JPS638268Y2 - - Google Patents

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JPS638268Y2
JPS638268Y2 JP1982038441U JP3844182U JPS638268Y2 JP S638268 Y2 JPS638268 Y2 JP S638268Y2 JP 1982038441 U JP1982038441 U JP 1982038441U JP 3844182 U JP3844182 U JP 3844182U JP S638268 Y2 JPS638268 Y2 JP S638268Y2
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lid
locking member
container
locking
spring
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、保温弁当箱等の容器における蓋体
の掛止装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の容器の蓋体の掛止装置として
は、 (イ) 第8図に示す保温弁当箱を例に挙げると、容
器本体A外周側面の上部に固定され、かつ上端
部に吊紐I連結用の吊環Bを連結した固定板C
と、該固定板Cに回動自在に設けた操作部材D
と、この操作部材Dに回動自在に設けたロツク
部材Eとからなり、操作部材Dの下方向への回
動によりロツク部材Eの係合部Fを蓋体Gの係
合受部Hに係止して、該蓋体Gを容器本体Aに
ロツクし、逆に操作部材Dを上方向に回動する
ことによりロツク部材Eの支点を上昇させて同
ロツク部材Eを押し上げて、蓋体Gのロツクを
解除するように構成したものが知られている。
また、 (ロ) 実公昭55−27816号公報に示されている如く、
筆入れ本体の外壁に形成した凹陥部に取付部材
と操作体とを枢軸にて枢支するとともに、前記
枢軸にはトーシヨンバネを巻き付け、このバネ
の弾発力により操作体の上辺部のフツクを常時
取付部材の上辺内面に圧接するようにする一
方、蓋体の先端部には上記操作体のフツクを引
掛ける係止環を設けてなる。そして、蓋体の閉
止は、同蓋体を閉止方向に回動して、その係止
環をフツクの先端と取付部材の内面間に挟み入
れて、該フツクをバネの弾発力に抗して外方に
一旦押し拡げて係止環に係入して行うものであ
り、一方、蓋体の開放は、操作体の下辺部外面
に一方の手の指を押し当てて該部をバネの弾発
力に抗して押入してフツクを係止環より抜き、
この抜き状態のままで他方の手の指で蓋体を把
持して開放方向に回動して行うものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、上記従来例(イ)のものによれば、蓋体
Gの係合受部Hとロツク部材Eの係合部Fとの係
合を解き開蓋状態にしても、後者の係合部Fが前
者の係合受部H上方位置に留まつたままであるた
め、蓋体Gを容器本体Aより取り外す場合に、同
係合部Fが係合受部Hに再び引つ掛かり、円滑に
蓋体Gを取り外せない不都合があつた。このよう
な場合には、前記係合部Fを外方に押しやり、蓋
体Gの係合受部Hに係止されないようにしなが
ら、取り外す必要があり極めて不便であつた。
従来例(ロ)のものによれば、操作体のフツクは蓋
体の係止環に対して外側から内方に向けた状態で
係止しており、その係止状態の解除は前述したよ
うに、一方の手の指で操作体の下辺部外面を内方
へ押し付けて、上辺部のフツクを内方より外方に
向けて押し拡き、該フツクを係止環より離脱して
行うものであるため、操作体への予期しない外力
により、前記係止環に対するフツクの係止が不用
意に解除される虞れがあつた。また、蓋体の開放
は前述の通り、一方の手の指でフツクの係止を解
除するとともに、その状態のままで他方の手の指
で蓋体を開放方向に回動して行うという2段動作
を必要とする問題点があつた。
この考案は、上記従来例の問題点を解消したも
のを提供するものである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、上記問題点を解決する手段とし
て、蓋体の外周側壁に回動自在に枢支したロツク
部材と、このロツク部材と対向する容器本体側に
設けた係合受部とからなり、前記ロツク部材の軸
に相対して上部には操作部を、下部には係合部を
