JPS6380135A - 換気空調装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は建物の換気と冷暖房をおこなうための換気空調
装置に関するものである。

従来の技術 従来、この種の換気空調装置は８４図および第６図に示
すような構成であった。図において、１００は室内側吸
込口１０１と室内側吐出口１０２とを連通ずる循環通路
１０３を設けた本体で、内部に送風用羽根１０４とそれ
らを回転する送風用モータ１０５と、加熱冷却用の冷温
水コイル１０６と、排気用羽根１０７と給気用羽根１０
８とそれらを回転する換気用モータ１０９．！ｌ”、排
出空気と尋人外気との間で熱交換するだめの熱交換器１
１０を有していた。１１１は各部屋、およびトイレ１１
２に設けた吸込口１１３と上記本体１００の室内側吸込
口１０１とを連通する還気ダクト、１１４は各部屋に設
けた吐出口１１６と上記本体１ｏＯの室内側吐出口１０
２とを連通ずる給気ダクトである。このような構成にお
いて、送風用モータ１０６と換気用モータ１０９を運転
すると、室内空気は矢印Ｕ−のように吸込口１１３、還
気ダクト１１１を通して本体１００に吸込まれ、その一
部は排気用羽根１０７によシ熱交換器１１０を通って矢
印−Ｖのように室外へ排気され、大部分は給気用羽根１
０８によシ矢印Ｗ・・・−のように室外より吸込まれ熱
交換器１１０を通って給気される室外空気といっしょに
なって、冷温水コイル１０６によシ加熱、あるいは冷却
されて、給気ダクト１１４を通って各部屋に設けた吐出
口１１６よシ矢印−Ｘのように各部屋に吐出されていた
（たとえば、日本建築学会北海道支部研究報告書Ａ６９
．計画系分冊Ｐ、１３〜Ｐ、１ｅ）。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、トイレ１１２よシ吸込んだ
臭気の一部は排気用羽根１０７によって室外へ排出でき
るが、大部分は他の部屋よシ吸込んだ室内空気といっし
ょに冷温水コイルで加熱、あるいは冷却されて再び各部
屋へ吐出される。このためトイレの臭気が建物全体に拡
散しておシ、衛生上あるいは快適性に問題があった。ま
た年月を経過するに従って熱交換器１１ｏにトイレ１１
２の臭気がしみつき給気する室外空気へ臭いが移行し、
各部屋へトイレ１１２の臭気を拡散する恐れもあり、熱
交換器１１０の内部で細菌などが繁殖する恐れがあった
。

本発明はこのような問題点を解決するもので、常時発生
汚染空気の発生部分より各部屋への拡散防止と、熱交換
器にトイレの臭いがしみつくのを防止するとともに熱交
換器内の臭気汚染と細菌繁殖の防止ができる換気空調装
置を提供することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、室内側吸込口と
室内側吐出口とを連通ずる循環通路と、上記室内側吸込
口と室外側吐出口とを連通する排気通路と、室外側吸込
口と上記室内側吐出口とを連通ずる給気通路とを区画し
、上記循環通路に送風する送風用羽根とそれを回転する
送風用モータと、上記排気通路と上記給気通路との交差
部に設けた熱交換器と、上記排気通路に送風する排気用
羽根と、上記給気通路に送風する給気用羽根と、それら
を回転する換気用モータと、循環空気および給気空気を
加熱冷却する冷温水コイルとを有する本体と、上記排気
通路の熱交換器入口側と熱交換器出口側とを連通ずる排
気ボックスと、各部屋に設けた吸込口と上記室内側吸込
口とを連通ずるダクトと、各部屋に設けた吐出口と上記
室内側吐出口とを連通ずるダクトと、トイレ天井に設け
たトイレ吸込口と上記排気ボックスとを連通ずるダクト
とを有し、上記排気ボックスは内部に、上記トイレの照
明器の点灯と同時に連動して、上記トイレ吸込口と上記
排気通路の熱交換器出口側とを連通し、消灯と遅延的に
連動して、上記トイレ吸込口と上記排気通路の熱交換器
入口側とを連するダンパを備えた換気空調装置の構成と
したものである。

作　　用 この構成により、トイレを使用していない場合は、ダン
パによってトイレ吸込口と排気通路の熱交換器入口側と
を連通ずることにより、トイレの空気と各部屋の空気は
同様に本体に吸込まれて合流し、その合流した空気の一
部は熱交換器を介して室外へ排気され、大部分は熱交換
器を介して給気した室外空気といっしょに冷温水コイル
で加熱、あるいは冷却されて各部屋に吐出されることに
なり、トイレを含む全室の換気と暖房、あるいは冷房が
可能となる。またトイレ使用時は、照明器の点灯と同時
にダンパが連動し、トイレ吸込口と排気通路の熱交換器
出口側とを連通ずることにより、トイレの空気は熱交換
器を通らず排気用羽根によって直接室外へ排気され、ま
た、各部屋より本体に吸込まれた空気の一部は熱交換器
を介して室外へ排気され、大部分は熱交換器を介して給
気した室外空気といっしょに冷温水コイルで加熱、ある
いは冷却されて各部屋に吐出されることになり、トイレ
を含む全室の換気と暖房、あるいは冷房が可能となる。

また、トイレ使用後に照明器を消灯してもダンパは遅延
的に連動するため、しばらくはトイレ吸込口と排気通路
の熱交換器出口側とを連通ずる位置にあり、トイレの空
気は熱交換器を通らずに直接室外へ排気される。所定時
間が経過するとダンパはトイレ吸込口と排気通路の熱交
換器入口側とを連通ずる位置となシ、トイレの空気は各
部屋の空気と同様の流れ方をすることとなる。

実施例 以下本発明の一実施例を第１図〜第３図にもとづいて説
明する。図において、１は室内側吸込口２と室内側吐出
口３とを連通ずる循環通路４と、室内側吸込口２と室外
側吐出口５−とを連通ずる排気通路６と、室外側吸込ロ
アと室内側吐出口３とを連通ずる給気通路８とを区画し
た本体で、内部に循環通路４に送風する送風用羽根９と
それを回転する送風用モータ１ｏと、排気通路６と給気
通路８との交差部に設けた熱交換器１１と、排気通路６
に送風する排気用羽根１２と、給気通路８に送風する給
気用羽根１３と、それらを回転する換気用モータ１４と
、循環空気および給気空気を加熱冷却する冷温水コイル
１５とを有している。１６は排気ボックスで、排気通路
６の熱交換気入口側１７の本体外かくに設けた吸込口Ｔ
１８と排気通路６の熱交換器出口側１９の本体外かくに
設けた吸込口１１２０とを連通ずるとともに、内部にト
イレ２１に設けた照明器２２の点灯と同時に連動して作
動し、トイレ吸込口２３と熱交換器出口側１９とを連通
し、照明器２２の消灯後所定時間の後に連動して作動し
、トイレ吸込口２３と熱交換器入口側１７とを連通ずる
ダンパ２４を有している。

２６はトイレダクトで、トイレ吸込口２３と排気ボック
ス１６とを連通している。２６は還気ダクトで、各部屋
に設けた吸込口２７と本体１に設けた室内側吸込口２と
を連通している。２８は給気ダクトで、各部屋に設けた
吐出口２９と本体１に設けた室内側吐出口３とを連通し
ている。

上記構成において第１図に示すように排気ボックス１６
に設けたダンパ２４によりトイレ吸込口２３と熱交換器
入口側１７とを連通しておいて、送風用モータ１ｏと換
気用モータ１４を運転すると、トイレ２１の空気は矢印
Ａ→のようにトイレ吸込口２３より吸込まれ、トイレダ
クト２５を通って本体１に吸込まれ、矢印Ｂ−のように
吸込口２７よシ吸込まれた各部屋の空気と本体内で合流
する。そしてその一部は排気用羽根１２により熱、交換
器１１を通って矢印−Ｃのように室外側吐出口６よシ室
外へ排気され、大部分は、給気用羽根１３により矢印Ｄ
・・・−のように室外側吸込ロアより吸込まれ熱交換器
１１を通って給気される室外空気といっしょになって、
冷温水コイル１５により加熱、あるいは冷却されて、給
気ダクト２８を通って各部屋に設けた吐出口２９より矢
印−Ｅのように各部屋に吐出される。

また第２図に示すようにトイレ２１を使用するために照
明器２２を点灯すると、これと同時に排気ボックス１６
に設けたダンパ２４が連動して動き、トイレ吸込口２３
と熱交換器出口側１９とを連通ずるとともに吸込口Ｉを
閉鎖する。このとり、送風用モータ１０と換気用モータ
１４を運転すると、トイレ２１の空気は矢印Ｎ→のよう
にトイレ吸込口２３よシ吸込まれ、トイレダクト２５、
排気ボックス１６を通って排気用羽根１２に吸込まれて
、室外側吐出口６より室外へ排気される。また各部屋の
空気は矢印ｙ→のように吸込口２７より吸込まれ、還気
ダクト２６を通って室内側吸込口２より本体１へ吸込ま
れる。そしてその一部は排気用羽根１２により熱交換器
１１を通ってトイレ２１の空気と合流し、矢印−Ｃ′の
ように室外側吐出口６より室外へ排気され、大部分は、
給気用羽根１３によシ矢印Ｄ′・・・−のように室外側
吸込ロアより吸込まれ熱交換器１１を通って給気される
室外空気といっしょになって、冷温水コイル１６により
加熱、あるいは冷却されて、給気ダクト２８を通って各
部屋に設けた吐出口２９より矢印＝Ｅ′のように各部屋
に吐出される。またトイレ２１を使用した後照明器２２
を消灯すると、排気ボックス１６に設けたダンパ２４は
照明器２２と遅延的に連動するため所定時間はトイレ吸
込口２３と熱交換器出口側１９とを連通ずる位置にあシ
、本換気空調装置はトイレ２１使用時と同様の動作を行
なう。所定時間が経過するとダンパ２４はトイレ吸込口
２３と熱交換器入口側１７とを連通ずる位置へ移動し、
第１図に示す状態となり、トイレ２１の空気は熱交換器
１１を通過せず排気されることになる。

