JP2513725B2 - ポリカ―ボネ―ト共重合体 - Google Patents

ポリカ―ボネ―ト共重合体

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JP2513725B2 JP62234391A JP23439187A JP2513725B2 JP 2513725 B2 JP2513725 B2 JP 2513725B2 JP 62234391 A JP62234391 A JP 62234391A JP 23439187 A JP23439187 A JP 23439187A JP 2513725 B2 JP2513725 B2 JP 2513725B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−ターシ
ャリブチルフェニル)−1−フェニルエタンと1,3−ビ
ス(4−ヒドロキシ−1−イソプロピリデンフェニル)
ヘンゼン〔以下ビスフェノールMと略称〕を二価フェノ
ール成分とする優れた耐熱性と透明性を有するポリカー
ボネート共重合体に関するものである。更に、レーザー
光線により信号を記録し、或いはレーザー光線の反射又
は透過により記録された信号の読み出しを行う光学式情
報記録用ディスクに用いられるポリカーボネート共重合
体に関するものである。
〔従来の技術〕
レーザー光線のスポットビームをディスクにあて、デ
ィスクに微細なピットで信号を記録し、或いはこのよう
なピットによって記録された信号をレーザー光線の反射
又は透過光量を検出することによって読み出すDRAW,Era
sable-DRAW型光学式情報記録・再生方式は著しく記録密
度を上げることができ、特にErasable-DRAW型では記録
の消去・書き込みも可能であり、且つそれらから再生さ
れる画像や音質が優れた特性を有することから、画像や
音声の記録又は記録再生、多量の情報記録再生等に広く
実用されることが期待されている。この記録再生方式に
利用されるディスクにはディスク本体をレーザー光線が
透過するために透明であることは勿論のこと、読み取り
誤差を少なくするために光学的均質性が強く求められ
る。ディスク本体成形時の樹脂の冷却及び流動過程にお
いて生じた熱応力、分子配向、ガラス転移点付近の容積
変化等による残留応力が主な原因となり、レーザー光線
がディスク本体を通過する際に複屈折が生ずる。この複
屈折に起因する光学的不均一性が大きいことは光学式デ
ィスクとしては致命的欠陥である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このようにディスク成形時の樹脂の冷却及び流動過程
において生じた熱応力・分子配向・残留応力が主原因で
生ずる複屈折は成形条件を選ぶことによって、得られる
ディスクの複屈折はかなり小さくすることができるが、
成形樹脂自身のもつ固有の複屈折、即ち光弾性定数に大
きく依存している。
〔問題点を解決するための手段〕
複屈折は光弾性定数と残留応力の積として下記式
(1)で表すことができる。
n1−n2=C(σ−σ) (1) 式(1)の光弾性定数を小さくすれば成形条件が同じ
でも得られるディスクの複屈折が小さくなることは明ら
かである。
そこで本発明者らは式(III) で表される1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−ターシャ
リブチルフェニル)−1−フェニルエタンと、式(IV) で表されるビスフェノールMをカーボネート結合によっ
て共重合させることによって、芳香族ポリカーボネート
の機械的特性を損ねることなく光弾性定数の小さな樹脂
が得られる事実を見出し、本発明に至ったものである。
即ち、本発明は、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−
ターシャリブチルフェニル)−1−フェニルエタンを99
〜1モル%、好ましくは90〜10モル%と、ビスフェノー
ルMを1〜99モル%、好ましくは10〜90モル%とをカー
ボネート結合して得られ、下記の式(I)及び(II)で
表される繰り返し単位からなる芳香族ポリカーボネート
共重合体であって、(I)なる繰り返し単位と(II)な
る繰り返し単位とのモル比率が1:99〜99:1、好ましくは
10:90〜90:10であり、かつ粘度平均分子量が1,000〜10
0,000であることを特徴とする芳香族ポリカーボネート
共重合体に関する。
式(I)の構成単位が1モル%未満であると得られる
芳香族ポリカーボネートの光弾性定数は式(II)よりな
るホモポリカーボネートとあまり変わらない。また式
(I)の構成単位が99モル%を超えると得られる芳香族
ポリカーボネートは脆くなる。
本発明の共重合体の粘度平均分子量は1,000〜100,000