それぞれ形成し、前記ロツク部材の係合部を内側
より外方に向かつて付勢し係合受部に係止して閉
蓋するようにし、前記ロツク部材の操作部を内方
より外方へ向け押し拡げることにより係止解除し
て、この係止解除操作姿勢で蓋体を開蓋するよう
に構成してあることを特徴とするものである。
(第1実施例) この考案の第1実施例を保温弁当箱に適用した
場合につき第1図ないし第3図に基づいて以下に
説明する。
1はランチジヤーと称される保温弁当箱の容器
本体であつて、該容器本体1の外装ケース3と内
ケース4との間には図示の如き真空二重瓶、また
は図示しないが発泡ウレタン等の断熱材などから
なる保温材5を介装している。前記内ケース4
は、下部に丸味をつけた円筒部4aと、外装ケー
ス3の上端面の環状段部3aに落とし込み状に係
合して保温材5上面を被覆する肩部4bとを連続
的に形成している。肩部4bの片側には調味料入
れ等の小物を収容する小物収納凹部6を形成して
あり、この小物収納凹部6の中央部には箸入れ7
を収納する箸入れ収納筒部8を形成するととも
に、両端近くには調味料入れ9,9を収納できる
ようにしてある。
2は前記容器本体1の上部開口を閉蓋する蓋体
で、この蓋体2と容器本体1の内ケース4とで形
成される空室には、飯器などの内容器10が出し
入れ自在に収納されている。この内容器10は、
同図では、保温効果を有する内ケース4の円筒部
4aに収納した飯器11と汁器12と水筒13
と、内ケース4の肩部4bと蓋体2の間に収納し
た菜入れ器14とからなつており、これらは順次
下方から積み重ねて収納される。15は外装ケー
ス3の上部外側に吊紐取付部材16及び吊環17
を介して相対向して取り付けた吊紐であつて、こ
の吊紐15を肩に掛けて携帯できるようにしてあ
る。
前記蓋体2の外側壁の相対向位置には、切り欠
きの凹部20,20を形成し、この凹部20には
前記携帯用の吊紐15とは独立させたロツク部材
21を弧回動自在に枢支している。ロツク部材2
1は、軸27に相対して上部に内向きで段状に形
成した操作部22を有し、下部が内向き屈曲さ
れ、その下部屈曲部23の下部に外向きの係合部
24を形成して断面略〓字状に形成してある。そ
して、蓋体2の凹部20にロツク部材21の上部
屈曲部25が、蓋体2外面と同一面となるように
軸27に取着したバネ26で常時内方に付勢され
ていると同時に、ロツク部材21の係合部24は
同バネ26で常時外方、つまりロツク方向に付勢
されている。前記軸27の両端は前記凹部20の
内壁28両側部に形成した透孔29,29間に支
持させると同時に、ロツク部材21の下部屈曲部
23上縁を後述の手懸り部に係止するのに加え、
前記バネ26の弾発力とによつて、ロツク部材2
1のガタつきを防止している。30はロツク部材
21の下部屈曲部23が自由に動く遊動孔であつ
て、ロツク部材21がピン27を支点として前後
動される。31は蓋体2の凹部20の内壁28外
方よりビス32で固定して、ロツク部材21を被
うカバーで、該カバー31の中位には外向きの鍔
部33を横設し、これらによつて、ロツク部材2
1を外向きに引つ張つたとき、バネ26が外方よ
り見えないようにしている。34は前記カバー3
1のビス取付部である。35は手懸り部で蓋体2
を容器本体1より取り外すときこの部分を持ち上
げる。18はリベツトであつて、該リベツト18
は前述の吊環取付部材16の中央に突出形成した
凹部16aより上下部を固定し、該凹部16aに
吊環17を連結してある。このように、蓋体2の
ロツク部材21と吊紐15の吊環取付部材16と
は別個所に独立して設けている。
一方、容器本体1の上部、つまり実施例では内
ケース4の肩部4b上面の相対向する位置には、
立ち上がり壁36,36が立設され、この立ち上
がり壁36,36には前記ロツク部材21の係合
部24を係脱自在に係合する係合受部37,37
が形成されてなるものである。
従つて、ロツク部材21の前記操作部22に手
指を当てて内方より外方に向け押し拡げることに
より、ロツク部材21の係合部24が内ケース4
肩部4bの係合受部37より離脱されてロツクが
解除され、この係止解除姿勢で蓋体2が開蓋でき
るようにしてある。逆に、ロツクするときには、
蓋体2を容器本体1上部開口にかぶせて蓋体2上
面を押し下げると、ロツク部材21の係合部24
の斜面が立ち上り壁36上部に当たつて、バネ2
6の弾発力に抗しながら一旦内方に押圧され、つ
いには該係合部24は立ち上り壁36の係合受部
