロキシ−
3−イソプロピルフェニル)プロパンをカーボネート結
合によって共重合させることによって、芳香族ポリカー
ボネートの機械的特性を槍ねることなく光弾性定数の小
さな樹脂が得られる事実を見出し、本発明に至ったもの
である。
即ち本発明は、2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン99〜1モル%、好ましくは90〜10モ
ル%と、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプ
ロピルフェニル)プロパン1〜99モル%、好ましくは
10〜90モル%とをカーボネート結合して得られる芳
香族ポリカーボネート共重合体に関する。
かくしてこの発明によれば、下記の式(1)、(n)で
示されるビスフェノールがカーボネート結合により共重
合してなる芳香族ポリカーボネート重合体が得られる。
C11゜ 式(n)の構成単位は1〜99モル%である。
式(n)の構成単位が1モル%未満であると得られる芳
香族ポリカーボネートの光弾性定数は式(I)よりなる
ホモポリカーボネートとあまり変わらない。また式(n
)の構成単位が99モル%を超えると得られる芳香族ポ
リカーボネートのガラス転移点が式(1)よりなるホモ
ポリカーボネートに較べて著しく低下する。
本発明の共重合体の粘度平均分子量は1,000〜10
0.000が好ましく、13.000〜50,000が
更に好ましい。1 、000未満では成形品が脆くなり
、また100,000を越えると流動性が低下し成形性
に劣り、何れも光デイスク用樹脂として不向きである。
また、本発明のポリカーボネート共重合体は2.2−ビ
ス=(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニ・ル)
プロパンの他に第3成分を共重合したものでもよい。か
かる第3成分としては、カーボネート結合をするもので
あれば何れでもよい。その重合割合は物性を損なわない
範囲で配合すればよい。
本発明のポリカーボネート共重合体の製造法としては次
の二つの方法がある。
■ エステル交換法 2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2.2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフ
ェニル)プロパンの混合物、これに対し化学量論的に当
量よりやや過剰のジフェニルカーボネートに、通常のカ
ーボネート化触媒の存在下、約160〜180℃の温度
で常圧下、不活性ガスを導入した条件で約30分反応さ
せ、2時間かけて徐々に減圧しながら約180〜220
℃の温度下で最終的に10Torr、  220℃で前
縮合を終了する。その後、10Torr、  270°
Cで30分、5Torr、 270℃で20分反応し、
次いで0.5Torr以下、好ましくは0.3Torr
”0.ITorrの減圧下で270℃で1.5時間〜2
.0時間後縮合を進める。
尚、カーボネート結合のためのカーボネート化触媒とし
ては、リチウム系触媒、カリウム系触媒、ナトリウム系
触媒、カルシウム系触媒、錫系触媒等のアルカリ金属、
アルカリ土類金属触媒が適しており、例えば、水酸化リ
チウム・炭酸リチウム、水素化ホウ素カリウム・リン酸
水素カリウム、水酸化ナトリウム・水素化ホウ素ナトリ
ウム、水素化カルシウム、ジプチル錫オキシド・酸化第
1錫が挙げられる。これらのうち、カリウム系触媒を用
いることが好ましい。
■ ホスゲン法 三つロフラスコに攪拌機、温度計、ガス導入管、排気管
を付ける。2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、2.2−ビス=(4−ヒドロキシ−3−イソ
プロピルフェニル)プロパンの混合物をピリジン、ジク
ロルメタン等の溶媒に溶かし、これを激しく撹拌しなが
らホスゲンガスを導入するのであるが、ホスゲンは猛毒
であるから強力なドラフト中で操作する。また排気末端
には水酸化ナトリウム10%水溶液で余剰ホスゲンを分
解無毒化するユニットを付ける。ホスゲンはボンベから
空の洗気びん、パラフィンを入れた洗気びん(池数を数
える)、空の洗気びんを通してフラスコに導入する。ガ
ス導入管は攪拌機の上に差し込むようにし、析出するピ
リジン塩によって詰まらないようにするため先端を漏斗
状に広げておく。
ガス導入に伴いピリジンの塩酸塩が析出して内容は濁っ
てくる。反応温度は30℃以下になるように水冷する。
縮合の進行と共に粘稠になって(る。ホスゲン−塩化水
素錯体の黄色が消えなくなるまでホスゲンを通じる。反
応終了後、メタノールを加えて重合体を沈殿せしめ、濾
別乾燥する。生成するポリカーボネートは塩化メチレン
、ピリジン、クロロホルム、テトラヒドロフランなどに
溶けるから、これらの溶液からメタノールで再沈殿して
精製する。
このようにして得られるポリカーボネート共重合体は、
レーザー光線により信号を記録し、或いはレーザー光線
の反射又は透過により記録された信号の読み出しを行う
DRAW、 E−DI?AW型光学式情報記録用ディス
クに有用である。
〔実 施 例〕
以下に本発明を実施例について説明するが、本発明はこ
れらの実施例によって限定されるものではない。
尚、部、%は重量基準を示す。
実施例1 2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン2
47部(90molり と、2,2−ビス−(4−ヒド
ロキシ−3−イソプロピルフェニル)プロパン37部(
10molχ)とジフェニルカーボネート264部を3
1三つロフラスコに入れ、脱気、窒素パージを5回繰り
返した後、シリコンバス160℃で窒素を導入しながら
溶融させた。溶融したら、カーボネート化触媒である水
素化ホウ素カリウムを予めフェノールに溶かした溶液(
仕込んだビスフェノール全量に対して10−”molH
5りを加え、160℃、Nt下30分攪拌醸成した。次
に同温度下100Torrに減圧し、30分攪拌したの
ち、同温度下でさらに50Torrに減圧し、30分反
応させた。次に徐々に温度を220℃まで上げ60分反
応させ、フェノール留出理論量の80%を留出させた。
しかる後、同温度下で10Torrに減圧し30分反応
させ、温度を徐々に270℃に上げ30分反応させた。
さらに同温度下で5 Torrに減圧し30分反応させ
、ここまでの反応でフェノール留出理論量のほぼ全量を
留出させ前縮合を終えた。
次に同温度下で0.1〜0.3Torrで2時間後縮合
させた。窒素下にて生成物のポリマーを取り出し冷却し
た後、ジクロルメタンを溶媒に用いて20℃にて溶液粘
度を測定した。この値から算出した粘度平均分子ffi
MVは32,000であった。IRスベクトルを測定す
ると1760〜1810cm−’にカーボネート結合の
特性吸収が見られた(図1)。
また’II−NMI?を測定すると1 、2ppmにイ
ソプロピル基のメチル基水素の吸収、1.7ppmにプ
ロパンのメチル基水素の吸収、3.2ppmにイソプロ