が好ましく、13,000〜50,000が更に好ましい。1,000未
満では成形品が脆くなり、また100,000を越えると流動
性が低下し成形性に劣り、何れも成形用樹脂として、更
には光ディスク用樹脂として不向きである。
本発明のポリカーボネート共重合体の製造法としては
次の二つの方法がある。
エステル交換法 1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−ターシャリブチル
フェニル)−1−フェニルエタンとビスフェノールMの
混合物、これに対し化学量論的に当量よりやや過剰のジ
フェニルカーボネートに、通常のカーボネート化触媒の
存在下、約160〜180℃の温度で常圧下、不活性ガスを導
入した条件で約30分反応させ、2時間かけて徐々に減圧
しながら約180〜220℃の温度下で最終的に10Torr,220℃
で前縮合を終了する。その後、10Torr,270℃で30分、5T
orr,270℃で20分反応し、次いで0.5Torr以下、好ましく
は0.3Torr〜0.1Torrの減圧下で270℃で1.5時間〜2.0時
間後縮合を進める。
尚、カーボネート結合のためのカーボネート化触媒と
しては、リチウム系触媒、カリウム系触媒、ナトリウム
系触媒、カルシウム系触媒、錫系触媒等のアルカリ金
属、アルカリ土類金属触媒が適しており、例えば、水酸
化リチウム・炭酸リチウム、水素化ホウ素カリウム・リ
ン酸水素カリウム、水酸化ナトリウム・水素化ホウ素ナ
トリウム、水素化カルシウム、ジブチル錫オキシド・酸
化第1錫が挙げられる。これらのうち、カリウム系触媒
を用いることが好ましい。
ホスゲン法 三つ口フラスコに撹拌機、温度計、ガス導入管、排気
管を付ける。1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−ターシ
ャリブチルフェニル)−1−フェニルエタンとビスフェ
ノールMの混合物をピリジン、ジクロルエタン等の溶媒
に溶かし、これを激しく撹拌しながらホスゲンガスを導
入するのであるが、ホスゲンは猛毒であるから強力なド
ラフト中で操作する。また排気末端には水酸化ナトリウ
ム10%水溶液で余剰ホスゲンを分解無毒化するユニット
を付ける。ホスゲンはボンベから空の洗気びん、パラフ
ィンを入れた洗気びん(泡数を数える)、空の洗気びん
を通してフラスコに導入する。ガス導入管は撹拌機の上
に差し込むようにし、析出するピリジン塩によって詰ま
らないようにするため先端を漏斗状に広げておく。
ガス導入に伴いピリジンの塩酸塩が析出して内容は濁
ってくる。反応温度は30℃以下になるように水冷する。
縮合の進行と共に粘稠になってくる。ホスゲン−塩化水
素錯体の黄色が消えなくなるまでホスゲンを通じる。反
応終了後、メタノールを加えて重合体を沈殿せしめ、濾
別乾燥する。生成するポリカーボネートは塩化メチレ
ン、ピリジン、クロロホルム、テトラヒドロフランなど
に溶けるから、これらの溶液からメタノールで再沈殿し
て精製する。
このようにして得られるポリカーボネート共重合体
は、レーザー光線により信号を記録し、或いはレーザー
光線の反射又は透過により記録された信号の読み出しを
行うDRAW,E-DRAW型光学式情報記録用ディスクに有用で
ある。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例について説明するが、本発明は
これらの実施例によって限定されるものではない。
尚、部、%は重量基準を示す。
実施例1 1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−ターシャリブチル
フェニル)−1−フェニルエタン48部(10mol%)と、
ビスフェノールM 374部(90mol%)と、ジフェニルカー
ボネート264部を3l三つ口フラスコに入れ、脱気、窒素
パージを5回繰り返した後、シリコンバス160℃で窒素
を導入しながら溶融させた。溶融したら、カーボネート
化触媒である水素化ホウ素カリウムを予めフェノールに
溶かした溶液(仕込んだビスフェノール全量に対して10
-3mol%量)を加え、160℃、N2下30分撹拌醸成した。次
に同温度下100Torrに減圧し、30分撹拌した後、同温度
下で更に50Torrに減圧し、30分反応させた。次に徐々に
温度を220℃まで上げ60分反応させ、フェノール留出理
論量の80%を留出させた。しかる後、同温度下で10Torr
に減圧し30分反応させ、温度を徐々に270℃に上げ30分
反応させた。さらに同温度下で5Torrまで減圧し30分反
応させ、ここまでの反応でフェノール留出理論量のほぼ
全量を留出させ前縮合を終えた。次に同温度下で0.1〜
0.3Torrで2時間後縮合させた。窒素下にて生成物のポ
リマーを取り出し冷却した後、ジクロルメタンを溶媒に