37に内側より外方に向かつて係入されて蓋体2
を容器本体1に自動的に閉蓋するようにしてあ
る。
ロツク部材21の組立方法について説明すれ
ば、ロツク部材21の上部屈曲部25を蓋体2の
凹部20に収納するとともに、下部屈曲部23を
遊動孔30に臨ませて、下部屈曲部23上縁を手
懸り部35上面に当てがい、ついでロツク部材2
1の上部屈曲部25裏面にバネ26を装入し、こ
のバネ26と凹部20の内壁28に形成した透孔
29,29同士間とに軸27を挿通し、該軸27
の両端を透孔29,29に回動可能に支持させ、
最後に前記内壁28下方からカバー31をビス取
付部34にビス32で固定し、このカバー31で
ロツク部材21内面や内壁28を保護するととも
に、該カバー31の鍔部33が、ロツク部材21
上部の操作部22を外向きに回動してロツクを解
除するときに、凹部20上方からバネ26が見え
ないようにしている。
なお、11bは飯器11の飯器本体11aの上
部開口をヘリコイド結合により閉塞する飯器蓋、
38はヘリコイド突条、39はヘリコイド突条3
8と螺合されるガイド溝である。飯器11の上部
に載置される汁器12の汁器本体12a上部開口
は内蓋12bを介して外蓋12cで密封してあ
る。上記汁器12の上部には水筒13が載置され
ている。
前記内容器10のうち任意の下部容器、つまり
汁器12に対しては飯器11、水筒13に対して
は汁器12の各上面11z,12z(すなわち、
前者では飯器蓋11b、後者では外蓋12cの上
面をなす)の中央部には、上方に突出したつまみ
40,41をそれぞれ形成している。これを詳し
く言えば、飯器11の上面11zに突設したつま
み40は、上端部に外向きの鍔部40aを形成し
て手指の懸り部とするとともに、該つまみ40の
外側には環状の凹陥部11cを形成している。ま
た汁器12の上面12zのつまみ41も前記つま
み40と同様にその上端部に外向きの鍔部41a
を形成して手指の懸り部としている。
一方、前記飯器11または汁器12の上部容器
となる汁器12または水筒13の底部12e,1
3eには、飯器11のつまみ40または汁器12
のつまみ41を嵌入する凹部42,43を形成し
てなるものである。このように構成することによ
つて、上下両部の内容器10,10同士のガタつ
きが防止されるとともに、前記つまみ40,41
と凹部42,43とが上部容器嵌入時の位置決め
となり、さらに下部容器のつまみ40,41はそ
の上面より突出しているから、内ケース4より下
部容器を取り出しし易いなどの利点がある。
前記汁器本体12aの上部外周には断熱材44
を内装した外蓋12cが内蓋12bを介して螺合
してある一方、内蓋12b中央部には空気孔45
を穿つとともに、外蓋12c底部には前記空気孔
45を閉塞する突起46を垂設しており、汁器本
体12a内部が負圧となつた場合、前記空気孔4
5より空気を流入させ前記負圧を解消することに
より、内蓋12bを軽快に取り外せるようにして
ある。
47は内蓋12bに嵌装したパツキンである。
13aは水筒13の注出口を閉塞するキヤツプ
で、該キヤツプ13a内にはその内容液を密封す
るパツキン13bを嵌装している。水筒13は横
に置かれた状態で内ケース4に収納されるもの
で、使用時には水筒13の水平な底部を利用して
立てて使うものである。
前記菜入れ器14の底部14c外周縁近くには
断熱材収納筒48を垂下し、この断熱材収納筒4
8に断熱材49を内装して底板50で被蓋してい
る。この断熱材49によつて、内ケース4内の保
温効果を高め、しかもその上方に載置された菜入
れ器14の内容物が熱で痛まないようにしてい
る。51はパツキンである。そして、菜入れ器1
4の断熱材収納筒48が内ケース4の上部開口に
嵌まり合つて該上部開口の蓋の役目を果たしてい
ると同時に、前記パツキン51によつて内ケース
4内の熱気が外部に散逸するのを防止している。
52は保温材5の底部を保護する発泡スチロール
などの緩衝材からなる瓶受部、53は外装ケース
3を補強するための凹部である。
前記菜入れ器14下部の断熱材49のほかに、
汁器12の外蓋12c内にも断熱材44を設けて
いる上に、飯器11が内ケース4の最下部に収納
されていることから、飯器11の保温効果は充分
あり、従つて、飯器11の蓋11bには断熱材を
設けていない。それゆえ、飯器11は御飯の収納
容積が大きくとれる利点を有する。
この第1実施例の保温弁当箱は、保温効果を高
めるために内ケース4の内容器の収納部に熱湯を