ピル基メチン水素の吸収、7.2〜7.5ppmにフェ
ニル基に由来する吸収を観測した(図2)。またDSC
(ディファレンシャル・スキャニング・カロリメーター
; Perkin−Elmer 2C型)からガラス転
移点はTg=139℃であることがわかった。更に光弾
性定数を測定するとC=74 Brewsters (
10−”m”/N)であることがわかった。またNMR
の積分値から生成したポリマーは2,2−ビス−(4−
ヒドロキシフェニル)プロパンと2.2−ビス−(4−
ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニル)プロパンが9
:1のポリカーボネート共重合体であることが確認でき
る。
測定に使用した機器はIRスペクトルメーター;日本分
光製IR−810、’II−N門R;日本電子製JNM
−削ト100、DSC;ディファレンシャル・スキャニ
ング・カロリメーターPerkin−E1mer 2C
型、光弾性定数は自作のものを用いて測定しか、光弾性
定数の算出方法は試験片(50mm X 10mm X
1mn+)に異なる大きさの引張応力を長さ方向に印加
し、発生する複屈折を測定し、前記式+1)に各々の値
を代入してその傾きから光弾性定数を求めた。因に2.
2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのポリ
カーボネートの光弾性定数はC=82 Brewste
rs (10−”m”/N)であった。
実施例2 三つロフラスコに攪拌機、温度計、ガス導入管、排気管
を付ける。ジクロルメタンに2.2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン247部(90+++olχ
)と2.2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピ
ルフェニル)プロパン37部(10molりを溶かし、
水酸化ナトリウム10%水溶液を加え、これを激しく攪
拌しながらホスゲンガスを導入した。ホスゲンはボンベ
から空の洗気びん、水を入れた洗気びん、空の洗気びん
を通してフラスコに導入した。ホスゲンガスの導入中の
反応温度は25℃以下になるように水冷した。縮合の進
行と共に溶液は粘稠になってくる。
さらにホスゲン−塩化水素錯体の黄色が消えなくなる迄
ホスゲンを通じた。反応終了後、メタノールに反応溶液
を注ぎ込み、濾別し、水洗を繰り返した。さらに生成し
たポリカーボネートはジクロルメタンの?容?&からメ
タノールで再沈殿して精製した。
精製後よく乾燥したのち、ジクロルメタンを溶媒に用い
て20℃にて溶液粘度を測定した。この値から算出した
粘度平均分子fiWvは35.000であった。また、
実施例1と同様に機器分析を行ったところ、実施例1と
同じ結果が得られたことから、生成したポリマーは2,
2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと2.
2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニ
ル)プロパンの9:1のポリカーボネートの共重合体で
あると確認することができる。
実施例3 2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン2
19部(80molχ)と、2,2−ビス−(4−ヒド
ロキシ−3−イソプロピルフェニル)プロパン75部(
20molχ)とジフェニルカーボネート264部を3
β三つロフラスコに入れ、脱気、窒素パージを5回繰り
返した後、シリコンバス160℃で窒素を導入しながら
溶融させた。溶融したら、カーボネート化触媒である水
素化ホウ素カリウムを予めフェノールに溶かした溶液(
仕込んだビスフェノール全量に対して10−3…o1χ
■)を加え、160℃、N2下30分攪拌醸成した。次
に同温度下IQQTorrに減圧し、30分撹拌したの
ち、同温度下でさらに50Torrに減圧し、30分反
応させた。次に徐々に温度を220℃まで上げ60分反
応させ、ここまでの反応でフェノール留出理論量の80
%を留出させた。しかる後、同温度下で10Torrに
減圧し30分反応させ、温度を徐々に270℃に上げ3
0分反応させた。さらに同温度下で5Torrまで減圧
し30分反応させ、フェノール留出理論量のほぼ全量を
留出させ前縮合を終えた。
次に同温度下で0.1〜0.3Torrで2時間後縮合
させた。窒素下にて生成物のポリマーを取り出し冷却し
た後、ジクロロメンタを溶媒として用いて20℃にて溶
液粘度を測定した。この値から算出した粘度平均分子J
iMvは29,000であった。
IRスペクトルを測定すると1760〜1810cm−
’にカーボネート結合の特性吸収が見られた。また’+
1−NMRを測定すると1.2ppmにイソプロピル基
のメチル基水素の吸収、1.7ppmにプロパンのメチ
ル基水素の吸収、3.2ppn+にイソプロピル基のメ
チン水素の吸収、7.0〜7.3ppmにフェニル基に
由来する吸収を観測した。またDSCからガラス転移点
はTg=130℃であることがわかった。更に光弾性定
数を測定するとC= 64 Brews ters(1
0−’ ”m”/N)であることがわかった。またNM
Rの積分値から生成したポリマーは2,2−ビス−(4
−ヒドロキシフェニル)プロパンと2.2−ビス−(4
−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニル)プロパンの
4:1のポリカーボネート共重合体であることが確認で
きる。
実施例4 三つロフラスコに攪拌機、温度計、ガス専大管、排気管
を付ける。ジクロルメタンに2,2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン219部(80molχ)と
2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフ
ェニル)プロパン75部(20molχ)を溶かし、水
酸化ナトリウム10%水溶液を加え、これを激しく攪拌
しながらホスゲンガスを導入した。ホスゲンはボンベか
ら空の洗気びん、水を入れた洗気びん、空の洗気びんを
通してフラスコに導入した。ホスゲンガスの4人中の反
応温度は25℃以下になるように水冷した。縮合の進行
と共に溶液は粘稠になってくる。
さらにホスゲン−塩化水素錯体の黄色が消えなくなるま
でホスゲンを通じた。反応終了後、メタノールに反応溶
液を注ぎ込み、濾別し、水洗を繰り返した。さらに生成
したポリカーボネートはジクロルメタンの溶液からメタ
ノールで再沈殿して精製した。
精製後よく乾燥したのち、ジクロルメタンを溶媒に用い
て20℃にて溶液粘度を測定した。この値から算出した
粘度平均分子fiMvは33.000であった。また、
実施例3と同様に機器分析を行ったところ、実施例3と
同じ結果が得られたことから、生成したポリマーは2,
2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと2.