用いて20℃にて溶液粘度を測定した。この値から算出し
た粘度平均分子量vは26,000であった。IRスペクトル
を測定すると1760〜1810cm-1にカーボネート結合の特性
吸収が見られた(図1)。また1H-NMRを測定すると1.3p
pmにターシャリブチル基のメチル基水素の吸収、1.65pp
mにプロパンのメチル基水素の吸収、2.2ppmにフェニル
エタンのメチル基水素の吸収、7.0〜7.4ppmにフェニル
基に由来する吸収を観測した(図2)。またDSC(ディ
ファレンシャル・スキャニング・カロリメーター;Perki
n-Elmer 2C型)からガラス転移点はTg=108℃であるこ
とがわかった。更に光弾性定数を測定するとC=45 Bre
wsters(10-12m2/N)であることがわかった。またNMRの
積分値から生成したポリマーは1,1−ビス(4−ヒドロ
キシ−3−ターシャリブチルフェニル)−1−フェニル
エタンとビスフェノールMが1:9(モル比)のポリカー
ボネート共重合体であることが確認できる。
測定に使用した機器はIRスペクトルメーター;日本分
光製IR-810、1H-NMR;日本電子製JNM-MH-100、DSC;ディ
ファレンシャル・スキャニング・カロリメーターPerkin
-Elmer 2C型、光弾性定数は自作のものを用いて測定し
たが、光弾性定数の算出方法は、試験片(5mm×100mm×
1mm)に異なる大きさの引張応力を長さ方向に印加し、
発生する複屈折を測定し、前記式(1)に各々の値を代
入し、その傾きから光弾性定数を求めた。因みに2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのポリカーボ
ネートの光弾性定数はC=82 Brewsters(10-12m2/N)
であった。結果を表1に示す。
粘度平均分子量の評価方法は、20℃における塩化メチ
レン溶液の固有粘度〔η〕をウベローデ粘度計を用いて
測定し、次式を用いて粘度平均分子量vを計算した。
〔η〕=1.11×10-4(v)0.82 実施例2 1の三つ口フラスコに撹拌機、温度計、ガス導入
管、排気管を付ける。ピリジン400mlに1,1−ビス(4−
ヒドロキシ−3−ターシャリブチルフェニル)−1−フ
ェニルエタン4.8部(10mol%)とビスフェノールM 37.4
部(90mol%)を溶かし、これを激しく撹拌しながらホ
スゲンガスを導入した。ホスゲンはボンベから空の洗気
びん、水を入れた洗気びん、空の洗気びんを通してフラ
スコに導入した。ホスゲンガスの導入中の反応温度は25
℃以下になるように水冷した。縮合の進行と共に溶液は
粘稠になってくる。更にホスゲン−塩化水素錯体の黄色
が消えなくなるまでホスゲンを通じた。反応終了後、メ
タノールに反応溶液を注ぎ込み、濾別し、水洗を繰り返
した。更に生成したポリカーボネートはジクロルメタン
の溶液からメタノールで再沈殿して精製した。
精製後よく乾燥した後、ジクロルメタンを溶媒に用い
て20℃で溶液粘度を測定した。この値から算出した粘度
平均分子量vは27,200であった。また、実施例1と同
様に機器分析を行ったところ、実施例1と同じ結果が得
られたことから、生成したポリマーは1,1−ビス(4−
ヒドロキシ−3−ターシャリブチルフェニル)−1−フ
ェニルエタンとビスフェノールMの1:9(モル比)のポ
リカーボネートの共重合体であると確認することができ
る。
実施例3 1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−ターシャリブチル
フェニル)−1−フェニルエタン240部(50mol%)と、
ビスフェノールM 208部(50mol%)とジフェニルカーボ
ネート264部を3l三つ口フラスコに入れ、脱気、窒素パ
ージを5回繰り返した後、シリコンバス160℃で窒素を
導入しながら溶融させた。溶融したら、カーボネート化
触媒である水素化ホウ素カリウムを予めフェノールに溶
かした溶液(仕込んだビスフェノール全量に対して3×
10-3mol%量)を加え、160℃、N2下30分撹拌醸成した。
以下実施例1と同様にした。
粘度平均分子量vは25,700であった。IRスペクトル
を測定すると1760〜1810cm-1にカーボネート結合の特定
吸収が見られた。また1H-NMRを測定すると1.3ppmにター
シャリブチル基のメチル基水素の吸収、1.62ppmにプロ
パンのメチル基水素の吸収、2.2ppmにフェニルエタンの
メチル基の水素の吸収、7.0〜7.3ppmにフェニル基に由
来する吸収を観測した。またDSCからガラス転移点はTg
=126℃であることがわかった。更に光弾性定数を測定
するとC=36 Brewsters(10-12m2/N)であることがわ
かった。またNMRの積分値から生成したポリマーは1,1−
ビス(4−ヒドロキシ−3−ターシャリブチルフェニ
ル)−1−フェニルエタンとビスフェノールMの1:1
(モル比)のポリカーボネート共重合体であることが確
認できる。結果を表1に示す。
実施例4 1の三つ口フラスコに撹拌機、温度計、ガス導入
管、排気管を付ける。ピリジン400mlに1,1−ビス(4−
ヒドロキシ−3−ターシャリブチルフェニル)−1−フ
ェニルエタン24部(50mol%)とビスフェノールM 21部
(50mol%)を溶かし、これを激しく撹拌しながらホス
ゲンガスを導入した。以下実施例2と同様とした。
粘度平均分子量vは26,600であった。また、実施例
3と同様に機器分析を行ったところ、実施例3と同じ結
果が得られたことから、生成したポリマーは1,1−ビス
(4−ヒドロキシ−3−ターシャリブチルフェニル)−
1−フェニルエタンとビスフェノールMの1:1(モル
比)のポリカーボネートの共重合体であると確認するこ
とができる。
実施例5 1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−ターシャリブチル
フェニル)−1−フェニルエタン432部(90mol%)とビ
スフェノールM 42部(10mol%)とジフェニルカーボネ
ート264部を3l三つ口フラスコに入れ、脱気、窒素パー
ジを5回繰り返した後、シリコンバス160℃で窒素を導
入しながら溶融させた。溶融したら、カーボネート化触
媒である水素化ホウ素カリウムを予めフェノールに溶か
した溶液(仕込んだビスフェノール全量に対して5×10
-3mol%量)を加え、160℃、N2下30分撹拌醸成した。以
下実施例1と同様とした。
粘度平均分子量vは23,200であった。IRスペクトル
を測定すると1760〜1810cm-1にカーボネート結合の特性
吸収が見られた。また1H-NMRを測定すると1.3ppmにター
シャリーブチル基のメチル基水素の吸収、1.65ppmにプ
ロパンのメチル基水素の吸収、2.2ppmにフェニルエタン
のメチル基水素の吸収、6.9〜7.4ppmにフェニル基に由
来する吸収を観測した。またDSCからガラス転移点はTg
=149℃であることがわかった。更に光弾性定数を測定
するとC=29 Brewsters(10-12m2/N)であることがわ
かった。またNMRの積分値から生成したポリマーは1,1−
ビス(4−ヒドロキシ−3−ターシャリブチルフェニ
ル)−1−フェニルエタンとビスフェノールMの9:1
(モル比)のポリカーボネート共重合体であることが確
認できる。結果を表1に示す。
実施例6 1の三つ口フラスコに撹拌機、温度計、ガス導入
管、排気管を付ける。ピリジン400mlに1,1−ビス(4−
ヒドロキシ−3−ターシャリブチルフェニル)−1−フ
ェニルエタン43部(90mol%)とビスフェノールM 4部
(10mol%)を溶かし、これを激しく撹拌しながらホス
ゲンガスを導入した。以下実施例2と同様とした。
粘度平均分子量vは23,000であった。また、実施例
5と同様に機器分析を行ったところ、実施例5と同じ結
果が得られたことから、生成したポリマーは1,1−ビス
(4−ヒドロキシ−3−ターシャリブチルフェニル)−
1−フェニルエタンとビスフェノールMの9:1(モル
比)のポリカーボネートの共重合体であると確認するこ
とができる。
比較例1 2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビ
スフェノールA)を273部用いて、以下実施例1と同様
とした。結果を表1に示す。
〔発明の効果〕 本発明のポリカーボネート共重合体は優れた光学特性
を示し、高い耐熱性と透明性を備えているので、広く光
学材料として用いることができる。
更には光弾性係数が小さいためレーザー光線により信
号を記録し、或いはレーザー光線の反射又は透過により
記録された信号の読み出しを行う光学式情報記録用ディ
スクに有用である。
【図面の簡単な説明】
図1、図3、図5はそれぞれ実施例1、3、5で得られ
た本発明の共重合体のIRスペクトル、図2、図4、図
6、はそれぞれ実施例1、3、5で得られた本発明の共
重合体の1H-NMRスペクトルである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の式(I)及び(II)で表される繰り
    返し単位からなる芳香族ポリカーボネート共重合体であ
    って、(I)なる繰り返し単位と(II)なる繰り返し単
    位とのモル比率が1:99〜99:1であり、かつ粘度平均分子
    量が1,000〜100,000であることを特徴とする芳香族ポリ
    カーボネート共重合体。
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