入れるようにしてあり、その場合に、不要となつ
たお湯は、内ケース4の肩部4bの隅角部近辺に
形成したお湯排出口(図示せず)より排出するよ
うにしている。つまり、この排出口は肩部4bの
一側に形成した小物収納凹部6と反対側に、肩部
4b上端縁を切り欠いて折り曲げ、その折曲部
(図示せず)間を排出口としてお湯の排出路とし
ている。そして、折曲部があるために、前記排出
口よりお湯を排出するときに、内ケース4の肩部
4bの隅角部近くに、該肩部4bを外装ケース3
に固定するビスの穴より該湯が内部へ浸入するの
を防止している。
なお、前記実施例の蓋体の凹部20裏面に形成
した内壁28は、蓋体2と一体に形成している
が、該蓋体2とは分離可能に別体で形成し、この
内壁28に、前記軸27で固着したバネ26を備
えたロツク部材21を一体に組み込み、これを蓋
体2下面に接着或いは無理嵌めするなどして結合
する構成とすれば、組立作業が簡略化され作業能
率が高められる利点を有する。
(第2実施例) 第4図と第5図は第2実施例を示す。このもの
は、蓋体2の凹部20形成部の後面20aに鍔部
60を横設し、この鍔部60上面とロツク部材2
1の操作部22下面との間にコイルバネからなる
バネ26を巻装し、該バネ26でロツク部材21
を常時は上方、つまりロツク部材21下端部の係
合部24が肩部4bに形成した係合受部37に係
合する方向に付勢しており、このロツク状態より
操作部22の押圧操作によりロツク部材21が下
動されるように、軸27は縦長状の透孔28を支
障なく下方に移動されるようにしてある。61は
バネ26の位置決めである。従つて、このものに
おいても、蓋体2を容器本体1にロツクする場合
には、前記実施例と同様に蓋体2を手で押し下げ
ると、ロツク部材21の係合部24の斜面と立ち
上がり壁36の上部斜面との作用により、係合部
24は軸27を支点として一旦内方に押されてか
ら、バネ26の復元力により外方に戻り係合受部
37に係入され蓋体2は容器本体に自動的に掛止
される。このロツク状態において、操作部22を
バネ26の弾発力に抗しながら内方より外方に向
けて押し拡ろげると、係合部24が係合受部37
より離脱されロツク部材21はバネ26の弾発力
により上方に移動し係止が解除される。この係止
解除操作姿勢で蓋体2が開蓋できるようにしてあ
る。
(第3実施例) 第6図と第7図は第3実施例を示す。
このものは、ロツク部材21を第2実施例のも
のと略同形状とし、このロツク部材21を常時ロ
ツク方向に付勢するバネ26としては、合成樹脂
製からなる蓋体2より一体に垂設した板バネを利
用した点に特徴を有するものである。この板バネ
からなるバネ26は蓋体2の遊動孔30後部に蓋
体2と一体に垂下して、ロツク部材21の下部屈
曲部23後面に常時当接してあり、このロツク部
材21の作動は第2実施例と同様に行われる。か
かる構成によれば、合成樹脂からなる蓋体2垂下
部の弾性を利用して板バネとしたので、第2実施
例のごときコイルバネは不要であるだけでなく、
そのコイルバネの組付け作業が省け、生産コスト
の低減が図られる。
なお、前記板バネはこの実施例の如く蓋体2と
一体に形成することなく、別体の板バネを蓋体2
の適所に固定することもできる。
前記第1、第2、第3の各実施例の如く、ロツ
ク部材21の係合部24はバネ26で常時内方よ
り外方に向かつて係合受部37に係止(ロツク)
し、その係止の解除は操作部22を内方より外方
へ向け押し拡げることにより行うように構成した
ものによれば、ロツク部材21の上部屈曲部25
側面ないし操作部22などから外的衝撃が加えら
れても、ロツク部材21の係合部24は、軸27
に対して外向きの回転トルクが掛かるため、係合
受部37に一層食い込むように係合される結果、
係合受部37より係合が不用意に解除されること
がない。
なお、実施例で示したように、蓋体2の外側壁
に形成した凹部20に携帯用の吊紐15とは独立
させたロツク部材21を設けると、ロツク部材2
1を係合受部37に係止して蓋体2を閉止した
り、前記係止を解除して蓋体2を容器本体1より
取り外す際に、吊紐15や吊紐取付部材が邪魔と
なることがなく、極めて容易に閉蓋または開蓋が
できる。
また、蓋体2に凹部20を形成して該凹部20
にロツク部材21を収納するように構成すれば、
該凹部20がロツク部材21の保護壁となるた
め、ロツク部材21が予期しない外力により外れ
たり破損したりすることが防止される。実施例で