2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニ
ル)プロパンの4:1のポリカーボネートの共重合体で
あると確認することができる。
実施例5 2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン1
92部(70molχ)と、2.2−ビス−(4−ヒド
ロキシ−3−イソプロピルフェニル)プロパン112部
(30molX)とジフェニルカーボネート264部を
31三つロフラスコに入れ、脱気、窒素パージを5回繰
り返した後、シリコンバス160℃で窒素を導入しなが
ら溶融させた。溶融したら、カーボネート化触媒である
水素化ホウ素カリウムを予めフェノールに溶かした溶液
(仕込んだビスフェノール全量に対して10−3moI
Zffl)を加え、160″C,N2下30分攪拌醸成
した0次に同温度下100Torrに減圧し、30分攪
拌したのち、同温度下でさらに5QTorrに減圧し、
30分反応させた。次に徐々に温度を220℃まで上げ
60分反応させ、ここまでの反応でフェノール留出理論
量の80%を留出させた。しかる後、同温度下で10T
orrに減圧し30分反応させ、温度を徐々に270℃
に上げ30分反応させた。さらに同温度下で5 Tor
rまで減圧し30分反応させ、フェノール留出理論量の
ほぼ全量を留出させ前縮合を終えた。次に同温度下で0
.1〜Q、3Torrで2時間後縮合させた。窒素下に
て生成物のポリマーを取り出し冷却した後、ジクロロメ
タンを溶媒として用いて20°Cにて溶液粘度を測定し
た。
この値から算出した粘度平均分子1ivは30,000
であった。IRスペクトルを測定すると1760〜18
10cm−’にカーボネート結合の特性吸収が見られた
。また’II−NMRを測定すると1.2ppmにイソ
プロピル基のメチル基水素の吸収、1.7 ppmにプ
ロパンのメチル基水素の吸収、3.2ppmにイソプロ
ピル基のメチン水素の吸収、7.18〜7.5ppmに
フェニル基に由来する吸収を観測した。またDSCから
ガラス転移点はTg・121℃であることがわかった。
更に光弾性定数を測定するとc=61[1rews t
ers (10−’ ”m”/N)であることがわかっ
た。
またNMRの積分値から生成したポリーマーは2,2−
ヒス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと2.2−
ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニル)
プロパンの7:3のポリカーボネート共重合体であるこ
とが確認できる。
実施例6 三つロフラスコに撹拌機、温度計、ガス導入管、排気管
を付ける。ジクロルメタンに2.2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン192部(70molχ)と
2.2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフ
ェニル)プロパン122部(30mo 1χ)を溶かし
、水酸化ナトリウム10%水溶液を加え、これを激しく
攪拌しながらホスゲンガスを導入した。ホスゲンはボン
ベから空の洗気びん、水を入れた洗気びん、空の洗気び
んを通してフラスコに導入した。ホスゲンガスの導入中
の反応温度は25℃以下になるように水冷した。縮合の
進行と共に溶液は粘稠になってくる。さらにホスゲン−
塩化水素錯体の黄色が消えなくなるまでホスゲンを通じ
た。反応終了後、メタノールに反応溶液を注ぎ込み、濾
別し、水洗を繰り返した。さらに生成したポリカーボネ
ートはジクロルメタンの溶液からメタノールで再沈殿し
て精製した。
精製後よく乾燥したのち、ジクロルメタンを溶媒に用い
て20℃にて溶液粘度を測定した。この値から算出した
粘度平均分子量Hvは35.000であった。また、実
施例5と同様に機器分析を行ったところ、実施例5と同
じ結果が得られたことから、生成したポリマーは2.2
−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと2.2
−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニル
)プロパンの7:3のポリカーボネートの共重合体であ
ると確認することができる。
実施例7 2.2−ビス=(4−ヒドロキシフェニル)プロパン1
64部(60mo1%) と、2.2−ビス−(4−ヒ
ドロキシ−3−イソプロピルフェニル)プロパン150
部(40molχ)とジフェニルカーボネート264部
を32三つロフラスコに入れ、脱気、窒素パージを5回
繰り返した後、シリコンバス160℃で窒素を導入しな
がら溶融させた。溶融したら、カーボネート化触媒であ
る水素化ホウ素カリウムを予めフェノールに溶かした溶
液(仕込んだビスフェノール全量に対して10−3m 
o I ZWk )を加え、160℃、N3下30分攪
拌醸成した。次に同温度下100Torrに減圧し、3
0分攪拌したのち、同温度下でさらに50Torrに減
圧し、60分反応させた。次に徐々に温度を220℃ま
で上げ60分反応させ、ここまでの反応でフェノール留
出理論量の80%を留出させた。しかる後、同温度下で
1OTorrに減圧し30分反応させ、温度を徐々に2
70℃に上げ30分反応させた。さらに同温度下で5 
Torrまで減圧し30分反応させ、フェノール留出理
論量のほぼ全量を留出させ前縮合を終えた。次に同温度
下で0.1 ”0.3Torrで2時間後槽合させた。
窒素下にて生成物のポリマーを取り出し冷却した後、ジ
クロロメタンを溶媒として用いて20℃にて溶液粘度を
測定した。
この値から算出した粘度平均分子iMvは29,000
であった。IRスペクトルを測定すると1760〜18
10cm−’にカーボネート結合の特性吸収が見られた
。また’H−NMRを測定すると1 、2ppmにイソ
プロピル基のメチル基水素の吸収、1.7 ppmにプ
ロパンのメチル基水素の吸収、3.2ppmにイソプロ
ピル基のメチン水素の吸収、7.2〜7.4ppmにフ
ェニル基に由来する吸収を観測した。またDSCからガ
ラス転移点はTg・114℃であることがわかった。更
に光弾性定数を測定するとC=56Brewsters
(10−”m”/N)であることがわかった。
またNMRの積分値から生成したポリマーは2.2−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと2.2−ビ
ス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニル)プ
ロパンの3=2のポリカーボネート共重合体であること
が確認できる。
実施例8 三つロフラスコに攪拌機、温度計、ガス導入管、排気管
を付ける。ジクロルメタンに2.2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン164部(60mo 1χ)
と2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピル
フェニル)プロパン150部(40molχ)を溶かし
、水酸化ナトリウム10%水溶液を加え、これを激しく
攪拌しながらホスゲンガスを導入した。ホスゲンはボン
ベから空の洗気びん、水を入れた洗気びん、空の洗気び
んを通してフラスコに導入した。ホスゲンガスの導入中
の反応温度は25℃以下になるように水冷した。縮合の
進行と共に溶液は粘稠になってくる。さらにホスゲン−
塩化水素錯体の黄色が消えなくなるまでホスゲンを通じ
た。反応終了後、メタノールに反応溶液を注ぎ込み、濾
別し、水洗を繰り返した。さらに生成したポリカーボネ
ートはジクロルメタンの溶液からメタノールで再沈殿し
て精製した。
精製後よく乾燥したのち、ジクロルメタンを溶媒に用い
て20℃にて溶液粘度を測定した。この値から算出した
粘度平均分子1Mvは31,000であった。また、実
施例7と同様に機器分析を行ったところ、実施例7と同
じ結果が得られたことから、生成したポリマーは2.2
−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと2.2
−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニル
)プロパンの3:2のポリカーボネートの共重合体であ
ると確認することができる。
実施例9 2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン1
37部(50molχ)と、2.2−ビス−(4−ヒド
ロキシ−3−イソプロピルフェニル)プロパン187部
(50molχ)とジフェニルカーボネート264部を
32三つロフラスコに入れ、脱気、窒素パージを5回操
り返した後、シリコンバス160℃で窒素を導入しなが
ら溶融させた。溶融したら、カーボネート化触媒である
水素化ホウ素カリウムを予めフェノールに溶かした溶液
(仕込んだビスフェノール全量に対してio−’mol
χ量)を加え、160℃、Nt下30分攪拌醸成した。
次に同温度下100Torrに減圧し、30分攪拌した
のち、同温度下でさらに50Torrに減圧し、60分
反応させた。次に徐々に温度を220℃まで上げ60分
反応させ、ここまでの反応でフェノール留出理論量の8
0%を留出させた。しかる後、同温度下で1OTorr
に減圧し30分反応させ、温度を徐々に270℃に上げ
30分反応させた。さらに同温度下で5 Torrまで
減圧し30分反応させ、フェノール留出理論量のほぼ全
量を留出させ前縮合を終えた。次に同温度下で0.1〜
Q、3Torrで2時間後縮合させた。窒素下にて生成
物のポリマーを取り出し冷却した後、ジクロルメタンを
溶媒として用いて20℃にて溶液粘度を測定した。
この値から算出した粘度平均分子量nvは27,000
であった。IRスペクトルを測定すると1760〜18
10cm” ’にカーボネート結合の特性吸収が見られ
た(図3)。また’H−NMRを測定すると1.2pp
mにイソプロピル基のメチル基水素のfl&収、1.7
ppmにプロパンのメチル基水素の吸収、3.2ppm
にイソプロピル基のメチン水素の吸収、7.1〜7.6
ppmにフェニル基に由来する吸収を観測した(図4)
。またDSCからガラス転移点はTg・107℃である
ことがわかった。更に光弾性定数を測定するとC=55
8rewsLers (10−”m”/N)であること
がわかった。またNMRの積分値から生成したポリマー
は2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
と2.2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピル
フェニル)プロパンのl:1のポリカーボネート共重合
体であることが確認できる。
実施例1〇 三つロフラスコに撹拌機、温度計、ガス導入管、排気管
を付ける。ジクロルメタンに2.2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン137部(50molχ)と
2.2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフ
ェニル)プロパン187部(50mo LX)を溶かし
、水酸化ナトリウム10%水溶液を加え、これを激しく
撹拌しながらホスゲンガスを導入した。ホスゲンはボン
ベがら空の洗気びん、水を入れた洗気びん、空の洗気び
んを通してフラスコに導入した。ホスゲンガスの導入中
の反応温度は25℃以下になるように水冷した。縮合の
進行と共に溶液は粘稠になってくる。さらにホスゲン−
塩化水素錯体の黄色が消えなくなるまでホスゲンを通じ
た0反応終了後、メタノールに反応溶液を注ぎ込み、濾
別し、水洗を繰り返した。さらに生成したポリカーボネ
ートはジクロルメタンの溶液からメタノールで再沈殿し
て精製した。
精製後よ(乾燥したのち、ジクロルメタンを溶媒に用い
て20℃にて溶液粘度を測定した。この値から算出した
粘度平均分子IMνは29,000であった。また、実
施例9と同様に機器分析を行ったところ、実施例9と同
じ結果が得られたことから、生成したポリマーは2.2
−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと2.2
−ビス=(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニル
)プロパンのl:1のポリカーボネートの共重合体であ
るとrlil!=することができる。
実施例II 2.2・−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
