JPS637986A - ペン先の表面処理方法 - Google Patents
ペン先の表面処理方法Info
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- JPS637986A JPS637986A JP15181286A JP15181286A JPS637986A JP S637986 A JPS637986 A JP S637986A JP 15181286 A JP15181286 A JP 15181286A JP 15181286 A JP15181286 A JP 15181286A JP S637986 A JPS637986 A JP S637986A
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Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、筆記具のペン先の表面処理方法に関するもの
である。
である。
筆記具、ことに万年筆のペン先は耐摩耗性が要求される
が、それと同時に、高級感を出すために、その意匠も重
要視される。
が、それと同時に、高級感を出すために、その意匠も重
要視される。
ところで、ペン先に耐lIi!耗性を付与する方法とし
ては、イオンプレーティング法により皮膜を形成するの
が有効であり、既に実用化されている。
ては、イオンプレーティング法により皮膜を形成するの
が有効であり、既に実用化されている。
例えば、全屈チタンを窒素1j囲気でイオンプレーティ
ングし、ペン先に窒化チタンの皮膜を形成させると耐摩
耗性が著しく向上し、ブロンズ色の美しい色調のものが
得られる。従って、意匠的にも好ましいが、ペン先全体
が同一の色調であるために、意匠的にはや\単調であり
、変化に乏しいきらいがある。
ングし、ペン先に窒化チタンの皮膜を形成させると耐摩
耗性が著しく向上し、ブロンズ色の美しい色調のものが
得られる。従って、意匠的にも好ましいが、ペン先全体
が同一の色調であるために、意匠的にはや\単調であり
、変化に乏しいきらいがある。
そこで本発明は、ペン先に耐摩耗性を付与するとともに
意匠的にも変化があって高級感を出すことが可能なペン
先の表面処理方法を提供することを目的とする。
意匠的にも変化があって高級感を出すことが可能なペン
先の表面処理方法を提供することを目的とする。
本発明に係るペン先の表面処理方法は、ペン先の所定部
位にマスキング剤を塗布して乾燥する工程と、ペン先の
全表面にイオンプレーティング法により皮膜を形成する
工程と、このマスキング剤を剥離し、水洗して乾燥する
工程とを含み、ペン先の表面を、その地金の色調と、イ
オンプレーティング法による皮膜の色調に染め分けする
ことを特徴とするものである。
位にマスキング剤を塗布して乾燥する工程と、ペン先の
全表面にイオンプレーティング法により皮膜を形成する
工程と、このマスキング剤を剥離し、水洗して乾燥する
工程とを含み、ペン先の表面を、その地金の色調と、イ
オンプレーティング法による皮膜の色調に染め分けする
ことを特徴とするものである。
即ち、マスキング剤を塗布した部位はペン先の地金の色
調がそのまま残り、他の部位はイオンプレーティング法
により皮膜が形成されるのでその皮膜の色調と地金の色
調とが織り成す模様が変化に富んだ意匠となり、高級感
のあるペン先とすることができる。そして、ペン先の先
端部分は、マスキング剤を塗布しなければイオンプレー
ティング法により皮膜が形成されるので、耐厚耗性も十
分に向上する。
調がそのまま残り、他の部位はイオンプレーティング法
により皮膜が形成されるのでその皮膜の色調と地金の色
調とが織り成す模様が変化に富んだ意匠となり、高級感
のあるペン先とすることができる。そして、ペン先の先
端部分は、マスキング剤を塗布しなければイオンプレー
ティング法により皮膜が形成されるので、耐厚耗性も十
分に向上する。
ここで、マスキング剤は、ペン先との密着性が優れ、!
’!布された塗膜は柔軟性を有し、イオンプレーティン
グ加工後の剥離性が良く、更には、約200℃程度の耐
熱性を有することなどが要求される。f!11布された
塗膜が柔軟性を有さずに硬いときには、イオンプレーテ
ィング加工中に塗膜のふくれや剥離がおこり、異常放電
のノJX因となる。従って1通常のマスキングインキ、
印刷インキ、塗料などのマスキング剤から上記の要求を
満たすものが選ばれる0通常使用されているマスキング
剤は、蒸発乾燥型、焼付乾燥型、二液反応硬化型などに
分類されるが1本発明に使用するには、作業性の点から
蒸発乾燥型が好ましい。具体的には。
’!布された塗膜は柔軟性を有し、イオンプレーティン
グ加工後の剥離性が良く、更には、約200℃程度の耐
熱性を有することなどが要求される。f!11布された
塗膜が柔軟性を有さずに硬いときには、イオンプレーテ
ィング加工中に塗膜のふくれや剥離がおこり、異常放電
のノJX因となる。従って1通常のマスキングインキ、
印刷インキ、塗料などのマスキング剤から上記の要求を
満たすものが選ばれる0通常使用されているマスキング
剤は、蒸発乾燥型、焼付乾燥型、二液反応硬化型などに
分類されるが1本発明に使用するには、作業性の点から
蒸発乾燥型が好ましい。具体的には。
エチレン−酢酸ビニル系のインキを使用するとふくれや
剥離が起らず、良好なマスキング効果を得ることができ
る。更には、これに他の蒸発乾燥型インキを混合すると
イオンプレーティング加工後の剥離性が容易となり、良
好な結果を得ることができる。また、マスキング剤の塗
布方法は、筆による手塗り、シルクスクリーン印刷、パ
ッド印刷などの種々の方法で行うことができる。
剥離が起らず、良好なマスキング効果を得ることができ
る。更には、これに他の蒸発乾燥型インキを混合すると
イオンプレーティング加工後の剥離性が容易となり、良
好な結果を得ることができる。また、マスキング剤の塗
布方法は、筆による手塗り、シルクスクリーン印刷、パ
ッド印刷などの種々の方法で行うことができる。
次に、実施例に基すいて本発明を具体的に説明する。
〔実施例1〕
次の条件で処理した。
ペン先 金合金製万年毎月ペン先
マスキング剤
APレジストインキ 50部
(帝国インキ製造社製)
エバスレン 50部
(大日本インキ化学社製)
ソルベント 70部
塗布方法 筆による手塗り
乾燥 室温18℃の室内に2時間放置イオンプレ
ーティング イオン化電流 70A フローガス N2 真空度 2.OX l’o−’Torr基板
電圧 300v 皮膜成分 Cr2N 色調 灰色 マスキング剤剥離 オーカイトストリッパー(ダイヤフロック社製)中に1
時間浸し、その後水洗して乾燥この結果、マスキング用
塗膜として要求される前述の諸特性を満足する塗膜が得
られ、イオンプレーティング加工後、これを剥離すると
、マスキング剤を塗布した部位はペン先の地金の金色の
色調のままであり、他の部位はCr、、N皮膜の灰色の
色調となり、両色調の織り成す模様がペン先の表面に形
成され、これが斬新な意匠を構成して。
ーティング イオン化電流 70A フローガス N2 真空度 2.OX l’o−’Torr基板
電圧 300v 皮膜成分 Cr2N 色調 灰色 マスキング剤剥離 オーカイトストリッパー(ダイヤフロック社製)中に1
時間浸し、その後水洗して乾燥この結果、マスキング用
塗膜として要求される前述の諸特性を満足する塗膜が得
られ、イオンプレーティング加工後、これを剥離すると
、マスキング剤を塗布した部位はペン先の地金の金色の
色調のままであり、他の部位はCr、、N皮膜の灰色の
色調となり、両色調の織り成す模様がペン先の表面に形
成され、これが斬新な意匠を構成して。
高級感のあるペン先とすることができた。
〔実施例2]
同様に、次の条件で処理した。
ペン先 ステンレス製万年筆用ペン先マスキング剤
APレジストインキ 50部
(帝国インキ製造社11)
ppインキ 50部
(セイコーアドバンス社製)
ソルベント 30部
塗布方法 パッド印刷
乾燥 室温18℃の室内に2時間放置イオンプレ
ーティング イオン化電流 80A フローガス N2 真空度 4.OX l O−’Torr基板
電圧 400v 皮膜成分 TiN 色調 黄ブロンズ色 マスキング剤剥離 オーカイトストリッパー(ダイヤフロック社製)中に1
時間浸し、その後水洗して乾燥この結果、マスキング剤
を塗布した部位はペン先の地金の銀白色の色調のままで
あり、他の部位はTiN皮膜の黄ブロンズ色の色調とな
り、これも変化に富んだ意匠とすることができた。また
。
ーティング イオン化電流 80A フローガス N2 真空度 4.OX l O−’Torr基板
電圧 400v 皮膜成分 TiN 色調 黄ブロンズ色 マスキング剤剥離 オーカイトストリッパー(ダイヤフロック社製)中に1
時間浸し、その後水洗して乾燥この結果、マスキング剤
を塗布した部位はペン先の地金の銀白色の色調のままで
あり、他の部位はTiN皮膜の黄ブロンズ色の色調とな
り、これも変化に富んだ意匠とすることができた。また
。
ペン先の先端部分はマスキング剤を塗布しなかったので
、TiN皮膜が形成され、耐摩耗性が著しく向上した。
、TiN皮膜が形成され、耐摩耗性が著しく向上した。
以上説明したよう1こ1本発明は、ペン先の表面を、そ
の地金の色調と、イオンプレーティング法による皮膜の
色調とに染め分けするようにしたので、ペン先に耐摩耗
性を付与するとともに意匠的にも変化があって高級感を
出すことが可能なペン先の表面処理方法とすることがで
きる。
の地金の色調と、イオンプレーティング法による皮膜の
色調とに染め分けするようにしたので、ペン先に耐摩耗
性を付与するとともに意匠的にも変化があって高級感を
出すことが可能なペン先の表面処理方法とすることがで
きる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ペン先の所定部位にマスキング剤を塗布して乾燥す
る工程と、ペン先の全表面にイオンプレーティング法に
より皮膜を形成する工程と、該マスキング剤を剥離し、
水洗して乾燥する工程とを含み、ペン先の表面を、その
地金の色調と、イオンプレーティング法による皮膜の色
調とに染め分けすることを特徴とするペン先の表面処理
方法。 2、前記マスキング剤は、エチレン−酢酸ビニル系のイ
ンキであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
のペン先の表面処理方法。 3、前記マスキング剤は、エチレン−酢酸ビニル系イン
キと蒸発乾燥型インキとを混合したものであることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載のペン先の表面処理
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15181286A JPS637986A (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | ペン先の表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15181286A JPS637986A (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | ペン先の表面処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS637986A true JPS637986A (ja) | 1988-01-13 |
Family
ID=15526845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15181286A Pending JPS637986A (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | ペン先の表面処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS637986A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58153777A (ja) * | 1982-03-10 | 1983-09-12 | Ulvac Corp | イオンプレ−テイングにより金属表面に模様を形成する方法 |
-
1986
- 1986-06-30 JP JP15181286A patent/JPS637986A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58153777A (ja) * | 1982-03-10 | 1983-09-12 | Ulvac Corp | イオンプレ−テイングにより金属表面に模様を形成する方法 |
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