示したように係合受部37外側面を蓋体2の外壁
で被覆するように構成した場合も上記と同様な利
点がある。
(考案の効果) この考案は、蓋体の外周側壁に回動自在に枢支
したロツク部材と、このロツク部材と対向する容
器本体側に設けた係合受部とからなり、前記ロツ
ク部材の軸に相対して上部には操作部を、下部に
は係合部をそれぞれ形成し、前記ロツク部材の係
合部を内側より外方に向かつて付勢し係合受部に
係止して閉蓋するようにし、前記ロツク部材の操
作部を内方より外方へ向け押し拡げることにより
係止解除して、この係止解除操作姿勢で蓋体を開
蓋するように構成してあるから、以下の通りの効
果を有する。
すなわち、 (1) ロツク部材の操作部を内方より外方へ向け押
し拡げることにより、係合受部に対するロツク
部材の係合部の係止を解除して、この係止解除
操作姿勢で蓋体を開蓋するように構成してある
から、ロツク部の係止解除操作姿勢で同期して
一挙動で蓋体を開蓋できる。
(2) ロツク部材の軸に相対して上部には操作部
を、下部には係合部をそれぞれ形成し、前記ロ
ツク部材の係合部を係合受部に対して、内側よ
り外方に向けて付勢して係止するようにしてあ
るから、ロツク部材の操作部や側壁部に予期し
ない外力が加えられた場合でも、該ロツク部材
の係合部は、その枢軸に対して外向きの回転ト
ルクが掛かるため、係合受部に一層食い込むよ
うに係合される結果、このような場合でもロツ
ク部材の係合部の係止が従来例のように解除さ
れるようなことがない。したがつて、蓋体が予
期しない外力などにより開放されるようなこと
がない。
(3) さらに、上記構成のゆえに、閉蓋操作および
開蓋操作がし易い利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図はいづれもこの考案の実施
例を示し、第1図は第1実施例の縦断面図、第2
図は第1図の要部の分解斜視図、第3図は第1図
の要部を左側面から見た部分斜視図、第4図は第
2実施例の要部縦断面図、第5図は第4図の主要
部の分解斜視図、第6図は第3実施例の要部縦断
面図、第7図は第6図の主要部の分解斜視図であ
る。第8図は従来例の一部縦断面図である。 1……容器本体、2……蓋体、20……凹部、
21……ロツク部材、22……操作部、24……
係合部、26……バネ、27……軸、35……手
懸り部、37……係合受部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 蓋体2の外周側壁に回動自在に枢支したロツ
    ク部材21と、このロツク部材21と対向する
    容器本体1側に設けた係合受部37とからな
    り、前記ロツク部材21の軸27に相対して上
    部には操作部22を、下部には係合部24をそ
    れぞれ形成し、前記ロツク部材21の係合部2
    4を内側より外方に向かつて付勢し係合受部3
    7に係止して閉蓋するようにし、前記ロツク部
    材21の操作部22を内方より外方へ向け押し
    拡げることにより係止解除して、この係止解除
    操作姿勢で蓋体2を開蓋するように構成してあ
    ることを特徴とする容器における蓋体の掛止装
    置。 (2) 前記ロツク部材21の操作部22下方の蓋体
    2には、外向きに突出した手懸り部35が該蓋
    体2と一体に設けてある実用新案登録請求の範
    囲第(1)項記載の容器における蓋体の掛止装置。 (3) 前記係合受部37の外面側は蓋体2の外壁で
    被覆してある実用新案登録請求の範囲第(1)項ま
    たは第(2)項記載の容器における蓋体の掛止装
    置。
JP3844182U 1982-03-18 1982-03-18 容器における蓋体の掛止装置 Granted JPS58139927U (ja)

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JP6768167B1 (ja) * 2020-04-27 2020-10-14 アッシュコンセプト株式会社 弁当箱

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5527816U (ja) * 1978-08-11 1980-02-22

Patent Citations (1)

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