110部(40molχ)と、2.2−ビス−(4−ヒ
ドロキシ−3−イソプロピルフェニル)プロパン225
部(60molχ)とジフェニルカーボネート264部
を31三つロフラスコに入れ、脱気、窒素パージを5回
繰り返した後、シリコンバス160℃で窒素を導入しな
がら溶融させた。溶融したら、カーボネート化触媒であ
る水素化ホウ素カリウムを予めフェノールに溶かした溶
液(仕込んだビスフェノール全量に対して10−3mo
lχりを加え、160℃、N2下30分攪拌醸成した。
次に同温度下100Torrに減圧し、30分攪拌した
のち、同温度下でさらに50Torlに減圧し、60分
反応させた。次に徐々に温度を220℃まで上げ60分
反応させ、ここまでの反応でフェノール留出理論量の8
0%を留出させた。しかる後、同温度下で10Torr
に減圧し30分反応させ、温度を徐々に270℃に上げ
30分反応させた。さらに同温度下で5 Torrまで
減圧し30分反応させ、フェノール留出理論量のほぼ全
量を留出させ前縮合を終えた。次に同温度下で0.1〜
0.3Torrで2時間後槽合させた。窒素下にて生成
物のポリマーを取り出し冷却した後、ジクロルメタンを
溶媒として用いて20℃にて溶液粘度を測定した。
この値から算出した粘度平均分子fiFIvは28,0
00であった。IRスペクトルを測定すると1760〜
1810cm” ’にカーボネート結合の特性吸収が見
られた。また’II−NMI?を測定すると1.2pp
mにイソプロピル基のメチル基水素の吸収、1.7 p
pmにプロパンのメチル基水素の吸収、3.2ppmに
イソプロピル基のメチン水素の吸収、7.2〜7.5p
pmニフェニル基に由来する吸収を観測した。またDS
Cからガラス転移点はTg・103℃であることがわか
った。更に光弾性定数を測定するとC=498rews
ters(10−”m”/N)であることがわかった。
またNMRの積分値から生成したポリマーは2.2−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと2,2−ビ
ス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニル)プ
ロパンの2:3のポリカーボネート共重合体であること
が確認できる。
実施例12 三つロフラスコに攪拌機、温度計、ガス導入管、排気管
を付ける。ジクロルメタンに2.2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン110部(40molχ)と
2.2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフ
ェニル)プロパン225部(60molχ)を溶かし、
水酸化ナトリウム10%水溶液を加え、これを激しく攪
拌しながらホスゲンガスを導入した。ホスゲンはボンベ
から空の洗気びん、水を入れた洗気びん、空の洗気びん
を通してフラスコに導入した。ホスゲンガスの導入中の
反応温度は25℃以下になるように水冷した。縮合の進
行と共に溶液は粘稠になってくる。さらにホスゲン−塩
化水素錯体の黄色が消えなくなるまでホスゲンを通じた
。反応終了後、メタノールに反応溶液を注ぎ込み、濾別
し、水洗を繰り返した。さらに生成したポリカーボネー
トはジクロルメタンの?合液からメタノールで再沈殿し
て精製した。
精製後よく乾燥したのち、ジクロルメタンを溶媒に用い
て20℃にて溶液粘度を測定した。この値から算出した
粘度平均分子ff1Hvは31.000であった。また
、実施例11と同様に機器分析を行ったところ、実施例
11と同じ結果が得られたことから、生成したポリマー
は2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
と2.2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピル
フェニル)プロパンの2:3のポリカーボネートの共重
合体であると確認することができる。
実施例13 2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン8
2部(3抛ofχ)と、2.2−ビス−(4−ヒドロキ
シ−3−イソプロピルフェニル)プロパン262部(7
0molX)とジフェニルカーボネート264部を31
三つロフラスコに入れ、脱気、窒素パージを5回繰り返
した後、シリコンバス160℃で窒素を導入しながら溶
融させた。溶融したら、カーボネート化触媒である水素
化ホウ素カリウムを予めフェノールに溶かした溶液(仕
込んだビスフェノール全量に対して10−”molχi
t)を加え、160℃、Nt下30分攪拌醸成した。次
に同温度下100Torrに減圧し、30分攪拌したの
ち、同温度下でさらに50Torrに減圧し、60分反
応させた。次に徐々に温度を220℃まで上げ60分反
応させ、ここまでの反応でフェノール留出理論量の80
%を留出させた。しかる後、同温度下で10Torrに
減圧し30分反応させ、温度を徐々に270℃に上げ3
0分反応させた。さらに同温度下で5Torrまで減圧
し30分反応させ、フェノール留出理論量のほぼ全量を
留出させ前縮合を終えた。
次に同温度下でO1l〜Q、3Torrで2時間後縮合
させた。窒素下にて生成物のポリマーを取り出し冷却し
た後、ジクロルメタンを溶媒として用いて20℃にて溶
液粘度を測定した。この値から算出した粘度平均分子i
!kNvは25.000であった。
IRスペクトルを測定すると1760〜1810cm−
’にカーボネート結合の特性吸収が見られた。また’I
I−NMRを測定すると12ppmにイソプロピル基の
メチル基水素の吸収、1.7ppmにプロパンのメチル
基水素の吸収、3.2ppmにイソプロピル基のメチン
水素の吸収、7.1〜7.5PP−にフェニル基に由来
する吸収を観測した。またDSCからガラス転移点はT
g・93℃であることがわかった。更に光弾性定数を測
定するとC−41Brewsters(10−”m”/
N)であることがわかった、またNMRの積分値から生
成したポリマーは2.2−ビス−(4二ヒドロキシフエ
ニル)プロパンと2.2−ビス−(4−ヒドロキシ−3
−イソプロピルフェニル)プロパンの3ニアのポリカー
ボネート共重合体であることが確認できる。
実施例14 三つロフラスコに攪拌機、温度計、ガス導入管、排気管
