JPH0747074Y2 - 2室型保温容器 - Google Patents

2室型保温容器

Info

Publication number
JPH0747074Y2
JPH0747074Y2 JP1990130386U JP13038690U JPH0747074Y2 JP H0747074 Y2 JPH0747074 Y2 JP H0747074Y2 JP 1990130386 U JP1990130386 U JP 1990130386U JP 13038690 U JP13038690 U JP 13038690U JP H0747074 Y2 JPH0747074 Y2 JP H0747074Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
opening
inner container
diameter
containers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990130386U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0483143U (ja
Inventor
仁 木口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Corp
Original Assignee
Tiger Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Corp filed Critical Tiger Corp
Priority to JP1990130386U priority Critical patent/JPH0747074Y2/ja
Publication of JPH0483143U publication Critical patent/JPH0483143U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0747074Y2 publication Critical patent/JPH0747074Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、筒状の外装壁内に2つの内容器を設けた2室
型保温容器に関するものである。
(従来技術) 従来のこの種の2室型保温容器として、例えば第6図に
示すような2室型液体容器が知られている(実公昭61−
12025号公報)。この第6図に示す公知例の2室型液体
容器では、筒状の外器102内に、該外器102の両端部側に
それぞれ開口131,141を有する如くして2つの内容器10
3,104を設け、しかも外器102と各内容器103,104との間
を真空とした容器体101を備えている。そして、この第
6図に示す公知の2室型液体容器では、各内容器103,10
4内にそれぞれ異種類の液体(例えばコーヒーとお茶)
を収容し得るようになっている。
ところで、第6図に示す公知例の2室型液体容器では、
2つの内容器103,104の各開口131,141がそれぞれ比較的
小口径(開口径W)となっており、液体を収容するには
何ら問題がないものの、例えば氷などの比較的大きい固
形物を収容するには適さない構造となっている。又、こ
の種の液体容器では、一般に内容器の開口(131,141)
に栓105を設けるとともに、栓105の外側を蓋106で被覆
しているが、このように栓105と蓋106とを設けたもので
は、部品数が多くなるばかりでなく、開口の開閉操作の
度に蓋106と栓105をそれぞれ操作する必要があった。
(考案の目的) 本考案は、上記のような2室型の保温容器において、一
方の内容器内に液体を、又他方の内容器内に弁当等の容
器あるいは氷等の比較的大きい固形物をそれぞれ収容し
得るとともに、部品点数及び開閉時の操作数をそれぞれ
削減し得るようにした2室型保温容器を提供することを
目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本考案は、筒状の外器内に該外器の両端部側にそれぞれ
開口を有する如くして2つの内容器を設け、さらに前記
外器と前記2つの内容器との間を真空とした容器体を備
えた2室型保温容器であって、 前記2つの内容器のうち一方の内容器の開口)を該内容
器の胴部内径とほぼ同径の大口径とし他方の内容器の開
口を開口内側が開口中心に対して内容器胴部内側よりも
開口中心より近くに位置される小口径とし、 前記大口径側の内容器を該内容器の胴部内径に沿って固
形物が収容される固形物収容室とする一方で前記小口径
側の内容器を液体収容室とし、 前記大口径側の内容器の開口に外装体となる蓋を被覆し
たことを特徴としている。
(作用) 本考案の2室型保温容器によれば、小口径側の内容器内
には液体を収容できる一方、大口径側の内容器内には弁
当等の容器、缶ジュース類あるいは氷等の比較的大きい
固形物を収容できる。又、大口径側内容器の開口は、外
装体となる蓋で被覆しているので、該蓋を操作するだけ
で開口を開閉できるようになる。
(考案の効果) 従って、本考案の2室型保温容器では次のような効果が
ある。
(1)小口径側の内容器内に液体を収容できる一方、大
口径側の内容器内に固形物を収容できるので、単一の保
温容器であっても、液体と固形物を別々に収容できて利
用範囲が広くなる。
(2)特に、大口径側内容器の開口は、該大口径側内容
器の胴部内径とほぼ同径の大口径とし、該大口径側の内
容器を該内容器の胴部内径に沿って固形物が収容される
固形物収容室としてあるため、内容器の胴部内径に沿う
小径の弁当等の容器、缶ジュース類あるいは氷等の比較
的大きな内容器胴部内径に沿う固形物であれば収容可能
となり、より一層利用範囲が広くなる。
(3)また他方の内容器の開口を開口内側が開口中心に
対して内容器胴部内側よりも開口中心より近くに位置さ
れる小口径としてあるため、内容器の開口より熱の放出
を妨げて、内容器に収容された内容液の保温性の向上を
企図し得る。
従って、小口径側の内容器に液体を収容して保温性を向
上し、それと相俟って大口径側の内容器にその胴部内径
に沿う固形物を収容し得るので、より利便性を追求した
ものとなる。
(4)大口径側内容器の開口は、蓋のみで開閉できるの
で、その開口開閉操作が簡単となり、且つ部品数を削減
(例えば従来の場合の栓を削減)できる。
(実施例) 第1図ないし第5図を参照して本考案の実施例を説明す
ると、第1図及び第2図には本考案の第1実施例、第3
図ないし第5図には同第2ないし第4実施例の2室型保
温容器が示されている。これらの実施例の2室型保温容
器は、それぞれ携帯用に構成されている。
第1図及び第2図に示す第1実施例の2室型保温容器
は、筒状の外装壁2内に、その両端部側にそれぞれ開口
31,41を有する2つの内容器3,4を設けてなる容器体1
と、各内容器3,4のそれぞれの開口31,41に装着される栓
5及び蓋6と、該栓5の外側を覆う蓋兼用の受液容器7
と、保温容器吊り持ち用の吊り紐9とを備えて構成され
ている。
容器体1の外器2及び内容器3,4はそれぞれステンレス
鋼板で形成されている。
外器2は、直円筒状の胴部材21と、該胴部材21の一端部
(第1図の上側端部)に接合(溶接)された環状の端部
材24とで構成されている。
2つの内容器3,4のうち、一方の内容器3(第1図にお
ける下側の内容器)は、その胴部内径と同じ大口径の開
口31を有し、他方の内容器4(第1図における上側の内
容器)は、開口内側が開口中心に対して内容器胴部内側
よりも開口中心より近くに位置される液体出し入れ用の
小口径の開口41を有している。
この2つの内容器3,4は、外器2内において、各内容器
の開口31,41をそれぞれ外側に向けた状態で、該各内容