以上のように本実施例によれば、トイレ２１を使用しな
い場合は排気ボックス１６に設けたダンパ２４により、
トイレ吸込口２３と熱交換器入口側１７とを連通ずるこ
とによって、トイレ２１の空気は各部屋の空気といっし
ょに加熱、あるいは冷却されて各部屋に再び吐出され、
各部屋の換気と暖房、あるいは冷房が可能となる。この
場合、トイレ２１の空気は直接各部屋へ吐出されること
になるが、トイレ２１は使用していないので臭気の発生
がなく、各部屋への臭気の拡散といった問題は発生しな
い。またトイレ２１を使用する場合は排気ボックス１６
に設けたダンパ２４によシ、トイレ吸込口２３と熱交換
器出口側１９とを連通ずることによって、トイレ２１の
空気は熱交換器１１を通過せずすべて直接室外へ排気さ
れる。また各部屋の空気はトイレ２１の空気と完全に分
離されて加熱、あるいは冷却されて各部屋に吐出され、
各部屋の換気と暖房、あるいは冷房が可能となる。この
場合、トイレ２１の空気は直接室外へ排気されるため、
トイレ２１の臭気が各部屋へ拡散することはなく、熱交
換器１１への臭気のじみつきが防止でき、熱交換器１１
の内部での細菌の繁殖も防止できる。またトイレ２１使
用後も所定時間はトイレ２１の空気が直接室外へ排気さ
れるため、トイレ２１の臭気は完全に取り除くことが可
能となる。

発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように本発明によれば
、トイレで臭気等が発生しない場合は直接各部屋へ供給
し、トイレで臭気等が発生した場合はトイレの臭気をす
べて直接室外へ排気するため、トイレの臭気等が各部屋
に拡散することが防止でき、熱交換器にトイレの臭いが
しみつくことも防止できるとともに熱交換器内部での細
菌の繁殖も防止できる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による換気空調装置のトイレ
非使用時の側面断面図、第２図は同換気空調装置のトイ
レ使用時の側面断面図、第３図は同換気空調装置の施工
断面図、第４図は従来の換気空調装置の側面断面図、第
５図は同換気空調装置の施工断面図である。 １・−・・・・本体、２・・・・・・室内側吸込口、３
・・・・・・室内側吐出口、４・・・・・・循環通路、
５・・・・・・室外側吐出口、６・・・・・・排気通路
、７・・・・・・室外側吸込口、８・−・・・・給気通
路、９・・・・・・送風用羽根、１０・・・・・・送風
用モータ、１１・・・・・・熱交換器、１２・・・・・
・排気用羽根、１３・・・・−・給気用羽根、１４・・
・・・・換気用モータ、１５・・・・・・冷温水コイル
、１６・・・・・・排気ボックス、１７・・・・・・熱
交換気入口側、１９・・・・・・熱交換器出口側、２１
・・・・・・トイレ、２２・・・・・・照明器、２３・
・・・・・トイレ吸込口、２４・・・・・・ダンパ、２
５・・・・・・トイレダクト、２６・・・・・・還気ダ
クト、２７・・・・・・吸込口、２８・・・・・・給気
ダクト、２９・・・・・・吐出口。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名０６
Ｊ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 室内側吸込口と室内側吐出口とを連通する循環通路と、
   前記室内側吸込口と室外側吐出口とを連通する排気通路
   と、室外側吸込口と前記室内側吐出口とを連通する給気
   通路とを区画し、上記循環通路に送風する送風用羽根と
   それを回転する送風用モータと、上記排気通路と上記給
   気通路との交差部に設けた熱交換器と、上記排気通路に
   送風する排気用羽根と、上記給気通路に送風する給気用
   羽根と、それらを回転する換気用モータと、循環空気お
   よび給気空気を加熱冷却する冷温水コイルとを有する本
   体と、上記排気通路の熱交換器入口側と熱交換器出口側
   とを連通する排気ボックスと、各部屋に設けた吸込口と
   上記室内側吸込口とを連通するダクトと、各部屋に設け
   た吐出口と上記室内側吐出口とを連通するダクトと、ト
   イレ天井に設けたトイレ吸込口と上記排気ボックスとを
   連通するダクトとを有し、上記排気ボックスは内部に、
   上記トイレの照明器の点灯と同時に連動して、上記トイ
   レ吸込口と上記排気通路の熱交換器出口側とを連通し、
   消灯と遅延的に連動して、上記トイレ吸込口と上記排気
   通路の熱交換器入口側とを連通するダンパを備えた換気
   空調装置。