を付ける。ジクロルメタンに2.2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン82部(30molχ)と2
.2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェ
ニル)プロパン262部(70molりを溶かし、水酸
化ナトリウム10%水溶液を加え、これを激しく攪拌し
ながらホスゲンガスを導入した。ホスゲンはボンベから
空の洗気びん、水を入れた洗気びん、空の洗気びんを通
してフラスコに導入した。ホスゲンガスの導入中の反応
温度は25℃以下になるように水冷した。縮合の進行と
共に溶液は粘稠になってくる。
さらにホスゲン−塩化水素錯体の黄色が消えなくなるま
でホスゲンを通じた。反応終了後、メタノールに反応溶
液を注ぎ込み、濾別し、水洗を繰り返した。さらに生成
したポリカーボネートはジクロルメタンの溶液からメタ
ノールで再沈殿して精製した。
精製後よく乾燥したのち、ジクロルメタンを溶媒に用い
て20℃にて溶液粘度を測定した。この値から算出した
粘度平均分子量8vは29,000であった。また、実
施例13と同様に機器分析を行ったところ、実施例13
と同じ結果が得られたことから、生成したポリマーは2
,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと2
.2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェ
ニル)プロパンの3ニアのポリカーボネートの共重合体
であると確認することができる。
実施例15 2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン5
5部(20molり  と、2.2−ビス−(4−ヒド
ロキシ−3−イソプロピルフェニル)プロパン300部
(80molχ)とジフェニルカーボネート264部を
3!を三つロフラスコに入れ、脱気、窒素パージを5回
繰り返した後、シリコンバス160℃で窒素を導入しな
がら溶融させた。溶融したら、カーボネート化触媒であ
る水素化ホウ素カリウムを予めフェノールに溶かした溶
液(仕込んだビスフェノール全量に対して1O−3Il
olx量)を加え、160℃、N2下30分攪拌醸成し
た0次に同温度下100Torrに減圧し、30分撹拌
したのち、同温度下でさらに50Torrに減圧し、6
0分反応させた0次に徐々に温度を220℃まで上げ6
0分反応させ、ここまでの反応でフェノール留出理論量
の80%を留出させた。しかる後、同温度下で10To
rrに減圧し30分反応させ、温度を徐々に270℃に
上げ30分反応させた。さらに同温度下で5Torrま
で減圧し30分反応させ、フェノール留出理論量のほぼ
全量を留出させ前縮合を終えた。
次に同温度下で0.1〜0.3Torrで2時間後縮合
させた。窒素下にて生成物のポリマーを取り出し冷却し
た後、ジクロルメタンを溶媒として用いて20℃にて溶
液粘度を測定した。この値から算出した粘度平均分子1
iWvは27,000であった。
IRスペクトルを測定すると1760〜1810cm−
’にカーボネート結合の特性吸収が見られた。また’+
1−NMRを測定すると1.2ppmにイソプロピル基
のメチル基水素の吸収、1.7ppmにプロパンのメチ
ル基水素の吸収、3.2ppmにイソプロピル基のメチ
ン水素の吸収、7.0〜7.3ppmにフェニル基に由
来する吸収を観測した。またDSCからガラス転移点は
Tg・90℃であることがわかった。更に光弾性定数を
測定するとC= 38 Brews ters(10−
1!n+”/N)であることがわかった。またNMRの
積分値から生成したポリマーは2.2−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパンと2.2−ビス−(4−ヒ
ドロキシ−3−イソプロピルフェニル)プロパンの1:
4のポリカーボネート共重合体であることが確認できる
実施例16 三つロフラスコに攪拌機、温度計、ガス導入管、排気管
を付ける。ジクロルメタンに2.2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン55部(20mo lχ)と
2.2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフ
ェニル)プロパン300部(80mo1%)を溶かし、
水酸化ナトリウム10%水溶液を加え、これを激しく攪
拌しながらホスゲンガスを導入した。ホスゲンはボンベ
から空の洗気びん、水を入れた洗気びん、空の洗気びん
を通してフラスコに導入した。ホスゲンガスの導入中の
反応温度は25℃以下になるように水冷した。縮合の進
行と共に溶液は粘稠になってくる。
さらにホスゲン−塩化水素錯体の黄色が消えなくなるま
でホスゲンを通じた0反応終了後、メタノールに反応溶
液を注ぎ込み、濾別し、水洗を繰り返した。さらに生成
したポリカーボネートはジクロルメタンの溶液からメタ
ノールで再沈殿して精製した。
精製後よく乾燥したのち、ジクロルメタンを溶媒に用い
て20℃にて溶液粘度を測定した。この値から算出した
粘度平均分子fiMvは29,000であった。また、
実施例15と同様に機器分析を行ったところ、実施例1
5と同じ結果が得られたことから、生成したポリマーは
2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと
2.2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフ
ェニル)プロパンの1:4のポリカーボネートの共重合
体であると確認することができる。
実施例17 2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン2
7部(10molχ)と、2,2−ビス−(4−ヒドロ
キシ−3−イソプロピルフェニル)プロパン337部(
90+wolχ)とジフェニルカーボネート264部を
31!三つロフラスコに入れ、脱気、窒素パージを5回
繰り返した後、シリコンバス160℃で窒素を導入しな
がら溶融させた。溶融したら、カーボネート化触媒であ
る水素化ホウ素カリウムを予めフェノールに溶かした溶
液(仕込んだビスフェノール全量に対して10−”mo
lχffi)を加え、160℃、N2下30分攪拌醸成
した。次に同温度下100Torrに減圧し、30分攪
拌したのち、同温度下でさらに50Torrに減圧し、
60分反応させた0次に徐々に温度を220℃まで上げ
60分反応させ、ここまでの反応でフェノール留出理論
量の80%を留出させた。しかる後、同温度下で10T
orrに減圧し30分反応させ、温度を徐々に270℃
に上げ30分反応させた。さらに同温度下で5Torr
まで減圧し30分反応させ、フェノール留出理論量のほ
ぼ全量を留出させ前縮合を終えた。
次に同温度下で0.1〜0.3Torrで2時間後縮合
させた。窒素下にて生成物のポリマーを取り出し冷却し
た後、ジクロルメタンを溶媒として用いて20℃にて溶
液粘度を測定した。この値から算出した粘度平均分子1
Mvは25.000であった。
IRスペクトルを測定すると1760〜1810cm−
’にカーボネート結合の特性吸収が見られた(図5)。
また’H−NMRを測定すると1.2ppm+にイソプ
ロピル基のメチル基水素の吸収、1.7ppmにプロパ
ンのメチル基水素の吸収、3.2ppmにイソプロピル
基のメチン水素の吸収、7.2〜7.4ppmにフェニ
ル基に由来する吸収を観測した(図6)。またDSCか
らガラス転移点はTg=85℃であることがわかった。
更に光弾性定数を測定するとC=35Brews Le
rs (10−’ ”mz/N)であることがわかった
またNMRの積分値から生成したポリマーは2.2−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと2.2−ビ
ス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニル)プ
ロパンのl:9のポリカーボネート共重合体であること
が確認できる。
実施例18 三つロフラスコに攪拌機、温度針、ガス導入管、排気管
を付ける。ジクロルメタンに2.2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン27部(10a+olχ)と
2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフ
ェニル)プロパン337部(90molχ)を溶かし、
水酸化ナトリウム10%水溶液を加え、これを激しく攪
拌しながらホスゲンガスを導入した。ホスゲンはボンベ
から空の洗気びん、水を入れた洗気びん、空の洗気びん
を通してフラスコに導入した。ホスゲンガスの導入中の
反応温度は25℃以下になるように水冷した。縮合の進
行と共に溶液は粘稠になって(る。
さらにホスゲン−塩化水素錯体の黄色が消えなくなるま
でホスゲンを通じた0反応終了後、メタノールに反応溶
液を注ぎ込み、濾別し、水洗を繰り返した。さらに生成
したポリカーボネートはジクロルメタンの溶液からメタ
ノールで再沈殿して精製した。
精製後よく乾燥したのち、ジクロルメタンを溶媒に用い
て20℃にて溶液粘度を測定した。この値から算出した
粘度平均分子ffiMvは28.000であった。また
、実施例17と同様に機器分析を行ったところ、実施例
17と同じ結果が得られたことから、生成したポリマー
は2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
と2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピル
フェニル)プロパンの1:9のポリカーボネートの共重
合体であると確認することができる。
〔発明の効果〕
本発明のポリカーボネート共重合体は光弾性係数が小さ
いためレーザー光線により信号を記録し、或いはレーザ
ー光線の反射又は透過により記録された信号の読み出し
を行う光学式情報記録用ディスクに存用である。
【図面の簡単な説明】
図11図3、図5はそれぞれ実施例1.9.17で得ら
れた本発明の共重合体のrRスペクトル、図2、図4、
図6、はそれぞれ実施例1.9.17で得られた本発明
の共重合体のNMRスペクトルである。 出願人代理人  古 谷   馨 手続補正書(自発) 昭和62年7月10日 2、発明の名称 ポリカーボネート共重合体 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 (290)ダイセル化学工業株式会社 4、代理人 東京都中央区日本橋横山町1の3中井ビル6、補正の内
容 (1)明細書8頁1行〜2行「ジクロルメタン」を「水
酸化アルカリ水溶液」と訂正 (1)同12頁下から9行「ジクロルメタン」を「水酸
化ナトリウム10重量%水溶液」と訂正(1)同12頁
下から5行〜下から4行口水酸化ナトリウム10%水溶
液」を「ジクロルメタン」と訂正 (1)同16頁2行「ジクロルメタン」を「水酸化ナト
リウム10重量%水溶液」と訂正(1)同16頁6行〜
7行「水酸化ナトリウム10%水溶液」を「ジクロル、
メタン」と訂正(1)同19頁下から9行「ジクロルメ
タン」を「水酸化す) IJウム10重量%水溶液」と
訂正(1)同19頁下から5行〜下から4行「水酸化ナ
トリウム10%水溶液」を「ジクロルメタン」と訂正 (1)同23頁2行「ジクロルメタン」を「水酸化ナト
リウム10重量%水溶液」と訂正(1)同23頁6行〜
7行「水酸化ナトリウム10%水溶液」を「ジクロルメ
タン」と訂正(1)同26頁下から8行「ジクロルメタ
ン」を「水酸化ナトリウム10重量%水溶液」と訂正(
13同26頁下から4行〜下から3行「水酸化ナトリウ
ム10%水溶液」を「ジクロルメタン」と訂正 (1)同30頁3行「ジクロルメタン」を「水酸化ナト
リウム10重量%水溶液」と訂正(1)同30頁7行〜
8行「水酸化ナトリウム10%水溶液」を「ジクロルメ
タン」と訂正(1)同33頁下から8行「ジクロルメタ
ン」を「水酸化ナトリウム10重量%水溶液」と訂正(
1)同33頁下から4行〜下から3行「水酸化ナトリウ
ム10%水溶液」を「ジクロルメタン」と訂正 (1)同37頁3行「ジクロルメタン」を「水酸化ナト
リウム10重量%水溶液」と訂正(1)同37頁7行〜
8行「水酸化ナトリウム10%水溶液」を「ジクロルメ
タン」と訂正(1)同40頁下から8行「ジクロルメタ
ン」を「水酸化ナトリウム10重量%水溶液」と訂正(
1)同40頁下から4行〜下から3行「水酸化ナトリウ
ム10%水溶液」を「ジクロルメタン」と訂正