器の開口縁部と外装壁2の各開口縁部とをそれぞれ気密
に溶接して組付けられている。
外器2と各内容器3,4との間の空間部20は真空とされて
いる。
大口径側の内容器3(第1図の下側の内容器)の底35
は、外向き凹面状に形成されている。又、小口径側の内
容器4(第1図の上側の内容器)の底45は、外向き凸面
状に形成されている。そして、この両内容器3,4は、そ
れらの底35,45の凹凸部分を相互に近接状態で対応させ
て装着されている。
容器体1における大口径側開口31の外面には底ワッパ12
が無理嵌めによって取付けられている。この底ワッパ12
には雄ネジが形成されていて、該雄ネジに外装体となる
蓋6が螺合されている。この場合、大口径側内容器3の
開口31は、単一の蓋6のみで開閉されるので、部品点数
を削減(栓が不要)でき且つ開口31の開閉操作が簡単と
なる。
又、小口径側開口41の内面には栓5を螺合するための雌
ネジ16が直接形成されている。
外装壁2の端部材24の外周面には、雄ネジつきの肩部材
14が無理嵌めによって固定されている。この肩部材14
は、蓋兼用の受液容器7を螺合するためのものである。
外器2の端部材24と胴部材21との間の接合部25及び外装
壁2の大口径開口側の端部寄りには、それぞれの外側を
被覆するようにしてリング体11,11が装着されている。
この各リング体11,11は、小間隔61を持って非連続な環
状に形成されている。そして、例えば第1図において上
側に位置するリング体11は、第2図に示すように外装壁
2における接合部25の外側にかぶせた後、該リング体両
端部11a,11aをビス62で締め付けることによって固定さ
れている。又、下側のリング体11もほぼ同様にして取付
けられる。尚、符号50はビスかくし用のカバーで、ビス
62で締め付け後にリング体外側面の凹部に嵌め込まれ
る。
リング体11におけるビス締付部の反対側には、吊り紐9
の各端部に設けた連結部材91を係止するための受穴87が
形成されている。
吊り紐9の端部に設けた各連結部材91,91は、第2図に
示すように左右の2つの押ボタン92,92によって出没操
作されるロック爪93,93を有し、該各ロック爪93,93をリ
ング体11の受穴87の口縁に掛止することによりこの連結
部材91を把手端部寄りに連結でき、また両押ボタン92,9
2を両側から押し込むことによってロック爪93,93を受穴
87に対してロック解除させて連結部材91を離脱させるこ
とができるようになっている。そして、各連結部材91,9
1をそれぞれ受穴87,87に連結させた状態では、吊り紐9
を持って(あるいは肩にかけて)保温容器全体を横向き
姿勢で持運びすることができる。
この第1実施例の2室型保温容器では、小口径側の内容
器4内に液体を収容でき、大口径側の内容器3内に該内
容器(3)の胴部内径に沿って固形物(汁容器36、飯容
器37,茶容器38等)を収容できる。このようにこの2室
型保温容器では、単一のボトル型ジャーの形態で液体と
内容器(3)の胴部内径に沿う固形物を同時に収容する
ことができ、利用範囲を拡大できる。又、この2室型保
温容器では、大口径側内容器3の底を外向き凹面状と
し、小口径側内容器4の底45を外向き凸面状として、そ
れらの底35,45を相互に近接状態で対応させているの
で、一方の内容器4の底を外向き凸面状に形成したもの
であっても、凹面状側内容器3の有効容積を大きくでき
る。
第3図に示す第2実施例の2室型保温容器では、大口径
側の内容器3を、内容器(3)の胴部内径に沿って収容
し得る範囲の外径を有する氷や缶ジュースなどの固形物
を収容し得るように空室のままとしている。又、この第
2実施例の2室型保温容器では、容器体1の大口径側端
部の外面に直接雄ネジ39を形成し、該雄ネジ39に断熱材
60入りの蓋6を螺合させている。この蓋6には、大口径
側内容器3の開口31を気密的に閉塞する環状パッキン63
が設けられていて、単一の部材で内容器開口31の外側を
被覆する蓋としての機能と内容器開口31を密封する栓と
しての機能とを備えている。
第4図及び第5図には、それぞれ吊り紐9の他の組付け
例を示している。
第4図に示す第3実施例では、一方側のリング体11にお
ける周方向の対向位置に、それぞれ吊り紐連結用の受穴
87,87を、上向きに開口する如くして設け、その各受穴8
7,87に吊り紐9の両端の各連結部材91,91を係脱自在に
連結している。この場合は、保温容器を縦向きに吊り持
ちできる。尚、この第4図の場合は、第1図及び第3図
における下側のリング体11を省略することができる。
第5図に示す第4実施例では、吊り紐9の両端部を直接
にリング体11の周方向対向位置にある連結部88,88に連
結している。この場合も、吊り紐9を持って保温容器を
縦吊りできる。又、第5図のものでは、栓5として、栓
を開口に装着したままで注液操作が行えるワンタッチ開
閉式のものが採用されている。この栓5は、栓上面中央
部の押ボタン55を1回押すたびに、弁体53が上動又は下
動して、栓内液通路56が開閉されるようになっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例にかかる2室型保温容器の
断面図、第2図は第1図の2室型保温容器の一部分解斜
視図、第3図は本考案の第2実施例にかかる2室型保温
容器の断面図、第4図及び第5図はそれぞれ本考案の第
3及び第4実施例にかかる2室型保温容器の一部断面
図、第6図は公知の2室型液体容器の概示図である。 1……容器体 2……外器 3,4……内容器 5……栓 6……蓋 9……吊り紐 31……開口 41……開口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の外器(2)内に該外器(2)の両端
    部側にそれぞれ開口(31,41)を有する如くして2つの
    内容器(3,4)を設け、さらに前記外器(2)と前記2
    つの内容器(3,4)との間を真空とした容器体(1)を
    備えた2室型保温容器であって、 前記2つの内容器(3,4)のうちの一方の内容器(3)
    の開口(31)を該内容器(3)の胴部内径とほぼ同径の
    大口径とし他方の内容器(4)の開口(41)を開口内側
    が開口中心に対して内容器胴部内側よりも開口中心より
    近くに位置される小口径とし、 前記大口径側の内容器(3)を該内容器(3)の胴部内
    径に沿って固形物が収容される固形物収容室とする一方
    で前記小口径側の内容器(4)を液体収容室とし、 前記大口径側の内容器(3)の開口(31)に外装体とな
    る蓋(6)を被覆したことを特徴とする2室型保温容
    器。
JP1990130386U 1990-11-30 1990-11-30 2室型保温容器 Expired - Fee Related JPH0747074Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990130386U JPH0747074Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 2室型保温容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990130386U JPH0747074Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 2室型保温容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0483143U JPH0483143U (ja) 1992-07-20
JPH0747074Y2 true JPH0747074Y2 (ja) 1995-11-01