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 12、2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
    99〜1モル%と2、2−ビス−(4−ヒドロキシ−3
    −イソプロビルフェニル)プロパン1〜99モル%とを
    カーボネート結合して得られる芳香族ポリカーボネート
    共重合体。
JP61230897A 1986-09-29 1986-09-29 ポリカーボネート共重合体の製造方法 Expired - Lifetime JP2760980B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61230897A JP2760980B2 (ja) 1986-09-29 1986-09-29 ポリカーボネート共重合体の製造方法
DE87113835T DE3779385D1 (ja) 1986-09-29 1987-09-22
EP87113835A EP0262557B1 (en) 1986-09-29 1987-09-22 Polycarbonate and optical disk therefrom
US07/782,741 US5173347A (en) 1986-09-29 1991-10-16 Polycarbonate and optical disk therefrom

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61230897A JP2760980B2 (ja) 1986-09-29 1986-09-29 ポリカーボネート共重合体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6383129A true JPS6383129A (ja) 1988-04-13
JP2760980B2 JP2760980B2 (ja) 1998-06-04

Family

ID=16915010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61230897A Expired - Lifetime JP2760980B2 (ja) 1986-09-29 1986-09-29 ポリカーボネート共重合体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2760980B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02127441A (ja) * 1988-11-07 1990-05-16 Teijin Yuka Kk ポリカーボネート等成形品の光加工法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4330664A (en) * 1979-12-26 1982-05-18 General Electric Company Polycarbonate transesterification with catalyst containing aluminum hydride or borohydride group
JPS6155116A (ja) * 1984-08-24 1986-03-19 Mitsubishi Chem Ind Ltd ポリカーボネートより成る射出成形材料

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4330664A (en) * 1979-12-26 1982-05-18 General Electric Company Polycarbonate transesterification with catalyst containing aluminum hydride or borohydride group
JPS6155116A (ja) * 1984-08-24 1986-03-19 Mitsubishi Chem Ind Ltd ポリカーボネートより成る射出成形材料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02127441A (ja) * 1988-11-07 1990-05-16 Teijin Yuka Kk ポリカーボネート等成形品の光加工法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2760980B2 (ja) 1998-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6389539A (ja) 光学式デイスク
JPS63223034A (ja) ポリカ−ボネ−ト共重合体
JPS6383129A (ja) ポリカ−ボネ−ト共重合体
JP2559391B2 (ja) ポリカ−ボネ−ト共重合体
JPS6389529A (ja) 光学式デイスク
JPS63178130A (ja) ポリカ−ボネ−ト共重合体
JP2513725B2 (ja) ポリカ―ボネ―ト共重合体
JPS63189433A (ja) ポリカ−ボネ−ト共重合体
JP2513717B2 (ja) ポリカ−ボネ−ト重合体
JPS63207822A (ja) 芳香族ポリカ−ボネ−ト三元共重合体
JPS6389540A (ja) 光学式デイスク
JPS6389530A (ja) 光学式ディスク
JPS63199734A (ja) 芳香族ポリカ−ボネ−ト三元共重合体
JPS63189431A (ja) ポリカ−ボネ−ト共重合体
JPS6383128A (ja) ポリカ−ボネ−ト重合体
JPS63189432A (ja) ポリカ−ボネ−ト共重合体
JPS6395225A (ja) 光学式デイスク
JPS6389534A (ja) 光学式デイスク
JPH01101327A (ja) 芳香族ポリカーボネート三元共重合体
JPS63207820A (ja) 芳香族ポリカ−ボネ−ト三元共重合体
JPS63199729A (ja) 芳香族ポリカ−ボネ−ト三元共重合体
JPS63227390A (ja) 光学式デイスク
JPS6389525A (ja) 光学式デイスク
JPS63199728A (ja) 芳香族ポリカ−ボネ−ト三元共重合体
JPS63258921A (ja) 芳香族ポリカ−ボネ−ト三元共重合体