Family

ID=31877733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990130386U Expired - Fee Related JPH0747074Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 2室型保温容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0747074Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5142094B2 (ja) * 2010-09-28 2013-02-13 サーモス株式会社 積み重ね弁当箱
JP5510516B2 (ja) * 2012-09-12 2014-06-04 サーモス株式会社 積み重ね弁当箱

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57179334U (ja) * 1981-05-09 1982-11-13
JPS5934745U (ja) * 1982-08-25 1984-03-03 ダイヤ魔法瓶工業株式会社 双室まほうびん
JPS61149529U (ja) * 1985-03-08 1986-09-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0483143U (ja) 1992-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2056419A (en) Container for a potable liquid
JPH0747074Y2 (ja) 2室型保温容器
JP2002125868A (ja) ぐい飲みボトル
GB2267693A (en) Stopper usable as container
JPH10327922A (ja) 保温弁当箱
JP2523208Y2 (ja) 蓋つき保温コップ
JPH0449928Y2 (ja)
JPS6026757Y2 (ja) 液体保温容器
JP3544531B2 (ja) 弁当箱
JPH036280Y2 (ja)
JPH0747073Y2 (ja) 2室型保温容器
JPS6219229Y2 (ja)
JPH0137552Y2 (ja)
JP2500173Y2 (ja) 携帯容器
JPS5925324Y2 (ja) 液体保温容器
JPH0242587Y2 (ja)
KR840001475Y1 (ko) 보온병 겸용 보온 도시락
JPH0449933Y2 (ja)
JPH0231093Y2 (ja)
JPS638268Y2 (ja)
KR200258675Y1 (ko) 자동 뚜껑 개폐 조미료통
JPS6343943Y2 (ja)
JPS6331628Y2 (ja)
JPS5941703Y2 (ja) 保温弁当容器
JP3336956B2 (ja) 保温弁当箱

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees